1/43cu.in.

1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

そりゃないぜ、ロードチャンプスさんよ!! クライスラー強化計画!? & ミニカー・コラムシフト Vol. 21  ~'69 Plymouth Road Runner ??

当ブログ内でのGM/フォードに対するクライスラー系車種の記事アップ数不均衡を是正する「クライスラー強化計画」、今回は久々のミニカー・コラム・シフト、そしてブログを相互リンクさせて頂いているまくろふぁんです様への勝手連で行ってみたいと思います。

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先頃、ブログを相互リンクさせて頂いているまくろふぁんです様が長年想い焦れた念願のトイを入手され、その喜びを記事の中で「おもちゃの神が舞い降りる瞬間」と綴られていました。この感覚、物凄く良く判るんですよね~。当方も拘って蒐集しているイスラエル方面のミニカーなどで「これは絶対入手出来ないだろう」と思っていた幾つかのモデルを入手した際、同じような想いに捉われた事があったので、その文面からまくろふぁんです様の喜びの大きさが手に取るように分かり、大いに共感したのでした。

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↑何がMOPER MUSCLEだ!何が426 Street HEMIだっ!!と、ツッコミたくなるような(笑)、それはそれでなかなかクールなボックスアート。これでちゃんとしたモデルが入っていれば完璧だったのにね・・・。

・・・ところが長いことモノを蒐集するという趣味を続けていると、そうした素晴らしい逸品との出会いもある反面、時には天を仰いで「そりゃないでしょ!」と言いたくなるような迷品・珍品に出くわす事もあります。当方の場合・・・そう、忘れもしない・・・日本では入手の難しい1/43アメリカ車ミニカーを求めて、eBayの荒海に漕ぎ出したあの頃・・・。箱に収まった小さな画像と共に”Rare!! 1:43 ROAD CHAMPS PLYMOUTH ROADRUNNER”の文字が目に留まったのでした。先回ご紹介した同ブランドのダッジ・スーパービーを入手済だった当方、「おおっ、ロードチャンプスはロードランナーも製品化していたのかっ!!」と大興奮、高い海外送料も顧みず喜び勇んで即決落札したのですが・・・。手元に届いた海外からの段ボール箱を開封すると、そこから現れたのはトンデモな物でした。。。

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↑ダークレッドボディ、エンジンフードの太い2本のストライプ、アイボリーホワイトのバイナルトップ・・・一見、クールに決まったモパーマッスルの1/43ミニカーに見えるのですが・・・。

ご覧頂いているモデルがそれなのですが・・・え?なかなかカッコいいモパーマッスルじゃないかって? いやいや旦那、良~~~くご覧あれ!!何とそれは、ダッジのスーパービーを塗装だけプリマス・ロードランナー風に仕立てた”なんちゃって”モデルなのでありました。。。いやはやまったく、ロードチャンプスは過去にご紹介したアイスクリームトラックのような味のあるモデルや、ハースト・オールズのようなマニアックな車種をなかなかの再現度でモデル化してみたかと思えば、こちらも過去ご紹介済の'69を無理矢理'70風に仕立てたマスタング・ボス302など、今時、新興の弱小ブランドでもやらないような確信犯的成りすましモデルをしれっとリリースしたりしていたのでした。。。

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↑何とこのモデル、先回ご紹介したダッジ・スーパービーに、プリマス風の塗装(正確にはエンジンフードのみ)を施して発売したなんちゃってモデルなのでありました。。。大体、リアはスーパービーのシンボルマークや”DODGE”の文字がプリントされています(笑)。

・・・と言う事で、期待に胸を膨らませ、海外からのブツをを開封した時の当方の落胆と言ったら、そりゃあもう、筆舌に尽くし難いモノがあった訳ですが、、、今になってみると、このモデルを眺めていると何だか頬が緩んでしまうんですよね。とかく保守的で真面目な製品の多い1/43ミニカー界にあって、こんないい加減な代物を堂々と販売しちゃうブランドって、ロードチャンプスを置いて他にないと思うのです(笑)。過去の己の勉強不足を戒める一方、何だかんだ言いつつそれが今や結構なお気に入りの珍品と化している・・・ホント、当方にとっては愛すべきブランドでありますロードチャンプスってヤツは(笑)。

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↑お堅い1/43スケールモデルの世界にあって、これほどスカッと(笑)適当なモデルを販売できるのはロードチャンプス位ではないかと・・・。そう考えるとなかなか愛すべき珍品のような気もします。。。

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ミニカー・コラム・シフトVol.20; ~ミニカーとフィギュアが織り成す深遠なる世界~

今年初となるミニカー・コラム・シフト、今回の主役は・・・ミニカーではありません!?

