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1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

祝!!コルベット60周年 C3特集; 不思議な存在感 ~DINKY TOYS '69 Corvette Stingray

今回は覆面えるさんのコチラの記事に丸カブリ勝手連致します。


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↑独特なプロポーション、ランプを上げた姿は一度見たら忘れられないかも・・・!?


1/43スケールのミニカーの世界で、アメリカ車の選択肢が大きく拡がったのはホワイトメタルやレジン製品を除けばごく最近の事。特に当方の大好きな'60s~'70sのクルマ達はマスタングやキャデラック、サンダーバード、オールズ・トロナード等を除くと、リアルタイムで製品化されたミニカーは余り多くありません。当方がイスラエル製のガムダクール・サブラという日本では余りメジャーではないブランドのミニカーを拘って集めているのは、当時そうした中で、’60年代のアメリカ車を数多くリリースしてくれていたからだったりします。


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↑ミニカーには特に年式は標記されていませんが、”スティングレー”という事なので’69としました。’70以降はグリルのクリアランスランプの形やフロントフェンダーのエアアウトレット形状が異なります。


このような状況にあっても、流石にコルベットは人気車種。C2以降の各世代はリアルタイムでの製品化に比較的恵まれていた車種と言えると思います。この先C3コルベットのスタイルの変遷を出来る範囲でご紹介しようと思いますが、その前にアイアンバンパーの当時モノミニカーを何台かご紹介しておこうと思います。有名どころでは今回ご紹介するディンキー、コーギー、それに鉄道模型で有名なメルクリン製(当方は残念ながら未入手)などがあるでしょうか。


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↑端的に言えば余り似ていないと言う事になってしまいますが、極めて印象的な造形です。


・・・と言う事でディンキー製のC3であります。一口にディンキーと言っても、イギリス・ディンキーとフランス・ディンキーとが存在していた事はビンテージミニカーを蒐集している皆さんは良くご存じの事と思います。仏ディンキーのモデルが実車に忠実なプロポーションの物が多いのに対し、英ディンキーのモデルは少々(かなり?)デフォルメが強いという印象があります。日本では仏ディンキー製のモデルの方が評価が高いのではないでしょうか。


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↑リトラクタブルヘッドランプ以外に、エンジンフード、ドアもフル可動します。


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↑このようなプラ製ケースに収まっていました。


今回ご紹介するコルベット・スティングレーは英ディンキー製。ご覧の通り、かなり強目のデフォルメ(!?)で実車のプロポーションとはかなり異なる印象です。全長なども正確な1/43よりもかなり長めになっています。単に「似てね~。」の一言で済ませてしまえばそれまでですが、実車が個性的なだけにコルベット以外の何物でもありませんし、何と言うか、1度見たら忘れられないような強烈な印象、存在感のようなものを持ったモデルだと思います。プロポーション重視主義の当方ですが、これはこれで”アリ”と思います(笑)。


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↑トイライクなシンプルな造りですが、プロポーションの良さは流石なノレブ製マスタング。星条旗柄のストライプは印刷とステッカーの混成です。


さて、先週・今週(もはや先々週と先週?)はねこざかなさんから勝手連を頂いております。ナッシュ・メトロポリタンC3コルベットでお題は「星条旗柄」。手持ちを探ってみましたが、ぱっと思い浮かんだのはマスタングだけでした。。。(過去にご紹介済みのモノとしては、ティンズ・トイズ製のフォード・エコノラインも有りましたが・・・。)


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↑この世代のマスタングの1/43モデルはなかなかに貴重。格子のグリル(白いので飛んじゃってますが。。。)とエンジンフードのバルジから、登場初年度’79のコブラと判断しました。


ブツはノレブ製、ジェットカーシリーズの’79マスタング・コブラ。ミニカーが低迷していた暗黒時代の製品で、およそ1/43とは思えないようなシンプルなパーツ構成ですが、この世代のマスタング、特に初期タイプの1/43モデルとして貴重な存在です。素朴なモデルですがそこはノレブ製、プロポーションの良さなどはなかなか侮れないものがあります。色を塗り替えてタイヤ&ホイールを取り換えてやれば大化けしそうな気もしますが・・・こうして見ると「星条旗」も悪くないですね・・・(笑)。


