1/43cu.in.

1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

愛しのトイカー達 ; 商品名「つぎとまります!」~トイコー IRリモコン ワンマンバス いすゞ エルガ ノンステップバス

今回はアメリカ車、1/43スケールから離れて、バスのトイカーをご紹介したいと思います。

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皆さんは子供の頃、バスに乗ると無性に降車ボタンを押したくなったりしませんでしたか?・・・当方は無性に押したくなる子供でした(笑)。他には鉄道駅のきっぷ販売機のボタンとか・・・。思うに自分の行動に対して何らかのリアクションがある、それも大好きな乗り物関係で・・・というのが嬉しかったんじゃないかなと思います。そんな子供時代の経験を持つ乗り物大好きオジサンが、近所のスーパーに買い物に出掛けた折、ハートを鷲掴みにされるようなトイカーに出会ってしまいました(笑)。そのモデルは大型スーパーマーケットのおもちゃ売り場のバーゲンコーナーに、いかにも売れ残りといった風情で1セットだけがポツンと置かれ、お値段1,800円+α也-。価格的にちょっと迷いましたが、気が付いたら買い物カゴの中に入っていました。

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↑パッケージや車体のどこにも表記はありませんが、縦型4灯ライトが特徴的な先代いすゞエルガのノンステップ仕様がプロトタイプ。ボディはこの手のトイカーにありがちなデフォルメもなく、スケールモデルと言って良い完成度です。

それは株式会社トイコー”「つぎとまります」 IRリモコンワンマンバス”なる商品で、家に帰って調べてみると、メーカーの希望小売価格は何と3,980円!購入した個体は箱がややくたびれた様子だったとは言え、定価からすると半値以下のバーゲンプライスだった事になります。当方が入手した架空のカラーリングの他、京急バスと阪急バス仕様のバリエーションがあるようです。全長29センチ弱と、そこそこの大きさの路線バス1台にコントローラー、停留所x2個が付属しています。バスのモデルはどこにもメーカー名や車種名がありませんが、1世代前のいすゞエルガ・ノンステップバスで、この手のトイカーにありがちなボディのデフォルメもなく、スケールモデルと言って良いプロポーション&ディテールに仕上がっています。ホイールベースから推測すると1/38~1/40といった所でしょうか。1/43よりちょっと大きいのが当方的にはやや残念な所・・・。

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↑何より乗り物大好き少年&オジサンのハートをがっちり掴んで離さないのがこの降車ボタン型コントローラー。長さ10cm程に拡大されていますが、その色使いやフォルム、ぼんやり光る「とまります」の文字がとってもリアル♪ 左側のスタートボタン(押すと裏面のスピーカーから走行音、右側のホーンボタン(クラクションがファン・ファンと2回鳴る)に比べて、オレンジの停車ボタン(押すとピンポ~ン♪つぎとまりますのアナウンス)の大きさがこの商品のコンセプトを如実に物語ります(笑)。

商品名がラジコンでなくIRリモコンなのは、前輪がステアせず基本的に直線上でのゴー&ストップしか出来ないから?・・・トイカーとして面白くないと思われるかもしれませんがさにあらず。出来の良いバスのモデルもさる事ながら、この製品の最大の魅力はコントローラーなのです。冒頭の当方の少年時代に共感された方ならお分かり頂けるかと思うのですが、なんとコントローラーが大きな降車ボタンのカタチをしているのです!コントローラーの左側のスタートボタンを押すとエンジン音と共にバスがスタート、右側のボタンで随時クラクションを鳴らすことが出来ます。そして、降車ボタンを押すと・・・ピンポ~ン♪ 「次停まります」の音声の後におもむろにバスが停車します。メーカーさんの製品紹介ページのコピーの通り、まさに「降車ボタンをひとりじめ」であります。アクション的にはこの降車ボタンを押してからしばし惰行するのが絶妙なのです。

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↑車両側のスイッチをONにするとヘッドライトが点灯、降車ボタンを押すとブレーキランプが点灯するという芸の細かさをも見せてくれます。

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↑手動ですがルーフのクーラー脇のレバーを引くと扉が開閉します。前扉はグライドドア、中扉は引き戸とリアル。付属するバス停も良い雰囲気で楽しいですが、この架空カラーと、京急バス、阪急バス仕様でそれぞれ形が異なります。う~んマニアック。

前述の通りバス停が2つ付属しているので、適当な距離を置いて2つのバス停を置き、1つ目のバス停を発車、クラクションを鳴らしたりしつつ、タイミングを見計らって降車ボタンを押し、上手く2つ目のバス停に止めるなんていうのがデフォな遊び方なのかも知れません。バス本体はスイッチオンでヘッドランプが点灯、降車ボタンを押すと停車時にブレーキランプが点灯します。車体の屋根のレバーをスライドすると前扉・中扉が同時開閉するのですが、中扉は引き戸、前扉は折り戸ではなグライドドアと中々マニアックであります。また床板のレバーで電動走行とコロ走行を切り替える機能付き!・・・なかなかにバスマニア乗り物好きな男の子の心理を分かった商品企画と思います。1/43でグレイハウンドバスなんか作ってくれたら最高ですが・・・あちらのバスには降車ボタンなんて付いていないかも知れませんね・・・。

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↑それにつけてもスケールが1/43じゃないのが惜しい!(個人的感想です/笑)
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スクリーンを駆け抜けたクルマ達 ここまで来たら最新版も・・・ ~TAKARA TOMY FAB-1

先回、スクリーンを駆け抜けたクルマ達の番外編として'65~オリジナル版のサンダーバードからFAB1(ファブワン)=ペネロープ号をご紹介しました。ここまで来たら最新版もご紹介して、トイカーで歴代FAB1をコンプリートしたいと思います。

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日本でもつい先頃1stシーズンの最終回が放送されましたが、オリジナルの50周年にあたる2015年、「サンダーバード」が復活しました。新版はCGと模型特撮のハイブリッドで製作され、オリジナルでは難しかった登場人物の敏捷な動きが、コレでもかってくらいに描写されています(笑)。放送前にネット上でメカデザイン等を見た時点では、(2004年の悪夢もあって/笑)正直大きな期待はしていませんでしたが、その後始まった放送を観るとこれが意外と面白い。登場人物の人格が全体的に軽めだな~とか、フッドとの対立の方が大きな比重を占めているストーリー展開、モジュール設計のため救助メカのデザインが没個性的だななど突込みどころもありましたが、オリジナルに対するリスペクトやオマージュがそこここに感じられ、それを見つけ出すのも結構楽しかったりします。

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↑最新版のFAB1はオリジナルのイメージを生かしながら上手くリファインさせたイメージ。2代目で感じたような違和感は少ないです。

