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'71~マスタングへの橋渡し!? Autocult '70 Ford Mustang Milano Concept

楽しみにしているブルーレイソフトがなかなか届きません・・・。

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・・・先にリマスター劇場再上映を観て来たフェラーリの鷹のブルーレイ、某所で予約しているのですが発売になったのに一向に発送連絡が来ません。一応明日が配送期限なので明日になっても届かなければ問い合わせてみようと思いますが・・・発売になったら即観たいと思って予約したのに・・・。これなら予約なんかせずに発売になってから注文した方がよっぽど早く手元に届きそうです。この場でご紹介する気満々で記事の準備までしていたのですが。。。劇場再上映を観たから良いようなものの、何とも釈然としない気分です。・・・とひとしきり愚痴った所で気を取り直して(笑)、本日は別のブツをご紹介したいと思います。昨年末、2018年の私的購入品ベスト3選定後に滑り込み入荷したオートカルトのFord Mstang Milano Concept 1970であります。(2018年私的購入モデル・特別賞受賞/笑)

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↑ワイドアンドローのプロポーションは翌年市販車として登場する”ビッグ・マスタング”の先駆けとも言えるイメージ。海外のサイトでは豪州フォード製ファルコンXBのモチーフになったというような記述も見られました。

実車は純然たるショーカーで市販モデルではありません。ミラノの名を冠していますが、イタリアのショーで発表されたわけではなく、'70年のシカゴオートショーに出品されました。名前の由来はヨーロッパのレースで活躍するプロツーリングのレーシングカーにインスパイアされたからとの事ですが、色々調べてみたものの、それがどのマシンを指しているのかは分かりませんでした。美しいパープルのメタリックのボディは、エンジンフードやフロントフェンダーに'69~シェルビーGTとの近似性が感じられますが、市販マスタングより遥かに低く、カスタムカーのチョップドルーフのような特異なプロポーションとなっています。

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↑ボディ全体のプロポーションからはマスタングらしさも感じられますが、フロントマスクやテールランプなどのディテールには、量産型マスタングとの近似性は余り感じられません。

全体としてより長く、幅広く見える見えるスタイリングは、翌年登場する事になる'71~'73のビッグ・マスタングを髣髴とさせるようにも思えます。このクルマの大きな特徴はリアセクションで、シルバーに色分けされた中に縦長の大きなテールランプが配されています。このテールランプは加速時はグリーン、巡航時はオレンジ、ブレーキング時は赤く点灯するのだそうです。当時としても交通法規に準拠していなかったと思われるので、ショーカーとしての実験的な提案でしかないのでしょうが、動画などが残っているなら実際の点灯状態を見てみたいものです。

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↑美しいボディカラーやプロポーションなど見ごたえはあるのですが、窓ガラスやサッシュの取り付けは脆弱で危なっかしい感じです。いつも思うのですが、レジンモデルの窓廻りの表現って、これがベストなんでしょうかね・・・。

モデルはオートカルトのレジン完成品で、1/43モデルとしては高額な商品でもあり、当方は先にご紹介したJeepのキャブオーバー4WDトラック、FC150以来2台目の購入となりました。大好きなマスタングのレアなショーカーともなれば、頑張らざるを得ません(笑)。パープルメタリックのボディはプロポーションも良好で美しいのですが、当方の入手した個体はウインドウやエッチング製のモール類の取り付けが危なっかしい感じで、価格から期待する完成度とはやや乖離があるようにも感じました。JEEP FC150にはそのような感じはなかったので、この辺りはハンドメイドゆえの個体差かも知れません。いずれにしても数あるマスタングの中でもこのモデルを選んでくる辺りは、このブランドならではと言う感もあり、その製品化は素直に喜ばしい物であります。
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発表、2018年私的購入品ベストワン!!

いよいよ今年ラストのアップです。

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・・・という事で2018年ラストを飾るのは、今年購入したモデルから世の中の評価やトレンドとは全く無関係に選ぶ”私的購入品ベストワン”の発表であります。先週ネタバラシしたように”車種”はサンダーバードです。それでは出し惜しみで各部のディテールからご紹介して行きましょう。下の方の全体像を見ずにどのブランドのモデルか当ててみて下さい。

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旧いアメリカ車らしい派手なグリーンのツートーンボディに、50年代から60年代に掛けてフォードのアイデンティティであった丸いテールランプ。色は何故か白で成型されています。ここはやっぱり赤く色差しして欲しかった部分。

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エンジンフードには黒い紙シールが貼られています。旧いミニカーにはよくある処理ですが、そこには謎のグラフィックが!?
 
 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・???

 
 
・・・すみません。1年の最後に大ウソをつきました。。。
 
 

今年の私的購入モデルベストワン、実はクルマじゃないのです。

 





 
上の画像で既にお気付きの方もいらっしゃるかも知れませんが・・・。
サンダーバードはサンダーバードでも、米国のフォードではなく英国の国際救助隊の方であります。。。しかもモデルは日本製。


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ポピニカ サンダーバード基地!!

いや~~~これ、子供の頃に所有していた唯一の合金系の玩具で超超超級のお気に入りだったのですが、引越しをした際に紛失してしまったままになっていたのです。以来、50を過ぎてもこのモデルへの想いは熾火の如く心の奥底に残っていたのですが、なにしろキャラクタートイの場合、良コンディションの箱付き完品だととんでもないお値段になっちゃうんで、入手は絶対に無理だな・・・と、そこは変な大人の分別というか(金銭的な)諦めがあったのでした。

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↑基地には岩山の左右1箇所づつに隠し扉があって、メカを格納する事が出来ます。またメカは2箇所のカタパルトから発進させる事もできます。この辺りの秘密基地っぽさが子供心をワクワクさせます(笑)。

それがこの2018年、良い出会いに恵まれました。残念ながら箱はないのですが、基地本体は非常に良いコンディション。付属する各メカは1号~4号+ジェットモグラ(あえて昔流の表現にします)が各2機づつ、5号は折り曲げた金属棒と共に1機付属しており、モデルとしてはほぼパーフェクト、価格は箱付き完品相場からすれば半額以下かと思います。・・・それでも十二分に高価で逡巡したのですが、これを逃したら入手は永遠に不可能かも知れないと思い、意を決して清水の舞台から飛び降りてしまいました・・・。

