1/43cu.in.

1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

酉年ファイアバード特集; ファーストイヤー ~'67 Pontiac Firebird

・・・それではデビューイヤーの'67年型から酉年(とりどし)ファイアバード特集スタートです。

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ベーシックな実用車であるファルコンから多くのコンポーネンツを流用してコストを下げながら、スタイリッシュな完全オリジナルのクーペボディを纏ったフォード・マスタング。豊富なオプションを用意したフルチョイスシステムなど綿密な販売戦略もあり、デビューと同時に爆発的なヒット作となって年間55万台という驚異的な販売台数を記録しました。フォードのこの成功を見たGMは急遽対抗車種を開発、シボレー・カマロ/ポンティアック・ファイアバードとして'67モデルイヤーのデビューに漕ぎ付けました。ポンティアック版のファイアバードはカマロからやや遅れてデビュー、両車共にノッチバックのクーペとコンバーチブルの2種類のボディタイプが用意されました。

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↑眼光鋭い初代ファイアバード、クロームのバンパーがぐるりとラジエターグリルを取り囲んでいるのが特徴的です。

シンプル・モダーン・クリーンな兄弟車のカマロに比べると、ポンティアック版たるファイアバードはより個性的でマッチョなスタイリングでまとめられているように思います。この傾向はその後の世代のモデルたちにも感じられます。特徴的な2分割のマスクはこの時期のポンティアックのアイデンティティでもありました。搭載エンジンはベーシックな230cu.in.直6から326と400cu.in.のV8までが用意されていました。先行するマスタングがファストバッククーペとノッチバックのHT(ハードトップ)、コンバーチブルの3タイプのボディを有していたのに対し、カマロ/ファイアバード連合は初代が前述の2種、2世代目ではファストバックのクーペボディのみと、少ないバリエーションで勝負していたのが興味深い所です。

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↑ボディのバリエーションは2ドアノッチバッククーペとコンバーチブル。初代はファストバックルーフではありませんでした。

さて、今回ご紹介するのはかつて日本の本屋さんでも販売されていたデルプラドのミニカー付き冊子シリーズの1台です。過去にオールズモビル・トロナードのモデルをご紹介した時にも記したのですが、同シリーズのミニカーはデルプラドオリジナルの物と、ユニバーサルホビーやアンソンといったブランドからOEM供給を受けた物が混在していました。このファイアバードはどういう経緯分かりませんがErtlから供給された物。オリジナルはアーテルのコレクティブルシリーズとして販売され、単品販売の他、同じ'67年式のカマロ・コンバーチブル、シェルビーGT350と3台セットになった物がありました。当方は3台セットを入手しており、過去記事でご紹介しています。

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↑デルプラドでは珍しいErtl(アーテル)からOEM供給された1stファイアバード。アーテルオリジナル版から手抜かれた感じはなく、お買い得感の高いモデルです(笑)。

ボディのプロポーションはロングノーズ&ショートデッキがやや強調され過ぎている感もありますが、メッキのモールが一体成型&印刷されたガラス類やクリアパーツのヘッドランプなど程々の作り込みがなされており、バーガンディー(?)のボディからーもポンティアックらしくて良い雰囲気です。何よりサスペンションや排気系など数多くの別パーツで再現された床下周りがプラキットで鳴らしたアーテルらしい見せ場となっていて、デルプラドの一連のモデルの中では異例の作り込みのなされたお買い得な1台となっています(笑)。レジン完成品を含めても、最初期のファイアバードは近年の1/43製品化には恵まれておらず、仕上がりを含めて貴重な1台と言えるのではないかと思います。
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オリジナルを超えるのは難しい・・・。~delprado '63 Chevrolet Corvette

・・・C2コルベット特集、またしても'63クーペであります。。。


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C2コルベット車種別特集、今回ご紹介するのは冊子とセットで書店で発売されていたパートワーク(分冊百科)、デルプラドの”世界の名車コレクション”シリーズのモデルです。以前同ブランドのオールズモビル・トロナードのご紹介でも触れたのですが、非常に多くの車種を網羅していた同ブランドの1/43モデル、ラインアップの拡充の為、様々な手段を講じてミニカーを調達していたようです。当方の手持ち品を観察するだけでも以下の3タイプに分類出来るのではないかと思います。


