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酉年ファイアバード特集; 第3世代GTA登場 NEO 

諸般の事情により間が空きますが、夏休みも終わりましたし酉年ファイアバード特集を粛々と進めたいと思います。

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以前、C4コルベットの時にも述べた事ですが、70年代のオイルショックと排ガス対応で低迷したアメリカ車の性能・品質・(急激な小型化に対応し切れなかった)デザインなどは80年代に入ると立ち直りの兆しを見せ始めていたように思います。'81年に誕生した第3世代ファイアバード/カマロも、デビュー当初はV8-5リッターエンジンにして165hpだったものが、'85では205hp、そして今回ご紹介する'88年型の時点では5.7リッター+フューエルインジェクションで225hpまで回復していました。今日的な目で見れば大した事はないように見えますが、当時はかなり頑張った数値だったように思います。

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↑モデルライフを通じてデザイン変更の比較的少なかった3代目ファイアバード。'86年型以降はテールランプが変更になりリア周りのイメージが変わっています。

この世代のファイアバードに、最高性能バージョンとしてGTAが誕生したのは'87モデルイヤーでした。コルベット譲りの5.7リッターエンジンをフューエルインジェクションで武装し、前述の通り225hp、最終的には235hpを絞り出していました。その後'91モデルイヤーで比較的大きなフェイスリフトがあり、やや丸みを帯びたスタイリングとなりました。この時に初代以来のコンバーチブルが復活しましたが、'92モデルイヤーで生産終了となり、'93年型の第4世代へとバトンタッチしました。カマロ共々、商業的には成功した世代だったと言えるのではないかと思います。

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↑もちろん仕上がりが悪い訳ではありませんが、クロームパーツの少ない車種の製品化だと、このブランドの持ち味が発揮しきれていないような印象を受けます。メッシュホイールあたりが見せ所でしょうか。

モデルはNEOの'88年型、Trans-AmのGTA仕様です。ボディのプロポーションは実車の低く幅の広い”薄べったい”イメージを更に強調した感じでしょうか。ブラックのボディカラーはやはりこの世代のトランザムにも良く似合います。'50~'70年代年代のクロームパーツてんこ盛りの車を手掛けると、エッチングパーツを多用して非常に見応えのあるモデルを作る同ブランドですが、それ以降のディテールがシンプルなクルマでは、正直持ち味を生かしきれていないような印象もあります。 ・・・とは言え、レジン製の特性を活かしてマニアックな年式や仕様を製品化してくれる有難い存在です。

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↑第3世代ファイアバードの年式違い。今回ご紹介したNEOの'88がボディが最も低く、謎のプルバックカー'85が最も高くて、マテル最初期型'82はその中間。さて、最もプロポーションが良いのは果たして!?・・・残念ながら'91~'92タイプの1/43モデルは存在していないのではないかと思われます。

このモデルを見る限りでは、実車のレーザースキャンを行ってそれを基に3Dデータ化するといった作業は行われていないように見えます。実車のレーザースキャンを基にした製品はプロポーションの破綻もなく、端的に言って実車に”とても良く似ている”のですが、凄いなと思う反面、それ以上の感動を与えてくれない製品も少なくないようにも思います。逆に実車のイメージを上手く捉え、それをやや強調気味にディフォルメした製品がツボにはまると、得も言われぬ魅力を放ったりするケースもあります。何を以って良しとするかに個人差もありますし、スケールモデルの良否判断は難しいですが・・・そこがまた面白いとも言えるのではないでしょうか。

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酉年ファイアバード特集 & 愛しのトイカー達; 正体不明のプルバック ~'85 Pontiac Firebird

エーダイの'70に続き今回は酉年ファイアバード特集と愛しのトイカーのコラボ企画第2弾です。

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'82モデルイヤーに登場した第3世代ファイアアバード&カマロ、2世代目に負けず劣らず'92モデルイヤーまでの長寿を全うしました。フロントノーズやリアウインドウ形状など、何度か大きなフェイスリフトの行われた2世代目に比べると、3代目の外観はモデルライフを通じて余り大きな変化はなかったように思います。今回ご紹介する'85年型では前後バンパーの形状が新しくなり、トランザムを中心にエアインレットがエンジンフードに設けられたあたりが変化点でしょうか・・・。

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↑'85モデルイヤーで前後バンパーが変更され、1部車種のエンジンフードには1対のエアインレットが設けられています。

外観の変化は大きくありませんが、エンジンラインアップは刷新・改良が図られ、登場時は5リッターV8にして165hpだったエンジン出力は、'85ではインジェクション仕様で205hpとだいぶ持ち直しています。翌'86モデルイヤーでは更に225hpへとパワーアップが図られました。'70年代のオイルショックと大気汚染に対応するための厳しい排ガス規制はアメリカ自動車業界にとって大きな試練でしたが、80年代中盤にはかなり改善が進んでいたことが窺われます。

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↑プルバックのトイカーながらプロポーションは悪くありませんし、バンパー形状やエンジンフードのインレット、テールランプデザインなどは正しく'85年型のディテールをトレースしています。1/43では貴重な年式ですし侮りがたい存在です。出会えて良かった!