個人的な感想ですが、中でも22話はオリジナルに対するリスペクトを最も色濃くにじませているのではないかと思います。ストーリーは寝ているところを叩き起されたアランが、緊急事態でスコットと共に1号で出動するのですが・・・連れて行かれた先はペネロープの邸宅で、パーカーから自動車の運転の手ほどきを受ける事になります。そこへペネロープの大叔母が来訪し、更に2人組の押し込み強盗が絡んで大騒動に・・・という物でした。ここでアランの”教習車”としてFAB0(ファブゼロ)なるものが登場するのですが・・・それはFAB1以前に使用されていたクルマという設定で、外観はほぼ完全にオリジナル版のFAB1=我々のよく知るペネロープ号そのものでした。劇中ではこのFAB0と新鋭FAB1のちょっとお間抜けなカーチェイスや空中戦を演じます。更には大叔母の訪問目的である特殊装置”TEA”も、オリジナルサンダーバードを知る者にとってはニヤリとさせられる外観でありました。

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オリジナル版とは異なり、RRエンブレムやスピリット・オブ・エクスタシーのオーナメントはありませんが、特徴的な5角形のラジエターグリルにはロールスロイスの風格と格調が漂います。・・・ひょっとしたらケンワースかも知れませんが(笑)。

ここでペネロープの元を訪ねて来る大叔母様のファーストネームはシルビア。サンダーバードファンの方ならピンと来ると思いますが、この名は(元)夫であるジェリー・アンダーソン氏と共同でオリジナルのサンダーバードシリーズを製作し、本国版でレディ・ペネロープの声優をも担当したシルビア・アンダーソンその人から来ています。そしてこの新版の英語音声ではシルビア大叔母の声も彼女が担当しているのです。元々この新シリーズの英語版では、唯一パーカーだけがオリジナルと同じデビット・グラハム氏が声優を担当しており、役柄は違えど50年の時を経て2人の共演が実現しました。ファンとしてはそれだけでも感動モノなのに、日本語版の吹き替えはオリジナル版でペネロープを演じた黒柳徹子さんが担当するという粋な計らい。こちらもオリジナル版から日本での放送を手掛けた東北新社・NHKならではと言えるのではないでしょうか。尚、大変残念な事に今年3月にシルビア・アンダーソンさんが他界されたとの事です。謹んでご冥福をお祈り致します。

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↑基本的なフォルムなどは悪くないと思うのですが、エンジンフードやトランク部に樹脂のヒケが目立つのと、ピンク色の部分の無塗装樹脂特有の光の透ける感じがちょっぴり残念。やっぱり無塗装は厳しいかも知れませんね。

さて、新版のサンダーバードで活躍するFAB1は、オリジナル版のデザインを上手く昇華させたデザインで、フォルムを大きく変更し、車種まで明確に変わってしまった実写版に比べると納得しやすいカタチをしています。前2軸の6輪タイヤ、グラスキャノピーやピラーの形状、前傾したラジエターグリルとなだらかにスロープするリアエンドなどはオリジナルの文法を忠実にトレースしています。機能面ではオリジナル版に対し飛行能力と水中航行能力が追加され、よりスーパーなクルマとなっています。そのボディにはRRのエンブレムやスピリット・オブ・エクスタシーのオーナメントはありませんが、5角形にタテ格子の特徴的なラジエターグリルはいやでもロールスロイスを想起させます。(アメリカ車好きとしてはケンワースの可能性も捨て切れませんが・・・/笑)

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↑奥が前回ご紹介したAMIEの1/43オリジナルFAB1、手前がタカラトミーの最新版FAB1モデルの成り立ちや仕上がり、価格は全く異なりますが、大きさはほぼ同じです。(画像の加減で手前のモデルが大きく見えますが実際はほぼ同じ大きさ)

モデルはタカラトミーのサウンドビークルシリーズとして1~4号と共に販売されている物。キャノピー部分を押すと翼が飛び出して簡易ながら飛行形態になる他、トランクリッドを押すごとにエンジン音が鳴ったり、ペネロープやパーカーが喋ったりします。探して買えば1000円でお釣りが来るぐらいのトイカーながら、中々面白い製品だと思います。今回ネットで実車(?)の寸法を調べようとしたのですが見つけられず・・・なので正確な縮尺は良く分かりませんが、並べてみると先回ご紹介したAMIEの1/43オリジナルFAB1とほぼ同じ。中々嬉しいサイズと言えそうです。

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↑キャノピーの部分を押すと翼が飛び出し、簡易ながら飛行形態に変形します。実際はもっといろんな部分が動きますが・・・。

・・・と頑張っている新FAB1のトイカーですが、どうせ喋るなら車内にはペネロープとパーカーが乗っていてくれたほうが嬉しいですね。さらに樹脂製のエンジンフードやトランクリッド部分はシルバーで塗装してあるものの、裏面の補強部分がヒケてしまっているのは興醒めです。当方は職業柄樹脂成型には多少の知識があるのですが、こうしたヒケは樹脂材料の選定や成型条件の調整、金型の設計で多少なりとも改善が出来る筈。コストの面で厳しい制約もあるのでしょうが、もう少し頑張ってくれれば製品がより魅力的になりそうだなと思います。・・・ともあれ、最後は我らがペネロープ号=FAB1の3世代そろい踏みで番外編を締めくくりたいと思います。

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やっぱりご本家もね・・・ スクリーン駆け抜けたクルマ達(番外編)~2065? FAB1 From Thanderbirds

先回、実写版サンダーバードのFAB-1をご紹介したのですが・・・そうなるとやっぱりご本家を紹介しておかないと(笑)。という事で今回は、アメリカ車ではないのでスクリーンを駆け抜けたクルマ達の番外編としてお送りしたいと思います。

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先回も記しましたが、昭和41年製の当方は子供の頃に民放の再放送で”国際救助隊サンダーバード”を観、アオシマのプラモデルを組み立てて遊んで育った世代。そのインパクトは強烈に心に刻みつけられ、人格形成にも多大な影響を受けているのではないかと思います(笑)。特殊装備を駆使して世界中で発生する災害から人々を救うというコンセプトは、カッコ良いメカデザインや重量感満点のリアルな特撮、バリー・グレイの勇壮なサウンド・トラックと共に脳裏に焼き付いています。そしてその劇中、サンダーバード1号~5号や救助メカに劣らぬ大活躍を見せたのがスーパー・ロールスロイス、FAB1でありました。

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↑歴代FAB1の中では唯一ロールスロイス社の承認を得ているオリジナル版。パルテノン神殿を模したと言われる独特な5角形のラジエターグリルの上には、スピリット・オブ・エクスタシーのオーナメントが鎮座しています。撮影用のプロップには実際にロールスロイス社が監修した物もあったと、何処かで読んだような気がします・・・。(不確かな記憶)

FAB1は諜報活動を主な任務とする国際救助隊ロンドン支部のエージェント、レディ・ペネロープ・クレイトン-ワードの愛車であり、諜報活動のための特殊装備として前後マシンガンや、追跡車撃退用の煙幕、オイル散布装置などボンドカー顔負けの装備を誇ります。水中翼を展開しての水上航行や雪上走行もこなすスーパーマシンで、劇中何度もパーカーとペネロープを危機から救いました。ロールスロイス製の特別車で前2軸、後1軸の6輪を持ち、全長6.4m、全幅2.44mと、往年のフルサイズ・アメリカ車も真っ青の大型車であります。前傾したラジエターグリルやホイールアーチ、グラスキャノピーとなだらかに下降するトランクリッドはスピード感に溢れつつも優雅さを兼ね備え、ロールスロイスの名に恥じない優れたデザインだと思います。

