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1/43cu.in.

1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

プチ特集ラストは・・・ Spark '70 Dadge Challenger T/A Trans-Am

成り行きでスタートしたチャレンジャー・プチ特集。プチだけに3回で終了であります・・・。

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今回のチャレンジャー・プチ特集の発端となったのはプレミアムXから発売になった'70チャレンジャーT/Aのご紹介でした。その時記した通り、T/Aはクライスラーが兄弟車クーダのAARと共に白熱化し市販車の販売とも直結していたSCCAトランザムレース参戦を目的として開発したクルマでした。実際に'70年シーズン、チャレンジャーはオートダイナミクスから、クーダはAAR(オール・アメリカン・レーサーズ)からワークス体制での参戦となったのでした。ポニーカー市場への参入そのものが後手に回ったクライスラーは、トランザムレースにおけるダッジ・ダート、プリマス・バラクーダでの劣勢を挽回するべく万全の準備と莫大な資金を持って臨みましましたが、熟成の進んでいたマスタングやカマロに一歩及ばず、この年限りでビッグ3がワークス活動から手を引いた事もあって、残念ながら大きな戦跡を残せぬまま1年でサーキットを去る事となりました。

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↑ポニーカー市場への本格参入、SCCAトランザムレースへの参戦共に後手に回ってしまったクライスラー。しかしチャレンジャー/クーダはホントにカッコ良いクルマです。ワークスマシンもサマになってます。

今回ご紹介するモデルはスパークから発売された'70チャレンジャーT/AのSCCAトランザムレース仕様で、ケース台座にはオートダイナミクスのエースドライバー、サム・ポージーの名前が記されています。ノーマル仕様に対して大きく張り出した前後フェンダーや、ホントにメーカーワークスのエアロ?と言いたくなるようなド派手フロントスポイラー、マグホイールに太いレーシングタイヤ、片側に集められたサイド出しのマフラー、室内に張り巡らされたロールバー・・・etc. 迫力満点でホントにカッコ良いです。ストライプやカーナンバーをはじめとする車体表記も鮮やかで、ロードカーとは一味違う魅力を再認識させられる仕上がりです。

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↑'70チャレンジャーのロードバージョンをシェイカーフードのR/Tで、コンペティションバージョンをT/Aでリリースしたスパーク。この作り分けは少量生産に向くレジンならではと言えるかも知れませんね・・・。

最近のスパーク製品は排気系やデフなどシャシーのディテールも再現してくれているので、低いアングルで眺めても足回りがスカスカする事もなく見応えがあります。先にご紹介したプレミアムXのT/Aもダイキャストながら頑張ってR/Tとの違いを再現していましたが、流石にここまでノーマルと異なるワークス仕様の作り分けはダイキャストでは難しいでしょう。この辺りはレジン製ならではのアドバンテージがあるように思います。このモデルで一つ気になる点としてはルーフの処理があり、バイナルトップ風の革シボ表現がなされているのですが、レーシングマシンのルーフにビニールレザーを貼っていたとは思えないので、ここは一般的なつや消し塗装で良かったような気がします・・・。

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↑プレミアムX製のロードバージョンT/Aとのツーショット。こんな事が1/43市販完成品で出来るなんて・・・10年前には及びも付きませんでした。

さて、スパークのポニーカー&Trans-Amレース仕様車はこのあと'70クーダが予定されています。クーダと言うと1/43では何故か4灯ヘッドライトの'71 が圧倒的に多く、オリジナルというべき'70はモデル化にあまり恵まれていませんでした。ロードバージョンもスパークのシャープな造形で製品化されるのが今から楽しみなのですが、濃紺のトランザムレーサーのAARクーダも本当に楽しみです。後はマーキュリークーガーとAMCジャベリン、その名もズバリのポンティアック・ファイアバード・トランザムが揃えば言う事無しなのですが・・・。とりあえずAARクーダが無事発売された暁には、Trans-Amレース特集なんかもやってみたいものです。

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プチ特集化!? ~spark '70 Dodge Challenger R/T 426 HEMI

計画していた訳ではないのですが、プチ特集に突入であります。

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先回、何をご紹介するか迷った挙句、昨年末の入手品から苦し紛れにプレミアムXの'70ダッジ・チャレンジャーT/Aをご紹介したのですが、その後でふと、「そういえば、少し前にスパークからもチャレンジャー発売されていたな・・・」という事を思い出しました。更に「そうそう、スパークはあの仕様も製品化していたっけ・・・」という事で、期せずして先回・今回・次回でダッジ・チャレンジャープチ特集をお送りする事と相成りました。尚、チャレンジャーとチャージャーは1/43のモデルとしてはクライスラー系列でも圧倒的に製品が多いため、今回、当ブログのカテゴリーを細分化して一覧で見やすいようにしました。ご興味がありましたら過去記事も合わせてご覧頂ければと思います。

・ダッジ・チャレンジャーのカテゴリーソートはコチラ

・ダッジ・チャージャーのカテゴリーソートはコチラ

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↑'70 チャレンジャーでも定番のR/T仕様ですが、スパークはシェイカーフード付きで他社製品と被らない仕様での製品化となりました。心憎い&嬉しいチョイスです。

言わずと知れたダッジ・チャレンジャー1st.世代、繰り返しになるのでクルマそのものの素人解説は割愛したいと思いますが(笑)、今回ご紹介するモデルに因んでシェイカーフードについて触れてみたいと思います。今回ご紹介するモデルのエンジンフードインテークは過去にご紹介してきた'70チャレンジャーや先回のT/Aと異なるカタチなのがお分かりいただけると思います。これはシェイカーフードと呼ばれるもので、インテークバルジはエアクリーナーに直結してエンジン側にマウントされ、エンジンフードとは独立した構造となっています。そのためアクセルを煽ったりしてエンジンが揺動すると、外見的にはエアインテーク部のみが振れて見える事からシェイカー、シェイカーフードと呼ばれます。いわば、エンジンの1部がフードから突き出ているような豪快な構造ですが、同様の仕様はクライスラーのみならずGMやフォードの量産車にも見られます。

