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1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

スクリーンを駆け抜けたクルマ達; 端役で登場。 ~ '02 FORD THUNDERBIRD from 007 DIE ANOTHER DAY

先回'60年代のサンダーバードをご紹介したので、引き続いて(現状)最後の世代となるモデルをご紹介しておこうと思います。

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先回も記した通り、'55年にデビューした初代サンダーバードは2シーターの軽快なスポーツカーでしたが、その後販売増を模索する中で次第に高級パーソナルカーへの道を歩んで行きました。転進は一定の需要を得て途切れる事無く世代交代を重ねましたが、残念ながら1997年に一度その歴史の幕を閉じてしまいました。1990年代末~2000年代初頭、アメリカではSUVが一大ブームとなっており、米メーカーは国内工場の多くをそうしたピックアップトラック/SUVの生産に切り替えました。一方クーペタイプ車は保険価格の高騰などにより販売が低迷。この時期サンダーバードの他、マーキュリークーガー、シボレー・カマロ、ポンティアック・ファイアバードなど、多くの歴史ある巨星が姿を消しています。(カマロはその後復活)

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↑最大の特徴は初代モデルをモチーフとしたレトロフューチャーデザイン。ハードトップの丸窓は'56~'57を連想させます。

サンダーバードの名前が復活したのは'99年のデトロイトショー。ここでコンセプトモデルとして発表された後、'02モデルイヤーに量産車がデビューしました。当時のリンカーンLS/ジャガーSタイプの中型サイズDEWプラットフォームをベースとしながら、初代モデルと同様の2シーターボディとすることでスマートなプロポーションを実現していました。そのスタイリングは初代モデルをモチーフとしたレトロフューチャー路線のユニークな物で、発売当初は大きな反響を呼びますがその後販売は下降線を辿り、'05年をもって生産終了となりました。サンダーバードの名は元々はアメリカインディアンに伝わる伝説の生物であり、日本にも生息する雷鳥(ライチョウ)とは別の物です。フォードGTも2度目の復活を果たした昨今、長い歴史をもつサンダーバードの名前も、不死鳥の如く蘇って欲しい物です・・・。

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↑ミニカーはユニバーサルホビー製で、海外の分冊百科”ボンドカー・コレクション”で展開された内の1台。ピアース・ブロスナン主演の007ダイ・アナザー・デイの劇中車仕様。劇中車オリジナルの”コーラル”のボディカラーが魅力的です。このカラーは'03モデルイヤーに"007エディション"として700台が限定生産されました。

さて、ミニカーの方はちょっと変化球。日本では幻に終わった分冊百科、ボンドカーコレクションから”ダイ・アナザー・デイ(原題:DIE ANOTHER DAY)”でハル・ベリー演じるアメリカ諜報員、ジンクスが氷の城に乗り付けた仕様。ユニバーサルホビー製のモデルで、ケースなしのルース品を格安入手したものです。同じ仕様のモデルはミニチャンプスからも発売されていたように思います。同作は劇中車をフォードが提供していたようで、ボンドのアストンマーチン・バンキッシュ、ザオのジャガーXKR(・・・007というよりはデスレース2000年で目立ち過ぎでしょ!)等々、当時フォード傘下にあったヨーロッパブランドのクルマが大挙登場しました。一見すると様々なメーカーのクルマが登場しているようでありながら、事情を知っていると不自然な偏りが感じられたものでした(笑)。

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そんな中、ご本家アメリカフォードの製品であるサンダーバードの登場シーンは僅かでした。公開当時デビューしたばかり(撮影中はデビュー前???)だった同車ですが、劇中では量産版には設定のなかった”コーラル”というピンク(サンゴ色?)のボディカラーを纏っていました。このボディカラーは翌2003年に”007エディション”と銘打った限定車として700台が販売されましたが、この限定車は劇中車と異なり、ホワイトのハードトップが装着されていました。'50年代のサンダーバードにも”サンセット・コーラル”というピンク色の設定があったのですが・・・アメリカ人、アメリカ車とはいえ、諜報員の乗る”サンダーバード”のボディがピンクというのは、果たして単なる偶然なんでしょうか?・・・と、軽く暗示した所で次回のスピンオフ企画をお楽しみに。(バレバレ。。。)

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↑この個性的なフロントマスクを脳裏に焼き付けて、次回のスピンオフ企画をお待ち下さい(笑)。
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祝コルベット60周年!!C4(小)特集 Detail Cars C4 Corvette Coupe & Conv.

