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酉年ファイアバード特集 & 愛しのトイカー達; 謎・・・だった国産トイカー ~エーダイ・グリップマイティ(またはパワーチェンジングカー) ファイヤーバード

今回は酉年ファイアバード特集でありながら愛しのトイカー達でもあります。

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酉年ファイアバード特集、今回も2代目初期のモデルをご紹介したいと思います。日本でも人気の高いこの世代のファイアバードですが、初期タイプの1/43モデルは意外と少なく、”ちゃんとした”1/43モデルは先回ご紹介したNEOのレジン完成品か、ウエスタンモデル製のホワイトメタル完成品(当方未入手。。。)くらいしか思い浮かびません。・・・ですが、実車とリアルタイムに製品化していた事例がありました。正確には1/43よりもやや小さいのですが、それが今回ご紹介する古(いにしえ)の日本製トイカーです。

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↑エーダイのパワーチェンジングカー及び、グリップマイティシリーズとして展開された'70型と思われるファイアバード。古(いにしえ)の日本製トイカーとしてはプロポーションはまずまずではないかと思います。

さて、今回ご紹介するジャンクコンディションの日本製のトイカー、ご覧の通り2代目ファイアバードの初期タイプ'70~'73年型です。位置は実車と異なりますが、エンジンフードのバルジが2つある事から、グレードはトランザムではなくフォーミュラかと思われます。全長は欠品しているリアバンパーを加えると11cm弱といった所でしょうか。ボディ・シャシー共にプラ製で、縮尺的には1/43よりもやや小さいといった感じです。床板の中央前部大きな穴が開いていて、その後ろにゼンマイの四角いシャフトが突き出ています。ボディのプロポーションは日本製の旧いトイカーとしては悪くないのではないかと思いますが、リアウインドー部にはなにやらスライド式のレバーのような物があります。

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↑ブルーメタリックのボディカラーはこのファイアバードには良く似合います。リアウインドウからはゼンマイ走行のスピードを調整出来るレバーが突き出ています。なかなかユニークな機構です。それにしても、左のフロントピラーは複雑骨折、リアバンパーが失われているというコンディションが何とも惜しい・・・。

床板を良く見ると「EIDAI CORPORATION MADE IN JAPAN」とあります。メーカーがエーダイという事は分かりますし、所有したことはありませんが子供の頃に何処かで見たことがあるような・・・。薄ぼんやりとした記憶と共にモヤモヤした日々を過ごしていたのですが、ブログを相互リンクさせて頂いている覆面えるさんのコチラの記事で実体がハッキリしました。このモデルはエーダイのグリップマイティというゼンマイ仕掛けのトイカーシリーズの1台で、後部のレバーで前進・停止が切り替えられ、シャシーには方向転換用の第5の車輪が装着されていてステアが可能だった模様です。また、シリーズ名を”パワーチェンジングカー”と名乗っていた時期もあるようです。(おそらくこちらの方が時代的に古いと思われます)

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↑床板には操舵用の第5の車輪を取り付けるスペースがあります。こちらもなかなか大胆な機構です。ゼンマイの四角いシャフトも懐かしい感じですね。

その後幸運な事にこのシリーズのファイヤーバードとマーキュリークーガをパッケージ未開封状態で入手する事が出来ました。当方はHWなどはブリスターパックをどんどん開封してしまうのですが、流石にこれはおいそれと開封する事が出来ません。。。ファイアバードの方はボディサイドに貼られたシールが劣化して剥がれ落ちてしまっています。マーキュリー・クーガーの方はラジエターグリルの中央部が独立している事からすると珍しい70年型。当方の知る限り、同年式のモデルとして1/43近辺では唯一の存在ではないかと思われます。パッケージ裏面に印刷されている本シリーズの特徴は以下の通りです。

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↑後年入手したパッケージ未開封のグリップマイティ、'70ファイアバードと'70マーキュリー・クーガー!!

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↑パッケージの裏面には商品の特徴と、嬉しい事にラインアップの記載が・・・。

☆特徴
ミニカー(A・B)
●特殊ゼンマイで長時間ダッシュ!!
●レバーチェンジでスピードコントロール!!
●左折、右折も思いのままOK!!
●1/40精密スケールモデル  (正確な統一縮尺ではありません。少なくとも米車は1/43以下です。)

タンク
●特殊ゼンマイで長時間走る!!
●車体から火花が発火!!
●どんな坂でも登る   (・・・おいおい、そりゃホントかね!!)


パッケージの裏面には嬉しい事にシリーズの展開車種も記載されていました。一体このシリーズにどれだけの車種があったのか興味をそそられますが、残念ながら全貌は分かりませんでした。調べて存在が確認出来た車種を以下にリスト化しておきます。きひょっとしたら他にもまだバリエーションがあるのかも知れません。

●エーダイ・グリップマイティ ”ダッシュミニカー”シリーズ / パワーチェンジングカー 分かる範囲リスト

①グリップマイティ パッケージ裏面の記載
ミニカーA 650円
・ニッサンフェアレディー(S30系初代Z)
・トヨタセリカGT(初代A20/30系前期型)
・トヨタセリカGT(2回表記あり、ルーフキャリア付きを指している?)
・トヨタセリカLB(初代A20/30系前期型)
・モンザGT
・ジャガーEタイプ

ミニカーB 650円
・ファイヤーバード(他の車種の年式を考えると'70年型か?)
・マーキュリークーガ('70年型)
・ニッサンスカイライン(ケンメリHT C110型)
・コロナマークⅡ(2代目 X20系HT)
・セドリック救急車 (230系ワゴン えるさん家所蔵
・ハイエース事故処理車(初代H10系パトカーカラー)

タンク 650円
・(日本)61式タンク
・(アメリカ)M-60タンク
・(ドイツ)レオパルドタンク


②上記以外でネット検索等で見かけたもの(パワーチェンジングカー含む)
・ホンダ1300X(クーペ)
・ハイエース救急車(初代H10系)
・ハイエース消防司令車 (初代H10系)
・D51型蒸気機関車
・ジャガーEタイプ ガッチャマン仕様(えるさん家所蔵
・モンザGT ガッチャマン仕様
・トヨタセリカGT(ルーフキャリア+スキー仕様)
・トヨタセリカGT(ルーフキャリア+スペアタイヤ仕様)
・コロナマークⅡラリーカー仕様(初代T70系HT)
・コロナマークⅡパトロールカー(初代T70系HT)


