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酉年ファイアバード特集; 第2世代登場 ~ NEO '73 Pontiac Firebird Trans Am

酉年ファイアバード特集、いよいよ2世代目の登場です・・・既出のモデルですが。。。

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1970年、カマロ/ファイアバードは通常の年次変更から数ヶ月遅れで第2世代へ切り替わりました。初代ではノッチバックのHTクーペとコンバーチブルだったボディはファストバックのクーペボディへと1本化され、同時にやや大型化されました。そのスタイリングは低く長い伸びやかなプロポーションで力感に溢れ、新たな年代の始まりを飾るにふさわしい新鮮さの感じられるものでした。初代モデルの登場から僅か3年で世代交代した訳ですが、この第2世代は'70年から'81年までの長きに渡るモデルライフを誇りました。

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↑一応写真は撮影し直したのですが・・・何だか前回と同じような角度で撮ってます。。。

前年にパッケージオプションとして登場したトランザムは、スタンダードなファイアバード、上級のエスプリ、スポーティーなフォーミュラの上に位置する最強バージョンとして君臨する事となりました。他のグレードに対しよりハイパワーな455cu.in. V8エンジンを搭載し、外観もボディと一体感のある樹脂製の前後スポイラーや派手なストライプで一目でトランザムと分かる識別化が成されていました。尚、トランザムと聞いてイメージするのは象徴的な火の鳥のグラフィックですが、画像検索した限りでは大きな鳥がエンジンフードに羽ばたくのは'73モデルイヤーからのようです(間違っていたらゴメンなさい・・・。)

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↑元々華やかなファイアバードのボディに樹脂製の一体型スポイラーや派手なグラフィックを装ったトランザムは一際目立つ存在です。ただ単に派手なだけではなく、先進的で完成度の高いデザインだと思います。

モデルは今年初めの記事でもご紹介したNEOのレジン製完成品です。その際も記しましたが、NEOには珍しい登場初年度・最上級グレードというド定番な車種選択が嬉しい1台。プロポーション・仕上がり共に良好で、実車のカッコ良さを良く捉えた好モデルです。2本出しのマフラーが良い感じに再現されていますが、同ブランドは床下の再現には力を入れていない物が多いように思います。また、近年のレジン製完成品に共通する外から貼り付けたウインドウ類の脆弱さ、不安定さがタマにキズなのが惜しい所です。

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↑こちらの画像は今年最初の記事からの使い回し(汗)。NEOのモデルはプロポーション、仕上がり共に素晴らしいですが、窓ガラスのフィッティングの悪さと脆弱さが惜しいです。。。

ファイアバードは翌'74モデルイヤーからスラントノーズにフェイスリフト。翌'75モデルイヤーにはリアウインドウがサイドに回りこんだタイプへと変更されています。(この辺りの年式は1/43ではモデル化に恵まれていません。)その後'77年には映画トランザム7000でもお馴染みの角4灯フェイス、日本ではイーグルフェイスと呼ばれるスタイルへと変化、'79年には4つのランプが独立したマスクへと再びフェイスリフトされ'81モデルイヤーまで生産・販売が続けられました。

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酉年はじめは・・・迷ってこっち! NEO '73 & Yat Ming '79 Pontiac Firebird Trans-Am,

お正月も三が日を過ぎたので、ゆるゆると2017年の1/43cu.in.をスタートしたいと思います。

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↑ポンティアックの火の鳥と、最近我が家でプチブームになっているポインコ兄弟で酉年気分を盛り上げてみました(笑)。

遅まきながら新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。


午年(うまどし)の2014年から、新年最初の記事は干支にちなんだ車をご紹介している当ブログ。酉年(とりどし)の今年、鳥絡みのアメリカ車といえば真っ先に思い浮かぶのがポンティアックのファイアバード、そしてフォード好きの当方としてはサンダーバードも捨てがたい・・・ちょっと捻るならプリマスのスーパーバードと言う手もあるし・・・更に捻ればポンティアック・サンバードとか、クライスラーのイーグルとか(・・・ミニカーがない。。。)、鳥に因むアメリカ車は色々とあります。どれにするか迷いましたが、う~ん、ここはやっぱり一番分かりやすいクルマで行こうと思います。