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↑指先に乗るくらいの小さな小さなサンダーバードメカ、カタパルト射出による紛失を考慮してか、5号以外はそれぞれ2機づつ付属していました。1号・5号のメッキはまあ良いとして、青い2号やメッキの4号は子供心に納得出来ませんでした。当時は各1機づつはプラカラーで筆塗りをしていたものでした・・・。

もうね、待ち焦がれた荷物を開封する際には手が震えましたよ。そして現れたのは子供の頃の記憶のままの、ずっしりと重い金属の塊。本来島であるはずのサンダーバード基地は、子ども向けの玩具として移動要塞の如き姿へとアレンジされています。全体のレイアウトも本来のものとは異なりますが、岩山が開いて格納庫が現れるなど秘密基地感が横溢で子供心を熱くしてくれたものでした。(垂直離着陸するサンダーバードメカにカタパルトは不要だろ!というツッコミはなしで/笑)何より手のひら程のサイズの中に憧れのトレーシーアイランドが凝縮された姿は、イマイ/アオシマ製プラモデルのサンダーバード秘密基地とはまた違った、ミニチュア好きの心をくすぐる魅力があります。

少年時代の宝物との数十年ぶりの邂逅。モデルコレクターとして、今年1年これに勝る喜びはありませんでした。アメリカ車ミニカー主体の当ブログ、そういう事で今年のナンバーワンはSFメカですがお許し下さい・・・。

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↑入手品は残念ながら箱が失われていましたが、モデルのコンディションは非常に良く、付属メカも欠品なしという素晴らしいものでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

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・・・という事で、意外な形で2018年のブログを終えようと思っていたのですが、最後の最後に凄いモデルが届いちゃいました。オートカルトの製品としてはJEEP FC150に続く2台目の購入品、'70 FORD MASTANG MILANO CONCEPTであります。本来であれば文句なしに第1位級の嬉しいモデルなのですが、既にサンダーバード基地の1位が確定した後だったので。。。う~ん・・・こちらは特別賞という事にして来年じっくりご紹介したいと思います。今年後半はすっかりサボり気味だった当ブログですが、最後はアメリカ車ミニカーブログらしい形で締めて(無理あり/笑)年内の更新はこれにて終了とさせて頂きます。1年間お付き合い頂きまして有難うございました。皆様、良いお年をお迎え下さい。

祝!ソフト化&再上映!! スクリーンを駆け抜けたクルマ達(番外編) ~フェラーリの鷹

「えっ!!それ、ホントですか!?(嬉) 」・・・って感じです。

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↑アメリカ車が登場しないので当ブログでは番外編としていますが、とにかくB級カーチェイスムービーとして珠玉の1本。大好きな作品です。

いやいや、嬉しいです。前々回、映画「恐怖の報酬」のデジタルリマスター完全版再上映の喜びを記した際、当方がDVD/ブルーレイソフト化を希望している作品を幾つか記したのですが、その中でも特に熱望していた1本、「フェラーリの鷹」のDVD/ブルーレイ化がめでたく実現の運びとなりました!!発売は来年2月8日の予定で、通販サイト等でも予約受付が始まっています。(しかもデジタルリマスター!!)・・・のみならず、ソフト発売に先立って、年末~正月にリマスター版による日本でのリバイバル上映も決定!!今のところ関東は新宿での単館、1週間1日1回のみの上映のようですが、マッドマックスの大ヒット後、あまた作られた亜流作品のイタリア版である「マッドライダー」(12月中のみ)と2本続けて「マカロニ・エンタテインメント傑作選」としてリバイバル上映されるようです。しかし、この作品を再び映画館のスクリーンで観られるとは・・・先の恐怖の報酬といい一体どうなっちゃてるんだろう(喜んでます/笑)。

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↑作品に登場するクルマも色々と1/43モデルで買い集めています。グリーンのアルファロメオ・ジュリアスーパーは映画の前半で主人公がドライブしていた覆面車両。モデルはイタリアのプロゲットKの製品。より良い仕上がりの他社製品もありますが、このボディカラーが重要です!

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↑強盗団の首領、ジャンポール・ドセーナ(別名ニスワ)の駆るシトロエンDS21。同型車2台を同時に別々の場所で走らせ、追跡するローマ警察を混乱に陥れるという作戦を採ります。モデルはフランスエリゴール製。最近ではノレブ製などより優れた製品もありますが、やっぱりこのボディカラーが重要です(笑)。

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↑作品中に大挙登場し、ニスワ一味のシトロエンを追跡したジュリアスーパーのポリスカー。西武警察における230セドリックといった所でしょうか(笑)。モデルはミニチャンプス製。

― 主人公パルマはクルマを愛する熱血漢の刑事、だが運転技術にはまだまだ未熟な所もあり、犯人追跡中にアツくなり過ぎて事故を起こしてしまう事もしばしば・・・。ある日ローマにフランス人ジャンポール・ドセーナを首謀者とする強盗団が舞い戻り、次々と銀行を襲撃し始める。卓越したドライビングテクニックで追跡するパトカーを振り切るドセーナ、深追いしたパルマは再び事故を起こし同僚を死なせてしまう・・・。1度は刑事を辞める決心をしたパルマだったが、現場の刑事時代に凄腕のドライバーだった上司のタリアフェリ主任は、彼のガッツを見込んで自分が現役時代に使用していたフェラーリを彼に与え、2人でレストアすると共に自身のドライビングスキルを伝授。最高のドライビングスキルを身につけたパルマはドセーナに近付いて組織潜入に成功、一味を一網打尽にしようとするのだが・・・。 ―

