1/43cu.in.

1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

レストア途上のジャンクプラキット ~amt 1/43 '68 Pontiac GTO

・・・と言う事で前回ご紹介したamt製1/43プラキット、レストアを開始した1台をご紹介したいと思います。(完成はしていませんが。。。)


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今回ご紹介するamt 1/43プラキットは’68ポンティアックGTO、キット自体がカスタム仕様となっているモデルです。同じようなコンディションのキット3台と共に、国内のネットオークションで格安でお譲り頂いた物です。上の画像は入手したそのままの状態で撮影しましたが、恐らくは少年時代の前オーナーによって正しく組み立てられ、正しく遊びのお供となった後、ボロボロになって天寿を全うしようとしていた所を、当方の如き変なオジサンに落札され(笑)レストアと相成ったのでした。


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キットはブラックのボディにベージュのインテリアというクールなセンスで塗装されていましたが、痛みが激しいため先ずは分解して塗装を剥離しました。このシリーズは接着不要のスナップキットなので、分解の手間が掛からないのは幸いでした。画像では簡単に未塗装状態に戻ったように見えるかも知れませんが、塗装後長い年月を経た塗膜はなかなかに頑固で、100円ショップで買った蓋付きタッパウェアーでプラモ用の薄め液に長時間漬け込み、時々ハケでこすったりしてようやくココまで来ました。作業の過程でかなりの量の脳細胞が失われたと推察されます(笑)。


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古くなって劣化しているのか、ボディ各部は脆くなっていて取扱いに気を遣いました。やはり長い年月を経て色々と損傷している部分が見受けられました。


①オモチャ箱の中で他のキットと積み重なっていたのか、ルーフとエンジンフードにはゴムタイヤと触れていた為に溶けてしまった跡があります。どちらもプレスラインやウインドーモール等の微妙なモールディングに影響が及んでいてちょいと厄介です。


②フロントピラーは左右共に折れてしまっています。amtの1/43キットはピラーが細いので最も破損しやすい部分です。しっかり補修・補強してあげないといけません。


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ウインドーパーツは小キズだらけでしたが、幸いヒビ割れはありませんでした。800番~2000番まで徐々に目の細かい耐水ペーパーに切り替えながら水研ぎし、コンパウンドで仕上げました。研磨後ひび割れ防止のためクレポリメイトを塗布しておきました。


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他のモデルのタイヤと接していて溶けた部分は、先ず盛り上がった部分をカッターやノミで削り落とします。続いてプラ板にプラモ用の接着剤を塗って溶かした物を爪楊枝でこそげ取って盛り付けました。乾燥後にヤスリとペーパーで仕上げます。・・・が、ウインドーモール部等これ以上の微細な作業は1度サフェーサーを吹かないと・・・もはや当方の眼では見えましぇ~ん。。。


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折れたフロントピラーは幸いにも欠損はしていなかったので、プラ用接着剤で慎重に位置を合わせ、裏にΦ0.3mmの真鍮線をあてがって瞬間接着剤でがっちり固めました。かなり丈夫な印象になりました。


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分解・塗装剥離・損傷部を補修して仮組みしたGTO。カスタム仕様ではありますが全体的なプロポーション、実車の印象把握の素晴らしさには惚れ惚れします。カスタム仕様の為形状の異なる前後バンパーやテールランプ周りはなんとかしてオリジナル形状に改造、ドアハンドルや3角窓を追加してストック状態で仕上げて上げたいと考えていますが・・・亀の歩みなので果たしていつになりますやら。。。


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ミニカー・コラム・シフトVo.13 レストア待ち(続け・・・)の1/43ジャンク・プラキット達 ~amt 1/43 PLASTIC KITS

気まぐれミニカー・コラム・シフト、Vol.13は1/43のプラキットをご紹介したいと思います。


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近年1/43ミニカーにおいて、アメリカ車の製品化も昔とは比べ物にならない質&量となって来ました。普段はダイキャストを中心に1/43完成品のミニカーをご紹介している当ブログ。かつてはアメリカ車の”まっとうな”1/43完成品は非常に少なく、コレクションの幅を拡げるためにはプルバックモーター内蔵の安価なトイカー(これはこれでとても奥深い世界/笑)や、逆に高価なレジン、ホワイトメタルキットなどに頼らざるを得ませんでした。