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↑輝けるこの2台の共演も良いものです。普段の当ブログならここまでなのですが・・・。

過去にも都度記している事ですが、当方のアメリカ車好きという嗜好は少年時代に観た数々の映画から多大な影響を受けています。「バニシング・ポイント」 「ダーティー メリー ・ クレイジー ラリー」 「激走!5000キロ」 「トランザム7000」 「ザ・ドライバー」等々・・・これらの作品のカーチェイスシーンはクルマ大好き少年の心を熱くさせ、アメリカ車の持つ魅力が強烈に(実際以上に?)刷り込まれた訳ですが、とりわけ当方の”マスタング好き”を決定的にしたのが「ブリット」と「バニシングin60」の2作品でありました。

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↑ミニチャンプスのミニカーと・・・。この組み合わせには何の説明も必要ないでしょう・・・。

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↑僅か4cm程のフィギュアですが、表情、ポージング共に素晴らしい仕上がりです。

そんな当方がいつものように画像検索でネットを徘徊していた時・・・出逢ってしまったのです・・・素晴らしい作品に。その作品をプロデュース下さったのはこちらのサイト、そして製作された方のブログはこちらです。作品名は”The Mustang Man”ですが・・・ご覧頂ければそれが何かは多くを語る必要もないでしょう。フィギュアの身長はおよそ4cm、この小ささで驚くべき再現度だと思います。ブルーのタートルネックセーターにベージュのコート、ブラウンのジャケットの下のホルスターには、コルトのダイヤモンドバックが収まっているに違いありません。

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↑こちらはグリーンライトのミニカーと・・・。この組み合わせも説明不要ですね。

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↑黒い革の手袋、”商売道具”の詰まったアタッシュケース・・・小道具にも抜かりはありません。

ご縁があってお知り合いになった作者様から「今後の参考に何か作品化の希望があればお聞かせ下さい」とのメールを頂き、幾つかリクエストをさせて頂いたのですが・・・ある日その方から封筒が届き、開封してみてビックリ!!そこに入っていたものは・・・こちらも当方が駄文を重ねる必要はありますまい(笑)。カツラと付け髭で変装し、手にはクルマ泥棒の商売道具が入ったアタッシュケース。作品世界を見事に切り取った素晴らしい逸品だと思います。本当に感激です。これはもう、当方にとっては金銭に換算出来ない、一生ものの宝物となりました。

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↑トップの画像と見比べてみて下さい。ミニカーとフィギュアがお互いを引き立てあっているのが良くお判り頂けると思います。

過去にご紹介したボンドカー・コレクションコーギーの劇中車シリーズのように、映画やドラマの劇中車と登場人物のフギュアが組み合わさると、作品世界がより生き生きと再現されて眺めていてとても嬉しい気分になってしまいます。ここの所、グリーンライトが「ワイルドスピードシリーズ」を始めとした製品をリリースするなど、1/43でも劇中車のミニカーが盛り上がりを見せつつあるように思います。それを更に1歩進めるとするならば、ミニカーとフィギュア、或いはミニカーとジオラマといった組み合わせもコレクションの1ジャンルとして成立し得るのではないか・・・そう思います。

ミニカー・コラム・シフトvol.19; ミニカーを通じて見えてくる世界 ~ GamdaKoor Sabra Chevelle Station

・・・数回に渡りお送りした'60年代のステーションワゴン特集は、ガムダクール・サブラ製シェベル・ステーションワゴンのバリエーションにて終了、今回はミニカーコラムシフトとしてお送りします。


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過去記事でも都度ご紹介している通り、米クラグスタン社からの委託でスタートしたガムダクール・サブラシリーズは、VWビートルを除くとラインナップのほぼ全てがアメリカ車です。60年代中盤以降の米国車を、標準スケール近辺でリアルタイムに、一貫性を持って製品化した商品展開は他に類を見ません。それゆえ1/43をメインにアメリカ車のミニカーを蒐集している当方には重要なブランドの1つです。大好きなミニカーについて色々と調べてゆくと、ブランドの生い立ちやその消長を通じ、生まれた国の生活や文化、時代背景と言った物が見えてくる事があります。今回はシェベル・ステーションのバリエーションを紹介しつつ、その辺りについても記してみたいと思います。


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先回ノーマルバージョンのシボレー・シェベル・ステーションワゴンのご紹介で記した通り、ガムダクールのシェベルワゴンには品番8100の乗用車版、品番8101のアンビュランス、8102のファイヤーチーフという大きく分けて3つのバリエーションが存在し、それぞれにサブナンバーで区分される多数の派生バリエーションが存在します。しかし、その他にサブナンバーで区分されない、或いはサブナンバーが特定されていないバリエーションが少なくとも2種存在します。今回はその2種をご紹介します。


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1つ目のバリエーションは「COMMANDO」と呼ばれるもので、前回ご紹介したノーマル仕様と同じスカイブルーのボディのドア部分に錨マークが張り付けられています。このデカールにはヘブライ語で何か書かれているようです。詳細はよく分かりませんが、海軍関係の連絡車両といった感じでしょうか。シェベルステーションのバリエーションには品番8100/3で陸軍の兵員輸送車があるので、海軍バージョンがあっても不思議はありません。デカール貼り付け以外は特に外観の変化もなく比較的シンプルなバリエーションですが、その存在を知ってしまうとやっぱり入手したくなってしまうのがコレクターの性(さが)という物であります。


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2つ目のバリエーションは「Hadassah」と呼ばれるもので、ルーフにサイレンが付き、サイドにはストライプなどが入っています。通常ガムダクール・サブラのマーク類は水転写のデカールが使用されていますが、このモデルは面積が大きいためか、透明フィルムの裏面に糊のついたステッカータイプの物が使われています。・・・HADASSAHについて調べましたがイスラエルの医療機関のようです。モデルは救急車だと思うのですが、シェベルステーションの金型を使用したバリエーションには品番8101./1、救急車の2ndバリエーションとしてイスラエル・アンビュランスが異なるカラーリングで存在しています。医療機関が異なるという事でしょうか・・・。


