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1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

明るい未来は見えているか!? ~TSM '54 GM FUTURLINER

振り返るにはまだちょっと早いですが、当方にとって今年は商用車系で魅力的ながら高額なモデルが続出した大変な1年でした。。。

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フューチャーライナー。その名を知らずとも、個性的な姿を目にした事のある方は多いのではないでしょうか?同車は1940年に12台が製造され(英語版ウィキには'39年のニューヨーク・ワールドフェア出展されたとの記述もあり詳細不明です。。。)、GMによる将来技術を展示する巡回型イベント”パレード・オブ・プログレス”に使用され全米とカナダ各地を巡りました。この技術展示イベント自体は1936年から開催されており、当初はストリーム・ライナーと呼ばれる別の流線型トラックが使用されていました。フューチャーライナーは第2次世界大戦による中断を挟んで、'40~'41と'53~'56年の間にこの大役を果たし、驚いた事にその後は一般に売却されたとの事です。内9台の現存が確認されています。

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↑日本風に言うなら”戦前”のクルマですが、それを全く感じさせない斬新なデザイン。レトロフューチャーな最近のショーカーと言っても通用しそうです。モデルは50年代のパレード・オブ・プログレス再開に際してルーフなど変更された後の姿。製品の箱には'54年型との表記がありました。

車両中央の高い位置にレイアウトされたコックピット、前後ダブルタイヤ(前輪はダブルタイヤがステア!)、バスのような一体ボディ、ストリームラインの鉄道車両との近似性が感じられるリブ成型されたボディサイドパネル等々、戦前の製作とは思えない前衛的なデザインです。英語版ウィキの記述では、GMの初代スタイリング担当副社長であるハーリー・アールの手になる物とされていますが、別ソースではロバート・E・ビングマンという人の名が挙がっています。アールの指揮の下、ビングマンをリーダーとするプロジェクトチームがまとめたという事ではないかと思われます。'40年当時は航空機のようなグラスキャノピーでしたが、'53年のパレード再開時の改装でエンジン換装と共に1部デザインが変更され、主にドライバーの暑さ対策として一般的なルーフに改められたようです。

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↑全長およそ10m、全高3.5m、全幅2.4mのボディに対し、ホイールベースが6.3mと長いのが特徴的です。推測ですが取り回しはあまり良くなかったのではないでしょうか。

モデルはTSM製のレジン完成品。フューチャーライナーのスケールモデルとしては、レトロ1-2-3の1/10モデル(!)やノレブとグリーンライトの1/64などがありましたが、今年は何と1/43でTSMとNEOの2ブランドが競作するという異常事態(笑)。買えるものなら両方欲しい所ですが・・・金銭的に全く無理。当方が何とか入手したTSMのモデルは、レジン製ながらボディサイドが開き、昇降式の照明塔を格納した状態と展開した状態にセットする事が可能となっています。(照明塔は載せ換えるだけ)ステージ上には当時の展示を再現した模型の模型を置くようになっており、走行状態とパレード展示状態の両方を再現する事が可能です。一方、当方未入手のNEOのモデルは、窓が透けていてコックピットが再現されているようで・・・一長一短でどちらを選ぶかなかなか悩ましい所です。

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↑ご覧のようにステージの扉を開いて、照明塔を展開した状態にセットし、展示物を置く事でパレードの展示状態を再現する事が可能です。扉の開閉はちょっと怖いです・・・。

12台のフューチャーライナーの内、今回TSMがモデル化したのは”Out of the City Muddle”という展示を行っていた7号車。前述の通りレジン製ながらボディ左サイドのステージ扉開閉機構を備えているのが大きな魅力です。(金属製のヒンジが使われていますが、何せレジン製なので壊れやしないか、歪みやしないかと開閉時はヒヤヒヤものですが・・・。)この個体は実車が現存しており、ピーターパン・バスラインズというバス会社が所有しています。一時期は同社オリジナルのグリーンカラーに塗られていた事があり、何とその仕様のモデルがNEOから発売になるようです。TSMは展示の異なる別号車を製品化するようですし、ニュルンベルク・トイフェアーの限定品でブルーのモデルも存在するので興味は尽きないのですが・・・いやいや、これ以上は買えない買わない。この1台で満足しておかないと、お小遣いがいくらあっても足りそうもありません・・・。


