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酉年ファイアバード特集; 第4世代 YatMing '99 Pontiac Firebird Trans Am Conv.

酉年ファイアバード特集、ようやく最終世代へと突入です。

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'93モデルイヤー、ファイアバードは第4世代へとバトンタッチしました。直線的でシャープなデザインだった3世代目に対し、4代目は曲線を多用したエアロダイナミックボディとなりました。先代譲りのリトラクタブルヘッドライトを採用し、'93~'97が2灯、'98~'02が4灯ヘッドランプを装備、ガラスハッチを持つクーペと、先代の後半で復活したコンバーチブルの2種のボディバリエーションがありました。グレードはV6搭載のベースモデル、V8搭載のフォーミュラ、トランザム3グレードが基本となっていました。

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↑先代の直線的でシャープなデザインから、曲線的なエアロダイナミックボディへと生まれ変わった第4世代。先代の晩年に復活したコンバーチブルも引き継がれました。

ファイアバードはこの世代で'94年型の25周年、99年型の30周年という大きな節目を迎え、それぞれ限定仕様車も発売されました。・・・しかしこの時期のアメリカ市場ではピックアップトラックと、それをベースとしたSUVが大ブームとなっており、スペシャリティーカー/スポーツカーは保険価格の高騰もあって販売が低迷。長い歴史を誇るファイアバードは兄弟車のカマロ共々生産を終了してしまいました。その後'05年型マスタングが初代モデルを強く意識したデザインで好評を博すと、'09年にカマロは復活しましたがファイアバードは復活せず・・・。翌'10年にはポンティアックというブランドそのものが廃止されてしまったのでした。

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↑初期は割りとスムースな曲線ボディでしたが、後期方はかなりマッチョなデザイン。特にV8のフォーミュラ/トランザムはエンジンフードのインテークが2段重ねになっていました。

モデルはヤトミン製、'99年型ファイアバード・トランザムのコンバーチブル仕様です。安価なモデルでタイヤ&ホイールの表現などには限界も感じられますが、ブラウンメタリックのボディや6角形のテールレンズパターンの再現などは頑張っていますし、こうした廉価なコンバーチブルのミニカーでは鬼門であるフロント・ウンドシールドもソツなくまとまっているように思います。ウインドウにレリーフ状に刻印された古風なルームミラーの表現には、思わず頬が緩んでしまいますが・・・(笑)。

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ヤトミンは後期型の'99コンバーチブルを製品化。1/43では何故か後期方ばかりがモデル化され、当方の知り得る限りでは前期タイプは存在しないのではないかと思います。

この世代のファイアバードは1/43でのモデル化にはあまり恵まれておらず、日本で比較的入手しやすいものとしては、今回ご紹介したヤトミン製がほぼ唯一の存在ではないかと思います。出来ればコンバーチブルだけでなくクーペも揃えたい所ですが、それは別ブランドのややトイ的な製品を海外調達して補完する事が出来ました。更にもう一台、正体不明のコンバーチブルも居るのですが、次回以降、続けてご紹介したいと思います。

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酉年ファイアバード特集; 第2世代最終形 ~ YatMing '79 Pontiac Firebird Trans Am

さて、2代目ファイアバードのモデル紹介も終盤です。

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年頭からお送りしている酉年(とりどし)ファアバード特集。ようやく第二世代の終盤に差し掛かりました。気が付けば早6月、うかうかしているとこの先何月まで掛かるやら・・・。本当は「酉年サンダーバード特集」もやりたいのですが、こんなペースでは年内に終われるかどうか。。。気を引き締めていってみたいと思います。・・・それにつけても2代目ファイアバード、歴代を並べると言う意味ではスラントノーズ+丸目ヘッドライトの中期モデルの1/43が欲しい所。出来れば高価なレジン完成品ではなく、安価なモデルでどこか製品化してくれると良いのですが・・・。

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↑角型ヘッドランプを1灯づつノーズに埋め込んだようなデザインになった'79~'81ファイアバード、左右がつながったテールランプ共々、大胆で中々カッコ良いと思ったものです。

'77年型で流行の角型4灯を取りれたファイアバード、先回ご紹介したこの年式は日本でもイーグルマスクと呼ばれて人気がありました。'79年型ではこの世代最後となる比較的大きなフェイスリフトが行われ、'77~'78でポンティアック伝統の左右2分割グリルに収められていたヘッドランプは、1灯づつ独立してグリルレスのマスクに埋め込まれたようなカタチになりました。また、テールランプも左右がつながって見えるようなデザイン処理になりました。これはこれで当時は斬新でカッコ良いと思ったものですが、後年の人気はイーグルマスクの'77~'78の方が高いようです。やはり、左右分割グリルにポンティアックらしさが感じられるからでしょうか・・・。

