FC2ブログ

1/43cu.in.

1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

'71~'73 マスタング特集 & スクリーンを駆け抜けたクルマ達、”エレナー”in バニシング in 60

飛び飛びでここまで引っ張ってしまった'71~'73マスタング特集、やっぱり”彼女”について語らない訳には行きません。

      GONE_IN_60SECONDS_001.jpg
↑公開当時のパンフレットの表紙から。このイラストは日本独自の物と思いますが、今見てもワクワクします。

・・・と言うことで、そろそろ締めないと来年にまたがってしまいそうなので、最後にビッグマスタングが大活躍する怪作、”バニシングin60(原題:Gone in 60 Seconds)”で特集を終わらせたいと思います。H・Bハリッキーが自らの企画をハリウッドに持ち込んだ所全く相手にされず、それなら自分で・・・と一念発起、私費や仲間からの援助で150万ドルを掻き集め、各方面へのコネを活用しまくり、原案・製作・脚本・監督・主演・スタント監修・スタントドライバーと1人7役(当時の日本版劇場パンフレットより)をこなして完成させた、インディーズ・カーチェイスムービーの金字塔です。低予算での製作ながら全米での興行収入4,000万ドルを叩き出し、日本でもスマッシュヒットとなったのでした。ハリッキー氏はその後第2作である”ジャンクマン(原題:THE JUNKMAN)やこれら2作と未使用部位を再編集し、1部を追加撮影して製作した”バニシングin60デッドライン(原題:DEADLINE AUTOTHEFT)”を完成させますが、'89年、バニシングin60の正統な続編の撮影中、セットとして組まれた鉄塔が予定よりも早く倒壊するという事故により他界、作品は未完のままブルーレイソフトなどで撮影済のシーンだけが観られるという状況となっています。

GL_ELEANOR_01.jpg

GL_ELEANOR_02.jpg
↑エレナー(作品公開当時の字幕や吹き替えを尊重してます)は劇中では’73年型という事になっていますが、実際には'71年型を’73風に改造したと言われています。そのため本来の’73型とは外観的に異なる点がある他、スクープなしのフードに2トーンのボディカラーもフォードの純正仕様には存在しない物です。ハリッキー氏がなぜエレノアをこのような仕様にしたのかは謎ですね・・・。

メイドリアン・ペースは保険会社の盗難車調査を請け負うチェイス・リサーチ社の調査員、しかしその表向きと実体は全く逆で、高級車を専門に狙う窃盗団のボスであった。中南米のディーラーから短期間で48台の高級車を揃えるという大仕事を依頼された彼は、表の仕事で社長に祭り上げているユージン・チェイスのハネムーンを延期させ、仲間と共に仕事に取り掛かる。盗む車に女性の名前でコードネームを割り振り、フェラーリやランボルギーニなどのスーパースポーツカーや複数台のリムジン、カスタムカー、大型トラクターヘッド、果ては有名なレーサー、パーネリー・ジョーンズ(本人が作品に出演)の競技用フォード・オーリー・ブロンコまで鮮やかに盗み出した彼らだったが、たった1台、コードネーム”エレナー”と名付けられた黄色い'73年型ムスタングだけが彼らを手こずらせた・・・。”エレノア”がインターナショナルタワーに入って行くのを見たペースは、仕事の仕上げとしてその1台を盗もうとするのだが、別途盗んだキャデラックから発見されたヘロインの取り扱いで対立していたユージンに密告され、現地には2人の刑事が張り込んでいたのだった・・・。

GL_ELEANOR_03.jpg

GL_ELEANOR_04.jpg
↑グリーンライトから発売された1/43エレナーは当方には待望の製品化でした。最近になって再生産・再販もされていましたが、上述した劇中車の特徴を正しく再現しています。若干、劇中仕様と異なる点も見受けられますが、非常にマニアックな製品と言えると思います。

・・・と、ここからは映画史上でも稀に見る40分以上に渡るカーチェイスに突入するのですが、正直、大技も少なく少々ダレた感もあるものの、やはりその長大なカーチェイスはあまたの他作品とは異なる本作の大きな特色と言えると思います。しかもそのカーチェイスの最初から最後まで、主人公はクルマを乗り換える事無く1台のマスタングで延々と逃走する設定となっており、満身創痍でなお爆走し続けるエレナー=ムスタングは、本作をリアルタイムに映画館で観た、クルマ大好き少年だった当方に強烈なインパクトを与えたのでした・・・。(その後バニシングin60ごっこで何台のマッチボックス製マスタングをボロボロにしたことか/笑)。更に言うなら、インターナショナルタワーの張り込みから追跡を開始したアンダーカバーカー、ワンベイカー・イレブンことゴールドの’71マーキュリー・モンテゴも最後までエレノアを追跡し続けます。激しいカーアクションの一方、随所にコミカルなシーンも挿入され、当時映画館では随所で爆笑が起こっていた事を記憶しています。当方のアメリカ車好きは子供の頃に観た映画のカーチェイスシーンの影響による所大なのですが、その中でもブリットとバニシングin60は最も大きく影響を受けた大好きな作品なのであります。

GONE_IN_60SECONDS_02.jpg
↑60セカンズのDVDが発売された際、同時期に発売となったバニシングIN60のDVD、そしてその後発売になった他のハリッキー作品をセットにしたBORN TO RUNボックス。先に発売になったバニシング~を一緒に収められるようにした優れものでした。

GONE_IN_60SECONDS_03.jpg
↑その後発売されたDVD/ブルーレイ単品及びハリッキー3作品+バニシングIN60 Ⅱの撮影済シーンを収めたトリロジーコンプリートBOXには2種類の日本語吹き替えが収録されており、中尾彬氏がH・Bハリッキー役を務めたTV放映版はサウンドトラック、効果音がオリジナルの状態で収録されています。トリロジーBOXでは、同じように、ささきいさお氏がハリッキー役を演じたTV吹き替え版のみ、オリジナルサウンドトラックと効果音を楽しむ事が出来ます。