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当方がこうした派生バリエーションの存在を知ったのは、ガムダやガムダクールについて詳細なデータと共に記された著書「Israel Die-cast Model Cars」を入手した事によってでした。本は著者自身が海外のネットオークションに出品したもので、恐らく自費出版本ではないかと思われます。貴重な機会でしたので、購入後しばらくは著者の方とメールのやり取りをさせて頂いていました。その中で氏は「この本を通じ、イスラエルという国にも一般的に知られている姿とは異なる側面がある事を知って欲しい。」と仰っていました。


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本を読むと、子供たちに自国製のミニカーを届けるという目的に向け、その製造方法を学ぶために英国のミニカーメーカーに技術者を派遣したり、他社の金型を譲り受ける所から製造をスタートした等々、ガムダの歴史が綴られています。個人的にはそれが当方の子供の頃、高度経済成長期の日本の姿と重なり、シンパシーを感じたのでした。・・・パレスチナを巡る問題の現状は悲劇と言う他はありません。悲惨な新聞記事を目にするたびに胸が痛みます。出来る事なら武力によるのではなく、平和裡な解決の道を模索して欲しいと切に願います。


ミニカー・コラム・シフトVol.18; Happy Birthday Mustang ! 愛されて半世紀 50th Anniversary

いやいやいやいや~、めでたい。遂にこの日がやって参りました!!!


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1964年4月17日、初代モデルがニューヨーク・ワールドフェアの会場で発表されてから、今日でちょうどマスタング誕生50周年となりました!!本当にめでたい事です。自動車メーカーとしてでなく、単独の車種として誕生50年を祝えるクルマというのも、そう多くはないのではないでしょうか。


当たり前の事ですが以前このブログで45周年のお祝いをしてから早や5年の歳月が流れているのですね・・・。50周年の今回も、手持ちの1/43モデルで歴代マスタングを振り返りながら、当方なりにお祝いをしたいと思います。前回とはなるべく被らないモデルをご紹介したいと思いますが・・・果たしてどうなりますでしょうか。


●'64 1/2~'66


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記念すべきベビーマスタング。年間50万台超という、クーペボディの単独車種としては空前の大ヒットとなりました。ボディパネルに目立った変更がなかったのは'66年型迄です。尚、'64 1/2年型と言うのはファンの間での呼び方で、フォードの登録上は最初から'65年型となっていました。ファストバックは少し遅れて'65年に入ってから登場しています。ミニカーは往年の名作、テクノのコンバーチブル、ディンキーのファストバック、ソリドのハードトップの揃い踏み。旧いミニカーにはやはり新しい物とは異なる魅力があります。


●'67~'68


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ボディ外板の大部分を変更、トレッドを拡大しスタイリングもよりマッチョになった'67~'68。搭載エンジンも大排気量化・ハイパワー化し、ファストバックルーフはボディ後端までよりなだらかに流れる形状になりました。”ブリット”や”60セカンズ”そして”ワイルドスピード東京ドリフト”など、映画での活躍も多い年式です。ミニカーはマッチボックスの'67ファストバックと、ミニチャンプスの'68ファストバック


●'69~'70


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最初期型からホイールベースは変わらないものの、再びボディ外板を大幅変更、より長く・より幅広くなった'69~'70。歴代の中でも最もワイルドでワルな雰囲気の漂う年式です。当方の周りでもこの世代が好きという人も結構多い年式。モデルはスパークのBoss 302、トランザムレース仕様でまとめてみました。'69はダン・ガーニーのドライブしたマシン、'70はパーネリー・ジョーンズのドライブしたマシン。


●'71~'73


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ホイールベースを初めて延長、直線的な新世代デザインに生まれ変わった'71~'73。マスタングの世代の考え方は、この年式を2代目とするものと、ここまでを初代とする2通りの考え方があります。日本では人気の高い世代ですが、アメリカ本国では販売面では意外と苦戦しました。ミニカーはコーギー製の'71マッハ1"007ダイヤモンドは永遠に”劇中車仕様と、ジョニーライトニング製'71 Boss 351仕様。Boss351は'71のみに存在したレアモデル。


●'74~'78


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'71~'73から一気に小型化され、サブコンパクトのピント/ボブキャットをベースとして誕生、マスタングⅡを名乗った'74~'78。登場初年度はオイルショック影響もあってスマッシュヒットとなりました。コンパクト化されたものの、スタイリングはマスタングらしさを継承していたように思います。当方はNEOのモデルは未入手なので、昨年と同じ1/45の縮尺が惜しいトミカ・ダンディーとユルだけど1/43で嬉しいジルメックス。45周年時とは色違いのモデル。


●'79~93


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フェアモント/ゼファーのFOXシャシーをベースに欧州調のデザインで登場した'79~'93マスタング。パワーアップやコンバーチブルの復活などで長寿を全うしました。ミニカーはノレブJET CARシリーズのクーペ(グリルやバルジから初年度'79のコブラ2.3ターボと推定)、ニューレイのコンバーチブル。ニューレイのモデルは最近になってヘッドランプがクリアレンズの別パーツに改良されています!(凄いぞニューレイ)