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↑こちらは打って変わって派手なカラーリングのファイアバード、ボディサイドのシールは糊が劣化して剥がれてしまっています。

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↑同時に入手したもう1台は'70マーキュリー・クーガー。中央部が独立したラジエターグリルが特徴で、1/43近辺では極めて貴重なモデル化です。

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愛しのトイカー達 ; 商品名「つぎとまります!」~トイコー IRリモコン ワンマンバス いすゞ エルガ ノンステップバス

今回はアメリカ車、1/43スケールから離れて、バスのトイカーをご紹介したいと思います。

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皆さんは子供の頃、バスに乗ると無性に降車ボタンを押したくなったりしませんでしたか?・・・当方は無性に押したくなる子供でした(笑)。他には鉄道駅のきっぷ販売機のボタンとか・・・。思うに自分の行動に対して何らかのリアクションがある、それも大好きな乗り物関係で・・・というのが嬉しかったんじゃないかなと思います。そんな子供時代の経験を持つ乗り物大好きオジサンが、近所のスーパーに買い物に出掛けた折、ハートを鷲掴みにされるようなトイカーに出会ってしまいました(笑)。そのモデルは大型スーパーマーケットのおもちゃ売り場のバーゲンコーナーに、いかにも売れ残りといった風情で1セットだけがポツンと置かれ、お値段1,800円+α也-。価格的にちょっと迷いましたが、気が付いたら買い物カゴの中に入っていました。

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↑パッケージや車体のどこにも表記はありませんが、縦型4灯ライトが特徴的な先代いすゞエルガのノンステップ仕様がプロトタイプ。ボディはこの手のトイカーにありがちなデフォルメもなく、スケールモデルと言って良い完成度です。

それは株式会社トイコー”「つぎとまります」 IRリモコンワンマンバス”なる商品で、家に帰って調べてみると、メーカーの希望小売価格は何と3,980円!購入した個体は箱がややくたびれた様子だったとは言え、定価からすると半値以下のバーゲンプライスだった事になります。当方が入手した架空のカラーリングの他、京急バスと阪急バス仕様のバリエーションがあるようです。全長29センチ弱と、そこそこの大きさの路線バス1台にコントローラー、停留所x2個が付属しています。バスのモデルはどこにもメーカー名や車種名がありませんが、1世代前のいすゞエルガ・ノンステップバスで、この手のトイカーにありがちなボディのデフォルメもなく、スケールモデルと言って良いプロポーション&ディテールに仕上がっています。ホイールベースから推測すると1/38~1/40といった所でしょうか。1/43よりちょっと大きいのが当方的にはやや残念な所・・・。

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↑何より乗り物大好き少年&オジサンのハートをがっちり掴んで離さないのがこの降車ボタン型コントローラー。長さ10cm程に拡大されていますが、その色使いやフォルム、ぼんやり光る「とまります」の文字がとってもリアル♪ 左側のスタートボタン(押すと裏面のスピーカーから走行音、右側のホーンボタン(クラクションがファン・ファンと2回鳴る)に比べて、オレンジの停車ボタン(押すとピンポ~ン♪つぎとまりますのアナウンス)の大きさがこの商品のコンセプトを如実に物語ります(笑)。

商品名がラジコンでなくIRリモコンなのは、前輪がステアせず基本的に直線上でのゴー&ストップしか出来ないから?・・・トイカーとして面白くないと思われるかもしれませんがさにあらず。出来の良いバスのモデルもさる事ながら、この製品の最大の魅力はコントローラーなのです。冒頭の当方の少年時代に共感された方ならお分かり頂けるかと思うのですが、なんとコントローラーが大きな降車ボタンのカタチをしているのです!コントローラーの左側のスタートボタンを押すとエンジン音と共にバスがスタート、右側のボタンで随時クラクションを鳴らすことが出来ます。そして、降車ボタンを押すと・・・ピンポ~ン♪ 「次停まります」の音声の後におもむろにバスが停車します。メーカーさんの製品紹介ページのコピーの通り、まさに「降車ボタンをひとりじめ」であります。アクション的にはこの降車ボタンを押してからしばし惰行するのが絶妙なのです。

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↑車両側のスイッチをONにするとヘッドライトが点灯、降車ボタンを押すとブレーキランプが点灯するという芸の細かさをも見せてくれます。

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↑手動ですがルーフのクーラー脇のレバーを引くと扉が開閉します。前扉はグライドドア、中扉は引き戸とリアル。付属するバス停も良い雰囲気で楽しいですが、この架空カラーと、京急バス、阪急バス仕様でそれぞれ形が異なります。う~んマニアック。

前述の通りバス停が2つ付属しているので、適当な距離を置いて2つのバス停を置き、1つ目のバス停を発車、クラクションを鳴らしたりしつつ、タイミングを見計らって降車ボタンを押し、上手く2つ目のバス停に止めるなんていうのがデフォな遊び方なのかも知れません。バス本体はスイッチオンでヘッドランプが点灯、降車ボタンを押すと停車時にブレーキランプが点灯します。車体の屋根のレバーをスライドすると前扉・中扉が同時開閉するのですが、中扉は引き戸、前扉は折り戸ではなグライドドアと中々マニアックであります。また床板のレバーで電動走行とコロ走行を切り替える機能付き!・・・なかなかにバスマニア乗り物好きな男の子の心理を分かった商品企画と思います。1/43でグレイハウンドバスなんか作ってくれたら最高ですが・・・あちらのバスには降車ボタンなんて付いていないかも知れませんね・・・。

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↑それにつけてもスケールが1/43じゃないのが惜しい!(個人的感想です/笑)

スクリーンを駆け抜けたクルマ達 ここまで来たら最新版も・・・ ~TAKARA TOMY FAB-1

先回、スクリーンを駆け抜けたクルマ達の番外編として'65~オリジナル版のサンダーバードからFAB1(ファブワン)=ペネロープ号をご紹介しました。ここまで来たら最新版もご紹介して、トイカーで歴代FAB1をコンプリートしたいと思います。