今回ご紹介するモデルは都内某有名ショップのワゴンセールからサルベージして来たもので500円也。いい加減なカラーリングが残念ですが縮尺は正しく1/43、ご覧の通りプロポーションは中々に良好、ホイールもそれらしい樹脂成型品となっています。エンジンフードに一対のルーバーがあり、かつリアウインドウにはハイマウントストップランプが装着されていないので、'85年型と推測・・・出来るくらい考証は正確なのです。3代目ファイアバードの前中期を補完すると言う意味では貴重な存在であり、これだからプルバックトイカーは止められないのであります(笑)。

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↑プルバックモーターを避けるため、シートはかなり車両前方にモールドされています。・・・狭そう。。。

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↑床板には車種名や縮尺はおろか、メーカー名や生産国の刻印すらありません。素性は全く不明です。

・・・なのですがこのモデル、床板には車種名や縮尺はおろか、メーカーや生産国などの刻印が一切ありません。ネットで調べてもこうしたプルバックトイカーを詳述しているページは発見出来ず、その素性は一切不明。ひょっとしたら販売時には床板にシールなどが張られていたのかも知れませんが、今の所調査する手立ても見つけられない状況です。スケールモデルとしての仕上がりも悪くはないので、他にどんな車種があったのか大いに気になるのですが・・・何かご存知の方がおられましたらご教授下さいませ。

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酉年ファイアバード特集; 第3世代登場!! Mattle Hot Wheels '82 Firrbird

数は多くありませんが、今回から第3世代ファイアバードの1/43モデルをご紹介します。

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'82モデルイヤー、長く続いた第2世代に代わり、第3世代のカマロ/ファイアバードがデビューしました。'70年代初頭(正確には'60年代末?)の基本設計であった先代に比べて各部が大幅に近代化され、車両寸法の縮小と大幅な軽量化に加え、リーフだったリアサスがリジッド式ながらコイルに改められるなど、それまでのアメリカ車の「直線番長」的なクルマ造りからの変化が見られた世代と言えそうです。70年代、オイルショックと排ガス規制対策にあえいでいた米メーカーが、'80年代を迎え復調の兆しを見せ始めた事と期を一にしたモデルチェンジだったのではないでしょうか。

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↑筋骨隆々だった先代と比べると、シンプル&クリーンなラインへと生まれ変わった第3世代。カマロ共々、先代のイメージを残しながら上手に近代化を図ったスタイリングだと思います。

スタイリングはシンプルかつクリーンな空力特性に優れた物で、燃費低減など実用に迫られた面もあるものの、後退角の大きな前後ウインドシールドや流麗なボディラインは、熱狂的なフェラーリ・エンスージアストであった当時のデザイン担当副社長、チャック・ジョーダン氏の意向が反映されていたのかも知れません。伝統に則り、リトラクタブルヘッドランプ採用など、ファイアバードはカマロに比べより個性の強いデザインとなっていたのが特徴です。登場時のグレードは下からベースモデル・SE・トランザムとなっていました。5リッターV8の設定もありましたが、その最高出力はインジェクション仕様でも165hpと、昨今のアメリカンV8のハイパワーぶりとは隔世の感があります・・・。

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↑ソリド、ノレブなど老舗ブランドのミニカーが軒並み安かろう・悪かろうに墜していた暗黒時代を窺わせる作風。コストダウン&パーツ削減の権化のような構成ながら、プロポーションに優れるのは流石イタリア製?

さて、当方の手持ちで1/43の第3世代ファイアバードの初期タイプを探すと、該当するのはイタリア製のマテル・ホットホイールのみでした。恐らくは'80年代、実車のリアルタイムに近い時期の製品だったのではないかと思います。ラインナップはむしろヨーロッパ車が主体だったようなので、70年代から関係があったメーべトイが絡んでいるのかも知れませんが・・・日本ではホットホイール物の書籍やムックでも1/43は殆どスルーされているので、残念ながら詳細は良く分かりません。。。

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↑モデルを裏側から見ると・・・床板がインパネやシートの形に凹んでいます。それでも、シートなどは表から見ると結構ちゃんとしたカタチをしているのですから、ある意味画期的なパーツ構成かも!?

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↑コンディションは良くありませんが、ボックスはこんな感じ。Hot Wheels, MATTELのお馴染みのロゴが踊ります。ボックスにもモデルの床板にもメーべの表記はありません。'70年代のグラントロスとは違う流れなのか???