どうにかこうにか、年内でC4コルベット小特集は終了です。


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先回記したように、C4コルベットはモデルライフを通じて外観の変化はさほど大きくなかったのですが、その中身は大きな変化を遂げていました。それは排ガス規制とオイルショックによって失ったエンジンパワーの回復でした。’84年デビュー時のL83ユニット205hpは翌’85年にL98ユニットの230hpに、その後も改良により’87年に240hp、’88年に245hp、’90年250hpと徐々にパワーアップ。’92年には搭載エンジンがLT1にスイッチされて一気に300hpへとジャンプアップ。C4最終年度となる’96年にはグランドスポーツ用としてLT4 330hpが追加されました。


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↑ミニカーで後期型が製品化される事は稀ですが、ディテールカーズのC4コルベットは貴重な存在。クーペ、コンバーチブルを共に製品化してくれているのも有難い所です。


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↑製品はZR-1と言う事になっています。クーペの方はそういう事でOKだと思います。フロントウインドウはもう少し寝ている方がらしいと思いますが、プロポーション、ディテール共に上々の仕上がりです。


そして’89年に追加された高性能バージョン、ZR-1(モデルイヤーは’90年型になるのかも知れません)に搭載されたLT5ユニットは、当時GMグループに属していたロータスが開発を担当し、オールアルミ製の5.7L、32バルブDOHCというハイスペックから375hpを発生、アメリカンスポーツの名に恥じない動力性を手に入れます。このユニットは最終的にヘッドや吸排気系の改良により405hpまで出力が高められており、C4登場初年度のL83のほぼ2倍というハイパワーに達したのでした。ショートホイールベース&ワイドトレッド化などディメンジョンや足回りの進化と合わせ、その後C5~C7へと続くリアルスポーツへの進化は、このC4から始まっていたと言って良いと思います。


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↑実車にはコンバーチブルのZR-1は存在しなかったと思うのですが・・・(自信無し)。角型のテールランプは個人的にはやや違和感を感じたものでした。次世代のC5ではこれが楕円になるんですよね・・・。


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↑濃いグリーンメタリックはこの頃流行った色だったような・・・。ディテールカーズは当時ミニチャンプスなどに比べると、やや安価で買いやすいモデルだったと思います。


今回ご紹介するミニカーはディテールカーズから発売されていたZR-1のクーペとコンバーチブル(???)です。・・・そう、コンバーチブルの外箱にはZR-1 CABRIOと書いてあるのですが、ZR-1はクーペにしか設定されていなかった筈。この表記は間違いではないかと思います。ややフロントウインドウが立ち気味な気がしますが、プロポーション、ディテール等、1/43のC4のダイキャストモデルとしては最良の製品ではないかと思います。ご紹介しているクーペとコンバーチブルのオープン状態の外、コンバーチブルのクローズド状態のバリエーションもあり、それぞれ数種のカラーバリエーションが存在したようです。


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↑ディテールカーズのC4コンバーチブルはご覧のオープン状態の他、クローズド状態のバリエーションもありました。(・・・1台くらい買っておけばよかった。)


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↑ボディカーラーはクーペ、コンバーチブル共に何色かバリエーションがありました。全ては買い切れないので、自分なりにらしい物を選んで買っていたように思います。


・・・と言う事で年末駆け込みとなってしまったC4コルベット小特集、ひとまず手持ちのモデルはネタ切れとなりました。当方なりにコルベットの60周年のお祝いを終えた所で今年の更新もこれにて終了。C5以降はまたいずれ、機会を改めてご紹介したいと思います。来年は午年にしてマスタング50周年。色々と楽しみな新製品も控えており、当ブログもマスタングのお祝いで大いに盛り上げて行きたいと思っています。今年1年当ブログをご覧下さった皆様、コメントで立ち寄って下さった方々にお礼申し上げます。有難うございました。来年もよろしくお願い致します。


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↑個人的にはデザインは初期タイプの方が好み。精密な新製品を期待したい所です。



(ようやく2回目)祝コルベット60周年!!C4(小)特集

仕事収めに年賀状もなんとか片付けて、「祝コルベット60周年!!C4(小)特集」ようやく第2回目です。。。


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先にソリド製C4コルベットクーペ&コンバーチブルをご紹介した時に記したのですが、この世代のコルベットのデビューは'84モデルイヤー。先代のC3は’82年型で生産を終了しているので、モデルイヤー的には’83年は空白となっています。熱心なファンの間ではC4の初期試作車を’83年型と呼んでいるようですが、これは最初期型マスタングの'64 1/2年型同様、メーカーの公式な呼称ではありません。このC4コルベットは、それまでの世代に比べモデルライフ中のスタイルの変化が比較的少ない世代であったと言えるのではないかと思います。


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↑ボンドカーコレクションの1台としてリリースされたC4コルベット。映画での登場シーンはごく僅かでした・・・。


’84年にデビューした後、’86モデルイヤーにコンバーチブルが復活。この年式からのクーペはルーフ後端にハイマウントストップランプが装着されていたようです。その後’89年にZR-1が追加され、このグレードのみ角型4灯のテールランプを採用。91年型から全グレードでテールランプが角4灯になると共にフロントバンパーがワイド感を強調したデザインに変わります。尚、テールランプが角4灯になって以降、画像検索ではハイマウントストップランプがテールにある個体と、ルーフ後端にある個体が混ざってます。この辺りの詳細は、残念ながら当方には良く分かりません。