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↑ブラックのボディとゴールドのアクセント、Tバールーフと来れば、どうしてもトランザム7000シリーズを連想してしまいます。この779年型は2作目でバンディットの愛車として登場しました。

モデルはヤトミンの1/43ダイキャストモデルで、今年の初めにご紹介したシルバーの10thアニバーサリー仕様の色違いとなります。こちらはトランザムと言えばイメージするブラック+ゴールドグラフィックの仕様で、ディティールは異なりますがバートレイノルズ主演の人気シリーズ2作目”トランザム7000VS激突パトカー軍団(原題:Smokey and the Bandit II)”劇中車を連想させる定番カラーですね。年頭の記事でも記したのですがイーグルマスクと呼ばれる'77~'78が1/43でも割とモデル化されているのに対し、ラストモデルの'79~'81はこのモデルくらいしか思い浮かびません。グリーンライトのKILL BILL劇中車仕様も基本的にはこの金型ではないかと思います。(未入手・未確認)

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↑とにかく1/43モデルとして貴重なヤトミンの'79年型トランザム。安価なモデルで仕上がりはそれなりですが、ブラック&ゴールドの定番カラーが嬉しい1台。

ヤトミンのこのモデル、現在ではブランド名(会社名?)をラッキーダイキャストに変更して存続、ボディカラーはホワイト、ゴールド、マットブラックとなっているようです。ヤトミンが吸収されたのか、ブランドが売却されたのか詳細は分かりませんが、ロードシグネチャーなどシリーズ名は継承されているようです。最近、(日本ではあまり見掛けないような気がしますが・・・。)このトランザムのみならず、他で製品化されていない車種が1/43で色々と揃っていて、価格も安価なので有難い存在です。最近、純粋な新製品が少ないのが残念な所です。

酉年ファイアバード特集; フェイスリフト&トランザム誕生!! ~Yatming '69 Pontiac Firebird Trans-Am

酉年ファイアバード特集、今回は1stジェネレーションの後期タイプをご紹介します。

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'69モデルイヤーに入ると、ファイアバードはカマロと共に比較的大きなフェイスリフトを行いました。初期モデルでクロームのバンパーがラジエターグリルをぐるりと取り巻いていたフロントマスクは、樹脂製の一体型風の物になりました。外観的には'70年型のポンティアックGTOに似ていますが、ファイアバードのバンパーはGTOのような衝撃吸収機能(低速度での衝撃に対する復元力)は有していなかった模様です。インテリアではインパネのメータークラスター部がセンタークラスターと一体化した豪華な形状に変更されています。その他前後のフェンダーにはホイールーアーチから後方に流れるプレスラインが加えられる等、パネル部分にも手の入った大掛かりな内容でした。

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↑'69年のフェイスリフトは、フロント廻りのイメージチェンジに始まり、フェンダーなど外板パネルやインパネの変更など規模の大きな物でした。フロントマスクは'70年型のGTOと近いイメージでまとめられているように思います。

そしてこの年のトピックは、なんといっても”トランザム”の誕生でしょう。それはまだスポーツグレードではなくパッケージオプションではありましたが、専用のエンジンフード、フロントフェンダーのエアアウトレット(ダミー?)、ウイングタイプのリアスポイラー、そして多くの場合ボディ上面に流れる2本のストライプが奢られ、ベーシックモデルとは異なるスポーティで攻撃的なアピアランスを有していました。以降、日本ではムスタング=マッハ1、ミニ=クーパーと同じくらいファイアバード=トランザムといったイメージが定着していったように思います。このネーミングは当時白熱していたポニーカーによるレース、Trans-Am(トランス・アメリカン)シリーズから来ていますが、ポンティアックがこのネーミングを無許可で使用したため、一時は訴訟沙汰にまでなったのだとか・・・。

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↑ヤトミンのモデルは1/43スケールではかなり安価な価格設定ですが、限られたコストの中では頑張っているように思います。メッキをもう少し落ち着いた質感にして、タイヤ&ホイールなどをグレードアップすればぐっと仕上がりが良くなりそうな感じがします。

ミニカーはヤトミンの安価なモデルで、全体的な仕上がりは価格なりといった感は拭えないものの、プロポーションは割と良い感じに実車のイメージを捉えているように思います。ホワイトのボディに2本の青いストライプという定番のボディカラーもストライプを印刷でシャープに再現、サッシュやテールランプなど細部も頑張って色差しされています。インテリアはストライプとのコーディネートでブルー系で成型されています。一体成型ながら床板のサスペンションや駆動系もそれらしく再現されているのが床板フェチには嬉しい所(笑)。・・・改めて眺めてみると、価格の割には結構頑張っているんじゃないかなとちょっと見直しました。カラーバリエーションは他にブラックのストライプなし、ラッキー・ダイキャスト名義で販売された最近の物はマットブラックの単色となっています。