↑コチラの動画はナショナル・オートモーティブ・アンド・トラックミュージアムに保管されている10号車のレストアの様子等を収めたもの。40年代のグラスキャノピー時代の姿も見られます。

参照元:
ウィキペディア英語版 https://en.wikipedia.org/wiki/GM_Futurliner
フューチャーライナー.com http://www.futurliner.com/index.html

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海外分冊百科恐るべし・・・ Hachette Collections '89 GMC 6000 SCHOOL BUS

今回は以前ご紹介したシーニクルーザーに続き、海外分冊百科の1/43バスモデルをご紹介します。

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アメリカの公共的な車両で黄色いボディが特徴というと、ニューヨークのイエローキャブに代表されるタクシーのイメージが強いでしょうか?・・・しかし、アメリカで働く黄色いクルマと言えば、ブラックのストライプの入ったスクールバスも忘れてはならない存在でしょう。多くの場合鼻付きのボンネット型で、赤いストップの標識を掲げながら子供たちを乗降させるスタイルは、TVドラマや映画でもお馴染みではないでしょうか。

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↑トラックシリーズと共通のノーズを持ったボンネット型のGMC 6000型スクールバス仕様、典型的なアメリカのスクールバスといった佇まい&ディテールが魅力的です。

イエローキャブ同様、アメリカの風景の一部とも言えるスクールバス、プルバックモーターを装備したトイカーには色々と製品があるのですが、残念ながら1/43の乗用車モデルと並べられるようなサイズ&クオリティのモデルは殆どないのが実情でした。ところが以前グレイハウンドのシーニクルーザーをご紹介したアシェット・コレクションの海外分冊百科で、めでたく1/43スケールで仕上がりも納得のモデルがリリースされました。主にフランスで展開されているらしい、D'AUTO BUS & AUTOCAR DU MONDE!というシリーズで、毎回1/43スケールで世界各国のバスが製品化されており、ラインアップには日本代表として東海バス仕様のいすゞBXD-30も含まれています。

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↑モデルはアシェットコレクションズの海外分冊百科シリーズの1台。その大きさもありなかなか見応えのあるモデルです。中国の人件費が高騰したためか、このモデルは、メイド・イン・バングラデシュとなっています。

モデルのプロトタイプはGMC 6000で、これはミディアムサイズのトラックと共通の名称であり、エンジンフードから前はトラックと共通で、キャビンから後ろをバスボディとしたものです。アメリカのスクールバスのイメージそのものなボンネット型のスタイルが嬉しくなってしまいます。モデルは'89年型という事になっていますが、基本的な成り立ちは'70年代から変わっていなかったのではないかと思われます。四角張ったスタイルは最近の曲線的なモデルとは一線を画する雰囲気を漂わせていますね。

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↑働く黄色いクルマのツーショット。アシェットのバスは'89年型との事ですが、見た目的には'70年代の雰囲気。なのでプレミアムXの'73シボレー・ベルエアのイエローキャブと並べてみました。スケールは同じ1/43です。

モデルは前述の通りアシェットコレクションが欧州で展開しているシリーズの1台。前回ご紹介したシーニクルーザーはボディがプラ製でしたが、このモデルはキャビン部分はダイキャスト製で、フロントノーズ部分はプラ製という構成になっています。とにかく1/43というスケールが嬉しく、仕上がりも分冊百科物にありがちな安っぽさも余り感じられず、その大きさも相まって見応えがあります。アメリカ車以外にも色々と魅力的なモデルが多いのですが・・・保管場所の事もあるので余り深入りしないようガマン、ガマンなのであります(笑)。

次のバスは・・・土曜日の公園行き Part-2 ~シカゴ4年ぶり来日公演

普段は1/43アメリカ車ミニカーのご紹介を旨とする当ブログですが、今回の内容は個人的な日記です。

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↑1月15日パシフィコ横浜で行われたシカゴのライヴのパンフレットと最近のCD、そしてシカゴ・トランジット・オーソリティ仕様のバス。今回の表題は言うまでもなく、彼らの大ヒット曲である「サタデイ・イン・ザ・パーク」に掛けたものです。