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↑マスタングやカマロにガン飛ばしているような、迫力あるフロントマスクがカッコ良い。まさに挑む者!!レッドはシェイカーがガンメタ、オレンジはシェイカーがボディ同色でルーフが黒のバイナルトップ。レザー部は皮シボ表現もなされています。

さて、今回ご紹介するのはスパークから少し前に発売になった1/43 '70 ダッジ・チャレンジャーR/Tですが、嬉しい事にシェイカーフード仕様でモデル化されています。近年アメリカ車の1/43モデルも増え、チャレンジャーも各社競作となっている状況ですが、当方が知る限りシェイカーフード仕様での製品化は1/43では初ではないかと思います。レッドの単色仕様が先に発売になり、余り間を置かずにオレンジ/ブラックの2トーン仕様が発売されました。安い買い物ではないので当方もオレンジ/ブラック仕様の発売を知っていたら、或いはレッド単色は購入しなかったかも知れないのですが・・・。まあレッド単体はシェイカーがガンメタでホイールがスチール、オレンジはシェイカーがボディ同色でホイールがアルミと小技を効かせてあるので、シェイカーフードでの製品化に感謝しつつ両方持っておこうかなと思っています。

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↑オレンジはストライプにアルミホイール、バイナルトップでかなり華やかなイメージ、レッドはシンプルなボディにスチールホイール、ベージュのインテリア、ワンポイントがガンメタのシェイカーフードでちょっと渋い雰囲気。なんとなくオーナーの好みまで見えて来そうな絶妙な造り分けです。

今回のスパーク製チャレンジャー、プロポーション的にはノーズやテールの薄さを強調した感じに仕上がっているように思います。ボディエッジのシャープさはレジン製ならではといえましょうか。この辺りはプラボディのグッドスマイル・レーシングのモデルにも共通した特徴です。改めて各ブランドのチャレンジャーモデルを眺めると、ボディのプロポーションや各部のディテールなど、それぞれ工夫を凝らしているのが楽しくもあり、興味深くもあります。近年はスケールモデルも実車の3次元スキャンをベースに、脚色を少なく製品化する事が多いとも聞きます。それはそれで非常にリアルになる事は間違いないのですが・・・、それだとどのブランドが造っても同じような仕上がりになってしまうのではないでしょうか?+αの脚色や誇張がスケールモデルカーの魅力として大切なんじゃないかな~と思う今日この頃です。

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↑左からグッドスマイル製'70 R/T SEで通常のエンジンフード、中央がスパーク製'70 R/T 426 HEMIシェイカーフード、最後がプレミアムX製'70 T/A エンジンフード固定タイプインテーク。各社それぞれ異なるタイプを製品化してくれていて嬉しくなります。

以下に、当方が知る限りで製品化された初代ダッジ・チャレンジャーの1/43モデルをリスト化しておきます。

●1st. ダッジ・チャレンジャー 1/43モデル(知っている範疇)リスト
・メーカー不明 '70 R/T レジン完成品 
 かなり旧い製品ですが仕上がりは良かったような・・・。高額だったので当方未入手。

・Match Box '71 Challenger R/T
 貴重な'71モデル、コレクティブル、スーパーキングス、バレットジャクソンなど製品展開あり。

・SMTS/BOSS MODELS '70 T/A
 ロードバジョンとTrans-Am仕様、ホワイトメタル製 キット/完成品あり 当方未入手。

・JOHNNY LIGHTNING '70 T/A
 JLが製品化した数少ない1/43モデルの1台。当時としては貴重なT/A仕様での製品化。

・MINICHAMPS '70 R/T
 リアスポイラーなし・スチールホイール仕様での製品化。

・GOODSMILLE RACING '70 R/T SE
 リアウインドウが小さいR/T SE仕様。樹脂ボディによる製品化。

・GREENLIGHT '70 R/T ”ワイルドスピード X2”劇中車仕様
 リアスポイラーなし・アルミ(or マグ)ホイール仕様。

・GREENLIGHT '70 R/T
 劇中車仕様ではないものの、ホワイトはバニシングポイント、イエローはTVシリーズ、NCIS ネイビー犯罪捜査班の劇中車を彷彿とさせる。リアスポイラーなし・スチールホイール仕様。

・PREMiUM-X '70 R/T
 ボディの金型はグリーンライトと同じと思われる。ウイングリアスポイラー・スチールホイール。

・PREMiUM-X '70 T/A
 R/Tから仕様変更、エンジンフードバルジ・リップタイプリアスポイラー・スチールホイール。

・Bos Models '70 T/A仕様
 レジン完成品 角型フードバルジ、リップタイプリアスポ、スチールホイール。当方未入手。

・SPARK '70 R/T
 今回ご紹介のモデル。シェイカーフード、リアスポイラーなし、スチール/アルミホイール。

・Spark '70 T/A 某仕様
 詳細は次回(・・・てバレバレ。。。)

いやあ、こうして見ると初代チャレンジャーの1/43モデルも増えたものです。R/T, T/A, ホイールやスポイラー、エンジンフードなど仕様がバラエティに富んでいるのも嬉しい所。この辺りはマニアックな車種ゆえかも知れません。


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最近の入手品から ~ PREMiUM X '70 Dodge Challenger T/A

新年のご挨拶も済んで・・・さて、何をご紹介したものやら。

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2018年の1/43cu.in.何か新たな特集を始めたいと思ったのですが、「・・・この特集はあのモデルが発売されたら始めよう」とか、「酉年じゃないし最初からサンダーバード特集は・・・」などと中々テーマが決まりません。・・・なので今回は昨年末にお世話になっているショップさんのセールで入手した最近の製品をご紹介したいと思います。モデルはプレミアムX製'70チャレンジャーT/Aです。

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↑T/Aはトランザムレース参戦を睨んだ特別なモデル。兄弟車のAARクーダと同じ位置付けとなります。独特のエンジンフードスクープはT/Aやビッグブロックの1部だけに見られた物です。

