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FORD GT 特集補足: そして66年 ~ Spark Ford GT Mk-2 Le Mans 1966 #8

・・・ようやく66年のルマンです。

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コロナウイルス、日本でも深刻になって来ていますね。元々インドアホビー野郎な当方は何ともありませんが、外で元気に遊びたい子供達(大人も?)はストレスがたまってしまいそうです。各方面への経済的な打撃も大きいですし、何より生命に関わるというのは重大事態です。当方は少し前に咳喘息で苦しんだので、コロナに感染したらまずいかも知れません。早々に収束して欲しい物ですが・・・せめてインドアで更新出来るブログの方は、楽しくフォードGT特集の補足をお送りして行きたいと思います。色々とフォードGTに関わるクルマたちをご紹介して来ましたが、いよいよ'66年のルマンであります。

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↑鮮やかなイエローのボディにシャープなブラックのストライプ、'66年の8台の中でも、最も華やかなこのカラーリングがアラン・マンレーシングに渡ったというのも面白いです。これはこれでもちろんカッコ良いのですが、英国らしい渋いグリーンとかも見てみたかった気もします。

この年、フォードワークスは大挙8台のMk-2を送り込むという,ある意味アメリカらしい物量作戦を展開します。流石に8台全てをシェルビーアメリカンでマネージメントする事は厳しく、シェルビー・アメリカン3台、NASCARで鳴らしたホール&ムーディーから3台、イギリスのアラン・マンレーシングから2台という布陣でフェラーリに挑む事となったのでした。今回ご紹介するカーナンバー8はアラン・マンレーシングからエントリーした1台で、ジョン・ウイットモア/フランク・ガードナー組がドライブ。カーナンバー7と共にモノコックをスチールからアルミに置き換えた改良型でしたが、スタートから5時間でクラッチトラブルのため早々に姿を消してしまいました。

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↑スパークのGT Mk-2はレジンボディらしいシャープなプロポーションや美しい塗装が魅力。この価格でも8台揃えるのはかなり厳しい・・・他の物は何も買えなくなります。。。

この'66年のフォードワークス8台は、かつての特集でご紹介したようにその全車をイクソが製品化していました。当方も頑張って全車をコレクションしたのですが・・・なんとその後、スパークも8台全車を製品化。ファンとして嬉しい&苦しい悲鳴を上げる事態となりました(笑)。同ブランド標準のレジン製完成品で、シャープなプロポーションと美しい塗装で見応えがあります。イクソの製品と比べると、ドライバー側ドアのループ部にヘルメットを逃げるふくらみがある点は同じですが、ランプ類のテーピング、タイヤのライン色などに差異が見られます。実車が時間帯によって異なるのか、考証の違いなのか・・・興味深い所です。

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↑画像は横組み版の映画チラシ、不要不急の外出がままならない現在、映像ソフトの発売が待ち遠しいです。

●フォードVSフェラーリ 映像ソフト予約開始・・・なのですが。

2回、3回と劇場で観たいと思っていた映画”フォードVSフェラーリ(原題:FORD V FERRARI)”ですが、コロナ騒動ですっかりその機会を失ってしまいました。。。そうこうする内に、少し前から映像ソフトの予約受付が開始になりました。発売予定は5月2日で、予定通りならゴールデンウイーク中に作品を堪能出来そうです。もう、絶対・絶対買いであります!!・・・なのですが、ディスクの基本仕様は4K-UHD仕様か、またはブルーレイとDVDのセットのどちらかなんですよね・・・。当方は4K対応のハードを持っていないのでブルーレイを購入するしかないのですが、以前から理解出来ないのがブルーレイとDVDのセット販売。DVD再生機器しかない場合ブルーレイディスクは宝の持ち腐れだし、ブルーレイを再生出来る環境であればDVDは不要だと思うのですが・・・。個人的には別々にしてその分安くして欲しいというのが正直な所。・・・こうしたセットのメリットって一体なんなんでしょうか???

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FORD GT特集 補足 : FORD GTの原型!? ~スパーク Lola GT Le Mans 1963

いよいよ´66年ルマンのフォードGT Mk-Ⅱをご紹介しようと思ったのですが、フォードGT開発に重要な影響を及ぼしたマシンのご紹介を忘れていました。。。

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あと一歩と言う所でフェラーリ買収に失敗したフォードは、そのフェラーリ打倒をも視野に入れてルマンに挑む事を決定します。しかし、長い間本格的なレーシングマシンを製作したことのなかったフォードは、ツインチューブ式フレーム+モノコックボディという基本構造や、フォードのパワーユニットをミッドシップに搭載している点がフォードGTの構想に近かったローラGTに注目。ローラカーズのエリック・ブロードレイをプロジェクトに招聘してローラGT2台を購入、フォードGT開発の基礎研究に供する事としました(この後ブロードレイは1年半ほどで離脱)。ローラGTを参照しなかったら、フォードGTは11か月という短期間では開発出来なかっただろうと言われています。

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↑コンパクトなアルミモノコックのボディ、そのミッドにフォード289cu.in.V8ユニットを押し込んだ車両パッケージング。水平に近く伸びたルーフと断ち落としたようなテールエンドが魅力的なまとまりを見せています。