1月15日金曜日の夜は、4年ぶりのシカゴ来日公演に行って来ました。当方が初めて彼らのアルバムに触れたのは高校生の頃の「16」から。「素直になれなくて」や「ラヴ・ミー・トゥモロウ」などデイヴィット・フォスタープロデュースのバラードが入り口の軟弱ファンであります。その後遡って旧いアルバムも聴いたけれど、本来シカゴはブラスロックの雄であり、時に社会性の強いメッセージを詩に載せて発信して来ました。前身である「ザ・ビッグ・シング」の結成が1967年、シカゴ・トランジット・オーソリティーとしてのデビューが1969年。以来メンバーの死や離脱、レコード会社との確執によるアルバムのお蔵入りなど、幾多の苦難を乗り越え、今も曲を作り、アルバムを発表し、ツアーを続けている現役バリバリなのであります。来年結成50周年・・・偉大です。



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↑モデルはシカゴの2007年来日公演時にもこのブログでご紹介したコーギーの1/50 GMフィッシュボールバス、シカゴ・トランジット・オーソリティ(CTA=シカゴ交通局)仕様。シカゴはデビュー当時、シカゴ・トランジット・オーソリティを名乗っていました。

オリジナルメンバーは皆60代の後半、ロバート・ラムに至っては70代に入っているという熟年ぶり。・・・なのに彼らのステージは相変わらず熱くエネルギーに溢れ、観客を楽しませ、自分たち自身共に楽しむ事を忘れていない。ライブの間彼らの演奏を聴きながら、僕は涙が止まらなかった。(歳をとったせいで涙腺も緩くなって来たらしい・・・)陳腐な言い方しか出来ないけれど、本当に感動したのです。珠玉の名曲の数々はもちろん、彼らの生き様そのものに・・・。自分自身五十路の大台に乗り、日々肉体的な衰えや己の限界を痛感したりしているのだけれど、それに比べて彼らの雄々しさはどうだろう。遂にロックの殿堂入り(オリジナルメンバーだけだけれど・・・)を果たした彼ら、この先も末永い活躍を願って止みません。本当に来日の度に彼らから元気を貰ってます。ありがとうシカゴ!!また会いたいなあ・・・。





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↑今回は以前とは別のタクシーと絡めて撮ってみました。シカゴのタクシーはニューヨークとは異なり、黄色1色ではなく何種類かのカラーリングが存在するようです。

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↑今回のタクシーモデルはアメリカン・ヘリテイジ・モデルスのダッジ・ディプロマット、シカゴ・アメリカン・ユナイテッド・タクシー仕様。昨年のホビーフォーラムで入手した物です。

海外分冊百科恐るべし・・・ Hachette Collections Grayhound Super Scenicruiser GMC PD-4501

2015年最後の更新は、栄えある(?)”2015年私的ベスト購入モデル”に輝いたグレイハウンド・シーニクルーザー、海外分冊百科の1/43モデルで締めくくりたいと思います。

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書店で購入できる分冊百貨にはさまざまなジャンルの商品がありますが、ミニカーが付属するシリーズも多々ある事は皆さんもよくご存知かと思います。日本でも国産名車コレクションが延長に次ぐ延長で、最近では外国車も巻き込んで独自の発展を続けていますね・・・。ミニカーコレクションが大人のホビーとして定着しているヨーロッパでは、ルマンカー、ラリーカー、軍用車や消防車を経て、ついにはバスの1/43モデルが付属するシリーズまで登場しています。いやはや、海外の分冊百科恐るべしであります。今回ご紹介するのはアシェット・コレクションズが欧州で展開する”AUTO BUS”というシリーズで世界各国のバスが網羅され、嬉しい事にそのラインナップに当方の大好きなグレイハウンドのシーニクルーザーも含まれていたのでした。

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↑'54~'56年にかけて1001台が製造されたと言われるGMC シーニクルーザー。画像の上部に入れた年式は海外オクの出品の多くに習いましたが、同車は'61~'62年にエンジン/トランスミッション換装を含む更新修繕を受け、”スーパー・シーニクルザー”と呼ばれるようになりました。このミニカーは車体側面にその表記があります。


↑このシリーズの動画を見つけたので貼っておきます。今のところ展開されているのはフランスだけかも?