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日本でもつい先頃1stシーズンの最終回が放送されましたが、オリジナルの50周年にあたる2015年、「サンダーバード」が復活しました。新版はCGと模型特撮のハイブリッドで製作され、オリジナルでは難しかった登場人物の敏捷な動きが、コレでもかってくらいに描写されています(笑)。放送前にネット上でメカデザイン等を見た時点では、(2004年の悪夢もあって/笑)正直大きな期待はしていませんでしたが、その後始まった放送を観るとこれが意外と面白い。登場人物の人格が全体的に軽めだな~とか、フッドとの対立の方が大きな比重を占めているストーリー展開、モジュール設計のため救助メカのデザインが没個性的だななど突込みどころもありましたが、オリジナルに対するリスペクトやオマージュがそこここに感じられ、それを見つけ出すのも結構楽しかったりします。

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↑最新版のFAB1はオリジナルのイメージを生かしながら上手くリファインさせたイメージ。2代目で感じたような違和感は少ないです。

個人的な感想ですが、中でも22話はオリジナルに対するリスペクトを最も色濃くにじませているのではないかと思います。ストーリーは寝ているところを叩き起されたアランが、緊急事態でスコットと共に1号で出動するのですが・・・連れて行かれた先はペネロープの邸宅で、パーカーから自動車の運転の手ほどきを受ける事になります。そこへペネロープの大叔母が来訪し、更に2人組の押し込み強盗が絡んで大騒動に・・・という物でした。ここでアランの”教習車”としてFAB0(ファブゼロ)なるものが登場するのですが・・・それはFAB1以前に使用されていたクルマという設定で、外観はほぼ完全にオリジナル版のFAB1=我々のよく知るペネロープ号そのものでした。劇中ではこのFAB0と新鋭FAB1のちょっとお間抜けなカーチェイスや空中戦を演じます。更には大叔母の訪問目的である特殊装置”TEA”も、オリジナルサンダーバードを知る者にとってはニヤリとさせられる外観でありました。

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オリジナル版とは異なり、RRエンブレムやスピリット・オブ・エクスタシーのオーナメントはありませんが、特徴的な5角形のラジエターグリルにはロールスロイスの風格と格調が漂います。・・・ひょっとしたらケンワースかも知れませんが(笑)。

ここでペネロープの元を訪ねて来る大叔母様のファーストネームはシルビア。サンダーバードファンの方ならピンと来ると思いますが、この名は(元)夫であるジェリー・アンダーソン氏と共同でオリジナルのサンダーバードシリーズを製作し、本国版でレディ・ペネロープの声優をも担当したシルビア・アンダーソンその人から来ています。そしてこの新版の英語音声ではシルビア大叔母の声も彼女が担当しているのです。元々この新シリーズの英語版では、唯一パーカーだけがオリジナルと同じデビット・グラハム氏が声優を担当しており、役柄は違えど50年の時を経て2人の共演が実現しました。ファンとしてはそれだけでも感動モノなのに、日本語版の吹き替えはオリジナル版でペネロープを演じた黒柳徹子さんが担当するという粋な計らい。こちらもオリジナル版から日本での放送を手掛けた東北新社・NHKならではと言えるのではないでしょうか。尚、大変残念な事に今年3月にシルビア・アンダーソンさんが他界されたとの事です。謹んでご冥福をお祈り致します。

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↑基本的なフォルムなどは悪くないと思うのですが、エンジンフードやトランク部に樹脂のヒケが目立つのと、ピンク色の部分の無塗装樹脂特有の光の透ける感じがちょっぴり残念。やっぱり無塗装は厳しいかも知れませんね。

さて、新版のサンダーバードで活躍するFAB1は、オリジナル版のデザインを上手く昇華させたデザインで、フォルムを大きく変更し、車種まで明確に変わってしまった実写版に比べると納得しやすいカタチをしています。前2軸の6輪タイヤ、グラスキャノピーやピラーの形状、前傾したラジエターグリルとなだらかにスロープするリアエンドなどはオリジナルの文法を忠実にトレースしています。機能面ではオリジナル版に対し飛行能力と水中航行能力が追加され、よりスーパーなクルマとなっています。そのボディにはRRのエンブレムやスピリット・オブ・エクスタシーのオーナメントはありませんが、5角形にタテ格子の特徴的なラジエターグリルはいやでもロールスロイスを想起させます。(アメリカ車好きとしてはケンワースの可能性も捨て切れませんが・・・/笑)

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↑奥が前回ご紹介したAMIEの1/43オリジナルFAB1、手前がタカラトミーの最新版FAB1モデルの成り立ちや仕上がり、価格は全く異なりますが、大きさはほぼ同じです。(画像の加減で手前のモデルが大きく見えますが実際はほぼ同じ大きさ)

モデルはタカラトミーのサウンドビークルシリーズとして1~4号と共に販売されている物。キャノピー部分を押すと翼が飛び出して簡易ながら飛行形態になる他、トランクリッドを押すごとにエンジン音が鳴ったり、ペネロープやパーカーが喋ったりします。探して買えば1000円でお釣りが来るぐらいのトイカーながら、中々面白い製品だと思います。今回ネットで実車(?)の寸法を調べようとしたのですが見つけられず・・・なので正確な縮尺は良く分かりませんが、並べてみると先回ご紹介したAMIEの1/43オリジナルFAB1とほぼ同じ。中々嬉しいサイズと言えそうです。

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↑キャノピーの部分を押すと翼が飛び出し、簡易ながら飛行形態に変形します。実際はもっといろんな部分が動きますが・・・。

・・・と頑張っている新FAB1のトイカーですが、どうせ喋るなら車内にはペネロープとパーカーが乗っていてくれたほうが嬉しいですね。さらに樹脂製のエンジンフードやトランクリッド部分はシルバーで塗装してあるものの、裏面の補強部分がヒケてしまっているのは興醒めです。当方は職業柄樹脂成型には多少の知識があるのですが、こうしたヒケは樹脂材料の選定や成型条件の調整、金型の設計で多少なりとも改善が出来る筈。コストの面で厳しい制約もあるのでしょうが、もう少し頑張ってくれれば製品がより魅力的になりそうだなと思います。・・・ともあれ、最後は我らがペネロープ号=FAB1の3世代そろい踏みで番外編を締めくくりたいと思います。