マスタングが開拓したポニーカー市場へのクライスラーの回答が、プリマス・クーダとこのダッジ・チャレンジャー。その発売は共に'70モデルイヤーからで、ライバルのカマロ/ファイアバード、AMCジャベリンに対してやや後手に回った感がありましたが、その強烈な個性は独自の魅力を放ち、希少性やマニアックな人気という面ではマスタングやカマロ/ファイアバードを凌ぐといって良いのではないかと思います。今回ご紹介するT/Aは、当時白熱していたポニーカーによるトランザムレースのホモロゲーション獲得のために用意された特別なモデル・・・だったのですが、搭載された340+シックスパックエンジンはトランザムレースのレギュレーションには合致しておらず、実際にはこの仕様のままレースに使用される事はありませんでした。

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↑一見すると従来のR/Tのお手軽なカラーバリエーションに見えるかも知れませんが・・・よく見ると色々と仕様変更されています。

モデルはプレミアムXブランドで発売された新製品で、従来製品のR/Tとは異なるT/A仕様で発売となりました。ノーマルのR/Tやシェイカーフードとは異なる形状のエンジンフードスクープやサイド出しのエキゾーストパイプ、リップタイプのリアスポイラーなど先行して発売されたR/Tとは異なるディテールがしっかり再現されています。SublimeのボディカラーにT/A専用のストライプもばっちり決まってカッコ良い仕上がりになっています。床板を共用している関係で、排気系は実はサイドとリアの4本出しになってしまっているのですが(笑)、リアのバランスパネルはちゃんとマフラーのない形状になっています。レジン製ならいざ知らず、ダイキャストでこの作り分けはかなり頑張っているのではないでしょうか?(ボディは別金型の可能性もありか!?)

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↑'70チャレンジャーT/AとR/Tの並び。同一ブランドのモデルでこういう比較が出来るのって素晴らしいと思います。

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↑当方の知る限り、この'70チャレンジャーの金型がお目見えしたのはグリーンライトのワイルドスピードX2劇中車仕様。リアスポイラーなし・アルミ(マグ?)ホイール仕様。

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2番目は劇中車仕様ではない(事になっている)グリーンライトの通常版R/T、スポイラーなし・スチールホイール仕様。

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↑3番目はプレミアムXから登場したR/T、ウイングタイプのリアスポイラー付き・スチールホイール仕様。

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↑そして今回のプレミアムX版T/A、別形状のエンジンフードスクープとリップタイプリアスポイラー、スチールホイール仕様。エンジンフードの形状自体が違うし、リアバランスパネルも違うので、或いはR/Tとは別金型かも!?

当方が知る限り、この'70チャレンジャーの1/43金型はグリーンライトのワイルドスピードX2劇中車仕様で登場し、続いてグリーンライトから劇中車と唄わない通常のR/T仕様で発売、その後プレミアムXのR/T仕様が登場したと記憶しています。ホイールやスポイラーの有無など、それぞれ微妙に仕様が異なっていましたが、今回はT/A仕様ということで前述の通り各部のディテールがかなり大幅に変わっています。お分かりの方はお分かりと思いますが、お手軽なカラーバリエーションではありません。好き者にとっては非常に嬉しい製品なのでありました。

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特集を、終えたとたんに新製品。(字余り) ~ PREMiUM-X '70 Dodge Challenger R/T

当ブログ内における、GM/フォードに対するクライスラー系記事アップ数不均衡を多少なりとも是正しようという「クライスラー強化計画」は先回で打ち止めにしたのですが、その直後にお世話になっているショップさんから予約商品入荷のメールが・・・。

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'64年4月、マスタングの爆発的ヒットによって開拓されたポニーカー・マーケットに対し、GMは即座にカマロ/ファイアバードを投入。AMCもジャベリン/AMXを開発して市場に参入しました。対するクライスラーはどちらかと言えばマッスルカーの領域にあるインターミディエートベースのチャージャー、コンパクトセダンであるヴァリアントをベースとした派生モデルのバラクーダが持ち駒で、完全に専用デザインのクーペボディを纏ったポニーカーを持たない状況が続いていました。ダッジ・チャレンジャーは3世代目のプリマス・バラクーダと共に、対マスタング/カマロ/ファイアバード・・・加えて言うならAMCジャベリンの刺客として登場したクライスラー初の生粋ポニーカーと言えるでしょう。

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↑加熱するポニーカーマーケットに対するクライスラーの回答がチャレンジャーであり、クーダでした。R/Tはロード・アンド・トラックの略で、シリーズ中のホットバージョンでした。

そのデビューは'70モデルイヤー、インタミディエート系の足回りを使用したこともあり、ライバルたちに対して車幅が広い事が特徴的です。ワイド&ローのノッチバッククーペボディはプリマス版クーダと近いイメージもありますが、ホイールベースが異なるなど、両車の間には意外と異なる部分も多いです。”挑戦者”という車名の通り、相手を睨みつけるような彫りの深いマスクが印象的です。ライバルに対してデビューが遅く、2年後にはオイルショックと排ガス対策からヘミエンジンを失うなど逆風もあり、商業的にはライバルに差をつけられた部分もあります。が、それゆえ今日では希少性が高く、価格が高騰しているのですから皮肉と言えば皮肉なものです・・・。

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↑今回のモデルはプレミアムXから発売になった物ですが、その金型はグリーンライトのワイルドスピードX2劇中車仕様で初お目見えした物です。

ミニカーはプレミアムXブランドでの発売になりますが、金型そのものはグリーンライトの1/43ワイルドスピードシリーズ、2作目の劇中車仕様">2作目の劇中車仕様で初お目見えになった物かと思います。その後同じグリーンライトで劇中車ではない(・・・事になっている)ホワイト(バニシング・ポイント風)、イエロー(TVシリーズNCIS風)のボディが発売になり、今回プレミアムXから仕様を若干変更しての登場となりました。プレミアムX、グリーンライト、海外分冊百科系内で同じ金型を共用する例は他にも多々あるのですが、スケールメリットを活かして安価に供給してもらえるのであれば、個人的にはこうした施策は大歓迎です。

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↑オレンジのボディがグリーンライトのワイルドスピードX2劇中車、ホワイトボディは同ブランドのバニシング・ポイントこっそり劇中車(笑)、そしてブルーメタリックがプレミアムX版です。

