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FORD GT 特集補足: そして66年 ~ Spark Ford GT Mk-2 Le Mans 1966 #8

・・・ようやく66年のルマンです。

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コロナウイルス、日本でも深刻になって来ていますね。元々インドアホビー野郎な当方は何ともありませんが、外で元気に遊びたい子供達(大人も?)はストレスがたまってしまいそうです。各方面への経済的な打撃も大きいですし、何より生命に関わるというのは重大事態です。当方は少し前に咳喘息で苦しんだので、コロナに感染したらまずいかも知れません。早々に収束して欲しい物ですが・・・せめてインドアで更新出来るブログの方は、楽しくフォードGT特集の補足をお送りして行きたいと思います。色々とフォードGTに関わるクルマたちをご紹介して来ましたが、いよいよ'66年のルマンであります。

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↑鮮やかなイエローのボディにシャープなブラックのストライプ、'66年の8台の中でも、最も華やかなこのカラーリングがアラン・マンレーシングに渡ったというのも面白いです。これはこれでもちろんカッコ良いのですが、英国らしい渋いグリーンとかも見てみたかった気もします。

この年、フォードワークスは大挙8台のMk-2を送り込むという,ある意味アメリカらしい物量作戦を展開します。流石に8台全てをシェルビーアメリカンでマネージメントする事は厳しく、シェルビー・アメリカン3台、NASCARで鳴らしたホール&ムーディーから3台、イギリスのアラン・マンレーシングから2台という布陣でフェラーリに挑む事となったのでした。今回ご紹介するカーナンバー8はアラン・マンレーシングからエントリーした1台で、ジョン・ウイットモア/フランク・ガードナー組がドライブ。カーナンバー7と共にモノコックをスチールからアルミに置き換えた改良型でしたが、スタートから5時間でクラッチトラブルのため早々に姿を消してしまいました。

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↑スパークのGT Mk-2はレジンボディらしいシャープなプロポーションや美しい塗装が魅力。この価格でも8台揃えるのはかなり厳しい・・・他の物は何も買えなくなります。。。

この'66年のフォードワークス8台は、かつての特集でご紹介したようにその全車をイクソが製品化していました。当方も頑張って全車をコレクションしたのですが・・・なんとその後、スパークも8台全車を製品化。ファンとして嬉しい&苦しい悲鳴を上げる事態となりました(笑)。同ブランド標準のレジン製完成品で、シャープなプロポーションと美しい塗装で見応えがあります。イクソの製品と比べると、ドライバー側ドアのループ部にヘルメットを逃げるふくらみがある点は同じですが、ランプ類のテーピング、タイヤのライン色などに差異が見られます。実車が時間帯によって異なるのか、考証の違いなのか・・・興味深い所です。

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↑画像は横組み版の映画チラシ、不要不急の外出がままならない現在、映像ソフトの発売が待ち遠しいです。

●フォードVSフェラーリ 映像ソフト予約開始・・・なのですが。

2回、3回と劇場で観たいと思っていた映画”フォードVSフェラーリ(原題:FORD V FERRARI)”ですが、コロナ騒動ですっかりその機会を失ってしまいました。。。そうこうする内に、少し前から映像ソフトの予約受付が開始になりました。発売予定は5月2日で、予定通りならゴールデンウイーク中に作品を堪能出来そうです。もう、絶対・絶対買いであります!!・・・なのですが、ディスクの基本仕様は4K-UHD仕様か、またはブルーレイとDVDのセットのどちらかなんですよね・・・。当方は4K対応のハードを持っていないのでブルーレイを購入するしかないのですが、以前から理解出来ないのがブルーレイとDVDのセット販売。DVD再生機器しかない場合ブルーレイディスクは宝の持ち腐れだし、ブルーレイを再生出来る環境であればDVDは不要だと思うのですが・・・。個人的には別々にしてその分安くして欲しいというのが正直な所。・・・こうしたセットのメリットって一体なんなんでしょうか???

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FORD GT特集 補足 : FORD GTの原型!? ~スパーク Lola GT Le Mans 1963

いよいよ´66年ルマンのフォードGT Mk-Ⅱをご紹介しようと思ったのですが、フォードGT開発に重要な影響を及ぼしたマシンのご紹介を忘れていました。。。

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あと一歩と言う所でフェラーリ買収に失敗したフォードは、そのフェラーリ打倒をも視野に入れてルマンに挑む事を決定します。しかし、長い間本格的なレーシングマシンを製作したことのなかったフォードは、ツインチューブ式フレーム+モノコックボディという基本構造や、フォードのパワーユニットをミッドシップに搭載している点がフォードGTの構想に近かったローラGTに注目。ローラカーズのエリック・ブロードレイをプロジェクトに招聘してローラGT2台を購入、フォードGT開発の基礎研究に供する事としました(この後ブロードレイは1年半ほどで離脱)。ローラGTを参照しなかったら、フォードGTは11か月という短期間では開発出来なかっただろうと言われています。

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↑コンパクトなアルミモノコックのボディ、そのミッドにフォード289cu.in.V8ユニットを押し込んだ車両パッケージング。水平に近く伸びたルーフと断ち落としたようなテールエンドが魅力的なまとまりを見せています。