●'94~'04


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スタイリングなど原点回帰の傾向を見せながら登場した'94~'04。曲線的なデザインの前期型(~'97)とニューエッジデザインと呼ばれた後期型('98~)があり、専用の4独サスを採用していたコブラは、最終的にはDOHC+スーパーチャージャーで390hpに到達しました。モデルは前期タイプGTがミニチャンプス、後期タイプGTがカスタム&チューニング出来るミニカー、モディファイヤーシリーズの製品。(5年前とは色違い)


●'05~'14


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初代マスタングのDNAを色濃く受け継いで誕生した'05~'14。フォードの戦略はファンからの強い支持を勝ち得たと言えるでしょう。BOSSやシェルビーなど往年のビッグネームも復活し、シェルビーではエンジン出力など、もはや何が何だか分からない世界に・・・。伝統のリジットサスを持った最後の世代となりそうです。ミニカーは登場初年度の'05がオートアート、後期型'13 Boss302がシュコーのプロRシリーズのレジン完成品。


何はともあれおめでとうマスタング!!この調子で60周年、70周年とどんどん行きましょう。最新の2015年型もきっと何処かが1/43で製品化してくれる事でしょう。楽しみに待ちたいです。


ミニカー・コラム・シフトVol.17; 来年は午年、マスタング50周年、そして新型は・・・!?

ハロウィーンも終わったので、次の記事までの間にホットな話題を・・・。


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↑初代マスタングのデビューは’64年の4月17日。年間50万台を超える大ヒット作となりました。


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↑オリジナルから少しマッチョになった’67~'68。この世代はやっぱり”ブリット”によって、そのカッコ良さを強烈に印象付けられました。


早いもので今年も残す所2カ月となってしまいました。そろそろ年賀状の絵柄なぞ考えなければならない時期ですが、来年は午年(うまどし)、そしてマスタングがめでたく誕生50周年を迎えます。いや~、マスタングのアニバーサリーがイヤー・オブ・ホースとは本当に喜ばしい。来年のデトロイトショーではこの記念すべき年に、2015年モデルとして次期マスタングが発表される可能性が高いと言われてます。


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↑’69~’70には独特な魅力があります。この年代が最も好きという人も多いですね。


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↑日本では人気の高い'71~'73、本国では当時はあまり売れなかったのだとか・・・。でもやっぱりカッコ良いです。


当方も次期マスタングのスタイリング動向を期待と不安を抱きながら見守っています。ここに来て米本国のCAR AND DRIVER誌のウエブサイト上に、「まあ、概ねこんな感じだよ」という見出しと共にスクープ画像が掲載されました。3D CADデータのCGレンダリングのようですが、ご丁寧な事に360°ビューになっています。うまく機能しない場合もありますが、興味がおあり方はコチラへどうぞ。静止画像はコチラあたりが良いかと思います。


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↑'74MYにデビューしたマスタングⅡ、小さいけれどマスタングらしいカタチで好きでした。


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↑’79年、この世代がデビューした時は正直、「終わった」と思ったものでした。・・・でも今となってはこの世代も捨て難い。いいんです、マスタングだから。


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↑この世代も最初は余り好きになれなかったのですが・・・コブラが登場してから良いな~と思ったのです。マスタングファンだから・・・。


画像を見た当方の正直な感想は「・・・う~ん、、微妙。」という感じでした。全体的にはやはりコンセプトカーEVOSの影響が強く感じられ、顔付きなどはマスタングらしさを残しつつ最近のフォード車に共通のアイデンティティが表現されています。・・・無難にまとまっているとも言えますが、アメリカ車臭さはちょっと薄れてしまったような・・・問題はカー・アンド・ドライバーの画像がどの位正確なのかと言う事です。実車はCGよりも更にカッコ良い仕上がりになっている事を期待したいです。


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↑最初は後ろ向きなコンセプトだな~と好きになれなかった'05~モデル、でも、大好きになるのに大して時間は掛かりませんでした。マスタング以外の何物でもないですねこのカタチは。


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↑現行車となる’10~モデル。現在のフォード乗用車のなかではアメリカ車らしさを一番感じさせるクルマだと思います。次世代は果たしてどうなるのか・・・。


などと言っていますが現行世代のマスタングがデビューした時も当方は割と冷ややかに見ていました。でも今は・・・。きっと、次世代のマスタングもそれほど時間を置かずに大好きになってしまうに違いありません。それで良いのです。マスタングファンはマスタングという名前と、走る馬のマークがある限りそれを支持し続けるのだ!!


・・・あ、ついでですが当方は午年生まれ、来年は年男です。歳がバレますね・・・36歳です。(大ウソ/笑)


ミニカー・コラム・シフトVol.16; 持つべきものは同好の士 ~'53 & '98 Corvette Conv.