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↑NEOにしては珍しい、メジャー車種のメジャーグレードでの製品化(笑)。レジン完成品の美しいモデルです。

・・・と言う事でファイアバード、それもエンジンフードに大きく翼を広げたグラフィックが描かれたモデル2台をチョイス。1台目はNEOの'73年型、長寿を誇った2世代目ファイアバードの初期のボディであります。大雑把に言うと'70年のデビューから'73年までがこのボディ。'74年からはノーズがスラントして・・・(以下略)。ネオにしては珍しく、ド直球・ド定番なチョイスでのモデル化でした(笑)。プロポーション・ディテール共に上々で迫力満点の2代目初期のイメージを捉えています。この年代のファイアバードは1/43でのモデル化が意外と少ないので貴重な存在です。当方が入手したホワイトの他、オレンジ色のバリエーションもあってこちらも中々カッコ良いです。

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↑ヤトミンの'79年型は安価な事もあってディテール&フィニッシュに多くは望めませんが、プロポーションはまずまず。この年式を1/43で製品化してくれたことに感謝です。今回ご紹介のシルバーは10周年記念限定車仕様。

2台目はヤトミンの'79年型トランザム、こちらは一転して2世代目ファイアバードでは最終型にあたるスタイルです。'79~'81年型がこのボディで、翌'82型で3世代目にバトンタッチしました。この辺りの年代も1/43では余りモデル化されていないので貴重な存在。前述のネオからするとかなりお手頃な価格設定のため、ディテール&フィニッシュはまあそれなりですが、プロポーションは良い感じではないかなと思います。今回ご紹介したシルバーはファイアバードの10周年記念限定車仕様です。他にブラックやマットブラックのバリエーションがあり、将来的にはゴールドやホワイトが追加になるかも?グリーンライトから映画”キル・ビル2(原題:Kill Bill Vol.2)”仕様が発売されており、当方未入手のため未確認ですが”60セカンズ”のエレノアの経験からするとYat-MingのOEMの可能性があります。

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↑有名なエンジンフードの火の鳥グラフィックも時代と共に変化している事が分かります。

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↑ポインコ弟とポインコ兄のノベルティストラップ。当家はdocomoユーザーではないのでネットオクで入手。。。



・・・鳥絡みのアメリカ車の中でも、ポンティアック・ファイアバードとフォード・サンダーバードは1/43でも比較的各年式が揃いやすい車種なので、今年の内に特集を組んでご紹介したいなと思っています。・・・と、なんとなく干支がらみ年初めを恒例化してしまったものの、該当する車種がない干支の年をどうするかはまだ全然考えていないのでした・・・。

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今年はカボチャは・・・品切れです。。。 ~NEO '68 FORD F100

今夜辺り、渋谷は大変な事になっていたのでしょうか・・・・。

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・・・という事でハロウィンであります。当ブログでは毎年この時期になると、ハロウィーンといえばジャック・オー・ランタン→ジャック・オー・ランタンといえばパンプキン→パンプキンといえばフォードF100・・・という図式から、'50年代のフォードF100をご紹介して来ました。年によっては1/64モデルに登場願ったりしてなんとか凌いで来たものの、とうとうネタが尽きてしまいました。。。1/43のフォードF100はヤトミンやホットホィールなど未入手のモデルがまだまだあるのですが、毎月のようにアメリカ車の新製品が発売されるようになった昨今では、自分の中で優先順位のあまり高くないこれらのモデルには中々予算が廻りません。いっそこの”恒例行事”自体止めてしまおうかとも思ったのですが、結構長く続けているので悩んだ挙句、苦し紛れに後輩モデルに登場願いました(汗)。

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↑'67年からの世代のF100は、'50年代とは大きく異なる直線主体のボディデザイン。カボチャというイメージはないですね(汗)。

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↑こちらは2013年のハロウィーンでご紹介したロードチャンプスの'56 F100。シンプル・素朴なモデルですが、それゆえの味わいがあります。存在感はNEOと並べても負けてない・・・かも???