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↑アーテル製'68モデルとの比較。フロントマスクやフェンダーのプレス形状の違いがお分かり頂けると思います。

同じ'69ファイアバードのトランザム仕様はロードチャンプスも製品化していて、当ブログでも過去にご紹介済みです。こちらはHTとコンバーチブルが造り分けられるようルーフがプラ製の別パーツとなっている(その割にはコンバーチブル仕様の製品は見た事がない気がしますが・・・)ため、ボディそのもののプロポーションはヤトミン製に分があるように思います。当方はこの個体は中古で入手したのですが、エンジンフードやフェンダーのインテーク部は前オーナーの手で色差しが施されているようです。ワイパーやルームミラーがフロントガラスに一体成型されているのが昔のミニカーぽい風情な点を改め、シャープなホイールとホワイトレターやレッドラインの印刷されたタイヤを装着すればぐっと雰囲気が良くなりそうなポテンシャルは感じます。安価なモデルなので中古品を見つけて加工してみるのも面白いかも知れません。

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酉年はじめは・・・迷ってこっち! NEO '73 & Yat Ming '79 Pontiac Firebird Trans-Am,

お正月も三が日を過ぎたので、ゆるゆると2017年の1/43cu.in.をスタートしたいと思います。

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↑ポンティアックの火の鳥と、最近我が家でプチブームになっているポインコ兄弟で酉年気分を盛り上げてみました(笑)。

遅まきながら新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。


午年(うまどし)の2014年から、新年最初の記事は干支にちなんだ車をご紹介している当ブログ。酉年(とりどし)の今年、鳥絡みのアメリカ車といえば真っ先に思い浮かぶのがポンティアックのファイアバード、そしてフォード好きの当方としてはサンダーバードも捨てがたい・・・ちょっと捻るならプリマスのスーパーバードと言う手もあるし・・・更に捻ればポンティアック・サンバードとか、クライスラーのイーグルとか(・・・ミニカーがない。。。)、鳥に因むアメリカ車は色々とあります。どれにするか迷いましたが、う~ん、ここはやっぱり一番分かりやすいクルマで行こうと思います。

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↑NEOにしては珍しい、メジャー車種のメジャーグレードでの製品化(笑)。レジン完成品の美しいモデルです。

・・・と言う事でファイアバード、それもエンジンフードに大きく翼を広げたグラフィックが描かれたモデル2台をチョイス。1台目はNEOの'73年型、長寿を誇った2世代目ファイアバードの初期のボディであります。大雑把に言うと'70年のデビューから'73年までがこのボディ。'74年からはノーズがスラントして・・・(以下略)。ネオにしては珍しく、ド直球・ド定番なチョイスでのモデル化でした(笑)。プロポーション・ディテール共に上々で迫力満点の2代目初期のイメージを捉えています。この年代のファイアバードは1/43でのモデル化が意外と少ないので貴重な存在です。当方が入手したホワイトの他、オレンジ色のバリエーションもあってこちらも中々カッコ良いです。

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↑ヤトミンの'79年型は安価な事もあってディテール&フィニッシュに多くは望めませんが、プロポーションはまずまず。この年式を1/43で製品化してくれたことに感謝です。今回ご紹介のシルバーは10周年記念限定車仕様。

2台目はヤトミンの'79年型トランザム、こちらは一転して2世代目ファイアバードでは最終型にあたるスタイルです。'79~'81年型がこのボディで、翌'82型で3世代目にバトンタッチしました。この辺りの年代も1/43では余りモデル化されていないので貴重な存在。前述のネオからするとかなりお手頃な価格設定のため、ディテール&フィニッシュはまあそれなりですが、プロポーションは良い感じではないかなと思います。今回ご紹介したシルバーはファイアバードの10周年記念限定車仕様です。他にブラックやマットブラックのバリエーションがあり、将来的にはゴールドやホワイトが追加になるかも?グリーンライトから映画”キル・ビル2(原題:Kill Bill Vol.2)”仕様が発売されており、当方未入手のため未確認ですが”60セカンズ”のエレノアの経験からするとYat-MingのOEMの可能性があります。

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↑有名なエンジンフードの火の鳥グラフィックも時代と共に変化している事が分かります。

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↑ポインコ弟とポインコ兄のノベルティストラップ。当家はdocomoユーザーではないのでネットオクで入手。。。



・・・鳥絡みのアメリカ車の中でも、ポンティアック・ファイアバードとフォード・サンダーバードは1/43でも比較的各年式が揃いやすい車種なので、今年の内に特集を組んでご紹介したいなと思っています。・・・と、なんとなく干支がらみ年初めを恒例化してしまったものの、該当する車種がない干支の年をどうするかはまだ全然考えていないのでした・・・。