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↑作品後半で主人公パルマが駆るフェラーリ250GT-E。2+2のボディを持ち、250系列の中ではグランドツアラー的な性格の車種と言えましょうか。このモデルはアシェットの書店系アイテム、フェラーリコレクションの1台でイクソ製と思われます。前期型のようですが、ラジエターグリル内のフォグランプが装着されていません。映画の劇中車はフォグランプがグリルの外に出た後期型が使用されており、かつフロントバンパーがノンオリジナルと思しき(?)左右スプリットタイプでした。

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↑こちらは往年のソリド製モデルの再販バージョン。オリジナルは60年代の旧い金型ですが、プロポーションの良さは流石です。映画の劇中、レストア成った250GTEに主人公のパルマが嬉しそうに金色のストライプテープでドレスアップを施し、タリアフェリ主任がそれにOK出しするシーンがあるのですが、クルマ好きが観るとついニヤけてしまう一幕です。

まあ、映画としては王道のB級作品という事なのでしょうが、とにかく登場するクルマが(今となっては)凄い。当時のイタリアでは単なる安い中古車に過ぎなかったのかも知れませんが、アルファロメオのジュリアスーパー(主人公の覆面車はTIスーパーっぽいモディファイがなされている)やシトロエンDS21、そして主役のフェラーリ250GT-E・・・日本ではスーパーカーブーム華やかなりし頃に劇場公開され、多くのスーパーカー少年にコレじゃない感をもたらしたものでしたが(笑)、これが歴史的には史実に基づいたチョイスである事は、随分後になって知りました。とにかく欧州車のカーチェイスは一触即発、ちょっとしたミスで大破・走行不能に陥る緊迫感は、アメリカ車のそれとはひと味違ったスリルと迫力があります。宇宙船と形容されたシトロエンDSが、車体をボワンボワン揺らしながら180°ターンをキメる様なんて、この作品でないとちょっとお目にかかれないのではないでしょうか?

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↑本文に記した史実に基づいたチョイス~と言うのは、かつてフェラーリ社からローマ警察にフェラーリ250GT-E2台が納入された事があるためで、映画の中でも修復前に車体カバーを外す際、ボディサイドに555-5555と警察の電話番号が書かれた姿がちらりと映ります。つまり250GT-Eの選択は歴史的事実に基づいた必然であり、決して低予算で車両調達出来たからではないのです。モデルは上のノーマル仕様と同じアシェットの日本販売品です。同じ前期型ですが、グリル内にフォグランプが組み込まれています。

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↑こちらは海外で販売されたディアゴスティーニの書店系アイテムのモデル。アシェットのモデルと同じかと思いましたがさにあらず、金型は別物です。ウインドウとサッシが一体成型になっているなど、全体にアシェット版より仕上がりが細やかです。尚、劇中タリアフェリ主任の回想シーンで、ニスワの駆るランチア・フラビアを追って有名なスペイン広場の階段を駆け下りるシーンが登場するのですが、これも実話を基にしたものなのだそうです。

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↑こちらはソリドの金型をベースにヴェレム名義で発売された製品。購入した当時は実車の存在を知らず、映画の劇中車みたいだな~と思って買っていたのでした。この仕様が都度製品化されているという事は、やはり実車の人気ゆえなのでしょう。最近イタリアではフェラーリでなくランボルギーニがポリスカーに採用されており、現代を舞台に映画をリメイクするとしたら、フェラーリの鷹ならぬランボルギーニの鷹になるのかも知れませんね(笑)。

”フェラーリの鷹(原題:'Poliziotto sprint 英題:HIGH WAY RACER)”は76年のイタリア映画で監督はステルビオ・マッシ、主人公パルマ役はマウリッツィオ・メルリという俳優さんで、作品を観た当時はどことなく「600万ドルの男」のリー・メジャースに似ているなと思ったりしたものです。(彼が主演した別の刑事ドラマをTVで観た記憶があります。)また彼の上司タリアフェリ役のジャンカルロ・スプラジアという人は、アランドロン主演の「ビッグ・ガン」でも重要な役を演じていたので、イタリアでは名の通った俳優さんなのかも知れません。以前も記した事があるのですが、公僕である主人公が潜入捜査の中で犯罪組織のボスにシンパシーを感じてゆくという過程は、ワイルドスピードの1作目や、チャーリーシーン、D.B.スゥイーニー主演のノーマンズ・ランドなどアメリカのクルマ絡み映画にも共通するストーリーと思います。とにかくこの作品がリマスター高画質で観られると思うと笑みがこぼれてしまいます。リバイバル上映とソフトの発売が本当に待ち遠しい!

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↑大好きな映画がリバイバル上映されたり、DVDやブルーレイでソフト化されるのは嬉しい反面、苦労して探し出したレンタル上がりのVHSテープや、温存しているVHSデッキの存在意義が薄れるのはちょっぴり寂しくもあります・・・。

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祝!日本再上映!! フリードキン版 恐怖の報酬 SORCERER

今回はちゃんとしたモデルがありませんがご容赦下さい。。。

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↑上記画像はタンジェリンドリームのサントラCDジャケの1部です。

当方のクルマ好き、特にアメリカ車好きには、少なからず映画という存在が影響を及ぼしている事は折に触れて記していますが、そんな当方にとって、大好きなのにDVDやブルーレイでソフト化されてない作品が結構有ります。下記が全てではありませんが、ざっとリストにすると・・・

・王者の道 マルホランド・ラン (原題: KING OF THE MOUNTAIN)
・フェラーリの鷹 (英題: HIGH WAY RACER 伊原題: Poliziotto sprint)
・ノーマンズ・ランド (原題: No Mans Land)
・TVリメイク版 バニシング・ポイント (原題: VANISHING POINT)
・キャデラック 俺たちの1,000マイル (原題: Coupe de Ville)
・シカゴ・ドライバー (原題: CHICAGO CAB)
・D.C.キャブ (原題: D.C. CAB)
・レッドライン7000 (原題: RED LINE 7000)
・サンダーロード (原題: THUNDER ROAD)
・爆走!キャノンボール (原題: CANNONBALL)
・プレイデッド (原題: THE YOUNG AMERICANS)


