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FORD GT 特集補足: そして66年 ~ Spark Ford GT Mk-2 Le Mans 1966 #8

・・・ようやく66年のルマンです。

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コロナウイルス、日本でも深刻になって来ていますね。元々インドアホビー野郎な当方は何ともありませんが、外で元気に遊びたい子供達(大人も?)はストレスがたまってしまいそうです。各方面への経済的な打撃も大きいですし、何より生命に関わるというのは重大事態です。当方は少し前に咳喘息で苦しんだので、コロナに感染したらまずいかも知れません。早々に収束して欲しい物ですが・・・せめてインドアで更新出来るブログの方は、楽しくフォードGT特集の補足をお送りして行きたいと思います。色々とフォードGTに関わるクルマたちをご紹介して来ましたが、いよいよ'66年のルマンであります。

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↑鮮やかなイエローのボディにシャープなブラックのストライプ、'66年の8台の中でも、最も華やかなこのカラーリングがアラン・マンレーシングに渡ったというのも面白いです。これはこれでもちろんカッコ良いのですが、英国らしい渋いグリーンとかも見てみたかった気もします。

この年、フォードワークスは大挙8台のMk-2を送り込むという,ある意味アメリカらしい物量作戦を展開します。流石に8台全てをシェルビーアメリカンでマネージメントする事は厳しく、シェルビー・アメリカン3台、NASCARで鳴らしたホール&ムーディーから3台、イギリスのアラン・マンレーシングから2台という布陣でフェラーリに挑む事となったのでした。今回ご紹介するカーナンバー8はアラン・マンレーシングからエントリーした1台で、ジョン・ウイットモア/フランク・ガードナー組がドライブ。カーナンバー7と共にモノコックをスチールからアルミに置き換えた改良型でしたが、スタートから5時間でクラッチトラブルのため早々に姿を消してしまいました。

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↑スパークのGT Mk-2はレジンボディらしいシャープなプロポーションや美しい塗装が魅力。この価格でも8台揃えるのはかなり厳しい・・・他の物は何も買えなくなります。。。

この'66年のフォードワークス8台は、かつての特集でご紹介したようにその全車をイクソが製品化していました。当方も頑張って全車をコレクションしたのですが・・・なんとその後、スパークも8台全車を製品化。ファンとして嬉しい&苦しい悲鳴を上げる事態となりました(笑)。同ブランド標準のレジン製完成品で、シャープなプロポーションと美しい塗装で見応えがあります。イクソの製品と比べると、ドライバー側ドアのループ部にヘルメットを逃げるふくらみがある点は同じですが、ランプ類のテーピング、タイヤのライン色などに差異が見られます。実車が時間帯によって異なるのか、考証の違いなのか・・・興味深い所です。

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↑画像は横組み版の映画チラシ、不要不急の外出がままならない現在、映像ソフトの発売が待ち遠しいです。

●フォードVSフェラーリ 映像ソフト予約開始・・・なのですが。

2回、3回と劇場で観たいと思っていた映画”フォードVSフェラーリ(原題:FORD V FERRARI)”ですが、コロナ騒動ですっかりその機会を失ってしまいました。。。そうこうする内に、少し前から映像ソフトの予約受付が開始になりました。発売予定は5月2日で、予定通りならゴールデンウイーク中に作品を堪能出来そうです。もう、絶対・絶対買いであります!!・・・なのですが、ディスクの基本仕様は4K-UHD仕様か、またはブルーレイとDVDのセットのどちらかなんですよね・・・。当方は4K対応のハードを持っていないのでブルーレイを購入するしかないのですが、以前から理解出来ないのがブルーレイとDVDのセット販売。DVD再生機器しかない場合ブルーレイディスクは宝の持ち腐れだし、ブルーレイを再生出来る環境であればDVDは不要だと思うのですが・・・。個人的には別々にしてその分安くして欲しいというのが正直な所。・・・こうしたセットのメリットって一体なんなんでしょうか???

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「ジョン・デロリアン」「フォードVSフェラーリ」観ました。・・・そして!?

昨日、念願の”フォードVSフェラーリ(原題:FORD v FERRARI)”を観てきました。IMAXの高精細・大画面と迫力のサウンドで作品世界にどっぷり浸かりました。一方、昨年の12月14日には”ジョン・デロリアン(原題:DRIVEN)”も無事に観て、最新のクルマ絡み映画二本を堪能しました。

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↑映画ジョン・デロリアンとフォードVSフェラーリのパンフレット。当方にとって、パンフレット購入は映画を劇場でみた証です(笑)。

●ジョン・デロリアン(原題:DRIVEN)

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↑映画チラシの表面と裏面。東京での劇場公開は今の所新宿武蔵野館のみ(公開終了)。

前情報の通りクルマではなく人間ジョン・デロリアンにスポットを当てた作品でした。GMの重役の座をなげうって、自らの理想とするスポーツカーDMC12を創り上げたジョン・Z・デロリアンが、資金繰りに窮してコカインの密売に手を染めて行く過程を描いています(これが歴史的事実なのかは良く分かりませんが・・・)。本作はジョン・デロリアン自身ではなく、どちらかと言えば隣人でコカイン密売の囮捜査でも大きな役割を果たす事になるジム・ホフマンの視点を中心にしている点がユニークだなと思いました。

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↑新宿武蔵野館のロビーには、原寸大デロリアン(?)の顔ハメパネルが出現。遠慮会釈なく撮影させて頂きました…。

一大スターの大競演という事でもないし、派手なカーチェイスがあるわけではないのですが、佳作として楽しむ事が出来ました。日本での公開は劇場数が非常に少なく、東京では新宿武蔵野館のみとなっていました(既に上映終了)。現在上映中の劇場もありますし、今後上映が始まる所もあるようです(詳しくはオフィシャルサイトでどうぞ)。これから更に上映館が増えてくれると良いのですが・・・。


●フォードVSフェラーリ(原題:FORD v FERRARI)

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↑フォードVSフェラーリのチラシ。こちらは表側が縦位置のバージョン。