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羊2015_S ←未年初めはコチラ

午2014_S ←午年初めはコチラ

クライスラー強化計画!? ~まだ続くレイバンマスク、Yatming '71 Plymouth GTX

最近は他の記事の合間になりつつある!?「クライスラー強化計画」、少しづつ当ブログ内における対GM、FORDとの記事アップ数不均衡を是正して行きたいと思います。

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過去記事でも記しましたが、いわゆるレイバンマスクと呼ばれるプリマスインターミディエート、サテライト、ロードランナー、GTXはインターミディエート・マッスルの中でもかなり好きな1台。優雅な曲線とシャープなエッジが融合した伸びやかなフォルム、愛称の元となった個性的なフロントマスク、テールランプをビルトインしたリアバンパーなど、その独自性が際立っています。このボディスタイルは'71~'72の2年間のみで、翌'73モデルイヤーにはよりラグジュアリー寄りで古典的なマスクへと改められました。

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↑当方が入手した当時は2台買って3,000円でお釣りが来たヤトミンのプリマスGTX。仕上がりはそれなりですがコストパフォーマンスはかなり高かったと言えます。

モデルは最近ラッキーダイキャストとなった旧ヤトミン製品。ロードシグネチャーという同ブランドではベーシックなラインの1台で、1/43モデルにして(当方が購入した当時は)1,000円でお釣りがきたりもした安価な製品です。仕上がりは車種や製品化の時期によるという感じでしょうか。過去にご紹介していますが、比較的新しい製品の'71リビエラなどはプロポーションやフィニッシュも侮れないものがあります。ラインナップは古くからあるものが多いですが、2代目コルベアや'79トランザムなど、他社と被らないアメリカ車も多く、とにかく安価なのでカラバリを含め当方の手元にもそれなりの台数が集まっています。

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↑らしいボディカラーや各部のディテールは結構頑張って再現しています。ノーマルのスチールホイールが高ポイント。

プリマスGTX は同ブランドの1/43ラインでは比較的古いものと思われ、仕上がりもそれなりといった感じでしょうか。クレーガー風のホイールを履いたジョニーライトニング、前後でサイズの違うタイヤを履いたホッドロッド風のマテル製に対し、ノーマルのスチールホイールを再現している点が高ポイント。前後スポイラーやエンジンフードの塗り分け、GTXのロゴなどらしいディテールも一通り押さえています。当方の所有は画像でお見せしているグリーンとグレーメタリックの2色。最近ではマットブラックのシリーズもあるようですが、個人的にはあまり食指をそそられないかな・・・。ブランド名が変わった経緯は良く分かりませんが、アメリカ車もそろそろ新規金型の新製品を期待したいです。

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↑最近すっかり高額になってしまった1/43スケールモデル。こんな風にカラーバリエーションを楽しむなんて事は、そう簡単には出来なくなってしまいました。。。
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祝50周年 '69~'70 MUSTANG特集 ~Road Champs '69 Boss302 + 祝発売!! Greenlight

・・・先週は色々と忙しく更新をサボってしまいました。。。


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と言う事で祝50周年 '69~'70 MUSTANG特集、今回も'69ボス302のモデルをご紹介します。実車は先回も記した通り、当時隆盛を極めたTrans-Amレースの為に設定されたグレード。レギュレーション上限に近い302cu.in.(5L)エンジンは、公称290hp、実際には350hp程度のポテンシャルを有していたと言われています。市販バージョンを含めた外観全般のブラッシュアップは先回も記した通り、当時のGM副社長シーモン・E・クヌッセンと共にヘッドハンティングされた日系デザイナー、ラリー・シノダの手になる物でした。”ボス”と言うネーミングは、シノダがクヌッセンを「ボス」と呼んでいた事によるものなのだとか・・・。こうしてトランザムレースに投入されたボス302ですが、残念ながら'69シーズンは強敵シボレーカマロZ28にタイトルチャンピオンの座を奪われ、市販車の販売台数の面でもカマロの後塵を拝する結果となりました。レースでボス302が雪辱を果たすのは、翌'70年の事となります。


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↑'69ボス302の特徴が良く再現されたロードチャンプス製モデル。ブラックアウトされたヘッドランプベゼルやリアウインドウのルーバーなどは、先回ご紹介したハイウェイ61製品よりも雰囲気が出ているかもです。(贔屓目?)赤の個体は交換できるカスタムタイヤ&ホイールとセットでブリスターパックに入れられて販売されたバリエーション。