このローラGTというマシン、'62~'63年の間に計3台製作された内の1号車(LGT-P)はスチール製モノコック、2号車(LGT-1)及び3号車(LGT-2)はアルミ製モノコックのボディを有し、フォード製289cu.in.(4.7リッタ-)V8エンジンとイタリアコロッティ製ギアボックスを搭載している点は初期のフォードGTに似ています。(3号車は売却された後エンジンをシボレーの6リッターにスイッチ。)ボディスタイリングは個人的にはそれほど後のフォードGT似ているとは思いませんが、ルーフに大きく切れ込んだドアなどはフォードGTに継承されていると言えるでしょうか。これはこれで60年代のレーシングマシンらしい魅力的なデザインだと思います。

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↑スパーク製のモデルは60年代のレーシングマシンの魅惑的な曲線ボディを再現、ガラス類のフィッティングも良く美しい仕上がりです。

モデルはスパークから発売された1/43レジン完成品です。かつてご紹介したポリトーイのMシリーズのモデルはダイキャスト製で特徴的なドアが開閉するなど、往年のミニチュアカーらしい魅力に溢れた1台でしたが、こちらは現代のレジン完成品らしいシャープで精密な仕上がりです。それぞれにスケールモデルとして異なる魅力に溢れていて興味深い所です。フォードGTのヒストリーを辿る上では欠かせないクルマなので、どちらも製品化してくれたことに感謝です。同一スケールで並べるとフォードGTよりもかなりコンパクトなクルマである事が分かります。

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↑過去にご紹介したポリトーイMシリーズのモデルとツーショット。材質や仕上がりは異なりますが、それぞれに魅力があるように思います。

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↑シンプルなプロトタイプのフォードGTと比べても、よりコンパクトなボディで車幅も狭いです。(車体は前端合わせ)

モデルは'63年のルマンにエントリーした2号車(LGT-1)で、短期間の開発でルマンに挑んだ結果、ギア比がサルテサーキットに合わない状態でのレースを強いられ、スタート後15時間でギアボックストラブルのためリタイヤとなりました。売却された3号車以外はフォードが購入して基礎研究に供されたので、その後1号車・2号車はレース等には出場していないのではないかと思われます。軽量コンパクトなアルミモノコックボディのミッドにアメリカンV8を押し込んだ車両パッケージは非常に魅力的なだけに、そのままレースにエントリーを続けていたらどのようなリザルトを残していたか・・・たらればになってしまいますがついつい想像してしまいます。

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FORD GT特集補足:'64年&'65年ルマンのおさらい(新ネタなし)

前回までキャロル・シェルビーとルマンのについて記したので、ここから本題。・・・しかし当方のコレクションに'64と'65の新ネタはありません。。。

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過去の元記事はコチラ

前回、”(出来る範囲で・・・)総力特集!!FORD GT40”をお送りしたのは2012年でしたが、その後もFORD GTの製品は色々と発売になりました。当方も気になる製品は買っていたのですが、その多くは'66以降のマシン。最近になってスパークが'64ルマン仕様のFORD GTを発売しましたが、これはビザール版で発売した物の改良品のようです。・・・という事で残念ながら当方も'64及び'65の新ネタはありません。今回は過去にご紹介したモデルの再掲載で、この2年を簡単におさらいしておこうと思います。(手抜きですいません・・・。

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↑'64年のニューヨークオートショーに出品されたフォードGTプロトタイプ。後の姿とは異なるスリークな美しさもまた魅力的ですが、空力面では問題があり、後のルマンテストデー、本戦と姿を変えてゆく事になります。このプレーンなボディのプロトタイプは、映画フォードVSフェラーリにも登場していました。

'63年、欧州市場への本格的な進出、アメリカにおける実用車メーカーイメージの払拭(と、そのためのマスタング発売)など様々な命題に対し、ヘンリーフォード2世はルマン24時間レースへの挑戦を決意します。まずは手っ取り早い方法として、当時経営難に陥っていたフェラーリを買収することを画策しますが、この計画は契約の締結寸前で破綻してしまいました。その後フォードは打倒フェラーリをも視野に入れ、自社でマシンを開発する事を決定。イギリスにFAV(フォード・アドバンスド・ヴィークルズ)を立ち上げ、ロイ・ランとアストンマーチンで采配を振るったジョン・ワイヤーを中心としてプロジェクトをスタート。11ヶ月という短期間で一応の完成を見、'64年のニューヨークオートショーでの公開に漕ぎ着けました。

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過去の元記事はコチラ

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↑こちらは'64年、ルマンテストデーの姿。ノーズの冷却開口など、既にプロトタイプ時から変化が見られます。

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↑そしてこちらが'64年のルマン本線仕様、カーNo.10、フィル・ヒル/ブルース・マクラーレン組の102号車。より大きなインテークや前後スポイラーなど、更に実戦的な姿となっています。

同'64年、フォードGTは早速ルマンに挑戦しますが、4月のテストデーではエアロダイナミクスやサスペンションのセッティング不足から安定性を欠き、出走した2台共にクラッシュ、記念すべき1号車は実戦デビューする事なく廃車の運命を辿りました。・・・その後改良を加えたフォードGTは11月の本線に3台がエントリー。予選ではその速さの片鱗を見せますが、決勝ではレース半ばまでに全車リタイヤとなってしまいました。結局この年フォードGTは出場したレース全てをリタイヤで終える結果となってしまい、結果としてFAVとジョン・ワイヤーはたった1年でレース運営の主軸から外される事となってしまいました。

