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FORD GT特集 補足:Spark FORD GT Mk-2 Le Mans 1966 #2 勝利の栄冠に輝いたマシン

非常事態宣言全面解除も近い?今日も自宅でできるブログ更新継続です。

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さて、今回ご紹介するのは最終的に'66年ルマン優勝の栄冠に輝いたカーNo.2 1046号車です。ドライバーは共にニュージーランド出身のブルース・マクラーレンとクリス・エイモン。マシンはニュージーランドのナショナルカラーであるブラックとシルバーに塗られ、右フロントフェンダーにはNZのロゴも入っています。マシンを見た2人のドライバーはとても喜んだと言われています。粋な計らいですが、渋いカラーリングはFORD GTの筋肉質なボディとも相まって、独特の凄味を感じさせます。実質2位のポジションにいましたが、レース終盤に3台同時ゴールという演出を行った結果、走行距離の最も長かった者が優勝というルマンのレギュレーションの綾により最終的に'66年の栄冠を手中にする事となったのでした(予選下位だったマクラーレン/エイモン組の方が、マイルズ/ハルム組より後方スタートだった分走行距離が長かった)。

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↑2人のニュージーランドドライバーに合わせ、ブラックとシルバーのナショナルカラーに塗られたカーNo.2 1046号車。フォードの戦略、ルマンのレギュレーションなど複合的な要因が絡み合い、最終的に総合優勝の栄誉を担いました。

モデルは今回もスパークのレジン完成品、ドライバー側ドアのルーフにコブあり、ゴールドのホイールにシルバーのスピンナー、タイヤはグッドイヤーを履いています。カーNo.2はシェルビー・アメリカンの3台の中では唯一、スタート時はファイヤーストーンのタイヤを履いていましたが、これはドライバーのブルース・マクラーレンがファイヤーストーンと契約していた事による物。ところがレース開始後、タイヤのグレイニングが発生、ピットストップ時にグッドイヤーに交換したのでした。この問題と、タイヤ交換時のレギュレーション確認によって、マクラーレン/エイモン組は後退を余儀なくされ、この事がなかったら件のパレード走行がなくても優勝していた可能性もあったと言われています。様々な要因が複雑に絡み合った結果としてのリザルトだったと言えるかも知れません。

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↑モデルはスパークの1/43レジン完成品。過去にご紹介したことがありますが、今回は一応新たに撮影をしました。グッドイヤーのタイヤを履いているので、スタート時では無くタイヤ交換後の姿を再現した物。パレード走行の再現には都合が良い状態です。

●ネタバレ・映画フォードVSフェラーリと歴史的事実の相違点!?

さて、評論家や観客からの評価も高く、当方も大好きな作品である映画、”フォードVSフェラーリ(原題FORD v FERRARI)”映画の尺で数年の出来事を語るための省略や、エンターテイメントとしての演出等により歴史的事実と異なる点が散見されます。今回もA・J・ベイムの著書”フォードVSフェラーリ 伝説のルマン”との対比を軸に気付いた点を記してみたいと思います。毎回記していますが、上記映画と本のネタバレがありますので、未見・未読の方はご注意願います。

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その3: ケン・マイルズは'65年のルマンに出場していた!!
映画ではすっかり悪役に仕立て上げられてしまった副社長、レオ・ビーブの差し金により'65年のルマンドライバーから外されてしまい、アメリカのシェルビーファクトリーで一人寂しくルマンのラジオ中継を聴いていたケン・マイルズですが、実際には彼は'65年のルマンに出場していました。この年フォードは2台のGT Mk-2をエントリー、カーNo.1がブルース・マクラーレン/ケンマイルズ組、カーNo.2がフィル・ヒル/クリス・エイモン組というラインナップでした。ただし、ケン・マイルズはブルース・マクラーレンからドライブを交代してすぐにギアボックストラブルでリタイヤ、殆ど走ることが出来ずにこの年のルマンを終えました。

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↑こちらは過去の特集でご紹介したイクソ製のモデル。新製品当時の通常価格帯ダイキャスト製1/43モデルとしては、各車の作り分けは素晴らしいものでした。

・・・という事で、ケンマイルズがドライバーラインナップから外されるというのは映画の中だけのお話でした。歴史的事実としては'64年のフォードのルマン参戦時はまだシェルビーアメリカンが関わっておらず、結果的にケン/マイルズもフォードGTに乗っていなかったので、映画で描かれた'65年は史実の'64年と'65年をミックスして、そこにフォード側からの横槍というストーリーを付加したのではないかと推測します。ネットで調べてみても、レオ・ビーブという人は実際はもっと立派な人物だったというような記述もあり、映画では本当にとんだ悪役に仕立て上げられてしまったものです。こういう場合、悪役相当の人間は架空の人物にしておいた方が良かったのではないかなと思いました。

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FORD GT特集 補足:Spark FORD GT Mk-2 Le Mans 1966 #3 シェルビー・アメリカンのマシン