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↑このモデルは少し上から見下ろしたアングルの方が印象が良いです。


さて、今回ご紹介する1台目は・・・実は過去にご紹介済み、欧州で展開された書店系アイテム、ボンドカーコレクションからの1台でユニバーサルホビー製です。007シリーズの”美しき獲物たち(原題;A VIEW TO A KILL)”に登場したのですが、その登場シーンはごく僅かでした。フィギュアも付属せずごく普通のC4コルベットの1/43モデルとなっています。ディテールは最近のミニカーらしい物ですが、プロポーションはウェストラインから下が厚く、実車の薄べったい感じが少々不足気味。タイヤの軸受けを加工して、車高を少し落としてやると多少印象が良くなるかも知れません。(特にフロント)


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↑赤いボディのためディテールが見にくいですが、ルーフ後端にハイマウントストップランプが表現されています。これは’86年型以降に見られる特徴です。


さて、お次に控えしは・・・アーテル製の’88年型クーペです。ブループリントレプリカと言う、’88年型のアメリカン・スポーツ&スペシャリティカーだけを集めたシリーズの1台で、No.1がこのコルベット、No.2がポンティアック・フィエロGT(!)、No.3がマスタングGT,そしてNo.4が3rdカマロのIROC-Zと言うラインナップでした。プロポーション、ディテール共にそれなりのモデルですが、貴重なのは’88年型という、初期丸テールランプの中では後期型(ややこしい・・・)がプロトタイプという点。ルーフ後端にモールドされたハイマウントストップランプが’85年型までと異なる点です。


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↑アーテル ブループリントレプリカシリーズの1台で’88年型と言う事になっています。


この他1/43の丸テールのC4コルベットとしては、ブラーゴ製やイタリア製のマテル・ホットホイールがあるのですが残念ながら当方は未入手。マテルはお友達のfziroさんがコチラにアップされていますので、是非合わせてご覧下さい。・・・お送りしているC4小特集、ギリギリのタイミングですが、年内にもう一ネタアップしたいと思っております。。。


特集 'Late '40s & '50s; カスタマイズ御用達 ~Eagle Collectible '49 Mercury Club Coupe

フォードに続いて、こちらもポピュラーな'49マーキュリーをご紹介します。


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マーキュリーの戦後設計車はフォードに遅れる事3カ月、’49年の8月に発表されました。とは言えその開発は戦時中から進められており、エドセル・フォードがデザインスタジオにハリー・アールの手になる’41ビュイックを持ち込んで、「このクルマよりモダーンで魅力的なデザインを創れ」。と命じて開発がスタートしたとも言われています。完成したスタイルはなだらかなルーフラインやフェンダーからボディサイドに流れる抑揚のあるラインなど、軽快さと重厚さが絶妙にバランスした魅力的なものであり、発売と同時に一世を風靡する事となりました。


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↑淡いグリーンをベースとした同系色の2トーンは'50sらしく、眺めているだけで嬉しくなってしまいます。


この世代のマーキュリーはカスタムベースとしても好んで用いられ、ボディやルーフをチョップ(一旦切断し低く接ぎ直す)して、車高を落としたりするカスタマイズでポピュラーな存在となっています。映画「アメリカン・グラフィティ」やシルベスタースタローン主演の「コブラ 」でも、そうしたクールな個体が劇中車として活躍していました。そうそう、「60セカンズ」で盗むクルマのリストに入っていて、派手に炎を吐いていたのもこのクルマでしたし、ディズニー・ピクサーの「カーズ 」にはポリスクルーザーが”シェリフ”として登場していましたね。


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↑クロームが映えるブラックのボディも基本ですね。ホワイトウォールタイヤも決まってます。


ミニカーはユニバーサルホビーがイーグルコレクティブルとして発売していた少し古い製品。なかなか良い雰囲気でプロポーションも上々、カラーリングもらしいチョイスがなされています。別パーツのクロームモールやエンブレム等、ツボを心得た仕上がりで余り古さを感じさせません。ご覧頂いているようなノーマル仕様のほか、ポリスカー、ファイアーチーフ、フレアカラーのプチカスタム仕様などのバリエーションがありました。当時の購入価格は¥2,400-也。今見ても魅力的で、このモデルがこの価格で買えた当時はホントに良い時代だったな~。と、しみじみ思ってしまいます。


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↑ミニカーの価格が余りに高騰してしまうと、こんな風にカラーバリエーションを楽しんだりするのが難しくなってしまいますよね・・・。


’49~マーキュリーは実車の人気を反映してか、1/43でも比較的製品化に恵まれた車種です。当方は個人的にはこのイーグルコレクティブル版が一番好きなのですが、他に思いつくだけでもミニチャンプス、ロードチャンプス(紛らわしい/笑)、アーテル(カスタム仕様)、モーターマックスなどがあります。当方もその1部を所有していますので、次回まとめてご紹介したいと思います。