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やっぱりご本家もね・・・ スクリーン駆け抜けたクルマ達(番外編)~2065? FAB1 From Thanderbirds

先回、実写版サンダーバードのFAB-1をご紹介したのですが・・・そうなるとやっぱりご本家を紹介しておかないと(笑)。という事で今回は、アメリカ車ではないのでスクリーンを駆け抜けたクルマ達の番外編としてお送りしたいと思います。

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先回も記しましたが、昭和41年製の当方は子供の頃に民放の再放送で”国際救助隊サンダーバード”を観、アオシマのプラモデルを組み立てて遊んで育った世代。そのインパクトは強烈に心に刻みつけられ、人格形成にも多大な影響を受けているのではないかと思います(笑)。特殊装備を駆使して世界中で発生する災害から人々を救うというコンセプトは、カッコ良いメカデザインや重量感満点のリアルな特撮、バリー・グレイの勇壮なサウンド・トラックと共に脳裏に焼き付いています。そしてその劇中、サンダーバード1号~5号や救助メカに劣らぬ大活躍を見せたのがスーパー・ロールスロイス、FAB1でありました。

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↑歴代FAB1の中では唯一ロールスロイス社の承認を得ているオリジナル版。パルテノン神殿を模したと言われる独特な5角形のラジエターグリルの上には、スピリット・オブ・エクスタシーのオーナメントが鎮座しています。撮影用のプロップには実際にロールスロイス社が監修した物もあったと、何処かで読んだような気がします・・・。(不確かな記憶)

FAB1は諜報活動を主な任務とする国際救助隊ロンドン支部のエージェント、レディ・ペネロープ・クレイトン-ワードの愛車であり、諜報活動のための特殊装備として前後マシンガンや、追跡車撃退用の煙幕、オイル散布装置などボンドカー顔負けの装備を誇ります。水中翼を展開しての水上航行や雪上走行もこなすスーパーマシンで、劇中何度もパーカーとペネロープを危機から救いました。ロールスロイス製の特別車で前2軸、後1軸の6輪を持ち、全長6.4m、全幅2.44mと、往年のフルサイズ・アメリカ車も真っ青の大型車であります。前傾したラジエターグリルやホイールアーチ、グラスキャノピーとなだらかに下降するトランクリッドはスピード感に溢れつつも優雅さを兼ね備え、ロールスロイスの名に恥じない優れたデザインだと思います。

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↑モデルはボディがダイキャスト製、キャノピーはしっかりしたインジェクション成型の物が使われています。レジン完成品のシャープさも良いのですが、こういう構成の方が見ていても手に取っても安心感があります。

モデルは国際貿易がAMIEブランドで展開している劇中車シリーズの1台。ずっとレジン製完成品と思っていたのですが、ダイキャスト製なのですね。当方が紹介している1/43の他、1/18のラージモデルも存在します。(こちらはおそらくレジン製)精密かつ美しい仕上がりで、やや黄色味に振れた上品なピンク色のボディカラーや、ふんだんに使われたクロームのパーツ類、運転席がセンターに配置された独特のコックピット、白いパイピングの施されたレザーシートなどの内装に至るまで忠実に再現されています。1/43のFAB1といえば数々のギミックを備えたディンキー製の名作ダイキャストモデルが有名ですが、プロポーション良好で美しい仕上がりのこのモデルも傑作と言って良いのではないかと思います。・・・ただ、唯一残念なのは、車両自体は素晴らしいのですが、乗車しているパーカーとペネロープ嬢が、「誰?」ってくらい似ていない事でしょうか。。。

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↑フォード好きの当方が言うのもなんですが、やっぱりペネロープ嬢にはロールスロイスこそふさわしいです。ピンクのボディカラーにしても、オリジナルは落ち着きと気品に満ち溢れていますね。

さて、このスーパー・ロールスロイスの名称である”FAB”の意味は、ペネロープ嬢がかつて所属していた諜報組織=Federal Agent Bureauの略だとも、”素晴らしい”や”いかしてる”を意味する”Fabulous”の短縮版だとも言われています。(本国版の無線通信で「了解」といった意味合いで使われる”FAB”はFully Acknowledged Broadcastの略という説も・・・)彼女が所有する乗り物としては他に大型クルーザーのFAB2があり、現在NHKで放送されているリブート版の22話にはFAB0なる物も登場するのですが・・・。このFAB0については次回詳しく記したいと思います(番外編はまだ続くのか!?)

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スクリーンを駆け抜けたクルマ達 フォードでピンクでサンダーバード? ~ BANDAI '20 ? FORD FAB-1

前々回、当ブログでは「サンダーバードといえばフォードのクルマ」と記しましたが・・・。これも一応フォード車という事でOK?

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↑先回ご紹介した'02 フォードサンダーバードはこんな顔をしてましたが・・・

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↑今回ご紹介するクルマはこんな顔です。

普段は1/43モデルでアメリカ車ばかりご紹介している当方、映画もカーチェイスムービーが大好きですが、SF映画やTV特撮も大好物。特に謎の円盤UFOやスペース1999などのジェリー・アンダーソン物は大好きで、サンダーバードは民放の再放送を観つつイマイのプラモデル(安価なマスコットシリーズや2号のコンテナだけ/笑)を組み立てて遊んで育った世代。人格形成にすら多大な影響を受けているのではないかと思える重要な作品です。オリジナルの50周年にあたる2015年、CGと模型特撮を組み合わせたリブート版が製作され、現在日本でもNHKで放送されている事をご存知の方も多いでしょう。

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↑細長いボディに映画製作当時ニューモデルだったフォード・サンダーバードのスタイリングを移植したような2代目FAB-1。ピンクのボディ、6ホイーラーという点はオリジナルと共通でした。映画版の時代設定は2020年という事になっていましたが、FAB-1も'20年型ということで良いのでしょうか???