緊急事態宣言の効果が徐々に出始めているでしょうか?まだまだ気を緩めずにブログ更新したいと思います。

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・・・お送りしているフォードGT特集の補足、'66年ルマンはいよいよシェルビー・アメリカンがエントリーしたマシンたちに移ります。今回ご紹介するのはカーNo.3、1047号車です。レッドのボディにホワイトのストライプが目に鮮やかなマシン。ドライバーはダン・ガーニー/ジェリー・グラントの2人で、この3号車は2人のドライバーを含めオールアメリカン。予選では3分30秒6というラップタイムを叩き出しポールポジションを獲得、本戦でも一時トップを走るなど活躍しますが、18時間目にオーバーヒートからヘッドガスケットを破損して惜しくもリタイヤとなりました。レッド&ホワイトのボディカラーを引き継いだGT Mk-4とダン・ガーニーは、翌'67年のルマンで大きな成果を残す事になります(もう一人のドライバーはA・Jフォイト)。

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↑大活躍したカーNo.3 1047号車。惜しくも17時間目にリタイヤ、シェルビー・アメリカンのエントリー車による1~3位独占は実現しませんでした(3位はホールマン&ムーディーエントリーのカーNo.5)。

モデルは毎度お馴染みスパークの1/43レジン完成品です。ドライバー側ドアのルーフ部にコブあり、ルーフのドア開口部には先回ご紹介した4号車とは異なる形のカバーというかフランジのようなディティールがモールドされています。こうしたボディ本体に関わる形状の作り分けは、レジン完成品の特質が活かされていると言えると思います。ホイールは4輪ともゴールドでスピンナーはシルバー、タイヤはグッドイヤーを再現してあり、この辺りのディテールは過去にご紹介したイクソ製モデルと近いです。都度同じ事を記していますが、ダイキャストでルーフのコブなどを作り分けたイクソ製モデル頑張っているなと思います。

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↑フェラーリに対抗するようなレッドのボディも中々にカッコ良いです。スパークのモデルは今にも走り出しそうな車両姿勢が良い雰囲気です。

●ネタバレ・映画フォードVSフェラーリと歴史的事実の相違点!?

今年に入って日本でも公開され、先頃映像ソフトも発売になった映画”フォードVSフェラーリ(原題:FORD v. FERRARI)”。誤解のないように申し上げると、私も大・大・大好きな作品で、劇場で鑑賞後ソフトも購入して繰り返し観ています。実話をベースとしたレース映画として”グランプリ”や”栄光のルマン”に並び得る一級のエンターテイメント作品になっていると思います。しかし、現実世界で4年に渡る話を153分で語るためには大幅な省略が、またエンターテイメント性を高めるためには事実の誇張や改変が必要だったであろう事は想像に難くありません。先回に続き、映画とA・Jベイム氏の著書”フォードVSフェラーリ”との比較を中心に、気になった点を記してみたいと思います。例によって上記映画と本のネタバレがありますので、未見・未読の方はご注意願います。

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その2: アイアコッカはフェラーリとの提携交渉の席には着いていない!?
映画ではフォードとフェラーリの合併交渉のため、リー・アイアコッカがイタリアのモデナに赴いた事になっていましたが、実際にフェラーリ社を訪問したのは'64年4月の初協議は技術者のロイ・ランを中心とするメンバー、5月の最終契約締結時は技術担当のドナルド・フレイを中心とするメンバーだったようです。映画でもドン・フレイ(眼鏡を掛けた人物)はアイアコッカと共にフェラーリ社を訪問していましたが、重要な契約の締結にビジネスの専門家ではなく技術担当者を向かわせたのは、エンツォ・フェラーリの気質を考えた深謀遠慮だったのかなという気もします。A/Jベイム氏の著書によると、実際二人は意気投合、フェラーリはフレイを工学博士と呼んで一緒にドライブに出掛けるなど、両社の提携は最終的には上手く行かなかったものの、個人的には親交を深めたようです。

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↑こちらはイクソ製モデル。毎回同じ事を記してしまいますが、ダイキャストにしてこの作り分け、イクソのモデルも素晴らしいと思います。

映画での活躍は少なかったですが、このドン・フレイという人物は後にフォードの技術担当重役になる人で、アイアコッカをマスタングのプロジェクト全般の父とすると、技術開発面での父とも言えるような人です。余談ですが、映画でアイアコッカが重役にマスタングプロジェクトのプレゼンをする際、「ジェームス・ボンドが乗りたくなるような車・・・」と言いながらアストンDB5の傍らに佇むショーン・コネリーの写真を使っていましたが、DB5のボンドカーが登場するのは'64年公開の007ゴールドフィンガーからで、あろう事か同作には初代マスタングのコンバーチブルも登場、DB5の秘密兵器でタイヤとボディを切り裂かれていました・・・と、マスタング好きとしては突っ込まざるを得ません(笑)。

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FORD GT特集 補足: レーサー、キャロル・シェルビーのルマン。 ~Spark Aston Martin DBR1 Winner Le Mans 1959

更新をサボっていたら2月になってしまいました・・・。

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映画”フォードVSフェラーリ(原題: FORD v FERRARI)”を観て血中フォードGT濃度が上がってしまったので、2012年1月から3月の間、10回に渡ってお送りした”(出来る範囲で)総力特集!!フォードGT40”の補足をお送りしたいと思います。主として特集以降に発売されたフォードGTと、それに関連するクルマのモデルのご紹介となりますが、前述の映画がキャロル・シェルビーとケン・マイルズをストーリーの主体としていた事もあり、血中シェルビー濃度も上がってしまっています(笑)。なのでフォードGTに関わる以前のキャロル・シェルビーとルマンの関係についても簡単に触れておこうと思います。(過去の特集をはじめとするフォードGT40記事は、カテゴリーのフォードGTでソートするとご覧頂けます。)