ミニカー暗黒時代を思わせる徹底したコストダウン&部品点数削減の産物で、インパネやシートは床板と一体成型、裏返すと床板がそのカタチに凹んでいるという、ある意味究極の設計がなされています(笑)。タイヤ&ホイールも一体成型&ホットスタンプのみという淋しさですが、ボディのプロポーションが優れているのは流石、MADE IN ITALYの面目躍如といった所でしょうか。シャープでスリークなボディフォルムや左右非対称のエンジンフードバルジなどは、第3世代初期'82~'84頃までの特徴を良く捉えています。我らがアオシマ・スカイネットやマテルエリートのナイト2000を別にすると、この世代のファイアバードの1/43モデルは非常に少なく貴重な存在と言えます。

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酉年ファイアバード特集; 第2世代最終形 ~ YatMing '79 Pontiac Firebird Trans Am

さて、2代目ファイアバードのモデル紹介も終盤です。

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年頭からお送りしている酉年(とりどし)ファアバード特集。ようやく第二世代の終盤に差し掛かりました。気が付けば早6月、うかうかしているとこの先何月まで掛かるやら・・・。本当は「酉年サンダーバード特集」もやりたいのですが、こんなペースでは年内に終われるかどうか。。。気を引き締めていってみたいと思います。・・・それにつけても2代目ファイアバード、歴代を並べると言う意味ではスラントノーズ+丸目ヘッドライトの中期モデルの1/43が欲しい所。出来れば高価なレジン完成品ではなく、安価なモデルでどこか製品化してくれると良いのですが・・・。

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↑角型ヘッドランプを1灯づつノーズに埋め込んだようなデザインになった'79~'81ファイアバード、左右がつながったテールランプ共々、大胆で中々カッコ良いと思ったものです。

'77年型で流行の角型4灯を取りれたファイアバード、先回ご紹介したこの年式は日本でもイーグルマスクと呼ばれて人気がありました。'79年型ではこの世代最後となる比較的大きなフェイスリフトが行われ、'77~'78でポンティアック伝統の左右2分割グリルに収められていたヘッドランプは、1灯づつ独立してグリルレスのマスクに埋め込まれたようなカタチになりました。また、テールランプも左右がつながって見えるようなデザイン処理になりました。これはこれで当時は斬新でカッコ良いと思ったものですが、後年の人気はイーグルマスクの'77~'78の方が高いようです。やはり、左右分割グリルにポンティアックらしさが感じられるからでしょうか・・・。

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↑ブラックのボディとゴールドのアクセント、Tバールーフと来れば、どうしてもトランザム7000シリーズを連想してしまいます。この779年型は2作目でバンディットの愛車として登場しました。

モデルはヤトミンの1/43ダイキャストモデルで、今年の初めにご紹介したシルバーの10thアニバーサリー仕様の色違いとなります。こちらはトランザムと言えばイメージするブラック+ゴールドグラフィックの仕様で、ディティールは異なりますがバートレイノルズ主演の人気シリーズ2作目”トランザム7000VS激突パトカー軍団(原題:Smokey and the Bandit II)”劇中車を連想させる定番カラーですね。年頭の記事でも記したのですがイーグルマスクと呼ばれる'77~'78が1/43でも割とモデル化されているのに対し、ラストモデルの'79~'81はこのモデルくらいしか思い浮かびません。グリーンライトのKILL BILL劇中車仕様も基本的にはこの金型ではないかと思います。(未入手・未確認)

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↑とにかく1/43モデルとして貴重なヤトミンの'79年型トランザム。安価なモデルで仕上がりはそれなりですが、ブラック&ゴールドの定番カラーが嬉しい1台。

ヤトミンのこのモデル、現在ではブランド名(会社名?)をラッキーダイキャストに変更して存続、ボディカラーはホワイト、ゴールド、マットブラックとなっているようです。ヤトミンが吸収されたのか、ブランドが売却されたのか詳細は分かりませんが、ロードシグネチャーなどシリーズ名は継承されているようです。最近、(日本ではあまり見掛けないような気がしますが・・・。)このトランザムのみならず、他で製品化されていない車種が1/43で色々と揃っていて、価格も安価なので有難い存在です。最近、純粋な新製品が少ないのが残念な所です。

酉年ファイアバード特集; 1/43では最良の1台か!? ~ auto world '77 Pontiac Firebird Trans Am

ワンダーランドマーケット春の陣、静岡ホビーショーと大きな模型イベントも終了したので、ファイアバード特集に戻りたいと思います。

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今回ご紹介するモデルはオートワールドブランドで展開されていた1/43レジン完成品シリーズの1台。過去に同シリーズのビュイック・グランナショナル、”デュークス・オブ・ハザードのジェネラル・リー”こと'69チャージャーをご紹介していますが、ボディのプロポーションや実車のイメージ把握と言う点では、個人的な主観ではそれらと比較してもこのトランザムが最良ではないかなと思います。確かホワイトやイエローのカラーバリエーションもありましたが、当方はやっぱりブラックをチョイス。高価なのでカラーバリエーションまで買い揃えられないのが残念です。。。

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↑1/64や1/18とは異なり、レジン製完成モデルだったauto worldの1/43シリーズ、残念ながらその後新製品は発売されていないようです。この'77トランザムをベースに、トランザム7000劇中車仕様も発売される筈だったのですが・・・