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↑モデルはボディがダイキャスト製、キャノピーはしっかりしたインジェクション成型の物が使われています。レジン完成品のシャープさも良いのですが、こういう構成の方が見ていても手に取っても安心感があります。

モデルは国際貿易がAMIEブランドで展開している劇中車シリーズの1台。ずっとレジン製完成品と思っていたのですが、ダイキャスト製なのですね。当方が紹介している1/43の他、1/18のラージモデルも存在します。(こちらはおそらくレジン製)精密かつ美しい仕上がりで、やや黄色味に振れた上品なピンク色のボディカラーや、ふんだんに使われたクロームのパーツ類、運転席がセンターに配置された独特のコックピット、白いパイピングの施されたレザーシートなどの内装に至るまで忠実に再現されています。1/43のFAB1といえば数々のギミックを備えたディンキー製の名作ダイキャストモデルが有名ですが、プロポーション良好で美しい仕上がりのこのモデルも傑作と言って良いのではないかと思います。・・・ただ、唯一残念なのは、車両自体は素晴らしいのですが、乗車しているパーカーとペネロープ嬢が、「誰?」ってくらい似ていない事でしょうか。。。

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↑フォード好きの当方が言うのもなんですが、やっぱりペネロープ嬢にはロールスロイスこそふさわしいです。ピンクのボディカラーにしても、オリジナルは落ち着きと気品に満ち溢れていますね。

さて、このスーパー・ロールスロイスの名称である”FAB”の意味は、ペネロープ嬢がかつて所属していた諜報組織=Federal Agent Bureauの略だとも、”素晴らしい”や”いかしてる”を意味する”Fabulous”の短縮版だとも言われています。(本国版の無線通信で「了解」といった意味合いで使われる”FAB”はFully Acknowledged Broadcastの略という説も・・・)彼女が所有する乗り物としては他に大型クルーザーのFAB2があり、現在NHKで放送されているリブート版の22話にはFAB0なる物も登場するのですが・・・。このFAB0については次回詳しく記したいと思います(番外編はまだ続くのか!?)

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スクリーンを駆け抜けたクルマ達 ~ワイルドスピード第1作 THE FAST AND THE FURIOUS

先回グリーンライトの1/43ワイルドスピードの新製品をご紹介しましたが、第1作の主要登場車種が揃ったので、今回は映画について触れてみたいと思います。


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カリフォルニア州―複数台のチューニングカーによるトラック襲撃・強奪事件が頻発し、ポール・ウォーカー演じるブライアン・オコナーは事件解決の為、潜入捜査官として公道での非合法ストリートレースの世界に身を投じます。チューニングショップの店員になりすましたブライアンはドミニク・トレットのグループに接近。リーダー格のドミニクにも気に入られ、捜査を開始します。しかし、元々クルマ好きでメカにも詳しく任務に抜擢された彼は、クオーターマイルの目くるめく10秒間に魅了され、次第にドミニクのカリスマ性にも強く惹きつけられてゆきますが・・・。


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↑最初のストリートレースのシーンではNOSが噴射される様がCGで描写されていましたが、ちゃんとロータリーエンジンになっていました。あの異様に誇張されたシーンは、クールなカッコ良さとバカバカしいおかしさの紙一重だったように思います(笑)。


既に6本の作品が公開され、非常に残念な事にポール・ウォーカーが交通事故で亡くなった今も最新作の製作が続けられる人気シーリーズとなったワイルドスピードですが、個人的にはやっぱり1作目が最も強く印象に残っています。主人公ブライアンが次第にドミニクに尊敬や友情のようなものを感じ始め、更にはドミニクの妹のミアともいい仲になって任務との間で葛藤する姿が印象的だったし、当時のアメリカで実際に行われていたストリートレースというアンダーグラウンドな世界にスポットを当て、我々にも馴染み深い日本車がド派手にドレスアップされて多数登場した事も新鮮でした。何よりCGを多用したストリートレースのシーンは強烈。10秒をどれだけ引き伸ばすの?とか、ワープでもするつもりか!!とツッコミどころも満載でしたが、とにかくインパクトはありました。


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↑ラスト、ドミニクのチャージャーとブライアンの一騎打ちのシーンは一転して実写のスタントを主体としたアクション。何から何までCGで非現実的という形になっていないバランス感覚も本作の良い点だと思います。


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↑「フェラーリの鷹」の主人公パルマは強盗団のボスジャンポールにシンパシーを、「ノーマンズ・ランド」の主人公ベンジーはポルシェ専門の窃盗団のボステッドに友情を感じ、彼の妹と恋に落ちます。展開的にワイルドスピードと共通する部分です。


潜入捜査官である主人公が、潜入先のボスにある種のシンパシーを感じるという展開は、カーチェイスを前面に押し出した作品では割りとポピュラーな設定です。古くはイタリア映画のフェラーリの鷹(英題; 原題;)に有りましたし、さらにDBスウィーニー、チャーリーシーンが出演したノーマンズ・ランドでは、犯罪グループのボスの妹と恋に落ちるという所まで同じ展開でした。何を隠そう、初めてワイスピ1作目を見た時の当方の第一印象は、「ノーマンズ・ランドに似てるなあ・・・」でした(笑)。ある種バディものの王道的展開とも言えますが、最初は遠かった2者の距離がだんだん近づいてゆく過程と、それが不安定なバランスの上で揺れているいる状況というのは、やっぱり映画のストーリーとして面白い物なんでしょうね。


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1作目では潜入捜査官としてどこか翳のある存在だったブライアンは、2作目ではフツーに陽気なアメリカンになっちゃっていて、旧知のローマン(タイリース)とも割とすぐに仲直りしていました。3作目は主要登場人物が入れ替わって別の話・・・。オリジナルメンバー+αに戻った4作目以降は、ファミリーとしての絆がどんどん強くなってゆく一方なので、人間関係の面ではある種安心して観ていられるようになっていった事も1作目を特異な物にしている要因かも知れません。製作費も潤沢になりアクションはどんどん派手になっていますが、最近は正直ちょっとスゴ過ぎるし・・・登場人物のクルマに対する思い入れは反比例してどんどん稀薄になっているような気もします。次回作は果たしてどうなるのでしょうか。・・・まあ、なんだかんだ言っても公開されたら観に行くと思いますが(笑)。


●ワイルドスピードシリーズの劇中車ミニカーについて


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↑1/64スケールは当時はレーシングチャンピオンとレベルから製品が発売になっていました。当方はバリエーションの多かったレーシングチャンピオンから主要車種と、レベルのフォードFシリーズピックアップをチョイス。


