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1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

NACORAL CHIQUI CARS もう1台のアメリカ車 '64 FORD GT

当方が入手したナコラル・チキカーズのもう1台のアメリカ車をご紹介します。

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先回、ナコラル・チキカーズのマスタングを再度ご紹介した際に、同シリーズにはもう1台アメリカ車がラインナップされている記したのですが、そのもう1台とは・・・同じフォードのレーシングカー、フォードGTであります。フォードGT(GT40)はルマン24時間レース等で大暴れした事もあり、リアルタイムに近い60年代にも1/43ミニカーで多くのブランドが製品化しています。思いつくだけでもディンキー(FORD GTとFORD 40RVの2種類)、ソリド、メーべ、ピレン(メーべ金型)、ガムダクールなどなど・・・これらに伍してスペインのナコラルもプラ製1/43モデル”CHIQUI CARS”シリーズでフォードGTを発売していたのでした。

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↑このモデルは旧いプラ製品の悲しさで、ホイールに盛大な溶けが発生していました。そのままにしておくべきか悩みましたが、見栄えの良い物でもないので、えいままよとばかり解けてはみ出た部分をカッターナイフで切除しました。ベターなコンディションにはなりましたがもちろん完璧ではありません。同じような事を試される方は自己責任でお願い致します。

ナコラル・チキカーズ(?発音よく分からず)でモデル化されたのは、ルマンで優勝したマークⅡ、マークⅣ、晩年のマークⅠ等ではなくかなり初期のタイプのようです。'64年ルマンに初出場した姿とはフロントカウルの形状が大きく異なり、どちらかというとフロントカウルの形状は最初期のプロトタイプに近く、一方リアカウルはダックテール状のスポイラーが付加された姿となっています。カラーリングも何処かのレースに出場した仕様の再現という事ではなく、雰囲気重視のオリジナルデザインのようです。ストライプの色違い(青)や赤いボディのバリエーションも存在するようです。

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↑初期タイプのフロントカウル+ダックテールのリアカウルという姿はソリド製のモデルと同様でプロポーション等もどことなく似ています。ですが、別パーツのヘッドランプや開閉する運転席ドアはナコラルオリジナルの特徴です。

実はこの最初期風のフロントカウル+ダックテールのリアカウルという組み合わせはソリドの製品と同じ構成であり、ナコラルのモデルのプロポーションはどことなくソリドに似ていなくもない?感じもするのですが、ソリド製モデルがヘッドランプをデカールで表現するという大胆な手法を採っているのに対し、ナコラルはメッキした別パーツが嵌め込まれています。また、リアカウルが開閉してミッドに積まれたエンジンを拝めるのはソリド/ナコラル共通ですが、更にナコラルは何故かドライバー側だけドアが開くという芸当が追加されています。・・・ドア開閉はウエストラインから下だけで、ルーフに切れ込んだ独特の部位はボディ側に残ったままなのはご愛嬌ですが(笑)。

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↑入手した時点ではホイールに重症の溶けが発生し、左フロントは箱の内側に張り付いてしまっていました・・・。

このナコラルのフォードGT、前回のマスタングと同様に海外ネットオクで入手したのですが、ラインアップをイラストで紹介するミニカタログが同封された箱付きではありましたが、このシリーズの欠点であるホイールの溶けが盛大に発生していました。左前輪に至っては、溶けたホイールが紙箱の内側に張り付いてしまっているという有様。更に溶けたホイールはシャシーの内側にも張り付き、板バネによるサスペンション機構が死んでいました。マスタング同様に一度分解し、張り付いたタイヤとシャシーの間に細いマイナスドライバーをねじ込んで引き剥がし、イチかバチかホイールの解けた部分をカッターナイフで切除しました。・・・まあ溶けてはみ出した状態よりはまともなみばえになったかと・・・。この方法は必ずしも上手く行くとは限らないのでオススメはしません。試そうという方は自己責任にてお願い致します。旧いミニカーをオリジナルコンディションで維持するか、レストアをするか・・・悩ましい所であります・・・。

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↑ナコラル・チキカーズシリーズの2台のフォードの揃い踏み。なかなか良い眺めです。マスタングはややベージュがかった白、フォードGTはややグレーがかった白のボディです。

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↑マスタングとフォードGTで箱の大きさが異なります。車種に合わせて箱のサイズを調整していたのでしょうか?