・・・といった所でしょうか。まあ、多くはB級カーチェイス・ムービーだったりするのですが、そんな中で監督も出演者も一流、お金もしっかり掛かった大作なのに、日本ではDVDやブルーレイソフト化されていない作品があります。ウイリアム・フリードキン監督、ロイ・シャイダー主演の”恐怖の報酬 (原題:SORCERER)”がそれで、フランスのアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督、イヴ・モンタン主演の”恐怖の報酬 (原題:Le Salaire de la peur)”のリメークであり、ストーリーの骨子は同じですが登場人物やその境遇、細部設定と結末には色々と相違点があります。

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↑DVD/ブルーレイソフト化されていない作品は、過去の媒体(ビデオテープやレーザーディスクなど)に頼るか、海外ソフトを各国リージョンに対応したプレーヤーで字幕なしで観るしかありません。(1部はネットで観られます)本作をどうしても観たかった当方は、レンタル落ちの中古VHSをそれなりのプレ値で入手して観ていました・・・。当時の劇場公開とTV放送はおよそ30分のシーンが削除された再編集版でしたが、VHSソフトはオリジナルバージョンでした。

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↑一度聴いたら耳にこびりついて離れなくなるタンジェリンドリームのサウンドトラックも、本作を印象深くする事に大きく貢献していると思います。当方はリマスター版のCDを購入しましたが、更に新しいバージョンも発売されているようです。

それぞれの事情で自国に居られなくなった男たちは、掃き溜めのような南米の地に流れ着き希望のない日々を過ごしていた。ある日油田で火災事故が発生、消火する最後の手段はダイナマイトで炎を吹き飛ばす事だったが、肝心のダイナマイトは管理が悪く、ニトログリセリンが染み出して一触即発の状態。事態の打開を急ぐ石油会社は4人のトラックドライバーを雇い、2台のトラックで危険な状態の劣化ダイナマイトを運ぶ事を計画した。高額の報酬を得ればこの蟻地獄のような地から逃れる事が出来る。危険な仕事に挑む4人の男たちにジャングルの悪路、崩落寸前の吊り橋、巨大な倒木、反政府ゲリラなど困難と危険が次々と襲い掛かる。果たしてその運命は・・・。

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↑タミヤのこちらのキットから足回りを流用し、上屋を自作すればそれっぽくまとまりそうですが・・・。ホイールベースなど詳細の整合性は良く分かりませんが、後2軸の6輪駆動シャシーは劇中車のGMC M211に良く似ています。

この作品で危険な任務に挑む男たちがダイナマイト運搬に選んだのは、米国の軍用トラックであるGMC M211のなれの果て。頑強なシャシーに6輪駆動を装備した2台は、長い年月の間に度重なる改修を受け原型を留めぬ姿となってジャンクヤードに放置されていますが、重大任務のため4人によって修復・改修されます。その姿はただならぬ存在感を醸し出し、当方がめっぽう頼りにしているIMCDBでも最高の5スターにレーティングされているほど・・・。GMC CCKW系列のこの車両、当方としては是非とも1/43モデルで入手したい所ですが、中々ないのですね・・・。タミヤの1/48プラキット、アメリカ 2・1/2トン 6x6 カーゴトラックのシャシーを使い、上回りを自作すればそれらしくなりそうな気がしますが・・・当方の悪い癖でちょっと手をつけたきり放置プレーであります。。。

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↑キットを2セット購入し、一方のシャシーをここまで仮組みした状態でお得意の放置プレーであります。。。尚、この古いタイプの軍用トラックは、1/43のミニカーも存在します。

クルーゾー版オリジナルを支持する人々からはなかなか評価されない本作ですが、当方が観たのはフリードキン版が先。主人公たちの自由への渇望と執念、焼け付くような焦燥感は強く印象に残っており大好きな作品です。実は本作には版権の所在が不明確になっていたという問題があり、長年アメリカ本国でも再上映やソフト化が成されぬ状況だったようですが、本作が自身の最高傑作と言い切るウイリアム・フリードキン本人の尽力でこの問題をクリア、再上映とソフト化が成されたとようです。日本ではなかなかこの動きがフォローされなかったのですが、この度めでたく劇場再上映の運びとなりました!!少し前から日本版オフィシャルサイトも立ち上がっており、期待は高まるばかり。上映終了後のソフト化も期待したいですが、幻の名作をリマスターされた美しい画像で、劇場の大きなスクリーンが観られるようになるとは・・・当方はこの機会を絶対逃したくありません。

特集:ジープの系譜 ~ FCはファンクラブ・・・ではなく。 autocult '56 Willys FC-150 Pick-Up

ねこざかな様が「マッチボックスのジープの系譜」で連動下さっている「特集:ジープの系譜」、当方はそろそろネタが尽きて来ました・・・。今回はジープ派生車の中でも随一のお気に入り車種をご紹介したいと思います。

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皆さんはジープFCをご存知でしょうか?FCはジープの公式ファンクラブ・・・の事ではなく、フォワード・コントロール(Foward Control)つまり運転席が前方にある、アメリカ流に言うとCOE(Cab Over Engine)、日本ではキャブオーバー型と称されるトラックの事です。当時の民生用ジープCJ-5の4輪駆動シャシーを基に、コンパクトなキャブオーバー型のトラックボディを構築したもので、市販バージョンとしてはショートホイールベースのFC150とロングホイールベースのFC170が存在しました。FC150が'56年、FC170が'57年に誕生、'65年まで生産されたようです。

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↑ジープのシャシーをベースにキャブオーバーのボディを構築するというユニークな発想から誕生したジープFC。独特のな佇まいが個性的ですが、同時に優れた実用性を備えていました。

ジープの4輪駆動シャシーをベースにキャブオーバートラックの車体を搭載するという発想は、当時としては非常にユニークな物だったのではないかと思われます。その多用途性から軍用、公官庁向け、消防車等の他、民生向けも農業用など幅広く活用されました。全体としてのカタチはキャブオーバー型のトラックながら地上高が高く、リアボディは短く、スペアタイヤも特異な位置に装着されています。何より民生ジープのアイデンティティである7本スリットグリルの独特な顔が、半ば強引に丸っこいトラックボディに張り付いている姿が愛らしく(笑)、当方はジープの派生車の中でも最も好きな1台であります。