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過去の元記事はコチラ

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↑太くなったスペアタイヤに対応し、異様に長くなったノーズや飛行機の垂直尾翼のようなスポイラーなど、短期間で開発されたボディは異形とも言うべき独特の佇まいを見せます。カーナンバー1はブルース・マクラーレンとケン・マイルズがコンビを組んだ106号車。今回お見せしているのは全て過去にご紹介済みのビザール製品。フォードGT初期、不遇の時代をモデル化してくれているのは非常に有難いです。こちらはその独特の姿の再現が難しかったのか、映画には全く登場しませんでした。

翌65年、フォードGT計画の運営は、'64年、デイトナクーペでルマンクラス優勝を果たしたキャロルシェルビーとシェルビー・アメリカンに委ねられる事となりました。この年、エンジンを289にスイッチし、各部の熟成を進めたフォードGTはデイトナ2000キロで1位と3位、セブリング12時間で2位と結果を出し始め、大きな期待と共にルマンへ臨む事となりました。この時フォードは大きな賭けに出ます。エンジンをストックカーなどで活躍していた427(7リッター)にスイッチ、Mk-2として短期間で開発を進め、予選では1位及び3~5位を独占する速さを見せますが、やはり24時間を闘い抜く事は厳しく、この年も全車リタイヤの憂き目に遭ってしまいます。しかし、この経験を基に427ユニットを積んだMk-2は熟成を進め、翌66年に大きな成果を上げる事となったのでした。

FORD GT特集補足: コンストラクター、キャロルシェルビーのルマン。PART2 ~ TMS '64 Shelby Daytona Coupe Le Mans

なかなか本題のフォードGTに入れませんが、もう少しだけシェルビーのルマンについて記したいと思います。

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'63年、純然たるワークス態勢ではないものの、コブラでのルマン初挑戦を総合7位完走で終えたシェルビーは、'64年には新たにデイトナクーペを開発し、ワークス体制でルマンに挑みました。ルマンではコブラに独特なハードトップルーフを装着したものの、エアロダイナミックの面でフェラーリ勢に劣ることが明白となったため、シャシーや289cu.in.(4.7リッター)ウインザーV8エンジンなどのコンポーネントをコブラから継承しつつ、空力特性に優れたクーペボディを構築、64年のデイトナ2000Kmレースでデビューした事からデイトナクーペと呼ばれるようになりました。

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↑オープンボディのコブラでは空力面でライバルのフェラーリとトップスピードに差があったため、弱点を改善してファストバックのクーペボディを纏ったデイトナクーペ。ある種アメリカンらしい迫力に満ちた佇まいです。

ピート・ブロックの手になるボディデザインは、後半にピークのあるルーフラインや大きく盛り上がったリアフェンダーなど力感に溢れ,独特の迫力と魅力が感じられます。デビュー戦のデイトナでは惜しくもリタイヤとなりましたが、セブリング12時間での優勝を経てルマンに挑む事となりました。ダン・ガーニー/ボブ・ボンデュラント組のデイトナクーペは、終盤にオイルクーラーからのオイル漏れというトラブルを抱えつつもGTクラスでは他を圧倒する速さを見せ、クラス1位総合でも4位という好成績でフィニッシュする事となりました。レース後、同じく打倒フェラーリを目標としていたポルシェのチーム監督フシュケ・フォン・ハンシュタインは、フェラーリを倒してくれたことでシェルビーに感謝の言葉を贈ったと言われています。

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↑TSMのモデルは美しい仕上がりで見ごたえがありますが、レジン完成品としてはウインドウ類のフィッティングが非常に良いと思います。

今回ご紹介するのはTSMから多種多様な仕様で発売されたシェルビー・デイトナクーペのレジン完成品からの1台で、'64年ルマンクラス優勝に輝いたCSX2299です。以前GT40特集内でご紹介した京商のモデルは別仕様でしたが、TMSからの発売によって無事ルマン仕様を入手する事が出来ました。要所にエッチングパーツを用いた精密な仕上がりで、ブルーメタリックの塗装も美しく、またこの種のレジン製品としてはウインドウ類のフィッティングが非常に良い点も特筆に値するのではないかと思います。クリアなガラス越しに室内のディテールが良く見えて見応えのある仕上がりとなっています。

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↑この年、ジョン・ワイヤー率いるフォードワークスのGTがルマンに初出場を果たしますが、結果は全車リタイヤ。シェルビーとは対照的な結果となってしまいました。画像奥はビザール製フォードGT'64 ルマン仕様、フィル・ヒル/ブルース・マクラーレン組のカーNo.10(102号車)

こうしてルマン挑戦2年目でシェルビーアメリカンが大きな成果を挙げた一方、この年ルマン初挑戦であったフォードGTは全車リタイヤという厳しい現実に直面したばかりか、その年のエントリー全てをリタイヤで終える事となってしまいました。(詳細は過去記事を参照下さい)結果ジョン・ワイヤーはたった1年でプロジェクトのマネージメントから外されてしまい、翌'65年シーズンからはキャロルシェルビーがその任に就く事となったのでした。そして、その人事を行ったのは誰あろう、ヘンリーフォードⅡ世の腹心であり、映画”フォードVSフェラーリ”ではすっかり悪役にされてしまっていたレオ・ビーブその人だったのでした。シェルビーがフォードGTプロジェクトに抜擢された結果、デイトナコブラの活躍は'65年シーズンで終わる事になってしまったのは、皮肉と言えば皮肉な結果ではありました。