プレミアムX化にあたってはディテールの細密化が図られ、ウインドウやホイールアーチ部のモール、バッジ類はクローム風の表現(フィルム貼り付け?)がなされ、エンジンフードにはエッチングのキャッチピン、リアエンドにはスポイラーが追加されました。ボディカラーはブルーメタリックにブラックのバイナルトップという組み合わせで、ボディカラーのメタリック化も仕上がりが良いように感じる一因になっているようです。全体的な仕上がりは上々なのですが、前述のクロームモールの表現は品質的にはやや不安定で、当方の入手した固体はきちんとシルバーが回っていない部分がありました。グリーンライト版の印刷の方が安心して見られるのが残念な所。この辺りは改善をお願いしたいなと思いました。

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クライスラー強化計画!? スクリーンを駆け抜けたクルマ達~ これはどう見ても…'70 Dodge Challenger from VANISHING POINT

当ブログ内での対GM/フォードに対するクライスラー系車種の記事アップ数不均衡を是正する「クライスラー強化計画」、今度こそプリマスを・・・と思っていたら、今週もお世話になっているショップさんから「ご予約商品入荷のお知らせ」メールが・・・。

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↑劇中の夜の出発のイメージで・・・。久しぶりにフォトレタッチでライトを光らせました。実際のミニカーのライトは点灯しません(笑)。

今回入手したのはグリーンライトのワイルドスピードEURO MISSION劇中車のダッジ・チャージャー・デイトナ(次回ご紹介予定)と同ブランドの'70ダッジ・チャレンジャーR/T(ホワイト)。・・・プリマスのご紹介はまた先延ばしになりそうです(笑)。チャレンジャーの方の金型は基本的には先にご紹介したワイルドスピードX2劇中車仕様と同一で、特にそれとは謳われていないのでごく普通の'70 R/T仕様な訳ですが・・・。ホワイト1色のボディカラーや新たに起こされたスタイルド・スチールホイールを纏ったその姿からは、これはもう、いやが上にもカーチェイスムービーの傑作、”バニシング・ポイント(原題;VANISHING POINT)”を連想せざるを得ません。ボディが単色となった事でフォルムが良く判るようになったためか、新規パーツのホイールのお蔭か、或いはバニシング・ポイントのオーラ(単なる当方の思い込み?)によってか、仕上がりはワイスピ版のオレンジより良いように感じられます。

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↑グリーンライト製1/43モデルながら、特に劇中車とは謳われていない'70チャレンジャーR/T。しかしホワイト単色のボディはどうしてもバニシング・ポイントを連想させます。エンジンフードキャッチピンの有無、ドアミラーの形状と数、トランク下のリアパネルが黒く塗られている点がオリジナル版の劇中車との大きな相違点。因みに'97年のリメイク版のチャージャーはこの部分が黒く塗られている代わりにドアミラーがボディ同色のホワイト…。細部に拘るとなかなか悩ましい感じです(笑)。

作品についてはアメリカ車好き、モパー好きな方なら多くを語る必要もないでしょう。リチャード・C・サラフィアン監督、バリー・ニューマン主演によるアメリカンニューシネマ期の傑作。元海兵隊員で叙勲経験もあり、警官となるも善良であったがゆえに警察を追われた一人の男。その後レーサーとしても大成出来ずクルマの陸送屋に身を窶しているコワルスキーは、そんな自分の境遇を振り払おうとするかのように、デンバーからサンフランシスコまで15時間でダッジ・チャレンジャーを運べるか薬の売人と賭けをして出発。途中追跡してきた白バイ2台を振り切った事から指名手配され、進路にまたがる各州の警察から執拗な追跡を受ける事に・・・。スピード(アンフェタミン)を貪りながら自らのドライビングテクニックを駆使し、警察の無線を傍受していたDJのスーパーソウルらの助力を得て追跡をかわすコワルスキー。しかし、カリフォルニア州に入ると、サンフランシスコを目前にしてブルドーザー2台による強力なバリケードが・・・。コワルスキーはためらう事なく、消失点(バニシング・ポイント)に向かってチャレンジャーを加速させるのだった―。

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↑ワイスピ劇中車版のオレンジ+ブラック版の時は、正直、価格なりの仕上がりだな~と思ったのですが、ボディが単色になった故か、出来の良いスチールホイール+ホワイトレタータイヤのお蔭か、個人的にはそれより数段良い印象を受けます。価格含め積極的に良いモデルと言えそうです。

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さて、ここで幾つかバニシングポイントに関連したトリビアを。~ 今は活動休止状態になってしまっていますが、サウンドガーデンのクリス・コーネルと、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロ、ティム・コマ―フォード、ブラッド・ウィルクの4人で結成されたバンド、オーディオ・スレイヴの”Show Me How to Live”という曲のプロモビデオでバニシング・ポイントのシーンが使用されています。映画のシーンと新たに撮影されたバンドメンバーの映像が巧みにミックスされ(部分的には映画のシーンに4人のシルエットがCGで合成されていたりする)、テンポの良い編集でスピード感満点の映像に仕上がっています。当方はCochiseという曲が気に入って彼らのCDを購入していたので、このPVを初めて見た時はかなりビックリしたものでした。クリス・コーネル(007カジノロワイヤルのテーマ曲も担当)という人は、バニシング・ポイントのコレクターズエディションDVDの特典映像内でも作品について語ったりしているので、きっと強い思い入れがあるのでしょうね・・。



オリジナルが'71年に公開されたバニシング・ポイントは、'97年にヴィゴ・モーテンセン主演でリメイクされています。リメイク版のコワルスキーは過去の境遇や陸送屋という職業は同じでしたが、身重で危険な状態に陥った妻の元へ駆け付けたい善良な男として描かれています。この辺りは時代の空気の違いかもしれませんが、そうした主人公や作品の位置付けはともかく、本作ではモパーマニアの保安官とコワルスキーによるチャレンジャーvsチャージャーのカーチェイスが展開されます。チキンレース状態になった2台のR/Tエンブレムがクローズアップされたり、保安官が「モパーを捕まえられるのはモパーだけだ」と言ったり、保安官のチャージャーがブリットを彷彿とさせるブラックにブラックバイナルトップの'68チャージャーだったりと、コアなファンにはニヤリとさせられるシーンが盛り沢山・・・。DVD/ブルーレイ化されていないのが残念でなりません。