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↑ドミニクのチャージャーは両社から発売されていましたが、レベルはベースがブリットと同じ’69年型、レーシングチャンピオンはちゃんと'70ながらルーフ後部が500の空力タイプになってしまっていて一長一短でした。。。今ならグリーンライトやホットホイールが選択肢としてありますね。


映画の公開当時はストリートレースの世界にスポットが当たり、劇中車のモデルも色々と発売されました。当時の物として思いつくだけでも、amtの1/25プラキット、アーテルの1/18及びレーシングチャンピオン、レベルの1/64ミニカー、1/64より少し大きくややデフォルメの入ったジョイライドのシリーズ、HOスケールのスロットレーシングカー等々・・・。劇中車そのものではありませんが、エクリプスやインテグラなど、その方面の車種の1/64, 1/43モデルに、各種ドレスアップ&チューニングパーツが組みつけられるモディファイヤーシリーズなどもありました。最近になってホットホイールでもこのシリーズのモデルが発売になりましたね・・・。


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↑レーシングチャンピオンはジェシーのVWジェッタ、ジャルール演じるエドウィンのアキュラ・インテグラなど、サブキャラのマシンまで製品化していたのも嬉しい所。「モニカ~!!」


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↑ドミニク達がトラックの襲撃に使用したシビッククーペはホントは3台欲しいです(笑)。赤いフォードFはレベル製。ブライアンが店員に成りすましたスピードショップの営業車。


当時はこれらの車種を1/43で揃えるなんて事は考えられなかったので、当方はレーシングチャンピオン&レベルの1/64シリーズで主要登場車種を押えていました。第1作の公開から10年以上が経ち、まさかグリーンライトのシリーズで1/43の劇中車シリーズがこれほど揃うとは思いませんでした。数が多いので大変ですが、現在の1/43モデルの通常価格帯からすればリーズナブルと言って良い同シリーズ。今の発売ペースだったら何とかフォローしてゆけそうかな~と思っています。ドミニクのチャージャーはマテルのエリートシリーズからも発売予定があるらしいのですが、あのシリーズは価格が高いので、クオリティと価格のバランスを見てから考えたいと思います。


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↑第6作”ワイルドスピード・ユーロミッション(原題; )”公開前に、1部シネコンで販売されたホットホイール。ラージサイズの飲み物を買うとミニカーを販売してくれるというシステムで、お腹ガボガボになりながら全8種をコンプリートしました。。。経済的に2台ずつは買えなかったので、ちょっとブリバリする勇気が・・・。別途発売されたチャージャー・デイトナも捕獲。


スクリーンを駆け抜けたクルマ達; グリーンライト ワイルド・スピードシリーズ第2弾

製品の発売からはやや時間が経っていますが、グリーンライトのワイルドスピードシリーズの第2陣をご紹介します。


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俳優のポール・ウォーカー氏が交通事故で亡くなってから早くも4か月近くになろうとしています・・・。一時撮影がストップしていたワイルドスピード最新作は、彼の演じるブライアン・オコナーが裏稼業から足を洗うという形で製作が続行されるといった報道もなされていますね。グリーンライトから突如発売された1/43のワイルドスピード劇中車シリーズの第2弾は、くしくも彼の演じたブライアンがドライブしたクルマばかりとなりました。第1作目”ワイルドスピード(原題;The Fast and The Furious)”から'95三菱・エクリプスと'95トヨタ・スープラ、そして6作目”ワイルドスピード ユーロミッション(原題;Fast and Furious 6)”からフォード・エスコート・RS200の3台が発売となっています。


●'95三菱エクリプス


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記念すべき第1作”ワイルドスピード(原題;The Fast and The Furious)”でブライアンが囮捜査官としてストリートレースの世界へ潜り込むために用意されたクルマ。作品冒頭のストリートレースシーンで、ブライアンがクルマの所有権を掛けてドミニク(ヴィン・ディーゼル)に勝負を挑みますが、僅差で敗れてしまいます。その後LAPDの追跡を逃れるために逃走中、ドミニクと対立するトランの縄張りに入り込んでしまい、マシンガンの掃射を受けてNOSに引火、哀れ吹き飛んでしまった1台ですね。


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ミニカーは派手なグラフィックやエアロパーツなどを再現した嬉しい仕上がり。室内に搭載されたNOSのボンベがレリーフ状の表現なのは価格を考えれば致し方ない所でしょうか。劇中車であることを前面に押し出したパッケージも嬉しいポイントです(笑)。


●'95トヨタ・スープラ


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上記エクリプスがトラン一味に破壊されたため、代わりに「SS1/4マイルで10秒を切るクルマ」としてブライアンが持ち込んだのがボロボロの状態のスープラでした。彼らはこのクルマを修復・チューンアップしてNIRAのレースに投入しようとするのですが・・・。ラスト、ドミニクの'70チャージャーとの一騎打ちでもブライアンがドライブしました。北米仕様なのでグレードなどよく分からないのですが、ミニカーの表記は'95 Mk4となっています。セリカをロングノーズ化して直6エンジンを搭載した初代から数えて4代目に当たるため、こうした表記になっていると思われます。


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モデルの方はエクリプス同様、劇中車仕様を再現した嬉しい仕上がり。この内容でこの価格はやはり生産数を多く設定しているからなのでしょうか?1/43ミニカーの価格が高額になっている昨今、非常に有難い設定です。


●'74フォード・エスコート・RS200


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6作目”ユーロ・ミッション(Fast and Furios 6)”でショウ一味の軍用マイクロチップ強奪作戦を阻止するため、チャージャー・デイトナやアンヴィル・マスタングと共にオークションで調達した1台。デビュー当時は欧州フォードで最少クラスのクルマだった初代エスコート、しかし高性能バージョンのRSはWRCのラリー選手権で大活躍しました。RS200は本来1~1.3リッタークラスのエスコートにピント用の2リッターエンジン(それって凄いの???)を押し込んだ羊の皮を被った狼系バージョン。大きく張り出したフェンダーがただならぬ雰囲気を醸し出す1台です。


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ミニカーの方はボディサイドのストライプなどにヨタリがあったりしますが、価格を考えれば、まあ、妥当な仕上がりでしょうか。この仕様の製品はミニチャンプスからも発売されるようですが、価格が高いので当方はスルーするつもり。米国車じゃないしこれで十分満足です。


   


★★★  グリーンライト、ワイルドスピード以外の劇中車を1/43で展開か!?  ★★★


取敢えず第2弾までは無事発売されたグリーンライトのワイルドスピードシリーズ、その後の展開はどうかしらんと海外ホビーショップのサイトなどを徘徊していた所、驚愕のニュースが・・・。1/18や1/64では劇中車を展開しているグリーンライトが、1/43でもワイスピ以外の劇中車の発売を計画しているようです。その第1弾は・・・なんと!!!”バニシングin60”及び”60セカンズ”の新旧エレノア!!!!!第2弾は”ブルース・ブラザース”のブルースモビルとシカゴ警察仕様ダッジモナコ!!”価格もワイスピシリーズ並みの低価格となるようです。