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↑'56年から'59年までに僅かに5台が製造されたDBR1。4台がファクトリーチームで使用され、モータースポーツにおけるアストンマーチンの黄金時代を築きました。ルマン仕様は後輪をカバーするスパッツや、前輪に深く覆いかぶさるフェンダーなど、独特な姿をしています。

・・・ということで、補足特集の最初に採り上げるのはアストンマーチンDBR1であります。ご存じの方も多いと思いますが、キャロル・シェルビーはコブラをはじめとするスポーツカー、レーシングカーのコンストラクターとなる以前にレーシングドライバーだった事があり、そのキャリアの中でも最も輝かしい戦績がルマン24時間レースの優勝だったのです。その後残念な事に狭心症を患っている事が判明し、レーサーとしてのキャリアを諦めざるを得なくなるのですが、この事がなかったらシェルビーコブラやGT350/500は誕生しなかった訳ですし、彼が関わらなかったらフォードGTプロジェクトがどうなっていたかも分かりません。歴史の綾とも言える数奇な運命と思います。

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↑コチラは過去記事でご紹介済のイクソ製DBR1 '59ルマン優勝車。イクソは'50~'60年代の曲線ボディの表現に優れたモデルが多いと思います。このDBR1も良い仕上がり。

1959年、シェルビーはアストンマーチンのドライバーとしてルマン24時間レースに出場。彼とロイ・サルバドーリのドライブするDBR1が総合優勝、2位にポール・フレール/モーリス・トランティニアン組が入賞し1-2フィニッシュ、アストンマーチンに初のルマン総合優勝をもたらしました。'56年に誕生したDBR1は5台が製作され、内4台がアストンのファクトリーチームで使用されました。この59年にはルマンの他、ニュルブルクリンク、グッドウッドでも勝利してコンストラクターチャンピオンシップをも獲得、モータースポーツにおけるアストンマーチンの黄金期を形成しました。尚、ネットでDBR1を検索すると、日本のサイトで'58年と'59年にルマンで連続優勝という記述が散見されるのですが、前後の文章やドライバーの顔ぶれを勘案すると、これはニュルブルクリンクのリザルトの誤記ではないかと思われます。

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↑スパークのDBR1はレジンらしいシャープな仕上がり。薄板で成型されたウインドウ&トノカバー、リアタイヤを覆うスパッツなどはダイキャスト製モデルとは異なる魅力を感じさせます。

モデルはスパークから発売となった1/43のDBR1で、'59年のルマンでシェルビー/サルバドーリ組のドライブで優勝したマシンです(5台製造された内の第2号車)。同ブランド定番のレジン完成品でプロポーション、フィニッシュ共に良好な仕上がり。同じ仕様のDBR1はキャロル・シェルビー氏が亡くなった際の記事でイクソ製のモデルをご紹介しています。イクソ製モデルも良好な仕上がりですが、エッチング製のワイヤーホイールや薄板の後輪スパッツなど、スパーク製モデルも流石だなと思わせる部分が多々あります。ルマンで2位に入賞したフレール/トランティニアン組のマシン(製造第4号車)も入手したかったのですが、残念ながら予算が確保出来ませんでした・・・(泣)。

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●製品情報、スパークがケン・マイルズ絡みのフォードGTを続々再生産!!
既にミニカーショップさんでも予約受付が開始されていますが、スパークが'66年のセブリング12時間優勝車、デイトナ24時間優勝車、ルマン24時間2位、そしてルマン3位入賞車でパレード走行に加わったロニー・バックナム/ディック・ハッチャーソン組のカーナンバー5と、フォードGTの1/43モデルを続々再生産。当方はルマン仕様の2台は入手済ですが、映画を観てしまった後では・・・デイトナ仕様は絶対欲しくなってしまいます(7,000回転まで上げろ!)。となると、セブリング12時間仕様も並べてケン・マイルズの”幻の耐久レース3冠”を偲びたくなってしまいます。全くもって時宜を得ているというか・・・もう、商売上手だな~。

祝!60周年 Happy Birthday ミニ & エルフ

夏休みはすっかり更新サボりました。。。結果、コンテンツはまたもや'71~’73マスタングではなく・・・。

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本日、2019年8月26日(月)はイギリスの生んだ偉大なる大衆車、ミニの60歳の誕生日です。そして同時に日本の物流を支える縁の下の力持ち、いすゞエルフの60歳の誕生日でもあります。生い立ちも用途も全く異なる2台ですが、奇しくも全く同じ年、同じ月、同じ日である1959年8月26日に発表されたのでした。10年前の今頃、2台の50周年はコチラの記事コチラの記事でお祝いしたのですが、以来10年、どうにかこうにか当ブログが存続しているという事にちょっとびっくりしてしまいます(笑)。

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↑生まれた国も用途も全く異なる2台ですが、ボディの丸みや人懐こい表情などは同時代性を感じさせます。