このローラGTというマシン、'62~'63年の間に計3台製作された内の1号車(LGT-P)はスチール製モノコック、2号車(LGT-1)及び3号車(LGT-2)はアルミ製モノコックのボディを有し、フォード製289cu.in.(4.7リッタ-)V8エンジンとイタリアコロッティ製ギアボックスを搭載している点は初期のフォードGTに似ています。(3号車は売却された後エンジンをシボレーの6リッターにスイッチ。)ボディスタイリングは個人的にはそれほど後のフォードGT似ているとは思いませんが、ルーフに大きく切れ込んだドアなどはフォードGTに継承されていると言えるでしょうか。これはこれで60年代のレーシングマシンらしい魅力的なデザインだと思います。

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↑スパーク製のモデルは60年代のレーシングマシンの魅惑的な曲線ボディを再現、ガラス類のフィッティングも良く美しい仕上がりです。

モデルはスパークから発売された1/43レジン完成品です。かつてご紹介したポリトーイのMシリーズのモデルはダイキャスト製で特徴的なドアが開閉するなど、往年のミニチュアカーらしい魅力に溢れた1台でしたが、こちらは現代のレジン完成品らしいシャープで精密な仕上がりです。それぞれにスケールモデルとして異なる魅力に溢れていて興味深い所です。フォードGTのヒストリーを辿る上では欠かせないクルマなので、どちらも製品化してくれたことに感謝です。同一スケールで並べるとフォードGTよりもかなりコンパクトなクルマである事が分かります。

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↑過去にご紹介したポリトーイMシリーズのモデルとツーショット。材質や仕上がりは異なりますが、それぞれに魅力があるように思います。

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↑シンプルなプロトタイプのフォードGTと比べても、よりコンパクトなボディで車幅も狭いです。(車体は前端合わせ)

モデルは'63年のルマンにエントリーした2号車(LGT-1)で、短期間の開発でルマンに挑んだ結果、ギア比がサルテサーキットに合わない状態でのレースを強いられ、スタート後15時間でギアボックストラブルのためリタイヤとなりました。売却された3号車以外はフォードが購入して基礎研究に供されたので、その後1号車・2号車はレース等には出場していないのではないかと思われます。軽量コンパクトなアルミモノコックボディのミッドにアメリカンV8を押し込んだ車両パッケージは非常に魅力的なだけに、そのままレースにエントリーを続けていたらどのようなリザルトを残していたか・・・たらればになってしまいますがついつい想像してしまいます。

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FORD GT特集補足:'64年&'65年ルマンのおさらい(新ネタなし)

前回までキャロル・シェルビーとルマンのについて記したので、ここから本題。・・・しかし当方のコレクションに'64と'65の新ネタはありません。。。

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過去の元記事はコチラ

前回、”(出来る範囲で・・・)総力特集!!FORD GT40”をお送りしたのは2012年でしたが、その後もFORD GTの製品は色々と発売になりました。当方も気になる製品は買っていたのですが、その多くは'66以降のマシン。最近になってスパークが'64ルマン仕様のFORD GTを発売しましたが、これはビザール版で発売した物の改良品のようです。・・・という事で残念ながら当方も'64及び'65の新ネタはありません。今回は過去にご紹介したモデルの再掲載で、この2年を簡単におさらいしておこうと思います。(手抜きですいません・・・。

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↑'64年のニューヨークオートショーに出品されたフォードGTプロトタイプ。後の姿とは異なるスリークな美しさもまた魅力的ですが、空力面では問題があり、後のルマンテストデー、本戦と姿を変えてゆく事になります。このプレーンなボディのプロトタイプは、映画フォードVSフェラーリにも登場していました。

'63年、欧州市場への本格的な進出、アメリカにおける実用車メーカーイメージの払拭(と、そのためのマスタング発売)など様々な命題に対し、ヘンリーフォード2世はルマン24時間レースへの挑戦を決意します。まずは手っ取り早い方法として、当時経営難に陥っていたフェラーリを買収することを画策しますが、この計画は契約の締結寸前で破綻してしまいました。その後フォードは打倒フェラーリをも視野に入れ、自社でマシンを開発する事を決定。イギリスにFAV(フォード・アドバンスド・ヴィークルズ)を立ち上げ、ロイ・ランとアストンマーチンで采配を振るったジョン・ワイヤーを中心としてプロジェクトをスタート。11ヶ月という短期間で一応の完成を見、'64年のニューヨークオートショーでの公開に漕ぎ着けました。

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過去の元記事はコチラ

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↑こちらは'64年、ルマンテストデーの姿。ノーズの冷却開口など、既にプロトタイプ時から変化が見られます。

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↑そしてこちらが'64年のルマン本線仕様、カーNo.10、フィル・ヒル/ブルース・マクラーレン組の102号車。より大きなインテークや前後スポイラーなど、更に実戦的な姿となっています。

同'64年、フォードGTは早速ルマンに挑戦しますが、4月のテストデーではエアロダイナミクスやサスペンションのセッティング不足から安定性を欠き、出走した2台共にクラッシュ、記念すべき1号車は実戦デビューする事なく廃車の運命を辿りました。・・・その後改良を加えたフォードGTは11月の本線に3台がエントリー。予選ではその速さの片鱗を見せますが、決勝ではレース半ばまでに全車リタイヤとなってしまいました。結局この年フォードGTは出場したレース全てをリタイヤで終える結果となってしまい、結果としてFAVとジョン・ワイヤーはたった1年でレース運営の主軸から外される事となってしまいました。

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過去の元記事はコチラ

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↑太くなったスペアタイヤに対応し、異様に長くなったノーズや飛行機の垂直尾翼のようなスポイラーなど、短期間で開発されたボディは異形とも言うべき独特の佇まいを見せます。カーナンバー1はブルース・マクラーレンとケン・マイルズがコンビを組んだ106号車。今回お見せしているのは全て過去にご紹介済みのビザール製品。フォードGT初期、不遇の時代をモデル化してくれているのは非常に有難いです。こちらはその独特の姿の再現が難しかったのか、映画には全く登場しませんでした。