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↑フォードGTの箱にはミニカタログが同梱されていました。表と裏を別々にスキャンして1枚の画像にしました。実際は縦長の紙に1列にラインナップのイラストが並びます。フィット系の車種がセアトになっている辺りにお国柄が感じられます。
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ユニコーン捕獲への道 ~ Nacoral Chiqui Cars Ford Mustang 再び

いつまでもお正月気分ではいられないので、新しい記事をアップしておきましょう・・・。過去記事と共通の画像が多いのはご容赦下さいませ。。。

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昨年末にご紹介した当方のユニコーン(熱望していながら中々手に入らないミニカー)、ナコラル・チキカーズシリーズのフォードマスタング。海外のネットオクで入手したとお伝えしましたが、その道のりは平坦なものではなく、赤の個体、白の個体それぞれに異なる苦労がありました。長年想い続けようやく入手出来たモデル。苦労しただけにその喜びもひとしおでした。既にご紹介済みの2台ですが、今日はそのあたりを記してみたいと思います。

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↑赤い個体は旧い樹脂製モデルとしては上々のコンディション。・・・ですが、海外オクで当初は日本には発送してくれない設定でした。何度か出品者様に連絡を取り、譲って頂きました。

先ずは赤い方の個体。こちらは箱付きの美品でホイールに若干の溶けが生じている以外は中々のコンディションでした。即決出品で価格はそれなりに高かったのですが、出回る事自体が非常に珍しく購入を決意したのですが・・・そのシッピング先はEU圏オンリー。つまり日本には発送してくれない設定だったのです。こうなったら送料が高くなっても日本の代行サイトを利用しようかとも考えたのですが・・・残念ながらそちらでフォローされるのはアメリカ・イギリス・ドイツからの出品で、フランスから出品されていたこのモデルは検索しても現れず・・・。しかたなく海外オクの方で出品者様に直接交渉すること数回。こちらの熱意が通じなんとか譲って頂く事に成功したのです。柔軟な対応をして下さった出品者様には本当に感謝です。

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↑白い個体は当初から日本へも発送してくれる設定でしたが、即決ではない出品。多少競り合った上で何とか落札。届いた時点ではこのようなコンディションでした。

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↑コチラが整備後の状態。ミントとは言えませんがそこそこ見られるようなったかなと思います。汚れていましたが、クリアパーツにひび割れがなく、ホイールの溶けも奇跡と言ってよいくらい発生していないのが購入の決め手でした。

続いて白い方の個体。こちらはアメリカからの出品で日本にも発送してくれる設定だったのですが、出品時のコンディションは余り良いとは言えない物でした。こちらは即決ではなくオークションだったので若干の応札があったのですが、前述のようにコンディションが良くなかったため安価に落札する事が出来ました。・・・しかし届いたモデルのボディは汚れ、ストライプのステッカーはかすれて端の部分が剥がれて丸まってしまっていました。また右側のドアはボディの内側に入り込んでいました。先ずはモデルをそっと分解し、台所用の中性洗剤をたらした水&ティッシュペーパーで各部を徹底的にクリーンナップ。クリアパーツをコンパウンドで磨き、陥没していたドアを直し、残念ながら剥がれて丸まってしまった部分のストライプは切除しました。そして組みなおしたのがご覧の状態。ミントとは言えませんが、そこそこのコンディションにはなったかなと思います。

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↑旧いモデルはお金を積んだだけでは買えません。それゆえ入手出来た時の喜びもまた格別。精密ではありませんがマスタングらしさはしっかり捉えられています。時代の空気と共に楽しむべき物だと思います。