前述の通りプロポーション良好、ボディの塗装や派手なゴールドのグラフィックも良い仕上がりです。この手のレジン完成品に多く見られるフィルム貼り付けタイプのウインドウ類も比較的しっかりと安定しているように見えます。(クロームのモールがやや太いですが)・・・なのですが、LOUND4のサイトを見る限りでは、残念な事にオートワールドの1/43シリーズは既に過去の物となっているようです。かつてこの'77トランザムをベースに、映画”トランザム7000(原題Smoky And The Bandit)”仕様のモデルも発売される予定があり、当方もお世話になっているショップに予約していたのですが、どうやら幻の製品となってしまった模様です・・・。

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↑1/64, 1/18とは異なり、レジン完成品の形態で展開されていたオートワールドの1/43シリーズ。個人的にはこの'77トランザムが最もプロポーションに優れたモデルではないかと思います。

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↑レジン完成品らしからぬシャシーのディテールは、アメリカ系ブランドならではのお家芸と言えるでしょうか・・・。

そんなトランザム7000の劇中車仕様、1/43スケールでは我らがグリーンライトが製品化を予定しているようです。上記のオートワールド製とは仕上がりは比較にならないでしょうが、比較的安価なシリーズなので期待したい所です。またこのモデルで新規に金型が起されるのかどうかも気になる所。もし新規金型なら、グリーンライトで劇中車発売→プレミアムXやホワイトボックスでノーマル仕様発売という流れも考えられます。今回ご紹介した高価なレジン完成品と、前回ご紹介したごく安価なモデルの中間的なバランスのモデルがあれば、それはそれで魅力的なのですが・・・果たしてどうなるでしょうか!?



さて、話題変わって実車のお話し。酉年だからという訳でもないのでしょうが、なんと!驚いた事にトランザム復活のニュースが!?今年のデトロイトショーに出品された”トランザム455スーパーデューティー”がそれで、シボレーカマロをベースにボディ各部をカーボン製パーツに変更、その名の通り455cu.in.(≒7.4リッター)V8搭載で最高出力1,000hp!(・・・ってディーゼル機関車ですか?/笑)GM自身が製作したカスタムカーといった風情ですが、驚いた事に50台限定で市販されたのだとか・・・。ただしポンティアックはブランド自体消滅してしまっていますし、今回のモデルはファイアバードという車名も使用されていないようです。外観は'77~'78を彷彿とさせるイーグルマスクやリア周りの造詣が、カマロベースのボディにマッチしていて嬉しくなってしまいます。さすがメーカーデザインと言う感じですが、これが1度きりの限定企画なのか、何か将来的な布石なのか大いに気になる所です。

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↑バート・レイノルズの映画と共に日本でも人気を博したファイアバード・トランザム。ポンティアックブランド自体がなき今、本格的な復活はあるのでしょうか・・・。

酉年ファイアバード特集 & 愛しのトイカー達; 謎・・・だった国産トイカー ~エーダイ・グリップマイティ(またはパワーチェンジングカー) ファイヤーバード

今回は酉年ファイアバード特集でありながら愛しのトイカー達でもあります。

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酉年ファイアバード特集、今回も2代目初期のモデルをご紹介したいと思います。日本でも人気の高いこの世代のファイアバードですが、初期タイプの1/43モデルは意外と少なく、”ちゃんとした”1/43モデルは先回ご紹介したNEOのレジン完成品か、ウエスタンモデル製のホワイトメタル完成品(当方未入手。。。)くらいしか思い浮かびません。・・・ですが、実車とリアルタイムに製品化していた事例がありました。正確には1/43よりもやや小さいのですが、それが今回ご紹介する古(いにしえ)の日本製トイカーです。

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↑エーダイのパワーチェンジングカー及び、グリップマイティシリーズとして展開された'70型と思われるファイアバード。古(いにしえ)の日本製トイカーとしてはプロポーションはまずまずではないかと思います。

さて、今回ご紹介するジャンクコンディションの日本製のトイカー、ご覧の通り2代目ファイアバードの初期タイプ'70~'73年型です。位置は実車と異なりますが、エンジンフードのバルジが2つある事から、グレードはトランザムではなくフォーミュラかと思われます。全長は欠品しているリアバンパーを加えると11cm弱といった所でしょうか。ボディ・シャシー共にプラ製で、縮尺的には1/43よりもやや小さいといった感じです。床板の中央前部大きな穴が開いていて、その後ろにゼンマイの四角いシャフトが突き出ています。ボディのプロポーションは日本製の旧いトイカーとしては悪くないのではないかと思いますが、リアウインドー部にはなにやらスライド式のレバーのような物があります。

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↑ブルーメタリックのボディカラーはこのファイアバードには良く似合います。リアウインドウからはゼンマイ走行のスピードを調整出来るレバーが突き出ています。なかなかユニークな機構です。それにしても、左のフロントピラーは複雑骨折、リアバンパーが失われているというコンディションが何とも惜しい・・・。