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↑クラシカルな丸っこいキャブオーバーボディにジープのアイデンティティである7本スリットグリルの顔。なんとも愛嬌のあるカタチをしています。

9年間でおよそ3万台が生産されたというジープFCシリーズですが、1/43のモデルって果たしてあるのかしらん・・・と思っていた矢先、お世話になっているショップさんの予約製品欄に愛らしいFCの姿が!!・・・。その後今年の春にめでたく発売となりました。それは超絶変態的ラインナップ(最大級の賛辞です/笑)を誇るオートカルトのレジン製完成品で、同ブランドの中ではむしろ一般的な車種と言えるかも知れません。車種的には非常に嬉しい一方で価格も当方的には超絶高く、これを購入したために春のワンダーランドマーケットは金欠で諦めざるを得ませんでした。。。(そういえば今日は夏のワンダーですが、当方は今回も金欠・不参加です・・・)

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↑レジン完成品でありながら足回りなども別パーツで立体的に再現。精密でありながら無機質な冷たさが感じられないのは作風か?実車のキャラクターゆえか!?

レジン製のボディはブルーメタリックとホワイトの2トーンカラーで、コーディネートされたスチールホイールやジープ顔が良い感じです。ウインドウ類の平滑性やフィッティングも良いですし、レジン製モデルとしては珍しく、ドライブシャフトやデフなどシャシー部も別パーツで立体的に再現されています。実車のほのぼのしたキャラのお陰もあるのかも知れませんが、精密モデルにありがちな無機質で冷たい感じがしないのも好ましいです。価格に見合うだけの価値がある製品と思います。・・・さて、このジープFCの1/43モデル、最新のレジン完成品以外にも、有名老舗ブランドがリアルタイムに近い形で発売していたミニカーが存在します。次回そちらをご紹介して、ちょっと長くなり過ぎたジープの系譜特集を終えたいと思います。

特集:ジープの系譜 ~ 勝手連返し!? Mebeyoys JEEP WILLYS CARABINIERI

ここの所、大きな地震や豪雨など自然災害が立て続けに発生しています。追い討ちを掛けるような猛暑で現地の復興は大変な苦労をされているとも聞き及んでおります。遠隔の地に住み、自身の生活もある当方に出来る事は限られていますが、1日も早い復興と皆様のご健康をお祈りしております。

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・・・と言う事で、何とはなしにブログの更新を2週間ほどサボっていたのですが、ねこざかな様が「マッチボックスのジープの系譜」企画で連動して下さっています。マッチボックス製MBジープの金型改修による流転の様など、グッドコンディションの貴重なモデルで楽しく解説されていますので、是非合わせてご覧下さい。そのねこざかな様の7月21日のアップはCJ-5をベースとしたロングホイールベース版のCJ-6(!)マッチボックスも随分とマニアックな車種を製品化したものだと驚かされます。後述しますが、折り良くロングホイールベースジープの1/43モデルが入手出来たので、今回はねこざかな様への勝手連返しであります。(エイッ!)

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↑長いホイールベースと短いリアオーバーハングが独特の佇まいを見せるCJ-6/M170系列。民生用のCJ-6はアメリカ本国ではあまりポピュラーな存在ではなかったようです。

民生用ジープには、TJ型、JC型、JL型のラングラーに設定されたアンリミテッド以前から、ワゴンやピックアップなどの派生モデルを除く標準仕様のオープンボディにもロングホイールベース版が存在しています。CJ5(ホイールベース:前期型2,057mm,後期型2,121mm)をベースとしたCJ6(同、前期型2,565mm,後期型2,629mm)、CJ-7(2,370mm)をベースとしたCJ-8(2,629mm)がそれで、CJ6は前期型が'55年~'71年、後期型が'72~'81年、CJ-8は'81年~'86年までの間生産されたようです。CJ6に先立つ'53年には、軍用バージョンのM170が誕生、アンビュランスなど用途に応じてショートホイールベースのM38A1を補完していたようです。

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↑往年のメーベトイ製ジープ・ウイリス、カラビニエリ仕様。まさかロングホイールベースジープの1/43モデルが存在したとは・・・。勉強不足でした。。。

ジープもアメリカ車の偉大なレジェンドの1台と捉えている当方、以前からミニカーの蒐集を行っていたのですが、甚だ勉強不足な事にロングホイールベースのCJ-6やCJ-8系列の1/43モデルは存在していると思っていませんでした。・・・ところが昨日所用で東京に出た折に老舗ミニカーショップさんに詣でると、なんとロングホイールベースJEEPのモデルがあるではありませんか!往年のイタリア・メーベトイ製、品番A95”JEEP WILLYS”がそれで、イタリアのミニカーらしくカラビニエリ(イタリア国家憲兵)仕様となっています。CJ-5をベースとしたCJ-6かなと思ったのですが、フロントウインドーが2分割な点や、右フロントフェンダーの円形の窪み(フューエルリッドは左リアにあるし何だろう?)からすると軍用バージョンのM170かと思われます。

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↑ポリスティルのCJ-5とメーベのM170のツーショット。奇しくも往年のイタリア系ブランドの1/43ミニカーでCJ-5系のショート&ロングが揃いました(喜)。

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↑床板にはmebetoysの表記と共に、マテルのマークが刻印されています。車種名はJEEP WILLYS、品番はA95となっています。

床板にマテルのシンボルマークも刻印されているので、メーベがマテル傘下にあった時代の製品と思われ、ランプ類は全て色差しのシンプルな造りながら、ロングホイールベースジープの独特なプロポーションを良く捉えているように思います。カラビニエリ仕様のためか右フロントフェンダーにアンテナ(ちょっと後傾しているのがイキな感じです/笑)、幌製のルーフの上にパトライト(ちょと無理があるのでは?)が装備されています。幌を外せば民生用のCJ-6風に見えるかな~とも思うのですが、破損が怖くて外す事はしていません。いずれにしても貴重なロングホイールベースの1/43ジープモデル。ネット検索するとなんと民生仕様っぽいバリエーションも存在するではありませんか・・・(汗)。こうしてまた、新たな蒐集目標が1台増えたのでありました。。。