モデルは1/43で色々と美味しい車種を製品化してくれていたロードチャンプス製。・・・で、これがどうして悪くないのです。流石に細部の仕上がりなどは価格なりな感があるのですが、基本的なプロポーションなどはなかなか良い雰囲気です。'69ボス302の特徴的なカラーリングや前後スポイラーの再現、リアフェンダーのダミースクープやクオーターピラーのバッジがオミットされた様など、ボス302に的を絞った構成となっています。リアウインドウに装着されたルーバーやヘッドランプベゼルがブラックアウトされている点は、先回ご紹介したハイウェイ61製品よりもボス302らしさが盛り上がっているかもです。・・・と、ロードチャンプス贔屓の当方は高評価してしまうのですが、いっぽうで手抜きと言うか、いい加減な製品も多数リリースしているのがロードチャンプス(笑)。次回はそんなうっかりモデルをご紹介したいと思っています。


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↑黄色いボディの方はクラッシック・アドという、プラケースごとブリスターパックされ、アドバタイズ用の写真やイラストのカードが添えられたシリーズの1台でした。


●グリーンライト製60セカンズエレノア発売!


さて、前回軽くお知らせしましたが、グリーンライトの1/43ハリウッドシリーズ第1弾、60セカンズのエレノアが日本でも発売されたのでご紹介したいと思います。モデルそのものは過去にご紹介済のヤトミン製品と同一金型による物のようです。新規金型によるブランニュー製品ではないと言う点ではちょっぴり残念な気もしますが、元々ヤトミン製も悪いモデルではないので安心して見られると言うか・・・。グリーンライトの1/43モデルは従来からOEMモデルが多かったのですが、価格を抑えると言う意味では有効な手法と言えるかも知れません。またプラ製のケースや台座も寸法や形状はヤトミン製に近いようです。大きく異なるのは紙スリーブのグラフィックで、ヤトミン版はあくまで同ブランドのシグネチャーシリーズの1台であるのに対し、グリーンライト版は版権を取得し、映画の作品画像やロゴで雰囲気を大いに盛り上げています。個人的には劇中車ミニカーの場合、パッケージの盛り上げって物凄く重要な要素の1つだと思います。(大袈裟に言えばそれだけにお金を払う価値があるくらい・・・)


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↑画像が小さく分かりにくいですがヤトミンオリジナル版とグリーンライト版比較。グリーンライト版ではホイールやミラーはメッキから塗装に変わっています。ホイールはメッキした上でスポーク部を塗装しています。またリアランプ周辺パネルはブラックアウトされています。


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↑'67シェルビーGT500Eとして映画60セカンズとは切り離して発売されたヤトミン版と版権取得し劇中車である事を前面に押し出したグリーンライトのパッケージ比較。この紙スリーブだけでも買い足す価値があると思います。


基本的に同一のヤトミン、グリーンライト製品ですが、細部の仕上がりが微妙に異なるのがミニカーの面白い所。ボディの塗装はグリーンライトの方がメタリックの粒子感が強く、クリアがタップリ掛かっている印象でツヤがあります。ボディの色味も微妙に異なり、グリーンライト版は実車のイメージ、対するヤトミン版は画面全般にアンバー系のフィルターを掛けた60セカンズ作品中の映像イメージと言う感じでしょうか。ヤトミン版でピカピカのプラメッキだったドアミラーやホイールは塗装仕上げで落ち着いた印象です。その他、当方が気付いたグリンライト版の差異は、ヘッドランプの隣りにあるプロジェクターランプ(?)がブルーに着色されている事、インパネにシルバーの塗装が施されている等々ですが、全般的にはグリーンライト版の方が実車のイメージに近く(ボディの塗装は好みが分かれる所ですが・・・)、仕上がりも向上しているように感じられます。60セカンズについては別途記したいと思うので、今回はモデルのインプレッションのみに留めたいと思います。


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↑全般的にヤトミン版より仕上がりが向上している感のあるグリーンライト版。個人的にはボディカラーやメタリックの粒子感はヤトミン版の方がイメージに近い気がします。タイヤをもっと扁平な物にして車高を下げ、同時にトレッドを拡大するとより魅力的になる思うのですが・・・。


祝50周年 '69~'70 MUSTANG特集 ~High Way61 '69 Boss 302

'69~'70マスタング特集、先ずは比較的新しい製品でスタートしたいと思います。


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前回も記した通り、'64年4月にデビューしたマスタングは'67年と'69年にボディ外板のほとんどを変更するモデルチェンジを実施しました。'69年型ではノーズがより鋭くなり、特徴的なヘッドランプベゼルもより彫りが深くなって迫力が増しています。ボディ全体もより筋肉質になり、ファストバックではテールが跳ね上がったいわゆるダックテール処理となっているのが特徴的です。また、フルチョイスシステムによるオプション装着を基調とした販売戦略を変更し、スポーティー仕様のマッハ1、豪華仕様のグランデなど、明確なグレード設定がなされたのもこの'69年型からでした。