シーニクルザーに関しては過去にコーギー製の1/50モデルをご紹介していますが、GMC PD-4501はグレイハウンド社とGMが共同で開発した長距離バス車両です。前回ご紹介した時には今一つ資料が見つけられなかったのですが、海外版のウィキに詳しい記述があり、開発初期のGX1(完全な2階建てバス)GX2(後輪2軸の2レベルボディ)と呼ばれるプロトタイプが著名なデザイナー、レイモンド・ロウイの手になるもので、シーニクルーザーはGX2をベースに誕生したと見て良さそうです。全長12.19mのモノコックボディは前半が低床で後半が高床のキャビン+床下カーゴエリアとなっており、途中でキックアップしたルーフラインと前面展望窓が特徴的です。前傾したサイドウインドウやコルゲート処理(ボディサイドのリブ)がスピード感にあふれて非常に魅力的。その近代的なデザインは、登場が'54年とは思えない斬新なものです。

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↑モデルは嬉しい1/43スケールで、全長28.5cmという堂々たるサイズ。車体はプラ製で重量は軽めですが、シャープなモールドでボディサイドのリブなども美しく再現されています。

'54~'56年にかけて1001台が製造されたシーニクルーザーは外観だけでなくインテリアの装備や機構面も先進的で、客席はエアコン・タバコの排煙装置を完備、長距離走行に備え洗面設備も備えていました。エアサスによる快適な乗り心地、パワートレインは登場時にはGM製4.7L 150HP ディーゼルエンジンx2基をフールドカップリングを介して3速MT x 2段の副変速機=6速ミッションに接続するツインエンジン方式が取られていました。しかし通常のバス車両と異なるドライビングが運転手に不評だったり技術的トラブルもあったようで'61~'62年に掛けて更新修繕が行われ、デトロイトディーゼル製の9.3L V8 ディーゼルエンジン+4速マニュアルミッションというコンベンショナルな方式に改められました。この更新を受けた車両は”スーパーシーニクルーザー”と呼ばれ、今回ご紹介するミニカーもその時期の仕様となっているようです。

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↑過去にご紹介したコーギー製の1/50モデルとの比較(車両後端合わせ)。当然のことながら1/43モデルは一回り大きい事がお分かり頂けると思います。コーギーのミニカーも魅力的な仕上がりですが、やっぱり乗用車と同一縮尺は嬉しいです。

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↑・・・という事で、やっぱり同一縮尺だと並べたくなっちゃいます(笑)。最近発売になったホワイトボックスの'64フォード・ギャラクシーと。こういうフツーのクルマとの並びが魅力的に感じてしまう当方(笑)・・・シーニクルーザーはボディ前半が低床なので意外とコンパクトに見えます。

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↑分冊百科ゆえこのようなブリスターパックに入って販売されているようです。バスは車種によって長かったり・高かったり色々なので致し方ない所でしょうか・・・。

さて、肝心のモデルですが前述の通り縮尺は1/43、全長およそ28.5cmの堂々たるサイズで迫力満点。何より同一スケールの乗用車ミニカーと並べられるのが最高に嬉しいポイント。シャープなディテールのボディは樹脂製で、この辺りが安価な分冊百科として成立し得る秘密でしょうか。全体的にはプラ製のHOゲージ鉄道模型車両と似た雰囲気で、代わりにシャシーはダイキャスト製で、ちょっぴりですが手にした時の重量感に寄与しています。当方は海外のネットオークションで入手しましたが、最安の出品者を探した結果、送料を含めても昨今の1/43乗用車ミニカーよりも安価に入手する事が出来ました。モデルは簡単なブリスターパックに入っており、台紙の裏面にはバングラディッシュ製とありました。いやはやミニカーの製造も凄い事になってますね・・・。