床板を良く見ると「EIDAI CORPORATION MADE IN JAPAN」とあります。メーカーがエーダイという事は分かりますし、所有したことはありませんが子供の頃に何処かで見たことがあるような・・・。薄ぼんやりとした記憶と共にモヤモヤした日々を過ごしていたのですが、ブログを相互リンクさせて頂いている覆面えるさんのコチラの記事で実体がハッキリしました。このモデルはエーダイのグリップマイティというゼンマイ仕掛けのトイカーシリーズの1台で、後部のレバーで前進・停止が切り替えられ、シャシーには方向転換用の第5の車輪が装着されていてステアが可能だった模様です。また、シリーズ名を”パワーチェンジングカー”と名乗っていた時期もあるようです。(おそらくこちらの方が時代的に古いと思われます)

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↑床板には操舵用の第5の車輪を取り付けるスペースがあります。こちらもなかなか大胆な機構です。ゼンマイの四角いシャフトも懐かしい感じですね。

その後幸運な事にこのシリーズのファイヤーバードとマーキュリークーガをパッケージ未開封状態で入手する事が出来ました。当方はHWなどはブリスターパックをどんどん開封してしまうのですが、流石にこれはおいそれと開封する事が出来ません。。。ファイアバードの方はボディサイドに貼られたシールが劣化して剥がれ落ちてしまっています。マーキュリー・クーガーの方はラジエターグリルの中央部が独立している事からすると珍しい70年型。当方の知る限り、同年式のモデルとして1/43近辺では唯一の存在ではないかと思われます。パッケージ裏面に印刷されている本シリーズの特徴は以下の通りです。

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↑後年入手したパッケージ未開封のグリップマイティ、'70ファイアバードと'70マーキュリー・クーガー!!

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↑パッケージの裏面には商品の特徴と、嬉しい事にラインアップの記載が・・・。

☆特徴
ミニカー(A・B)
●特殊ゼンマイで長時間ダッシュ!!
●レバーチェンジでスピードコントロール!!
●左折、右折も思いのままOK!!
●1/40精密スケールモデル  (正確な統一縮尺ではありません。少なくとも米車は1/43以下です。)

タンク
●特殊ゼンマイで長時間走る!!
●車体から火花が発火!!
●どんな坂でも登る   (・・・おいおい、そりゃホントかね!!)


パッケージの裏面には嬉しい事にシリーズの展開車種も記載されていました。一体このシリーズにどれだけの車種があったのか興味をそそられますが、残念ながら全貌は分かりませんでした。調べて存在が確認出来た車種を以下にリスト化しておきます。きひょっとしたら他にもまだバリエーションがあるのかも知れません。

●エーダイ・グリップマイティ ”ダッシュミニカー”シリーズ / パワーチェンジングカー 分かる範囲リスト

①グリップマイティ パッケージ裏面の記載
ミニカーA 650円
・ニッサンフェアレディー(S30系初代Z)
・トヨタセリカGT(初代A20/30系前期型)
・トヨタセリカGT(2回表記あり、ルーフキャリア付きを指している?)
・トヨタセリカLB(初代A20/30系前期型)
・モンザGT
・ジャガーEタイプ

ミニカーB 650円
・ファイヤーバード(他の車種の年式を考えると'70年型か?)
・マーキュリークーガ('70年型)
・ニッサンスカイライン(ケンメリHT C110型)
・コロナマークⅡ(2代目 X20系HT)
・セドリック救急車 (230系ワゴン えるさん家所蔵
・ハイエース事故処理車(初代H10系パトカーカラー)

タンク 650円
・(日本)61式タンク
・(アメリカ)M-60タンク
・(ドイツ)レオパルドタンク


②上記以外でネット検索等で見かけたもの(パワーチェンジングカー含む)
・ホンダ1300X(クーペ)
・ハイエース救急車(初代H10系)
・ハイエース消防司令車 (初代H10系)
・D51型蒸気機関車
・ジャガーEタイプ ガッチャマン仕様(えるさん家所蔵
・モンザGT ガッチャマン仕様
・トヨタセリカGT(ルーフキャリア+スキー仕様)
・トヨタセリカGT(ルーフキャリア+スペアタイヤ仕様)
・コロナマークⅡラリーカー仕様(初代T70系HT)
・コロナマークⅡパトロールカー(初代T70系HT)


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↑こちらは打って変わって派手なカラーリングのファイアバード、ボディサイドのシールは糊が劣化して剥がれてしまっています。

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↑同時に入手したもう1台は'70マーキュリー・クーガー。中央部が独立したラジエターグリルが特徴で、1/43近辺では極めて貴重なモデル化です。

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酉年ファイアバード特集; 第2世代登場 ~ NEO '73 Pontiac Firebird Trans Am