A・Jベイムの著書、フォードVSフェラーリ(原題:GO LIKE HELL)を書店で偶然手にしてからおよそ8年、遂に映画作品を観る事が出来ました。マイアミバイス、コラテラルなどのマイケル・マンが監督すると言われた時期があり、主演はトムクルーズ&ブラット・ピットと噂された事もありました。紆余曲折の末、A・Jベイムの著書とは別の枠組みでの作品化となったようですが・・・いや~完成までの道のりは長かった。もうね、作品が始まる前、20世紀フォックスのあのオープニングの時点で涙が出そうになりました(笑)。

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↑フォードVSフェラーリチラシの別バージョン。こちらは表側が横組み。最近はチラシが複数作成される事もよくあるので要注意です。

しかし長く待たされた分、作品は文句なしに素晴らしかった。冒頭は「えっ!そこから話を始めるの!!」って感じだったし、予告編でコケにされていた(ように見えた)ヘンリーフォードⅡ世にもちゃんと泣いた理由がありました(笑)。ストーリーをシンプルにするためか、フォードGTプロジェクトの最初からキャロル・シェルビー&ケン・マイルズが開発に携った形になっていたり、気になる点もあるといえばあるのですが、そんな事は消し飛んでしまうくらい、レース映画としても人間ドラマとしても見応えがありました。マット・デイモンのシェルビー役ももちろん素晴らしかったのですが、クリスチャン・ベイルはもう、ベイムの本で読んだマイルズ像そのものという感じでした。CGの使用を極力控え、リアリティを追求したというレースシーンの迫力も大満足。あと何回か映画館で観たいし(出来るだけ大きなスクリーン、高画質・高音質の劇場で観る事をオススメします!)、ソフト化されたら絶対、絶対買います!!




↑レースシーンのメイキング動画、本作ではリアリティを重視し、CGの使用は出来るだけ控えたとの事。250GTOのレプリカを火薬でぶっ飛ばしてます。

●・・・やっぱり、血中フォードGT濃度急上昇!

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これは半ば予想していた事ではありますが、やはりというか久々に血中フォードGT濃度が急上昇、今年最初のブログ特集は何にしようか思案していましたが、映画を観て迷いが消えました(笑)。・・・ということで、次回より2012年に組んだ”(出来る範囲で・・・)総力特集;FORD GT40”の補完版をお送りしたいと思います。フォードのルマン挑戦のストーリーは以前の特集で語りましたので、その後発売になった関連製品を中心にご紹介したいと思います。・・・といっても買い足した製品の数も限られていますし、まとめてご紹介するのは撮影など仕込みが大変・・・。ということで、毎回1台ずつのご紹介を基本としたいと考えています。お暇がありましたらお付き合いくださいませ。

年末恒例 2019年私的購入品ベスト3 第2位発表

先週に続き2019年私的購入品ベスト3、今回は第2位のご紹介です。

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先回、第3位としてご紹介したのはアメリカ車ではなく、リメイク版”ミニミニ大作戦(原題:THE ITALIAN JOB)”のBMW製ミニクーパー&ミニクーパーSの劇中車仕様(グリーンライト製)でした。グリーンライトはミニの誕生60周年にあたる今年、新旧ミニミニ大作戦劇中車の1/43モデルを発売するという粋な計らいをしてくれました。しかも、2019年はオリジナル版映画の製作・公開50周年でもあるという、ダブルでおめでたい年なのです。・・・という事で、今年の第2位は'69年製作のオリジナル版”ミニミニ大作戦(原題:THE ITALIAN JOB)”から主役となるミニクーパー3台であります。という事で今回もアメリカ車ではないのですが、ミニの誕生60周年のお祝いも兼ねているのでご容赦頂きたく(笑)。なお、映画ミニミニ大作戦に関してはちょうど10年前、ミニの50周年時に4回にわたって特集しました。コチラコチラコチラコチラでご覧頂けます。

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↑劇中トリノ市街を大爆走したのは'67年型オースチン・ミニ・クーパーS 1275 Mk-1。ひげ付きのラジエターグリル、オーバーライダー付きのバンパーなど、よりクラシカルな出で立ちが魅力です。


オリジナル版で主演のマイケル・ケインらに伍して大活躍したのは、ユニオンジャックに合わせたレッド・ブルー・ホワイト3台の’67年型オースチン版ミニクーパーS 1275 Mk-1でした。ルーフまで同色のモノカラーのボディに、ミニライトホイール、3連の補助灯、ボンネッットストラップ(英国流にあえてボンネットと書きます/笑)などで武装、3台連なって疾走する様はカッコ良くもあり、可愛くもあり、歴史的名車、ミニをベースとしたホットバージョンのクーパーS仕様ならではのキャラクター性と言えそうです。劇中では階段を駆け下りたり(決して駆け上がる事はない)、川を渡ったり、下水管の中を走り抜けたりと大活躍しますが、ラスト近くのアルプス山中で・・・。続きが気になる方はぜひ作品をご覧下さい。

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↑コーギー、バンガードに続き1/43で発売になった1/43のミニミニ大作戦劇中車。オーバーフェンダー付の金型を使用した点が残念ですが、それ以外は劇中車ディテールの再現度が非常に高いです。

モデルは先述の通り03年のリメイク版BMWミニクーパーと同じグリーンライト1/43劇中車シリーズの製品。基本的な金型はイクソ系の物ではないかと思われます(確証はありません)。特徴的なエンジンフードストラップは印刷による表現、3つの補助灯が付加され、ランプレンズにはメッシュのガードも印刷で再現されています。足元はもちろんミニライトホイールで決まり。グリーンライト製の劇中車ミニカーは全般に細部の考証・再現度が高いですが、このモデルで唯一残念なのは、オーバーフェンダー付きボディの金型が使用されている点。実際の劇中車はオーバーフェンダーなしのシンプルな姿であり、イクソ系にはオーバーフェンダーレスの金型もあるのですが、この金型のチョイスには何らかの事情があるのでしょう。