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今度の日曜日は今年最後のワンダーランドマーケット。

日曜日のイベント情報です。


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↑画像は前回、夏の第83回の様子。


今度の日曜日はアンティークトーイのノミの市、第84回ワンダーランドマーケットが開催されます。春・夏・冬と年三回開催されるワンダーランドマーケットも今年は今回で最後。有名ショップやコレクターのコレクション放出、フリーマーケットに会場オークションと、ミニカー、プラモデル、ティントーイ、キャラクター・グッズ等々ずらっと並ぶ様は壮観な眺めです。入場料が必要ですが、オモチャの博物館見学と捉える事も出来るのではないかと思います。


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↑前回の当方の戦利品。


●第84回ワンダーランドマーケット


日時;2012年12月16日(日) AM10:00~PM4:00


場所;横浜産貿ホール  最寄駅;東急みなとみらい線 日本大通り駅


入場料;¥1,000-


第83回ワンダーランドマーケット調査報告

・・・さて、本日は予定通り第83回ワンダーランドマーケットに赴きました。


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ここ数年皆勤しているワンダーランドマーケット。第83回となる今回も開始時刻の10時少し前に会場に到着しましたが、そこには既に多くの方々が並んでいました。開場に足を踏み入れるといつものように広々としたスペースに様々な玩具が並んでいました。そして恒例の実車展示は・・・


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馴染み深く、懐かしきスバル360、TE27レビンと共に・・・


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何とフォードGT40 Mk-Ⅱが!?


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よく見るとラウシュチューンのエンジンを搭載しています。レプリカの可能性が高い!?・・・当方は本物を見た事がないのでよく分かりません。。。ボディのフィニッシュはとても綺麗でしたが・・・ERA等有名メーカーのレプリカでしょうか?


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・・・おっと、実車は後、先ずは当方の主目的である絶版ミニカーをチェック。4月の第82回開催時より出店数が増え、全体として賑やかな印象を受けました。う~ん、気になるモデルが数点ありました(悩)。


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通常の出店、フリマの他に、今回注目の新企画が会場でのオークション。出品物をチェックすると・・・。


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歴史あるティントーイやダイキャストの逸品の中に1点だけ当方のお気に入りブランドであるガムダクールサブラのダッジ・チャージャーが・・・。ファンとしては何だか嬉しい(←バカ。)


そして当方の今回の入手品は・・・


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先ずはデンマークのテクノ製リンカーン・コンチネンタル。以前から1台は手元に置いておきたいなと思っていたモデル。このコンディションゆえ通常では考えられない低価格でお譲り頂きました。重厚な雰囲気で実車のフォーマルな高級感を良く再現しており、実際にもずっしりと重いミニカーです。モデルは62年から製造されているらしいのですが、ラジエターグリルやリア廻りのディテールは'63年型のようにも見えます。実車の’63年型は’62年の9月~10月頃には発表されていたでしょうから、その可能性も有り得ると思うのですが・・・。


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そして、当方がかねてより入手したいと願い続けていた1台がディンキーの’63シボレーインパラでした。いわゆる香港ディンキーと呼ばれるモデルで、その名の通り香港製。製造数は少ないと言われています。何より4ドアボディでのモデル化が貴重かつ嬉しい1台。クリームイエローとアイボリーホワイトの2トーンカラーも良い味わいです。こちらもがっちりした造形でアメリカンフルサイズらしい迫力が良く再現された傑作だと思います。


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数回前のワンダーランド以来ず~っと気になっていて何度も手にとっては資金不足で諦めていた1台でした。このままでは絶対後悔すると思い、今回は思い切って清水の舞台から飛び降りました・・・。ドアのエッジなど、若干のチップがありますが全体としては上々のコンディション。箱も比較的きれいで絵がとても良い雰囲気です。これを購入した事で当方の夏のワンダーランドはジ・エンド。次のお小遣い支給日まで耐え忍ばねばなりません。。。


第82回ワンダーランドマーケットに行ってきました。

・・・と言う事で今年最初のワンダーランドマーケットに出掛けて来ました。


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天気が良く熱いくらいだった4月29日、年3回の開催の内、今年初となる通算82回目のワンダーランドマーケットが開催されました。開場時間の10時少し前に到着すると、横浜産貿ホールの建物の外まで待ち人の列が・・・。当方もいそいそとその列に並びました。


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今年の実車展示はトヨタクラウンエイトとトヨタスポーツ800、そしてランチア・ストラトス(!)買い物もそこそこに実車談義に花を咲かせる人たちや記念撮影をするお子さんなど、微笑ましい光景が展開していました・・・が、当方はとにかくミニカーを物色です(笑)。


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今回の戦利品は・・・


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その山の中にマスタング・コブラⅡを見つけてしまったトートシー。良く見るとオールズ・トロナードやフォードJが!!・・・車種が新し目でも作風は変わらないトートシー。全長4~5cm程の素朴なるトイカー、1台200円也―。なるべくボディカラーの残っている個体を選んで買いました(笑)。・・・しかしこの素朴な味わい、中々良いです。知らない方が良い世界をまた一つ知ってしまったかも!?