大好きな本作ですが、映画公開後にVHSソフトは発売されたものの、その後は長年DVDやブルーレイソフト化には恵まれませんでした。状況が変化したのは2000年代に入って、本作にインスパイアされたとされる”60セカンズ(原題:Gone in 60 Seconds)”が製作されてからの事でした。同作のDVD発売時に元祖バニシングin60もDVDソフト化!・・・しかしながらインディーズムービーの悲しさ、使用している楽曲の版権を押さえておかなかったため(と言われている)、サウンドトラックが全面的に差し替えられてしまい、5.1チャンネルサラウンド化のためか、クルマのエンジン音やポリスカーのサイレンの音などの効果音をも変えられてしまい、オリジナルを知る人間には違和感ありまくり・・・。その後BORN TO RUNというハリッキーの他の3作品、ジャンクマン、デッドライン、そして未完のバニシングin60 Ⅱを集めたボックスセットが発売された際もそれらの作品の状況は変わらずだったのですが、近年発売されたDVD、ブルーレイ(単品とやはり4作品を集めたトリロジーコンプリートBOX)では、中尾彬氏がハリッキーの声を当てた日本語吹き替え版が収録されており、それのみ当時のサウンドトラックと効果音で楽しむ事が可能になりました。当方は英語版のオリジナル音声を収めたレンタル落ちのセルVHSと、TVを録画した吹き替えVHSをいまだに保有しています。DVD/ブルーレイでは差し替えられてしまったラストシーンと共に、いつの日か美しい映像とオリジナルサウンドでこの作品を楽しむ事ができる日は来るのでしょうか・・・って、ダメだ、この作品は好き過ぎてとても1回では語りつくせない・・・という事で次回に続きます。。。
スポンサーサイト



スクリーンを駆け抜けたクルマ達 フォード vs フェラーリ,ジョン・デロリアン 年末年始クルマ映画2題

毎回月頭に同じような事を言ってますが、あっという間に10月ですよ・・・。

年末年始クルマ映画01
↑ポンティアックでGTOやグランプリを誕生させ、独立して自らの理想とするスポーツカーDMC-12を創り上げたジョン・Z・デロリアン氏。それが映画になるとは・・・。歴史的事実も含め、タッカーとの近似性を感じます。
 
 
●フォード vs フェラーリ(原題:Ford v. Ferrari) 日本公開サイト立ち上げ+予告編第2弾公開!


https://youtu.be/uOvwe25iCP4

さて、当方個人的に期待値MAXのフォードvsフェラーリ、長らく予告編だけの公開に留まっていましたが、少し前に日本公式サイトも立ち上げられたようです。現状ではまだまだ情報が少ないですが、公開が近づくにつれて内容が厚くなってゆく事を期待したいです。そして予告編第2弾!、1本目とは異なるシーンを色々と垣間見る事が出来ます。エンツォ・フェラーリとおぼしき登場人物や、P4の美麗な姿もよりはっきりと・・・。この作品を観てしまったら、当方の血中GT40濃度がまたしても急上昇してしまうかも知れません・・・。
日本公式サイトはコチラ。→http://www.foxmovies-jp.com/fordvsferrari/

 
 
●ジョン・デロリアン(原題:Driven) 日本公開2019年12月7日+日本版予告編!


https://youtu.be/L_3vvQbAT78

一方、コチラの作品は当方的には全くのダークホースだったのですが、バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズのタイムマシンとしてお馴染みのデロリアンDMC-12に関連する映画がフォードvsフェラーリに先立って今年12月7日に公開となるようです。デロリアンDMC-12とジョン・Z・デロリアン氏については当方も過去記事でご紹介した事があるのですが、今回の映画はクルマであるDMC-12よりは、人間としてのジョン・Z・デロリアン氏に焦点を当てた作品のようです。そういう意味では派手なカーチェイスなどは期待出来ないでしょうが、先頃ようやく映像ソフトが発売になったタッカーと似ているのかも・・・。それはそれで興味深いです。

Spark_FORD_GT_1015_01.jpg
↑遠い昔、当ブログでフォードGTの特集をした以降も、新たなモデルが色々と発売になっています。来年映画を観てしまったら、それらの補完特集を組むかも知れません・・・。

映画の公開が待ち遠しいですが、このペースだと年末年始なんてあっという間かも・・・。作品を観てしまったら,次は「映像ソフト化熱烈希望!!」って、なってしまうんだろうなあ・・・。

追悼:俳優 ピーター・フォンダさん死去 スクリーンを駆け抜けたクルマ達 イージーライダー&ダーティ・メリー クレイジー・ラリー

先の台風15号では、当方の住む神奈川県でも強風が吹き荒れ眠れぬ夜を過ごしました。関東では特に千葉県の被害が甚大で、電気・水道などライフラインの復旧がようやくという状況。家屋の修復など、1日も早い全面復旧をお祈り致します。

Easy_Rider_01.jpg
↑当方がイージーライダーを初めてちゃんと観たのは、このブルーレイソフトを買ってからでした・・・。対するダーティ・メリー クレイジー・ラリーはTV放送がお初。その後VHS, DVD, ブルーレイと何度ソフトを買い直した事か・・・。

当方が亀更新の体たらくの内に月日が流れてしまいましたが、去る8月16日、米俳優のピーター・フォンダさんが肺がんに伴う呼吸不全のためロサンゼルスの自宅で死去されたとの事です。享年79歳、ご冥福をお祈りしたいと思います。ピーター・フォンダさんと言えば真っ先に脳裏に浮かぶのは、やっぱり”イージー・ライダー(原題:Easy Rider)”と言う事になるでしょうか。自ら製作に携わり、共演のデニス・ホッパーさんが監督し、2人で脚本にも関わったアメリカン・ニューシネマの代表的な作品です。広大なアメリカの風景、カスタムハーレー、長髪、ヒッピー、ドラッグ、挿入される楽曲・・・作品からは'70年代の空気が感じられます。ニュースの後、しばらくの間はステッペン・ウルフのボーン・トゥ・ザ・ワイルドやザ・バンドのザ・ウェイトなど作品に関連する楽曲がFMでも頻繁に掛かっていました・・・。