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↑先回ご紹介したリメイク版同様、ボックスアートで雰囲気を盛り上げているのもこのシリーズの魅力。50TH ANNIVERSARY THE ITALIAN JOBの表記がある通り、2019年はミニの誕生60周年であると同時に映画ミニミニ大作戦の50周年でもあるのです。

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↑遂に1/43で揃う事になった新旧ミニミニ大作戦仕様のミニクーパーたち。当ブログの狭い撮影ブースにも、どうにか6台収まりました(笑)。

1/43でのオリジナル版ミニミニ大作戦劇中車仕様は、過去にコーギーとバンガーズブランドで別金型で製品化されていましたが、コーギー版はどちらかというとクラシカルな味わいを大事にしたモデル、バンガーズ版はより現代的な仕上がりの製品でした。今回のグリーンライト版もそれらと甲乙付けがたい仕上がりですが、特筆すべきはオリジナル・リメイク版の両方を製品化してくれた事だと思います。これまでリメイク版劇中車の1/43モデルは存在しなかったと思われるので、同一縮尺で双方を並べて楽しむ事が出来るようになったのは非常に嬉しい事です。・・・GL製1/43モデルは今日の水準からすると比較的安価ではあるのですが、それでも6台まとめて発売になった時には資金繰りが大変でした(汗)。

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年末恒例 2019年購入品 ベスト3 第3位発表!

今年ももう、12月半ばです・・・。

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人間、50年以上も生きていると、自分や家族の健康・生活など色々な事が起こります。今年は全国的に台風や豪雨など自然災害も多々ありました。来年は我々皆にとって良い年であることを祈りたいです。・・・さて、クリスマスと言うにはちょっと気が早いですが、毎年この時期勝手に恒例化している”今年購入した製品から選ぶ私的ベスト3”をお送りしたいと思います。今年は事情により台数が多いので、今回は3位のみの発表です。

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↑マーク・ウォルバーグ演じる主人公、チャーリー・クローカーがドライブしたブルーのミニクーパー、舞台がアメリカだったたため、3台のミニクーパーも北米仕様だったのですが、その辺りもちゃんと再現されています。実はBMWミニの1/43モデルはミニチャンプスくらいしか所有していなかったのですが、このモデルはイクソ製の金型でしょうか???

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↑シャーリーズ・セロン演じるステラがドライブしたレッドのミニクーパーS。彼女のクルマだけはスーパーチャージャーを装備したクーパーSでしたが、モデルの方もエンジンフードのインテークがしっかり作り分けられています。

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↑ジェイソン・ステイサム演じる”ハンサム・ロブ”がドライブした白のミニクーパー。ステイサムはワイルドスピードのスピンオフ、スーパーコンボ(どういう邦題なんでしょうか。。。)の劇中、アジトでかつてミニクーパーで仕事をした事がある。というセリフを吐くシーンがあります。劇中のミニクーパーはオリジナルミニでしたが、過去の仕事ってイタリアンジョブの事か?とニンマリしてしまいました。

・・・で、アメリカ車を1/43でアーカイブするのが目的(?)の当ブログですが、今年の3位と2位は当方の大好きな劇中車ではあるもののアメリカ車ではありません。。。第3位はグリーンライト製の映画”ミニミニ大作戦(原題:THE ITALIAN JOB)”のBMWミニクーパー3台であります。今年はオリジナルミニの誕生60周年ということもあり、まあそのお祝いの後夜祭と言うことでご容赦下さい・・・。

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↑グリーンライトの劇中車シリーズでオリジナル版のミニクーパーMk-1と共に一挙に6台が発売されたミニミニ大作戦仕様(資金繰りが大変でした。。。)ものすごく精密という訳ではありませんが、北米仕様になっているなど仕様再現の考証はしっかりしています。・・・ガラスルーフが印刷なのはご愛敬ですが・・・。

映画ミニミニ大作戦のオリジナルは'69年にマイケル・ケインの主演で製作され、当ブログでも過去記事で色々とミニカーをご紹介しましたが、今回の作品はマーク・ウォルバーグ主演で'03年に製作されたリメイク版となります。映画の詳細はいずれじっくり語る事にして、今回はミニカーについて簡単に記したいと思います。オリジナルの金塊強奪に使用されたのは赤・白・青のユニオンジャックカラーのミニクーパーMk-1でしたが、本作で使用されたのは第1世代のBMW製R50系ミニクーパー&ミニクーパーSでした。オリジナルミニからすれば最近のクルマだな~と思っていましたが、登場からは20年近い歳月が流れているのですね・・・。映画館で劇中3台が階段を駆け下りたり、下水管の中を走るシーンを観た時は、当方は涙が出そうになりました(笑)。

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ミニカーのパッケージは作品のパンフレットやDVDなどのソフトに歩調を合わせたデザインになっています。やっぱり、劇中車のミニカーはこの辺りの盛り上げが大事だと思います。

このリメイク版ミニミニ大作戦の劇中車は、1/64でグリーンライトが、1/36でコーギーがミニカー化していた他、フジミからは1/24のプラキットが発売されていました。しかしながら、長い間1/43での製品化には恵まれず、当方も作品の公開当時にコーギーの3台セットを買おうか散々迷って、縮尺と高価さのため買わずじまいだったのでした・・・。それがミニの誕生50周年の今年、オリジナル版と共にグリーンライトから発売になったのです。比較的安価な事もあってモデルの仕上がりは物凄く精密というわけではありませんが、劇中車の特徴であったフォグランプや北米仕様のサイドマーカーなどがう再現されていて嬉しくなってしまいます。・・・という事で今年の私的ベストモデルの第3位はこのモデルに決定!!・・・って、次回ご紹介する第2位が何かはもうお分かりですよね・・・。

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スクリーンを駆け抜けたクルマ達&'71~'73マスタング特集 《考察》 エレナーはなぜマッハ1ではないのか!?”