翌65年、フォードGT計画の運営は、'64年、デイトナクーペでルマンクラス優勝を果たしたキャロルシェルビーとシェルビー・アメリカンに委ねられる事となりました。この年、エンジンを289にスイッチし、各部の熟成を進めたフォードGTはデイトナ2000キロで1位と3位、セブリング12時間で2位と結果を出し始め、大きな期待と共にルマンへ臨む事となりました。この時フォードは大きな賭けに出ます。エンジンをストックカーなどで活躍していた427(7リッター)にスイッチ、Mk-2として短期間で開発を進め、予選では1位及び3~5位を独占する速さを見せますが、やはり24時間を闘い抜く事は厳しく、この年も全車リタイヤの憂き目に遭ってしまいます。しかし、この経験を基に427ユニットを積んだMk-2は熟成を進め、翌66年に大きな成果を上げる事となったのでした。

FORD GT特集補足: レーサー、キャロル・シェルビーのルマン。 ~Spark Aston Martin DBR1 Winner Le Mans 1959

更新をサボっていたら2月になってしまいました・・・。

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映画”フォードVSフェラーリ(原題: FORD v FERRARI)”を観て血中フォードGT濃度が上がってしまったので、2012年1月から3月の間、10回に渡ってお送りした”(出来る範囲で)総力特集!!フォードGT40”の補足をお送りしたいと思います。主として特集以降に発売されたフォードGTと、それに関連するクルマのモデルのご紹介となりますが、前述の映画がキャロル・シェルビーとケン・マイルズをストーリーの主体としていた事もあり、血中シェルビー濃度も上がってしまっています(笑)。なのでフォードGTに関わる以前のキャロル・シェルビーとルマンの関係についても簡単に触れておこうと思います。(過去の特集をはじめとするフォードGT40記事は、カテゴリーのフォードGTでソートするとご覧頂けます。)

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↑'56年から'59年までに僅かに5台が製造されたDBR1。4台がファクトリーチームで使用され、モータースポーツにおけるアストンマーチンの黄金時代を築きました。ルマン仕様は後輪をカバーするスパッツや、前輪に深く覆いかぶさるフェンダーなど、独特な姿をしています。

・・・ということで、補足特集の最初に採り上げるのはアストンマーチンDBR1であります。ご存じの方も多いと思いますが、キャロル・シェルビーはコブラをはじめとするスポーツカー、レーシングカーのコンストラクターとなる以前にレーシングドライバーだった事があり、そのキャリアの中でも最も輝かしい戦績がルマン24時間レースの優勝だったのです。その後残念な事に狭心症を患っている事が判明し、レーサーとしてのキャリアを諦めざるを得なくなるのですが、この事がなかったらシェルビーコブラやGT350/500は誕生しなかった訳ですし、彼が関わらなかったらフォードGTプロジェクトがどうなっていたかも分かりません。歴史の綾とも言える数奇な運命と思います。

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↑コチラは過去記事でご紹介済のイクソ製DBR1 '59ルマン優勝車。イクソは'50~'60年代の曲線ボディの表現に優れたモデルが多いと思います。このDBR1も良い仕上がり。

1959年、シェルビーはアストンマーチンのドライバーとしてルマン24時間レースに出場。彼とロイ・サルバドーリのドライブするDBR1が総合優勝、2位にポール・フレール/モーリス・トランティニアン組が入賞し1-2フィニッシュ、アストンマーチンに初のルマン総合優勝をもたらしました。'56年に誕生したDBR1は5台が製作され、内4台がアストンのファクトリーチームで使用されました。この59年にはルマンの他、ニュルブルクリンク、グッドウッドでも勝利してコンストラクターチャンピオンシップをも獲得、モータースポーツにおけるアストンマーチンの黄金期を形成しました。尚、ネットでDBR1を検索すると、日本のサイトで'58年と'59年にルマンで連続優勝という記述が散見されるのですが、前後の文章やドライバーの顔ぶれを勘案すると、これはニュルブルクリンクのリザルトの誤記ではないかと思われます。

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↑スパークのDBR1はレジンらしいシャープな仕上がり。薄板で成型されたウインドウ&トノカバー、リアタイヤを覆うスパッツなどはダイキャスト製モデルとは異なる魅力を感じさせます。

モデルはスパークから発売となった1/43のDBR1で、'59年のルマンでシェルビー/サルバドーリ組のドライブで優勝したマシンです(5台製造された内の第2号車)。同ブランド定番のレジン完成品でプロポーション、フィニッシュ共に良好な仕上がり。同じ仕様のDBR1はキャロル・シェルビー氏が亡くなった際の記事でイクソ製のモデルをご紹介しています。イクソ製モデルも良好な仕上がりですが、エッチング製のワイヤーホイールや薄板の後輪スパッツなど、スパーク製モデルも流石だなと思わせる部分が多々あります。ルマンで2位に入賞したフレール/トランティニアン組のマシン(製造第4号車)も入手したかったのですが、残念ながら予算が確保出来ませんでした・・・(泣)。