今回トップの画像に登場しているグリーンのパンプキンは、ロードチャンプスの'56年型で2013年のハロウィーン記事にメインで登場させた個体。シンプル&素朴なミニカーですが、実車のキャラクターが良く捉えられていて結構お気に入りだったりします。対する後輩モデルは、NEOの'68年型でぐぐっとスタイリングが変わり、直線的で四角いボディとなっています。・・・まあ、かぼちゃというイメージではありませんが、新旧(旧旧!?)2台の共演というカタチにしましたので今年はこれでご容赦を・・・。今回の2台はコーポレートマークやロゴなどの一切ない個人ユース風のモデルですが、ピックアップトラックが自家用車としてごくフツーに使われているアメリカらしい姿と言えるのではないかと思います。

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↑ロングホイールベースにフラットなスタイルサイドのカーゴパネル、スチールホイール+ハーフキャップ、やや尻上がりな車両姿勢など、働くクルマ然とした佇まいが良い雰囲気です。

今回ご紹介するF100は'67モデルイヤーから登場した世代で、先代モデルに対して大型化され、室内居住性や荷室広さが改善されています。この世代までフューエルタンクがキャビン下にあるためガソリン給油口がドアの直後にあります。モデルは米国の法規改正でサイドマーカーランプが設置された'68年型。F100では長い方の3,327mmのホイールベースで、フォードでは”スタイル・サイド”と呼ばれるフラットで実用的なカーゴサイドの姿がこれはこれで好ましい感じです。フルサイズピックアップは車高アップやローダウン、大径のホイール&タイヤでカスタムされた姿もサマになりますが、個人的にはこういうシンプルで実用一点張りな姿に惹かれます。

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↑久々に引っ張り出したら、右側のサイドモールが浮いてました。。。この辺りの脆弱な感じが精密モデルの難点ですね・・・。

モデルはNEOのレジン製完成品。同ブランドでは比較的旧い製品かと思います。例によってボディサイドモールやウインドウモール、ワイパー等にエッチングパーツが奢られた精密なモデルです。鈍い赤のボディカラー、ステーの長いドアミラー、ホワイトのスチールキャップにハーフのメッキカバーといったディテールがベーシックな佇まいをみせていて好ましい仕上がりです。ピックアップやSUVは地上高が高いため、普通の目線でもサスペンションやデフなど下回りのパーツが良く見えるので、NEOの製品としては珍しくそれらシャシー関係のパーツが床板にモールドされています。地味な題材ですが手抜かりなく作りこまれた良い製品だと思います。

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●ハロウィーン記事バックナンバー

Halloween_08.jpg ←2008年のカボチャはコチラ

Halloween_09.jpg ←2009年のカボチャはコチラ

Halloween_10.jpg ←2010年のカボチャはコチラ

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21世紀に向けた上級モデル ~NEO '02 Chrysler 300M

今回は80年代から更に進んで、'90年代末~2000年代のクライスラーをご紹介します。

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先回インペリアルの時に記したように、'1970年代末の経営危機がアイアコッカの手腕によって回避されると、その後クライスラーは徐々に元気を取り戻し、製品ラインナップも魅力的になっていったように思います。この時期のクライスラーはKカー以降、吸収合併したAMCの技術も踏まえラインナップの前輪駆動化を推進していました。ダッジ・ストラタスやイントレピッド、イーグル・ビジョンそして今回の300M等々・・・'90年代後半~2000年代前半のクライスラー車はエンジンフードが短く、キャビンが前進したキャブフォワードルック&低い車高の近未来的なフォルムが特徴的で、それまでのアメリカ車とは異なる魅力を感じさせたものでした・・・。

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↑ノーズが短くキャビンが前進した”キャブフォワード”デザインは、それまでのアメリカ車とは異なる新しい魅力を放っていました。当時、来るべき21世紀にふさわしい新しいカタチだなと感じた物でした・・・。

300Mの登場は'99モデルイヤー、当時のクライスラーラインナップの中ではフルサイズとされ、LHSに続く上級モデルでした。全長5m超、全幅1.9m弱という堂々たるサイズは、2度のオイルショックでボディのダウンサイジングに追いまくられていた時期に比べると、軽量化やFF化など合理的な設計によって再び拡大するゆとりが生じたという事なのかも知れません。しかしながら、トップレンジにしてエンジンが3.5リッターV6というのは時代性を感じさせます。300Mは'04モデルイヤーまで製造・販売されましたが、ダイムラーとの提携を経てデビューした次世代の300CではFRに回帰、エンジンもハイパワーV8が復活して今日に至っています。