酉年ファイアバード特集、いよいよ2世代目の登場です・・・既出のモデルですが。。。

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1970年、カマロ/ファイアバードは通常の年次変更から数ヶ月遅れで第2世代へ切り替わりました。初代ではノッチバックのHTクーペとコンバーチブルだったボディはファストバックのクーペボディへと1本化され、同時にやや大型化されました。そのスタイリングは低く長い伸びやかなプロポーションで力感に溢れ、新たな年代の始まりを飾るにふさわしい新鮮さの感じられるものでした。初代モデルの登場から僅か3年で世代交代した訳ですが、この第2世代は'70年から'81年までの長きに渡るモデルライフを誇りました。

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↑一応写真は撮影し直したのですが・・・何だか前回と同じような角度で撮ってます。。。

前年にパッケージオプションとして登場したトランザムは、スタンダードなファイアバード、上級のエスプリ、スポーティーなフォーミュラの上に位置する最強バージョンとして君臨する事となりました。他のグレードに対しよりハイパワーな455cu.in. V8エンジンを搭載し、外観もボディと一体感のある樹脂製の前後スポイラーや派手なストライプで一目でトランザムと分かる識別化が成されていました。尚、トランザムと聞いてイメージするのは象徴的な火の鳥のグラフィックですが、画像検索した限りでは大きな鳥がエンジンフードに羽ばたくのは'73モデルイヤーからのようです(間違っていたらゴメンなさい・・・。)

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↑元々華やかなファイアバードのボディに樹脂製の一体型スポイラーや派手なグラフィックを装ったトランザムは一際目立つ存在です。ただ単に派手なだけではなく、先進的で完成度の高いデザインだと思います。

モデルは今年初めの記事でもご紹介したNEOのレジン製完成品です。その際も記しましたが、NEOには珍しい登場初年度・最上級グレードというド定番な車種選択が嬉しい1台。プロポーション・仕上がり共に良好で、実車のカッコ良さを良く捉えた好モデルです。2本出しのマフラーが良い感じに再現されていますが、同ブランドは床下の再現には力を入れていない物が多いように思います。また、近年のレジン製完成品に共通する外から貼り付けたウインドウ類の脆弱さ、不安定さがタマにキズなのが惜しい所です。

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↑こちらの画像は今年最初の記事からの使い回し(汗)。NEOのモデルはプロポーション、仕上がり共に素晴らしいですが、窓ガラスのフィッティングの悪さと脆弱さが惜しいです。。。

ファイアバードは翌'74モデルイヤーからスラントノーズにフェイスリフト。翌'75モデルイヤーにはリアウインドウがサイドに回りこんだタイプへと変更されています。(この辺りの年式は1/43ではモデル化に恵まれていません。)その後'77年には映画トランザム7000でもお馴染みの角4灯フェイス、日本ではイーグルフェイスと呼ばれるスタイルへと変化、'79年には4つのランプが独立したマスクへと再びフェイスリフトされ'81モデルイヤーまで生産・販売が続けられました。

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酉年ファイアバード特集; フェイスリフト&トランザム誕生!! ~Yatming '69 Pontiac Firebird Trans-Am

酉年ファイアバード特集、今回は1stジェネレーションの後期タイプをご紹介します。

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'69モデルイヤーに入ると、ファイアバードはカマロと共に比較的大きなフェイスリフトを行いました。初期モデルでクロームのバンパーがラジエターグリルをぐるりと取り巻いていたフロントマスクは、樹脂製の一体型風の物になりました。外観的には'70年型のポンティアックGTOに似ていますが、ファイアバードのバンパーはGTOのような衝撃吸収機能(低速度での衝撃に対する復元力)は有していなかった模様です。インテリアではインパネのメータークラスター部がセンタークラスターと一体化した豪華な形状に変更されています。その他前後のフェンダーにはホイールーアーチから後方に流れるプレスラインが加えられる等、パネル部分にも手の入った大掛かりな内容でした。

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↑'69年のフェイスリフトは、フロント廻りのイメージチェンジに始まり、フェンダーなど外板パネルやインパネの変更など規模の大きな物でした。フロントマスクは'70年型のGTOと近いイメージでまとめられているように思います。

そしてこの年のトピックは、なんといっても”トランザム”の誕生でしょう。それはまだスポーツグレードではなくパッケージオプションではありましたが、専用のエンジンフード、フロントフェンダーのエアアウトレット(ダミー?)、ウイングタイプのリアスポイラー、そして多くの場合ボディ上面に流れる2本のストライプが奢られ、ベーシックモデルとは異なるスポーティで攻撃的なアピアランスを有していました。以降、日本ではムスタング=マッハ1、ミニ=クーパーと同じくらいファイアバード=トランザムといったイメージが定着していったように思います。このネーミングは当時白熱していたポニーカーによるレース、Trans-Am(トランス・アメリカン)シリーズから来ていますが、ポンティアックがこのネーミングを無許可で使用したため、一時は訴訟沙汰にまでなったのだとか・・・。

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↑ヤトミンのモデルは1/43スケールではかなり安価な価格設定ですが、限られたコストの中では頑張っているように思います。メッキをもう少し落ち着いた質感にして、タイヤ&ホイールなどをグレードアップすればぐっと仕上がりが良くなりそうな感じがします。