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FORD GT特集補足: コンストラクター、キャロル・シェルビーのルマン。 ~BOX MODEL '63 AC SHELBY COBRA LE MANS

昨年12月に頑張りすぎて、今年1月・2月は息切れ気味であります。。。

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レーシング・ドライバーとしてアストンマーチンにルマン24時間レースで初の総合優勝をもたらし、F1のステアリングをも握ったキャロルシェルビーでしたが、狭心症によりそのキャリアを諦めざるを得なくなりました。引退後はシェルビー・アメリカンを設立し、自身の理想とするスポーツカーのデザイナー・コンストラクターとして腕を振るう事となりました。彼の最初の作品はイギリスのライトウェイトスポーツカー、ACエースにフォードの260cu.in.(4.2リッター)エンジンを押し込んだコブラで、当時コルベットに対抗し得るスポーツカーを持たず(コルベットの対抗としてデビューしたサンダーバードは年を追うごとに大型化・ラグジュアリー化していた)、実用大衆車メーカーというイメージを払拭したがっていたフォード社と利害が一致。フォードはシェルビーアメリカンに対して、都度資金提供や工場用地取得などの便宜を図り、その過程でキャロル・シェルビーとリー・アイアコッカ個人との間にも太いパイプが結ばれていったようです。

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↑'62年に販売を開始し、翌'63年には早くもFIAホモロゲーションを取得、モータースポーツシーンに進出したコブラ。ルマン・ルーフと呼ばれる独特なハードトップを備えた姿が個性的です。

'62モデルイヤーにコブラMk-1を発売した後、キャロルシェルビーは'63年にFIAのホモロゲーションを取得、コブラをモータースポーツの世界へと送り出しました。この年、コブラは早くもルマン24時間レースに参戦していますが、ワークスとしての出走は時期尚早と判断したシェルビーは、車両をACカーズとシェルビーアメリカンのディーラーに委ねます。カーNo.4ディーラープライベートエントリー車は規定前のオイル交換により失格となってしまいますが、ACカーズのエントリーしたカーNo.3は6台のフェラーリに次ぐ総合7位に入賞、初出場にして早くもそのポテンシャルを見せつける結果となったのでした。この年、シェルビーはオープンボディのコブラにルマン・ルーフと呼ばれたセミファストバック風のハードトップを被せてレースに臨み、その姿はロードバージョンとは異なる迫力と魅力を醸し出しているように思います。

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↑ミニカーはACカーズからエントリーしたカーNo.3、イギリス人ドライバーニニアン・サンダーソン/ピーター・ボルトンのドライブで6台のフェラーリに次ぐ総合7位でフィニッシュしたマシン。ボックスモデルのこのパッケージも懐かしい感じがします。

ミニカーはイタリア製ボックスモデルの古い製品で、ACカーズからエントリーしたカーNo.3、ニニアン・サンダーソン、ピーター・ボルトン組のドライブで総合7位に食い込んだマシンです。同じ仕様のモデルはスパークからも発売されていたと思いますが、当方は新製品当時にこのモデルを入手していたのでスパーク製品はスルーしてしまいました(資金がなかったとも言う・・・)。入手してからかなりの年月が過ぎていますが、美しいグリーンメタリックの塗装やデカール類にも劣化が見られず、良好なコンディションを保っています。程々の造り込みもなされており、近年の製品と並べても大きくひけは取らないように思います。購入当時はレースのリザルトなどは知らなかったのですが、美しいボディーカラーに惹かれてこちらのマシンを選んでいました(笑)。

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↑モデルは新製品時にリアルタイムで購入したイタリア、BOXモデル製の古い製品。ボディの塗装劣化やデカールのひび割れなどもなく、良好なコンディションを保っています。

BOXモデルのコブラは同ブランドでは数少ないアメリカ車の製品化でしたが、ルマン以外にも幾つかのレース仕様が存在したほか、ロードバージョンもバリエーションとして展開していました。ワイドボディの427ではなく、ナローボディの260/289系統をプロトタイプとしていた点は、今となっては貴重な事かも知れません。ロードバージョンのモデルはベースとなったACエースと共に、また別の機会にご紹介したいと思います。・・・こうしてコンストラクター・シェルビーのルマン初挑戦は幕を閉じましたが、ストレートでのフェラーリとのトップスピードの差は如何ともしがたく、翌'64年は更にレースに特化したマシンを投入してゆく事になります(次回へ続く)。

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FORD GT特集補足: レーサー、キャロル・シェルビーのルマン。 ~Spark Aston Martin DBR1 Winner Le Mans 1959

更新をサボっていたら2月になってしまいました・・・。

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映画”フォードVSフェラーリ(原題: FORD v FERRARI)”を観て血中フォードGT濃度が上がってしまったので、2012年1月から3月の間、10回に渡ってお送りした”(出来る範囲で)総力特集!!フォードGT40”の補足をお送りしたいと思います。主として特集以降に発売されたフォードGTと、それに関連するクルマのモデルのご紹介となりますが、前述の映画がキャロル・シェルビーとケン・マイルズをストーリーの主体としていた事もあり、血中シェルビー濃度も上がってしまっています(笑)。なのでフォードGTに関わる以前のキャロル・シェルビーとルマンの関係についても簡単に触れておこうと思います。(過去の特集をはじめとするフォードGT40記事は、カテゴリーのフォードGTでソートするとご覧頂けます。)