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↑NEOのモデルは当方の主観的感覚からすると、イメージよりやや腰高な印象を受けます。タイヤももっと扁平な方が”らしい”感じがします。

モデルは前回の'81インペリアルと同様にNEOのレジン製完成品。当ブログでも過去に色々とご紹介していますが、歴代クライスラー300は1/43でも比較的製品化に恵まれています。・・・ですが、まさかこの世代の300Mが製品になるとは思いませんでした。この時期のクライスラー車は結構好きな事もあって喜んで購入したのですが・・・。綺麗な仕上がりではあるのものの、何かが違うという印象を拭えません。当方の感覚的には実車はもっとボディが薄くて地を這うように車高が低いイメージですし、タイヤのハイトももうすこし低く扁平な方がそれらしいような気がします。

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↑同時期のダッジイントレピッド(ホンウェル/カララマ)と・・・。仕上がりは荒いですが、ホンウェル製モデルは実車のイメージを上手く捉えているように思います。

エッチングパーツなどを多用した同ブランドの作風は、'80年代くらいまでのクロームパーツてんこ盛りな車種だとその魅力を余すところなく伝えてくれるのですが、今回の300Mような'50年代とは質の異なる曲線を多用したボディやウインドシールドを持つ車種には余り向いていないのかも知れません。・・・とは言え、やはり貴重な1/43化ですし、ノレブの300Cホンウェル/カララマのダッジ・イントレピッド辺りと並べて眺めるのもオツなもの・・・。先ずはその存在を素直に喜びたいと思います。

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80年代初頭のフラッグシップモデル ~ NEO '81 Chrysler Imperial Coupe

当ブログにおけるクライスラー系車種の記事アップ数不均衡を(多少なりとも)是正する「クライスラー強化計画」。今回は80年代初頭のフラッグシップモデルをご紹介します。

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70年代末期、倒産の危機に瀕していたクライスラー。しかし、ヘンリーフォード2世との確執の末にフォード社を辞して移籍したリー・アイアコッカが辣腕を振るい、'81年のFWD小型車Kカー(プリマス・リライアント/ダッジ・エアリーズ)シリーズ、それに続くミニバン(プリマス・ボイジャー/ダッジ・キャラバン)の大ヒットにより奇跡の回復を遂げました。その復活の礎となったKカー(軽自動車じゃありませんよ/笑)と同じ'81モデルイヤー、クライスラー伝統の名前を復活させたフラッグシップ・モデルがインペリアルでした。

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↑80年代のアメリカ車としては伸びやかなフォルムを見せるクライスラー・インペリアル。ネオクラシック調のデザインは同時期のキャデラックセビルなどとの近似性を感じさせます。

新生インペリアルは従来のフルサイズセダンから一転、同時期のコルドバをベースとしたパーソナルクーペとして登場。スラントしたノーズに格納式のヘッドランプ、独立したクロームのラジエターグリル、ルーフ後端のラインがリアフェンダーに深く流れ込んだネオクラシック調のデザインが個性的です。この当時のアメリカでは、容赦ない小型化により伸びやかさを失ったクルマが多かったので、インペリアルの優雅なボディはアメリカ車らしい伝統を受け継ぐ物として好意的に感じられた物でした。このクルマを改造したリムジンが、映画”キャノンボールⅡ”で主演のバート・レイノルズクルマとして登場したのをご記憶の方もおられるかも知れませんね。

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↑モデルはネオのレジン製完成品。各部のモール類やワイヤーホイール等、エッチングパーツを多用した作風が実車の魅力を上手く引き出しているように思います。

モデルは比較的古いNEO/AMERICAN EXCELLENCE製品。同ブランドお得意のレジン完成品で、ボディ各所のクロームパーツの表現にエッチングが多用された精密な仕上がり。プロポーションも上々で、実車の持つスマートで伸びやか、かつクラシカルなフォルムを良く捉えていると思います。明るいブルーメタリックのボディにエッチングのパーツが映え、同系色でコーディネートされたインテリアも細かく作り込まれてなかなか魅力的な仕上がりになっていると思います。

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↑その特徴を最も良く表すリアビュー。意欲的なデザインだと思いますが、'81~'83と短命に終わりました。