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↑'67年型に続き、’69年型でもボディパネルをほぼ一新したマスタング。続々と市場に参入してくるライバルたちへのフォードの回答でもありました。


今回ご紹介するのはBoss302仕様。やはり'69年型から登場した”ボス”は、当時隆盛を極めていたSCCAトランザムレースにエントリーすべく準備されたボス302と、NASCARシリーズのエンジン販売台数規定をクリアするために429cu.inを搭載したボス429の2種類が計画され、'69年型と'70年型に設定されました。(完全な新ボディとなった'71には、1年間のみボス351が設定された。)マスタング自体がエントリーするトランザムレース用の302では、ボディの空力改善にも配慮が成され、他のグレードにあるリアフェンダーのダミーダクトや、クオーターパネルの丸いエンブレムが省かれ、前後には大型のスポイラーが装着される事となりました。


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↑熾烈さを増すトランザムレースに勝利すべく、フォードが用意したのがBoss302。各部の空力的なリファインや特徴的なグラフィックデザインは、GMから移籍した日系デザイナー、ラリー・シノダのダイレクションによるものと言われています。


モデルはハイウェイ61から発売された1/43スケールレジン完成品シリーズの1台。最近流行りのレジン完成品で、窓廻りにはエッチングパーツなども使用されていますが、実車がスポーツグレードと言う事もあって仕上がりは比較的あっさりした感じです。ブラックアウトされたエンジンフードや特徴的なサイドのストライプ、前後スポイラーなどBOSS302のディテールが抜かりなく再現されています。(エンジンフードのブラックはツヤ有りになってますが・・・。)


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↑ボディの塗装などボス302の特徴をしっかり再現したモデルです。が、最近のレジン完成品のウインドウの不安定さはなんとかならないんでしょうか?


ボディのプロポーションはより長く、幅広くなった'69マスタングの特徴をスマートに捉えていますが、一方で'69、'70のもう一つの特徴であるマッチョ、或いはワルな感じはちょっぴり不足しているような感じもします。この辺りは実車のイメージをどういう方向に誇張するかによって変わってくる部分でもあり、受け取り手の好みによっても評価が変わってくると言えるかと思います。個人的な好みとしては、'69~'70マスタングは、多少荒削りでももう少しマッチョでワルな雰囲気の方が好みかな~と思います。


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↑全体的なプロポーションは長く幅広いスマートなイメージを強調した仕上がりになっているように思います。個人的には'69~'70マスタングはもう少しマッチョな仕上がりが好みかと・・・。


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※PS. グリーンライトの1/43ハリウッドシリーズ第1弾、「60セカンズ」のエレノアこと'67シェルビーGT500(グリーンライトの商品名は'67カスタム・ムービースター・マスタング)が日本にも入荷しました。細部の仕上げは異なりますが、基本的にヤトミン製モデルのOEMのようです。画像等の詳細は次回アップしたいと思います。


特集 Late '40s & '50s; 史上稀に見る・・・ '58 Edsel Bermuda Wagn & Citation Conv.

Late '40s & '50s;特集、今回も巻きで2台まとめてご紹介!!


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エドセルという名前はフォード社にとっては由緒正しきものです。その由来はもちろん、ヘンリーフォードⅠ世の息子であり、若くして病に倒れなければフォード社を背負って立つべき存在であったエドセル・フォードその人の名前から来ています。(フェラーリで言えばディーノといった感じでしょうか。)当ブログでは便宜上カテゴリーをフォードに分類していますが、それは単なるフォードの1車型ではなく、リンカーンを頂点とするフォード社において、ベーシックブランドのフォードと中級ブランドマーキュリーの更に中間に位置する第4のブランドとなる筈のものでした。


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↑バミューダはフォードをベースとしており、下のサイテーションよりホイールベースが短くなっています。セダン、HT系のショートホイル―ベースは「ペーサー」「レンジャー」という名前でした。


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↑サイテーション/コルセアはホイールベースの長いマーキュリーフルサイズをベースとしており、やはりセダン/HTなど多彩なボディバリエーションを持っていました。


ところが皮肉な事に、エドセルシリーズはアメリカの自動車史上でも稀に見る失敗作として歴史にその名を留める事となってしまいました・・・。その失敗がどれ程のものだったかというと、同時期のシボレーフルサイズが年間50~60万台という販売台数を示していたのに対し、エドセルシリーズの販売台数は発売開始の’58年からの3年間でおよそ11万台、最終年の60年型に至っては年産僅か2809台と殆ど売れていないに等しい状況となり、フォード期待の新ブランドは早々に消滅の憂き目に遭いました・・・。当時のアメリカで”エドセル”と言う単語が、「失敗した」とか「しまった」という意味のスラングとして使われていたというのですから、フォード社にとってこれほど不名誉な事はありません。