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特集:ジープの系譜 ~ ロングホイールベース派生車 ixo '60 Willys Jeep Station Wagon

ジープの系譜特集、ちょっと長くなり過ぎました・・・。

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更新ペースの遅さや安定の月イチサボリ(笑)もあって、ジープの特集を始めてから早や半年が過ぎてしまいました。。。軍用MBに始まり先代JKラングラーまで、ショートホイールベースを中心に一通りご紹介して来ましたが、ジープには古くからロングホイール版を中心に様々な派生モデルが存在しました。それらを1/43モデルを全てフォロー出来ている訳ではないので完全版とは言えませんが、今後数回で派生モデルの幾つかをご紹介をして、長くなったジープの系譜特集を終えたいと思います。その第1回目はステーションワゴンです。

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↑ジープのホイールベースを延長して誕生したステーションワゴン。2WD、前論独立サスなど、その用途はリアルオフロダーのCJシリーズとは異なる物だったと思われます。

今回ご紹介するステーションワゴンは民生用のジープがCJ-2Aとしてスタートした後、'45モデルイヤーに誕生しています。ベースとなるジープからホールベース/全長を拡大、アメリカの量産車では初となる全金属製の2/4ドアワゴンボディを構築しました。ジープからの変更は機構面にも及び、フロントのサスペンションはリーフによるリジッド式からコイルによる独立式に変更、ワゴンらしく快適性を高めたと言う事でしょうか。この時点でのステーションワゴンはFRの2WDであり、4WDバージョンはユーティリティワゴンとして'49年に誕生しています。今日のラングラー・アンリミテッドのご先祖様と言えるのではないかと思います。

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↑イクソのモデルは今日の1/43モデルとしては比較的安価で有り難い存在。精密・美麗なモデルでも、高過ぎたらおいそれとは買えませんし、仕上がりとのバランスなどこれぐらいが丁度良いかもと思ってしまいます。

モデルはイクソブランドで発売になった1/43モデルで、2ドアボディをモデル化しており、メーカー表記によると60年型となっています。中央が突き出た独特なラジエターグリルやオーバーライダーの付いた立派なメッキバンパー、複雑なプレスラインを持つボディパネルなどステーションワゴンの特徴をブルーメタリックの2トーンボディカラーと共に上手くまとめていると思います。金型そのものは書店系アイテムで起したものを転用しているのではないかと思われ、最近の1/43としては比較的安価な設定なのが有り難い1台です。

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↑ファースト43の三菱ジープJ30。そのボディデザインは本国版ウイリスとは異なる物になりました。こちらも1/43としては安価な製品ですが、実車のイメージをバッチリ再現したボディカラーが好印象な1台と思います。

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↑ほぼ同時期の日米ジープワゴンを並べて眺めるのもまた1興です。

一方、ウィリスジープのライセンス生産からスタートした三菱ジープにもワゴンボディが存在しており、そのデザインは本国版とは異なる物となっています。こちらはファースト43でJ30として製品化されており、同様に書店系の国産名車シリーズの金型ベースと思われます。しかしながらボディカラーが実車に見られたマルーン系の2トーンとなっているため、国産名車版よりも良い雰囲気。実車のイメージに合ったボディカラーがモデルの仕上がりに与える影響は非常に大きいと言えそうです。こうして日米ジープワゴンの並べるのもなかなかオツなもので、モデルカーらしい楽しみ方ではないかと思います。

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特集:ジープの系譜 ~ もう1台のCJ-7・・・と、M38A1風!? BBURAGO JEEP CJ-7

先回は近年の水準のイクソ製CJ-7をご紹介しましたが、今回はユルなモデルをご紹介します。

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前々回のCJ-5、前回のCJ-7で記して来たように、元々は直列4気筒エンジンのコンパクトで軽快な軍用MBジープから分化したCJ(シビリアン・ジープ)シリーズは、年代を追うごとにボディ・搭載エンジンの大型化が図られました。特にAMC傘下に入ってからCJ-5でV8エンジンが搭載されるようになり、CJ-7ではホイールベースが一挙に10インチ(約25.4ミリ)拡大されるに至りました。パワーの増加に連れてA/Tやパワーステアリングを装備するなどイージードライブ化も進む事となりました。

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↑CJ-5とCJ-7は外寸の違いこそあれ全体的なスタイリングは良く似ています。このカタチの時代が長かったので、シビリアンジープというとCJ-5, CJ-7のイメージが強いように思います。

先回も記しましたが、ボディ外寸以外のCJ-5とCJ-7の大きな識別点として、ボディ側面の乗員出入り用開口部の形状があります。先回記した文章のみでは分かりにくかったかと思い、今回CJ-5とCJ-7の側面の画像を撮影しました。CJ-5はMBジープ譲りで、乗降部開口後方上部(画像に矢印を入れた部分が丸いのに対し、CJ-7ではハードトップ車にスチール製のドアが設定された事に伴い、この部分が角張った形状に変更されています。ハードトップ、ドアの装備も快適化の一環と言えそうですね。

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↑CJ-5では画像の矢印で示した乗員出入り部の形状がが丸いですが・・・

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↑CJ-7ではハードトップ時のスチール製ドア設定に伴いこの部分が角ばった形状に変更されています。

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↑当方が知る限りではイクソ系のモデルが発売になるまで、このブラーゴ製モデルが1/43では唯一のCJ-7製品だったのではないかと思います。そういう意味では貴重なモデルだったのです・・・。

今回ご紹介するのはイタリアはブラーゴの安価な1/43モデル、ストリート・ファイアシリーズの製品です。ランプ類まで全て一体成型のボディ、窓枠のみでガラスの入っていないフロント・ウインドウ・スクリーン、ホットスタンプで表現されたホイール・・・等々、仕上がりははっきり言ってチープと言うしかありません。ですが、先回ご紹介したイクソ製を入手するまでは、当方が所有する唯一の1/43 CJ-7モデルとして貴重な存在でありました。ミリタリー風の方が箱にCJ-7の記載があり、イエローのボディの方は箱にAMERICAN OFF ROADとあります・・・はて?これって車名???。