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●製品情報、スパークがケン・マイルズ絡みのフォードGTを続々再生産!!
既にミニカーショップさんでも予約受付が開始されていますが、スパークが'66年のセブリング12時間優勝車、デイトナ24時間優勝車、ルマン24時間2位、そしてルマン3位入賞車でパレード走行に加わったロニー・バックナム/ディック・ハッチャーソン組のカーナンバー5と、フォードGTの1/43モデルを続々再生産。当方はルマン仕様の2台は入手済ですが、映画を観てしまった後では・・・デイトナ仕様は絶対欲しくなってしまいます(7,000回転まで上げろ!)。となると、セブリング12時間仕様も並べてケン・マイルズの”幻の耐久レース3冠”を偲びたくなってしまいます。全くもって時宜を得ているというか・・・もう、商売上手だな~。

年納め、2019年私的購入品ベスト3 第1位発表! ~Spark '70 Plymouth Hemi Cuda

いやいや、2019年も本当に残すところあと僅かです・・・。

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毎年クリスマス~年末恒例にしているその年の私的購入品ベスト3、2019年の3位と2位はミニの誕生60周年を祝して新旧ミニミニ大作戦劇中車という、アメリカ車ではないクルマがランクインしました。1/43でアメリカ車をアーカイブする事を標榜している当ブログ(本当か?)、1位ぐらいはアメリカ車にしたいところです。という事で、今年の栄えある第1位は・・・う~ん、悩ましいです。つい最近発売になったスピード劇中車のフィッシュボウルバスも捨てがたいし、ホワイトボックスから発売になった'71フォードLTDカントリースクワイアは実車も大好きだし・・・色々迷いましたが、今年はスパークの'70プリマス・ヘミ・クーダに決定と致します!!

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↑マスタングが開拓したポニーカーマーケットにダッジ・チャレンジャーと共に参戦したクーダ、新車時の販売台数の少なさ故、今日における希少性に関してはマスタングやカマロより遥かに高いと言えそうです。

クライスラー製ポニーカーとしてダッジ・チャレンジャーと共に今日でも高い人気を誇るクーダ。1/43でもマッチボックス、アーテル、ロードチャンプス、BOSSモデル(ホワイトメタルキット&完成品)などそれなりに製品化されていますが、ホワイトメタル製でロードバージョンとトランザムレース仕様を製品化したBOSS MODELとロードチャンプスは'70年型、マッチボックスとアーテルは4灯ヘッドランプの'71というラインナップで、この中では個人的にはマッチボック製が好みで、オリジナルな丸2灯ヘッドランプの'70は今一つ決定打に欠ける状況が続いていました。

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↑今年スパークから登場した'70ヘミクーダ。ひとまず1/43では最良の1台と言えそうです。

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↑スパークのチャレンジャーとクーダ、ロードバージョンはどちらもシェイカーフードでのモデル化となりました。

そのような状況が今年、スパークから発売された新製品で遂に打破される事となりました。BOSSモデル同様、ロードバージョンとトランザムレースのAARクーダ仕様がアナウンスされていましたが、ロードバージョンが一足先に発売となりました。Trans-Am仕様はスモールブロックのAARクーダの予定ですが、ロードバージョンはシェイカーフードを備えたHemi Cudaとして製品化、この辺りの作り分けは小回りの効くレジン製品ならではと言えそうです。メッキモールなどの表現にちょっと危なっかしい部分もありますが、シャープなプロポーション、全体的なフィニッシュ、Sassy Grass Greenのボディカラー、そして2灯ライトの'70である事など、個人的には1/43のクーダのモデルとしては最良の製品かと思います。

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↑今年のNo.1ゆえ画像多め(笑)。望遠と言うほどではありませんが、テレ側で撮ってみました。

・・・と、いう事で当ブログらしく2019年私的購入品ベストワンをアメリカ車で締めた所で、本年の更新はこれにて終了とさせて頂きます。今年は例年にも増してサボり癖が加速してしまったと反省する事しきりですが、12月だけはどうにかこうにか4回更新を行って、無事私的ベスト3の発表を終える事が出来ました。お付き合い下さいました皆様、1年間有り難うございました。今年は当方や家族にも色々な事がありましたし、自然災害など日本全国でも色々と大変な事が起こりました。2020年は穏やかな年明けと共に、皆様にとって良き1年となりますように。来年も引き続きよろしくお願い申し上げます。


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プチ特集ラストは・・・ Spark '70 Dadge Challenger T/A Trans-Am

成り行きでスタートしたチャレンジャー・プチ特集。プチだけに3回で終了であります・・・。

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今回のチャレンジャー・プチ特集の発端となったのはプレミアムXから発売になった'70チャレンジャーT/Aのご紹介でした。その時記した通り、T/Aはクライスラーが兄弟車クーダのAARと共に白熱化し市販車の販売とも直結していたSCCAトランザムレース参戦を目的として開発したクルマでした。実際に'70年シーズン、チャレンジャーはオートダイナミクスから、クーダはAAR(オール・アメリカン・レーサーズ)からワークス体制での参戦となったのでした。ポニーカー市場への参入そのものが後手に回ったクライスラーは、トランザムレースにおけるダッジ・ダート、プリマス・バラクーダでの劣勢を挽回するべく万全の準備と莫大な資金を持って臨みましましたが、熟成の進んでいたマスタングやカマロに一歩及ばず、この年限りでビッグ3がワークス活動から手を引いた事もあって、残念ながら大きな戦跡を残せぬまま1年でサーキットを去る事となりました。

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↑ポニーカー市場への本格参入、SCCAトランザムレースへの参戦共に後手に回ってしまったクライスラー。しかしチャレンジャー/クーダはホントにカッコ良いクルマです。ワークスマシンもサマになってます。