実用的な小型大衆車という命題に対し、横置きエンジンによる前輪駆動、コンパクトなラバーコーンサスペンション、小さなタイヤをボディの四隅に配した2ボックスボディという発想で答えたサー・アレック・イシゴニス。ミニはリアエンジン車が優勢だったコンパクトカー市場に一石を投じ、以降の実用車の指標=近代自動車史上の偉大なる1ページとなりました。一方、地味な存在ながら世代を重ねつつ我々の生活支え続けてくれているいすゞエルフ。こちらも60周年を祝うにふさわしい名車といって良いのではないかと思います。

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↑ミニのミニカーはそれこそ星の数ほどありますが、60周年を祝うにあたり当方が手持ちから選んだのはイクソ製のこのモデル。記念すべき量産第1号車の'59モーリス・ミニマイナー850です。

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↑model-car.com特注品で、ケースの紙スリーブは丸穴がたくさん開いた個性的なものです。

さて、今回ご紹介するミニはmodel-car.com特注のイクソ製モデル。ナンバープレート「621 AOK」白いボディのモーリス・ミニ・マイナー850(オースティン版はセブンという名称だった)は、量産車としてラインオフした第1号車をプロトタイプとしたもの。実車は現在も保存されているそうで、60周年を祝うにふさわしい製品かと思いチョイス。ダイキャスト製完成品で、比較的シンプルな構成ながらワイパーにはエッチングパーツが奢られ、ミニの愛らしい丸っこいボディフォルムを良く捉えています。ケースのスリーブは丸い穴がたくさん開いたユニークな物で、特注らしい雰囲気を盛り上げています。

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↑実車の愛嬌ある表情を捉えつつ、細密に再現されたTLV43の初代エルフ。安定感のある仕上がりは流石といった感じです。

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↑コチラはノスタルジックな雰囲気の紙箱で、車両のキャラクターとのマッチングも上々です。

対するエルフのモデルはトミーテック、トミカ・リミテッド・ビンテージ43の1台。'59年にデビューした初代モデルの'64年型。いすゞ自動車が復元・保存している個体と同じ低床ボディでボディカラーも同じ仕様です。プラ成形の幌が付属しており着脱が可能、2通りの外観を楽しむ事が出来ます。ラダーフレームシャシーや排気系などを立体的に表現するなど完成度の高い仕上がりで、こちらも実車の愛嬌溢れる表情をしっかりと捉えていると思います。こちらはノスタルジックな雰囲気の紙箱で、車両のキャラクターとも良くマッチしていると思います。・・・と言う事で、50周年に続き2台の60周年を祝う事が出来ました。このブログで70周年を祝えるかどうかは微妙ですが(笑)、2台の名車には末永く活躍を続けて欲しいと思います。

観て来ました! スクリーンを駆け抜けたクルマ達 フェラーリの鷹

いや~、これは嬉しかったです。

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先に別記事でお知らせした”フェラーリの鷹(原題:Poliziotto Sprint 英題:HIGH WAY RACER)”のHDリマスター版再上映、去る1月4日金曜日に無事に観る事が出来ました。関東圏では新宿武蔵野館単館で午前中10:00から1回のみの上映とあって、当日は正月休みボケの中、朝6時起きで頑張りました。。。観客数が多いのか少ないのか、全く予測出来ませんでしたが、当方が想像していたよりは多くの来場があったように思います。先の恐怖の報酬もそうですが、この作品を劇場のスクリーンで観られるとは・・・感動です。

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↑新宿武蔵野館に掲出されたポスター。これが2019年の出来事とは・・・にわかには信じ難いです。

リマスターされた映像はやはりそれなりに綺麗でしたが、音は余り良くなかったかな・・・。(元が旧い映画なので致し方ない部分もあるでしょう。) 今回の上映で特筆すべきだったのは言語。リアルタイムではTVは日本語吹き替えで観ていましたし、VHSソフトは英語だったのですが、やはりイタリアを舞台にしたイタリア映画は母国語がしっくり来るのかも・・・。VHSの英語版に慣れ親しんでいたので最初は違和感もあったのですが、きっとこれが俳優さんたちの本当の声なんだろうな・・・と思うと新鮮でした。

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↑まさか新たなパンフレットが発売されているとは・・・。画像はオリジナル公開当時のパンフとのツーショット。

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↑こちらは入場時に頂いたポストカードと、シネマート新宿さんに恐怖の報酬を観に行った折に入手したチラシ。(先行上映のマッドライダーと半分ずつ)

関東圏では単館上映だったにも関わらず、しっかりパンフレットが用意されていたのは嬉しい驚きでした。更には入場の際には絵葉書も頂きました。新しいパンフレットを読んで分かったのですが、どうも当時モノのパンフやVHSソフトの表記は俳優さんの名前が間違っていたようです。従来、強盗団の首領でフランス人のジャンポール・ドセーナ=ニスワ(今回の劇場版では”ニース野郎”と訳されていました。)がオラツィオ・オルランドとなっていたのですが、これは最初の方で主人公の相棒を演じていた人の名前で、本当はアンジェロ・インファンティが正しいようです。

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↑完成させられる当てもないのに、またこんな事始めてしまいました。どうなる事やら・・・。