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↑当方の浅い知識では、CJ-7に相当するミリタリージープは米軍にはなかったと思うので、これはCJ-5のベースとなったM38A1風モデルと言う事でしょうか!?(間違っていたらゴメンなさい)

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↑安価で簡素な作りのブラーゴ旧製品ですが、イクソのモデルには出来ないフロントウインドウシールド可倒という一芸を持っていたりします(笑)。 フロントウインドウは何故か中央に桟のあるミリタリー風仕様。

で、ミリタリー風の方ですが、当方の限られた知識では、CJ-7は米軍には正式採用されていないと思うので、これはなんちゃって軍用ジープ、いわばM38A1もどきといった所かなと思います。米軍のジープは民生版CJ-5の基となったM38系列が'52年~'71年まで製造された後、'59年~'82年まではフォードが主体となって開発されたM151系列に移行して民生用CJシリーズとは袂を分かち、その後はかのハンヴィー(Humvee)へと引き継がれているのかと思います。(当方、軍用車両の知識は薄いので間違っていたらゴメンなさい。)そういう意味では最新型ラングラーの軍用バージョンなんていうのも見てみたい気がします・・・。

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特集:ジープの系譜 ~ MBベースから変化 Polistil '68~'71? Jeep CJ-5

今回ご紹介するCJ-5では、それまでのMBジープ然としたスタイルからの変化が見られます。

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1963年にウイリス・オーバーランド社がカイザー・モータース社に買収された後、'64年(クルマのモデルイヤーとしては'65年型)として新たにCJ-5がデビューしました。初期のCJ-5はそれまでのCJ-3Bから僅かに大きくなったボディに、それまでの2.2リッター直4ガソリンエンジンに加えて、3.1リッター直4ディーゼル、そしてビュイックからライセンスを取得した3.7リッターV6エンジンをも搭載するようになりました。ボディはそれまでのMBをベースとした物から大きく変更され、キャビン部分はフロント席の足元までボディ幅一杯に拡大、エンジンフードのみが前方に向かって幅が狭まるようなスタイルに改められています。フロントフェンダーなど全体が丸味を帯びたデザインになっており、MBをベースとしたCJ-3Bまでとはかなり異なるイメージになりましたが、これは'51年に登場した軍用M38A1を基にしたものです。

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↑CJ-5では民間向けのCJジープとして初めてボディの大幅変更が行われ、フロント周りは全体的に丸味を帯びた形になりました。因みにCJ-4は試作車のみが製作され、量産化はされませんでした。

1970年、カイザー・ジープ社がアメリカンモータースに買収されると、CJ-5にも大きな転機が訪れる事になりました。'72モデルイヤーからAMC製の直6, 3.8リッター及び4.2リッターと、更にはV8, 5リッターエンジンまでもが搭載されるようになり、それに伴ってホイールベースが76mm延長されました。元々は軍用のMBをベースにコンパクトなボディに4気筒エンジンでスタートしたCJシリーズでしたが、徐々にハイパワー化・大型化される事となったのです。デビュー時は先代にあたるCJ-3Bと、最終期は次世代のCJ-7と併売の形をとりながら、'54年(モデルイヤーで言うと'55年型)~'83年までの長寿を全うしたCJ-5。その間におよそ60万台以上が生産・販売されました。

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↑ミニマムな部品構成でややトイライクな仕上がりのポリスティル製CJ-5。今日的な目で見ると、ある意味新鮮でもあります。

今回ご紹介するミニカーはイタリア・ポリスティル製のCJ-5。紙箱には1978年という記載があります。簡素な構造でタイヤ&ホイールもプラによる一体成型+ホットスタンプというミニカー暗黒時代を思わせる仕上がりです。ウインドウシールドと幌も一体成型のため、オープン状態は再現出来ません。ヘッドランプとマーカーランプがボディの外側で一体成型されていると言う大胆な構成は、良くも悪くもイタリア的な閃きを感じさせる部分です(涙目っぽい/笑)。ホールベースがCJ-3系統と近いので、CJ-5としては初期のモデルをプロトタイプとしているようです。フロントフェンダーにサイドマーカーがモールドされているので、'68年型以降、ホールベースが拡大される前の'71年までの年式ではないかと推測しています。

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↑先回ご紹介したディンキーのCJ-3Aとの並び。スタイリングの変化がよく分かります。

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↑ウインドウパッケージの紙箱も時代を感じさせる味わいがあります。

このモデルは前回ご紹介したディンキー製のCJ-3Aと共に、東京の老舗ショップ巡りを敢行した際に捕獲した物です。ユルい仕上がりながらCJ-5の1/43モデルは貴重なので安価に入手出来たのは運が良かったかなと思います。CJジープの歴史を辿る上では欠く事の出来ないCJ5、近年の製品ではイクソ系のキャストがあり、グリーンライトのプレスリーシリーズやLOSTの劇中車仕様の他、ホワイトボックス名義でも製品化がなされているようです。(アメリカ本国仕様ではないっぽい?)イクソでは次の世代のCJ-7も製品化しているのですが、ホイールベースや全長の違いが再現されているのか当方は未確認。機会があればいずれかのCJ-5を入手して比較してみたいなと思っています。

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特集:ジープの系譜~スピンオフ 惜別、JB23/43ジムニー生産終了。 High Story JB23 JIMNY 1型 5型 10型

元祖オフロード4WD、ジープの特集をお送りしていますが、今回はちょっとスピンオフ企画。普段当方がご紹介しているアメリカ車とは真逆の存在、”ニッポンの小さな巨人”スズキ・ジムニーです。