スクリーンを駆け抜けたクルマ達 ~'71 Ford Econoline from 007 Diamonds Are Forever

ヨーロッパで販売されている冊子付きミニカー、映画007シリーズに登場した劇中車を1/43でモデル化する「THE JAMES BOND CAR COLLECTION」シリーズ。100号を超えるロングランとなっていますが、残念ながらそろそろ打ち止めが近いようです。


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↑毎回映画のシーンを再現したジオラマケースに収まるボンドカーコレクション。簡単な物ですがなかなか効果的です。


今回ご紹介するのは2代目ボンド役ジョージ・レイゼンビーが”女王陛下の007” 1作で降板してしまい、急遽ショーンコネリーが復活した ”007ダイヤモンドは永遠に(原題;Diamonds Are Forever)” にほんの端役として登場、億万長者ウイラード・ホワイトお抱えの科学者メッツ教授が密輸ダイヤを研究所に運ぶのに使用した'71年型フォード・エコノラインです。映画の中ではエコノラインの荷室に隠れたボンドがホワイトの所有する研究所に潜入するのに成功しました。


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↑ユニバーサルホビーからイクソ製に替わったミニカー。ディテールもシャープで中々に良い出来です。


劇中車は'71年型のフォード・エコノラインで、同車の2世代目に当たるモデルです。元々初代エコノラインはVWタイプⅡに対抗すべく'61年にファルコンをベースに誕生し、エンジンを床下にレイアウトしたコンパクトなキャブオーバーワンボックスバン/クラブワゴンでした。'68年にモデルチェンジしたこの2代目は、エンジンをフロントに搭載しボディも拡大。オプションで5リッター V8も選べるようになりました。FRといっても完全な2ボックス型ではなく室内に大きなエンジンカバーが突き出たようなセミキャブ的なレイアウトとなっています。


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↑映画の中でも端役だし、車種的にもとっても地道な感じ(笑)。こういうクルマがモデル化されるのもこの「ボンドカーコレクション」の嬉しいところ。


ミニカーはこのシリーズを手掛けてきたユニバーサルホビー製・・・ではなく、お友だちの覆面えるさんからの情報によると途中からイクソ製に切り替わったとの事です。(・・・そう言えばえるさん家では元々イクソの金型を使ったカジノロワイヤル劇中車のクラウンビクトリアを紹介されていました。)欧州では安価に販売されているこのシリーズですが、その出来は中々の物で、映画でも端役だったこんな地味なクルマをよくぞここまで再現してくれましたと言う感じ・・・。劇中車を再現した渋めのメタリックカラーも働くクルマらしくて好ましく、アメリカ車の1/43コレクターの当方としては、ホント、このシリーズには感謝・感謝であります。


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↑お陰様でこんな2世代の並びも。過去ご紹介済みのティントイズ製4代目と・・・。


この手の冊子付きミニカー(ミニカー付き冊子?)の製造メーカーが途中で変わる事は日本の国産名車コレクションなどでもありましたが、イクソはこのシリーズで起こした金型を自社オリジナル製品としても活用する計画のようで、以前ご紹介した「ゴールドフィンガー」の'64カントリースクワイヤや、当方未入手ですが「慰めの報酬」のフォードブロンコⅡ、そしてこのエコノラインをイクソの別ブランド、プレミアムXで仕様を変えて発売する予定との情報を海外のミニカーショップのサイトで見掛けました。それぞれ2色づつボンドカーコレクションとは異なるカラーリングで発売されるようで、既に金型は存在しているので実現の可能性も高そう・・・それはそれで楽しみに待ちたい所であります。


●関連記事


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劇中車仕様'71 Mustang Mach1の記事はコチラコチラコチラ


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劇中車'68 Cadillac Hearseの記事はコチラ


期待以上の出来!スクリーンを駆け抜けたクルマ達 ~'64 FORD COUNTRY SQUIRE from GOLDFINGER

今日は当方が発売を心待ちにしていたこの1台をご紹介します。


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↑お馴染みのジオラマ風ケースはゴールドフィンガーの牧場のシーンを再現。


・・・と言う事でフォード・カントリースクワイヤであります。ヨーロッパで冊子付きで販売されているボンドカー・コレクションシリーズ(日本では広島地区でパイロット販売が始まって早々にに打ち切りになってしまった)の1台で、007シリーズ3作目にあたる“ゴールドフィンガー(原題;GOLDFINGER)”に登場しました。ボンドカーコレクションと言っても英国情報部がボンドに支給した秘密兵器満載の主役級ばかりでなく、作品に登場した些細な端役に至るまで様々なクルマが取り上げられて1/43でミニカー化されています。簡単な物ですが、映画のシーンを再現したジオラマケースに収められているのも魅力的です。


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↑残念ながらボンドやガロア嬢のフィギュアは付属しません。まあ、単に貴重なカントリースクワイヤのミニカーと捉えればそれはそれでOKかも・・・。