で、これも新しいパンフレットで知ったのですが、このアンジェロ・インファンティという人は映画”ゴッド・ファーザー”でマイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)のボディガードを演じていたのだそうです。当方は殆ど記憶にないのですが、機会があったら確かめてみたいと思います。さて、念願の劇場再公開も無事観る事が出来ましたし、残るお楽しみは2月のDVD/ブルーレイソフトの発売であります。今のところ言語は英語の予定のようですが、劇場公開はイタリア語だったので果たしてどうなりますか。出来れば英・伊二カ国+日本語吹き替えも収録してもらえれば最高なのですが・・・。

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祝!ソフト化&再上映!! スクリーンを駆け抜けたクルマ達(番外編) ~フェラーリの鷹

「えっ!!それ、ホントですか!?(嬉) 」・・・って感じです。

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↑アメリカ車が登場しないので当ブログでは番外編としていますが、とにかくB級カーチェイスムービーとして珠玉の1本。大好きな作品です。

いやいや、嬉しいです。前々回、映画「恐怖の報酬」のデジタルリマスター完全版再上映の喜びを記した際、当方がDVD/ブルーレイソフト化を希望している作品を幾つか記したのですが、その中でも特に熱望していた1本、「フェラーリの鷹」のDVD/ブルーレイ化がめでたく実現の運びとなりました!!発売は来年2月8日の予定で、通販サイト等でも予約受付が始まっています。(しかもデジタルリマスター!!)・・・のみならず、ソフト発売に先立って、年末~正月にリマスター版による日本でのリバイバル上映も決定!!今のところ関東は新宿での単館、1週間1日1回のみの上映のようですが、マッドマックスの大ヒット後、あまた作られた亜流作品のイタリア版である「マッドライダー」(12月中のみ)と2本続けて「マカロニ・エンタテインメント傑作選」としてリバイバル上映されるようです。しかし、この作品を再び映画館のスクリーンで観られるとは・・・先の恐怖の報酬といい一体どうなっちゃてるんだろう(喜んでます/笑)。

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↑作品に登場するクルマも色々と1/43モデルで買い集めています。グリーンのアルファロメオ・ジュリアスーパーは映画の前半で主人公がドライブしていた覆面車両。モデルはイタリアのプロゲットKの製品。より良い仕上がりの他社製品もありますが、このボディカラーが重要です!

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↑強盗団の首領、ジャンポール・ドセーナ(別名ニスワ)の駆るシトロエンDS21。同型車2台を同時に別々の場所で走らせ、追跡するローマ警察を混乱に陥れるという作戦を採ります。モデルはフランスエリゴール製。最近ではノレブ製などより優れた製品もありますが、やっぱりこのボディカラーが重要です(笑)。

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↑作品中に大挙登場し、ニスワ一味のシトロエンを追跡したジュリアスーパーのポリスカー。西武警察における230セドリックといった所でしょうか(笑)。モデルはミニチャンプス製。

― 主人公パルマはクルマを愛する熱血漢の刑事、だが運転技術にはまだまだ未熟な所もあり、犯人追跡中にアツくなり過ぎて事故を起こしてしまう事もしばしば・・・。ある日ローマにフランス人ジャンポール・ドセーナを首謀者とする強盗団が舞い戻り、次々と銀行を襲撃し始める。卓越したドライビングテクニックで追跡するパトカーを振り切るドセーナ、深追いしたパルマは再び事故を起こし同僚を死なせてしまう・・・。1度は刑事を辞める決心をしたパルマだったが、現場の刑事時代に凄腕のドライバーだった上司のタリアフェリ主任は、彼のガッツを見込んで自分が現役時代に使用していたフェラーリを彼に与え、2人でレストアすると共に自身のドライビングスキルを伝授。最高のドライビングスキルを身につけたパルマはドセーナに近付いて組織潜入に成功、一味を一網打尽にしようとするのだが・・・。 ―

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↑作品後半で主人公パルマが駆るフェラーリ250GT-E。2+2のボディを持ち、250系列の中ではグランドツアラー的な性格の車種と言えましょうか。このモデルはアシェットの書店系アイテム、フェラーリコレクションの1台でイクソ製と思われます。前期型のようですが、ラジエターグリル内のフォグランプが装着されていません。映画の劇中車はフォグランプがグリルの外に出た後期型が使用されており、かつフロントバンパーがノンオリジナルと思しき(?)左右スプリットタイプでした。

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↑こちらは往年のソリド製モデルの再販バージョン。オリジナルは60年代の旧い金型ですが、プロポーションの良さは流石です。映画の劇中、レストア成った250GTEに主人公のパルマが嬉しそうに金色のストライプテープでドレスアップを施し、タリアフェリ主任がそれにOK出しするシーンがあるのですが、クルマ好きが観るとついニヤけてしまう一幕です。

まあ、映画としては王道のB級作品という事なのでしょうが、とにかく登場するクルマが(今となっては)凄い。当時のイタリアでは単なる安い中古車に過ぎなかったのかも知れませんが、アルファロメオのジュリアスーパーやシトロエンDS21、そして主役のフェラーリ250GT-E・・・日本ではスーパーカーブーム華やかなりし頃に劇場公開され、多くのスーパーカー少年にコレじゃない感をもたらしたものでしたが(笑)、これが歴史的には史実に基づいたチョイスである事は、随分後になって知りました。とにかく欧州車のカーチェイスは一触即発、ちょっとしたミスで大破・走行不能に陥る緊迫感は、アメリカ車のそれとはひと味違ったスリルと迫力があります。宇宙船と形容されたシトロエンDSが、車体をボワンボワン揺らしながら180°ターンをキメる様なんて、この作品でないとちょっとお目にかかれないのではないでしょうか?