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↑'56年から'59年までに僅かに5台が製造されたDBR1。4台がファクトリーチームで使用され、モータースポーツにおけるアストンマーチンの黄金時代を築きました。ルマン仕様は後輪をカバーするスパッツや、前輪に深く覆いかぶさるフェンダーなど、独特な姿をしています。

・・・ということで、補足特集の最初に採り上げるのはアストンマーチンDBR1であります。ご存じの方も多いと思いますが、キャロル・シェルビーはコブラをはじめとするスポーツカー、レーシングカーのコンストラクターとなる以前にレーシングドライバーだった事があり、そのキャリアの中でも最も輝かしい戦績がルマン24時間レースの優勝だったのです。その後残念な事に狭心症を患っている事が判明し、レーサーとしてのキャリアを諦めざるを得なくなるのですが、この事がなかったらシェルビーコブラやGT350/500は誕生しなかった訳ですし、彼が関わらなかったらフォードGTプロジェクトがどうなっていたかも分かりません。歴史の綾とも言える数奇な運命と思います。

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↑コチラは過去記事でご紹介済のイクソ製DBR1 '59ルマン優勝車。イクソは'50~'60年代の曲線ボディの表現に優れたモデルが多いと思います。このDBR1も良い仕上がり。

1959年、シェルビーはアストンマーチンのドライバーとしてルマン24時間レースに出場。彼とロイ・サルバドーリのドライブするDBR1が総合優勝、2位にポール・フレール/モーリス・トランティニアン組が入賞し1-2フィニッシュ、アストンマーチンに初のルマン総合優勝をもたらしました。'56年に誕生したDBR1は5台が製作され、内4台がアストンのファクトリーチームで使用されました。この59年にはルマンの他、ニュルブルクリンク、グッドウッドでも勝利してコンストラクターチャンピオンシップをも獲得、モータースポーツにおけるアストンマーチンの黄金期を形成しました。尚、ネットでDBR1を検索すると、日本のサイトで'58年と'59年にルマンで連続優勝という記述が散見されるのですが、前後の文章やドライバーの顔ぶれを勘案すると、これはニュルブルクリンクのリザルトの誤記ではないかと思われます。

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↑スパークのDBR1はレジンらしいシャープな仕上がり。薄板で成型されたウインドウ&トノカバー、リアタイヤを覆うスパッツなどはダイキャスト製モデルとは異なる魅力を感じさせます。

モデルはスパークから発売となった1/43のDBR1で、'59年のルマンでシェルビー/サルバドーリ組のドライブで優勝したマシンです(5台製造された内の第2号車)。同ブランド定番のレジン完成品でプロポーション、フィニッシュ共に良好な仕上がり。同じ仕様のDBR1はキャロル・シェルビー氏が亡くなった際の記事でイクソ製のモデルをご紹介しています。イクソ製モデルも良好な仕上がりですが、エッチング製のワイヤーホイールや薄板の後輪スパッツなど、スパーク製モデルも流石だなと思わせる部分が多々あります。ルマンで2位に入賞したフレール/トランティニアン組のマシン(製造第4号車)も入手したかったのですが、残念ながら予算が確保出来ませんでした・・・(泣)。

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●製品情報、スパークがケン・マイルズ絡みのフォードGTを続々再生産!!
既にミニカーショップさんでも予約受付が開始されていますが、スパークが'66年のセブリング12時間優勝車、デイトナ24時間優勝車、ルマン24時間2位、そしてルマン3位入賞車でパレード走行に加わったロニー・バックナム/ディック・ハッチャーソン組のカーナンバー5と、フォードGTの1/43モデルを続々再生産。当方はルマン仕様の2台は入手済ですが、映画を観てしまった後では・・・デイトナ仕様は絶対欲しくなってしまいます(7,000回転まで上げろ!)。となると、セブリング12時間仕様も並べてケン・マイルズの”幻の耐久レース3冠”を偲びたくなってしまいます。全くもって時宜を得ているというか・・・もう、商売上手だな~。

「ジョン・デロリアン」「フォードVSフェラーリ」観ました。・・・そして!?

昨日、念願の”フォードVSフェラーリ(原題:FORD v FERRARI)”を観てきました。IMAXの高精細・大画面と迫力のサウンドで作品世界にどっぷり浸かりました。一方、昨年の12月14日には”ジョン・デロリアン(原題:DRIVEN)”も無事に観て、最新のクルマ絡み映画二本を堪能しました。

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↑映画ジョン・デロリアンとフォードVSフェラーリのパンフレット。当方にとって、パンフレット購入は映画を劇場でみた証です(笑)。

●ジョン・デロリアン(原題:DRIVEN)

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↑映画チラシの表面と裏面。東京での劇場公開は今の所新宿武蔵野館のみ(公開終了)。

前情報の通りクルマではなく人間ジョン・デロリアンにスポットを当てた作品でした。GMの重役の座をなげうって、自らの理想とするスポーツカーDMC12を創り上げたジョン・Z・デロリアンが、資金繰りに窮してコカインの密売に手を染めて行く過程を描いています(これが歴史的事実なのかは良く分かりませんが・・・)。本作はジョン・デロリアン自身ではなく、どちらかと言えば隣人でコカイン密売の囮捜査でも大きな役割を果たす事になるジム・ホフマンの視点を中心にしている点がユニークだなと思いました。