このカントリースクワイヤもどちらかと言うとそんな端役の1台。囚われの身となったボンドが、ガロア嬢(フルネームは恥ずかしくて書けない/笑。)やオッドジョブ、中国人の部下によってゴールドフィンガーの牧場に連行されるシーンで使用されました。カントリースクワイヤはフォードフルサイズ系のステーションワゴンで、この'64年型は同年代のGM車に較べると、ちょっと古臭くて野暮ったい感じが却って魅了的に思えてしまうのは贔屓目でしょうか(笑)。フォードフルサイズは翌年の'65モデルイヤーからタテ2灯ヘッドランプの次世代モデルにバトンタッチしてイメージを大きく変えています


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↑唯一劇中車を感じさせるのはフロントドアのウエスト部にプリントされた”オーリック牧場”の文字くらい。その他は完全にノーマルな仕様となっています。


ミニカーは、当方がこのシリーズでは或る意味秘密兵器満載のアストンマーチンやロータス・エスプリ以上に待ちわびていた1台。長く待たされましたがそれだけの甲斐があったと言うべきか、とにかく良い雰囲気です。旧き佳きフルサイズステーションワゴンらしいゆったりとしたフォルム、ウッドトリムや丸いテールランプ、ボディ同色のスチールホイール+メッキのハブキャップなどの「らしい」ディテール、リアがやや沈んだような重量感を感じさせる車両姿勢などなど・・・ボンドカーシリーズから離れて他のカラバリも通常販売して欲しくなってしまう良い出来です。米国車ステーションワゴンの1/43モデルは製品が少なく、この世代のカントリースクワイヤは高価なホワイトメタル製品が存在しますが、200ドル超えの価格で手が出せずにいました。。。なのでこれはホントに嬉しい製品化でした。


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今回は冊子とケース入りミニカーのフルセットをeBayで入手。日本語の冊子を読んでみたい気もしますが・・・。


結局ゴールドフィンガーからは、有名なボンドカーのアストンマーチンDB5やゴールドフィンガーのロールスロイスに加え、アストンにタイヤとボディを切り裂かれてしまったマスタング、マフィアのソロー氏共々圧縮機で押し潰されてしまったリンカーン、その鉄の塊と化したリンカーンを運んだランチェロ、リンカーンを尾行していてまかれてしまったCIAフィリックスライターのサンダーバードと、フォード車が大挙してモデル化され、1/43米国車コレクターの当方には大変有難い展開となりました。・・・その出来の良し悪しに物凄いバラツキがあったのもご愛嬌というか、、トホホな感じではあったのですが・・・。


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過去紹介のボンドカーコレクション、アストンDB5/マスタングConv.はコチラ

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↑過去紹介のボンドカーコレクション、リンカーン/サンダーバードはコチラ


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↑過去紹介のボンドカーコレクション、フォードランチェロはコチラ


尚、当方はロールスロイスはコーギー製を入手していたのでユニバーサルホビー製はスルーしてしまいました。。。興味のある方はブログをリンクして頂いている覆面えるさんのコチラの記事を是非合わせてお読み下さい。


勝つためのスーパーマシン ~UNIVERSAL HOBBIES '69 Dodge Charger Daytona

2011年の第1回目は何か干支の兎にちなんだ物でも・・・と思いましたが、アメリカ車ではそれらしいネタを見つけられませんでした。。。なので昨年中に終わらせられなかったダッジ・チャージャー特集を粛々とお送りしたいと思います(笑)。


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↑ミニチャンプスの'68 R/Tと・・・大胆なモディファイで大きくイメージを変えています。


2011年お初のネタはチャージャーの中でも特別な存在、プリマス・スーパーバードと共に特異なスタイルで有名なデイトナです。デイトナのお話をするためには、先ずチャージャー500について語らねばなりません。クライスラーは2代目チャージャーをNASCARに送り込むため、'69年のホモロゲーション取得用に”特別なチャージャー”を生産しました。市販車としては魅力的な彫りの深いラジエーターグリルや大きなフィン形状のリアピラーは、当時超高速化していたNASCARでは空力的には無用の物であり、500ではこうした部分が徹底的にブラッシュアップされました。ノーズはノーマルに対して若干延長され、特徴的なコンシールドヘッドランプを廃して4灯の固定式ヘッドランプと平板なグリルが装着されました。また特徴的なリアピラー周りにはFRP製のシェルフが被せられ、そこへラウンドしたリアウインドーがセットされていました。


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↑後姿だけならこのダイメンション4のミニカーがチャージャー500に近いか・・・。実車はルーフ後端形状がノーマルと異なる他、ノーズが延長されてランプが固定式になっています。すべてはエアロダイナミクス向上のために取られた処置でした。