ミニカーはヤトミンの安価なモデルで、全体的な仕上がりは価格なりといった感は拭えないものの、プロポーションは割と良い感じに実車のイメージを捉えているように思います。ホワイトのボディに2本の青いストライプという定番のボディカラーもストライプを印刷でシャープに再現、サッシュやテールランプなど細部も頑張って色差しされています。インテリアはストライプとのコーディネートでブルー系で成型されています。一体成型ながら床板のサスペンションや駆動系もそれらしく再現されているのが床板フェチには嬉しい所(笑)。・・・改めて眺めてみると、価格の割には結構頑張っているんじゃないかなとちょっと見直しました。カラーバリエーションは他にブラックのストライプなし、ラッキー・ダイキャスト名義で販売された最近の物はマットブラックの単色となっています。

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↑アーテル製'68モデルとの比較。フロントマスクやフェンダーのプレス形状の違いがお分かり頂けると思います。

同じ'69ファイアバードのトランザム仕様はロードチャンプスも製品化していて、当ブログでも過去にご紹介済みです。こちらはHTとコンバーチブルが造り分けられるようルーフがプラ製の別パーツとなっている(その割にはコンバーチブル仕様の製品は見た事がない気がしますが・・・)ため、ボディそのもののプロポーションはヤトミン製に分があるように思います。当方はこの個体は中古で入手したのですが、エンジンフードやフェンダーのインテーク部は前オーナーの手で色差しが施されているようです。ワイパーやルームミラーがフロントガラスに一体成型されているのが昔のミニカーぽい風情な点を改め、シャープなホイールとホワイトレターやレッドラインの印刷されたタイヤを装着すればぐっと雰囲気が良くなりそうなポテンシャルは感じます。安価なモデルなので中古品を見つけて加工してみるのも面白いかも知れません。

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酉年ファイアバード特集; お気に入りブランド ~Gamdakoor Sabra '68 Pontiac Firebird.

引続き1stジェネレーションのファイアバードをご紹介します。

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↑今回の記事作成にあたって、過去にご紹介済みのシルバー&マットブラック2トーンの個体も最撮影しました。

酉年ファイアバード特集、普段はあまりスペックの話はしないのですが、ネタも尽きてきたので少しハードウエア面にも触れておきましょうか・・・。シボレーカマロと共通のFボディプラットフォームはサブフレームを持つセミモノコック構造。コンポーネンツの多くをコンパクトカーのシェビーⅡ/ノバと共用している点は先行したマスタングと同じ戦略に基づいていると言えるでしょう。サスペンションはフロントがダブルウイシュボーン・コイル、リアがリーフリジットという、この時代のアメリカ車としては一般的な形式で駆動方式はもちろんFR。搭載エンジンは'67が230cu.in.直列6気筒、2バレルと4バレルキャブの2種のチューンの326cu.in. V8、及び400cu.in.のV8 '68が250cu.in.の直列6気筒と、2&4バレル350cu.in. V8、400cu.in.のV8といった陣容でした。

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↑ガムダクールのミニカーは、エンジンフードのバルジ部分に400の文字が刻印されています。最も大きな400cu.in.エンジン搭載モデルという事かと思います。

搭載エンジンの排気量や出力は兄弟車のカマロと完全に同一ではなく、シボレーオリジナル、ポンティアックオリジナルの部分がありました。今日的な目で見れば非効率とも感じられますが、顧客の視点からすればスタイル以外中身は同じというよりも、ブランド毎のオリジナル部分が多い方が嬉しいと言った面もあり、フルサイズカーなどでは1車種のバリエーション展開が日本や欧州のメーカー1社分にすら相当し、自国内で大量のクルマが売れた佳き時代ならではの事象だったと言えるかも知れません。まさかその後、ポンティアックというディビジョン自体が消滅してしまうとは・・・果たしてこの時期に誰が想像し得たでしょうか・・・。

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こちらは淡いグリーンメタリックとマットブラックの2トーン。カッコ良い塗り分けですが、前回のコーギー同様、実車の量産仕様には存在しないカラーリングです。

今回のモデルは我が愛しのガムダクール・サブラの製品です。このブランドのミニカーをご紹介する都度記している事なのですが、60年代後半のアメリカ車を実車と同時代に1/43近辺で、これだけまとまって製品化したメーカーは他に類を見ません。元々は米国のクラグスタン社がイスラエルのガムダ社にデトロイトシニアシリーズとして発注した事に端を発するのですが、そのラインナップはどことなく同時期のAMTやジョーハンなどの1/25プラキットを参考にしたような感があります。パーツ構成はシンプル極まりないながらプロポーションの優れたモデルが多く、しかも初代チャージャーやバラクーダ、'66リビエラなど他ブランドで製品化されていない車種も多々あります。そうした辺りが当方がこのブランドを愛して止まない所以でもあります。

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↑こちらはゴールド&シルバーの2トーン、他のカラバリと同じ塗り分けですが、吹きこぼれが多く塗面も荒く、オリジナルコンディションなのか前オーナーのカスタムなのか判然としない個体です。