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↑リメイク版は時代性の違いかコワルスキーの描かれ方は大きく異なってましたが、劇中チャレンジャーvsチャージャーのカーチェイスは鳥肌モノのカッコ良さ!国内盤DVD/ブルーレイ化を切望します!ミニカーの世界なら、先に発売されたブリット仕様の'68チャージャーと組み合わせれば、簡単にこのシーンの雰囲気を楽しめます。チャージャーのリアバランスパネルに「女房や犬よりダッジが命」のステッカーを張らないと!(笑)

スクリーンを駆け抜けたクルマ達~ GREENLiGHT FAST & FURIOUS シリーズ

さて、今回も映画絡み。少し前に発売になっていましたが、'69~'70マスタング特集中でご紹介出来ずにいました・・・。

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グリーンライトから突如登場した1/43のワイルドスピードシリーズ劇中車、続々とバリエーションが発表され、着実に発売が続いています。冷静に考えると、すべてをフォローしていると大変な金額になってしまうのですが・・・こういうペースでの発売ならなんとか追いかけられそうな気がしなくもなくもない・・・。最新作の予告編動画も公開され、アクションも出演陣もますますパワーアップ・・・。この映画とミニカーのシリーズ、一体どこまで続くのやら・・・。今回発売になったのは2作目”ワイルドスピードX2(原題;2FAST 2FURIOUS)”からR34 GTRと'70ダッジ・チャレンジャーの2台、そして5作目”ワイルドスピード MEGA MAX(原題;FAST & FURIOUS 5)”から'70ダッジ・チャージャーR/Tの計3台です。

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2作目のX2はマイアミを舞台に再び囮捜査官となったブライアンと旧知のローマンを中心にストーリーが展開。ドミニク役のヴィン・ディーゼルは”トリプルX”の撮影のため本作には出演していません。'70チャレンジャーは'69イエンコ・カマロと共にブライアンたちが麻薬組織のボス、べローンを追い詰める為にクルマを掛けたストリートレースで勝利して調達した物。

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モデルの仕上がりは価格なりと言う感じですが、劇中車、ミニカー共に外観はノーマルなので、単純に'70チャレンジャーの1/43ミニカーとしても価値のある1台だと思います。劇中車にならってバイナルトップになっていますが、リアウインドウの小さなSE仕様ではないので、このままボディをホワイトの単色に変えるだけで”バニシングポイント”仕様が作れそうです。グリーンライトは1/18でバニシング~仕様を発売済なので、1/43でも製品化を期待したい所です。

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続いては2作目冒頭のストリートレースシーンで故ポール・ウォーカー演じるブライアンがドライブしていたR34GTR(風スカイラインらしい)。2作目のDVDにはブライアンが中古車屋でGT-Rを手に入れチューニングする経緯が特典映像として収められていました。ポール・ウォーカーはプライベートでもGT-Rのファンだったようですね・・・。

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モデルはエアロパーツがボディ一体でモールドされており、劇中車仕様として新たに型が起こされた物と思われます。ウエストラインから下が少々薄いかなとか、フロントフェンダーの峰が丸すぎるかなとか・・・日本人としては気になる部分もありますが、派手なエアロパーツやグラフィックなど劇中車としての再現が嬉しくなる1台です。ノーマルのR34ベースにこれを作ろうと思ったきっと大変だろうな~と思います。

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3台目はブラジルを主な舞台とした5作目”ワイルドスピード MEGA MAX(原題;FAST & FURIOUS 5)”でドミニクの愛車だった'70ダッジ・チャレンジャー。ドミニクは1作目、4作目、5作目と一貫してこの世代のチャージャーを愛車にしていました。6作目でのチャージャーデイトナに乗っていましたし、父の形見という意味合いもあるのでしょうが、そのキャラクターにマッチした車種選定だと思います。

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モデルは全体がグレーのサフェーサーカラーでエンジンフードのみブラックアウトしたスパルタンな仕上がり。劇中では暗いシーンでの登場が多かったですが、こんなに明るいグレーだったかな?と言うのが当方の印象です。メッシュの奥にあるヘッドランプは透明フィルムに印刷した物を使用して手際良く再現しています。流石にこの価格帯ではエッチングパーツを使う所までは行けない感じでしょうか・・・。

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●グリーンライト、1/43でワイスピ以外の劇中車を続々製品化予定!!
過去ご紹介済の新旧エレノアなど、ワイスピシリーズ以外の劇中車の1/43モデルもリリースを開始したグリーンライト、ブルース・ブラザースやブリットのマスタング&チャージャー(!)など、今後色々とリリースを予定してる様です。当方の知り得た限りをリスト化しておきます。例によって素人調査のため間違いがあるかも知れませんし、予定は未定なので必ず発売されるとは限りません。どうかそのつもりで参考程度にご覧ください。

・#86041 Friends '77 CHECKER TAXI CAB (発売済)
・#86411 "GONE IN 60 SECONDS" "ELEANOR" '67 CUSTOM MUSTANG (発売済)
・#86412 "GONE IN 60 SECONDS" "ELEANOR" '73 MUSTANG (発売済)
・#86421 "Blues Brothers" "Blues Mobile"'74 DODGE MONACO
・#86422 "Blues Brothers" "Chicago Police"'74 DODGE MONACO
・#86431 "Bullitt" '68 FORD MUSTANG
・#86432 "Bullitt" '68 DODGE CHARGER R/T
・#86441 "Supernatural" '67 CHEVROLET IMPALA SPORT SEDAN
・#86442 "Starsky and Hutch" '74 FORD GRAN TORINO
・#86451 "National Lampoon's Vacation" "WAGON QUEEN"
・#86452 "Kill Bill 2" '80 PONTIAC FIRBIRD TRANS-AM
 (または"Smokey and The Bandit " '80 PONTIAC FIRBIRD TRANS-AM ???)
・#86461 "Hangover" '69 MERCEDS BENZ 280SE CONV
・#86462 "Hangover" '69 MERCEDS BENZ 280SE CONV ダメージバージョン!
・#86071 "Dallas" '79 Ford F SERIES TRUCK
・#86301 "Vanishing Point" '70 DODGE CHALLENGER R/T ※
 ※=単なるホワイト単色仕様で劇中車パッケージではない可能性あり。


う~ん、欲しいモデルが目白押し。無事量産化されることを祈りたいです!!!