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そして今回購入したもう1台がディンキー’49フォード・セダンのタクシーです。実はこのミニカー、昨年のワンダーランドマーケットで見掛けて良いな~と思っていたのですが、今年も出会う事が出来たので思い切って入手しました。スケールは1/43よりやや小さく、プレス製の床板でウィンドウや内装もない素朴な仕上がりですが、その何とも言えないほのぼのとした味わいが可愛らしいモデルです。毎回行けば何かしら欲しい物が見つかってしまうワンダーランドマーケット、次回は夏、7月の予定です。


やっぱり、行ってしまいました・・・。第80回ワンダーランドマーケット

当方の勤め先は只今木・金休業を実施中ですが・・・。


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↑開場の10時前に到着すると、既にたくさんの人々が列を作って待っていました。


やっぱり行ってしまいました・・・去る8月7日(日)の第80回ワンダーランドマーケット。勤め先には私事都合で有給休暇を申請して・・・。体内時計が平日モード(笑)だったので早くに目が覚めてしまい、初めて10時の開場前に現地入り。・・・既に熱心なファンの方々が列を作って待っていました。並んだ当方の後ろにも長い列が出来ました。やはり早い時間は熱気が違います。


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会場の雰囲気はいつもの通りで壮観ですが、やはり早い時間は一段と人が多いですね。当方のお目当てはダイキャストの1/43モデルが中心ですが、古(いにしえ)のティントーイなど、やはり味わい深くて買い物そっちのけで見入ってしまいます。


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最近始まったフリマ出店もだんだん増えてきました。個人コレクションの放出やジャンクコンディションのミニカーなど、一味違った出品はこちらもなかなかに興味深く楽しいものがあります。


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毎回数台の実車が展示されますが、第80回の今回はゴージャス。最初はフェラーリ2台が並びましたが途中で車両入れ替え。なんとランボのミウラさんが・・・流石にこのクルマが爆音と共に会場に入って来た時は人だかりが出来ていました。


そして今回の収穫は・・・


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ディンキーの'65マスタングファストバック。同じアイボリーホワイトは1台所有していますが、ルーフに目立つチップがあったりしてコンディションは今一つだったのです。今回入手のモデルは紙シールのグリルやドアトリムもしっかりしたベターなコンディション。ニアミント位かな。


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もう1台はフランクリンミントの'63コルベア。4枚のドアとリアのエンジンフードが開閉します。新製品時の1/10位のお値段で譲って頂きました。思わず「えっ、ホントですか?」と聞き直してしまいました(笑)。有難うございました。


・・・と言う事で、行けば何かしら欲しかった物が見つかるワンダーランドマーケット。次回は年末2011年12月18日(日)開催予定。今から楽しみです。(今からすっかり行く気満々/笑)


時を隔てた2台の救急車 ~Dinky '65 & NEO '66 Cadillac Ambulance

先回に続き働くタテ目のキャディをご紹介します。今回は長い時を隔てた2台の救急車です。


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↑最新製品のネオと古(いにしえ)のディンキー。同じ題材でもそのテイストは大きく異なります。


先回、ボンドカーコレクションからタテ目のキャデラック・ハースをご紹介したので、同じキャデラックのコマーシャル・シャシーベースの代表的存在としてアンビュランス(救急車)をご紹介したいと思います。今日アメリカでもアンビュランスはフルサイズバンやミディアムデューティートラックをベースとしたものが殆どですが、かつてはこうしたフルサイズ系セダンをベースとしたアンビュランスが存在しました。(・・・そう言えば日本のクラウン救急車もトミカやダイヤペットでお馴染みですね。)キャデラックアンビュランスはブログをリンクして頂いている覆面えるさんが、ゴーストバスターズのECTO-1Aのプラキットを改造した力作を紹介されていますので合わせてご覧頂けると幸いです。