しかし、NASCARではプリマスからフォードに移籍したリチャード・ペティが、429BOSSを搭載しチャージャー500と同様に延長したノーズにファストバックルーフでエアロダイナミクスに優れるトリノ・タラテガで連勝。ダッジはシーズン半ばにしてより進化したデイトナをデビューさせる事となります。(このデビュー時期を捉えて'69 1/2と表記される事もある。)ルーフ改造などで空力改善した500を更に大胆にモディファイ。フロントは特徴的なノーズコーンとリップスポイラー、リアには巨大なウイング(スタビライザー)が装備され、その姿は見る者に強烈な印象を与える物となりました。これは単なるこけおどしではなく勝つためにエアロダイナミクスを徹底追及した結果であり、NASCRでは時速200マイルを超える速度記録を樹立しています。


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↑特徴的なノーズコーンとリアスポイラーによる極めて印象的なルックス。このクルマで得られたノウハウは翌'70年、プリマス・スーパーバード&リチャード・ペティの黄金コンビで開花する事になります。


ミニカーはユニバーサルホビー製の比較的旧い製品で、イーグルレースブランドで販売されていた物です。ややルーフが低すぎるきらいがありますが、プロポーション・ディテール共になかなかで実車の雰囲気を良く再現していると思います。ご紹介しているノーマル仕様でもたくさんのボディカラーがあり、更にNASCARレース仕様もあって夥しいバリエーションを誇っていました。ユニバーサルホビーは初代バイパーやダッジラム等クライスラー系のクルマや'50マーキュリー、C2コルベットのGS等々、アメリカ車を1/43でミニカー化してくれた有難い存在でありました。(今日でも、例のボンドカーコレクションでマイナーなアメリカ車を多数モデル化してくれています。)


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↑当時このミニカーのタイヤ&ホイールの出来には感動したものです。最近の製品と較べても、それほど遜色ないように思うのですが・・・。


・・・さて、撮影のために引っ張り出したこのミニカー、ケースに当時の値札がついたままになっていましたが、そのお値段は2,400円!!当方は新製品当時に定価で購入したような記憶があります。この内容だと今だったら優に2倍以上の価格になってしまうでしょうね・・・。物価や製造コストも当時とは比較にならないのでしょうが、コチラが趣味に費やせるお金は逆に減っているし、新年早々「昔は良かったな~。」などとしみじみ思ってしまったのでした。。。


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↑その後ろ姿は、まるで飛び立つロケットか宇宙船のようだと思いませんか?


スクリーンを駆け抜けたクルマ達 ~ '68 Cadillac Hearse from 007 Diamonds Are Forever

さて、アメリカン・トラック特集一区切りの後を受けては、映画の劇中車であり働くクルマでもあるこのモデルをご紹介します。今回の記事はお友達の覆面えるさんのコチラの記事と”丸カブリ勝手連”であります。


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・・・と言う事で今回ご紹介するのは'68キャデラックのハース(霊柩車)です。映画”007 ダイヤモンドは永遠に(原題;Diamonds Are Forever)”に登場した劇中車なのですが、同作の劇中車と言えば地上で大暴走した月面車や片輪走行を披露した'71マスタング・マッハ1が有名で、このクルマの登場シーンは僅かでした。・・・世界各地でダイヤの密輸に絡む殺人事件が発生。大量のダイヤがアメリカに密輸されている事を掴んだ英国情報部はボンドを調査に差し向けます。アムステルダムの旧式エレベーターで密売人を大格闘の末に倒したボンドは、この密売人になりすまし組織へ潜入するため倒した男の死体と共にダイヤを棺桶に隠してアメリカへ向かいます。アメリカへ到着してから棺桶の輸送に使ったのがこのハースだったと言う訳です。ところがストーリーはここから意外な方向へ展開し・・・。


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↑海外で販売中の”ボンドカーコレクション”シリーズの製品。出来にバラツキのある同シリーズの中では、かなり出来の良い部類に入るモデルではないかと思います。


アメリカで霊柩車というとキャデラックやリンカーン等の高級車がベース車両として使われるケースが多いのですが、日本のそれとは異なり、彼の地ではホイールベースが長くステーションワゴンとリムジンをミックスしたような独特のスタイルをしています。キャデラックではこれら霊柩車やアンビュランス用として、フリートウッドリムジンをベースとした”コマーシャル・シャシー”を用意していました。エンジンフード、フロントフェンダーから前だけのボディと運転装置のみという、食べ終わった魚みたいな(笑)このコマーシャルシャシー( ※画像検索参照。 )は架装メーカーに送られてキャビンから後ろのボディが製作されたようです。


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↑キャデラックベースの堂々たるボディを1/43できっちり再現。”劇中車臭”が薄いのは1/43では稀なハースのミニカーとしては有難いかも・・・。


ミニカーは例によってヨーロッパで販売されている雑誌系アイテム、”The James Bond Car Collection”シリーズからの1台ですが、ボディが余りにも大きいため通常より大きいケースに収まっています。例によって映画のシーンを再現したジオラマベースに固定されていますが、今回のモデルにはボンドやボンドガールのフィギュアは付属しておらず、映画の劇中車である事を示すのはリアドアウインドーにプリントされた”スランバー葬儀社”のロゴくらいでしょうか。映画の雰囲気が盛り上げられていないのは劇中車としては寂しい半面、純粋にハースのミニカーとして捉えた場合は却って有難いような気も・・・(笑)。


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↑クルマが大きいとケースも特別サイズ。同じボンドカーコレクションシリーズの同じ作品の劇中車であるマスタングマッハ1台座の後端合わせで撮影。ケースの大きさの統一性を崩してしまったので、もうこのシリーズにコワイ物(大きさの制限)は無い!?