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さて、2015年の当ブログの更新はこれにて終了です。1年間お付き合い下さった皆様、有難うございました。来年もマイペースに更新してゆく所存です。何卒よろしくお願い申し上げます。

ブラウン管を駆け抜けたクルマ達!?Vo1.2 ~CORGI A-TEAM VAN from THE A TEAM

ねこざかなさんが新たなTAXIネタで連動下さいましたが、当方はネタが間に合わないので次回へ順延させて頂き、先回に続き覆面えるさんへ飛び火勝手連であります。


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↑「バラカス様の本当の愛車はコイツだぜ。」


前回マテルのGMC バンデューラAチーム仕様と一緒にご紹介したメタル製のバラカス軍曹、彼の本当の愛車(セット販売されたミニカー)は実は本日ご紹介するコチラです。・・・と言う事で、ご存じの方はご存じかと思いますがコーギーのA-チームバンであります。元ネタの実車については前回簡単にご紹介しましたので、今回はコーギーのミニカーを中心にご紹介・・・。


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このモデルは映画の登場人物のフィギュアとセットで発売されたコーギーの一連の劇中車シリーズの1台です。他の多くのミニカーが1/36スケールで、このモデルも箱には1/36なるスケール表記がありますが、どう見てもそんなには大きくありません。マテルのモデルと並べると全長は大体同じくらい。全高はちょっと高め、そして全幅はグ~ンと広くなっています。全幅をデフォルメ表現と解釈するなら1/43スケールかな?という感じです。バラカス軍曹は1/32~1/36位っぽいので、サイズ感のアンバランスはその辺りから来ているのかも知れません。


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先回ご紹介した通り”特攻野郎Aチーム(原題THE A-TEAM)”の劇中車はGMCヴァデューラで一応'83年型という事になっているようなのですが、このコーギーのモデルはヘッドランプが丸型でもう少し古い年式のモデルのようです。更に言うとバッジ類が一切ないのでGMCのバンデューラかシボレーのシェビーバンかも今一つはっきりしません。劇中車の正確な再現という点では先回のマテル・エリート製品に一歩譲りますが、マテル製とは異なる黒一色のボディカラー、開閉するテールゲートなど、このモデルならではの魅力も持っています。マテル版が発売されるまでは1/43近辺では唯一の存在だったと思うので、貴重な存在でありました。


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全体のプロポーションや劇中車とは異なるテールゲートの丸窓など、基本的な金型は覆面えるさん家で紹介されているチャーリーズエンジェル仕様のピンク色のミニカーと同一ではないかと思われます。そして何よりこの製品のハイライトはメタル製でズッシリ重く、ハンドワークで塗装されたコングことバラカス軍曹のフィギュアです。とにかく良く似ています(笑)。あの吹き替えの声が脳裏に甦って来そう・・・いかつい風貌ながら実は子供が好きという心優しい面もあるバラカス軍曹は・・・あっ、危ない!!


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「アチョッ!」(とは言わなかったと思いますが・・・笑)


バキッ!


「痛っ!」


おお、コワモテのバラカス軍曹にパンチを喰らわせている恐れ知らずな奴が!!(笑)・・・と、コチラもご存じの方はご存じかと思いますが、コーギーの劇中車ミニカーに付属のフィギュアです。彼と彼(の雇い主?)のクルマについては・・・いずれ日を改めてご紹介したいと思います。(・・・と言う事でこの続きは2~3回先の記事でご紹介の予定です。)


ブラウン管を駆け抜けたクルマ達!? ~ HOTWHEELS ELITE GMC VANDURA from

お友達のねこざかなさん家でミニチャンプスのデロリアンDMC-12が”発掘”され、勝手連が時空を超えた領域に突入しそうですが・・・残念ながら当方のデロリアン&BTTFネタは底を尽きてしまいました。。。BTTFのデロリアン同様、人気の高いTVシリーズ劇中車の新製品紹介でご容赦を。そしてコチラはお友達の覆面えるさんへの”飛び火勝手連”ともなっております。