今日はチャージャー・・・ではなくチャレンジャー ~GOODSMILE RACING '70 Dodge Challenger R/T SE + Shelby Cobra 427SC

チャージャーをご紹介している最中ですが、ここの所嬉しい新製品が立て続けなのでちょっと割り込み企画です。


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↑2色発売されたチャレンジャー、ストライプやエンジンフードなど、実車のバラエティーに倣ったバリエーション展開が嬉しい所。


かねてよりアナウンスされていたグッドスマイルレーシングのダッジ・チャレンジャー、シェルビー・コブラ427SCがいよいよ発売されました!!最初の製品である'67シェルビーGT500でその完成度の高さを見せつけられていただけに今回も大いに期待していましたが、ホビーフォーラム会場で目にした現物はネットや雑誌の写真より更に好印象でした。プロポーションも良好で樹脂製ボディーのシャープさはやはりダイキャストとは一味違うキレの良さを感じます。何よりチャレンジャー独特のツラ構え、彫りの深いラジエターグリル、内側のランプが外側より引っ込んで配されたデュアルヘッドランプ等、マスタングやカマロにガンくれてるみたいなワルな表情の再現がたまりません。ボディサイドのプレスラインはちょっぴりつまみ過ぎな気もしますが・・・。


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↑プラムクレイジー(パープルメタ)はボディサイドを前後に走るストライプにエンジンフードはボディ同色の仕様。


グッドスマイルレーシングのチャレンジャーは登場初年の'70年型R/T、レザーシートなど豪華装備が奢られたSE仕様で製品化されました。SEの特徴の一つであるリアウインドゥが一回り小さいバイナルトップもしっかり再現されています。(・・・と言う事は密かに期待していた白一色仕様はこのままでは造れませんね。。。/笑)ボディカラーはどちらもクライスラーのハイインパクトカラーであるプラムクレイジーとパンサーピンクの2色。プラムクレイジーはラリーフードがボディ同色でボディサイドのプレスラインに沿って長いストライプが入ったタイプ、パンサーピンクの方はラリーフードがブラックアウトされ、ストライプはテールのバンブルビータイプと実車同様バラエティー豊かに作り分けられているのが嬉しい所。やっぱりアメリカ車のモデルはこういう所まで徹底的に拘らないとコアなファンは納得しないんじゃないかと思います。


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↑パンサーピンクの方はバンブルビーストライプとブラックアウトされたエンジンフード。どちらもカッコ良いです。


さて、同時発売のシェルビー・コブラ427SCは・・・これまた素晴らしい仕上がり。コブラの1/43というと、プロポーションが良いとディテールが粗雑だったり、逆に造り込みは素晴らしいけどプロポーションが・・・だったりと高価なホワイトメタル製品を除くとなかなか決定版がない感じでしたが、この製品は両方を兼ね備えた数少ない製品と言えそうです。ホビーフォーラムの会場では289の製品化も検討しているとのお話も聞けました。シェルビーはいずれじっくりご紹介しようと思っていますので、今日の所はチラ見せでご勘弁を・・・。


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↑コブラも素晴らしい出来。プロポーションの良さと、ディテールの繊細さを兼ね備えていると思います。


グッドスマイルの新製品、当方がお世話になっているショップではパープルのチャレンジャーが発売早々に完売したとの事。ネットではコブラの方も在庫切れになっているショップがちらほら・・・。不景気の折ミニカーの販売も今一つ元気がない中、1/43アメリカ車コレクターとしては嬉しい限り。やっぱり的確な車種選定と見応えのある仕上がりなら売れるモノは売れるという事ではないでしょうか。願わくば以前アナウンスされた'68コルベットや'71マスタング等、このシリーズが更に充実してくれる事を期待したい所であります。


やっと来た1/43モデル!~NOREV '08 Dodge Challenger SRT8

以前、残念ながらちょっと小さ目のミニカーでご紹介した現行ダッジ・チャレンジャー。ご存じの方も多いかと思いますが、嬉しい事にノレブから正規の1/43スケールモデルが発売されました。


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↑ミニチャンプスの'70R/Tとツーショット、ミニチャンプスの'70は年内にオレンジの発売が予定されているようです。う~ん、並べてみたい!


復活ダッジ・チャレンジャーも'08年型として販売が開始されてから随分時間が経過しましたが、今やすっかりマスタング、カマロと共に新たなポニーカーブームの一翼を形成しています。スタイリングイメージは一見殆ど初代のまんまと言う感じで、ライバルと比べてもオリジナルへの忠実度は最も高いように思えます。この辺り、名前は復活したけれどクルマの成り立ちは大きく変わった前回のチャージャーとは状況が大きく異なります。ここまでオリジナルと似ている事については賛否両論あるでしょうが、他社のクルマを真似ているのではないのですからコレはコレでアリなのではないでしょうか?