いやいや、やっぱり12月に食い込んでしまいました。。。長々・切れ切れにお送りしてきた'71~'73マスタング特集、最後はバニシングin60のヒロイン、エレナー(エレノア)について語って締めくくりたいと思います。

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過去にも記した事がありますが、劇中で'73年型という事になっているエレナー(近年風に言うとエレノア)ですが、実際には'71年型を改装して'73風に仕立てたものと言われています。これは'73年の映画撮影開始に先立って、およそ1年の歳月を掛けて各部の強化や安全対策(当時の改装中の画像を見るとドアビームなども設置されているように見えます)の準備が開始された事によるもので、このためエレナーの外観は'71~'72のマッハ1で使われていた細身のウレタンバンパーと、その下のクリアランスランプに、'73型のラジエターグリルを組み合わせたようなフロントマスクとなっています('73マスタングではスタンダードモデルでもより大型のウレタンバンパーが標準となっていた)。またその外観はスタンダードモデル及びマッハ1の302エンジン搭載車の選択オプションとなっていたインテークのないプレーンなエンジンフードをベースにストック仕様にはなかった独特の2トーンペイントが施されています。

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↑'71マスタングをベースに'73風に仕立てられたという”エレナー”、細身のウレタンバンパーとバンパー下のクリアランスランプという’71の特徴と、ラジエターグリルにタテにビルトインされたクリアランスランプという'73の特徴を併せ持つ独特の表情を見せます。正規の'73マスタングはベースモデルも含めて大型化されたウレタンバンパーを装着していました。

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↑リア周りは'71/'73共にマッハ1ではガーニッシュが装着され、ダックテール部分にはそれぞれデカールが貼られていました。対するエレノアはダックテール部分までブラックに塗られており、こちらも独特の姿となっています。プレミアムXのモデルは、'73にはリアバンパーにオーバーライダーが装着された姿となっています。

今回改めて画像検索等で調べてみたのですが、ストック状態と思われる'73マスタングのスタンダードモデルで、エンジンフードやボディーのロワーをブラックでペイントした仕様は見つけられませんでした(そもそも'73の場合、マッハ1でもボディ下部は黒く塗られていません)。スタンダードモデルで言うならば、'71~'72も状況は同じのようです。ハリッキー氏がエレノアに何故このような独特の外観を与えたのか、その理由は良く分かりません。或いは単色で塗られたスタンダードマスタングでは何となく物足りないので、氏の好みでちょっとカッコ良く仕立てたのかも知れませんし、映画のヒロインとして独特の姿にしたかったのかも知れませんが・・・そもそも作品の主役に据えるなら、なぜ当時トップグレードだったマッハ1にしなかったのか?というより大きな疑問に突き当たります。

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↑エレノアの外観は'71~'73のスタンダード・マスタング、及びマッハ1は合致しません。'71マッハ1はインテーク付きエンジンフードで、エクステリアデコラオプションを選ぶとサイドにストライプが入ります。

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↑同じ'71マッハ1でも吊るしの状態ではエンジンフードはインテーク付きながら黒くなりません。

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↑'73年型ではマッハ1でもボディサイド下部はブラックアウトされず、太いストライプが入るのみです。'71~'73マスタングのスタンダードモデル(と、マッハ1の302エンジン搭載車でインテーク付きフードを選ばなかった場合)はエレノアと同じプレーンなエンジンフードとなりますが、スタンダードマスタングにもこのような2トーンは存在しなかったと思われます。

映画公開当時の日本のパンフレットによると、エレナーに搭載されたのは351cu.inの4ボルトメインベアリングと記載されているので、おそらく351CJ〈コブラジェット)ではないかと思われます。エレノアがどんな仕様のベース車から生み出されたのは分かりませんが、強化されたボディや足回り、搭載エンジンからすれば、映画のヒロインとして華々しくマッハ1に仕立ててもおかしくないスペックです。インディーズの低予算映画だったとは言え、インテーク付きのエンジンフードやボディサイドのストライプ、前後スポイラーやマグナムホイールを調達して、最も派手なマッハ1のデコラオプション仕様の外観を与える事も簡単に出来たの筈なのです。ハリッキー氏が何故そうしなかったのか?ここからは当方の邪推でしかないのですが、そこには氏が作品に込めたある意図があるのではないか・・・そう考えています。

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↑プレミアムXの'71マッハ1はこってりした濃いミディアム・イエロー・ゴールド、過去ご紹介のミニチャンプス製'71マッハ1は明るいグラバー・イエローです。グリーンライトのエレノアはボディカラーとしてはグラバー・イエローという解釈でしょうか。DVDなどで実車を見ると、ミディアム・イエロー・ゴールドのように見えない事もないのですが・・・。

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↑カーチェイスシーンの撮影に使われたエレノアは1台だけだったと言われていますが、ご存じの通りラストシーンにはもう1台同じ仕様のマスタングが登場します。こちらはアクションシーンには使わず、外観のみ合わせた個体なのだろうと思われます。実はカーチェイスシーンの初めの方に、このもう1台の”黄色いムスタング”がちょこっと顔を見せていたりします。

バニシングin60という作品は、40分以上に渡るカーチェイスとは裏腹に、全体としてはどこかのんびりとしたユーモラスな雰囲気のある作品で、それがアメリカンニューシネマの名作、バニシング・ポイントやダーティ・メリー クレイジー・ラリーなどとは一線を画する独特の味わいになっていたと思います。メイドリアン・ペイス率いる窃盗団は、鮮やかな手口で高級車やスーパーカーを次々と盗み出し、中には実行不可能と思われるパーネリージョーン氏所有の競技用オーリー・ブロンコも含まれていましたが難なく処理しています。…なのに、当時のアメリカではごくありふれた、マッハ1でもBOSSでもないスポーツルーフのマスタング=エレナーだけには手こずらされ、仲間の密告から一大逃走劇に突入してしまいます。ここが本作の最大のアイロニーでありユーモアなのではないか?そのためエレノアはマッハ1ではないものの、作品のヒロインとして特徴を持たせるために通常のスポーツルーフとは異なる姿にカスタマイズされたのでは!?・・・これが、エレナーがあのような出で立ちになった事についての当方の推測であります。