今回はブログで広がるミニカーコレクションの輪についてです。


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↑ロードチャンプスの2台セット、"Then & Now”は単品販売モデルとは異なるボディカラーが魅力です。


過去、当ブログの節目にも何度か記したのですが、ブログを始めた事で以前だったら出会う機会はなかったであろう方々とお知り合いになる事が出来、何人かの方とはネット以外の部分でもお付き合いをさせて頂いています。従来、ミニカーコレクションや模型製作というホビーは、何らかの同好会やクラブにでも所属しない限りは極めて私的で自己完結した世界だったと思うのですが、この分野もネットを通じてその在り方が変化して来ているなと感じる今日この頃・・・。その先にはfacebookやmixiなどSNSの世界が拡がっているのだと思いますが、元来不特定多数の人々と広く浅く付き合うのが苦手な当方、今のブログくらいのスタンスが丁度良いかな~と感じていたりもします。


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↑以前もご紹介していますが、こんなウインドーボックスに収まっています。


今回はそうしたブログが縁でお知り合いになったお一人、ねこざかな様に「勝手押し」で頂戴したモデルをご紹介したいと思います。1/43アメリカ車を蒐集する当方にとっては重要ブランドであるロードチャンプス。Then & Nowという、新旧2台をセットにしたシリーズから'53 & '98コルベットのコンバーチブルです。ロードチャンプスのこのシリーズは基本的には単品販売されているミニカーを組み合わせて2台セットにした物で専用金型のモデル等は有りませんが、セット専用のカラーリングになっている点が嬉しく、かつ貴重な存在です。


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↑こちらは良い雰囲気にまとまった'53コルベット。マルーンのボディカラーもシックで良いです。タイヤ&ホイールもなかなかです。


先ず1台目の"Then"は最初期型の’53年型C1コルベット。同ブランドのC1はハードトップ付の’55を過去にご紹介していますが、今回は初年度、トップオープン状態のモデルとなります。'53はマッチボックス製しか所有しておらずこのモデルもいつかは入手したいと思っていたのですが、今回ねこざかな様からこのセットを頂戴してその願いが叶う事となりました。ディテールなど素朴な仕上がりですが、’50年代のクルマのキャラクターにマッチしておりなかなか良い味わいです。渋いマルーンのボディカラーはこのセット専用と思われ、瀟洒な初期C1のフォルムに良く似合っているように思います。


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↑こちらはやや荒削りながら、それが却ってアメリカンスポーツらしい迫力につながっていると言ったら贔屓目でしょうか(笑)。


そしてもう1台の"Now"は、(今やこちらも"Then”でありますが・・・)’98年型のC5コルベットコンバーチブル。ロードチャンプスのC5はかつてC2特集の際にご紹介した同様のThen & Nowシリーズのゴールドのクーペの他、単品でレッドのクーペとホワイトConv.を所有していますが、やはりセット専用と思われるこのイエローは未入手でした。鮮やかなボディカラーはC5のキャラクターに実に良く似合っており、ビテス等に比べボディラインの抑揚を強調したプロポーションと相まって”らしい”豪快さが感じられる仕上がりとなっています。


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↑同じクルマも時を隔てるとその姿を大きく変える物ですね。


ロードチャンプスのミニカーは日本でコレクションしている人はそう多くないでしょうし、その評価も決して高いとは言えないかも知れません。が、ご当地ブランドと言う事もあって”或る種のツボ”を心得た造形や仕上げが楽しく、アメリカ車らしいおおらかさが感じられて当方は大好きなブランドです。日本では流通量が少なく、バリエーションを集めようと思うと海外、特にネットオークションで探すのが手っ取り早いのですが、送料がバカにならず中々購入に踏み切れません。今回の2台もなかなか手が出なかったので頂戴して本当に嬉しい物でした。ねこざかな様有難うございました!バタバタしていてまだお送り出来ていないのですが、「勝手押し返し」のブツを準備中です。もうちょっとだけお待ち下さいませ・・・。


ミニカー・コラム・シフト Vol.15 ~Since 2007(笑) 1/43cu.in.開設5周年のごあいさつ

すみません、今回の内容はフツーの日記っぽいです。・・・ギリギリ今日に間に合った。。。(大汗)


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↑ブログ開設5周年を祝して、当方の大好きなソリド製マスタングで赤・白・青のアメリカ国旗の色を・・・え?フランスっぽいですか?・・・まあ、ソリドはフランスのミニカーですし・・・(笑)。


●ブログ開設5周年御礼


「コツコツ集めた自分のミニカーコレクションをブログで公開してみよう。」ふと思い立ってこの1/43cu.in.を開設したのが5年前の今日、2007年11月11日でした。週イチペースの亀更新ではありますが(汗)・・・まあ、5年というのは一つの節目かなと思います。ブログを開設した事で遠隔地の同好の士と(時に海外の方とも)お知り合いになる事が出来、トイコレクションというホビーの幅が大きく拡がりました。ブログを始めて本当に良かった。今日まで続けて来られたのも、ひとえに親しくして下さるお仲間やコメントで遊びに来てくださる皆さん、また、この偏狭なブログをご覧下さっている方々に支えて頂いての事。この場を借りて厚く・熱くお礼申し上げます。


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↑当ブログの第1回目で使用した画像。畳のへりを道路に見立てたカーチェイスごっこ・・・子供の頃に遊び倒したミニカー達は今も変わらぬ宝物です(笑)。


1/43cu.in.というブログ名はミニカーの代表的縮尺の1つである1/43スケールと、アメリカで自動車の排気量の表記として使われるcu.in.(キュービック・インチ;1立法インチ=16.387cc)を組み合わせたもので、1/43スケールのアメリカ車モデルカーをご紹介する事を意図して名付けました。子供の頃からクルマ好きでトミカやマッチボックスで遊んでいた当方、その頃「ブリット」や「バニシングIN60」などのカーチェイスシーンでアメリカ車の魅力を強烈に刷り込まれた事と、誕生日やクリスマスなど特別な日に両親に買ってもらった1/43ミニカーが大切な宝物であった事とが原点となって現在のコレクションを形成するに至りました。