既に忘れかけられている感もありますが、サンダーバードは2004年にも劇場用映画としてリメイクされています。オリジナルのスーパーマリオネーションとは異なり、生身の俳優によるライブアクションで製作された同作、本来の救助活動ではなくフッドとの対立を軸にアランの成長を描いた内容でしたが、オリジナル版ファンからの反応は否定的なものが多く、一般的にも興行面では失敗に終わったようです。当方もビデオかDVDを借りて観た事がある筈なのですが、ストーリーなど殆ど憶えていないくらい印象が薄いです。。。今回ご紹介するのはこの2004年版サンダーバードに登場したペネロープの愛車FAB-1(ファブ・ワン)、昔風に言うならペネロープ号であります。

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↑今回ご紹介するにあたり、実車の寸法を確認しようと思いましたが、ネット上の情報は全長7.3~8.2m、全幅1.8~2.1mといった範囲でバラついていました。映画の公式サイトには全長21フィート、全幅5フィートとありますが・・・21フィート≒7.1mの全長はともかく、全幅5フィート≒1.52mって・・・軽自動車じゃあるまいし(笑)。

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↑先回ご紹介した007ダイ・アナザー・デイ劇中車の'02サンダーバードと・・・。奇しくもピンクのボディのサンダーバードですが、フロント周りやエンジンフードのエアインテークにデザインの共通性が見られます。

2004年版FAB-1、その登用に関してはロールスロイスが難色を示し、結果的にフォードにお鉢が廻って来たのでした。全体的なスタイリングはヌメ~っと細長い流線型ですが、フロントフェイスやエンジンフードのインテーク形状などは明らかに当時新型車だった'02~フォード・サンダーバードがモチーフになっています。国際救助隊サンダーバードでフォード・サンダーバード。。。殆どオヤジギャグなノリですが(笑)、2代目FAB-1はオリジナル版にはなかった飛行能力をも備えたスーパーメカで、ライブアクションである事に関連して走行可能な実車が製作されています。BBCの人気自動車番組、トップギアのシーズン4 ・エピソード2では、ジェームズ・メイ氏がその実用性のなさっぷりをレポートしていました(笑)。

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↑モデルは映画の公開当時にバンダイから発売されたレスキューメカニックシリーズの製品。キャノピーが上下に開閉し、室内を覗く事ができます。

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↑更に前輪を折りたたみ、リアのエンジンフードを開き、翼を展開する事で完全ではないものの飛行形態を再現する事が可能です。

2004年版サンダーバードの劇場公開当時、バンダイやタカラから同作の関連模型や玩具が発売されましたが、このモデルはバンダイのレスキューメカニックシリーズとしてサンダーバード1号、2号、4号と共に発売になった物です。全長およそ15cm、幅およそ4.3cmくらいでしょうか。今回のご紹介にあたりモデルの縮尺を特定しようと思ったのですが、実車の寸法はネット上の情報では全長7.3~8.2m、全幅1.8~2.1mとバラついていて、正確なところは分かりませんでした。いずれにしても残念ながら1/43よりもやや小さいのではないかと思います。グラスキャノピーが上下に開閉する他、前輪、リアのエンジンフード、ウイング類が可動し、走行形態と(完全ではないながら)飛行形態の両方を再現出来るという、キャラクター・トイとしては中々の優れモノです。

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・・・さて、この2代目FAB-1をご紹介した以上は、オリジナル版を避けて通る事はできないでしょう。アメリカ車ではありませんが、次回はスクリーンを駆け抜けたクルマ達の番外編として、初代FAB-1=ペネロープ号をご紹介したいと思います。

愛しのトイカー達 ~トランスフォームはしません・・・。 キャストビークル '10 Chevrolet Camaro SS

クライスラー強化計画は今回もお休み、先回ご紹介したマスタングに続き、キャストビークルのカマロをご紹介したいと思います。

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フォード・マスタングの大成功により形成されたポニーカー市場に向けてGMが放った刺客、それがシボレー・カマロ/ポンティアック・ファイアバードでした。カマロは'69年のTrans-Amレースでの年間チャンピオン獲得とシンクロするように市販車の販売台数を伸ばし、マスタングを上回るまでになります。以降カマロ/ファイアバードはマスタングと共にポニーカー市場を牽引する存在でしたが、4世代目当時のアメリカではSUVが大流行。対するポニーカーの販売は低迷し、GMは'02モデルイヤーをもってカマロ/ファイアバードの製造・販売を停止、その歴史には一度幕が下ろされてしまったのでした・・・。

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↑一応登場初年度の2010モデルイヤー表記にしましたが、'10~'13カマロのスタイリングは殆ど変更がありませんでした。

'05モデルイヤー、初代モデルのテイストを色濃く受け継いだマスタングがデビューすると、そのコンセプトはマーケットから好評をもって迎えられ、セールス的にも成功を収めます。当然その市場をGM/クライスラーが見逃す筈はなく、'08モデルイヤーにチャレンジャーが、'10モデルイヤーにはカマロが復活。その様はまるで'60年代のポニーカーブームの再来のようです。・・・5thカマロはオーストラリアのホールデン・モナーロ(ポンティアックGTOのベース)のシャシーをベースに、デザイン・開発もホールデン主体で進められたようです。マスタング同様'初代モデルを彷彿とさせる2ドアノッチバッククーペで、やはり好評をもって市場に迎えられました。'15モデルイヤーにマスタングが、'16モデルイヤーにカマロが相次いで新世代にスイッチ。熾烈な戦いはまだまだ続きそうです。

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↑先回ご紹介したマスタング同様、ボディのプロポーションは秀逸。マッチョかつグラマラスなラインをしっかり捉えています。

さて、今回メインでご紹介するミニカーは、先回ご紹介した'10マスタングGTと同時に購入したキャストビークルシリーズからの1台。プルバックモーター搭載、ドア開閉機構を備えたトイカーであります。・・・先のマスタングの時にも記したようにフィニッシュこそ安価なトイカーとしての限界はあるものの、縮尺もマスタングと同様に1/43(同シリーズの他の車種は、殆どが1/43よりも大き目のようです)、プロポーションも上々でなかなかに侮れません。ヘッドランプが内部のプロジェクター形状等まで再現されているのに対し、テールランプが色差しだけで済まされているのはちょっぴり残念な点でしょうか。

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↑パッケージはご覧のような紙製のウインドウ・ボックス。モデルはネジで固定されています。

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↑1/43 5th カマロの比較。イクソ製'12 45thアニバーサリー、キャストビークル、ラグジュアリー・コレクティブル'11 SS