と、それぞれ異なる苦労の末に捕獲した2台のマスタング=2頭のユニコーン。無事手元に届いた時には本当に嬉しかった・・・。どの位嬉しかったかと言うと、その後しばらくは枕元のチェストに2台を置いて寝たくらい(笑)。50を過ぎたオッサンが何をやっているのかと呆れられそうですが、嬉しかったんだから仕方がない。日本では殆ど知名度のないモデルですが、当方にとっては本当に宝物です。・・・で、このナコラル・チキカーズにはもう一台アメリカ車がラインナップされていました。それが何かは・・・実はそちらのモデルも捕獲済みなので次回続けてご紹介したいと思います。

ユニコーンをつかまえた!! ~NACORAL CHIQUI CARS FORD Mustang

今年最後の更新は、当方が2016年に入手したモデルの私的ベストワンで締めくくります。

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↑カバヤの食玩、世界の神話シリーズのユニコーン。彩色タイプとシルバータイプが存在します。

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↑造形の優れたユニコーンのフィギュアとしても貴重ですが、何たる事かプライザーの1/43の馬とほぼ同じ大きさです。

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↑映画60セカンズで伝説のクルマ泥棒、メンフィス・レインズにとってのユニコーンは”エレノア”こと'67シェルビーGT500でした。当方にとって幻の存在だったミニカーは・・・。

●ユニコーン 【ゆにこーん】
額に一本の角を持つ、馬によく似た姿をした伝説の生物。その角には解毒作用があると言われているが、性格は獰猛で捕獲する事は極めて困難とされる・・・。

映画”60セカンズ(原題:Gone In 60 Seconds)”でニコラス・ケイジ演じる伝説のクルマ泥棒、”メンフィス・レインズ”にとってのユニコーン=なかなか盗み出せないクルマは、エレノアこと'67年型シェルビーGT500でした。子供の頃からミニカーで遊んで育ち、大人のコレクターとしても25年以上のキャリアを持つに至った当方にとっても、なかなか入手する事の出来ないミニカー=ユニコーンと言うべきモデルが幾つかあるのですが・・・今年、その一角(文字通りイッカク/笑)を捕獲する事に成功しました・・・しかも2台も!! いやはや、インターネットの普及した現代でなかったら、これらのモデルの入手はおろか、そもそもその存在すら知らなかったかも知れません。それまでネット上の画像でしか目にした事のなかったモデルを手にした喜び・・・。この嬉しさは言葉では到底言い表せません。

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↑当方にとってのユニコーン。それはスペインのナコラル製'65~'66マスタング・ファストバック、プラ製ボディの1/43モデルです。

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↑ナコラルはダイキャストのインター・カーズシリーズで'69年型、プラ製のチキ・カーズシリーズで'65 or '66年型と、実車とほぼリアルタイムに2種類のマスタング・ファストバックを1/43で製品化してくれていたのでした。

当方にとってのユニコーン、それはやっぱり馬に縁があると言うか大好きなマスタングの1/43モデルで、スペインはナコラルのミニカーです。過去にご紹介しているインターカーズシリーズの'69年型とは別の、それよりも旧いCHIQUI CARSシリーズ(チキ・カーズ???発音よく分からず。。。)の1台でありました。”CHIQUI”という単語はスペイン語だろうと思うのですが、ネット翻訳では”チキ”としか訳されません(笑)。他で調べるとこの単語は”小さい”とか”可愛い”という意味のようです。小さいクルマなら文字通りミニカーという意味ですし、可愛いクルマというのもなんだか微笑ましい感じがします。シリーズはセアト(フィアット)やポルシェ、メルセデス、ペガソの大型トラック等々のヨーロッパ車を中心としたラインナップで、1/43でプラ製ボディという点が特徴的です。プラボディの1/43モデルというと古(いにしえ)のノレブが有名ですが、ナコラルも結構な数のモデルを製品化していたようです。