今回ご紹介するモデルはスパークから発売された'70チャレンジャーT/AのSCCAトランザムレース仕様で、ケース台座にはオートダイナミクスのエースドライバー、サム・ポージーの名前が記されています。ノーマル仕様に対して大きく張り出した前後フェンダーや、ホントにメーカーワークスのエアロ?と言いたくなるようなド派手フロントスポイラー、マグホイールに太いレーシングタイヤ、片側に集められたサイド出しのマフラー、室内に張り巡らされたロールバー・・・etc. 迫力満点でホントにカッコ良いです。ストライプやカーナンバーをはじめとする車体表記も鮮やかで、ロードカーとは一味違う魅力を再認識させられる仕上がりです。

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↑'70チャレンジャーのロードバージョンをシェイカーフードのR/Tで、コンペティションバージョンをT/Aでリリースしたスパーク。この作り分けは少量生産に向くレジンならではと言えるかも知れませんね・・・。

最近のスパーク製品は排気系やデフなどシャシーのディテールも再現してくれているので、低いアングルで眺めても足回りがスカスカする事もなく見応えがあります。先にご紹介したプレミアムXのT/Aもダイキャストながら頑張ってR/Tとの違いを再現していましたが、流石にここまでノーマルと異なるワークス仕様の作り分けはダイキャストでは難しいでしょう。この辺りはレジン製ならではのアドバンテージがあるように思います。このモデルで一つ気になる点としてはルーフの処理があり、バイナルトップ風の革シボ表現がなされているのですが、レーシングマシンのルーフにビニールレザーを貼っていたとは思えないので、ここは一般的なつや消し塗装で良かったような気がします・・・。

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↑プレミアムX製のロードバージョンT/Aとのツーショット。こんな事が1/43市販完成品で出来るなんて・・・10年前には及びも付きませんでした。

さて、スパークのポニーカー&Trans-Amレース仕様車はこのあと'70クーダが予定されています。クーダと言うと1/43では何故か4灯ヘッドライトの'71 が圧倒的に多く、オリジナルというべき'70はモデル化にあまり恵まれていませんでした。ロードバージョンもスパークのシャープな造形で製品化されるのが今から楽しみなのですが、濃紺のトランザムレーサーのAARクーダも本当に楽しみです。後はマーキュリークーガーとAMCジャベリン、その名もズバリのポンティアック・ファイアバード・トランザムが揃えば言う事無しなのですが・・・。とりあえずAARクーダが無事発売された暁には、Trans-Amレース特集なんかもやってみたいものです。

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プチ特集化!? ~spark '70 Dodge Challenger R/T 426 HEMI

計画していた訳ではないのですが、プチ特集に突入であります。

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先回、何をご紹介するか迷った挙句、昨年末の入手品から苦し紛れにプレミアムXの'70ダッジ・チャレンジャーT/Aをご紹介したのですが、その後でふと、「そういえば、少し前にスパークからもチャレンジャー発売されていたな・・・」という事を思い出しました。更に「そうそう、スパークはあの仕様も製品化していたっけ・・・」という事で、期せずして先回・今回・次回でダッジ・チャレンジャープチ特集をお送りする事と相成りました。尚、チャレンジャーとチャージャーは1/43のモデルとしてはクライスラー系列でも圧倒的に製品が多いため、今回、当ブログのカテゴリーを細分化して一覧で見やすいようにしました。ご興味がありましたら過去記事も合わせてご覧頂ければと思います。

・ダッジ・チャレンジャーのカテゴリーソートはコチラ

・ダッジ・チャージャーのカテゴリーソートはコチラ

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↑'70 チャレンジャーでも定番のR/T仕様ですが、スパークはシェイカーフード付きで他社製品と被らない仕様での製品化となりました。心憎い&嬉しいチョイスです。

言わずと知れたダッジ・チャレンジャー1st.世代、繰り返しになるのでクルマそのものの素人解説は割愛したいと思いますが(笑)、今回ご紹介するモデルに因んでシェイカーフードについて触れてみたいと思います。今回ご紹介するモデルのエンジンフードインテークは過去にご紹介してきた'70チャレンジャーや先回のT/Aと異なるカタチなのがお分かりいただけると思います。これはシェイカーフードと呼ばれるもので、インテークバルジはエアクリーナーに直結してエンジン側にマウントされ、エンジンフードとは独立した構造となっています。そのためアクセルを煽ったりしてエンジンが揺動すると、外見的にはエアインテーク部のみが振れて見える事からシェイカー、シェイカーフードと呼ばれます。いわば、エンジンの1部がフードから突き出ているような豪快な構造ですが、同様の仕様はクライスラーのみならずGMやフォードの量産車にも見られます。

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↑マスタングやカマロにガン飛ばしているような、迫力あるフロントマスクがカッコ良い。まさに挑む者!!レッドはシェイカーがガンメタ、オレンジはシェイカーがボディ同色でルーフが黒のバイナルトップ。レザー部は皮シボ表現もなされています。

さて、今回ご紹介するのはスパークから少し前に発売になった1/43 '70 ダッジ・チャレンジャーR/Tですが、嬉しい事にシェイカーフード仕様でモデル化されています。近年アメリカ車の1/43モデルも増え、チャレンジャーも各社競作となっている状況ですが、当方が知る限りシェイカーフード仕様での製品化は1/43では初ではないかと思います。レッドの単色仕様が先に発売になり、余り間を置かずにオレンジ/ブラックの2トーン仕様が発売されました。安い買い物ではないので当方もオレンジ/ブラック仕様の発売を知っていたら、或いはレッド単色は購入しなかったかも知れないのですが・・・。まあレッド単体はシェイカーがガンメタでホイールがスチール、オレンジはシェイカーがボディ同色でホイールがアルミと小技を効かせてあるので、シェイカーフードでの製品化に感謝しつつ両方持っておこうかなと思っています。