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↑本文に記した史実に基づいたチョイス~と言うのは、かつてフェラーリ社からローマ警察にフェラーリ250GT-E2台が納入された事があるためで、映画の中でも修復前に車体カバーを外す際、ボディサイドに555-5555と警察の電話番号が書かれた姿がちらりと映ります。つまり250GT-Eの選択は歴史的事実に基づいた必然であり、決して低予算で車両調達出来たからではないのです。モデルは上のノーマル仕様と同じアシェットの日本販売品です。同じ前期型ですが、グリル内にフォグランプが組み込まれています。

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↑こちらは海外で販売されたディアゴスティーニの書店系アイテムのモデル。アシェットのモデルと同じかと思いましたがさにあらず、金型は別物です。ウインドウとサッシが一体成型になっているなど、全体にアシェット版より仕上がりが細やかです。尚、劇中タリアフェリ主任の回想シーンで、ニスワの駆るランチア・フラビアを追って有名なスペイン広場の階段を駆け下りるシーンが登場するのですが、これも実話を基にしたものなのだそうです。

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↑こちらはソリドの金型をベースにヴェレム名義で発売された製品。購入した当時は実車の存在を知らず、映画の劇中車みたいだな~と思って買っていたのでした。この仕様が都度製品化されているという事は、やはり実車の人気ゆえなのでしょう。最近イタリアではフェラーリでなくランボルギーニがポリスカーに採用されており、現代を舞台に映画をリメイクするとしたら、フェラーリの鷹ならぬランボルギーニの鷹になるのかも知れませんね(笑)。

”フェラーリの鷹(原題:'Poliziotto sprint 英題:HIGH WAY RACER)”は76年のイタリア映画で監督はステルビオ・マッシ、主人公パルマ役はマウリッツィオ・メルリという俳優さんで、作品を観た当時はどことなく「600万ドルの男」のリー・メジャースに似ているなと思ったりしたものです。(彼が主演した別の刑事ドラマをTVで観た記憶があります。)また彼の上司タリアフェリ役のジャンカルロ・スプラジアという人は、アランドロン主演の「ビッグ・ガン」でも重要な役を演じていたので、イタリアでは名の通った俳優さんなのかも知れません。以前も記した事があるのですが、公僕である主人公が潜入捜査の中で犯罪組織のボスにシンパシーを感じてゆくという過程は、ワイルドスピードの1作目や、チャーリーシーン、D.B.スゥイーニー主演のノーマンズ・ランドなどアメリカのクルマ絡み映画にも共通するストーリーと思います。とにかくこの作品がリマスター高画質で観られると思うと笑みがこぼれてしまいます。リバイバル上映とソフトの発売が本当に待ち遠しい!

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↑大好きな映画がリバイバル上映されたり、DVDやブルーレイでソフト化されるのは嬉しい反面、苦労して探し出したレンタル上がりのVHSテープや、温存しているVHSデッキの存在意義が薄れるのはちょっぴり寂しくもあります・・・。

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特集:ジープの系譜 ~ ロングホイールベース派生車 ixo '60 Willys Jeep Station Wagon

ジープの系譜特集、ちょっと長くなり過ぎました・・・。

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更新ペースの遅さや安定の月イチサボリ(笑)もあって、ジープの特集を始めてから早や半年が過ぎてしまいました。。。軍用MBに始まり先代JKラングラーまで、ショートホイールベースを中心に一通りご紹介して来ましたが、ジープには古くからロングホイール版を中心に様々な派生モデルが存在しました。それらを1/43モデルを全てフォロー出来ている訳ではないので完全版とは言えませんが、今後数回で派生モデルの幾つかをご紹介をして、長くなったジープの系譜特集を終えたいと思います。その第1回目はステーションワゴンです。

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↑ジープのホイールベースを延長して誕生したステーションワゴン。2WD、前論独立サスなど、その用途はリアルオフロダーのCJシリーズとは異なる物だったと思われます。

今回ご紹介するステーションワゴンは民生用のジープがCJ-2Aとしてスタートした後、'45モデルイヤーに誕生しています。ベースとなるジープからホールベース/全長を拡大、アメリカの量産車では初となる全金属製の2/4ドアワゴンボディを構築しました。ジープからの変更は機構面にも及び、フロントのサスペンションはリーフによるリジッド式からコイルによる独立式に変更、ワゴンらしく快適性を高めたと言う事でしょうか。この時点でのステーションワゴンはFRの2WDであり、4WDバージョンはユーティリティワゴンとして'49年に誕生しています。今日のラングラー・アンリミテッドのご先祖様と言えるのではないかと思います。

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↑イクソのモデルは今日の1/43モデルとしては比較的安価で有り難い存在。精密・美麗なモデルでも、高過ぎたらおいそれとは買えませんし、仕上がりとのバランスなどこれぐらいが丁度良いかもと思ってしまいます。