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↑赤いボディの個体は海外ネットオクでフランスの出品者様から譲って頂いた物。箱付きの美品でほぼミントコンディション。唯一残念なのは旧いプラ製モデルに良く見られるホイールの溶けが軽微に発生している点です。箱も時代性を感じさせる味わい深いもの。モデルは'65~'66ファストバックなのに箱絵は'67と思しきHTなのもなんとも微笑ましいです。

さて、念願のマスタングです。'65年または'66年型のファストバック、最初期マスタングのファストバックでシェルビーGTではないスタンダードなフォード仕様の1/43モデルというのは実は意外と少なく、そういう意味でも貴重な存在と言えます。前述の通りボディ・シャシー共にプラ製で、ドアとトランクが開閉します。ジュエルヘッドランプが奢られている辺りは時代性を感じさせてくれます。ボディのプロポーションは中々に良好で、初代マスタングのシャープな印象を良く捉えています・・・実は全体的なフォルムやディティールなどはディンキー製のモデルとの近似性が感じられるのですが、プラ製のボディは肉が薄くドアやトランクのチリの合いも良好で、別パーツのラジエターグリル(正確ではありませんが・・・)や立体成型されたドアの内張り表現などはシール貼りのディンキーより上かも!?

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↑白い個体は同じく海外ネットオクでイギリスの出品者様から譲って頂いた物。箱なしのモデルを安価に入手出来たのですが、このコンディションになるまでには一手間掛かっています。その辺りはまた来年にでも・・・。こちらのモデルは奇跡的と言って良いくらいホイールの溶けが進行していません。左右のドアとトランクが開閉します。

その存在を知ってからというもの、海外ネットオークションで何度か出品を見掛けても、コンディションが良くなかったり、価格が余りにも高価だったり、はたまた海外発送してくれない出品だったりと中々良い出会いに恵まれませんでした。それが今年は相次いで2台のモデルに出会い、幸運な事にそれらを入手する事が出来ました。赤いボディの方はフランスの出品者様、白い方はイギリスの出品者様から譲って頂いた物です。このCHIQUI CARSシリーズは旧いプラ製モデルの悲しさで、ホイールが融けてしまっている個体が殆ど。当方の入手したモデルもその影響を逃れ得てはいないのですが、比較的軽微な範囲に留まっています。入手にあたっては色々と苦労もあったのですがその辺りはまた来年に改めて・・・本年の更新はこれにて終了とさせて頂きます。

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今年1年、当ブログを訪れて下さった皆様、本当に有難うございました。来年もよろしくお願い申し上げます。よいお年をお迎え下さい。

2016年12月30日 Ponys41

祝50周年 '69~'70 MUSTANG特集 ~ダイヤペット、時々ナコラル。 NACORAL INTER-CARS '69 MUSTANG

ホビーフォーラムにブログの引っ越しと、色々あって'69~'70マスタングがすっかり滞っておりました。。。


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過去記事の再アップはまだ完了していませんが、引っ越しもようやく落ち着いて来ました。ブログ人のほうは本日でサービス終了との事・・・7年間お世話になって来たのでやっぱりちょっと淋しいですが・・・気を取り直して、今年がマスタング誕生50周年と言う事で始めた'69~'70マスタング特集を続けたいと思います。年内に終わらせたいと思っていましたが、この先ワンダーランドマーケットもあるし、クリスマスの恒例行事も考えねばなりません。ほぼ越年確定な感じになってしまいましたが・・・めげずに頑張りたいと思います(笑)。


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↑エンジンフードにキャッチピンが装着されているものの、スタンダードなスポーツルーフの'69マスタング。ホットバージョンばかりでなく、こういう仕様のモデルもまた魅力的です。


これまでご紹介して来たように、この世代のマスタングの1/43モデルは圧倒的にボス仕様が多いのですが、本日ご紹介するのはスペインのナコラル製ダイキャストモデル。スポーツルーフのスタンダードなマスタングです。エンジンフードにバルジが無く、リアフェンダー上部のダミーインテークやクオーターピラーに丸いオーナメントが装着された姿は、ボスでもなくマッハ1でもないベーシックなスポーツルーフのクーペで、こうした仕様のミニカーというのも悪くはないものです。レジンやホワイトメタルのキットが登場するまでは、'69の1/43モデルとして貴重な存在でありました。