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↑オレンジはストライプにアルミホイール、バイナルトップでかなり華やかなイメージ、レッドはシンプルなボディにスチールホイール、ベージュのインテリア、ワンポイントがガンメタのシェイカーフードでちょっと渋い雰囲気。なんとなくオーナーの好みまで見えて来そうな絶妙な造り分けです。

今回のスパーク製チャレンジャー、プロポーション的にはノーズやテールの薄さを強調した感じに仕上がっているように思います。ボディエッジのシャープさはレジン製ならではといえましょうか。この辺りはプラボディのグッドスマイル・レーシングのモデルにも共通した特徴です。改めて各ブランドのチャレンジャーモデルを眺めると、ボディのプロポーションや各部のディテールなど、それぞれ工夫を凝らしているのが楽しくもあり、興味深くもあります。近年はスケールモデルも実車の3次元スキャンをベースに、脚色を少なく製品化する事が多いとも聞きます。それはそれで非常にリアルになる事は間違いないのですが・・・、それだとどのブランドが造っても同じような仕上がりになってしまうのではないでしょうか?+αの脚色や誇張がスケールモデルカーの魅力として大切なんじゃないかな~と思う今日この頃です。

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↑左からグッドスマイル製'70 R/T SEで通常のエンジンフード、中央がスパーク製'70 R/T 426 HEMIシェイカーフード、最後がプレミアムX製'70 T/A エンジンフード固定タイプインテーク。各社それぞれ異なるタイプを製品化してくれていて嬉しくなります。

以下に、当方が知る限りで製品化された初代ダッジ・チャレンジャーの1/43モデルをリスト化しておきます。

●1st. ダッジ・チャレンジャー 1/43モデル(知っている範疇)リスト
・メーカー不明 '70 R/T レジン完成品 
 かなり旧い製品ですが仕上がりは良かったような・・・。高額だったので当方未入手。

・Match Box '71 Challenger R/T
 貴重な'71モデル、コレクティブル、スーパーキングス、バレットジャクソンなど製品展開あり。

・SMTS/BOSS MODELS '70 T/A
 ロードバジョンとTrans-Am仕様、ホワイトメタル製 キット/完成品あり 当方未入手。

・JOHNNY LIGHTNING '70 T/A
 JLが製品化した数少ない1/43モデルの1台。当時としては貴重なT/A仕様での製品化。

・MINICHAMPS '70 R/T
 リアスポイラーなし・スチールホイール仕様での製品化。

・GOODSMILLE RACING '70 R/T SE
 リアウインドウが小さいR/T SE仕様。樹脂ボディによる製品化。

・GREENLIGHT '70 R/T ”ワイルドスピード X2”劇中車仕様
 リアスポイラーなし・アルミ(or マグ)ホイール仕様。

・GREENLIGHT '70 R/T
 劇中車仕様ではないものの、ホワイトはバニシングポイント、イエローはTVシリーズ、NCIS ネイビー犯罪捜査班の劇中車を彷彿とさせる。リアスポイラーなし・スチールホイール仕様。

・PREMiUM-X '70 R/T
 ボディの金型はグリーンライトと同じと思われる。ウイングリアスポイラー・スチールホイール。

・PREMiUM-X '70 T/A
 R/Tから仕様変更、エンジンフードバルジ・リップタイプリアスポイラー・スチールホイール。

・Bos Models '70 T/A仕様
 レジン完成品 角型フードバルジ、リップタイプリアスポ、スチールホイール。当方未入手。

・SPARK '70 R/T
 今回ご紹介のモデル。シェイカーフード、リアスポイラーなし、スチール/アルミホイール。

・Spark '70 T/A 某仕様
 詳細は次回(・・・てバレバレ。。。)

いやあ、こうして見ると初代チャレンジャーの1/43モデルも増えたものです。R/T, T/A, ホイールやスポイラー、エンジンフードなど仕様がバラエティに富んでいるのも嬉しい所。この辺りはマニアックな車種ゆえかも知れません。


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最近の入手品から ~ Spark '76 Chevrolet Monza Le Mans

長かったファイアバード特集を終えて何を採り上げよう・・・今一つイメージが湧かなかったので、最近入手したモデルをご紹介します。

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・・・という事でシボレー・モンザの'76年ルマン24時間出場車です。量産仕様のシボレー・モンザは'74年、サブコンパクトのシボレー・ベガをベースに誕生したFRのスポーツクーペで、兄弟車としてポンティアック・サンバード、オールズモビル・スターファイア、ビュイック・スカイホークなどが展開されました。当時はイタリアンGTをイメージさせると言われたスタイリッシュなクーペボディが特徴で、3ドアのファストバックと、2ドアのノッチバックの2タイプのボディを有していました。開発時はロータリーエンジンの搭載も計画されましたが実現せず、セールスが上向き始めた80年を持って生産を終了。FF化されたJカー、キャバリエのクーペ系に引き継がれました。日本でも日東などからプラモデルが発売されていたので、子供の頃に組み立てて遊んだ方もおられるのではないでしょうか。

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↑元々はIMSAのレギュレーションにあわせて開発されたと思われるレーシングマシン。全体的なイメージは量産型のモンザに近いものの、ルーフやウインドウ類の一部を除いては全く別物です。