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↑レジン完成品で素晴らしい仕上がり。しかしケースから外すのに何処を持って良いのやら・・・精密な分取扱いには気を遣います。。。


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↑ポリスカーもそうですが、アメリカのエマージェンシー・ビークルってカッコ良いよなぁ~と思うのは当方の贔屓目でしょうか・・・。


さて、当方がご紹介するモデルの1台目はネオスケールモデル製の'66 Cadillac S&S High Top Ambulanceです。S&Sと言うのは恐らくボディ架装メーカーだと思われますが、ネットで調べた感じではコチラがそうなのかな?・・・ハースを中心に製造しているようなので完全に同じメーカーかどうか今一つ自信がありません。。。ネオは最近続々と新製品を送り出しているオランダのブランド。1/43スケールで一般的な亜鉛ダイキャストではなくレジン製完成品で、樹脂製らしいシャープなフォルム、エッチングパーツ等を適宜使い分けたハイディティールな仕上がりでとても見応えがあります。余り良く見えませんが、室内もストレッチャーや救急医療器具が細かく再現されています。このモデル、日本未入荷ですがボディ下半分が朱赤のバージョンもあって、これがまた中々良い雰囲気なのです。・・・でも、高価なので流石にカラバリまではフォロー出来そうもありません orz...


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↑打って変わって懐かしさを感じさせるディンキーのアンビュランス。やや車幅を拡げたディフォルメで、アメリカ車らしいダイナミックなプロポーションを再現。


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↑NEO製より1年古い'65年型がプロトタイプですが、ルーフの形状や赤色灯、サイレン等ディテールの雰囲気が結構違います。


そして今回ご紹介する2台目はディンキー製”SUPERIOR RESCUER ON A CADILLAC CHASSIS"で、コチラは前回に続き覆面えるさんとの”丸カブリ勝手連PartⅡ”であります(笑)。フェンダーに繋がる'フロントバンパーの形状からすると'65年型キャデラックをベースとしたアンビュランスかと思います。(関係有るのか分かりませんがナンバープレートは65-441-Hとなっています。)当方の所有しているのはファストホイールを装着した後期の製品でおそらく'70年代の製造ですが、初期製品は挽物の金属ホイールを履いていました。大型ボディの幅の広さをやや誇張した迫力満点のプロポーションは、赤白ツートーンのボディカラーと相まってアメリカンアンビュランスの魅力を余す所なく再現していると思います。横ヒンジのテールゲートが開閉し、ストレッチャーに載った患者さんを搬送する事が出来ます(笑)。同じキャデラックのアンビュランスですがルーフの形状や各部のディテールは色々と異なります。年式或いは架装メーカーの違いによるものと思われますが、サイレンや赤色灯の形状がより古めかしい感じなのも魅力的です。


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↑ディンキーは横ヒンジのテールゲートが開閉し、中からストレッチャーに載せられた患者さんが現われます。こうした小物で遊べるのも購買対象が大人のコレクターだけではない昔の製品の魅力と言えそうです。


・・・1年違いの同じ車種を題材としていますが、この2台のモデルカーの間にはおよそ30~40年の歳月の隔たりがあります。完全なアダルトコレクター向きでファインディテールのネオはもちろん素晴らしいのですが、子供のための玩具としての使用も考慮された古のディンキーも独特の楽しさ、味わいがあって、また違った魅力があるように思います。これらのモデルを並べて眺めていると、ミニカーコレクションというのは長~~~く楽しめる、色々な楽しみ方のあるホビーなんだなぁとしみじみ思います。・・・・でも、レジン製のネオ、経年劣化が心配だなあ。特にペラペラの窓ガラス、、大丈夫かなあ。。。


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↑この2台のモデルカーの間には30~40年の歳月が・・・。


'70年代のタクシーは・・・Dinky Toys '75~'77 Plymouth Gran Fury

比較的新し目のクルマ&ミニカーでご紹介しているタクシー特集ですが、少しだけ古い物をご紹介したいと思います。


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このミニカーはイエローキャブの他にポリスカー、ストックカーのバリエーションがありました。ストックカーは未入手ですがポリスカーは入手済み。いずれ別途ご紹介したいと思います。(出し惜しみ/笑。)