Easy_Rider_02.jpg

Easy_Rider_03.jpg
↑劇中、ピーター・フォンダさんが演じたワイアットのキャプテンアメリカ。日本ではディアゴスティーニから発売された書店系アイテム、”ハーレー・ダビットソン プレミアムコレクション”を10種類集めると貰えた特典品でした。実車のレプリカが飾られているミュージアムのジオラマ風台座付きなのですが、引っ越しのバタバタでどこかに紛れたままです。。。

映画イージーライダーに登場した2台のカスタムハーレーは、レプリカが製作されてミルウォーキーにあるハーレーダビットソン・ミュージアムに展示されています。この劇中バイクは過去にモデル化されたことがあり、当方も入手しています。それはディアゴスティーニの書店系パートワークで、10台の1/24ハーレーダビットソンのモデルを集めると特典として映画の劇中車2台が貰えると言う物でした。過去に当ブログでご紹介した、こちらもアメリカン・ニューシネマの隠れた名作である”グライド・イン・ブルー(原題:ElectraGlide IN BLUE)”の絡みで、白バイでお馴染みのエレクトラグライドを入手したのがきっかけですが、比較的少数で特典品が手に入るので頑張ってしまったのでした。(ネットで調べるとフランクリンミントの1/10モデルというのも存在するようです。)

Easy_Rider_04.jpg

Easy_Rider_05.jpg
↑こちらは映画の監督も務めたデニス・ホッパーさんの演じたビリーのビリーバイク。2台のモデルは1/24スケール、プラメッキバリバリの典型的な書店系アイテムですが、劇中仕様の特別感は感じられます。2台の年式は諸説ありますが、モデルのケースの表記に合わせました。

・・・ピーター・フォンダさんの代表作と言えば上記のようにイージー・ライダーと思うのですが、2輪よりも4輪が好きな当方は彼から連想するのは”ダーティ・メリー クレイジー・ラリー(原題:DIRTY MARY CRAZY LARRY)”の方なのであります。こちらも過去にDVDコレクターズエディションの発売を祝って記事をアップしたことがありますが、その後フルHDブルーレイも発売されましたし、この作品はどれだけ映像ソフトを買い直したことやら・・・劇中疾走するライムグリーン(かつてはTV放送の色調が黄ばんでいてイエローのボディだと思っていた)の'69チャージャーのカッコ良さは子供の頃に深く心に刻み込まれました。ブリットの'68、ワイルドスピードの'70といい、チャージャーは映画のダークヒーローを最高にクールに演じる名バイプレーヤーだと思います。

JL_69_Charger_01.jpg

JL_69_Charger_02.jpg

         JL_69_Charger_03.jpg
↑こちらはジョニーライトニングから発売されているダーティ・メリー クレイジー・ラリー劇中車仕様の/64 '69チャージャー。実車のカラーに合わせたパッケージがカッコ良すぎでブリバリ出来ません。。。同様のモデルはグリーンライトからも発売されているらしいのですが、ネットで見る限りパッケージには作品名等は見当たらないようです。個人的には1/43モデルを熱烈希望。

ダーティ・メリー~の劇中車は、残念ながら1/43では製品化されていないと思われるのですが、オートワールドの1/18モデルやジョニーライトニングの1/64モデルなどが存在します。当方は大きなモデルは保管場所がないので買っていませんが、JLの1/64は入手しました。実は1/64のモデルはグリーンライトにもある(らしい)のですが、版権絡みかパッケージには映画の作品名等は一切表示されていません。この状況からするとGLの1/43劇中車シリーズでの発売も難しいかも知れませんが・・・なりすまし劇中車で映画仕様のパッケージ無しでも構わないから発売して欲しい所です・・・。

スクリーンを駆け抜けたクルマ達 ~タッカー・恐怖の報酬・フォードvsフェラーリ クルマ絡み映画ネタ3題

どうもF1の放送があるとブログをサボり気味です(笑)。中々'71~'73マスタング特集が先に進みませんが、今回は気になるクルマ絡み映画のネタを3つお送りしたいと思います。1つはめでたくDVD/ブルーレイソフト化が叶った作品、もう一つはめでたくDVD/ブルーレイ化が決定した作品、そして最後はめでたく映画が完成、日本公開も決定した作品のご紹介です。どれも個人的には心待ちにしていたものばかりです。

●祝!タッカーDVD/ブルーレイソフト発売


https://youtu.be/ty93RYkzYQQ

1本目は”タッカー(原題:TUCKER THE MAN AND HIS DREAM)”、過去にコチラの記事でDVD/ブルーレイソフト化されていないことを嘆いていたのですが、この度めでたく発売となりました。作品のあらましやクルマとしてタッカーご紹介は過去記事に譲るとして、今回はソフトの内容を簡単にご紹介。入手したのは4Kレストア版 初回限定オリジナル・アウターケース仕様のブルーレイディスク。多数の映像特典と共に日本テレビ・金曜ロードショー放送字の日本語吹き替えが収録されている(1部英語音声+字幕)のが個人的にはポイント高いです。画質はレンタル落ちのVHSとは比較にならない鮮明さ。お値段はちょっと高めですがようやく日本版発売、やっぱり嬉しいです。