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↑実車と同時代の旧いミニカーですが、プロポーションなどはなかなかのモノです。どうも製品化に際してamtの1/43プラキットを参考にしているようです。参照出来なかったエンジンルームは・・・想像の産物となっております(笑)。


当方が入手した個体は米澤玩具が輸入、自社の箱に詰めて販売した物で、ダイヤペット・インターと称していました。日本でインターネットが一般に普及し始めたのは'90年代の中盤以降、それ以前はミニカーに関する情報はミニカーショップで直接仕入れるか、雑誌・書籍に頼らざるを得ない状況でした。なので当方がこのミニカーを入手した時も、ダイヤペットの箱に入っているのにスペイン製、スケールも1/40ではなく1/43で不思議なモデルだなあと思った物でした。このモデル、床板にはインターカーと言うシリーズ名は刻印されているものの、ブランドの銘は何処にも記載されておらず、それがナコラル製と知ったのは随分後になってからです。


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↑当方はこれまでに、'69 AMX、'69マスタング、'69コルベットと”ダイヤペット・インター”物のナコラルを3台捕獲しています。他にもまだあるかも知れません。


床板やホイールまで金属製でずっしりと重く、プロポーションもなかなか優れています。以前同じ「ダイヤペット、時々ナコラル。」のコピーでご紹介したC3コルベットの時にも記したのですが、ナコラルのアメリカ車のラインアップやそのプロポーションはamtの1/43プラキットに良く似ています。この'69マスタングも双方にラインアップされており、全体的なプロポーションやエンジンフードにバルジが無く、リアフェンダーにダミーインテークを備えたスタンダードなスポーツルーフながら、エンジンフードにはキャッチピンが装着されているといった仕様が非常に良く似ています。どうも、ナコラルが米国車をラインナップに加える際に、amtのキットを参考にしたようです。・・・と言う事で、次回はそのamtの1/43キットをご紹介したいと思います。


祝!!コルベット60周年 C3特集; ダイヤペット、時々ナコラル。Diapet INTER '69 Corvette

祝!!コルベット60周年 C3特集、今回はちょっと面白いモデルをご紹介したいと思います。


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↑Diapet INTERの名で販売された1/43の’69コルベット・・・その実体はスペイン、ナコラル製のミニカーです。


今回ご紹介するのはダイヤペットのC3コルベット・・・同ブランドのC3と言うと、品番G-76、樹脂バンパーの後期モデルが一般的には知られています。(縮尺は多分1/40)しかし今回のモデルはアイアンバンパーの1/43モデル、品番はS-101となります。箱にはこの番号とは別に600という数字も印刷されていますが、当方はダイヤペットの番号体系に明るくないので意味は分かりません。・・・実はこのミニカー、ダイヤペットとして開発されたヨネザワオリジナル金型ではなく、スペインはナコラル製のミニカーです。ダイヤペット・インターと銘打ち、ヨネザワオリジナルと同じデザインの箱に入れられて販売されていたようです。


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↑日本では知名度が余り高くないスペイン製ミニカー、ナコラル。プロポーションなどはなかなかの物ですが・・・。


日本では知名度が余り高くないナコラルのミニカーですが、プロポーションはどうしてなかなかの物と言えます。このコルベットもややロングノーズを強調し過ぎ(・・・と言うかテールが寸詰まり気味)ながら、コークボトルラインの実車のフォルムを上手く再現しています(後述しますが、これにはある秘密が隠されています・・・。)フロントフェンダーのスティングレーバッジは省略されていますが、ご丁寧な事にリアのナンバープレートに1969の刻印がありました。ドアが開閉しますが、ヒンジ部にバネ等は仕込まれておらず、当方の手持ち個体はユルユルの状態です。。。


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↑全般にコンディションはまあまあですが、残念ながらリアバンパーのサイドに回り込んだ部分は左右共に折損しているようです。