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↑この作品の場合、「The A Team」と書くより「特攻野郎Aチーム」の方がしっくり来ます。跳ね飛ばされているのはホンウェルのウィリス・ジープ。ホントはレネゲードあたりの方が良いのですが・・・。


・・・と、言う訳でアメリカの人気TVシリーズで、先頃劇場版としてリメークもされた”特攻野郎Aチーム(原題;THE A TEAM)”であります。ハンニバルことジョン・スミス大佐を中心とするメンバーは、ベトナム戦争で遂行した作戦が元であらぬ罪を着せられて逃亡。ミリタリーポリスの追跡をかわしながら私設の傭兵となって大小様々な事件を解決しつつ、自分たちの無実を証明しようとする・・・というお話でした。キャラの立った登場人物、ドタバタな展開と派手なアクションはベトナム帰りの逃亡者という悲壮な感じを微塵も感じさせない楽しいもので、本国でも人気が高く'83年から'87年の間、5シーズンに渡って放映されました。


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↑いや~もう、劇中車まんまの仕上がりで嬉しくなってしまいます。


モデルになっているのは劇中でコングことバラカス軍曹が運転しているGMC VANDURA(バンデューラ)。Gシリーズと呼ばれるGMのフルサイズバンでシボレーバンの兄弟車となります。その後シリーズはGMCサバナ/シボレー・エキスプレスとなって今日に至っています。コングのバンは派手なワイドフェンダー&サイドスカート、リアスポイラー、フロントグリルガードなどで武装され、ブラックを中心としたボディに赤のストライプが入った派手な外観でなかなか決まっています。バンデューラは'71年のモデルチェンジでフロントエンジンになり、'78年のフェイスリフトで角型ヘッドランプが設定されたらしいのですが、劇中車のA-TEAM VANはTVシリーズの開始時期である'83年型と言う事になっているようです。


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↑GMCヴァンデューラのミニカー化としても貴重な存在。プロポーションも良好です。


さて、ミニカーはつい最近発売になったばかりのマテル社製ホットホイール・エリートシリーズの1台。1/43スケールでプロポーション良好&ディテールの作り込みもバッチリの嬉しい出来。オーバーフェンダー&ワイドタイヤのため佇まいが良くてメチャクチャカッコ良いです。黒とグレーの2トーンのボディ、赤いホイール、ルーフのアンテナ補助灯類の配置からするとリメイクされた劇場版ではなくTVシリーズのバージョンのようですが、シリーズは数年に渡って放映されたので劇中車の仕様には色々とバリエーションも存在した模様です。マテルのエリートシリーズと言うと、一連のフェラーリ物等を想像される方が多いと思いますが、少し前にTVシリーズ版のバットモービルを製品化していますし、次回作としてあのゴーストバスターズのECT-1()が予定されていますのでそちらも楽しみです。


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↑ミスターTが演じたコングことボスコ・アルバート・バラカス軍曹のフィギュアは別のミニカーの付属品。よく似ています。コチラは別途ご紹介予定。


おや、若干スケールが大きいみたいですがオーナー(?)のコングが現われました。コチラは実はこのミニカーではなく別のミニカーに付属している物です。メタル製でズッシリ重く、役者のミスターTにもとても良く似ています。(まあ、これだけ個性的なルックスなら似せやすいというのもあるでしょうが・・・/笑。)このフィギュアとセットのミニカーも別途ご紹介するつもりですが・・・早く見たいと言う方は覆面えるさん家のコチラの記事をご覧下さい。


次のバスは・・・土曜日の公園行き ~Corgi GM Fishbowl Bus

今回のお題はバスと○○のダブルミーニングです・・・お分かりになるでしょうか?