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'71~'73 マスタング特集 & スクリーンを駆け抜けたクルマ達、”エレナー”in バニシング in 60

飛び飛びでここまで引っ張ってしまった'71~'73マスタング特集、やっぱり”彼女”について語らない訳には行きません。

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↑公開当時のパンフレットの表紙から。このイラストは日本独自の物と思いますが、今見てもワクワクします。

・・・と言うことで、そろそろ締めないと来年にまたがってしまいそうなので、最後にビッグマスタングが大活躍する怪作、”バニシングin60(原題:Gone in 60 Seconds)”で特集を終わらせたいと思います。H・Bハリッキーが自らの企画をハリウッドに持ち込んだ所全く相手にされず、それなら自分で・・・と一念発起、私費や仲間からの援助で150万ドルを掻き集め、各方面へのコネを活用しまくり、原案・製作・脚本・監督・主演・スタント監修・スタントドライバーと1人7役(当時の日本版劇場パンフレットより)をこなして完成させた、インディーズ・カーチェイスムービーの金字塔です。低予算での製作ながら全米での興行収入4,000万ドルを叩き出し、日本でもスマッシュヒットとなったのでした。ハリッキー氏はその後第2作である”ジャンクマン(原題:THE JUNKMAN)やこれら2作と未使用部位を再編集し、1部を追加撮影して製作した”バニシングin60デッドライン(原題:DEADLINE AUTOTHEFT)”を完成させますが、'89年、バニシングin60の正統な続編の撮影中、セットとして組まれた鉄塔が予定よりも早く倒壊するという事故により他界、作品は未完のままブルーレイソフトなどで撮影済のシーンだけが観られるという状況となっています。

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↑エレナー(作品公開当時の字幕や吹き替えを尊重してます)は劇中では’73年型という事になっていますが、実際には'71年型を’73風に改造したと言われています。そのため本来の’73型とは外観的に異なる点がある他、スクープなしのフードに2トーンのボディカラーもフォードの純正仕様には存在しない物です。ハリッキー氏がなぜエレノアをこのような仕様にしたのかは謎ですね・・・。

メイドリアン・ペースは保険会社の盗難車調査を請け負うチェイス・リサーチ社の調査員、しかしその表向きと実体は全く逆で、高級車を専門に狙う窃盗団のボスであった。中南米のディーラーから短期間で48台の高級車を揃えるという大仕事を依頼された彼は、表の仕事で社長に祭り上げているユージン・チェイスのハネムーンを延期させ、仲間と共に仕事に取り掛かる。盗む車に女性の名前でコードネームを割り振り、フェラーリやランボルギーニなどのスーパースポーツカーや複数台のリムジン、カスタムカー、大型トラクターヘッド、果ては有名なレーサー、パーネリー・ジョーンズ(本人が作品に出演)の競技用フォード・オーリー・ブロンコまで鮮やかに盗み出した彼らだったが、たった1台、コードネーム”エレナー”と名付けられた黄色い'73年型ムスタングだけが彼らを手こずらせた・・・。”エレノア”がインターナショナルタワーに入って行くのを見たペースは、仕事の仕上げとしてその1台を盗もうとするのだが、別途盗んだキャデラックから発見されたヘロインの取り扱いで対立していたユージンに密告され、現地には2人の刑事が張り込んでいたのだった・・・。

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↑グリーンライトから発売された1/43エレナーは当方には待望の製品化でした。最近になって再生産・再販もされていましたが、上述した劇中車の特徴を正しく再現しています。若干、劇中仕様と異なる点も見受けられますが、非常にマニアックな製品と言えると思います。

・・・と、ここからは映画史上でも稀に見る40分以上に渡るカーチェイスに突入するのですが、正直、大技も少なく少々ダレた感もあるものの、やはりその長大なカーチェイスはあまたの他作品とは異なる本作の大きな特色と言えると思います。しかもそのカーチェイスの最初から最後まで、主人公はクルマを乗り換える事無く1台のマスタングで延々と逃走する設定となっており、満身創痍でなお爆走し続けるエレナー=ムスタングは、本作をリアルタイムに映画館で観た、クルマ大好き少年だった当方に強烈なインパクトを与えたのでした・・・。(その後バニシングin60ごっこで何台のマッチボックス製マスタングをボロボロにしたことか/笑)。更に言うなら、インターナショナルタワーの張り込みから追跡を開始したアンダーカバーカー、ワンベイカー・イレブンことゴールドの’71マーキュリー・モンテゴも最後までエレノアを追跡し続けます。激しいカーアクションの一方、随所にコミカルなシーンも挿入され、当時映画館では随所で爆笑が起こっていた事を記憶しています。当方のアメリカ車好きは子供の頃に観た映画のカーチェイスシーンの影響による所大なのですが、その中でもブリットとバニシングin60は最も大きく影響を受けた大好きな作品なのであります。

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↑60セカンズのDVDが発売された際、同時期に発売となったバニシングIN60のDVD、そしてその後発売になった他のハリッキー作品をセットにしたBORN TO RUNボックス。先に発売になったバニシング~を一緒に収められるようにした優れものでした。

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↑その後発売されたDVD/ブルーレイ単品及びハリッキー3作品+バニシングIN60 Ⅱの撮影済シーンを収めたトリロジーコンプリートBOXには2種類の日本語吹き替えが収録されており、中尾彬氏がH・Bハリッキー役を務めたTV放映版はサウンドトラック、効果音がオリジナルの状態で収録されています。トリロジーBOXでは、同じように、ささきいさお氏がハリッキー役を演じたTV吹き替え版のみ、オリジナルサウンドトラックと効果音を楽しむ事が出来ます。