モデルはイクソブランドで発売になった1/43モデルで、2ドアボディをモデル化しており、メーカー表記によると60年型となっています。中央が突き出た独特なラジエターグリルやオーバーライダーの付いた立派なメッキバンパー、複雑なプレスラインを持つボディパネルなどステーションワゴンの特徴をブルーメタリックの2トーンボディカラーと共に上手くまとめていると思います。金型そのものは書店系アイテムで起したものを転用しているのではないかと思われ、最近の1/43としては比較的安価な設定なのが有り難い1台です。

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↑ファースト43の三菱ジープJ30。そのボディデザインは本国版ウイリスとは異なる物になりました。こちらも1/43としては安価な製品ですが、実車のイメージをバッチリ再現したボディカラーが好印象な1台と思います。

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↑ほぼ同時期の日米ジープワゴンを並べて眺めるのもまた1興です。

一方、ウィリスジープのライセンス生産からスタートした三菱ジープにもワゴンボディが存在しており、そのデザインは本国版とは異なる物となっています。こちらはファースト43でJ30として製品化されており、同様に書店系の国産名車シリーズの金型ベースと思われます。しかしながらボディカラーが実車に見られたマルーン系の2トーンとなっているため、国産名車版よりも良い雰囲気。実車のイメージに合ったボディカラーがモデルの仕上がりに与える影響は非常に大きいと言えそうです。こうして日米ジープワゴンの並べるのもなかなかオツなもので、モデルカーらしい楽しみ方ではないかと思います。

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特集:ジープの系譜 ~ さらに大きく、快適に・・・。 ixo Jeep CJ-7 Laredo

特集:ジープの系譜、CJ-5に続いてCJ-7をご紹介します。

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'76年、CJ-5に続く新たな世代としてCJ-7がデビューします。前世代であるCJ-5はモデルライフ途中で搭載エンジンの大型化に伴って76mmホイールベースを延長しましたが、CJ-7はそこから更にホイールベースを10インチ(254mm)延長、これは主に室内の居住性を向上させるための拡大でした。全体のスタイリングイメージはCJ-5と似ていますが、樹脂製ハードトップを装着したモデルでは初めて金属製のドアパネルが設定され、これに伴ってボディサイドのオープニングライン上部が角ばった形に変更されています。

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↑パッと見はCJ-5と見分けの付きにくいCJ-7ですが、ホイールベースが10インチ延長され、金属製ドア設定のため、ボディサイド開口上部が角ばった形に変更されています。

搭載エンジンは2.5リッター直4に始まり、3.8と4.2の直6、5リッターV8が選べた他、GMから供給されたいすゞ製C240型直4ディーゼルを搭載したモデルも存在したようです。尚、CJ-5に対してはCJ-6、CJ-7に対してはCJ-8と、それぞれロングホイールベースバージョンがありました。2.2リッターの直4エンジンとコンパクトなボディでスタートしたシビリアン・ジープは、強力なV8エンジンとより大きなボディ、パワーステアリングやA/Tを備えた快適なRVへと変貌を遂げました。

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↑1/43では長らく近年の水準の製品がなかったCJ-7。イクソの製品はそのギャップを埋めてくれる素晴らしい仕上がりと思います。

モデルは最近になってイクソブランドで発売になった新しい製品で、近年の水準の仕上がりを持った1/43のCJ-7として嬉しい1台です。ラレード仕様でパッケージには1995と表示されていますが、CJ-7は'86年までしか製造されていなかったので、'85の間違いではないかと思われます。・・・ともあれ、マルーンメタリックのボディに鮮やかなオレンジのストライプ、ロールバーやミラーなどが再現されたボディ、ホワイトレターのタイヤやベージュのインテリアなど80年代らしいディテールで中々見応えのあるモデルです。

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↑1/43モデルで比べても、CJ-3BやCJ-5に比べて明らかに全長とホイールベースが長い事が判ります。全幅も拡大されています。

プレミアムXブランドで発売になったCJ-3Bや前回ご紹介したポリスティルの初期CJ5と並べると、CJ7は明確にホイールベースや全長が長くなっている事が実感出来ます。グリーンライトからは”特攻野郎Aチーム”や”チャーリーズ・エンジェル”の劇中車としてCJ5の発売が予定されているようです。発売済みの”ロスト”劇中車のCJ5はCJ-7のボディを流用しているっぽく、プレスリーシリーズのミリタリージープ(M38A1)とCJ5はきちんとボディが作り分けられているようなので、これらのモデルがどんな仕上がりになるか見守りたいと思います。

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戌年はじめは・・・やっぱりこれかな ~ixo '56 GREYHOWND SCENICRUISER

警察犬のシェパード&CHP・K9ユニットのクラウンビックと迷いましたが・・・新年早々ポリスカーは硬い感じがしたのでやっぱり無難にこちらで行ってみたいと思います。

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・・・という事であっという間に2018年戌年(いぬどし)となりました。ここの所新年最初は干支に因んだモデルでご挨拶しているので、今回は順当にグレイハウンドのシーニクルーザーで行ってみたいと思います。(毎年3が日を過ぎているのはご容赦下さい・・・)過去にも都度ご紹介していますが、グレイハウンド社とGMで共同開発されたシーニクルーザー、車体デザインは有名な工業デザイナー、レイモンド・ローウィーが手掛けたと言われてています。その印象的なスタイリングは今日的な目でみても、思わず乗りたくなってしまうような魅力に富んでいると思います。