ラジエターグリルが中央部で上下に拡がった'68年型で、タテ目のキャディの最終年式にあたります。個人的にはボディのタンブルフォームがやや強過ぎるようにも思いますが、堂々たるサイズのボディプロポーションは概ね良好。クオーターピラー部のランドージョイントもメッキパーツでしっかり再現されています。後はタイヤがホワイトリボンで、車高がもう少し落ちていれば尚良かったように思いますが・・・ともあれハースのミニカーは1/43では非常に高価なホワイトメタル製等でしかお目に掛れないので、これはこれでアメリカらしいキャデラックハースの1/43モデルとして貴重な物と言えそうです。


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↑リムジン系と同じロングホイールベースの”コマーシャル・シャシー”ベースゆえ、歴代で一番ボディサイズの大きい'71マスタングが小さく見えてしまいます。


・・・尚、このボンドカーコレクションからは記念すべきシリーズ第1作"007 ドクター・ノオ(原題;Dr.No)”に登場したラ・サールのハースも製品化されています。残念ながら当方は未入手なのですが、えるさん家でしっかり紹介されていますので、是非合わせてご覧下さい。


スクリーンを駆け抜けたクルマ達~UNIVERSAL HOBBIES Checker Cab from

長年親しまれた存在だけに、映画やTVへの”出演”も多いチェッカーキャブ。今回は007に登場したクルマのご紹介です。


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↑ジオラマ風台座と共に望遠側(光学ズームx8.6)で撮ってみました。奥行きが詰まって背景との一体感が出たような気がします。


先回も記した通りニューヨークを始めアメリカの風景の一部と言われたチェッカー・キャブ。長年製造されていた事もあり映画への登場も数知れず・・・当方が個人的に印象深いのは特攻野郎Aチームでお馴染みのミスターTなどが出演したD.C.キャブ(原題;D.C.CAB)”やカート・ラッセルが主役のスネーク・ブリスキンを演じ、アーネスト・ボーグナインが運転手役だった”ニューヨーク1997(原題;Escape from New York)”、そして何と言ってもあの”タクシードライバー(原題;TAXI DRIVER)でしょうか・・・。今回ご紹介するミニカーは当ブログでは都度ご紹介しているユニバーサルホビー製のボンドカー・コレクションシリーズの1台。007死ぬのは奴らだ(原題;LIVE AND LET DIE)”に登場したクルマです。


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↑このシリーズのクセで車体が上下に厚ぼったいような気が・・・タイヤ&ホイールも何だか違和感があります。


・・・チェッカーキャブなんて出てたっけ?と思うようなチョイ役だったのですが実車のキャラクター性ゆえか目出度くモデル化されてしまいました。同シリーズではこの作品からは以前ご紹介したコルベットベースのカスタムカー、コルボラードやノバのポリスカー、'64インパラのコンバーチブル等、アメリカ車が多数ミニカー化されています。映画の方は三代目ジェームス・ボンドであるロジャー・ムーアが初めて登場し、テーマ曲をポール・マッカートニー&ウイングスが担当するなど、シリーズの中では色々と変化の多かった作品でした。クリフトン・ジェームス演じるペッパー保安官が登場し、コミカルな要素も増加したように思います。英国情報部支給のいわゆるボンドカーは登場しませんでしたが、主要な舞台にアメリカが含まれておりGMが車両を提供したようでシボレーを始めGM車が大挙登場しました。


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↑今回のジオラマ風ケースは路面表現のみの簡単な物ですが、背景写真との組み合わせでなかなか魅力的に感じられます。たったこれだけの事で映画の雰囲気が良く伝わって来ます。


ミニカーは最近のこのシリーズのクセで車体が上下に厚いような印象を受けます。またタイヤの径が大き過ぎ、かつ扁平過ぎるようでやや印象を悪くしています。実は悪役ミスター・ビッグの部下である黒人の運転手は乗車していますが、残念ながらボンドは下車した後のようです(笑)。プロトタイプは衝撃吸収バンパーが装着された'74年型以前のモデルで、オーバーライダー付きのバンパーは先回のアーテル製とも次回ご紹介予定のIXO製とも異なるディテール。そういう意味ではちょっと嬉しいミニカー化ではあります。赤味の強いこってりした黄色のボディカラーはなかなか良い雰囲気です。