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↑捕獲済みのダイヤペット・インター=ナコラル・インターカーズ。No. S-104 ’69AMX, S-102 '69 MUSTANG, S-101 '69 CORVETTE・・・どれもスケールは1/43でプロポーションも良好です。AMXとマスタングは見慣れた大きさのダイヤペット箱ですが、コルベットのそれは一回り小さいです。


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↑過去にご紹介したナコラル・インターカーズの'68サンダーバードの箱には、Ref 101 Corvette, 102 Mustang, 103 Camaro, 104 AMX, 105 Thunderbird, 106 Cougerの6車種が記載されています。この内、恐らくクーガーは発売されずにデトマソ・マングスタに差し替えられたと思われます。


ダイヤペット・インターのラインナップがどれ程の物だったのかは知りませんが、当方の手元には他に’69マスタング、AMXがあり、どちらもミニカー本体はナコラル製です。過去に'68サンダーバードをご紹介していますが、本家ナコラル・インターカーズというシリーズ内のRef101が今回の’69コルベット(数字はダイヤペット版と同じですね。)、102が’69マスタング、103が’68カマロ、104が’69AMX、105が'68サンダーバードと、’60sアメリカ車好きには魅惑的なクルマが揃っています。尚、当方所有するサンダーバードの箱では106がマーキュリークーガーとなっていますが、恐らくこのモデルは発売されておらず、106はデトマソ・マングスタに変更となった模様です。・・・ナコラルのデトマソ・マングスタは、うる様のこちらの記事を是非合わせてご覧下さい。


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↑シルバーのモデルはamtの1/43プラキット・・・相変わらず作り掛けの放置モデルですみません。。。ナコラルのアメリカ車ラインナップは全てamtの1/43プラキットと同一年式・同一車種で、ボディサイズ、プロポーション共々とてもよく似ています。(シルバーのamtキットは当方がリトラクタブルランプ部を凸モールドから凹モールドにしたり、ループライン等を若干修正したりしています。)


・・・実はこのダイヤペットインター、と言うかナコラル・インターカーズシリーズにはもう一つヒミツがあって(笑)、アメリカ車のラインナップやそのプロポーションがamtの1/43プラキットに酷似しているのです。ナコラルの米国車ミニカー、amtコピー疑惑(!?)を裏付ける決定的な証拠としては両社の’68カマロがあるのですが(笑)・・・その辺りは機会を改めて検証してみたいと思います。アメリカamtのプラキットを参考にスペインのナコラルがミニカーを製造し、それを日本のヨネザワが輸入してダイヤペット箱に納め販売した・・・。まさしく”インター”ナショナルな展開の末に、このミニカーは当方の手元にやって来たのです。


久々にワンダーランドマーケットに赴きました。

ビュイックリビエラの小特集中ではありますが、飛び入りネタをお届けします。


昨日4月29日(木)は日頃お世話になっているミニカーショップのセールの日でもあり(資金的に/笑)どうしようか迷ったのですが、久々に第76回ワンダーランドマーケットに出掛けてみました。ご存じの方も多いかと思いますが、ワンダーランドマーケットは横浜・元町のアンティーク・ミニカーショップ、サンセットさんが主体となって年3回開催しているアンティークトイの一大ノミの市。場所は東急みなとみらい線の日本大通り駅近くの横浜産貿ホール。当方は本当に久しぶり、何しろ今の会場に移ってからは1度も訪れたことがなかったので数年、下手すると10数年ぶりのワンダーランドマーケットでした。


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↑最近は入場料¥1,000-が必要。出店者(ミニカーショップ等)のハンコの押されたチラシを持っていれば¥800-です。


件のミニカーショップさんのセールにもしっかり立ち寄ってから現地入りしたので、会場に着いたのは終了時間の1時間ちょっと前、当方の知っていた頃より遙かに広々とした会場には既にそこはかとなく落ち着いた雰囲気が漂っていました。それでも会場にはサンセットをはじめ有名ショップのオーナーさん、それにかの丸餅さんも愛車のチンクエチェントと一緒にいらしたりして華やかで錚々たる雰囲気でした。そのつもりもなくふらっと出掛けたのでカメラを持って行かなかったのが残念・・・。