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↑ベタなネタですが、やっぱりコレが一番良いかな・・・。

モデルはイクソの通常品として日本でも流通した1/43スケールのモデルで、元々はヨーロッパで展開された書店系のアイテム用に起された金型を使用しています。件の書店系シリーズはいわゆる分冊百科の形をとって冊子と1/43のバスモデルがセットになって販売された物で、ヨーロッパを中心に北米やアジア、日本(いすゞBX40)を含む数多くのバスが1/43でモデル化された、それはそれで非常に興味深いシリーズです。日本でもヤフオクなど(いすゞのBXを除けば)それほど高くない金額で出回っていましたが、今回1部のモデルがイクソの通常品として販売になったので、日本でも正規ルートで流通したのは喜ばしい事と言えるのではないかと思います。

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↑分冊百科で起した金型を活用し、良質な通常品を比較的安価に供給してもらえるなら・・・それはそれで嬉しい事かなと思います。

通常品での製品化にあたっては分冊百科とはカラーリングが変更されており、行き先表示がボストンになっています。対する分冊百科版は車体に”スーパーシーニクルーザー”の表記がありましたので、エンジン換装など更新修繕を受けた'61~'62年以降の姿かと思われます。ボディ自体のカラーリングの他、ホイールの塗り分けなども異なっています。それなりのお値段のモデルですが、通常の乗用車製品もレジン完成品を中心に価格が上昇している事を考えると、相対的にはリーズナブルと言って良いのではないかと思います。実車の存在感あるデザインと堂々たるサイズ、そして乗用車と統一縮尺で並べられる事が本当に嬉しい製品です。

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↑今回、イクソの通常版と分冊百科版ではこのように仕様が変更になっています。

・・・という事で、お正月3が日を過ぎての新年のご挨拶、まずは順当な車種でのスタートとなりました。今年もゆるゆると更新して行きたいと思いますので、どうか気長にお付き合い下さいませ。本年もよろしくお願い申し上げます。

2018年1月 Ponys41

・・・これくらいでちょうど良い!? ~White Box '59 Plymouth Savoy CHP

当ブログにおけるGM/FORDに対するクライスラー系車種の記事アップ数不均衡を是正するクライスラー強化計画、今回は発売になったばかりの新製品をご紹介します。

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さて、今回ご紹介するのは'59プリマス・サヴォイであります。サヴォイという名称は年代によってその意味合いが異なるのでややこしいのですが、'59年型ではプリマスフルサイズのエントリーグレードという位置付けで、その上にベルベディア、フューリー、スポーツフューリーが存在していました。フルサイズの廉価グレードという性格上、自家用と共にポリスカーやタクシーなどにも多くが使用されていたようです。

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↑海外分冊百科のボンドカーコレクションで新規製作されたと思われる'59サヴォイ・セダンの金型。様々な罵詈エーーションを経て、今回はホワイトボックスブランドからCHP(カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール)仕様で登場しました。

この頃のアメリカン・フルサイズはGMやフォードでもトリムレベルによって名称を変えるのが通例となっていて、同じ'59年型だとシボレーでは下からビスケイン/ベルエア/インパラ、フォードなら下からカスタム/フェアレーン/ギャラクシー(追加グレード)といった具合。プリマスの場合は前年の'58モデルイヤーまでは更に下にプラザという廉価グレードがあり、上はベルベディアでサヴォイは中間グレードでした。年式によって位置付けが変わったり、新しい名称が加わったり、フルサイズの名前だった物がインターミディエートに移行したりとアメリカ車の車名の変遷は本当に複雑です。

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↑近年の製品としては比較的安価な製品なので、エッチングパーツなどは奢られていませんが、こういう車種はこれくらいのディテールでも良いのではないでしょうか・・・。

ミニカーは最近、当方にとって頼れる存在となりつつあるホワイトボックスブランドのもの。当方の知る限り、この金型が起こされたのは欧州で展開されていた分冊百科の「ボンドカー・コレクション」ロシアから愛を込めてに登場したタクシー仕様かと思われます。その後別の分冊百科シリーズでオクラホマ・ハイウエィ・パトロール仕様になったり、シカゴのタクシー仕様になったりしました。その生い立ち上、人気のある上級グレードのHTでなくベーシックグレードのセダンでの製品化となりましたが、それゆえ様々なバリエーションが誕生する事にもつながったと言えそうです。今回は映画などでもお馴染みのCHP(カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール)のポリスカー仕様での発売となりました。

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・・・という事で、モデルはダイキャスト製で細部は比較的シンプルな造りとなっており、エッチングパーツは一切無く、ボディサイドのモールディングなどは一体成型+印刷による表現になっています。・・・ですが、ワイパーやアンテナなどはプラ製の別パーツになっていますし、ラジエターグリルもメッキ単色ではなくブラック/シルバーになっている等、価格を考えればなかなか頑張っているのではないかと思います。通常の乗用セダンでの製品化も予定されれいるようなのでそちらもちょっと楽しみです。こういうフツーのクルマのモデルは、やたらと高価になってしまうより、安価にバリエーションが楽しめる方が有り難いように思います。
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