TYPE-1・・・デルプラドオリジナル品。床板に"delprado"のロゴが立体的に刻印されている。


オールズモビル・トロナード、’69カマロConv、キャデラック・セビル等。


TYPE-2・・・他ブランド製品をOEM供給した物


 ’68ファイアバード(Ertl)、フォード・エクスカ―ジョン(アンソン)、プリムス・ベルベディア(UH)等


TYPE-3・・・他ブランドミニカーのそっくりさん。


'68マスタング、’63コルベット(共にマッチボックス)、64ポンティアックGTO(フランクリンミント)等


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↑単体で見ればデルプラドのミニカーの中では比較的良く出来たモデルだと思います。フロント周りが随分とゴツくなっちゃってるのが惜しい・・・。


で、コルベットはやはりC2登場初年度の’63年型、スプリットウインドーのクーペモデルです。デルプラドのモデルとしては比較的出来の良い方ではないかと思いますが、当方が見た限りでは前回ご紹介したマッチボックスのモデルを参考にしているようです。床下の表現は簡略化されていますが、ボディのプロポーションからパーツの構成、ボディカラーに至るまでよく似ています。タイヤにホワイトリボン印刷用段差が設けられている所までも同じですが、デルプラド版では印刷は省かれちゃってるのはご愛嬌(笑)。参考にしたモデルのチョイスは良かったのですが、コスト的制約もあってオリジナルを超える事は難しかったようです。


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↑ホワイトウォールタイヤのモデルがマッチボックス、ブラックウォールがデルプラド。良く似ていますが、ボディーのプロポーションも微妙に異なる事がお分かり頂けるでしょうか?


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↑床下はマッチボックスを参考にしつつ、コストダウンの為樹脂で一体成型されています。デルプラドのロゴも刻印されていますね。


様々な分冊百科を販売し、世界の名車コレクションも夥しい数のバリエーションを誇ったデルプラドですが、残念ながら日本ではデルプラドジャパンは倒産してしまいました。その後在庫として残ったミニカーがコンビニでブラインド販売されるなど悲しい過去も秘めています。車種的に中々面白い所を突いている物も多かったのですが、正直、仕上がりの甘いモデルが多かったので、この先どれだけの個体がコレクターの手元に残ってゆくのか・・・何となく行く末が案じられるシリーズであります。


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↑デルプラドジャパンの倒産後、残っていたミニカーはブリスターパックごとこのような箱に入れられ、コンビニでブラインド販売されました。確か500円だったと思います。この個体は会社の同僚が不要になった物を定価で引き取りました。・・・何処となく寂し気?


デルプラド・オリジナル?~'67 OLDSMOBILE TRONADO

さて、ミニカー・コラム・シフトの第2弾はいずれ気の向いた時と言う事で、通常ネタに戻って今回はデルプラドの'67オールズモビル・トロナードです。


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リド、クラグスタン製に続いてのオールズモビル・トロナード、前出2台が登場初年の'66年型だったのに対し、こちらは翌'67年型です。外観の違いはラジエターグリルが'66の横桟タイプに対し格子状になっている事、リトラクタブルヘッドランプのベゼルの前側が'66ではボディから1段落ち込んでいるのに対し'67はツライチになっている事などでしょうか。初期のスタイルを維持しているのはこの'67迄で'68以降はフロント、リアと少しづつカタチを変えて最終的にはかなりイメージの異なるスタイルになりました。


ミニカーは書店で販売されていたデルプラドの製品で、同社のミニカー付き冊子の中ではかなり後期に販売された物です。プロポーションは中々良く、出来・不出来にバラツキの多かった同シリーズの中では比較的良好な仕上がりの物だと言えると思います。実車の現役時代には多くのメーカがこぞって製品化したトロナードですが、1/43では最近はとんと御無沙汰。私の知る限りではこのデルプラド製だけではないかと思います。・・・ただ、ベージュのボディーカラーはどうなんでしょ?実車にも設定されていた色なのかもしれませんが、何となくイメージではないと言うか、ラグジュアリーな雰囲気に欠けているような気もします。