さて、そんなガムダクール・サブラのファイアバード、当ブログでは2009年の11月にシルバーとブラックの2トーンのモデルをご紹介しています。今回はその後入手した別カラーのバリエーションを中心にご紹介したいと思います。縮尺にバラツキのある同ブランドのモデルにあって、このファイアバードは概ね1/43と言って良いサイズ。全長は僅かに長めにディフォルメされているようですが、長く低く幅広いこの時代のアメリカ車らしさが上手く表現されているように思います。サイドに回りこんでいるように表現されたウインカーレンズ、リアフェンダーのポンティアックエンブレムなどは、三角窓がない事と合わせて'68年型の特徴を正確に再現しています。これらボディ各部のエンブレムなどは立体的にモールドされており、前回のコーギーなどと比べても見劣りしないのではないかと思います。縮尺が統一されていなかった事、シャシーがプラスチックで軽い事などがなければ後の評価ももう少し違う物になっていたのではないかな~と思います。

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↑当方手持ちのガムダクール・サブラ製ポンティアック・ファイアバードのカラーバリエーション。まだまだバリエーションがあってその全ては集められないでしょうが、今でも少しずつ数を増やしています。

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酉年ファイアバード特集; 1/43近辺ではレアなコンバーチブル ~'68 Pontiac Firebird Conv.

久々の更新になってしまいました・・・。

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のっけから言い訳なのですが(汗)、ここの所プライベートでちょっと忙しい案件があり、自身のブログ更新はおろかお友達の皆さんのブログ訪問すらままならない日々が続いていました。そちらはどうにか方が付いて、今週末は久しぶりにのんびり過ごしています。気が付けばもう3月も半ば・・・今年が終わらない内にファイアバード特集を終わらせないと・・・(笑)。と、言う事で気を取り直してファイアバード特集第2回、今回は1/43スケール近辺ではレアなコンバーチブルのモデルをご紹介したいと思います。

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↑第2世代ではなくなってしまったコンバーチブルが初代モデルにはラインナップされていました。'67にはドアに三角窓があり、'68では廃止されています。

マスタングを追撃すべくマーケットに送り込まれたGMの刺客、カマロ&ファイアバード。初代モデルは流麗なノッチバッククーペとコンバーチブルの2タイプのボディを有していました。兄弟車のカマロがシンプルでスタイリッシュなスタイリングだったのに対し、ファイアバードはポンティアックのアイデンティティであるセンターで分割されたラジエターグリル、それを取り囲むサラウンドタイプのバンパーなど、よりマッチョでアクの強いデザインとなっていたように思います。先回ご紹介した初年度版たる'67年型と'68年型は一見して外観に大きな変化は無いのですが、分かりやすい識別点としては'67に設定されていたドアの三角窓が'68年型では廃止されている事が挙げられます。これはクーペのみならずコンバーチブルも同様でした。

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↑中央で分割されたラジエターグリル、それを取り囲むサラウンドタイプのフロントバンパーなど、兄弟車のカマロよりもポンティアックらしい個性が強調されたスタイリングでした。

さて、ミニカーは往年のコーギー製で、兄弟車のカマロと共にコンバーチブルボディで製品化されていました。この時期のコーギー製アメリカ車モデルの常で、残念ながら1/43よりやや小ぶりなサイズとなっています。同時期のディンキーはアメリカ車も1/43で製品化しており、キャデラック・エルドラードやリンカーンコンチネンタルなどが堂々たる大きさを誇っていたのに対し、コーギーのアメリカ車群はその小ささで見栄え的にだいぶ損をしているように思います。当方もこの時期のコーギー製アメリカ車にはなかなか食指が動かず、2代目コルベット・スティングレーやカマロ、オールズモビル・トロナードは未入手。大好きなマスタングも箱なしのニアミント品1台のみという状況で、他のブランドと被る車種は余り積極的に入手していません。

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↑コーギーは同時期にファイアバードとカマロの両方を製品化。カマロにはコンシールドヘッドランプ開閉機構が組み込まれていましたが、ファイアバードはドアの開閉とシートバックの可倒のみでした。

今回ご紹介するファイアバードのモデルも、昨年末のワンダーランドマーケットでようやく入手した物。ボディに目立つ傷もないし安価だったので連れ帰ったのですが、戻ってから良く見たら左のドアトリムが欠品でした。。。それほど複雑な形でもないので、その内プラ板で自作してあげようかと思います。実車とは異なる塗り分けですが、シルバーとブラックの2トーンでなかなかカッコ良いですし、ジュエルヘッドライトが4つ奢られた彫りの深いラジエターグリルも雰囲気があります。・・・これで縮尺が正しく1/43だったらな~と思わせるものがあります。同世代のカマロに比べると製品化が少なく、特にコンバーチブルはモデル化に恵まれていないだけに、なおさらその感が強い1台でありました・・・。

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Author:Ponys41
昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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