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話は少々脇道にそれますが、心を持ったフォルクスワーゲン・ビートル=ハービーが主人公のディズニー映画”ラブ・バッグ(原題;The Love Bag)”第1作の冒頭で、人間の主人公、ジム・ダグラスに、相棒でメカニックのテネシーが自身の芸術作品を披露するシーンがあり、その作品の中央にはエドセルのラジエターグリルが据えられていました。これはエドセルにまつわる顛末を知ってる当時のアメリカ人にとっては笑い所であり(つまりテネシーの作品が失敗作という意味)、 テネシーという人物のどこか抜けた所がある・・・或いは紙一重の天才かも知れないというキャラクターを手際良く紹介する事にもなっていたように思います(笑)。


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↑ミニチャンプスのエドセル・バミューダは数種のカラーバリエーションがありますが、このモデルはフォード社100年記念パッケージの物。某ショップのレンタルケースで定価の半分以下でゲットしました。’50sらしいカラーリングが良い雰囲気です。


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↑ヤトミンのエドセル・サイテーションもカラーバリエーションがありますが、当方はコントラストが強烈なブラック/レッドの2トーンをチョイス。個性的なデザインが引き立ちます。タイヤや細部の仕上げが向上すれば、更に印象が良くなるように思います。


商業的失敗の原因は、開発時の大規模なマーケットリサーチに時間をかけ過ぎたため、クルマがデビューした頃には消費者のニーズが変化してしまっていたとか、この時期中級車全般の販売が不調な時期だった、或いは単に個性的に過ぎたデザインが不評だったためとも言われています。もっとも50年代後半のアメリカ車デザインは美しい物・醜い物百花繚乱で、当方の個人的な感覚では、このクルマだけが際立って醜悪と言う感じはしないのですが・・・。タテ長のラジエターグリルは「馬の首」とか「女性の〇〇」とか色々と揶揄されていたようです。


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↑’50年代後半は他にも強烈な個性を放つデザインのクルマがたくさんあったので、エドセルだけが不評と言うのはなんとなくピンと来ない感じがします。


さて、そんな不遇のエドセルですが、その歴史的意義(!?)の為か’58年型はモデル化には比較的恵まれていて、1/43でもブルックリンなどのホワイトメタル製品、フランクリンミント等があり、近年ではスパークも製品化しています。当方の手持ちはサーモンピンク、グレー、ホワイトのカラーリングが素敵なミニチャンプスのバミューダワゴン、シンプルな作りですがブラック・レッドの2トーンがなかなかインパクトのあるヤトミンのサイテーション・コンバーチブルの2台。こうしてミニカーで見ると個性的でなかなか魅力のあるなクルマなのですが・・・。


特集 'Late '40s & '50s; 進化か堕落か!? Yat Ming '58 Studebaker Golden Hawk

Late '40s & '50s特集、今回もビッグ3以外のメーカーのクルマをご紹介します。


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↑スチュードベーカーの2ドアHTクーペであるゴールデンホーク。盛り上がったエンジンフードと大きなラジエターグリルは賛否の分かれる部分でしょうか。


ゴールデンホークはスチュードベーカーが'56~’58年に販売していた2ドアハードトップクーペです。ルーツを辿るとレイモンド・ローウィのスタジオでデザインされた’53~チャンピオン/コマンダーシリーズのクーペに端を発していますが、パワーアップのためのエンジン大型化に伴い、大きく盛り上がったエンジンフードとクロームのラジエターグリルが追加されています。


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↑ミニカーはヤトミンの安価な製品ですが、全体的な仕上がりはなかなかの物ではないかと思います。ミニカーに対してこういう言い方は余りしたくないのですが、コストパフォーマンスの高いモデルだと思います。


リア周りもより大きなテールフィンとツートーンペイントに対応したクロームモールディングが追加され、全体的に豪華できらびやかなデザインとなっています。この変化がシンプル&モダーンで美しいフォルムのチャンピオンコマンダークーペに対して進化したと見るか、堕落したと見るかは判断の難しい所かも知れません。”ゴールデンホーク”としては’58年までの存続でしたが、少しずつデザイン変更を繰り返しながら、シルバーホーク・ホークGTホークシリーズとして’64年まで生産が継続されました。


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↑物凄く好きと言う訳ではないけれど何故か気になるクルマ、歴史的に意義深くコレクションに加えたいクルマってありますよね。そういう時、安価で出来の良い製品があるととても助かります。どんどんハイディテール化し、多品種・少量生産へと進化、同時に高額化に拍車のかかる昨今のミニカーですが、こうした製品の意義も見直されて良いのではないかと思います。