#86411 1:43 Hollywood Series 1 Gone in Sixty Seconds(2000) 1967 Ford Mustang  "Eleanor"


#86412 1:43 Hollywood Series 1 Gone in Sixty Seconds(1974) 1971 Ford Mustang Mach1 "Eleanor"


#86421 1:43 Hollywood Series 2 Blues Brothers (1980) 1974 Dodge Monaco "Bluesmobile"


#86422 1:43 Hollywood Series 2 Blues Brothers (1980) 1975 Dodge Monaco "Chicago Police"


※現状は予定品なので確実に発売されるとは限りません。素人記事なので間違いがあったらごめんなさい。。。


Yatming_eleanor_ft ←ヤトミン'67シェルビーGT500Eはコチラ


Bb6 ←コーギー ブルースモビルはコチラ


60セカンズ”の「エレノア」こと'67シェルビーGT500Eはヤトミンが、「ブルースモビル」とシカゴ警察のモナコはコーギーが1/43で製品化しており、当方も過去にこのブログで紹介済みですが、バニシングin60の「エレナー」は1/43は恐らく初の製品化。(1/18はアーテル、1/64はジョニーライトニングで製品化されています)今の所アナウンスされているだけのようで、実際に製品化されるかどうかは確実な事は言えないのですが、少なくともバニシング~の「エレナー」は是非とも製品化して頂きたい!!!新旧エレノアは1/18での製品化もアナウンスされており、こちらも楽しみに待ちたいです。グリーンライトさん、こうなったらブリットにバニシングポイント、ダーティ メリー・クレイジー ラリー等々、どんどん製品化しちゃって下さいませ!!!


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↑あのバニシングin60のエレナーが1/43で登場か!?・・・期待したいです!!!


アメリカの心臓を持つイタリア車達 ~ Mebetoys Iso Rivolta S4, Spark De Tomaso Pantera GTS

本日はお友達のねこざかなさんの戦利品からおすそ分けして頂いた一品をご紹介したいと思います。


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↑アメリカ製のエンジンを搭載したイタリア車2台。どちらもスタイリングはなかなかに魅力的です。


某日、同好の士ねこざかなさんから封筒が届きました。開いてみるとそこにはメーベトイのイソ・リヴォルタS4が・・・ねこさんが こちらのネットオークションでまとめて落札されたうちの1台を当方にお譲り下さったのでした。このモデルが当方の処にやってきた理由はそのエンジン部分にあります(笑)。V型エンジンの2つのヘッドカバーには、一方にISOの文字が、他方にはCHEVROLETの銘が刻印されています。そう、イソ・リヴォルタS4はアメリカ製の心臓を持つイタリアン・スポーツ・サルーンなのです。ねこざかな様、ご厚情有難うございます。


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↑エンジンの左側にはシボレー、右側にはISOの銘が刻まれています。


イソ・リヴォルタS4またの名をイソ・フィディアと言い、同社のスポーツカー、イソ・リボルタGTのホイールベースを延長して4ドアセダンボディを架装、エンジンはシボレー製327cu.in.(5358cc)を搭載していましたが、途中からフォード351cu.in.(5769cc)クリ―ヴランドユニットに変更されています。デザインはギア社に在籍していたジウジアーロ先生の手になる物で、1968年のデビューとは思えないクリーンかつモダーンな美しいセダンボディを構築しています。顧客リストには、ショー会場でその美しさに魅せられて衝動買いしたジョン・レノンも名を連ねていたのだとか・・・


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当時カロッツェリア・ギア社に在籍していたジウジアーロ先生の作品。デビューイヤーが'68年とは思えないモダーンなデザインだと思います。



ミニカーは前述の通りイタリアのメーベトイ製。おもちゃとして正しい使い方をされた歴戦のボディはチップが目立ち、ステアリングはシャフト部分だけを残して欠損していますが、その他の部分は原型を保っています。幸いな事にウインドウパーツにひび割れは無かったので、1度分解してインテリアなどをクリーンアップ。クリアパーツは洗浄後にコンパウンドで磨いたら綺麗になりました。組み立て直すとちょっとだけシャッキリしたような・・・。欠損したステアリングを何か有り合わせの物に交換し、ボディを全塗装すればレストア出来そうですが・・・ボディもそこまで悪いコンディションではないので悩ましい所でありますね。


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↑ミニカーは歴戦の傷も目に付くコンディションですが、ステアリング以外は全てのパーツが健在。エンジンフード、トランク、ドアなどが開閉するのは、今日のミニカーにはない魅力と言えそうです。


さて、スーパーカーブーム直撃世代である当方、アメリカ製の心臓を持つイタリア車と言うと真っ先に思い浮かべるのはデトマソ・パンテーラであります。フォードGT40でヨーロッパでのイメージアップに成功したフォードが、その地位を更に強固な物とするために新たなスポーツカーを企画した事が誕生の発端となっています。デトマソの創始者、アレッサンドロ・デトマソ氏とマスタングの産みの親であるリー・アイアコッカ氏は個人的に親交があったと言われており、パンテーラの誕生に大きな関わりを持っています。


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↑半分くらいアメリカ車と言っていいような気がするデトマソ・パンテーラ。イエローとブラックのGTSは当方には一番”らしく”感じられるチョイス。


なのでこのイタリア製スーパースポーツカーもマスタング好きの当方には他人とは思えないのであります(笑)。アメリカでシェルビーのローカルイベントなどがあると、コブラやGT350などに交じってちゃっかりサーキットを爆走したりしていますし・・・。カロッツェリア・ギアのチーフデザイナー、トム・チャーダ氏の手になるデザインは、フェラーリやランボルギーニとは一線を画する個性を得ているように思います。量産性を重視したモノコック構造のボディにフォード製351cu.in.のクリーヴランドユニットを搭載しています。当時アメリカではフォード系ディーラーでサービスが受けられたとの事ですから、半分くらいはフォード車と言っても良いのかもしれませんね。


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↑当方にとっての初スパークとなったこの1台は、ケース割れ、ワイパー折損の格安品。ワイパーは透明ビニール系接着剤で補修しました。。。


モデルはスパーク製の’72年型GTS。20年以上に渡るパンテーラの長いヒストリーの中には、より高性能なGT5や末期にあのガンディーニ氏が手を入れたモデル等もありますが、個人的には初期のGTS辺りが最も”らしさ”を感じさせてくれるように思います。中でもこのイエロー&ブラックのツートーンは個人的に最も好きなカラーリング。ケースがひび割れ、ワイパーが片方破損していた物を格安で入手した物ですが、これが当方にとって初のスパーク製モデルでした。やや車幅が広過ぎるように感じますが、実車のワイルドなイメージを良く再現していると思います。