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↑ソリドの'66とデルプラドの'67、違いがお判り頂けるでしょうか・・・。


さて、アメリカ車だけでなく日本、ヨーロッパ、オーストラリア等々、各国のクルマを展開していたこのシリーズ、様々な車種を掻き集めたため、ミニカーの生い立ちも様々のようです。当方はアメリカ車を中心にほんのツマミ食い程度しか購入していませんが、それらから分かる範囲でも以下のようなモデルがあります。


①他社ミニカーをOEM供給で調達した物


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↑ファイアバードはアーテル製と思われますが床板にはプリントで"3292WY for Del Prado"と有ります。この意味は当方には謎です。


手持ちのアメリカ車では'67ファイアバードは以前ご紹介したERTL製、'64プリマス・ベルベディアはユニバーサルホビー製、キャデラックエスカレード、フォードエクスカージョン等はアンソン製のモデルを色を変えるなどしてそのまま使っています。床板にオリジナルブランドの刻印やプリントが入っているモデルもあります。


②他社製ミニカーのソックリさん?(笑)


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↑以前ご紹介しましたが、あまりに似ているのでOEMと思っていたマスタング。


これは半ば当方の勝手な分類ですが以前ご紹介した '67マスタングは良~く見ないと気付かない位マッチボックス・ディンキーのソックリさん(笑)。・・・その他'63C2コルベットもマッチボックスに似ていますし、'64ポンティアックGTOはあろう事かフランクリンミントに良く似ています。他にもそうした”疑惑のモデル”が存在します。


③デルプラドオリジナルと思われる物


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↑床板に"Del Prado"の刻印のあるオリジナル!?モデルは意外と出来の良い物が多いです。


或いはユニバーサルホビーあたりが製造した可能性も有りますが、今回ご紹介したトロナードや'78キャデラック・セビル等は少なくとも日本では他のメーカー製品として販売された事はないのではないかと思います。①のタイプのモデルは床板にオリジナルメーカーの刻印があったり、デルプラドの表記がプリントだったりするのですが、コチラのタイプは床板にデルプラドのマークがモールディングでしっかり刻印されています。実はこれらのモデルの出来が以外に良く、前述のセビルなどは1/43の4ドアセダンキャディとして貴重な存在だったりします。


日本では販売元の倒産で後にコンビニで投げ売り状態になる等、なかなか不憫な(コレクター的には安価に入手出来て助かった?)デルプラドのミニカー達ですが、他社で製品化されていない車種やバリエーションを補完するという意味ではなかなか貴重な存在ではあります。


Delprado '69 Chevrolet Camaro SS Conv.

さて、ご紹介して来た1st.カマロ/ファイアバード、ここら辺で一区切りにしたいと思います。amtの1/43プラキットなんてネタもあって実はこれが素晴らしかったりするのですが、何分組み立ててないもので・・・。いつの日か完成する事があったらご紹介したいと思います。。。


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ご紹介するのは書店で販売されていたデルプラドの'69カマロSSコンバーチブルです。デルプラドにも結構様々な年代のアメリカ車があるのですが、以前ご紹介した'67マスタングはマッチボックスに非常によく似たコピーでした。また勤め先の同好の士の情報によると、プリマス・ベルベディアは床板にユニバーサルホビーの刻印があるそうで、これは以前ご紹介したイーグル・コレクティブルと基本的に同一の製品のようです。


確証はないのですが、デルプラドの膨大なラインナップにはこれら他社からの供給による物、うっかり(?)コピーしてしまった物、そしてデルプラドオリジナルと思われる物とが混在しているようです。アメリカ車でいうと、オールズモビル・トロナード、キャデラック・セビル、それにこのカマロ等がデルプラド・オリジナルっぽい感じです。このカマロは床板に"Delprado”の刻印がありますし、そのプロポーションは私の知る限りは他社の1/43モデルでは見覚えのないものです。スマートでなかなか良い出来ですが、ややスリーク過ぎて実写のマッチョなイメージがやや弱いようにも思えます。またフロントウインドウが低すぎるみたいですね。ボディカラーやタイヤ等、あとちょっぴり手間とコストを掛ければぐっと雰囲気が良くなるように思います。


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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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