先代のカマロの1/43モデルと言うと、パッと思い浮かぶところではラグジュアリーコレクティブルのレジン完成品、イクソのダイキャストモデルがありますが、これらのモデルと比較してもボディのプロポーションでは引けをとりません。・・・というか、当方の主観ではプロポーションの面ではイクソを凌駕している感すらあります(全体としての仕上がりはやはりイクソに分がありますが・・・)。いずれにしても価格的にはイクソの1/7程度、ラグジュアリー~の1/11以下なのですから、コストパフォーマンスは相当に高いと言えると思います。鮮やかなイエローのボディにブラックのストライプのカラーリングも最高で、今にもトランスフォームしちゃいそうなのですが・・・残念ながらそのギミックは仕込まれていません(笑)。

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愛しのトイカー達 ~ビッグサプライズ!! キャストビークル '10 マスタングGT ・・・と、ブログ8周年

先回に続き”クライスラー強化計画はお休み、”当ブログの8周年にマスタングを”愛しのトイカー”ネタでお送り出来る事を嬉しく思います(笑)。

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↑画像はこのミニカーを発見するきっかけとなった新聞広告の切抜きです。当ブログではプレゼントは実施しておりませんので悪しからず・・・まさに暮らし発見でミニカー発見!(笑)。

今やミニカー収集の主たる情報源もネットの時代。メーカーの新製品情報、ショップさんの入荷情報、ブロガーさんのレビューetc.・・・。しかし、ネット以外でもミニカーの情報は何処に潜んでいるか分かりません・・・ある平日の朝、眠い目をこすりながら新聞の朝刊に目を通していた時の事、全面広告の一隅に掲載されていた小さな写真が目に留まりました。よくよく目を凝らして見ると、6台のミニカーの中にマスタング、フォードGT、カマロが混じっているではありませんか・・・。”全長11cmのダイキャストカー「キャストビークル」高級車9台セットを2名様にプレゼント” 「 ははあ、さてはよくある1/43よりちょっと大きめなプルバックのトイカーかな?・・・・・・・・ん!?・・・まてよ、マスタング、カマロで全長11cm・・・11cm!?」当方の眠気は一気に吹っ飛びました。マスタングやカマロで全長11cmなら、スケールはおおむね1/43近辺になる筈です。

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↑安価なトイカーゆえランプ類などのディテールには限界も感じますが、ボディーのプロポーションなどなかなか侮れない仕上がりを見せるキャストビークルの'10 マスタングGT。奇跡の1/43スケール!物凄く貴重&嬉しい1台です。

その日仕事を終えて帰宅してから調べてみると、件のミニカーは株式会社シー・シー・ピーが発売している”キャストビークル”というシリーズで、今の所全9車種の中にシボレー・カマロ、フォードGT、同マスタング、ジープ・ラングラーと当方好みなアメリカ車が4台も含まれています。定番のプルバックモーターを搭載し、ドア開閉機構も備えています。対象年齢3歳以上!(笑)、定価はお値打ちの800円(税別)。残念ながら統一縮尺ではなく、箱の大きさに合わせて全長が11cm近辺に統一されているようです。色々調べると、どうやらフォードGTとラングラーは1/43よりやや大きなスケールっぽいのですが、果たして・・・!?

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↑とにかく、先代マスタングの中期タイプ('10~'12)、ロードゴーイングバージョンの1/43モデルとしてはおそらく唯一の製品ではないかと思われます。安価だしマスタングファンの方は1台買っても損はないと思います。

・・・という事で、早速マスタングとカマロをネット通販でポチってみたのですが・・・これはもう、当方にとっては嬉しい驚き、それもかなりのビッグサプライズでありました。幸いな事に縮尺はほぼジャストの1/43!!先代マスタングの1/43モデルというと、前期タイプ'05~'09は豊作でミニチャンプス、オートアート、イクソ、ウェリーなどが製品化。対する後期形'10~'14は製品が少なく、当方の知る限りではスパークのレース仕様'11 FR500と、シュコーの’13 Boss302くらいしか思い当りません。(プラボディのラジコンでシエルビーGTも存在するようです)今回のモデルはシェルビーでもBOSSでもない一般的なGT仕様、しかも13 MYにフロント廻り等が再度フェイスリフトされる以前の言わば中期型。歴代モデルをずらっと並べたい当方のような好き者には本当にありがたい製品化です。

※当方はマスタングとカマロしか購入していないので、他の車種の縮尺は良く分かりません。恐らく1/43ではない可能性が高いです。悪しからず・・・。

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↑お約束のプルバックモーターで激走する他、ドア開閉アクションも備えています。床板にはプルバックモータが出っ張る事もなく、簡単ながらサスペンションや排気系のディテールもモールドされています。いやはや、プルバックのトイカーも着実に進歩しています。

モデルは前述の通りプルバックモーター搭載のトイカーなのですが、プロポーションは上々でボディのキャスティングもなかなかにシャープ。ヘッドランプなどが簡易な表現なのは製造コストを考えれば致し方ないところでしょうか。(一応ヘッド&テールランプにはクリアパーツが奢られています)ホイールがピカピカした安っぽいプラメッキではなく、輝度の高いシルバー塗装なのは高ポイント。プルバックモーターは床板に大きく出っ張る事もなく、内装色が黒な事と、リアウインドウに(意図的に?)熱線プリントが強めにモールドされているためその存在は殆ど感じられません。価格の安さを考えれば全般的な仕上がりは良好で、チープなトイカーと侮れない好製品だなあと思います。次回、引き続きカマロの方もご紹介したいと思います。(・・・クライスラー強化計画はどこ行った???)