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↑名前の通り相手に挑みかかるかのようなワルな顔や、マッシヴなフォルム等がとても良く再現されていると思います


以前も記した通り基本コンポーネンツをクライスラー300と共用するため、オリジナルの'70年型~に比較するとボディサイズが随分大きくなっています。ウエストラインが高くルーフが薄いマッシヴなフォルムはサイズが大きくなっている事もあって迫力満点。ただ、マスタングもそうなのですが、クーペボディで全高が1,400mmを超えていると言うのは個人的にはちょっと抵抗があります。その点では全高を低く抑えたカマロはやっぱり佇まいが良いですね。(マスタング好きの当方が言うのもなんですが・・・。)ともあれ、基本的に旧型ベンツのシャシーをベースに300、マグナム、チャージャー、チャレンジャーとアメリカン指数の極めて高いクルマを造り分けたクライスラーの手際はなかなかのモノだと思いますこういう事に関してはアメリカのメーカーは手慣れているということでしょうか(笑)。


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↑出来は素晴らしいです・・・でも、やっぱりも少し安くして欲しい。。。


ミニカーは先回ご紹介したチャレンジャーマグナムクライスラー300など最近のクライスラー車を多数モデル化してくれているノレブ製。08年型のSRT8仕様で待望の1/43化!出来はやっぱり素晴らしいです。鮮やかなオレンジのボディ、カーボン調のエンジンフードデカール、睨みつけているようなワルな顔つき等、実車の迫力を余すところなく再現してくれています。ランプ類やホイール等、メッキ&クリアや金属調塗装のパーツ表現の質感が高く、高級感があるように感じます。尚、グリーンの'70R/Tを発売しているミニチャンプスが品番400144701でオレンジのバリエーションを発売の予定です。・・・これが発売されたらやっぱり並べたくなっちゃうんだろうなあ・・・と思いつつも、どうやらミニチャンプスもまた値上げされそうなのでアタマ(懐)がイタイです。。。


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↑前回ご紹介したチャージャーSRT8スーパービーと現代版モパーマッスルの並び。こうしたド派手なカラーリングがサマになるのもアメリカン・マッスルならでは・・・。


経営破綻後も厳しい状況が続いているクライスラーですが、最近ではイタリアのフィアットと手を組んで生き残りを図ろうとしているようです。今後もクライスラーらしい魅力に溢れた新型車を発表していって欲しいと願うばかりですが・・・余りミニカーの価格が高騰してしまうと、ファンのコチラもお財布が破綻してしまいそうであります。。。


ミニカー・コラム・シフトVol.3 ~雰囲気スケールの憂鬱

ダッジ・チャレンジャー&プリマス・クーダ特集のラストはミニカー・コラム・シフトでお送りします。


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↑同じメーカー、同じ縮尺、同じシリーズでどうしてこんなに車高が違うのやら・・・この状態では並べても嬉しくなくて憂鬱なだけ・・・何とかせねば。


さて、前回の最後に”マッチボックスの'71チャレンジャーと'71クーダを並べると困った事になってしまう。”と記しましたが、それは↑上の画像の通りでして・・・。以前ボンドカー仕様のマスタングの時にも同じような画像をお見せしたのですが、車高が違い過ぎて実物換算でどの位の差になってしまうんだか。。。チャレンジャーの方は実車よりも車高を低めに、対するクーダのほうはダートラ車かと思うくらい車高を高めにディフォルメされた結果なのですが、メーカーが異なるならともかく、同じメーカーの同じシリーズ、製造時期もほぼ同じで、しかも兄弟車と言っても良いこの2台、ファンならば並べて眺めたくなろうって物ですが・・・「どして?」とツッコミを入れたくなる仕上がりとなっております。(笑)


当方が何故アメリカ車のモデルが少ない1/43というスケールに拘っているかについては、このブログを開設して第2回目の時にも記しましたが、乗用車のみならずSUVやトラックなども含めて統一したスケールで楽しめるからと言うのが大きな理由です。・・・ところがミニカーの縮尺はプラキットのそれと比べると余り厳密とは言えないのです。当方はそもそもダイキャストのミニカーと言うのは精密な模型と言うよりは、クルマのカタチを模した置物だと思っています。なので細かいディテールの造り込みよりはプロポーションの良し悪しや、実車の雰囲気が如何に伝わるかと言った点を重視しているのですが、並べた時の大きさの違いって凄く気になってしまうんですよね~。そんな些細な事を気にせず楽しめ得る器の大きさが有ればミニカーコレクションと言うホビーをもっと楽しめるような気もするのですが・・・。


・・・と言う事で、気になるこの2台の関係は改善すべく努力してみる事にしました(笑)。言うまでもなくクーダは車高を下げ、チャレンジャーは車高を上げる小加工をしてみようというだけの事です。そうは言ってもマッチボックスのこのシリーズは今や絶版ですし、当時の購入価格も高かったので、小心者の当方はオリジナルコンディションを損ないたくありませんでした。。。なので代役&簡易工法でトライしてみました。


1.クーダの車高を下げる


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↑マッチボックスのマッスルカーシリーズの何台かはマテルに継承されてご覧のような仕様になりました。上の画像は車高調整後の姿なのでミント状態では有りません。


こちらの加工には代役としてマテルのホットホイール・アメリカン・クラシックスに登場願いました。このシリーズのラインナップについては過去このシリーズのカマロの時に触れましたが、往年のスペクトラフレームスを彷彿とさせるボディカラーと、これまたノスタルジックなパッケージで大ヒットした3吋のホットホイール・クラシックスのノリを1/43でも・・・と企画されたシリーズで、元々マテルで起こした'66シェルビーGT350や'71プリマスGTXの他、1連のマッチボックス製マッスルカーが仕様変更の上、これまた往年のグラントロスシリーズ風のパッケージで販売されました。・・・が、このシリーズ、販売価格が高めだったり、HWのノリが1/43では受け入れられなかったのか売行きは芳しくなく、ミニカーショップ店頭でも半値以下でタタキ売り、ネットオークションでは500円位での出品もあったりで、当方にとってはとっても美味しい状況でありました。(メーカーさんには申し訳ないですが、このシリーズ、定価で買ったミニカーは1台もないです・・・。)このクーダは前回ご紹介のマッチボックスと金型的には同一のモデルです。


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↑車高を下げたのはフロントのみ。リアは未加工ですが、マテル版はストック状態でもマッチ版より車高が低く改善されているようです。