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↑新宿武蔵野館のロビーには、原寸大デロリアン(?)の顔ハメパネルが出現。遠慮会釈なく撮影させて頂きました…。

一大スターの大競演という事でもないし、派手なカーチェイスがあるわけではないのですが、佳作として楽しむ事が出来ました。日本での公開は劇場数が非常に少なく、東京では新宿武蔵野館のみとなっていました(既に上映終了)。現在上映中の劇場もありますし、今後上映が始まる所もあるようです(詳しくはオフィシャルサイトでどうぞ)。これから更に上映館が増えてくれると良いのですが・・・。


●フォードVSフェラーリ(原題:FORD v FERRARI)

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↑フォードVSフェラーリのチラシ。こちらは表側が縦位置のバージョン。

A・Jベイムの著書、フォードVSフェラーリ(原題:GO LIKE HELL)を書店で偶然手にしてからおよそ8年、遂に映画作品を観る事が出来ました。マイアミバイス、コラテラルなどのマイケル・マンが監督すると言われた時期があり、主演はトムクルーズ&ブラット・ピットと噂された事もありました。紆余曲折の末、A・Jベイムの著書とは別の枠組みでの作品化となったようですが・・・いや~完成までの道のりは長かった。もうね、作品が始まる前、20世紀フォックスのあのオープニングの時点で涙が出そうになりました(笑)。

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↑フォードVSフェラーリチラシの別バージョン。こちらは表側が横組み。最近はチラシが複数作成される事もよくあるので要注意です。

しかし長く待たされた分、作品は文句なしに素晴らしかった。冒頭は「えっ!そこから話を始めるの!!」って感じだったし、予告編でコケにされていた(ように見えた)ヘンリーフォードⅡ世にもちゃんと泣いた理由がありました(笑)。ストーリーをシンプルにするためか、フォードGTプロジェクトの最初からキャロル・シェルビー&ケン・マイルズが開発に携った形になっていたり、気になる点もあるといえばあるのですが、そんな事は消し飛んでしまうくらい、レース映画としても人間ドラマとしても見応えがありました。マット・デイモンのシェルビー役ももちろん素晴らしかったのですが、クリスチャン・ベイルはもう、ベイムの本で読んだマイルズ像そのものという感じでした。CGの使用を極力控え、リアリティを追求したというレースシーンの迫力も大満足。あと何回か映画館で観たいし(出来るだけ大きなスクリーン、高画質・高音質の劇場で観る事をオススメします!)、ソフト化されたら絶対、絶対買います!!




↑レースシーンのメイキング動画、本作ではリアリティを重視し、CGの使用は出来るだけ控えたとの事。250GTOのレプリカを火薬でぶっ飛ばしてます。

●・・・やっぱり、血中フォードGT濃度急上昇!

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これは半ば予想していた事ではありますが、やはりというか久々に血中フォードGT濃度が急上昇、今年最初のブログ特集は何にしようか思案していましたが、映画を観て迷いが消えました(笑)。・・・ということで、次回より2012年に組んだ”(出来る範囲で・・・)総力特集;FORD GT40”の補完版をお送りしたいと思います。フォードのルマン挑戦のストーリーは以前の特集で語りましたので、その後発売になった関連製品を中心にご紹介したいと思います。・・・といっても買い足した製品の数も限られていますし、まとめてご紹介するのは撮影など仕込みが大変・・・。ということで、毎回1台ずつのご紹介を基本としたいと考えています。お暇がありましたらお付き合いくださいませ。

2020年ブログ初め 今年の干支車 ~Fiat 500 Topolino

1/43cu.in. 2020年も安定の三が日を過ぎてからの第1回更新です。

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↑ブルムのFIAT 500A、500Cジャルディニエラと、奥さんに借りたニコラス・ティリーで子年のお祝い。レオ・レオニの絵本、”フレデリック ちょっとかわったねずみのはなし”に登場するフレデリックの友達です。

既に3が日も過ぎてお正月気分もすっかり抜けつつありますが、明けましておめでとうございます。2020年が皆様にとりまして良き1年となります事を心からお祈り申し上げます。・・・という事で、2014年の午年(うまどし)から始めた干支に因んだトイカーのご紹介、自ら泥沼に嵌まり込んだ感もありますが、恒例化してしまったので今年もがんばっていってみたいと思います。。。子年(ねどし)の今回は愛すべきイタリアの小型車、初代フィアット500であります。

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↑独立型のフェンダー、飛び出たヘッドランプなど愛らしいまとまりを見せる初代フィアット500”トポリーノ”。この愛称はイタリア語でハツカネズミやネズミの赤ちゃんを意味するのだそうです。

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↑ヘッドランプがフェンダーに内蔵されて、少し近代化した後期型フィアット500C、のちのフィアット600や2代目フィアット500に繋がるデザインと言えそうです。ワゴン仕様はジャルディニエラと呼ばれます。