奴にとってはクルマも武器だ! スクリーンを駆け抜けたクルマ達(番外編) ~ GAZ3110 VOLGA from THE BOURNE SUPREMACY

本来アメリカ車を1/43モデルでアーカイブするというのが当ブログの主旨ですが(本当か!?)、ここの所すっかり劇中車専門と化しております。。。絶妙なタイミングで素敵なタクシーのミニカーを入手しましたので、こちらのネタで ねこざかなさんとTAXIムービー連動です。但し、アメリカ車は登場しないので当ブログでは番外編であります(笑)。


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↑このクルマがこの仕様でミニカー化されるなんて・・・。劇中車そのものなミニカーを見つけるとホントに嬉しくなってしまいます。


映画「ボーンシリーズ」は現在までに3作が制作されている人気シリーズです。記憶を失い、海上を漂流している所を漁船に救出された一人の男。体に埋め込まれたチップを頼りに訪れたスイス銀行の貸し金庫には複数の国籍のパスポートや銃が預けられており、そこから警察や暗殺者による執拗な追跡を受ける事になります。自分は一体何者なのか?何故命を狙われるのか?トレッドストーンとは一体何なのか?・・・主人公、ジェイソン・ボーンの苦悩と自分探しの逃避行が激烈なアクションと共に描かれます。今回採り上げる“ボーン・スプレマシー(原題THE BOURN SUPREMACY)”はシリーズの2作目にあたりますが、元々ロバート・ラドラムの小説をベースにしているだけに3部作の中編にありがちな中だるみもなく、しっかりしたストーリーを緊迫感溢れるアクションで一気に見せてくれます。


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↑2台共、細部の仕様は劇中車と異なりますが、並べるだけで映画の雰囲気が甦ります。


そしてストーリーの後半、ロシアの市街地を舞台に主人公ジェイソン・ボーン(マット・デイモン)の駆るGAZ3110ヴォルガのタクシーと、ロシアシークレットサービスのキリル(カール・アーバン)のメルセデス・ベンツ・Gクラスによる激しいカーチェイスがあります。超高級車やバリバリにチューンしたスポーツカーが登場したり、CGによる有り得ないようなド派手なアクションが展開するカーチェイスを見慣れていると地味に感じるかも知れませんが、どちらも一般市民から徴発したフツーのクルマでテクニックを駆使し、限界ギリギリの走行を繰り広げる様はリアルな迫力・緊迫感に溢れています。後半はカーチェイスと言うよりはクルマを使った1対1の肉弾戦の様相を呈しており、クルマは移動の為の道具ではなく武器と化しています。個人的にはこうしたリアリティのあるカーチェイス、大好きです。


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↑GAZ3110ヴォルガ。スタイリング、メカニズム共に微妙なバランスが魅力!?


さて、ボーンが可哀そうなタクシードライバーから徴発したクルマはロシアのGAZ3110ヴォルガ。エンジンフードとトランクリッドが同じ長さなんじゃないかと思えるような愚直なまでの3ボックスセダンボディ、そのくせ異型ヘッドランプやクロームのグリル、樹脂バンパーなどディテールはモダーンな印象で、その微妙なバランスが醸し出す魅力はプジョー504やアルファロメオ・ジュリアスーパーに通じると言ったら誉めすぎでしょうか?(笑)。アンバランスぶりはメカニズム面にも遺憾なく発揮されていて、劇中、やたら吹けの良いサウンドを発していたエンジンはインジェクションの16バルブDOHC、2.3リッター150PSというなかなかに侮れない物ながら、リアサスはリーフリジットという驚愕のスペック・・・。劇中での熱い走りを観てしまうと、ひょっとしたらこのクルマは物凄くカッコ良いのではないか?と思ってしまうので、映画という物の影響は計り知れません(笑)。


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↑床板にはディアゴスティーニの銘しかありませんが、モデルはiSTと同一=イクソ製と思われます。


ミニカーは海外ネットオクを徘徊中に発見した物で、金型はどう見てもiSTシリーズのGAZ3110ヴォルガと同じですが、タクシー仕様となっています。劇中車とは年式が異なるのでバンパーの形状が少々違っていたり、カラーリングも細部は若干異なりますが、黄色いボディにチェッカー柄のストライプは映画のイメージそのもので嬉しくなってしまいます。床板を見るとディアゴスティーニの銘がありましたので、いわゆる書店系のアイテムではないかと思います。海外手配ながらかなり安価に入手したモデルですが、出来は良好で実車の雰囲気を良く捉えています。ミニカーはイクソ製と見て間違いなさそうです。


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↑ホンウェルのGクラス。お値段を考えるとホントに良い出来です。


対するキリルのクルマはお金持ちな感じのご婦人から徴発したメルセデスのGクラス。元々軍用車だった物を民生用の高級SUVに仕立て直したのですから、こんなクルマに体当たりされたらモノコックの乗用車はひとたまりも有りませんよね。コチラのミニカーはホンウェル製。安価ながらそこそこ良い出来で、こうした目的で集めるにはなかなか有難い存在です。サンルーフ付なのが劇中車と大きく異なる点ですが、ボディが黒なので余り目立ちません。どちらのミニカーも劇中車仕様により近付けるならひと手間掛ける必要がありますが、このまま2台並べるだけでも映画の雰囲気が甦って来て嬉しくなります。自分のイージーな性格が有難く感じられる瞬間でもあります(笑)・・・ラーダのポリスカーも欲しいなあ。。。


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↑コチラはイスト版のノーマル仕様GAZ3110ヴォルガ。実は上のモデルを入手前に、密かにタクシーに改造しようと思って入手していたモノ。・・・モタモタしている間に改造の必要が無くなってしまいました。。。トップの画像に晴れてゲスト出演(笑)。






YouTube: The Bourne Supremacy (Teaser)


宇宙船か?空飛ぶタクシーか!?スクリーンを駆け抜けたクルマ達 ~2015 DS TAXI from BACK TO THE FUTURE PARTⅡ

デロリアンからバック・トゥ・ザ・フューチャーと、久々にねこざかなさんと連動させて頂きましたが、当方のBTTFネタはこれにて打ち止めであります。


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↑映画のシーンを再現してみたのですが・・・如何でしょうか?