今回ご紹介するイエローキャブはクライスラー製フルサイズセダンであるプリムス・グラン・フューリー、年式までは特定出来ませんが'75~'77モデルイヤーのクルマです。以前 '58ベルベディアをご紹介した時にも記したのですが、プリムスのフルサイズはかつてトリムレベルの違いにより下からプラザ、サヴォイ、ベルベディア、フューリーと呼ばれていました。その後'74年まではフューリーを名乗っていましたが、'75年からフューリーの名前はインターミディエートクラスに取られてしまい、フルサイズは頭にグランを付けてグラン・フューリーと呼ばれるようになりました。以前ブルースモビルでご紹介したダッジ・モナコとは兄弟車にあたると思います。丸いシングルヘッドライトと縦長矩形のクリアランスランプ(?)をベゼルに収めた独特な顔つきをしていますが、丸4灯のオーソドックスなデザインのモデルも存在しました。


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↑'60年代の輝ける製品群に比べ、各部のコストダウンによりトイライクになってしまった'70年代後半~のミニカー達。しかし、今日の細密なモデルを見慣れた目には、却って新鮮に映る・・・と、思いませんか?


ミニカーは古の(と言っても'70年代後半ですが・・・。)ディンキー製。左ドアの紙シールが褪色してしまっている以外はなかなか良好なコンディションだと思います。このキャストのバリエーションとしてはポリスカーやストックカー仕様もありました。前後バンパーやランプ類まで一体成形で床板はプラ、タイヤ&ホイールもプラ一体成型というミニマムな部品構成ですが、ボディのプロポーションはなかなか良く、実車で全長5.6m、全幅2mを超える大柄なボディは1/43でも迫力があります。そのシンプルな出で立ちは、昨今のフルディテールのミニカーを見慣れた目には却って新鮮(!?)に映ります。ガムダクールのシボレーもそうなのですが、往年のアメリカン・フルサイズの堂々たるフォルムは、シンプルなミニカーでこそ際立つのでは?などと思ったりもします


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↑究極の部品点数削減ミニカー(笑)ですが、往年のアメリカン・フルサイズセダンの貫禄・魅力を余すところなく伝えていると思うのですが・・・贔屓目過ぎるでしょうか?


このミニカーはアメリカンフルサイズの魅力が良く引き出されていてお気に入りの1台なのですが、そもそも当方はフルサイズのセダンボディが鮮やかな黄色に塗られているだけで幸せな気分になる特異体質なので、自ずと評価も甘くなっているかもしれません(笑)。


スクリーンを駆け抜けたクルマ達(番外編)~The Italian Job Vol.3

スクリーンを駆け抜けたクルマ達、アメリカ車の登場しない番外編、”ミニミニ大作戦(原題;The Italian Job)”3回目は愛すべきイタリアのフツーのクルマ達と人々のお話です。


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映画ミニミニ大作戦、ストーリーの骨子は上海の工場建設資金として中国政府からフィアットに届けられた400万ドルの金塊強奪作戦でした。チャーリー一味・・・と言うかアルプスで死んだベッカーマンの作戦は、トリノの交通管制センターに侵入、信号機のコントロールプログラムに細工して町を未曾有の交通マヒ状態に陥れ、その混乱に乗じてフィアット武装輸送隊を襲撃、博物館や教会、ショッピングアーケードや下水管等、一般道路を避けた逃走ルートを3台のミニクーパーで逃げる。と言う破天荒なものでした。


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映画の見所はそれこそ多々あるのですが、当方が面白いなと思った事の1つは世紀の大作戦で大渋滞に巻き込まれたイタリアの人々の描写でした。・・・フィアット・チンクエチェントのキャンバスルーフに腰かけ余裕で新聞に目を通す男、良く見ると足でクラクションを踏みつけています。・・・対向車の美人をナンパしようとする男と、男に往復ビンタで応酬する女傑。・・・運転中なのにやおらワインを飲み始めるオジサン。・・・タバコ片手にギャンブルを始める修道院の少年達・・・などなど。その描写がイギリス人の目から見た誇張されたイタリア人像なのか、それともイタリア人が本来持ち合わせている気質なのかは当方にはよく判りませんが、渋滞なんて日常茶飯事、今に動き始めるさ。それよりこの時間を他の楽しみに振り向けようぜ。的なお気楽さは時間に追われる現代の日本人には何とも羨ましいものに感じられます。