ミニカーはヤトミンのロード・シグネチャーシリーズの1台。在庫が見つかれば国内でも1,000~1,500円位で入手可能な製品ですが、このシリーズの中では比較的新しいためか、初期の製品と比べると各部の仕上がりが向上しています。ボディのプロポーションも良いですし、プラ製はめ込み式のメッキモール類やバンパーもぶっきらぼうな感じはありません。シンプルなパーツ構成ですが、シート形状などインテリアの再現もそれなりにしっかりしています。


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↑少し前にご紹介した同じヤトミン製のフォードF1との比較。ホワイトウォールタイヤの表現に進歩が見られます。


そして大幅に印象が良くなったのがタイヤ。ホワイトウォール部を別パーツにしているのはそれ以前の製品と同様ですが、太さや断面形状が適切でなかなか良い感じです。ゴールドとホワイトのツートーンカラーも実車に設定のあった色で良い雰囲気。実車のイメージに合ったボディカラーと足元をキリリと引き締めるタイヤ&ホイール、この2点がミニカーの印象の良し悪しに与える影響は大きいものがある・・・と当方は思います。安価なミニカーでも頑張ればこの位にはなるのですよね・・・。車種選定も含め、’71リビエラと共にヤトミンの1/43では個人的にヒットな1台となりました。


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↑後継ともいうべきアヴァンティとのツーショット。スチュードベーカーは有名な工業デザイナー、レイモンド・ローウィとの結びつきが深いメーカーでした。


特集 'Late '40s & '50s; 大ベストセラーの原点 ~Yat Ming '48 Ford F-1

今回は働くLate'40sをご紹介しましょう。


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↑ヤトミンのフォードF-1ピックアップ。安価なモデルですが雰囲気の良い仕上がりです。


現在米フォードで最も売れているクルマ。それはフュージョンでもトーラスでもなく、実はフルサイズピックアップのFシリーズだったりします。(米国内とカナダ販売分)何しろ年間の生産台数が50~70万台以上というのですからスケールが違います。単に米フォードにとってのベストセラーと言うだけでなく、35年以上に亘り米国内における車種別No.1の座を堅持し続けているのです。そのフォードFシリーズの原点が今回ご紹介する’48のフォードF-1。フォードにとって初の第2次大戦後型ピックアップ・トラックとなるシリーズです。


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↑ちょっとくすんだ感じのボディーカラーには渋い味わいがあります。


フォードF1はホイールベース、リアベッドが最も短く積載量0.5tのタイプ。積載量の違い等により、その上にF2~F8までが存在したようです。(F5以上COE=キャブオーバーエンジンやトラクターヘッドなどの純然たる商用トラックタイプ。)’48モデルイヤーにデビューし、’52年型までの5年間製造されました。ファーストイヤーの’48年型は、横基調のグリルとヘッドランプが一体となった独特のフロント周りがなかなか個性的。ゴツいようなユーモラスなようなスタイルは’40年代末~'50年代初頭という時代の空気の成せる業でしょうか。当方はその顔付きからは何となくガイコツをイメージしてしまいます。


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↑片田舎のガスステーション。褐色の土埃にまみれた旧いクルマ。この年代も悪くないですね。


ミニカーはヤトミンの製品で、'53 F100'50 GMC等と共に現在でもロードシグネチャーシリーズとして入手可能です。当方の手持ちはかなり古いロットのモデルで、近年の物とは異なるボディカラーです。彩度の低いくすんだ感じのブルーとグリーンが、いかにもこの時代の”働くクルマ”然とした雰囲気で大いに気に入っています。片田舎のガスステーション、コカコーラ販売機の隣りあたりに土ぼこりまみれで佇んでいそうなイメージ。眺めていると頭の中にゆるいテンポのカントリーミュージックが流れて来そうな気がします(笑)。


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↑今回の2台は久々に引っ張り出したら塗装が荒れていたので、コンパウンドでちょっと磨いてコーティングポリマーを塗布しておきました。


精密な出来ではありませんが、その作風がクルマのキャラクターとイイ感じでバランスしているので、これはこれで良いかな・・・と。ホワイトウォールタイヤの再現がイマイチなので、この辺りを改善するだけで更に良い感じになりそうです。この車種はミニチャンプスでも製品化されていますが当方はこれで十分。何しろ購入当時の価格は¥750-也。2台買ってもミニチャンプスの半分以下です(笑)。最近どんどん精密になり、同時にどんどん高価になってゆく1/43ミニカーを見るにつけ、それがコレクターにとって本当に幸せな事なのかな~とちょっと複雑な気持ちになります。・・・最近そういう気分にとらわれる事がつとに多い当方であります。


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↑ニューレイの'08 F250とツーショット。シリーズの歴史は今も刻み続けられています。


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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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