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↑画像はオートアートの'05GT、キャストビークルの'10GT、シュコーProRの'13 Boss302の揃い踏み。先代マスタングのスタイル変遷が1/43モデルで追えるなんて・・・なんたる幸せ♪

●柿のなる頃!?ブログ8周年
・・・8年前の11月11日、今は亡きブログ人で当ブログ最初の記事をアップしました。当時はまだまだ1/43スケールのアメリカ車モデルは少なかったのですが、それでもコツコツ集めればそれなりのコレクションになるという事を知って頂きたくてブログを開設したような部分もありました。現在ではアメリカ車の1/43モデルも増えましたし、そのコレクションを楽しまれておられ方々も増えているのではないかと思います。一方で1/43モデルはレジン完成品の比率が増え、高額化の一途をたどっています。当方とてお小遣いが無尽蔵にある訳ではないので、ため息と共に多くのものを諦めているのが実情ですが・・・今回のトイカーのようなサプライズがあると嬉しくなってしまいます(笑)。この先もコレクション、ブログ共々無理のないペースで続けてゆく所存です。当ブログを訪れて下さっている皆様、本当に有難うございます。今後共お付き合いの程、よろしくお願い申し上げます。

2015年11月22日 Ponys41

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クライスラー強化計画・・・ユルちゃんプリ!? Dimension 4 '69 Plymouth Road Runner

・・・最近すっかりサボり癖が付いてしまいましたが。。。今回も当ブログ内でのGM/フォードに対するクライスラー系車種の記事アップ数不均衡を是正する「クライスラー強化計画」を進めて行きたいと思います。今回は「ユルいけどちゃんとプリマス」なモデルです(笑)。

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60年代中盤~70年代初頭に掛けて隆盛を誇ったインターミディエートベースのマッスルカー、クライスラー系列では中級ブランドのダッジにコロネットR/T、同系廉価マッスルのスーパービー、そして専用ボディを纏ったチャージャーがあり、ベーシックブランドのプリマスに存在したのがGTXと、今回ご紹介するロードランナーでした。プリマス版マッスルカーのベースになったのは同ブランドの中型車であるベルベディア/サテライト系列で、ダッジ版のコロネットとは兄弟車と言って良い存在かと思います。ですが、細かく見て行くとホイールベースが1インチ異なる(ダッジの方が長い)など、色々と異なる点もあります。当時のアメリカ車は同じ系列のクルマでも上級版とベーシック版でホイールベースを変えるなど、今日からすると無駄とも思えるような作り分けをしていました・・・。

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↑マッスルカーとしての高性能はそのままに、装備を大幅に省いて低価格化を実現したロードランナー。フロアカーペットすらオプションだったのだとか・・・。

プリマスのマッスルはまず'67モデルイヤーに上級仕様のGTXが登場、次いで'68モデルイヤーにボディシェルの刷新と共にロードランナーが誕生しています。元々プリマスはクライスラーのブランドの中では最もベーシックなラインであり、ハイパフォーマンスであると同時に豪華装備を満載した高価なGTXは、プリマスの本来の顧客層とはマッチしないという側面を抱えていました。そこでハイパフォーマンスなエンジンや強化された足回りなどはそのままに、快適装備を潔く捨て去って誕生したのがロードランナーでした。豪華・高価になってしまったマッスルカーに手を出せない若年層をターゲットにしていたとも言われており、ワーナーブラザースのアニメキャラクターをネーミングに起用したのもそのような狙いに合わせていたのかも知れません。一方、搭載エンジンは'68では383cu.in.(6.3L) 335hp、426cu.in.(7L) 425hpと言うのですから、アニメキャラのロードランナーに負けない速さだったに違いありません(笑)。

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↑鮮やかなボディーカラーは若いユーザー向けの廉価なマッスルカーというコンセプトによく合っているように思います。仕上がりはユルいですが、このボディカラーやドアのロードランナーのプリントなど、らしい雰囲気の盛り上げが楽しいモデルです。

さて、ミニカーはダイメンション4の'69ロードランナーであります。ダイメンション4はロードチャンプスやホワイトローズなどと同様に1/43で様々なポリスカーをリリースしていたアメリカ系のブランドで、ポリスカーのベースになっていたのは当方が知る限りでは'68及び'78のプリマス・フューリーでした。その他このブランドはNASCARのレーシングマシンや、少数ながら1/24など他のスケールのモデルも発売していたようです。そして、そのダイメンション4が1/43でリリースしていた数少ないロードゴーイングカーが過去にご紹介した'68 及び '69ダッジ・チャージャーとこの'69プリマス・ロードランナーでした。

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↑この3台と、同じくダイメンション4の'68 & '69チャレンジャーの計5台が、当方が初めてeBayで購入したモデルカーでした。

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↑同じ'69年型のモパー・マッスル、ロードチャンプスのダッジ・スーパービーと。こういう並びはやっぱり眺めていて楽しいです。

ミニカーの仕上がりは画像でご覧頂いている通りかなりユルいものですが、先回ご紹介したロードチャンプスとは違ってちゃんとプリマスです(笑)。プリマスの'69インターミディエートマッスルは1/43でのモデル化が非常に少なく、当方が他に思い当たるのは高価なホワイトメタル完成品のGTXくらいでしょうか。そう言う意味では非常に貴重な存在です。ユルいながらも鮮やかなボディカラーやエンジンフードのストライプ、ドアやリアパネルにプリントされたロードランナーのイラスト、レッドラインのタイヤなどで往年のマッスルカー・イメージはそれなりに盛り上げられています。…なにを隠そう、当方が初めてeBayで購入したモデルがこのダイメンション4のロードランナーとチャージャーだったのです。そういう意味ではユルいながらも思い出深いミニカーなのでありました。

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↑リア周りはガーニッシュのないシンプルな仕様となっています。せっかくテールランプが別パーツになっているのだから、せめてメッキ+クリアレッドくらいにしてくれれば良かったのに・・・。

クライスラー強化計画!? ~最新型・・・に近いモデル American Heritage '12 Dodge Charger R/T

当ブログ内での対GM/フォードに対するクライスラー系車種の記事アップ数不均衡を是正する「クライスラー強化計画」、結局夏休みはまた1回サボってしまいました。。。気を取り直して続けたいと思います。。。(汗)

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先回ご紹介した4世代目の後、FF小型車のオムニをベースとした5代目を最後に途絶えていたチャージャーの復活は、2006モデルイヤーまで待たねばなりませんでした。復活した6代目はそれまでの2ドアクーペから一転、ハードトップ風の4ドアセダンへと姿を変えていました。しかしその力感溢れるスタイリングや、旧型とは言えメルセデスベースのシャシー+ヘミV8エンジンという組み合わせによるパフォーマンスの高さはチャージャーの名に恥じぬものだったと言えるかと思います。小型FFベースだった5代目に較べれば、遥かにダッジらしさやマッスルカーらしさを備えていたように思います。