初代フィアット500は第二次大戦前の1936年にデビュー、500A・500B・500Cと改良を重ねつつ1955年まで製造されました。イタリア語でハツカネズミやネズミの赤ちゃんを意味するトポリーノの愛称で親しまれましたが、丸みを帯びたボディと独立したヘッドライト、フェンダーが愛らしいA~Bと、ヘッドライトがボディに埋め込まれたCではスタイリングのイメージが大きく異なります。独立式のラダーフレームにタテ置き水冷エンジン、FR駆動方式というコンベンショナルな構成は時代故かと思われます。空冷リアエンジンの2代目、横置きFF水冷&空冷(ツインエア)の3代目と、歴代500は全て駆動方式やエンジンレイアウトが異なっているのが興味深いです。

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↑イタリア ブルム製の初代フィアット500のミニカーは実車のキャラクターに合った愛らしいまとまりを見せます。前期型・後期型それぞれに通常型、ワゴン、パネルバンのバリエーションがありました。・・・当時は安く買えたんですけどね~。

ミニカーはイタリアブルム製のフィアット500Aと500Cジャルディニエラ(ワゴン)の2台。実車のキャラクターもあって愛らしく味わいのある仕上がりです。前期型A(またはB?)と後期型のCそれぞれに通常ボディ、ワゴン、パネルバンがあり、バンには多彩なバリエーションが存在しました。ご紹介の個体はおそらく90年代にリアルタイムで購入したもので、当時の価格は2,800円くらいだったと記憶しています。正真正銘のメイドインイタリーがこの値段で買えた時代、今では考えられない事です。当時はアメリカ車に特化せず、様々な国・時代のクルマのミニカーが買えました・・・。

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↑子年の2020年初アップには、レオ・レオニの絵本”フレデリック ちょっとかわったねずみのはなし”から主人公フレデリックの友達のティリーとニコラスに登場願いました。ぬいぐるみと絵本に登場する姿はちょっと異なるようです。尚、奥さんは主人公のフレデリックは持っていないそうです…。

・・・さて、今年もつつがなく(?)干支に因んだトイカーをご紹介して1年のスタートを切る事が出来ました。最大の難関だった昨年、亥年を力技(無理矢理とも言う)でクリア出来たので、12支もなんとはなしに目処が立ちそうです。来年(もうその話かい!)の丑はイタリアの猛牛、その次の寅は初代ボンドカーにもなった英国のスポーツカー、卯はニッポンの小さなクルマの大きな未来・・・という事で、ブログの検索タグに”干支車(えとしゃ)”を追加しました。興味を持って頂けた方はソートしてご笑覧下さい。これまで午・未・申・酉・戌・亥そして子と7種類をクリア、残りはあと5種類ですが・・・最大の懸念事項は、果たしてそこまでこのブログが存続できるのか!?という事であります。。。

年納め、2019年私的購入品ベスト3 第1位発表! ~Spark '70 Plymouth Hemi Cuda

いやいや、2019年も本当に残すところあと僅かです・・・。

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毎年クリスマス~年末恒例にしているその年の私的購入品ベスト3、2019年の3位と2位はミニの誕生60周年を祝して新旧ミニミニ大作戦劇中車という、アメリカ車ではないクルマがランクインしました。1/43でアメリカ車をアーカイブする事を標榜している当ブログ(本当か?)、1位ぐらいはアメリカ車にしたいところです。という事で、今年の栄えある第1位は・・・う~ん、悩ましいです。つい最近発売になったスピード劇中車のフィッシュボウルバスも捨てがたいし、ホワイトボックスから発売になった'71フォードLTDカントリースクワイアは実車も大好きだし・・・色々迷いましたが、今年はスパークの'70プリマス・ヘミ・クーダに決定と致します!!

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↑マスタングが開拓したポニーカーマーケットにダッジ・チャレンジャーと共に参戦したクーダ、新車時の販売台数の少なさ故、今日における希少性に関してはマスタングやカマロより遥かに高いと言えそうです。

クライスラー製ポニーカーとしてダッジ・チャレンジャーと共に今日でも高い人気を誇るクーダ。1/43でもマッチボックス、アーテル、ロードチャンプス、BOSSモデル(ホワイトメタルキット&完成品)などそれなりに製品化されていますが、ホワイトメタル製でロードバージョンとトランザムレース仕様を製品化したBOSS MODELとロードチャンプスは'70年型、マッチボックスとアーテルは4灯ヘッドランプの'71というラインナップで、この中では個人的にはマッチボック製が好みで、オリジナルな丸2灯ヘッドランプの'70は今一つ決定打に欠ける状況が続いていました。

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↑今年スパークから登場した'70ヘミクーダ。ひとまず1/43では最良の1台と言えそうです。

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↑スパークのチャレンジャーとクーダ、ロードバージョンはどちらもシェイカーフードでのモデル化となりました。

そのような状況が今年、スパークから発売された新製品で遂に打破される事となりました。BOSSモデル同様、ロードバージョンとトランザムレースのAARクーダ仕様がアナウンスされていましたが、ロードバージョンが一足先に発売となりました。Trans-Am仕様はスモールブロックのAARクーダの予定ですが、ロードバージョンはシェイカーフードを備えたHemi Cudaとして製品化、この辺りの作り分けは小回りの効くレジン製品ならではと言えそうです。メッキモールなどの表現にちょっと危なっかしい部分もありますが、シャープなプロポーション、全体的なフィニッシュ、Sassy Grass Greenのボディカラー、そして2灯ライトの'70である事など、個人的には1/43のクーダのモデルとしては最良の製品かと思います。