大好きな本作ですが、映画公開後にVHSソフトは発売されたものの、その後は長年DVDやブルーレイソフト化には恵まれませんでした。状況が変化したのは2000年代に入って、本作にインスパイアされたとされる”60セカンズ(原題:Gone in 60 Seconds)”が製作されてからの事でした。同作のDVD発売時に元祖バニシングin60もDVDソフト化!・・・しかしながらインディーズムービーの悲しさ、使用している楽曲の版権を押さえておかなかったため(と言われている)、サウンドトラックが全面的に差し替えられてしまい、5.1チャンネルサラウンド化のためか、クルマのエンジン音やポリスカーのサイレンの音などの効果音をも変えられてしまい、オリジナルを知る人間には違和感ありまくり・・・。その後BORN TO RUNというハリッキーの他の3作品、ジャンクマン、デッドライン、そして未完のバニシングin60 Ⅱを集めたボックスセットが発売された際もそれらの作品の状況は変わらずだったのですが、近年発売されたDVD、ブルーレイ(単品とやはり4作品を集めたトリロジーコンプリートBOX)では、中尾彬氏がハリッキーの声を当てた日本語吹き替え版が収録されており、それのみ当時のサウンドトラックと効果音で楽しむ事が可能になりました。当方は英語版のオリジナル音声を収めたレンタル落ちのセルVHSと、TVを録画した吹き替えVHSをいまだに保有しています。DVD/ブルーレイでは差し替えられてしまったラストシーンと共に、いつの日か美しい映像とオリジナルサウンドでこの作品を楽しむ事ができる日は来るのでしょうか・・・って、ダメだ、この作品は好き過ぎてとても1回では語りつくせない・・・という事で次回に続きます。。。

スクリーンを駆け抜けたクルマ達 フォード vs フェラーリ,ジョン・デロリアン 年末年始クルマ映画2題

毎回月頭に同じような事を言ってますが、あっという間に10月ですよ・・・。

年末年始クルマ映画01
↑ポンティアックでGTOやグランプリを誕生させ、独立して自らの理想とするスポーツカーDMC-12を創り上げたジョン・Z・デロリアン氏。それが映画になるとは・・・。歴史的事実も含め、タッカーとの近似性を感じます。
 
 
●フォード vs フェラーリ(原題:Ford v. Ferrari) 日本公開サイト立ち上げ+予告編第2弾公開!


https://youtu.be/uOvwe25iCP4

さて、当方個人的に期待値MAXのフォードvsフェラーリ、長らく予告編だけの公開に留まっていましたが、少し前に日本公式サイトも立ち上げられたようです。現状ではまだまだ情報が少ないですが、公開が近づくにつれて内容が厚くなってゆく事を期待したいです。そして予告編第2弾!、1本目とは異なるシーンを色々と垣間見る事が出来ます。エンツォ・フェラーリとおぼしき登場人物や、P4の美麗な姿もよりはっきりと・・・。この作品を観てしまったら、当方の血中GT40濃度がまたしても急上昇してしまうかも知れません・・・。
日本公式サイトはコチラ。→http://www.foxmovies-jp.com/fordvsferrari/

 
 
●ジョン・デロリアン(原題:Driven) 日本公開2019年12月7日+日本版予告編!


https://youtu.be/L_3vvQbAT78

一方、コチラの作品は当方的には全くのダークホースだったのですが、バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズのタイムマシンとしてお馴染みのデロリアンDMC-12に関連する映画がフォードvsフェラーリに先立って今年12月7日に公開となるようです。デロリアンDMC-12とジョン・Z・デロリアン氏については当方も過去記事でご紹介した事があるのですが、今回の映画はクルマであるDMC-12よりは、人間としてのジョン・Z・デロリアン氏に焦点を当てた作品のようです。そういう意味では派手なカーチェイスなどは期待出来ないでしょうが、先頃ようやく映像ソフトが発売になったタッカーと似ているのかも・・・。それはそれで興味深いです。

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↑遠い昔、当ブログでフォードGTの特集をした以降も、新たなモデルが色々と発売になっています。来年映画を観てしまったら、それらの補完特集を組むかも知れません・・・。

映画の公開が待ち遠しいですが、このペースだと年末年始なんてあっという間かも・・・。作品を観てしまったら,次は「映像ソフト化熱烈希望!!」って、なってしまうんだろうなあ・・・。

追悼:俳優 ピーター・フォンダさん死去 スクリーンを駆け抜けたクルマ達 イージーライダー&ダーティ・メリー クレイジー・ラリー

先の台風15号では、当方の住む神奈川県でも強風が吹き荒れ眠れぬ夜を過ごしました。関東では特に千葉県の被害が甚大で、電気・水道などライフラインの復旧がようやくという状況。家屋の修復など、1日も早い全面復旧をお祈り致します。

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↑当方がイージーライダーを初めてちゃんと観たのは、このブルーレイソフトを買ってからでした・・・。対するダーティ・メリー クレイジー・ラリーはTV放送がお初。その後VHS, DVD, ブルーレイと何度ソフトを買い直した事か・・・。

当方が亀更新の体たらくの内に月日が流れてしまいましたが、去る8月16日、米俳優のピーター・フォンダさんが肺がんに伴う呼吸不全のためロサンゼルスの自宅で死去されたとの事です。享年79歳、ご冥福をお祈りしたいと思います。ピーター・フォンダさんと言えば真っ先に脳裏に浮かぶのは、やっぱり”イージー・ライダー(原題:Easy Rider)”と言う事になるでしょうか。自ら製作に携わり、共演のデニス・ホッパーさんが監督し、2人で脚本にも関わったアメリカン・ニューシネマの代表的な作品です。広大なアメリカの風景、カスタムハーレー、長髪、ヒッピー、ドラッグ、挿入される楽曲・・・作品からは'70年代の空気が感じられます。ニュースの後、しばらくの間はステッペン・ウルフのボーン・トゥ・ザ・ワイルドやザ・バンドのザ・ウェイトなど作品に関連する楽曲がFMでも頻繁に掛かっていました・・・。

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↑劇中、ピーター・フォンダさんが演じたワイアットのキャプテンアメリカ。日本ではディアゴスティーニから発売された書店系アイテム、”ハーレー・ダビットソン プレミアムコレクション”を10種類集めると貰えた特典品でした。実車のレプリカが飾られているミュージアムのジオラマ風台座付きなのですが、引っ越しのバタバタでどこかに紛れたままです。。。