●1/43スケールでアメリカ車をコレクションするという事


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第2回目の記事に使用した画像。1/43スケールは程良い大きさでクルマのサイズ感を比べる楽しさがあります。


ブログを始めた頃はアメリカ車の1/43ダイキャスト・モデルは今日程多くはなく、名の通った一流ブランドのミニカーだけではなかなかコレクションの幅が広がりませんでした。そのため分不相応なホワイトメタル完成品やレジンキット、入手の難しいプラキット、果ては観光地の土産物売り場に置かれているようなトイカーまで~およそ1/43近辺のアメリカ車トイであれば蒐集対象として来ました。「愛しのトイカー」の括りでご紹介しているミニカー達は正統派コレクターの方であれば眉をひそめるような物かも知れません。しかし当方にとっては車種や年式の面でコレクションの穴を埋めてくれる、貴重な、愛すべき存在でありました。・・・モノを集めるというホビーにおいて、当人にとってその価値を決定する最も重要な要素は「いかにその対象物が好きか」「愛着が湧くか」という事であって、世間一般の評価や売れ行き、希少性や金銭的な価値ではないと当方は考えます。


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↑日本では知名度の低いイスラエル製のガムダクール・サブラ。このブランドのミニカーも他では得難い60年代のアメリカ車をラインナップする、とても大切なコレクションです。今回は5周年と言う事で、特にお気に入りの数台をご紹介。ボロボロのシボレータクシーは子供の頃に両親に買ってもらった記念すべきサブラ第1号車。


アメリカ車を1/43モデルカーでアーカイブする事が目標の当ブログですが(半分冗談・半分本気/笑)、「正統派定番ブランドの枠外まで範囲を拡げれば1/43スケールでも意外に多くのアメリカ車をコレクションする事が出来る。」と言う事を一人でも多くの方に知って頂きたい・・・そんな思いもブログを始めた動機の一つでありました。この5年間で状況は大きく変化し、スパークやNEO、プレミアムXといったブランドから、素晴らしい1/43アメリカ車モデルが続々と発売されるようになりました。価格の高い物が多いのが難点ですが、長年集め続けて来た愛好家としては嬉しい限り。このブログを通じ、1人でも、2人でも、同好の方が増えれば・・・そう願っています。節目を迎えたとからと言って何か新しい事を始めるでもなく、襟元を正すでもなく、相も変わらずアメリカ車の1/43モデルカーを週イチペースでご紹介して行きたいと思います。今後共お付き合いの程、宜しくお願い申し上げます。


 


2012年11月11日


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ミニカー・コラム・シフトVol.14 ~ミニカーの故郷(ふるさと)を訪ねて・・・ GamdaKoor Sabra Israeli Fire Chiff

・・・いえ、別にミニカーの製造国を訪れて工場を見学するとか、そんな大それた話じゃないのです。。。規模も経費も数百分の一のささやかな企画です。お暇とお時間のある方はちょっとだけお付き合い下さいませ・・・。


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↑ガムダクールサブラのファイアチーフ、奥が1st.で最初期のクラグスタン・デトロイトシニア版(品番8102)、手前が2ndのイスラエルファイアチーフ仕様(品番8102/1)


―それはネットオークションで或る1台のミニカーを落札した事がきっかけでした。ネタは当方のお気に入りブランドであるイスラエルのガムダクール・サブラ。落札したのは品番8102/1 ・シェベルステーションワゴンのちょっと珍しいバリエーションモデル、「イスラエル・ファイアチーフ」つまりイスラエルの消防指揮車でした。落札後まもなく出品者の方から連絡が来ましたが、何と当方の勤め先のすぐ近くにお住まいの方。残念ながら直接受け渡しはなさらないとの事でしたが、そんな地元的なお取り引きだったので届いたモデルにはちょっと面白い余禄が・・・。


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↑ミニカーのケースに貼られた販売店の名入れテープ。当時モノとして販売された証と考えて良さそうです。2nd.バージョンである品番8102/1 イスラエル・ファイアチーフのラベルも健在。


ガムダクールサブラ特有のガレージ型プラスチックケース「スタッカブル・ポケットガレージ」には、新品として販売された時に貼られたと思しきお店のネーム入りテープ(名入れテープ)がそのまま残っていました。「オモチャのデパート○○ストアー ○○駅前 電話番号・・・」 おもちゃのデパート!!なんと素敵な響きでしょう(笑)。プラモにトミカ、マッチボックス・・・子供の頃の当方だったら、店内を1日中駈け回ってお気に入りのオモチャを品定めする事でしょう。(いや、今の当方でも同じか。/笑)しかも○○駅と言ったら当方の居住地から電車で数駅の所です。このミニカーがかつて売られていた場所=故郷(ふるさと)をこの目で確かめてみたい・・・つい、そんな想いに駆られたのでした。


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↑訪れた場所はゲームセンターとなっていましたが、建物には「おもちゃのデパート」の面影が・・・(ご迷惑が掛かるといけないので、画像は大幅に加工してあります。)