Tucker_01.jpg
↑中古で入手したレンタル落ちのVHSと遂に発売なったブルーレイ、そしてソリドの1/43モデル。


●祝!!恐怖の報酬 完全版DVD/ブルーレイソフト発売


https://youtu.be/LuONMSE0mJM

続いては昨年末から日本でもリバイバル上映され(4Kリマスター完全版の新規上映とも言える)、ごく1部ですが7月から上映される映画館もあるという異例のロングランとなっている”恐怖の報酬(原題:SORCERER)”。当方も大興奮で映画館に足を運んだ様子をコチラコチラでご紹介したのですが・・・遂に、遂にDVD/ブルーレイ化が決定!!♪♪。ネット通販等で予約受付も開始されています。英語音声・日本語字幕のみの”完全版”と、(ブルーレイのみ?)TV版吹き替え(1部英語音声+字幕)+特典ディスクを含む”完全版《最終盤》”の2種があり、1部販売では更に独自特典を付加したバージョンもあるのですが、お値段が一気に通常版の倍近く~倍以上になってしまうのが苦しい所。監督のウィリアム・フリードキンが自身の最高傑作と言い切る本作、当方は頑張って”最終盤”を予約しました。

恐怖の報酬01
↑初回、短縮版で日本公開された際のパンフレットと4Kリマスター完全版で公開された今回のパンフレット。短縮版で公開された当時の英題はWAGES OF FEAR で、これはアンリ=ジュルジュ・クルーソー監督のオリジナル作品の英題THE WAGES OF FEAR から取っていると思われます。(フランス語原題はLE SALAIRE DE LA PEUR)


●祝!!!フォードvsフェラーリ 映画完成&日本公開決定


https://youtu.be/4rcKCkcp5gE

さて、最後にご紹介するのは個人的に作品の完成を心待ちにしていた”フォードvsフェラーリ(原題:Ford v. Ferrari)”。元々は過去にコチラ(なんと2011年末ですよ!)でご紹介したA・J・ベイムの著書”フォードvsフェラーリ 伝説のルマン”を基に、マイアミバイスのTVシリーズプロデュースなどで知られるマイケル・マン監督/ブラット・ピット主演での映画化という話があったのですが、そちらは諸々の事情でスタックしてしまい、本作はそれとは別枠のようです。(原題がvsでなくv.となっているのはその辺りの事情があるのかも!?)しかし主題は'66年のルマンであり、レーサー ケン・マイルズとキャロル・シェルビーの友情を軸に描かれるというのですから期待大。日本では来年1月公開予定との事で、日本版予告編の動画が公開されました。先述のベイムの著書で書かれたマイルズ像と、予告編で観るクリスチャン・ベイルは個人的にはイメージバッチリ。キャロル/シェルビーはボーンシリーズなどでお馴染みのマット・デイモン、レースシーンも迫力満点だしあと半年も待てない!!・・・そうそう、やや誇張気味に表現されたヘンリー・フォード2世像も楽しそうなのですが、予告編ラストのネタ扱いぶりは問題ないんでしょうか(笑)。

Spark_FORD_GT_1015_01.jpg

Spark_FORD_GT_1015_02.jpg
↑スパークからも発売となったフォードGT Mk2, ケン・マイルズ/デニス/ハルム組の1015車。本来'66年ルマン24時間レースの栄冠は彼らのものでした。このモデルを含むスパークのGT40はいずれじっくりご紹介したいと思います。

画質改善!? 激走!5000キロ ”復刻シネマライブラリー”

嬉しいような、ちょっと悔しいような・・・。

劇走!5000キロ_1901

-とある日の、勤め先での休み時間の会話-
Ponys41 「いや~、しかしフェラーリの鷹がHDリマスターDVD/ブルーレイで発売になるなんて凄い時代になったもんだ。」
同僚 I 君 「後は激走!5000キロが正規のDVD/ブルーレイで出てくれればね~。」
Pony 「DVDオンデマンドで出てるけど、画面サイズも4:3だし、VHSの映像をDVD-Rに焼いたような仕様だからね。」
I 君 (ネットを見ながら・・・) 「これ見ると画像サイズは16:9みたいですよ・・・。」
Pony 「え゛っ・・・(絶句)。」


劇走!5000キロ_1903

劇走!5000キロ_1904
↑新版と旧版でジャケットは殆ど一緒ですが、裏面の画面サイズは確かに4:3から16:9に変わっています。

・・・という事で、帰宅して確認してみると発売は以前当方がご紹介したのと同じTUTAYAさんの「復刻シネマライブラリー」シリーズながら、いつの間にやら画像サイズが4:3から16:9に改められています。DVD DOWNLOAD形式での受注生産販売となり、媒体はDVD-Rなのも同じようです。受注生産(一部ブラジルの河の名前に似た所などでも販売されています)ゆえ価格は高めなのですが、大好きな作品だけにこれはもうマストバイであります。届いたディスクを再生すると確かに画面サイズは16:9だし、画質もHDリマスターのブルーレイ程ではありませんが、以前の製品に比べると確かに向上しているようです。嬉しい・・・けれど、旧製品をほぼ同じ価格で購入していた当方はちょっぴり複雑な気分です。

ラスト・ラン_001
↑以前から所有していたVHSとジャケのデザインがほぼ一緒、当時のパンフレットに近いです。

さて、この復刻シネマライブラリーにはカーチェイスムービー好きの当方が気になる作品が他にも色々・・・。購入済みの物としては”ラスト・ラン 殺しの一匹狼(原題:THE LAST RUN)”があり、ジョージ・C・スコット主演の'71年作品で、ヨーロッパを舞台として引退生活から復帰したゲッタウェイ・ドライバーの姿を描いています。主人公の駆るBMW503と追手のジャガーXJ6による山岳路での渋いカーチェイスが見所。この作品も長年DVD/ブルーレイ化に恵まれず、当方は中古のVHSソフトを所有していた物です。主人公と、彼が愛情を注いだBMW503のシンクロが深い余韻を残す名作と思います。こちらは発売当初から16:9サイズでした。

他に未購入ながら気になっている作品もあるのですが、何分若干お値段高めなのでなかなか手が出ません。ここで覚え書き的に列記しておきたいと思います。

・フリービーとビーン/大乱戦(原題:Freebie and the BEAN)
ローワン・アトキンソンのミスタービーンとは何の関係もありません(笑)。リチャード・ラッシュ監督、アラン・アーキン、ジェームズ・カーン主演の刑事ものです。(74年製作)コメディタッチの作品ですが、当時としては割りと派手目なカーチェイス&バイクチェイスがあります。こちらは現状VHSのみの所有。。。