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・・・と言う事で、手持ちのミニカーから大渋滞に巻き込まれた一般車両っぽい物をピックアップしてご紹介します。必ずしも劇中車だから買ったものではありません。映画に登場していないクルマもあるかもしれませんが悪しからず・・・。


(以下画像は全てクリックでちょっとだけ拡大します。)


●フィアット500(マーキュリー&ビテス)


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今ではすっかり希少車になってしまったチンクエチェント、この映画のトリノの街には正に溢れ返っていました(笑)。当方の手持ちは古のマーキュリーとビテス製。マーキュリーのチンクはとにかく可愛い1台で、ちょっとなびいたリアエンド等、ディフォルメが良い味わいになっています。対するビテスは樹脂パーツを多用した細かい作り。色もなかなか良い感じです。


●フィアット600(オートピレン&プロゲットK)


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フィアット500同様溢れ返っていたのがセイチェント、チンクよりちょっぴり大きいボディとエンジン、紺のミニカーはスペインのピレン(・・・なので正確にはセアト600)、古いミニカーですがプロポーションは中々の物です。もう一台はご当地イタリアのプロゲットK、少しくすんだ感じの白いボディとハープキャップのホイール等、ベーシックな出で立ちが魅力です。


●フィアット600ムルティプラ(マーキュリー&ブルム)


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フィアット600をベースにしたマルチパーパス・ミニミニバン。小さなボディに2+2+2という3列シートを押し込んでいます。イタリアではタクシー等にも重宝されたようで、運転手のフィギュアが付属したモデルもあります。当方の手持ちは例の日本での商標問題で、床板のマークを削りとられてしまった可愛そうなマーキュリー製と後年のブルム製。どちらも2トーンのボディカラーが可愛いです。


●フィアット850べルリーナ&クーペ(マーキュリー)


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更にちょっぴり大きなフィアット850、べルリーナとクーペ、スパイダーでは全く異なるスタイルをしていました。当方の手持ちはやはりご当地、古のマーキュリー製。ベルリーナはシルバーのノーマル版とアイボリーに赤いストライプのアバルト1000仕様、クーペはブルーメタリックのノーマル仕様。オレンジ色のスパイダーなんかも欲しい所ではありますが・・・。


●フィアット1500(エディルトーイ)



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当時のフィアットではちょっと高級?なかなか良いスタイルでお気に入りの1500は今は亡きイタリアのエディルトーイ製。ダイヤカットで輝くデュアルヘッドライト、エンジンフード、トランクに加えて4枚のドアが全て開閉可能と言う意欲作。樹脂の品質のせいか、パーツの変形や破損している個体も多いのが玉にキズではあります。


●アルファロメオ・ジュリェッタ(リオ)&ジュリエッタスプリント(バン)


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アルファのジュリア以前のべルリーナの代表格であるジュリエッタ。クーペのスプリントも美しいですが、セダンもなかなか味があります。ミニカーはやはりイタリアのブランドであるリオ。シンプルながら渋い仕上がりでなかなか良い味わいが有ります。スプリントの方はバンモデル製。エッチングパーツなども多用した極めて美しい仕上がりのミニカーです。


●アルファロメオ・ジュリアTI(仏ディンキー)


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本家イタリア製を始め、ジュリアのミニカーは数あれど、個人的に最高傑作はこのフランスディンキー製ではないかな~と思います。古さを全く感じさせないプロポーション、渋いグレーメタリックのボディカラー、エンジンフード、トランクの開閉に加え、フロントドアの窓が上下します。お約束のジュエルヘッドライトやメタルのホイール等、らしいディテールも時代を感じさせてくれて嬉しくなってしまいます。


さて、ご紹介してきた愛すべきイタリアのフツーのクルマ達、最新の製品が全く無い事に気付かれたでしょうか?当方が大人の(?)コレクターとしてミニカーコレクションを始めたのはいつの頃からかハッキリしませんが、数が増え始めたのはやはり社会人になってからだと思います。特に社会人になりたての頃は、自分自身で働いた収入があり、会社の寮住まいで自由にできるお金も増えたので、ミニカーショップにせっせと通って国や年代を問わず好きなクルマのミニカーを買いまくっていたように思います。今回ご紹介したミニカー達の多くもその頃買い込んだ物。対象を絞り込んでいる今日ではおいそれと手が出せなくなってしまったモデルも多いな~と、何だか複雑な心境になってしまいました。。。