前置きが長くなりましたが車高を下げるのは簡単。ミニカーを1度分解し、ボディと一体でモールドされている軸受けの部分をヤスって車高を落としただけです(笑)。注意すべき点は車高を落としすぎないように注意する事。左右で高さが不揃いになったり、前後のバランスがおかしくならないように少し削ってはタイヤをあてがい、確認しながら慎重に作業を進めました。このクーダの場合、車高を下げると別パーツになっているフロントサスやスタビライザー部分が地面につきそうな感じになるので、瞬間接着剤の取り付け部をコジって取り外し、取り付け面を削って高さを調整しました。結果は車高が下がって大きく印象が変わり、ぐっとカッコ良くなりました。正直、車高だけでこれだけ印象が変わるのかとちょっとビックリです。クロームメッキ+クリア塗装の為、ボディもシャープに感じるのかも知れませんが・・・。


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↑車高を下げた分、シャシー関係の部品も加工してロードクリアランスのバランスを取ります。


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↑加工前と加工後、ドカンと1.5~2mmくらい車高を下げました。


2.チャレンジャーの車高を上げる。


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↑チャレンジャーのタイヤ&シャフトはシャシーにがっちり組み込まれているため、床板ごとボディへの取り付けを調整して車高を上げてしまいました。。。


さて、チャレンジャーの方は最近ご紹介したマッチボックス製の'71R/Tですが別の個体です。先にご紹介した個体は良好なコンディションなのですが、今回の個体は塗装が劣化してしまっています。海外オクで安価に落札した物で(10ドル前後で、日本での販価の1/6位。)価格の安さと出品時の画像でコンディションの悪さは予想していました。こちらは元々'70に改造して”あの映画”の仕様に改造しようと思って入手した物。ラジグリ等に手を入れ始めていますが、果たしていつ完成するやら・・・ボディカラーはもちろん白一色にするつもりです(笑)。


え~、コチラも前置きばかりが長くなってしまいましたが、車高アップは様子見の為の暫定処置で超簡単。一度分解したボディとシャシーのネジ止め部分にプラ板を挟んで組み立て直しただけです(笑)。フロント部で1mm強程度、実車換算で43mm~50mm位でしょうか。ロワリング2インチ弱を元に戻したような感じかと思います。私のアタマの中では、ノーマルのクライスラーEボディは薄ベったいボディが高い位置に載っかっているイメージがあるので、個人的にはイイ感じと思っています。


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↑どうでしょうか?フェンダーとタイヤの関係もリアルになったと思うのですが・・・。


3.劇的?加工前・加工後


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↑加工前のオリジナル状態。「こりゃないでしょ・・・。」と言いたい感じの車高差です。


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↑調整後の2台を並べると・・・車高がほぼ同じ位に揃って、それぞれの佇まいも良くなった・・・と思うのですが如何でしょうか?


加工前と加工後のチャレンジャーとクーダを並べてみました。両車ともオリジナルに対してそれぞれ良い佇まいになり、なおかつ2台の車高がほぼ同じに揃って良い雰囲気です。・・・こうでなくちゃ!と自画自賛。しばしイイ気分に浸ってみる・・・のですが、良好なコンディションの絶版ミニカーに同様の手を加える気にはなれないし、作業にはそれなりに気を使います。買ったそのままでこう有って欲しいのですが、雰囲気スケールの1/43ミニカーでは良く有る現象なんですよね。。。


今となっては貴重な・・・MATCHBOX '71 Dodge Challenger R/T

さて、お送りして来たクライスラーE-BODYもネタが残り少なくなって来ました・・・今回はマッチボックス製の'71 Dodge Challenger R/Tです。


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↑発売当時は'70年型にしてバニシングポイント仕様も出してくれればな~・・・なんて思った物ですが、こうして年式違いを並べられるようになった今となっては、かえって貴重なモデルと言えそうです。


・・・ご紹介して来たチャレンジャー、ミニカーとしては新しい製品から古いものに遡ってご紹介しています。つい先頃発売されたミニチャンプス製'70R/T、ちょっと昔に発売されたジョニーライトニングの'70T/Aが発売される以前は、高価なホワイトメタルやレジン製モデルを別にすれば1/43ではこのマッチボックス製の'71R/T位しか製品がなかったと思います。(・・・と言ってもこのミニカーも発売当時の平均からすれば非常に高価なミニカーでした。)当時は新製品のミニカーは殆どが欧州車で、ビテス等が米車を製品化しても、それはテールフィン華やかなりし'50sが殆どだったので、当方に取っては非常に貴重なモデルでした。


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このシリーズを購入したのは随分昔の事になりますが、クラッシックカーでお馴染みのモデル・オブ・イエスタイヤ―の刻印やプリントが床板に見られます。(当方はいい加減な性格なのでコレクションのリスト化等は全く出来てないです。。。)当時1部のミニカーショップが独自に仕入れたものだったようです。そのラインナップは'67ポンティアックGTO,'68カマロSS'66シェベルSS396,'69シェベルSS,'66フェアレーンGTX'67マスタング,'70マスタングBOSS429,'70プリムスGTX,'70ロードランナー,'71クーダ,そしてこの'71チャレンジャーR/T等々、'60~'70年代のアメリカ車が好きな当方を狂喜乱舞させる物でした。出来の方も当時のダイキャストミニカーとしては珍しく、サスペンションやエキゾースト系等も別パーツで細かく造り込まれていました。このチャレンジャーのキャストはその後床板を樹脂に変更してコストダウンしたバネットジャクソンシリーズや古のスーパーキングスを復刻させたシリーズ等に流用されています。


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ダッジチャレンジャーは'71年に若干のフェイスリフトが行われ、外観では2分割のラジエターグリル、リアフェンダーのインテーク風ガーニッシュ、テールランプ周り等が'70年型と異なります。この頃から排ガス公害、オイルショック等ハイパワーカーへの風当たりが強くなり始め、426HEMI等のビッグブロックエンジンは'71年一杯で姿を消し、'72年型以降は徐々に性能面の魅力を失い'74に一度消滅してしまうのでした。華々しく復活した新生チャレンジャーは少し前にご紹介しましたが、原油価格の高騰で同じような歴史が繰り返されるのではないかと言う当方の心配は、リーマンショックを経て予想以上の形で現実の物となり、クライスラー自体が経営破たんするという事態になってしまいました。会社が新しい形で生まれ変わってもチャレンジャーは逞しく生き残って欲しいものだと願わずにはいられません。


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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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