↑本作のカーチェイスシーンの1部をどうぞ・・・。'71~'72のフォードフルサイズ、カッコ良くて好きです。

・爆走トラック'76(原題:WHITE LINE FEVER)
ジョナサン・カプラン監督、主演ジャン・マイケル・ビンセント'75年作品。昔観た記憶があるのですが、主演以外記憶がない・・・イマイチ購入に踏み切れていないのですが、トラックドライバーが権力に挑む的な所はコンボイやハイローリングなどと共通する物があります。観てみたいです。

尚、この復刻シネマライブラリー、一部メーカーの旧いDVDレコーダーやパソコンでは視聴できない事もあるそうです。購入を考えておられる方はご注意・ご確認のほどを・・・。

劇走!5000キロ_1902
↑画像は過去記事の使いまわしです。(手抜きですみません。。。)

観て来ました! スクリーンを駆け抜けたクルマ達 フェラーリの鷹

いや~、これは嬉しかったです。

フェラーリの鷹_2019_01

先に別記事でお知らせした”フェラーリの鷹(原題:Poliziotto Sprint 英題:HIGH WAY RACER)”のHDリマスター版再上映、去る1月4日金曜日に無事に観る事が出来ました。関東圏では新宿武蔵野館単館で午前中10:00から1回のみの上映とあって、当日は正月休みボケの中、朝6時起きで頑張りました。。。観客数が多いのか少ないのか、全く予測出来ませんでしたが、当方が想像していたよりは多くの来場があったように思います。先の恐怖の報酬もそうですが、この作品を劇場のスクリーンで観られるとは・・・感動です。

フェラーリの鷹_2019_03
↑新宿武蔵野館に掲出されたポスター。これが2019年の出来事とは・・・にわかには信じ難いです。

リマスターされた映像はやはりそれなりに綺麗でしたが、音は余り良くなかったかな・・・。(元が旧い映画なので致し方ない部分もあるでしょう。) 今回の上映で特筆すべきだったのは言語。リアルタイムではTVは日本語吹き替えで観ていましたし、VHSソフトは英語だったのですが、やはりイタリアを舞台にしたイタリア映画は母国語がしっくり来るのかも・・・。VHSの英語版に慣れ親しんでいたので最初は違和感もあったのですが、きっとこれが俳優さんたちの本当の声なんだろうな・・・と思うと新鮮でした。

フェラーリの鷹_2019_04
↑まさか新たなパンフレットが発売されているとは・・・。画像はオリジナル公開当時のパンフとのツーショット。

フェラーリの鷹_2019_05
↑こちらは入場時に頂いたポストカードと、シネマート新宿さんに恐怖の報酬を観に行った折に入手したチラシ。(先行上映のマッドライダーと半分ずつ)

関東圏では単館上映だったにも関わらず、しっかりパンフレットが用意されていたのは嬉しい驚きでした。更には入場の際には絵葉書も頂きました。新しいパンフレットを読んで分かったのですが、どうも当時モノのパンフやVHSソフトの表記は俳優さんの名前が間違っていたようです。従来、強盗団の首領でフランス人のジャンポール・ドセーナ=ニスワ(今回の劇場版では”ニース野郎”と訳されていました。)がオラツィオ・オルランドとなっていたのですが、これは最初の方で主人公の相棒を演じていた人の名前で、本当はアンジェロ・インファンティが正しいようです。

フェラーリの鷹_2019_06
↑完成させられる当てもないのに、またこんな事始めてしまいました。どうなる事やら・・・。

で、これも新しいパンフレットで知ったのですが、このアンジェロ・インファンティという人は映画”ゴッド・ファーザー”でマイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)のボディガードを演じていたのだそうです。当方は殆ど記憶にないのですが、機会があったら確かめてみたいと思います。さて、念願の劇場再公開も無事観る事が出来ましたし、残るお楽しみは2月のDVD/ブルーレイソフトの発売であります。今のところ言語は英語の予定のようですが、劇場公開はイタリア語だったので果たしてどうなりますか。出来れば英・伊二カ国+日本語吹き替えも収録してもらえれば最高なのですが・・・。

フェラーリの鷹_2019_02

スクリーンを駆け抜けたクルマ達 ~ 鑑賞2回目!!「恐怖の報酬 オリジナル完全版」SORCERER

・・・すみません、すっかりミニカーブログじゃなくなっちゃってますが、それだけ感激して「一人恐怖の報酬祭り」に突入しちゃってるんでご容赦下さいませ。。。

先週末、川崎チネチッタで遂にフリードキン版”恐怖の報酬 オリジナル完全版(原題:SORCERER)”を大きなスクリーンで観る事が出来たのですが、その後も興奮冷めやらず・・・この千載一遇のチャンスを1回きりで終わらせるのは勿体無く思い、昨日もまた観に行ってしまいました。。。(2回とも鑑賞に付き合ってくれ、写真まで撮ってくれた奥さんに感謝。)今回はツイッターなどでその”恐怖の報酬愛”の炸裂振りが話題になっているシネマート新宿さんに出向いたのですが・・・(以下画像は許可を頂いて撮影しました。)

恐怖の報酬10

時間帯によって他の作品も上映しているにも関らず、待ち合いロビーがすっかり地獄の密林と化していました(笑)。
劇中ハイライトシーンの1つであるつり橋が出現し・・・。


恐怖の報酬11

恐怖の報酬23

大変危険なニトロ(劣化ダイナマイト)があり・・・。

恐怖の報酬12

劇中に登場した洗面器、鏡、瓶コーラなどの小道具あり・・・。

恐怖の報酬13

恐怖の報酬14

各国のポスターや作品にまつわるお宝アイテムあり・・・。

恐怖の報酬15
↑アメリカ本国の公開当時のポスター(左)と、4Kリマスター版公開時(右)のポスター。

恐怖の報酬16
↑イタリア版のポスター(左)とベルギー版のポスター(右)