と言う訳で先回の続き。ホバーコンバージョンを装備したデロリアンと空中衝突しそうになったのは・・・シトロエンDSのタクシー、但し2015年型(!?)です。このシトロエンDSは、シリーズ2作目の”バック・トゥ・ザ・フューチャーPart-Ⅱ(原題;BACK TO THE FUTURE PART2)”の中で主人公のマーティが2015年の未来にタイムスリップした際、誤って空中ハイウェイの反対車線に飛び込んでしまいあやうく正面衝突しそうになった相手です。


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↑ホントはルーフが外れて室内を見られるらしいのですが・・・レジンなので破損が怖くて外せません。。。


映画では僅かなシーンに登場しただけですが、元ネタのDS自体1955年デビューという旧いクルマでありながら、前衛的な流線形のボディやハイドロニューマチックサス等の先進的なメカニズムで「宇宙船」と形容された傑作車であり、更に未来的なモディファイを施されているので劇中車として非常に魅力的です。この'50年代生まれの「宇宙船」を未来の空飛ぶタクシーとして持ってくるあたり、映画関係者の車種選択の絶妙さとユーモアのセンスには唸らさせられます。


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↑流石実車オーナーの監修だけあって、劇中車の特徴を余す所なく再現しています。


モデルはノレブブランドで発売されたものですが、パッケージにはプロバンスムラージュの銘が記されておりレジン製完成品となります。蓋が上に開く紙箱に入ってメイキングDVDが付属するタイプと、通常のプラケースにミニカーだけが収まっているタイプの2種類があり、どちらも本来はかなり高価な物です。・・・が、当方はちょっとした幸運に恵まれ、プラケース入りを一般的な1/43モデルと同じくらいの価格で入手しました(経緯は詳しくは記しませんが/笑)。タクシー萌えで劇中車好きの当方としては何としても入手したかった念願のアイテムでありました


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↑劇中では共演シーンは少なかった2台。ミニカーなら並べて楽しむ事が出来ます。


このモデルはオランダの熱狂的なシトロエンDSコレクターであるミッシェル・サベロルラ氏が映画の撮影に使われた実車をネットオークションで入手した後、ノレブのファンでもあった同氏が製作を依頼して製品化されたものだったそうです。実車オーナーが徹底的に拘って監修した渾身の一品だけに、その仕上がりは素晴らしいものです。この辺りのストーリーや実車の詳しいディテールはモデルカーズ誌No.169(2010年6月号)に詳しく記載されています。興味のある方は是非ご一読を。


●ちょっと脱線。1/43cc(笑)


シトロエンDSはアメリカ車ではありませんが、その強烈な個性ゆえ大好きなクルマでミニカーも何台か所有しています(それほど珍しい物はありませんが・・・)。普段は1/43cu.in.としてアメリカ車をミニカーでご紹介している当ブログですが、今回は手持ちの1部を番外編としてついでにご紹介しちゃおうかなと思います(笑)。


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↑4つのバルーンに乗ったID19。ハイドロニューマチックサスによる「空飛ぶ絨毯」のような乗り心地を強調する為、実車のカタログ撮影用に製作された車両で、水面に浮かんだような広告写真は有名です。ミニカーはビテス製で1995年にDS誕生40周年モデルとして発売された物。水面に浮かんだ情景を簡単に再現したパッケージとなっています。


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↑TAXI繋がりと言う事で・・・同じくビテス製のTAXI RADIO(無線タクシー?)色合いがちょっとBTTFの劇中車に似ていると思いませんか(笑)。


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↑ヘッドランプがカバーの中に収まったDS21。BTTFのベースもこのタイプですが、個人的には丸目の初期型よりコチラのスタイリングの方が馴染みがあるし好きです。ミニカーはエリゴール製の旧い製品ですがプロポーションは上々です。このタイプのDSはノレブやユニバーサルホビーに出来の良い新しい製品もあるのですが、最近はアメリカ車意外にはなかなか資金が廻りません。。。


・・・と言う事で、たまには欧州車をご紹介するのも楽しいなと思ってしまいました(笑)。


ミニカー・コラム・シフト Vol.10 推薦図書?(の続き) ~天国でも走る男

前回ご紹介した本、「死の24時間レース」には後半に別の短編が収められていました。そのお話とは・・・。(今回は久々に米国車の登場しない番外編です。)


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と、言う事で本日ご紹介するのは「死の24時間レース」に収められた短編「天国でも走る男」であります。これはイタリアの伝説的なレーシングドライバー、タッツィオ・ヌボラーリ;Tazio Nuvolari (1892~1953)の生涯を書いた伝記です。「空飛ぶマニトバ人」と呼ばれアルファロメオやアウトウニオンのドライバーとして活躍し、あのエンツォ・フェラーリやフェルディナンド・ポルシェをして「最高のレーシングドライバー」と言わしめた男・・・。しばしば性能的に劣るマシンで出走し、その持てるポテンシャルを限界まで引き出し、劇的な逆転勝利を飾るというレース運びで英雄的な人気を博しました。また、いわゆるドリフト走行を編み出したのはこのヌボラーリだとする説もあるそうです。


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↑本に掲載されているヌボラーリの写真。身長162センチ、小柄で痩せた体格からは想像できないような激しい走りを見せたそうです。


本書の記述によると、タッツィオ・ヌボラーリ(本の中ではタジオ・ヌボラーリと記されている。)は1892年、マニトバ(マントバ)に近いカステルダリオで農場主の長男として生まれ、子供の頃から裸馬に飛び乗ってスピードを楽しんでいたのだそうです。モーターサイクルからレースキャリアをスタートして1921年から4輪レースにも出場するようになり、1924年に4輪レースで初優勝。以降数々のレースで優勝を重ねます。勝利の一方、その激しい走りから事故や怪我も多く、大怪我をしても次のレースに現れる事から「不死身の男」「7つの命を持つ男」などと呼ばれました。・・・50代まで現役レーサーとして活躍したヌボラーリですが、1953年に「ユニフォーム(レーシングスーツ)を着せてくれ。」という言葉を残してこの世を去り、その墓標には「君は天国でもはやく走るだろう。」と刻まれていると本書は結んでいます。


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↑本書には”「ユニフォームを着せてくれ・・・。」そう言い残してヌボラーリはこの世を去った。墓石には「きみは、天国でも、はやく走るだろう」と刻まれている”と記されています。


本書にはいくつかヌボラーリらしいエピソードを持つレースが記述されており、その中でもかつての僚友バルツィのクルマに暗闇でヘッドライトを消して背後から迫り、追い抜いて優勝した1930年のミッレミリアや、ヒットラーの厳命下で必勝を期すドイツチーム、性能に圧倒的な差のあるアウトウニオンやメルセデスを敵に回し、給油トラブルで下位に落ちながら驚異的な追い上げで逆転優勝した1935年ニュルブルクリンクのドイツGPなどは今日まで語り継がれる逸話となっています。


(35年のドイツGPの動画を上手く貼れなかったので、下記のリンクでご覧下さい。)


http://youtu.be/ATWZgxlCknw


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↑アルファロメオのエンジンフードに輝く跳ね馬のエンブレム・・・歴史の1ページです。物凄く精密と言う訳ではありませんが、雰囲気満点の佇まいはイタリア本国のブランドならではでしょうか。前輪にキャンバー角がついていたりするのがお分かり頂けるでしょうか?