80年代のアメリカ車は、70年代の度重なるオイルショックや不景気によりガタガタになった状態から新たな道を歩み始めた時期と言えるかと思います。GMではカマロ/ファイアバード、フォードではサンダーバード/クーガー、トーラス/セーブルなど、大胆な変化を遂げたモデルが多々あります。この時期の米国車を結構な割合で1/43モデル化してくれるという意味では、やはりNEOは有り難いブランドだな~と思います。・・・価格がお高いのが厳しくはありますが。。。

続・フツーなインターミディエート Neo '78 Dodge Monaco

さ、今回も当ブログにおけるGM/FORDに対するクライスラー系車種の記事アップ数不均衡を(多少なりとも)是正する「クライスラー強化計画」を遂行致します。

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↑う~ん、フロントバンパーにプッシュバー、フロントピラーにスポットランプを装着したくなっちゃいます・・・。

先週ご紹介したダッジのインターミディエート、コロネット系列は、'77モデルイヤーに入ると突如フルサイズからモナコの名前を襲名します。どういう意図でこのような移行がなされたのかはよく分かりませんが、伝統の名前であるモナコをインターミディエートに譲ったフルサイズは、ローヤルモナコと呼ばれるようになりました。同じような事はプリマスでも一足早く起きていて、'75モデルイヤーにインターミディエートがサテライトからフューリーに改名、フルサイズはグランフューリーを名乗るようになっています。

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↑ダッジのインターミディエートは'77年のフェイスリフトで角型4灯ヘッドランプのタテ目にスタイルチェンジ。同時に名前をコロネットからモナコへと変更します・・・しかし翌年'78年には消滅してしまいました・・・。

'77のフェイスリフトでは、ボディの基本的なシルエットはそのままに主にフロントマスクの変更が行われ、標準タイプの角型ライトをタテに2段に配置した点が特徴的でした。どことなく'60年代のポンティアックやフォードを連想させるいわゆる”タテ目”ですが、この標準角4灯ヘッドランプによるタテ目はシボレーのシェベルやモンテカルロ、フォードのLTDⅡやグラナダなど、70年代中盤~後半のアメリカでは割とポピュラーな処理でありました・・・そうそう、日本にもルーチェ・レガートなんてクルマがありましたっけ。

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↑わずか2年間の製造でしたが、この車種はポリスカーやタクシーとしての需要も大きく、一時期のTVドラマや映画でもお馴染みの存在でありました。

モデルはNEOのレジン製完成品で、発売・当方の購入もかなり以前の事となりました。例によって各部にエッチングのパーツをちりばめた精巧な造りですが、リアバンパーの取り付け位置を含めテールがやや下がり気味な事と、エッチング板に透明のレジンを盛ったようなヘッドランプが、特徴的なタテ並びランプとは分かりにくい点がちょっぴり残念でしょうか・・・。プラ台座の裏側に残しておいた値札を見ると、諭吉様お一人で若干のお釣りが来る価格でした。・・・最近はNEOもじわじわと値上がりし、従来以上に購入がためらわれる状況となってしまいました。。。

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さて、このモナコですが、4ドアセダンでモデル化されているのは言うまでもなくポリスカーやタクシーのバリエーションを販売するためと思われ、実際にそうした仕様でも発売されています。今回ご紹介しているのはノーマルなセダン仕様ですが、渋めなグリーン1色の塗装や深リムのスチールホイールにハーフキャップといういでたちは、シンプルを通り越してスパルタンな印象で、どう見ても警察のアンダーカーバーカーにしか見えないのであります(笑)。

クライスラー強化計画!? マッスルからラグジュアリーへ NEO '76 Dodge Charger

ワンダーランド・マーケットの報告も済んだ所で、またもやクライスラー強化計画に戻ってダッジ・チャージャーご紹介の続きです。

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ダッジのスペシャリティクーペとして'66年に誕生したチャージャー。初代、2代目とワルなイメージとハイパフォーマンスが魅力のマッスルカーとして独特の存在感を放っていましたが、先にご紹介した3代目辺りからオイルショックの影響を受け、強力なパワーユニットの消滅と共にそのキャラクターは少しづつ変化を強いられるようになりました。そして'75モデルイヤーに誕生した4世代目は、もはやマッスルカーではなく、どちらかと言えばラグジュアリーなパーソナルクーペと言ったイメージのモデルとなっていました。