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↑今年のNo.1ゆえ画像多め(笑)。望遠と言うほどではありませんが、テレ側で撮ってみました。

・・・と、いう事で当ブログらしく2019年私的購入品ベストワンをアメリカ車で締めた所で、本年の更新はこれにて終了とさせて頂きます。今年は例年にも増してサボり癖が加速してしまったと反省する事しきりですが、12月だけはどうにかこうにか4回更新を行って、無事私的ベスト3の発表を終える事が出来ました。お付き合い下さいました皆様、1年間有り難うございました。今年は当方や家族にも色々な事がありましたし、自然災害など日本全国でも色々と大変な事が起こりました。2020年は穏やかな年明けと共に、皆様にとって良き1年となりますように。来年も引き続きよろしくお願い申し上げます。


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年末恒例 2019年私的購入品ベスト3 第2位発表

先週に続き2019年私的購入品ベスト3、今回は第2位のご紹介です。

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先回、第3位としてご紹介したのはアメリカ車ではなく、リメイク版”ミニミニ大作戦(原題:THE ITALIAN JOB)”のBMW製ミニクーパー&ミニクーパーSの劇中車仕様(グリーンライト製)でした。グリーンライトはミニの誕生60周年にあたる今年、新旧ミニミニ大作戦劇中車の1/43モデルを発売するという粋な計らいをしてくれました。しかも、2019年はオリジナル版映画の製作・公開50周年でもあるという、ダブルでおめでたい年なのです。・・・という事で、今年の第2位は'69年製作のオリジナル版”ミニミニ大作戦(原題:THE ITALIAN JOB)”から主役となるミニクーパー3台であります。という事で今回もアメリカ車ではないのですが、ミニの誕生60周年のお祝いも兼ねているのでご容赦頂きたく(笑)。なお、映画ミニミニ大作戦に関してはちょうど10年前、ミニの50周年時に4回にわたって特集しました。コチラコチラコチラコチラでご覧頂けます。

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↑劇中トリノ市街を大爆走したのは'67年型オースチン・ミニ・クーパーS 1275 Mk-1。ひげ付きのラジエターグリル、オーバーライダー付きのバンパーなど、よりクラシカルな出で立ちが魅力です。


オリジナル版で主演のマイケル・ケインらに伍して大活躍したのは、ユニオンジャックに合わせたレッド・ブルー・ホワイト3台の’67年型オースチン版ミニクーパーS 1275 Mk-1でした。ルーフまで同色のモノカラーのボディに、ミニライトホイール、3連の補助灯、ボンネッットストラップ(英国流にあえてボンネットと書きます/笑)などで武装、3台連なって疾走する様はカッコ良くもあり、可愛くもあり、歴史的名車、ミニをベースとしたホットバージョンのクーパーS仕様ならではのキャラクター性と言えそうです。劇中では階段を駆け下りたり(決して駆け上がる事はない)、川を渡ったり、下水管の中を走り抜けたりと大活躍しますが、ラスト近くのアルプス山中で・・・。続きが気になる方はぜひ作品をご覧下さい。

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↑コーギー、バンガードに続き1/43で発売になった1/43のミニミニ大作戦劇中車。オーバーフェンダー付の金型を使用した点が残念ですが、それ以外は劇中車ディテールの再現度が非常に高いです。

モデルは先述の通り03年のリメイク版BMWミニクーパーと同じグリーンライト1/43劇中車シリーズの製品。基本的な金型はイクソ系の物ではないかと思われます(確証はありません)。特徴的なエンジンフードストラップは印刷による表現、3つの補助灯が付加され、ランプレンズにはメッシュのガードも印刷で再現されています。足元はもちろんミニライトホイールで決まり。グリーンライト製の劇中車ミニカーは全般に細部の考証・再現度が高いですが、このモデルで唯一残念なのは、オーバーフェンダー付きボディの金型が使用されている点。実際の劇中車はオーバーフェンダーなしのシンプルな姿であり、イクソ系にはオーバーフェンダーレスの金型もあるのですが、この金型のチョイスには何らかの事情があるのでしょう。

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↑先回ご紹介したリメイク版同様、ボックスアートで雰囲気を盛り上げているのもこのシリーズの魅力。50TH ANNIVERSARY THE ITALIAN JOBの表記がある通り、2019年はミニの誕生60周年であると同時に映画ミニミニ大作戦の50周年でもあるのです。

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↑遂に1/43で揃う事になった新旧ミニミニ大作戦仕様のミニクーパーたち。当ブログの狭い撮影ブースにも、どうにか6台収まりました(笑)。

1/43でのオリジナル版ミニミニ大作戦劇中車仕様は、過去にコーギーとバンガーズブランドで別金型で製品化されていましたが、コーギー版はどちらかというとクラシカルな味わいを大事にしたモデル、バンガーズ版はより現代的な仕上がりの製品でした。今回のグリーンライト版もそれらと甲乙付けがたい仕上がりですが、特筆すべきはオリジナル・リメイク版の両方を製品化してくれた事だと思います。これまでリメイク版劇中車の1/43モデルは存在しなかったと思われるので、同一縮尺で双方を並べて楽しむ事が出来るようになったのは非常に嬉しい事です。・・・GL製1/43モデルは今日の水準からすると比較的安価ではあるのですが、それでも6台まとめて発売になった時には資金繰りが大変でした(汗)。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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