・・・で、行ってみました。(←バカ。)事前に調べて分かってはいたのですが、残念ながらそこはゲームセンターへと姿を変えていました。店内に足を踏み入れた当方は、ビデオゲームの賑やかな音を念頭から振り払いながら、そこが昔おもちゃ屋さんだった頃の事を想像してみました。売り場面積はおもちゃのデパートと呼ぶに相応しい広々とした物です。きっと様々な玩具が所狭しと並べられていたに違いありません。「ああ、ココがおもちゃのデパートだった頃に訪れてみたかった・・・。」それが当方の偽らざる気持ちでした。その日お店にいらしたホール係の方に尋ねたのですが、残念ながら昔の事はよく分からないとの事・・・いつ頃までおもちゃ屋さんだったのか知る事が出来たら良かったのですが・・・。


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↑日本国内ではレアだと思われるイスラエル・ファイアチーフ仕様。製造当時に輸入・販売された可能性の高い個体です。


さて、肝心のミニカーです。前述の通りイスラエル製ガムダクールサブラの品番8102/1、'64シボレー・シェベル・ワゴンのイスラエルファイアーチーフ(ISRAELI FIRE CHIFF)です。海外の文献によると、ガムダクールの8102番は当初サブナンバーなしの1st.版でシェベル・ファイアチーフとして発売され、次いでサブナンバー"1"の2ndバージョンであるイスラエルファイアチーフとなったと記述されています。旧いミニカーにありがちなデカールの欠けやメッキのヒケもなく、非常に良いコンディションの1台でした。残念ながら縮尺は1/43よりやや小さく、1/45程度かと思われます。過去にご紹介したシボレータクシーもそうですが、デカールがヘブライ語に変わるだけでミニカーの雰囲気が結構変わります。このサブナンバーバージョンは主にイスラエル国内で販売された物と思われますが、それが当時日本でも販売されていたというのは興味深い所です。


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↑こちらは初版のシェベル・ファイアチーフ。国内外共に比較的多く流通している物です。


―ここからは少しマジメな話になります。今回確認出来たように、このミニカーがリアルタイムに国内販売されていたであろうという事実は当方にとっては非常に貴重な情報でありました。クラグスタン・デトロイトシニア/ガムダクール・サブラシリーズの輸入・販売を行っていたのが当時の米澤玩具であった事は、以前お友達のうる様にご教授頂きましたが、うる様のブログのダイヤペット'69~'70年版カタログに写真が掲載されていたのは初期のラインナップのみでした。今回のモデルのような2ndバージョンまでが国内販売されていたとするならば、このシリーズがある一定期間、継続的に輸入・販売されていた可能性が高いと考えられます。ネットオクで落札したミニカーにたまたま残されていた販売店の名入れシール、そこから思わぬ可能性が浮かび上がりました。とするならば、当方の「小さな旅」もあながち無駄ではなかったかも知れません・・・。


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↑サブナンバー無しの1st.はその中でも最初期のクラグスタン・デトロイトシニア時代の物で、旧いタイプのカード付きケース。2ndのイスラエル・ファイアチーフはケース背面のカードが省かれ、側面に車種名や品番を記したラベルが貼られています。


ミニカー・コラム・シフトVo.13 レストア待ち(続け・・・)の1/43ジャンク・プラキット達 ~amt 1/43 PLASTIC KITS

気まぐれミニカー・コラム・シフト、Vol.13は1/43のプラキットをご紹介したいと思います。


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近年1/43ミニカーにおいて、アメリカ車の製品化も昔とは比べ物にならない質&量となって来ました。普段はダイキャストを中心に1/43完成品のミニカーをご紹介している当ブログ。かつてはアメリカ車の”まっとうな”1/43完成品は非常に少なく、コレクションの幅を拡げるためにはプルバックモーター内蔵の安価なトイカー(これはこれでとても奥深い世界/笑)や、逆に高価なレジン、ホワイトメタルキットなどに頼らざるを得ませんでした。


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↑amt製の1/43プラキット。このパッケージのモデルは日本でも比較的多く流通したのでご存じの方も多いのではないでしょうか?ここにはありませんが’69AMXも存在します。


そうした中で、そう数は多くないものの、車種的にとても良い所を突いている貴重なジャンルとして1/43スケールのプラキットがあります。最近でも童友社がシェルビーGT500やフォードGTを発売していましたし、モノグラムのシェルビーコブラ289やC2コルベットConv.も精密で非常に出来の良いキットでした。アメリカ車以外ならフランスのエレールが老舗と言って良いでしょう。レジンやホワイトメタルのキットに比べれば、ずっと安価に手に入れる事の出来たとても有難い存在でありました。


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↑amt MATCHBOX時代のStreet Magicシリーズはバンパーやホイールのメッキが省かれています。一番上の初期箱は’68カマロですが、カスタム仕様で発売されストック仕様には組めません。


しかし、当方にとってこの分野で車種のチョイス、製品数共に群を抜いているのはご当地ブランドのamtではないかと思います。エンジンレスのスナップキット(接着剤不要キット)でパーツ構成はミニマムですが、ボディプロポーション、ディテールのシャープさは流石といった感じです。’69コルベット、カマロ、シェベル、トリノ、マスタング、AMXなどは日本でもそれなりに流通していたのでご存じの方も多いのではないでしょうか?