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↑かつてのワルなカッコ良さは何処へやら、ジャガーを彷彿とさせるラグジュアリーなパーソナルクーペへと変貌した4世代目のチャージャー。オイルショックや排ガス対策など、時代の流れの影響も色濃く感じられるモデルです。

直線基調の2ドアHTボディは、どことなくジャガーのXJ系を彷彿とさせる異径丸4灯のマスクが特徴的です。が、それはチャージャー専用の物ではなく、ベースとなったコロネット系のHTと基本的に共通のボディであり、クライスラー版として誕生したコルドバとも同一の物であったため、残念ながら独自性と言う面では大きく後退した感は否めませんでした。チャージャーのボディをベースとしたマグナムの誕生と共にその栄光の名は一度姿を消し、後の'80年代にオムニをベースとした小型FFクーペに使われた時期もありましたが、らしいモデルとしての復活はクライスラー300のシャシーを使用した2005年型まで待たねばなりませんでした・・・。

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↑モデルはNEOのレジン完成品。エッチングパーツや美しい塗装は見応えがあります。カラーコーディネートされたバイナルトップの質感も良い感じ。・・・ですがウインドウ周りは危なっかしい感じがします・・・。

モデルの方はこの年代のアメリカ車にはめっぽう強いNEOの製品。先にご紹介した3台目共々、1/43で歴代チャージャーを並べる上でとても有難い製品化でありました。正直、初代や2代目に比べて地味な3代目や4代目に大枚をはたくのは辛くもあるのですが、そうした車種の製品化が可能なのがレジン製モデルの強みとも言えるので・・・毎度の事ですがこの辺りはコレクターとしては悩ましい部分であります・・・。

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↑同じダッジチャージャーでも、人気の高い2代目や、ポリスカーのベースとなる6代目などはモデル化にも恵まれていますが、この世代辺りは少量生産に適したレジン製品ならではのモデル化と言えそうです。

そのフィニッシュは美しいワインレッドメタリックの塗装やエッチングを多用した精密な仕上がりで見応えがありますが、透明なフィルムを張り付けてエッチングのサッシュで押えただけのウインドウ類は長期的な安定性の面でやや不安な感じもします。尚、海外ショップの限定モデルにはシルバーボディ+ブラックのバイナルトップのバリエーションも存在するようです。高価格故カラーバリエーションまではフォロー出来ませんが、このチャージャーの発展形とも言えるマグナムの製品化は密かに期待していたりします(笑)。

クライスラー強化計画!? NEO '73 Dodge Charger

当ブログ内でのGM、フォードに対するクライスラー系車種のアップの少なさを多少なりとも改善しようという”クライスラー強化計画!?”、今回も地道に進めて行きたいと思います(笑)。

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今回は先週のブリット劇中車である2世代目'68チャージャーに続き第三世代のチャージャーをご紹介したいと思います。ホントはその前に2世代目最終年式である'70年型をご紹介しようと思ったのですが・・・AUTO WORLDの1/43モデルが家庭内行方不明中。。。見つかったら改めてアップしたいと思います・・・。と言う事で気を取り直して3世代目のチャージャーです。この世代のチャージャーは'71モデルイヤーにデビュー。クライスラーのインターミディエートの中で、プリマス版のサテライト系が2ドアボディを維持し続けたのに対し、ダッジ版のコロネット系列からは2ドアHTがドロップ。同ブランドの中型スペシャリティはチャージャーに集約される形となりました。(コロネット系の2ドアHTは4世代目の'75年型で復活。)

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↑'71年に第3世代にスイッチしたダッジ・チャージャー。シャープなエッジとコークボトルラインの曲線が融合した伸びやかなスタイリングでした。

スタイリングはより長く、シャープなエッジとコークボトルラインの曲線が融合したものとなり、'73までは1部にコンシールドヘッドランプを採用していた事もあり、クライスラー系マッスルカーらしいワルな雰囲気も維持していたように思います。登場初年度にはハイパフォーマンスバージョンのR/Tとスーパービーをラインアップしていましたが、オイルショックと排ガス規制から僅か1年で廃止の憂き目に合い、以降は雰囲気重視のモデルとなって行ったのは同時代のライバル車たちと同様。次の4世代目では復活したコロネットのHTと殆ど同じボディとなった上、上級ブランドのクライスラーに兄弟車のコルドバが設定されるなど、どちらかと言うと高級パーソナルクーペ化していったのは時代の流れというべきでしょうか・・・。