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・・・で、今回の当方の入手品。先ずは以前『タイヤが溶ける奇病』を患った個体をご紹介したスペインはナコラル製の'68サンダーバード。当方の手持ちはホイールがプラ製の後期製品だったので悲劇に見舞われましたが、コチラの2台はホイールが金属製の初期製品。タイヤとホイールが溶けて癒着する心配はありません。この世代のTバードはディンキー製の素晴らしい製品が有りますが、プロポーションやディテールはともかく、ことボディーカラーのセンスに関してはナコラルの方が一枚上手かも・・・どちらも絶妙なメタリックカラーでとても良い雰囲気です。2台セットで格安でお譲り頂きました。有難うございました。


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続いては当方のお気に入りブランド、イスラエルはガムダクール製のカブトムシを2匹。フラワーマークに'60sの香りが漂う品番8177/1 Volkswagen Beetle "Hippie’s"(2nd model) と品番8177/2  同"Polizei"(3rd model)です。我が愛しのガムダクール製ビートルはなかなか可愛らしいモデルで大好きであります(贔屓目/笑)それぞれ別々の出品者様からお譲り頂きましたが、ガムダクール製ビートルのバリエーションが2台も手に入るとは思っていなかったのでとても嬉しい驚き。出品者様有難うございました。


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最後にやはりガムダクール製の品番8101シボレー・シェベル・ステーションワゴンのアンビュランス。ガムダクールのラインナップの中では基本中の基本の車種なのですが、どう言う訳か今までなかなか縁がなかったんですね。エンジンフードのチップが惜しいですが全体としてはとても綺麗なコンディションを保っている個体だと思います。いや~コレは欲しかったのでホントに嬉しい収穫でした。上のビートルの”ヒッピー”と一緒に値引きして頂いてゲット。有難うございました。


●旧いミニカーとの付き合い方について・・・。


ところで、今回入手したのは製造からおよそ40年を経たミニカー達ばかり。こうした絶版ミニカーは愛で方も人それぞれです。或る人は塗装のヤレや積年の汚れを”歳月を経た風格”と見なすかもしれませんし、逆に製造時のままのような良好なコンディションを出来るだけ保ちたいと願う人もいる事でしょう。当方はどちらかといえば後者のタイプ。今回入手したミニカー達も帰宅してから台所用の中性洗剤を垂らした水をティッシュに含ませて拭い、モデルによっては軽くコンパウンドを掛けてやりました。(古いデカール部分は取り扱い要注意!)ミニカー達が『俺の風格が台無しじゃないか!』と怒ったか『いやあ~、久しぶりにさっぱりしたよ。』と喜んでくれたかは定かではありませんが、とりあえず見違えるようにキレイになって当方は大満足。実ははこの瞬間が至福の時だったりするんですよね~(笑)。


次回のワンダーランドマーケットは真夏の8月1日(日)。また行きたいですが・・・それにしても数ある商品の中からスペインとイスラエルのミニカーを喜んで買ってくる当方、、かなりのひねくれ者でありますね。。。


ミニカーコラムシフトVol.4 ~タイヤが溶ける奇病

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子供の頃、友人達の間でUFOや雪男、ツチノコ等の超常現象を扱った本やTV番組が流行ったりしませんでしたか?当方はそうした本の中で『脳が溶ける奇病』というのを読んで、「なんて怖い病気なんだろう。」「こんな病気にだけはなりたくない。」と、恐れおののいたものでした(笑)。・・・脳が溶けちゃうのとは比べ物になりませんが、我々ミニカーコレクターにとって、怖~い病気があります。それは・・・重度の亜鉛中毒症・・・はたまた極度の買い物依存症・・・新製品の売り切れに対する過度の恐怖症・・・ではなく・・・タイヤが・ ・ ・ 溶ける・ ・ ・ 奇病です。