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大変残念な事に、去る2018年2月23日(金)をもって1998年の登場以来20年の長寿を誇ったJB23型ジムニー/JB43ジムニー・シエラの生産が終了となってしまったようです。これは登録車及び軽自動車の継続生産車への歩行者脚部保護要件対応、軽自動車の継続生産車への横滑り防止装置、ブレーキアシスト装置の装着が2月24日生産分から義務付けされた事に対応出来ないためとの由・・・。既に今年中にデビューするといわれている次期モデルのスクープ画像や動画がネットに溢れていますが、新型との交代を待たずしての生産終了となってしまいました。もっとも、車両製造への義務付けがなされたものの、それ以前の生産分の販売が出来なくなった訳ではないので、在庫が尽きるまで当面の販売は継続されるのではないかと思われます。(本日時点でもスズキのサイトには現行ラインナップとして掲載されています。)遠からずこの日が来る事は分かっていましたが予想よりも早く、JB23が大好きな当方は寂しさで一杯であります(泣)。

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↑ハイストリーの初回製品は最初期の'98年式JB23-1型。1型から3型までは俗にガイコツグリルと称されるエンジンフード一体型の5本タテスリットグリルを採用していました。直線的でクロカン4駆らしいデザインだったSJ30以降の2代目に対し、スタイリッシュで乗用車的なデザインに生まれ変わっています。初代や2代目はもちろん文句なしにカッコ良いのですが、JB23のカッコカワイイ個性的なデザイン、優しそうでいて実は「オフロードでは凄いんです」的なキャラが当方は大好きなんですよね~。ボディカラーはキプロスブルーメタリック、撮影するまで気付きませんでしたが、サイドアンダーミラーが欠品してます。。。

ジムニーは、当時常務取締役だった鈴木修現会長がホープ自動車のホープスターON型の製造権を買い取る形で開発をスタート。'70年に初代LJ10型として発売されて以来、47年以上に亘る期間の間に軽自動車の規格変更などに対応しながら、大枠では3世代でその歴史を刻んで来ました。今回の主題であるJB23(軽規格)及びJB33/43(登録車規格のジムニーワイド/ジムニーシエラ)は、'98年のデビュー以来20年というロングライフを誇って来ましたが、生産という面では遂に終止符が打たれてしまいました。末期モデルの現在も国内だけで月販1,000台前後をコンスタントに売り続け、趣味のクルマとして絶大な人気を誇るだけでなく、積雪地域でのライフライン確保を担うなど日本市場に根付いており、”最強のオフロード4WD”として海外でも高い評価を得ています。日本が世界に誇れる名車の1台、孤高の存在、そう思います。

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↑2回目の製品化は'04年の5型。4型からエンジンフードと別体化されたラジエターグリルを更にデザイン変更。トランスミッションとトランスファーを一新してローギアード化、オフロードでの取り回しと走破性を一層高めた完成度の高い世代でした。都合9回に渡ったJB23の改良の中でも、最も意義深い変更だったと言えるかも知れません。ボディカラーはシルキーシルバーメタリック。

さて、このJB23型ジムニーですが、嬉しい事に1/43ではインターアライドのハイストーリーシリーズで3回に渡って製品化されています。最初が登場初年度の98年式JB23-1型、2回目が04年の5型、3回目は神奈川県の有名ショップAPIO(アピオ)のコンプリートカーTS4としての発売で、歩行者保護対応のためエンジンフードが高くなった9型以降、ボディカーラーから考えて最終の10型での発売でした。同ブランド共通のレジン製完成品で、こうした年式違いによる細かな違いを再現できるのはレジン製ならではの強みといえそうです。4輪駆動車のモデルとしてはシャシー周りがあっさりしているのが少々残念ですが、実車のイメージを良く捉えた好製品だと思います。個人的には最終10型のランドベンチャーも製品化してくれると嬉しいのですが・・・。

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↑3回目の製品化は神奈川県の有名ショップ、APIO(アピオ)のコンプリートカー、TS4として登場。リフトアップされ、同社オリジナルのバンパーやホイールを装着した姿です。歩行者の頭部衝撃保護を目的としてエンジンフードを高くした9型以降のボディで、クールカーキパールやスチールシルバーメタリックのボディカラーは最終10型の特別仕様車ランドベンチャーに設定されているものです。ハイストーリーの製品は、シャシー周りはあっさりしている事が多いのですが、このモデルはアピオから要望があったのか、同社のオリジナルパーツと思しきスタビライザーやショックアブソーバー、マフラー、牽引フックなどが表現されています。ボディカラーはスチールシルバーメタリック。

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JB23ジムニーは、アクシデント時の歩行者の頭部の衝撃をやわらげるため、'12年の9型からエンジンフードが高くなり、これに伴ってフロントフェンダーも新しくなりました。このボディ、これはこれでちょっぴりゴツさが増してカッコ良い。特にランドベンチャーなど特別仕様車のタテグリル付きが個人的にはお気に入りです。ボディカラーはクールカーキパール。

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↑前回ご紹介したジープCJ3BとJB23ジムニーのミニカーを並べると、何だか似たような大きさに感じられます。軽量コンパクトなボディによる圧倒的な悪路走破性。2台のクルマには共通点が多いように思います。


↑ジムニーが真のオフローダーである事を如実に示す動画があったので貼っておきます。(そういう動画はそれこそいくらでもあるのですが・・・)車両は輸出仕様で国内のジムニー・シエラに相当するモデルです。(上の動画の日本語テキスト記事はコチラに・・・。)

リーク画像やテスト走行をスクープした動画などによって次期ジムニーの姿もかなりハッキリしてきました。ちょっぴりメルセデスのGクラス風味が感じられるのが気になりますが、きっと好評をもって迎え入れられる事でしょう。・・・ですが、当方は20年の時を経て尚魅力を失わない現行JB23がやっぱり大好き。世界中のクロカン4WDやSUVが居住性の改善や安全性の面からどんどん大型化している中、日本の軽自動車の規格に準拠しているがゆえに極端な大型化をする事なく今日に至ったジムニー。そのサイズは、ミニカーで並べてみると何だか初期のジープに近いように思えます。ラダーフレーム、パートタイム4WD、トランスファーにリジットサス・・・今日、オフロード4WDの元祖であるジープのコンセプトを最も忠実に受け継いでいるのは、ひょっとしたら我らがジムニーなのかも知れません。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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