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↑'11モデルイヤーで大幅なスタイルチェンジを行った6代目チャージャー。よりシャープでマッチョなデザインと言えると思います。その後'15モデルイヤーで再び大きなスタイルチェンジを行っています。

初期タイプの'06, '07年型は過去にノレブの製品(コチラコチラ)でご紹介していますが、今回ご紹介するのは2011年に大幅なスタイルチェンジを行った、現時点で言えば”中期型”とも言うべきモデルです。ボディはよりエッジの立ったものになり、大型化されたラジエターグリルやボディサイドのキャラクターライン、左右が繋がったテールランプなどから、当方は何となく'70年型を連想してしまいます。'15年型では再度スタイリングが大幅に変更され、LEDを使用したヘッドランプなどにより表情が大きく変化しています。

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↑モデルはアメリカン・ヘリテージ・モデルス名義ですが、金型はファーストレスポンスと同一の物と思われます。

さて、ミニカーの方はアメリカン・ヘリテージ・モデルス製。ですが、金型そのものはポリスカー仕様をメインとするファースト・レスポンスと同一の物と思われます。それをベースにアンマークドポリスカー(覆面パト)仕様でもなく完全な市販仕様に仕立てたものです。ホイールの径やタイヤの偏平率はこれで良いのか!?といったツッコミをしたくなる部分もありますが、中期~後期タイプがミニカー化される事は少ないので有難い製品と言えるでしょう。アメリカン・ヘリテージ版には特に年式の表記はありませんが、ベースとなった(?)ファースト・レスポンス版は2012年型と言う事になっているのでそれに倣っておきました。ノレブの初期タイプと並べるとなかなかオツなものです(笑)。

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↑左右が繋がったテールランプは、何となく'70年型を想起させます。

この辺り、フォードのポリスインターセプター(2013年にフェイスリフトしたトーラスベース)等もしかりですが、アメリカでもポリスカーのミニカーは1/43スケールが例外的にポピュラーな事もあり、ポリスカー仕様をラインナップしている実車は1/43で製品化される確率が高くなります。ダッジ・チャージャーの場合、アメリカンヘリテージ版とは別にファーストレスポンス版にもアンマークドポリスカー仕様があり、そちらにはスチールホイールや各種ライトバー、アンテナなどのオプションパーツが付属するらしいのですが、ボディカラーがグレーメタやゴールドなど”それっぽい”物になるので悩ましい所。アメリカンヘリテージ版のR/Tらしいボディカラーは、やはり市販バージョンとして魅力的な物と言えるのかも知れません・・・。

'69~'70 マスタング特集; 1/43 プラキットの'70マスタング ”童友社 ボスムスタング”

本日はちょっと珍しいプラキットをご紹介したいと思います。・・・プラキットと言うよりは、懐かしさを込めて”プラモデル”と呼びたい一品であります(笑)。

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先回も記しましたが、Boss302はマスタングそのもののイメージアップ・販売増を目的としたコンペティションベースであると同時に、スモールブロックによるハイパフォーマンスバージョンという意味でマスタング本来のポニーカー的な魅力をも持ち合わせているように思えます。(同じスポーツバージョンでも、マッハ1には428CJなど大排気量エンジンが用意されていた)この特別なマスタングは当時も今も様々な縮尺・マテリアルでモデル化されていますが、今回ご紹介するのは日本製、しかも実車とリアルタイムに近いタイミングで販売されたと思われる製品です。

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↑箱の大きさはタテ13.3cm、ヨコ23cm、高さ3.6cm程の小さい物。ちょっとパースが怪しいですが、ボックスアートはなかなかカッコ良いのではないでしょうか。D・Y・Sの3文字を人型にあしらった童友社のマークが懐かしい感じです。

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↑未組立でのご紹介で申し訳ありません。2個あるから1方を組んでしまっても良いような気もしますが・・・何分旧い物なので組むなら中途半端は許されないような気がして(汗)。。。ボディのプロポーションは日本製の旧いプラモデル、それも珍しい1/43スケールのキットにしては上々ではないかと思えます。が、そこにはある秘密が隠されているような気が・・・。

それは古(いにしえ)のプラモデルで、童友社が製品化していた物です。縮尺は珍しい&嬉しい事に1/43!”MAGIC MOTOR CAR SERIES(マジックモーターカーシリーズ)”と謳われており、同社パテントのマジックモーター(今でいう所のプルバックモーターのようなもの)を装備、小さいながらエンジンフード開閉機構をも備えていました。箱の側面の記載によると、ボス・ムスタングの他に初代セリカ1600GT、S30フェアレディZ、ポルシェ912がラインナップされていたようです。

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↑マジックモーター装備・エンジンフード開閉、Boss302特有のストライプもデカールでしっかり再現。箱の中は全面に渡る仕切りでパーツがきちんと整理されています。小さいながら、いわゆる駄菓子屋系キットとは一線を画する存在だったのかも知れません。

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↑レッドのモールディングの方はボディの袋も未開封のコンディション。こちらはグリルやホイールのモールドされたランナーがメッキされており、イエローの方は同じランナーがグレー色でモールドされています。クリアパーツのブルーの濃さも異なっており、製造時期によるバリエーションと思われます。

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↑箱にはしっかり1/43のスケール表記が♪ ”●車を後にこするだけでつっ走ります。”とあります。シリーズには少なくとも4車種がラインアップされていた模様です。

当方はこのキットを子供の頃に1度だけ組み立てた事があります。その当時は「小さいけどエンジンフードも開いて凄くカッコいいプラモデルだなあ」と、思った記憶があります。今日の目で見ても、プロポーションやディテール等々、小さいサイズのプラモデルとしてはなかなか頑張っているように見えます。子供の目には非常に精巧なモデルと写ったのではないでしょうか。・・・ですがこのキット、ボディのプロポーションや各部のディテール、エンジンフードのブラックアウト部が別パーツになっている構成等々、某ダイキャストミニカーに非常に良く似ているのです。

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↑先にご紹介したamtの'69マスタングのキットと・・・この世代は、奇しくも'69、'70が共にプラキットでも揃う事となりました。

そのミニカーが何なのか・・・既にお気付きの方もいらっしゃるかも知れませんが、次回このプラキットの参照元になったと思われるダイキャストミニカーをご紹介して、年越しになってしまった''69~'70マスタング特集を締めくくりたいと思います。
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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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