DINKY TOYS '68 Mercury Cougar

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初代マスタングが大ヒットすると、他のメーカーも続々とスペシャリティーカーを投入してポニーカーブームが巻き起こりました。GMは'67年にカマロ/トランザムを、AMCは'68年にジャベリンを、そしてクライスラーは本格参入としては'70年にバラクーダ/チャレンジャーをそれぞれ市場に送り出しています。フォード社自身もマスタングの成功をより上級のマーキュリーブランドに再現しようと目論みました。こうして世に出たクルマが今回ご紹介するクーガーです。マスタングをベースとしながらホイールベースを3インチ延長、全長も伸ばして高級パーソナルカー的な性格を持たされていました。コンシールド(格納式)ヘッドランプの顔付きが特徴的です。GT/XR7の2グレードでスタートし、'69年にはより高性能なモデルとしてエリミネーターが追加されています。エンジンは302/390/428cjが選択出来ました。・・・いつも思うのですが、マッスルカーのグレード呼称ってハッタリが利いてて大好きです。(笑)


ミニカーはディンキー製で、標記はありませんが前後フェンダーにサイドマーカーを装備しているので'68年型と思われます。測ってみたわけではありませんが1/43よりもやや大柄で、これは実車の伸びやかなプロポーションをイメージ的に表現しているのだろうと解釈する事にしました。ドア開閉の他、床板のスライドレバーでアンテナが上下する機構が装備されています。(格納はともかく上昇は余り上手く作動しないのですが・・・。)


絶版品として購入しましたが、その時点でラジエーターグリル・サイドシル・バンパー・テールランプ一体の床板に白錆が発生していました。長年そのまま保管してきましたが、今回の撮影に際し意を決して分解し、非鉄金属用錆落とし剤・クリーム状の金属磨き剤にてレストアを行いました。いわゆるミントコンディションとは言えませんがスッキリ綺麗になりました。今後手放すつもりもないし永く良い状態を保つためには良かったのではないかと思っています。


(追記;上記と同じ様な事を試そうとお考えの方は個人の責任にてお願い致します。大事なお宝品の損害に関して、当方は責任を負えませんのでよろしくお願い致します。


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先回のマスタング同様、手持ちの1/64モデルと並べてみました。マッチボックス製で前輪ステア機構を備えた初期のモデルです。このクーガー、ディンキー、コーギー、マッチボックスとイギリスのメジャーメーカから製品が発売されています。また、”007ダイヤモンドは永遠に”ではアメリカ車として初めて主役級の活躍をしました。アメリカはもとよりイギリスで人気の有ったクルマなのでしょうか?・・・。


Dinky Toys '64 Lincoln Continental

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'61年登場のリンカーン・コンチネンタルです。保守的なスタイリングのクルマが多かったフォードの中ではシンプル&クリーンでモダンなスタイリングに感じられます。同年代のキャデラックがよりきらびやかで派手なスタイルだったのと較べると、それとはまた異なるどっしり落ち着いた雰囲気を持っており、よりフォーマルな印象を受けます。全長5.4m x 全幅2mというボディサイズは数年後のフルサイズに較べるとそれほど大きくないのですが、水平基調でボクシーなスタイルのため実際以上に大きく感じられます。


ボディ構造面ではセンターピラーのない観音開き(ドアが前後に開く)である事が目新しく、そのためリアドアのハンドルが前側についています。このドア構造のまま4ドアのコンバーチブルまであったのですが、巨大なモノコックボディで果たしてボディ剛性は大丈夫だったのでしょうか・・・?。黒塗りの同車が映画”マトリックス”の中でも印象的に使われていましたが、存在感のあるスタイルと他とは違うドアの開き方があの映画のトーンに良く合っていたと思います。


モデルは英ディンキー製で、ラジエターグリルのディテールからすると'64年型かと思われます。これで本当に1/43?と思う位やっぱり大きいです。貫禄ある実車の雰囲気を良く捉えていますし、リアがやや沈み込んだような車両姿勢も大型車の重量感を感じさせてくれます。しかし、ややぞんざいに塗り分けられたルーフや明るいブルーに成型されたインテリアは今ひとつ高級感に欠けるような気が・・・。この時代のディンキーのモデルも前輪ステア機構を備えていますが、テクノ等と違いステアした方向とボディのロール方向が逆のためカウンターステアを当てたような状態になります。これはこれでマニアックな処置と言えなくもない???。


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