・・・ですが今回のモンザはコンペティション・マシン。ルマン出場車ですがベースはIMSA仕様と思われます。ルーフパネルやウインドウシールドなどを量産車と共有しており、外観こそ似ていますがそれ以外は全くの別物。ルマン参戦は残念ながらリタイヤに終わったようですが、IMSAにおけるシボレーモンザは、後にルマン24時間で3勝、デイトナ24時間で2勝する事になるアメリカ人レーサー、アル・ホルバートのドライブにより'76年、'77年と2年連続でチャンピオンシップを獲得しています。

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↑当時のIMSAはタバコのキャメルがメインスポンサー。ルマン仕様のこのマシンにもリアフェンダー後部にキャメルのロゴが見えます。

モデルは最近になってスパークから発売されたレジン完成品。そこらじゅうデカールやエッチングパーツだらけでどこを持ったら良いのやら。。。台座から外すのに気を使いました・・・。ですが、いや~コレ、かなりカッコ良いです。低くワイドなボディ、鮮やかなカラーリング、丸型に換装されたヘッドランプ・・・他のブランドのミニカーがどんどん高額になってゆく中、クオリティを維持しながら価格上昇を比較的抑えてくれているスパーク製品はとても有難いです。'76年のIMSAチャンピオン仕様など、他のバリエーションも予定されているようですが、このモンザを造ったのなら、是非とも同時代のマスタング・コブラⅡIMSA仕様も製品化して欲しいな~と思います。

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↑都内ミニカーショップさんのワゴンセールからサルベージしたジルメックスのモンザ。車高(地上高)が高いので市販のモンザをIMS風にモディファイしたようにも見えます。

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↑同じ題材・縮尺でもこれだけ違う物が出来上がります。どちらが良い・悪いではなく、その違いを楽しんであげたいです(笑)。

さて、このIMSA仕様のモンザですが、少し前に当方は別のモデルを入手していました。・・・それは以前ご紹介したマスタングⅡと同じジルメックス製の1台。都内の絶版ミニカーを扱うショップさんのワゴンセールからサルベージした物です。黒一色のカラーリングながら見紛う事なきIMSA仕様のシェイプです。恐らくスパーク以前では唯一の1/43モデルではないかと思われます。短期間に精密&ユル、2台をゲットしたシボレーモンザ。当方的にはノーマルの市販バージョンも並べてみたい所であります。

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(勝手に)クリスマス恒例 2016年私的ベストモデル

今年ももう、この時期になってしまいました・・・。

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・・・あっという間にクリスマスであります。ブログ開設初期にはたまたま所有していたクリスマス仕様のミニカーをご紹介したり、クリスマス絡みの映画に因んだ劇中車を自作したりといった事をしていましたが、ブログのためにミニカーを買う事はしたくなかったし、モデル製作は甚だスローペースなためその後はネタ切れ。苦し紛れに始めたその年に購入した中からの私的ベストモデルご紹介が当ブログの恒例行事となりました。なので今年もワンパターンで行ってみたいと思います。26年はベスト3のご紹介、ただしそれぞれ1台ではなくテーマに沿った複数台のご紹介です(ズルい)。それではさっそく第3位から・・・。

●第3位・・・スパークFORD GT Mk-Ⅱ'66ルマン 1-2-3フィニッシュ3台

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3位は同じスパークのシェルビーGT350及びGT350-H(ハーツ仕様)と大いに迷ったのですが・・・。やはりヒストリーの偉大さを鑑みると、僅差でコチラに軍配が上がりました。'66年のルマンでフォード悲願の初優勝を1-2-3フィニッシュで飾った3台。ブルース・マクラーレン/クリス・エイモン組のカーNo.2(#1046号車)、パレード走行ゆえの悲劇2位ケン・マイルズ/デニス・ハルム組のカーNo.1(1015号車)、健闘3位ロニー・バックナム/ディック・ハッチャーソン組のカーNo.5(1016号車)。GT-Mk2は過去にご紹介のイクソに夥しいバリエーションがあり、ミニチャンプスも1部製品化していますが、1位~3位が揃っていて、かつプロポーション&フィニッシュにより優れるスパークの製品群はやはり嬉しいです。今年は久々にルマン復活を遂げた新世代フォードGTが初挑戦にしてクラス優勝&全車完走という快挙。その仕様のモデルもTSMから発売予定。来年も楽しみです。

●第2位・・・働くクルマ2台、ビザールダイヤモンドTタンカー&TSM GMフューチャーライナー

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いやはや、今年は大好きな働くクルマ2台が相次いでレジン完成品で発売されるという驚天動地。嬉しい悲鳴を通り越し、財政的には阿鼻叫喚の大惨事でした。。。1台はビザールから発売されたテキサコ・ダイヤモンドTタンカー、通称"Doodle Bug"。1933年に製造されたストリームライン(流線型)の極めてユニークなスタイリングが印象的です。そしてもう1台はTSMから発売になったフューチャーライナー。GMがパレード・オブ・プログレスのために製造したプレゼンテーショーン展示ステージ車両。コンボイを組んでアメリカ・カナダ各地を巡業しました。こちらも初製造が'39~'40年とはにわかに信じがたい前衛的なデザイン。この2台を見ているとこの年代のアメリカは技術的に世界の最先端にいたのだなと思います。

●第1位・・・???

さて、栄えある今年の私的ベストモデル第1位は・・・・!?

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カバヤ世界の神話シリーズから、ユニコーンのフィギュアです!!!・・・・・・・・・???