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↑モデルはNEOのレジン完成品で、同ブランドの標準的な仕上がりと言えそうです。

さて、モデルの方はNEOのレジン製完成品。エンジンフード先端のエンブレムやウインドウモールなどにエッチングパーツが使用されている辺りは最近の製品として標準的な仕上がりと言えそうです。立体的な形状のサイドウインドウのモールがシルバー塗装な点がやや苦しいですが、深みのあるブラウンメタリックの塗装はこの時代のアメリカ車の雰囲気が良く出ていると思います。人気の高い2世代目は各社がこぞって製品化しているチャージャー、歴代を揃えると言う意味では3世代目、4世代目を1/43で製品化してくれたNEOには大感謝であります。

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↑SE等の上級トリムでもないシンプルな姿も美しいのですが・・・モパーファンなら'71のR/Tやスーパービー仕様が欲しくなる所ではないでしょうか・・・。

・・・ではあるものの、このブランドの良い所でもあり、また悪い所!?ともいえるのですが、製品化にあたってチョイスされたのはモデルライフ後半の'73年型、SEなどの上級バージョンではない割とスタンダードな姿という捻りっぷり。ま、それはそれで魅力的ではあるのですが、(当方もかなりひねくれてます/笑) 値段も高いし、せっかくなら華々しいアピアランスが魅力的な登場初年度のR/T辺りを製品化して欲しいな~という気もします。(その方が売れるような気もするんだけど…。)

'80sマッスル2 ~ NEO '86 Chevrolet Monte Carlo SS

前回ビュイック・グランドナショナルをご紹介した際、その兄弟車について言及しました。今回はその兄弟車の1台であるシボレー・モンテカルロSSをご紹介しましょう。


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シボレーモンテカルロは'70モデルイヤーに誕生したシボレー初の上級パーソナルクーペ。'68年に登場したポンティアック・グランプリの好調なセールスを受けて設定され、セダン系車種とボディパネルの共通部分のない専用のクーペボディを纏っていました。スポーツカーからラグジュアリーカーへ転身して成功したフォード・サンダーバード/マーキュリークーガーに対抗する車種であったと言えるでしょう。商業的にも成功を収め、'70年~'88年に渡って生産された後、'95年に復活し'07年まで存続していました。各世代がNASCARで活躍していた事をご記憶の方も多いかと思います。


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↑ビュイック・グランドナショナル同様、ノーズの変更やカラーリングなどでノーマル仕様とは打って変わったワルな雰囲気が魅力的な1台。こういうキャラはアメリカ車ならではと言えるのではないでしょうか。


このシボレーモンテカルロに'83から復活したのがSS(スーパースポーツ)です。通常のモンテカルロに対し、同年代の3rdカマロと似たイメージの樹脂一体型のスラントノーズとリアスポイラーが与えられていました。この外観はスポーツグレードとしての差別化という意味はもちろんの事ですが、それ以上にNASCAR参戦を睨んだ実質的な空力特性の向上を目的としていたようです。'86年にはリアウインドーとトランクリッドを変更してファストバック化し、更なる空力特性の向上を狙ったエアロクーペも追加されています。ファイアーバードやカマロとはまたひと違った不良中年的なキャラクター、個人的にはかなり好みであります(笑)。


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↑モデルはボディをやや長めにデフォルメしたような雰囲気でかなりカッコ良いです。リアルなホイールや美しく再現されたストライプが全体を引き締めているように思います。


モデルはネオ/アメリカンエクセレンスから発売されたレジン完成品。前回ご紹介したオートワールドのビュイック・グランドナショナルよりも先にリリースされていました。仕上がりは同ブランドらしい作り込みが成されています。'60年代、'70年代のクルマに比べるとクロームパーツなどが少ない分シンプルな印象ではありますが、派手なストライプやホイール&タイヤなどの演出には抜かりがありません。先回のオートワールド製グランドナショナルに比べるとボディをやや長めにデフォルメしているように感じられ、全体としてはかなりクールでカッコ良くまとまっている印象です。