・・・・・という事で(笑)、特に古(いにしえ)の絶版ミニカーを蒐集しているコレクターさんは、こうした病魔に侵されたミニカーを1台や2台お持ちの方も多いのではないでしょうか?プラスチックの筆箱や下敷きに消しゴムのかすがこびりつき、それらが溶けて融合してしまうあの現象です。原因はゴム製のタイヤに含まれる可塑剤で、これがプラ製の部品を侵してしまうのです。症例としては大きく分けて以下のような2タイプがあります。


症例1.プラスチック台座が溶ける奇病・・・。


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これは症状としては比較的軽いほうですが、古の絶版ミニカーだけでなく、最近の製品でも発症する危険があるので厳重な注意が必要です。古いミニカーだとオートピレン等に良く見られる現象ですが、当方の体験では新製品として入荷したての最新モデルにして、すでに兆候の現われている物がありました。症状が軽いうちは、プラケースの側にタイヤの跡が残る程度で済みますが、病状が進むとタイヤがパンクしたように凹んだり、最悪の場合は台座とタイヤが癒着してしまいます。


対策は多くの方が色々な方法をブログやウェブサイトで紹介されています。ミニカーと台座の間にワッシャー等を挟んでタイヤと台座が接地しないようにする方法を採る方が多いようですが、ただでさえ面倒なミニカーの着脱が更に面倒になるので、当方は台座のタイヤが接地する部分に紙製のマスキングテープを貼り付ける方法を採っています。合わせて、台座にミニカーを固定するビスの締め付けを心持ち緩めるようにしています。これは緩め過ぎるとケースの中でミニカーが暴れ、傷付きやパーツの破損に至る恐れがあるので注意深い調整が必要です。


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↑ミニカーのホイールベースに応じて、タイヤの接地しそうな部分にテープを貼ります。


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↑ミニカーを固定する際は、ネジの締め具合を若干緩めにしています。


(※上記の方法は長期間に渡る安定性の実績データがないので参考としてご覧下さい。)


症例2.タイヤとホイールが溶けて融合してしまう奇病・・・。


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↑クレーガー風のなかなかカッコ良いホイールだったのですが・・・ご覧のようにタイヤとホイールが融合して不気味な緑色に変色しています。。。こうなるともうお手上げです・・・。


ああ、考えるだに恐ろしい・・・。この症状こそが我々ミニカーコレクターの最も恐れる状態の一つではないでしょうか。先に挙げた可塑剤に加え、樹脂材料の質にも問題があるのかもしれませんが、タイヤとホイールが溶けて融合してしまう症例です。当方の手持ち品では、スペインはナコラル製のサンダーバードが発病してしまいました。。。こうなるともうお手上げ。患部を切除して新しいホイール&タイヤを移植するか、或いは素焼きの茶器や本皮革製品のように、それを歳月が醸し出す味わいとして愛でるしかありません。。。


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↑タイヤ&ホイール以外は至って程度良好なので、尚更悔やまれる所です。


最近の製品に将来このような症状が現れるかは分かりませんが、当方の同好の士からはコンビニ系アイテムで”タイヤが変形して丸くなくなる病”や、”タイヤがゆるゆるになって外れやすくなる病”といった良く似た症例が報告されています。本日のお題の”タイヤが溶ける奇病”の他にも、”メッキパーツの輝きがなくなる病”や”塗装がブツブツになる皮膚病”(実際は塗装下でダイキャストそのものに発生している酸化現象=いわゆる白錆。)など他の病魔の危険性も看過出来ません。近年の製品が10年後、20年後にどうなっているかは予測がつきません。・・・そこは誰も見た事のない未知の領域なのです。。。


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↑ご覧のように箱付きでなかなかの美品だったのですが・・・。クリックで拡大しますが、箱に記されたラインアップ、車名のみのシンプルさがなかなか素敵(笑)。当方の興味は言うまでもなく品番100番台のアメリカ車達・・・。


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