映画イージーライダーに登場した2台のカスタムハーレーは、レプリカが製作されてミルウォーキーにあるハーレーダビットソン・ミュージアムに展示されています。この劇中バイクは過去にモデル化されたことがあり、当方も入手しています。それはディアゴスティーニの書店系パートワークで、10台の1/24ハーレーダビットソンのモデルを集めると特典として映画の劇中車2台が貰えると言う物でした。過去に当ブログでご紹介した、こちらもアメリカン・ニューシネマの隠れた名作である”グライド・イン・ブルー(原題:ElectraGlide IN BLUE)”の絡みで、白バイでお馴染みのエレクトラグライドを入手したのがきっかけですが、比較的少数で特典品が手に入るので頑張ってしまったのでした。(ネットで調べるとフランクリンミントの1/10モデルというのも存在するようです。)

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↑こちらは映画の監督も務めたデニス・ホッパーさんの演じたビリーのビリーバイク。2台のモデルは1/24スケール、プラメッキバリバリの典型的な書店系アイテムですが、劇中仕様の特別感は感じられます。2台の年式は諸説ありますが、モデルのケースの表記に合わせました。

・・・ピーター・フォンダさんの代表作と言えば上記のようにイージー・ライダーと思うのですが、2輪よりも4輪が好きな当方は彼から連想するのは”ダーティ・メリー クレイジー・ラリー(原題:DIRTY MARY CRAZY LARRY)”の方なのであります。こちらも過去にDVDコレクターズエディションの発売を祝って記事をアップしたことがありますが、その後フルHDブルーレイも発売されましたし、この作品はどれだけ映像ソフトを買い直したことやら・・・劇中疾走するライムグリーン(かつてはTV放送の色調が黄ばんでいてイエローのボディだと思っていた)の'69チャージャーのカッコ良さは子供の頃に深く心に刻み込まれました。ブリットの'68、ワイルドスピードの'70といい、チャージャーは映画のダークヒーローを最高にクールに演じる名バイプレーヤーだと思います。

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↑こちらはジョニーライトニングから発売されているダーティ・メリー クレイジー・ラリー劇中車仕様の/64 '69チャージャー。実車のカラーに合わせたパッケージがカッコ良すぎでブリバリ出来ません。。。同様のモデルはグリーンライトからも発売されているらしいのですが、ネットで見る限りパッケージには作品名等は見当たらないようです。個人的には1/43モデルを熱烈希望。

ダーティ・メリー~の劇中車は、残念ながら1/43では製品化されていないと思われるのですが、オートワールドの1/18モデルやジョニーライトニングの1/64モデルなどが存在します。当方は大きなモデルは保管場所がないので買っていませんが、JLの1/64は入手しました。実は1/64のモデルはグリーンライトにもある(らしい)のですが、版権絡みかパッケージには映画の作品名等は一切表示されていません。この状況からするとGLの1/43劇中車シリーズでの発売も難しいかも知れませんが・・・なりすまし劇中車で映画仕様のパッケージ無しでも構わないから発売して欲しい所です・・・。

スクリーンを駆け抜けたクルマ達 ~タッカー・恐怖の報酬・フォードvsフェラーリ クルマ絡み映画ネタ3題

どうもF1の放送があるとブログをサボり気味です(笑)。中々'71~'73マスタング特集が先に進みませんが、今回は気になるクルマ絡み映画のネタを3つお送りしたいと思います。1つはめでたくDVD/ブルーレイソフト化が叶った作品、もう一つはめでたくDVD/ブルーレイ化が決定した作品、そして最後はめでたく映画が完成、日本公開も決定した作品のご紹介です。どれも個人的には心待ちにしていたものばかりです。

●祝!タッカーDVD/ブルーレイソフト発売


https://youtu.be/ty93RYkzYQQ

1本目は”タッカー(原題:TUCKER THE MAN AND HIS DREAM)”、過去にコチラの記事でDVD/ブルーレイソフト化されていないことを嘆いていたのですが、この度めでたく発売となりました。作品のあらましやクルマとしてタッカーご紹介は過去記事に譲るとして、今回はソフトの内容を簡単にご紹介。入手したのは4Kレストア版 初回限定オリジナル・アウターケース仕様のブルーレイディスク。多数の映像特典と共に日本テレビ・金曜ロードショー放送字の日本語吹き替えが収録されている(1部英語音声+字幕)のが個人的にはポイント高いです。画質はレンタル落ちのVHSとは比較にならない鮮明さ。お値段はちょっと高めですがようやく日本版発売、やっぱり嬉しいです。

Tucker_01.jpg
↑中古で入手したレンタル落ちのVHSと遂に発売なったブルーレイ、そしてソリドの1/43モデル。


●祝!!恐怖の報酬 完全版DVD/ブルーレイソフト発売


https://youtu.be/LuONMSE0mJM

続いては昨年末から日本でもリバイバル上映され(4Kリマスター完全版の新規上映とも言える)、ごく1部ですが7月から上映される映画館もあるという異例のロングランとなっている”恐怖の報酬(原題:SORCERER)”。当方も大興奮で映画館に足を運んだ様子をコチラコチラでご紹介したのですが・・・遂に、遂にDVD/ブルーレイ化が決定!!♪♪。ネット通販等で予約受付も開始されています。英語音声・日本語字幕のみの”完全版”と、(ブルーレイのみ?)TV版吹き替え(1部英語音声+字幕)+特典ディスクを含む”完全版《最終盤》”の2種があり、1部販売では更に独自特典を付加したバージョンもあるのですが、お値段が一気に通常版の倍近く~倍以上になってしまうのが苦しい所。監督のウィリアム・フリードキンが自身の最高傑作と言い切る本作、当方は頑張って”最終盤”を予約しました。