恐怖の報酬17
↑トルコ版ポスター(左)とユーゴスラビア版ポスター(右)

恐怖の報酬18
↑チェコ版のポスター(左)とポーランド版のポスター(右)・・・ここまで来ると、もはや映画とは離れた個別のアートみたいです・・・。

恐怖の報酬19

念願だったトラックへの顔ハメが推奨されていたので試してみたのですが・・・

恐怖の報酬20

う~ん、、、GMC M211トラックがちょっと小さ過ぎるかな・・・。

恐怖の報酬21

展示されている小道具で大人げもなくドミンゲス気分を味わってみたり・・・(笑)。

恐怖の報酬22

コーラの販売までこの凝りよう・・・もちろん作品鑑賞中は非情コーク、レギュラーサイズ瓶の強い炭酸で極限の渇きを癒させて頂きました・・・。

とにかく劇場関係者の皆さんの作品愛がひしひしと伝わってきて嬉しくなってしまいました。フリードキン監督に勝るとも劣らない狂気のディスプレイで、300%くらい楽しませて頂きました(笑)。本当にありがとうございました。

スクリーンを駆け抜けたクルマ達 ~ 観ました「恐怖の報酬 オリジナル完全版」SORCERER

無事に観る事が出来ました。最高でした!!

      恐怖の報酬01
↑当方は川崎チネチッタに観に行きましたが、大きなスクリーンで音響も良く、作品を堪能する事が出来ました。

昨日、遂に公開となったウィリアム・フリードキン監督作”恐怖の報酬 オリジナル完全版(原題SORCERER)”を観てきました。川崎チネチッタで上映開始が20時50分という遅い時間でしたが頑張りました(笑)。やはりというか、待合ロビーには当方と同年代から上の男性が多く、なにやら静かな熱気が渦巻いている感がありましたが、思いの他女性や若い方の姿も見られたのが何だか嬉しい。上映は500人入る大きなスクリーンで、満席とまではいかないものの結構席が埋まっていました。

恐怖の報酬03
↑今回の公開にあたって新たに作成されたパンフレットとチラシ。チラシは2種類ある内の1つ目で、公開前にシネチッタに出向いてゲットした物。手元に昔の短縮版公開時のパンフもあるはずなのですが・・・見つかりませんでした。。。

他の劇場では初回上映から満席だった所もあるそうで、日本では後年発売されたVHS以外、劇場公開・TV放送共に配給会社が監督に無断で短縮したバージョンしか観られず、完全版は幻だっただけに、待望していた人がたくさん居たという事だと思います。新たに製作されたパンフレットと見開きタイプの別バージョンチラシも無事ゲット、上映への期待がいやでも高まります。(Tシャツの購入は思い留まりました。/笑)最近では新作映画を観る際でも、ここまでワクワクすることは稀です。

恐怖の報酬04

恐怖の報酬05
↑今回劇場に置いてあった2種類目のチラシ。見開きタイプになっていて外側はモノクロ。昔の新聞広告風のテイストが楽しい。関係者の作品への愛を感じます。

恐怖の報酬06
↑内側はカラーで各界著名人の作品レビューとなっており、TV放送時にロイ・シャイダーの吹き替えをした羽佐間道夫氏のコメントもありました。

開始早々、4Kリマスターされたクリアーで美しい映像に感涙、素晴らしい音響と大きなスクリーンで作品を堪能しました。・・・VHSを何度も観て展開を知っていても度々ハッとしてしまう。フリードキン監督渾身の名作を再認識すると共に、やっぱり映画は映画館で観るのが一番だなと改めて痛感した次第。今回の日本公開は、配給元のキングレコードがフリードキン監督に直接コンタクトして実現したのだとか・・・。大々感謝すると共に、上映終了後のソフト化を何卒よろしくお願い申し上げたい所であります。

恐怖の報酬02
↑劇場にはこんなディスプレイも・・・映画の終了後にカメラ(スマホ)の砲列が出来てました。帰ってきてから見たらトラックの窓が顔ハメになってました・・・。現地で気付いてたら思わず背後に立ってしまったかも(笑)。

帰宅してからパンフレットの隅から隅まで目を通したのも最近では稀な事でした。(寝るのが遅くなってしまった。。。)それによると本作のキャスティングは当初、主人公がスティーブ・マックィーン、フランス人投資家がリノ・ヴァンチュラ、メキシコ人殺し屋がマルチェロ・マストロヤンニという豪華メンバーで検討されていたとの事。それが実現していれば、或いは公開当時の興収も違った物になっていたのかもしれませんが、それだと作品全体に漂ううらぶれた感じや、敗残者のあがきが強烈に胸に迫って来る作品にはならなかったかも・・・。ロイ・シャイダーを初めとする名バイプレイヤーたちの迫真の演技、本当に素晴らしかったと思います。

祝!ソフト化&再上映!! スクリーンを駆け抜けたクルマ達(番外編) ~フェラーリの鷹

「えっ!!それ、ホントですか!?(嬉) 」・・・って感じです。

フェラーリの鷹_01
↑アメリカ車が登場しないので当ブログでは番外編としていますが、とにかくB級カーチェイスムービーとして珠玉の1本。大好きな作品です。

いやいや、嬉しいです。前々回、映画「恐怖の報酬」のデジタルリマスター完全版再上映の喜びを記した際、当方がDVD/ブルーレイソフト化を希望している作品を幾つか記したのですが、その中でも特に熱望していた1本、「フェラーリの鷹」のDVD/ブルーレイ化がめでたく実現の運びとなりました!!発売は来年2月8日の予定で、通販サイト等でも予約受付が始まっています。(しかもデジタルリマスター!!)・・・のみならず、ソフト発売に先立って、年末~正月にリマスター版による日本でのリバイバル上映も決定!!今のところ関東は新宿での単館、1週間1日1回のみの上映のようですが、マッドマックスの大ヒット後、あまた作られた亜流作品のイタリア版である「マッドライダー」(12月中のみ)と2本続けて「マカロニ・エンタテインメント傑作選」としてリバイバル上映されるようです。しかし、この作品を再び映画館のスクリーンで観られるとは・・・先の恐怖の報酬といい一体どうなっちゃてるんだろう(喜んでます/笑)。

フェラーリの鷹_03

フェラーリの鷹_04
↑作品に登場するクルマも色々と1/43モデルで買い集めています。グリーンのアルファロメオ・ジュリアスーパーは映画の前半で主人公がドライブしていた覆面車両。モデルはイタリアのプロゲットKの製品。より良い仕上がりの他社製品もありますが、このボディカラーが重要です!