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↑コチラもズームで撮影。・・・しかしランプベゼルのチップが気になるなあ。。。


007に登場したクルマ達をミニカー化したユニバーサルホビー製のボンドカーコレクション。チェッカーキャブも有難いのですが、出来る事ならこの映画からは'73のカプリスかインパラをモデル化してくれれば色々と利用価値も高かったのですけれどねえ・・・。


スクリーンを駆け抜けたクルマ達~女王陛下の007三たび・・・Universal Hobbies Mercedes Benz 220S

下線文

タクシーを特集中ではありますが、余りそればかり続けているのもなんですし、fziroさんに007ネタで勝手連して頂いたので、垂涎のお宝、黄金銃レプリカへの勝手連返しと、更に覆面えるさんのドクターノオ劇中車、当方も大好きな'57ベルエアConv.への勝手連で三たび女王陛下の007劇中車をお送りしたいと思います。


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↑女王陛下の007のカーチェイスシーンを再現。今回の主役は敵車の”ハネベン”220Sです。いつものパターンでランプ類はフォトレタッチで光らせました。実際のミニカーは点灯しません(笑)。


ユニバーサルホビー製ミニカー付き冊子のボンドカーコレクション、海外では相変わらず新作のリリースが続いていて随分マイナーな脇役キャラも増えています。このシリーズは当ブログでも過去に色々ご紹介して来ましたし、女王陛下の007に至っては先ず主役とも言える '69マーキュリークーガーConvを、その後まさかの発売で第2回目として脇役の可哀そうなオースチン・ミニをご紹介して来ました。2回目の記事の時に、「ここまで来たらいっその事イルマブントのベンツ220や、他の巻き込まれグルマ(フォード・エスコートやビートル)まで製品化しちゃって頂きたい。」なんて言っていたのですが、それがあっさり現実になってしまったのでした。・・・と言う事で3度目の”女王陛下の007(原題;ON HER MAJESTY'S SECRET SERVICE)”劇中車のご紹介です。


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↑車中にはマシンガンを手にしたイルマブント他ブロフェルドの手下4人が乗車。ルーフのキャリアに積まれたスキー板など、劇中車のディテールをしっかり再現しています。


劇中に登場するメルセデスベンツの220Sとその一族は'59年から生産されたタイプで'、50年代にアメリカで大流行したテールフィンの影響を受け、小ぶりなフィンを持つリアスタイルから日本では”ハネベン”の愛称があります。生粋のメルセデスファンには”アメリカ市場に迎合し墜落したデザイン”などと揶揄された事もあるようですが、当方はこのスタイル嫌いじゃないです。(アメリカ車が好きだから或る意味当たり前か?/笑)どちらかというと押し出しの強さやアグレッシブさが前面に出ている昨今のベンツより、この頃のタテ目から'70年代位のクルマの方が落ち着きと気品があるような気がするのは当方だけでしょうか?


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↑例によってジオラマ風ケースに収まるの図。簡単な物ですが背景との組み合わせでなかなか良い雰囲気に仕上がっています。


さて、映画の中でのこのクルマは落ち着きとも気品とも甚だ無関係に(笑)、カーチェイスシーンでボンドとトレイシーを追うブロフェルドの手下達が乗車していたものです。ミニカーの方は車中でマシンガンを手にした女傑イルマブント他ブロフェルドの手下や、ルーフに積まれたスキー板など劇中車をしっかり再現していてなかなか良い雰囲気。出来・不出来にバラツキのある同シリーズではまあまあ頑張っている方ではないかと思いますが、このシリーズの癖でキャビンの天地寸法が高めな感じもあり、非常に良い出来のクーガーと並べるとちょっとだけ見劣りしてしまうような気もします。


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↑車種によってはキャビンの天地寸法が高過ぎるのもこのシリーズの癖のように思います。


以前も記しましたが劇中大活躍の'69クーガーは英国情報部がボンドに支給した物ではなく、この作品のボンドガール、トレーシーの愛車という設定で登場します。そしてカーチェイスシーンでステアリングを握っていたのもボンドではなくトレイシーでした。007シリーズで唯一ボンドが結婚を決意したのも、そうした彼女の男勝りな一面に惹かれたのでしょうか?カーチェイスのラスト、クーガーの体当たりを食らったベンツは転覆、炎上してしまいましたが、乗っていたブロフェルドの手下達は辛くも逃げ出して助かりました。もしもこの時イルマブントが助からなかったら、映画は大きく異なる結末を迎えていたかも・・・。でも、もしそうなっていたら、この作品がシリーズ屈指の名作と呼ばれる事もなかったのかもしれませんね。。。


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↑ボンドカーコレクション、女王陛下の007からマーキュリー・クーガー、メルセデス・ベンツ220S、オースチン・ミニクーパーの揃い踏み。女王陛下~からは他に本来のボンドカーであるアストンDBSや英国情報部協力者のビートル等も発売されています。(当方は未入手。)


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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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