恐怖の報酬01
↑初回、短縮版で日本公開された際のパンフレットと4Kリマスター完全版で公開された今回のパンフレット。短縮版で公開された当時の英題はWAGES OF FEAR で、これはアンリ=ジュルジュ・クルーソー監督のオリジナル作品の英題THE WAGES OF FEAR から取っていると思われます。(フランス語原題はLE SALAIRE DE LA PEUR)


●祝!!!フォードvsフェラーリ 映画完成&日本公開決定


https://youtu.be/4rcKCkcp5gE

さて、最後にご紹介するのは個人的に作品の完成を心待ちにしていた”フォードvsフェラーリ(原題:Ford v. Ferrari)”。元々は過去にコチラ(なんと2011年末ですよ!)でご紹介したA・J・ベイムの著書”フォードvsフェラーリ 伝説のルマン”を基に、マイアミバイスのTVシリーズプロデュースなどで知られるマイケル・マン監督/ブラット・ピット主演での映画化という話があったのですが、そちらは諸々の事情でスタックしてしまい、本作はそれとは別枠のようです。(原題がvsでなくv.となっているのはその辺りの事情があるのかも!?)しかし主題は'66年のルマンであり、レーサー ケン・マイルズとキャロル・シェルビーの友情を軸に描かれるというのですから期待大。日本では来年1月公開予定との事で、日本版予告編の動画が公開されました。先述のベイムの著書で書かれたマイルズ像と、予告編で観るクリスチャン・ベイルは個人的にはイメージバッチリ。キャロル/シェルビーはボーンシリーズなどでお馴染みのマット・デイモン、レースシーンも迫力満点だしあと半年も待てない!!・・・そうそう、やや誇張気味に表現されたヘンリー・フォード2世像も楽しそうなのですが、予告編ラストのネタ扱いぶりは問題ないんでしょうか(笑)。

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↑スパークからも発売となったフォードGT Mk2, ケン・マイルズ/デニス/ハルム組の1015車。本来'66年ルマン24時間レースの栄冠は彼らのものでした。このモデルを含むスパークのGT40はいずれじっくりご紹介したいと思います。

画質改善!? 激走!5000キロ ”復刻シネマライブラリー”

嬉しいような、ちょっと悔しいような・・・。

劇走!5000キロ_1901

-とある日の、勤め先での休み時間の会話-
Ponys41 「いや~、しかしフェラーリの鷹がHDリマスターDVD/ブルーレイで発売になるなんて凄い時代になったもんだ。」
同僚 I 君 「後は激走!5000キロが正規のDVD/ブルーレイで出てくれればね~。」
Pony 「DVDオンデマンドで出てるけど、画面サイズも4:3だし、VHSの映像をDVD-Rに焼いたような仕様だからね。」
I 君 (ネットを見ながら・・・) 「これ見ると画像サイズは16:9みたいですよ・・・。」
Pony 「え゛っ・・・(絶句)。」


劇走!5000キロ_1903

劇走!5000キロ_1904
↑新版と旧版でジャケットは殆ど一緒ですが、裏面の画面サイズは確かに4:3から16:9に変わっています。

・・・という事で、帰宅して確認してみると発売は以前当方がご紹介したのと同じTUTAYAさんの「復刻シネマライブラリー」シリーズながら、いつの間にやら画像サイズが4:3から16:9に改められています。DVD DOWNLOAD形式での受注生産販売となり、媒体はDVD-Rなのも同じようです。受注生産(一部ブラジルの河の名前に似た所などでも販売されています)ゆえ価格は高めなのですが、大好きな作品だけにこれはもうマストバイであります。届いたディスクを再生すると確かに画面サイズは16:9だし、画質もHDリマスターのブルーレイ程ではありませんが、以前の製品に比べると確かに向上しているようです。嬉しい・・・けれど、旧製品をほぼ同じ価格で購入していた当方はちょっぴり複雑な気分です。

ラスト・ラン_001
↑以前から所有していたVHSとジャケのデザインがほぼ一緒、当時のパンフレットに近いです。

さて、この復刻シネマライブラリーにはカーチェイスムービー好きの当方が気になる作品が他にも色々・・・。購入済みの物としては”ラスト・ラン 殺しの一匹狼(原題:THE LAST RUN)”があり、ジョージ・C・スコット主演の'71年作品で、ヨーロッパを舞台として引退生活から復帰したゲッタウェイ・ドライバーの姿を描いています。主人公の駆るBMW503と追手のジャガーXJ6による山岳路での渋いカーチェイスが見所。この作品も長年DVD/ブルーレイ化に恵まれず、当方は中古のVHSソフトを所有していた物です。主人公と、彼が愛情を注いだBMW503のシンクロが深い余韻を残す名作と思います。こちらは発売当初から16:9サイズでした。

他に未購入ながら気になっている作品もあるのですが、何分若干お値段高めなのでなかなか手が出ません。ここで覚え書き的に列記しておきたいと思います。

・フリービーとビーン/大乱戦(原題:Freebie and the BEAN)
ローワン・アトキンソンのミスタービーンとは何の関係もありません(笑)。リチャード・ラッシュ監督、アラン・アーキン、ジェームズ・カーン主演の刑事ものです。(74年製作)コメディタッチの作品ですが、当時としては割りと派手目なカーチェイス&バイクチェイスがあります。こちらは現状VHSのみの所有。。。


↑本作のカーチェイスシーンの1部をどうぞ・・・。'71~'72のフォードフルサイズ、カッコ良くて好きです。

・爆走トラック'76(原題:WHITE LINE FEVER)
ジョナサン・カプラン監督、主演ジャン・マイケル・ビンセント'75年作品。昔観た記憶があるのですが、主演以外記憶がない・・・イマイチ購入に踏み切れていないのですが、トラックドライバーが権力に挑む的な所はコンボイやハイローリングなどと共通する物があります。観てみたいです。

尚、この復刻シネマライブラリー、一部メーカーの旧いDVDレコーダーやパソコンでは視聴できない事もあるそうです。購入を考えておられる方はご注意・ご確認のほどを・・・。

劇走!5000キロ_1902
↑画像は過去記事の使いまわしです。(手抜きですみません。。。)
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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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