フェラーリの鷹_05

フェラーリの鷹_06
↑強盗団の首領、ジャンポール・ドセーナ(別名ニスワ)の駆るシトロエンDS21。同型車2台を同時に別々の場所で走らせ、追跡するローマ警察を混乱に陥れるという作戦を採ります。モデルはフランスエリゴール製。最近ではノレブ製などより優れた製品もありますが、やっぱりこのボディカラーが重要です(笑)。

フェラーリの鷹_07

フェラーリの鷹_08
↑作品中に大挙登場し、ニスワ一味のシトロエンを追跡したジュリアスーパーのポリスカー。西武警察における230セドリックといった所でしょうか(笑)。モデルはミニチャンプス製。

― 主人公パルマはクルマを愛する熱血漢の刑事、だが運転技術にはまだまだ未熟な所もあり、犯人追跡中にアツくなり過ぎて事故を起こしてしまう事もしばしば・・・。ある日ローマにフランス人ジャンポール・ドセーナを首謀者とする強盗団が舞い戻り、次々と銀行を襲撃し始める。卓越したドライビングテクニックで追跡するパトカーを振り切るドセーナ、深追いしたパルマは再び事故を起こし同僚を死なせてしまう・・・。1度は刑事を辞める決心をしたパルマだったが、現場の刑事時代に凄腕のドライバーだった上司のタリアフェリ主任は、彼のガッツを見込んで自分が現役時代に使用していたフェラーリを彼に与え、2人でレストアすると共に自身のドライビングスキルを伝授。最高のドライビングスキルを身につけたパルマはドセーナに近付いて組織潜入に成功、一味を一網打尽にしようとするのだが・・・。 ―

フェラーリの鷹_09

フェラーリの鷹_10
↑作品後半で主人公パルマが駆るフェラーリ250GT-E。2+2のボディを持ち、250系列の中ではグランドツアラー的な性格の車種と言えましょうか。このモデルはアシェットの書店系アイテム、フェラーリコレクションの1台でイクソ製と思われます。前期型のようですが、ラジエターグリル内のフォグランプが装着されていません。映画の劇中車はフォグランプがグリルの外に出た後期型が使用されており、かつフロントバンパーがノンオリジナルと思しき(?)左右スプリットタイプでした。

フェラーリの鷹_11

フェラーリの鷹_12
↑こちらは往年のソリド製モデルの再販バージョン。オリジナルは60年代の旧い金型ですが、プロポーションの良さは流石です。映画の劇中、レストア成った250GTEに主人公のパルマが嬉しそうに金色のストライプテープでドレスアップを施し、タリアフェリ主任がそれにOK出しするシーンがあるのですが、クルマ好きが観るとついニヤけてしまう一幕です。

まあ、映画としては王道のB級作品という事なのでしょうが、とにかく登場するクルマが(今となっては)凄い。当時のイタリアでは単なる安い中古車に過ぎなかったのかも知れませんが、アルファロメオのジュリアスーパー(主人公の覆面車はTIスーパーっぽいモディファイがなされている)やシトロエンDS21、そして主役のフェラーリ250GT-E・・・日本ではスーパーカーブーム華やかなりし頃に劇場公開され、多くのスーパーカー少年にコレじゃない感をもたらしたものでしたが(笑)、これが歴史的には史実に基づいたチョイスである事は、随分後になって知りました。とにかく欧州車のカーチェイスは一触即発、ちょっとしたミスで大破・走行不能に陥る緊迫感は、アメリカ車のそれとはひと味違ったスリルと迫力があります。宇宙船と形容されたシトロエンDSが、車体をボワンボワン揺らしながら180°ターンをキメる様なんて、この作品でないとちょっとお目にかかれないのではないでしょうか?

フェラーリの鷹_13

フェラーリの鷹_14
↑本文に記した史実に基づいたチョイス~と言うのは、かつてフェラーリ社からローマ警察にフェラーリ250GT-E2台が納入された事があるためで、映画の中でも修復前に車体カバーを外す際、ボディサイドに555-5555と警察の電話番号が書かれた姿がちらりと映ります。つまり250GT-Eの選択は歴史的事実に基づいた必然であり、決して低予算で車両調達出来たからではないのです。モデルは上のノーマル仕様と同じアシェットの日本販売品です。同じ前期型ですが、グリル内にフォグランプが組み込まれています。

フェラーリの鷹_15

フェラーリの鷹_16
↑こちらは海外で販売されたディアゴスティーニの書店系アイテムのモデル。アシェットのモデルと同じかと思いましたがさにあらず、金型は別物です。ウインドウとサッシが一体成型になっているなど、全体にアシェット版より仕上がりが細やかです。尚、劇中タリアフェリ主任の回想シーンで、ニスワの駆るランチア・フラビアを追って有名なスペイン広場の階段を駆け下りるシーンが登場するのですが、これも実話を基にしたものなのだそうです。

フェラーリの鷹_17

フェラーリの鷹_18
↑こちらはソリドの金型をベースにヴェレム名義で発売された製品。購入した当時は実車の存在を知らず、映画の劇中車みたいだな~と思って買っていたのでした。この仕様が都度製品化されているという事は、やはり実車の人気ゆえなのでしょう。最近イタリアではフェラーリでなくランボルギーニがポリスカーに採用されており、現代を舞台に映画をリメイクするとしたら、フェラーリの鷹ならぬランボルギーニの鷹になるのかも知れませんね(笑)。