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↑6枚のガラスを組み合わせた独特のフロントエンド。行き先表示はフォトレタッチで遊んでいます(笑)。


・・・と言う事で久々のバスネタです。6枚の曲面ガラスを組み合わせたその独特なフロントウインドウ形状から、”フィッシュボウル(金魚鉢)”の愛称で呼ばれるGM製のNew Look Busシリーズ。航空機の機体構造を参考にし、従来のバスのようなラダ―フレームを持たないモノコック構造で'59年から'83年までの長きに渡って製造されました。後継車種とも言えるRTSシリーズと共にアメリカを代表する路線バスと言えるのではないかと思います。映画“スピード(原題;SPEED)”で「爆弾を仕掛けられて大暴走したバス」と言えば思い当たる方も多いかも知れませんね。


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↑かっちりしたモールド、鮮やかなカラーリングでバスモデルらしい魅力に溢れています。


ミニカーはコーギー製のビンテージバスラインシリーズの1台で、Chicago Transit Authority(CTA;シカゴ交通局)仕様です。CTAはブルースブラザースでもお馴染みのシカゴ高架鉄道L(エル)や地下鉄、路線バスを運営する公営企業の事で、シカゴ市内で運用されていた路線バスのモデルという事になるでしょうか。縮尺は以前ご紹介したグレイハウンド・シーニクルーザーと同じく1/50。残念ながら1/43の乗用車と並べるのはちょっと厳しい感じですが、かっちりしたモールドと美しい塗装&印刷で見応えのある仕上がりとなっています。アムトラック(全米鉄道旅客公社)のPhⅢ塗装車両にも似た赤・白・青の太いラインがいかにもアメリカ的で素敵です(笑)。一部天窓などが印刷で済まされているのは車体バリエーションの多いバスのミニカーとしては致し方ない所でしょうか・・・。


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↑独特のスタイリング、アメリカらしいカラーリング、でも、欲しかったのはそのためだけではありません。


さて、ダブルミーニングの件です。今回ご紹介しているこのミニカーをこの仕様で入手したかった理由は、フィッシュボウルだから、或いはそのカラーリングがアメリカらしいからと言うだけではありませんでした。当方と同年代かそれ以上の音楽ファンの方なら或いはピンと来るでしょうか?当方はアメリカのベテランロックバンド「シカゴ」のファンだったりするのですが、彼らがそのキャリアの初期にバンド名を「シカゴ・トランジット・オーソリティ」と名乗っていた時期があるのです。何故バンド名を「シカゴ交通局」などとしていたのかは良く知りませんが、元々初期には政治性やメッセージ性の強い楽曲を送り出してきた彼らなので、敢えて公共的な名称を選んでいたのかも知れません。「・・・それがミニカーを買う理由?」と、ツッコまれるかもしれませんが、時としてそういう事もあるんです(笑)。



YouTube: Chicago - Saturday in the Park (with lyrics)


ファンとしてはお恥ずかしい限りですが、2010年になってようやく生まれて初めて彼らのライブに行きました。当方はデビッド・フォスター時代の「素直になれなくて」や「Will You Still Love Me?」などバラード系の曲から入った軟弱ファンなのですが、ライブで盛り上がったのはやはりブラスロック全盛期の名曲、「ビギニングス」「長い夜」そして「サタデー・イン・ザパーク」などなど・・・。オリジナルメンバーもすっかり減り、ブラスセクションの面々は演奏中血管切れちゃうんじゃないかと心配になったりもしましたが(笑)皆元気そのもの。ファンと一体となって自分たちも目一杯楽しんで演っている感じが伝わって来て何だか目頭が熱くなりました。月並な言い方ですが、好きなモノに対する情熱に年齢は関係ないんだなあ・・・と、そんな元気を貰った1日でした。


・・・ロバート・ラム、カッコ良かったなあ。ああいうオジサンになりたい。(いえ、当方も充分オジサンではあるのですが。。。/笑)


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↑バスにタクシー、そしてポリスカー、路上を走るクルマ達のカラーによってNYとはまた違った表情になります。


犬のお話しではありません。~Corgi Greyhound Scenicruiser

さて、長かった最近のアメリカ車シリーズもひと段落、また古(いにしえ)のアメリカ車ご紹介に戻ろうかと思います。今回は犬のマークでお馴染みグレイハウンドバス、fziroさん、覆面えるさんとの時間差勝手連となっております。


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↑ビテスの'55シボレーベルエアと・・・写真ではあまり気にならないかもしれませんが、1/43の乗用車と並べるのはやっぱりちょっと厳しいです。色の抜けた古いカラー写真風にしてみました。