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↑同社の1/25キットをそのまま縮小したような初期箱。箱絵も中々良い雰囲気でミニチュアのミニチュアみたい(笑)。小さい方の箱はクルマのキットのみ、ちょっと大きい箱は完成後のディスプレイ用に透明プラのケースが付属しています。


実はこのシリーズ、他にも色々と当方的にオイシイ車種が製品化されていたのです。そうしたキットは国内のショップやオークションでは殆ど出廻る事がなく、海外のオークションでも箱付き未組立の美品は結構競争率が高かったりします。なのでとうほうは組み立て済やジャンクコンディションの物も含め少しずつ買い集めています。今回はそんなレストア待ちのプラキットを何台かご紹介しようと思います。


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先ずはGMから。’68ポンティアック・ファイアバードは海外ネットオクで4台まとめて入手した内の1台。プラ地肌に乱暴にハケ塗りで赤いボディカラーが塗装されています。幸いパーツの欠品やウインドーパーツのひび割れもなくレストア出来そうです。アーテルやコーギー、ガムダクールなどにダイキャストミニカーがありますが、プロポーションはこのキットの方がベターかと思います。


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続いてフォードから・・・。同じ4台セットで落札した’68マスタング2+2。日本では’69のキットは比較的見掛けますが’68はレア。ボディのプロポーションはこちらも上々だと思います。キットにはノーマル仕様とカスタム仕様の2種類が存在しました。無塗装ボディにウインカーなどの色差しとデカール貼りが行われています。タイヤ&ホイールは欠品だったので手持ちの’69キットの物を仮に履かせました。このホイールは’68でもバッチリです。


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続いては念願だった1台、上の2台とは別に海外オクで入手した’69マーキュリー・クーガー!!。初代クーガーもディンキーサンスターはじめ~'68は新旧色々とミニカー化されていますが、’69~’70は1/43モデルに恵まれず、当方が知っている限りではボンドカーコレクションのあのボコボコのモデルぐらいなので非常に貴重です。ボディサイドに弧を描いて下降するプレスラインが嬉しい1台。ホイールが黒く塗られてしまっており、リアウインドウには接着剤が盛大にはみ出しています。ペーパーを当てれば綺麗になるかどうか・・・。


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最後はクライスラーから・・・。年式は特定できませんが2代目のクーダです。この世代のクーダも1/43ではモデル化に恵まれていない車種。amtのキットはカスタム仕様でフロント&リア周り、サイドウインドウの形がストックとは異なります。この個体は国内のネットオークションで入手したものでやはりハケでブルーに塗装されリアバンパーが欠品しています。


・・・と言う事でレストアを待つamtキットをご紹介しましたが、完成するのはいつになりますやら。。。実は亀の歩みながら既にレストアを始めたキットもありますので、途中経過ではありますが次回ご紹介してみたいと思います。


ミニカー・コラム・シフト Vol.12 ~ご冥福をお祈り致します。

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↑今回はトップ画像に入れるべき言葉が見つかりませんでした・・・。


人間は永遠に生き続ける事は出来ません。いつかこういう日が来る事が分かっていても・・・やっぱりこの日は来て欲しくなかった―。2012年5月10日、テキサス州ダラスにてキャロル・シェルビー氏が亡くなりました。享年89歳。


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↑キャロルシェルビーは’59年のルマンでロイ・サルバドーリと組んでカーNo.5のDBR1/300をドライブ。見事アストンマーチンに初の総合優勝をもたらしました。この時のアストンマーチンのチームマネージャーが後にフォードGTプロジェクト初期に活躍し、更にJWAでガルフカラーのGT40を'68, '69年と連続優勝に導いたジョン・ワイヤーでした。モデルはイクソ製。


レーシングドライバーとしてルマン24時間レースの優勝経験もあり(’59年DBR-1をドライブし、アストンマーチンに初の総合優勝をもたらした。)レーシングドライバーを引退した後はコンストラクターとしてコブラやGT350/GT500などの名車を世に送り出したキャロル・シェルビー。中断の後にビジネスを再開し、近年もシェルビーGT500などをプロデュースしていたのはご存じの通りです。


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↑’66年のルマンで活躍したフォードGT Mk-2。敢えて2位となったケンマイルズのマシンをチョイスしました。今頃再会して昔の事を語り合っているかも知れません。モデルはイクソ製。


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↑'67年の優勝マシン。カーNo.1のMk-4。'65年からフォードワークスの指揮を執ったキャロル・シェルビーは'66年、'67年と、2年連続でフォードGTを勝利へと導きました。モデルはイクソ製。


先のフォードGT40特集でも記した通り、’65年からフォードワークス活動を指揮し、’66年、’67年のフォードGT Mk-2, Mk-4によるルマン制覇にも大きな貢献を果たしました。フォードGTプロジェクト始動に際し、フォードにジョン・ワイヤーを紹介したのも、アストンマーチン時代からの知り合いであるキャロル・シェルビーであったと言われています。


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↑言うまでもなく彼の生み出した最高傑作とも言うべきシェルビーコブラ。モデルはグッドスマイルレーシングの427S/C。


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↑コブラをベースに誕生したデイトナクーペ。'65年にはルマンでGTクラス1位、総合4位を獲得。モデルは京商製。ルマン仕様ではありません。


元々、レーシングドライバーを引退しなければならなくなったのも狭心症が原因であり、’90年には心臓移植手術を受けていたと言う事ですから、89歳と言う年齢は大往生とも言えますが・・・。やはりアメリカの自動車史に偉大な足跡を記した人物の訃報は悲しいです。ご冥福をお祈りしたいと思います。


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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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