・・・すみません。ウソをつきました(笑)。





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捕獲が極めて困難な伝説の生物ユニコーン。ミニカーコレクターである当方にも中々捕獲出来ないモデルがありますが、今年はそんな1台を捕獲する事に成功しました。それが何かは・・・あまりに嬉しかったので出し惜しみ(笑)。次回、今年最後の更新としてご紹介したいと思います。・・・ですが、極めて私的な好みのため日本では殆ど知られていないモデルです。これが1位?と、言われてしまうかも知れませんが、あくまで”私的ベストモデル”なので悪しからず・・・。数日中にアップの予定です。


↑日本ではただのお祭りのようになってしまっているクリスマス。本来はもっと厳かなものです。しっとりとしたレナ・ホーンの”Have Yourself A Merry Little Christmas"をどうぞ・・・。

新旧製品で楽しむ1/43モデル ~ Spark / amt Ford GT40 Mk-Ⅱ

先回の新世代フォードGTに続き、今回は往年のGT Mk-Ⅱ、66年のルマン優勝車を新旧製品でご紹介します。

Spark_Ford_GT_Mk2_#2_01

'63年に計画始動、'64年から参戦を開始したフォードのルマンへの挑戦は、3年目の'66年にして遂に総合優勝、しかもワン・ツー・スリーフィニッシュという華々しい成功を収めるに至りました。その栄えあるルマン初優勝の栄誉にあずかったのが、ブルース・マクラーレン/クリス・エイモンがドライブした漆黒のFORD GT Mk-Ⅱ、カーナンバー2/シャシーナンバー1046号車でした。本来、優勝の栄冠はカーナンバー1、シャシーナンバー 1015号車、ケン・マイルズ/デニス・ハルム組の物となる筈でしたが、ヘンリーフォード2世の指示で1~3位までの3台が連なってのパレード・ゴールを行った結果、予選順位の低かった2号車の方が走行距離が長いという裁定が下され、思わぬ形で順位が入れ替わったのでした。

Spark_Ford_GT_Mk2_#2_03

Spark_Ford_GT_Mk2_#2_04
↑思わぬ運命の綾で勝利を手にしたブルース・マクラーレン/クリス・エイモン組。2人は共にニュージーランド出身、ブラック&シルバーは同国のナショナルカラーでありました。右フロントフェンダーにはNZのロゴも見受けられます。

このカーNo.2、シャシーNo.1046は栄えあるルマン24時間優勝車という事もあり、1/43に限っても様々なブランドでモデル化されています。当方の手元にもバン、デルプラドイクソミニチャンプスのモデルたちが居るのですが、その後新旧2製品が新たにコレクションに加わりました。・・・先回も記したのですが、去る8月4日、'66年のルマンでこのカーナンバー2を優勝に導いたドライバーの一人であるクリス・エイモン氏が他界されたとの事。その追悼の意味も込め、それらのモデルを一緒にご紹介したいと思います。

Spark_Ford_GT_Mk2_#2_05

Spark_Ford_GT_Mk2_#2_06
↑低い車高&意外と高い最低地上高、旧い時代のレーシングカーの佇まいが良い雰囲気で再現されていると思います。

先ずはスパークのレジン完成品。当方はGT Mk-Ⅱはミニチャンプスのモデルで終わりにして、スパークのモデルはスルーするつもりだったのですが・・・、お世話になっているショップさんで実物を見たらあっさり自制心を失いました(笑)。スパークの製品はボディが低く、かつロードクリアランスは意外と高い、旧い時代のレーシングカーの佇まいを見事に再現、要所にエッチングパーツを使用した程良い細密感が心地良いです。リアカウルが開閉するミニチャンプス製も嬉しかったのですが、ボディのフォルムはやはり開閉部のないプロポーションモデルの方が安心して見られるようです。う~~ん、ヤバイです。スパークは'66年のGT Mk-Ⅱを続々と発売予定なので、この1台を買ってしまったと言う事は・・・。

amt_Ford_GT_Mk2_#2_01
↑降りしきる雨を突いて走るGT Mk-Ⅱ、ドラマチックで味わい深いボックスアートです。

amt_Ford_GT_Mk2_#2_02
↑ボディは上下分割のいわゆるモナカ式で、ターンアンダーの強いフォードGTのボディにマッチした構造と言えるでしょう。プロポーション/ディテール共に最良とは言えませんが、却って実車との同時代性を感じさせてくれます。

amt_Ford_GT_Mk2_#2_03
↑amt 1/43キットの全容。紙製の外箱、展示用の透明プラケースとインストラクション、各種パーツやデカール・・・簡単ですがエンジンパーツも用意されています。盛り沢山でなかなか興味深いキットです。

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↑amtキットの箱の大きさはこんな感じ。同社の1/25キットの更なるミニチュア化のようで可愛いです(笑)。

そしてもう一つ、長年捜し求めていたのがamtの1/43プラキット。同シリーズは60年代後半の乗用車がメインで、他にはクラス8のトラクターヘッド&トレーラーがラインナップされており、シリーズ唯一のレーシングカーがこのGT40 Mk-Ⅱでした。当方が知り得る限りのamt 1/43プラキットは過去記事にてリスト化しましたが、そのリストで最後まで入手出来なかったのがこのフォードGT。ボディが上下分割式のいわゆるモナカ方式で、正直な所、そのプロポーションは同シリーズの乗用車シリーズのような冴えはみられません。・・・ですが、リアルタイムに限りなく近い時期の製品化であり、味わい深いボックスアートと共に時代の空気を感じさせてくれます。同じ題材でもメーカーや素材、製造時期によってこんなにも味わいが違う・・・それを楽しむのも、また模型趣味の醍醐味と言えるのではないでしょうか。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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