シーニクルーザーは大陸横断等の長距離輸送の為に、バス会社であるグレイハウンドとGMによって開発・製造された大型バスです。余り資料がないので確かな事は言えないのですが、名前はSCENIC(景色の良い、眺めの良い)とCRUISER(巡洋艦、遊覧船)を組み合わせた造語ではないでしょうか?製造開始は'54年からで、2基のV型ディーゼルエンジンを並列に配置し、各々フールドカップリングを介して1基のギアユニットに接続させたツインエンジン(!)を搭載。(片方が死んでも走行可能という、長距離運行時の安全性への配慮との事です。)エアサス、オーバードライブ6速トランスミッション、パワーステアリング等、'50年代中盤と言う事を考えると先進的なメカニズムを誇ったと言えるのではないでしょうか。


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↑ミニカーには当時のグレイハウンドのリーフレット復刻版が付属しています。画像はその中からのツインエンジンの写真の引用です。

室内は座席毎に調整可能な冷暖房、タバコの排煙装置、洗面設備などを備え快適で楽しい旅行を約束しています。内外装のデザインには「口紅から機関車まで」の著書でも知られる有名な工業デザイナー、レイモンド・ローウィが関わったとされており、その存在感はハンパな物ではありません。途中から大きくキックアップしたルーフとパノラミックな前面展望窓、前傾した客席窓などスピード感に溢れたデザイン。後の日本の観光バスにも多大な影響を与えているのではないでしょうか。強度を増すため波板状のプレスが施された金属地色のボディ(ステンレス?)は当時のアメリカ製鉄道車両との近似性も感じられます。


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ミニカーはコーギー社製のヴィンテージバスラインズシリーズの1台。2004年にシーニクルーザー誕生50周年エディションとして発売された物のようです。実車は運行路線毎に微妙にカラーリングが異なっていたようでミニカーも数種のバリエーションが有り、当方が入手したのはニューヨークの物。1/50スケールでも全長は堂々たる24cm。がっちりとした彫りの深いモールドで波板状の車体リブもしっかり再現されており、塗装&印刷の美しさも相まって非常に見応えのあるミニカーです。以前007ゴールドフィンガーのロールスロイスをご紹介した時にも記しましたが、コーギーの作風と古いクルマの魅力が出会うと、相乗効果で魅力・味わいが倍増するように思います。個人的にこのテイストは非常に好み・・・なのでお気に入りの1台になりました。


発売当時から知っていて大いに気になる存在だったのですが、スケールが1/50で1/43の乗用車と並べられない事と、値段がお高い(諭吉様お一人分+α)だったので躊躇している内に国内のショップ店頭からは消えてしまい未入手でした。・・・ところが最近、覆面えるさん、fziroさんの記事を読んですっかり感化されてしまい、夜な夜な「グレイハウンド~~~。」とうなされて居たとか居ないとか・・・・(笑)。海外のネットオークションで探しまくり、海外発送有りの出品を発見、レートの関係もあってかなりお安く入手出来ました。大きく重いミニカーだったので送料が嵩みましたが、同じ出品者から幾つかまとめてモデルを購入し送料を台数割りにした結果(笑)、ちょっと高目の1/43ミニカー1台分とほぼ同じぐらいの価格でゲット出来ました。


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●最後に覆面えるさんとfziroさんの記事をご紹介致します。当方のように買ったばかりの近頃の製品ではなく、年月を刻んだ風格のある逸品です。是非合わせてご覧下さい。


・覆面えるさんの古の日本から見たアメリカへの憧憬を感じさせるティントーイはコチラコチラ


・fziroさんが幼少の頃から所有する宝物のマッチボックスミニカー、貴重な実車動画へのリンク、旅情を誘うバスターミナルの画像他はコチラ


・・・バス、、、ヤバイです。だんだんフィッシュボウルとかも欲しくなって来ました・・・。


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↑コーギー、グレイハウンド、、もし犬関係の検索で来られた方がいたらごめんなさい。。。
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Ponys41

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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