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↑ビュイック・グランナショナルやマーキュリークーガーなどと共に、切り立ったリアウインドーもカッコ良いな~と思わせてくれたのがこのモンテカルロSSの後ろ姿でした。


このモンテカルロやグランドナショナルも、NASCAR仕様を除くと1/43ではなかなかモデル化には恵まれていなかった車種。その製品化は大歓迎なのですが・・・ネックはやはり高価格な事でしょうか。NEOのモンテカルロSSはシルバーのボディのバリエーションもあるのですが、ちょっと両方を買いそろえるのはツライので、当方は定番のブラックボディのみでガマンです。。。先回ご紹介のビュイックの方は、途方入手したブラックのグランドナショナルの外、ホワイトとシルバーのリーガルTタイプクーペ仕様もあるのですが、そちらもちょっと手が出なさそうであります・・・。


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↑ビュイックとシボレーの漆黒の'80sマッスル揃い踏み。なかなか良い眺めです♪


特集 'Late '40s & '50s; 限られた人々のクルマ ~NEO '57 Imperial Crown Southampton

特集、今回は’50年代後半らしいデザインのクルマをご紹介します。


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クライスラー社におけるインペリアルという名前は、’26年にまで遡る由緒正しきものです。当ブログでは便宜上カテゴリーをクライスラーとしていますが、今回ご紹介する’57インペリアル・クラウン・サウザンプトンを含む’55~’75のインペリアルは車種名ではなく、クライスラー社のトップレンジとして独立したブランドでした。キャデラックやリンカーンと競合する限られた人々の為のクルマという位置付けとなります。その後ブランドとしてのインペリアルは’81~’83の間に復活しますが短命に終わり、’91~’93の間はクライスラーブランドの最上級車種として復活しますがこちらも短命に終わっています。


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↑’50年代後半のモデルとしてはこれでも控え目でしょうか?ボディはなかなかに優雅なラインを描いているように思います。4ドアHTというのも魅力的です。日本ではこの系統のクルマがウルトラセブンのポインター号のベースになっている事でも知られていますね。


今回ご紹介するのは’57年型のインペリアル・クラウン・サウザンプトン。インペリアルのモデルレンジはこの年に他のクライスラー系車種とは異なる単独のプラットフォームを得、最上級ブランドにふさわしい堂々たるサイズと、フォワードルックと呼ばれる存在感のあるデザインを得ました。テールフィンと対照的に緩やかに下降するトランクリッドのラインと、そこに埋め込まれたようなスぺタイヤカバーが高級感を大いに盛り上げているように思います。ルーフのツートーンカラーを区切るクロームトリムのラインも個性的です。


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↑ネオのモデルはリアの沈み具合など車高の設定が絶妙で、特に大型系車種の重量感・重厚感の再現は素晴らしいと思います。


モデルはネオのレジン完成品。例によってエッチング製のパーツを多用し、クロームモールディング華やかなりし’50年代後半のアメリカ車らしい雰囲気を盛り上げています。ベージュとカッパーメタリック系のツートーンカラーも良い感じです。NEOのモデルは車高の調整が絶妙で、特に大型の車種は実車の持つ重量感の再現が素晴らしいと思います。ただ、エッチングパーツは板状のものであり、シャープである反面実車のクロームパーツが持つ豊かな断面形状まで再現出来ておらず、この辺りは好みの分かれる所かも知れません。


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↑NEOは’81に復活したインペリアルも製品化しています。これはこれで個性的かつ存在感のあるデザイン(キャデラック・セビルの影響を感じますが・・・)だったと思うのですが、3年間という短命に終わりました。


ネオが完成度の高いレジン製品で様々なアメリカ車を1/43リリースし始めた頃は、価格も高かったけれど嬉しくて必死になって買っていました。・・・が、近頃の発売予定品を見ると、聞き慣れないブランドでNEOの2倍くらいの価格帯の製品がゴロゴロ。正直、ついて行けません・・・というより醒めてしまって買う気が失せました。1/43ミニカーコレクションもどんどん、1部の限られた人々のホビーとなって行くのでしょうか。当方の同好の士でも、最近余りミニカーを買っていないと言う人が増えています。裾野を拡げる事も考えないと、インペリアルのように未来がないような気もするのですが・・・。


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↑この後姿、なかなか印象的です。


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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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