”フェラーリの鷹(原題:'Poliziotto sprint 英題:HIGH WAY RACER)”は76年のイタリア映画で監督はステルビオ・マッシ、主人公パルマ役はマウリッツィオ・メルリという俳優さんで、作品を観た当時はどことなく「600万ドルの男」のリー・メジャースに似ているなと思ったりしたものです。(彼が主演した別の刑事ドラマをTVで観た記憶があります。)また彼の上司タリアフェリ役のジャンカルロ・スプラジアという人は、アランドロン主演の「ビッグ・ガン」でも重要な役を演じていたので、イタリアでは名の通った俳優さんなのかも知れません。以前も記した事があるのですが、公僕である主人公が潜入捜査の中で犯罪組織のボスにシンパシーを感じてゆくという過程は、ワイルドスピードの1作目や、チャーリーシーン、D.B.スゥイーニー主演のノーマンズ・ランドなどアメリカのクルマ絡み映画にも共通するストーリーと思います。とにかくこの作品がリマスター高画質で観られると思うと笑みがこぼれてしまいます。リバイバル上映とソフトの発売が本当に待ち遠しい!

フェラーリの鷹_19
↑大好きな映画がリバイバル上映されたり、DVDやブルーレイでソフト化されるのは嬉しい反面、苦労して探し出したレンタル上がりのVHSテープや、温存しているVHSデッキの存在意義が薄れるのはちょっぴり寂しくもあります・・・。

フェラーリの鷹_02

バンディットに捧ぐPart 2。 スクリーンを駆け抜けたクルマ達 ~ GREENLiGHT '79 Pontiac Firebird Trans Am Smoky and The Bandit 2(実はキルビル)

今回の記事はバンディットことバート・レイノルズと共に、昨年旅立たれたFさんに捧げます。

GL_79_Trans-Am_01.jpg

と言う事でふたたび”トランザム7000”、今回のお題は2作目”トランザム7000 vs 激突パトカー軍団(原題:Smokey AND THE Bandit Ⅱ)”であります。なんとテキサス州知事選挙に出馬したビッグ・イーノス、現職知事のご機嫌を取ろうと、知事が共和党への贈り物として準備した荷物の運搬をバンディットとスノーマンに依頼します。ところがバンディットはキャリーにふられて酒に溺れる日々・・・。困ったスノーマンはキャリーに連絡、キャリーはビフォード・Tジャスティス保安官のジュニアとの2回目の結婚式を抜け出しバンディットの元へ。怒り心頭のジャスティス保安官はメキシコとカナダの警察にいる兄弟とも連携し、またもやバンディットたちを大追跡する事に・・・。果たして知事の荷物とは!?

GL_79_Trans-Am_03.jpg

GL_79_Trans-Am_04.jpg
↑'79~ファイアバードは'77のデザインを更にモダンにしたようで、それはそれで魅力的です。

と言う事でミニカーなのですが・・・実はこれトランザム7000の劇中車モデルではなく、クエンティン・タランティーノ監督作品キルビルの、恐らく2作目に登場する女殺し屋エル・ドライバーのクルマをモデル化したものです。トランザム7000の劇中車に良く似ていますがホイールが異なります。当方はキルビル・シリーズは未見ですが、作品中に様々な映画へのオマージュをちりばめるタランティーノ監督の事ゆえ、このクルマもトランザム7000へのオマージュなのではないかな~と思っています。グリーンライトはトランザム7000第2作の劇中車を1/18, 1/24, 1,64では製品済みなので、いずれは1/43でも製品化するかも知れません。

GL_79_Trans-Am_05.jpg

GL_79_Trans-Am_06.jpg
↑実はトランザム7000ではなくキルビルの劇中車モデル。ヤトミンの金型を使用したOEMと思われます。

さて、グリーンライトの1/43モデルには自ブランドで金型を起している物(イクソ系と共有の物を含む)と他ブランド製品のOEM版が存在しますが、今回ご紹介するトランザムは後者、恐らくヤトミン製金型を使用した物と思われます。グリーンライトでの製品化にあたり、Tバールーフのガラスが装着状態から外した状態に変更され、ホイールが変更されています。全体に塗装・印刷が細かくなり、仕上がりが良くなっているように感じます。60セカンズのエレノアもそうだったのですが、ヤトミンモデルのOEM版は、ケースも他のGL製品と異なっており、やや小ぶりで床板への固定方法も異なっています。

GL_79_Trans-Am_07.jpg
↑ヤトミン通常仕様とグリーンライト版の比較。細部の仕上げの違いで大きく印象が変わります。

GL_79_Trans-Am_08.jpg
↑グリーンライトの1/43モデルによるトランザム7000 Part1 & Part2(風)のツーショット。ファイアバードというクルマも色々と映画の劇中車として活躍しています。

・・・Fさんが旅立たれて早いもので1年が過ぎました。ブログを始めて間もなかった当方に、複数のブログ間で同じ題材をネタにする連動企画(我々の間ではそれを勝手連と呼んでいます)のお題を初めて下さったのがFさんで、そのネタがトランザム7000でした。本当に嬉しかったし楽しかった・・・ブログを始めて良かったなと思ったものでした。今も忘れられない思い出です。初めての連動からおよそ10年の歳月が過ぎていますが、今回改めて勝手連させて頂きたいと思います。

GL_79_Trans-Am_02.jpg
1/43cu.in.検索タグ
過去記事の検索は以下のタグをご利用下さい。
月別アーカイブ
プロフィール

Ponys41

Author:Ponys41
昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

カレンダー
11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
ビジュアルリンク
















QRコード
QR
検索フォーム
FC2カウンター

12345678910111213141516171819202122232425262728293031 12