今回ご紹介するミニカーは'35年のアルファロメオ・ティーポB・スクーデリア・フェラーリです。フェラーリ社の創始者エンツォ・フェラーリ自身アルファロメオのレーシングドライバーであり、彼のスクーデリア・フェラーリはアルファロメオのセミワークスチームとして出発していますが、その頃ヌボラーリが駆っていた仕様のミニカーです。イタリア・リオ製のモデルで物凄く精密というわけではありませんが、こうした旧い時代の機械らしいクルマのモデルというのもとても魅力的ですね。(こうしてどんどん幅が拡がるからミニカーコレクションという趣味は危険。/笑)


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当時決して安くはなかったこのミニカー。購入の決め手はヌボラーリのフィギュアでした。アルファロメオのステアリングに手を掛けて微笑んでいるような絶妙のポージングです。


このミニカーは社会人になったばかりでコレクションの幅が拡大していた頃に購入した物で、当時としては結構高価なモデルでした。単に彼のマシンというだけだったら、或いはこのミニカーを買う事はなかったかも知れません。購入の決め手になったのはクルマの傍らに佇むヌボラーリのフィギュアでした。1/43のフィギュアは小さいので、そう言われればヌボラーリかな?と言う感じですが、やはり子供の頃に摺り込まれた事象というのは強烈で(笑)、今でも買って良かったな~と思える大切な一台です。まあ、何と言うか・・・全く持って・・・三つ子の魂百までとはまさしくこうした事を言うのでしょうかね(笑)。


割り込み連動企画 スクリーンを駆け抜けたクルマ達(番外編)~MINI from " Mr. BEAN"

アメリカントラック特集の真っ最中ですが、お友達のFZIROさんから連動のお誘いを頂いたので、本日はアメリカントラックとは対極にあるようなクルマをご紹介したいと思います。


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↑当ブログ初のぬいぐるみ登場!Mr.ビーンの親友テディ、コーギーのミニで遊ぶの図


・・・と言う事でご紹介するのは番外編”ブラウン管を駆け抜けたクルマ達”(笑)。日本ではNHKで放映されて大人気を博したミスター・ビーンの愛車、ライムグリーンのミニであります。”ミスター・ビーン(原題;Mr. BEAN)”は英国タイガーテレビジョンが製作しITVで放送された人気コメディ番組。ローワン・アトキンソンが言葉少なに演じる変なオジサン、ビーンのハチャメチャ・ドタバタぶりは理屈抜きで可笑しく、字幕を気にせず楽しめる数少ない海外コメディと言えそうです。間を置いて劇場映画も2本製作されていますが、笑いの破壊力はTV版の方が数段上と感じるのは当方だけでしょうか?


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↑ちょっと大きな1/36スケールのミスタービーン・ミニ、後期品はナンバーが"SLW 287R"でラジエターグリルが黒く塗られています。各部の考証やミニ自体のプロポーションは1/43版より正確です。


ミニについては今更語るまでもないかもしれませんが、サー・アレック・イシゴニスの卓抜なる着想から生まれた歴史的な名車です。FR車にタテ置きされていた既存のA型エンジンを90°方向転換して搭載し、トランスミッション、デフと2階建てにレイアウトした横置きFFの元祖ともいうべきクルマです。その後ダンテ・ジアコーサがフィアット128で世に問うたエンジンミッション並列レイアウトを経て、横置きFFは小型車パッケージの主流となりました。もしイシゴニスさんがこのレイアウトを考え出さなかったら・・・今日の小型実用車はVWビートルやフィアット500のようなRRが主流になっていたかもしれません(笑)。


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↑コチラは1/43バージョン。ナンバーは1/36前期品と同じ"ACW 497V"ですね~。プロポーションは”ほのぼの味わい系”特徴的な南京錠が印刷で済まされてしまったのは残念な所です。


そのキャラクター性と長い歴史から、過去にご紹介した”ミニミニ大作戦(原題;The Italian Job)”をはじめ、新し目な所では”ボーン・アイデンティティ(原題;THE BOURNE IDENTITIY)”等数多くの映画やTVで活躍し、ピーターセラーズやビートルズのメンバーをはじめ多くの著名人、文化人にも愛されたミニですが、この哀れなライムグリーンのミニは劇中さんざん3枚目を演じさせられた挙句、戦車に踏みつぶされてしまったりと酷い目に遭っています。


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↑後期品はナンバープレートが"SLW 287R"でグリルは黒塗装、前期品は"ACW497V"でグリルはメッキ仕様となっています。


ミスタービーンの劇中車仕様のミニはコーギーから1/36と1/43の2種の縮尺で発売されていました。1/36の方は夥しいバリエーションを誇る同社の定番キャスト、1/43の方は以前ご紹介したミニミニ大作戦仕様と同じキャストで、同社の別ブランドであるバンガーズとは別の物です。FZIROさんの記事を拝見するまで知らなかったのですが、1/36の方は初期モデルではナンバープレートが間違っていたのですね。そんな事実を知らぬまま、何故か当方は両方のバージョンを買っていたりして(笑)。・・・多分ラジエターグリルが黒く墨入れされているのが好ましくて後期品を買い足したのだと思います。


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↑コチラは同じナンバープレートながら、エンジンフードが艶消しと艶ありのバリエーション違い。


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日本のモデルプランニング製ミニ、1/130という小さい小さいスケール。どう見てもビーンのミニにしか見えませんが・・・。後方に大きく見えるのはコーギーの1/43の方です(笑)。


更に”間違いナンバープレート”バージョンにはエンジンフードが劇中車のような艶消しでなく、艶有りの黒に塗られたバリも有りました。残念ながら当方は未入手ですがビーンのフィギュア付き(記憶が曖昧ですがデフォルメビーンとリアルビーンが居たような気がする。)も販売されていました。更に日本のモデルプランニング(津川洋行)からは何処にもBEANの文字はないものの、ライムグリーン&ブラックの2トーンでご丁寧にドアに南京錠まで付いた1/130のミニも発売されていました。(コレって、版権はどうなってたのかなあ・・・。)


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↑残念ながら水色ではありませんが・・・コーギーの別ブランド、バンガーズのリライアント・リーガル、ロイヤルメイル(郵便車)仕様です。


さて、TV版のミスタービーンには水色のリライアント・リーガルという3輪車が都度登場し、ビーンにおちょくられてパーキングエリアから押し出されたり横転させられたりとこれまた可哀そうな目に遭っています。英国では3ホイラーは税制面で優遇されていて、日本でいうと軽自動車のようなポジションにあるようなのですが、英国では最もベーシックなクルマであるミニに乗ったビーンが、ちょっと格下のリーガルをおちょくる構図は、英国階級社会に対するローワンアトキンソン流のアイロニーなのかも・・・などと邪推してみたくなります。


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'69ダッジ・チャージャーはロードチャンプス製。ビーンのミニと似たライムグリーンと黒いバイナルトップの2トーン。


お友達の覆面えるさんやFZIROさんによると、ライムグリーンという色は英国では最も軽蔑される色なのだとか・・・この辺りも英国流ブラックユーモアの発露という感じですが、ライムグリーン&黒という2トーンカラーからは、当方はどうしてもモパーマッスルを連想してしまいます。小さなミニをモパーマッスル風のカラーに塗って乗っている・・・なんてのもビーンのキャラに合っているような気もするのですが・・・と、当ブログらしく無理矢理アメリカ車にこじつけて今回は終わりたいと思います(笑)。


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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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