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↑amt製の1/43プラキット。このパッケージのモデルは日本でも比較的多く流通したのでご存じの方も多いのではないでしょうか?ここにはありませんが’69AMXも存在します。


そうした中で、そう数は多くないものの、車種的にとても良い所を突いている貴重なジャンルとして1/43スケールのプラキットがあります。最近でも童友社がシェルビーGT500やフォードGTを発売していましたし、モノグラムのシェルビーコブラ289やC2コルベットConv.も精密で非常に出来の良いキットでした。アメリカ車以外ならフランスのエレールが老舗と言って良いでしょう。レジンやホワイトメタルのキットに比べれば、ずっと安価に手に入れる事の出来たとても有難い存在でありました。


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↑amt MATCHBOX時代のStreet Magicシリーズはバンパーやホイールのメッキが省かれています。一番上の初期箱は’68カマロですが、カスタム仕様で発売されストック仕様には組めません。


しかし、当方にとってこの分野で車種のチョイス、製品数共に群を抜いているのはご当地ブランドのamtではないかと思います。エンジンレスのスナップキット(接着剤不要キット)でパーツ構成はミニマムですが、ボディプロポーション、ディテールのシャープさは流石といった感じです。’69コルベット、カマロ、シェベル、トリノ、マスタング、AMXなどは日本でもそれなりに流通していたのでご存じの方も多いのではないでしょうか?


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↑同社の1/25キットをそのまま縮小したような初期箱。箱絵も中々良い雰囲気でミニチュアのミニチュアみたい(笑)。小さい方の箱はクルマのキットのみ、ちょっと大きい箱は完成後のディスプレイ用に透明プラのケースが付属しています。


実はこのシリーズ、他にも色々と当方的にオイシイ車種が製品化されていたのです。そうしたキットは国内のショップやオークションでは殆ど出廻る事がなく、海外のオークションでも箱付き未組立の美品は結構競争率が高かったりします。なのでとうほうは組み立て済やジャンクコンディションの物も含め少しずつ買い集めています。今回はそんなレストア待ちのプラキットを何台かご紹介しようと思います。


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先ずはGMから。’68ポンティアック・ファイアバードは海外ネットオクで4台まとめて入手した内の1台。プラ地肌に乱暴にハケ塗りで赤いボディカラーが塗装されています。幸いパーツの欠品やウインドーパーツのひび割れもなくレストア出来そうです。アーテルやコーギー、ガムダクールなどにダイキャストミニカーがありますが、プロポーションはこのキットの方がベターかと思います。


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続いてフォードから・・・。同じ4台セットで落札した’68マスタング2+2。日本では’69のキットは比較的見掛けますが’68はレア。ボディのプロポーションはこちらも上々だと思います。キットにはノーマル仕様とカスタム仕様の2種類が存在しました。無塗装ボディにウインカーなどの色差しとデカール貼りが行われています。タイヤ&ホイールは欠品だったので手持ちの’69キットの物を仮に履かせました。このホイールは’68でもバッチリです。


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続いては念願だった1台、上の2台とは別に海外オクで入手した’69マーキュリー・クーガー!!。初代クーガーもディンキーサンスターはじめ~'68は新旧色々とミニカー化されていますが、’69~’70は1/43モデルに恵まれず、当方が知っている限りではボンドカーコレクションのあのボコボコのモデルぐらいなので非常に貴重です。ボディサイドに弧を描いて下降するプレスラインが嬉しい1台。ホイールが黒く塗られてしまっており、リアウインドウには接着剤が盛大にはみ出しています。ペーパーを当てれば綺麗になるかどうか・・・。


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最後はクライスラーから・・・。年式は特定できませんが2代目のクーダです。この世代のクーダも1/43ではモデル化に恵まれていない車種。amtのキットはカスタム仕様でフロント&リア周り、サイドウインドウの形がストックとは異なります。この個体は国内のネットオークションで入手したものでやはりハケでブルーに塗装されリアバンパーが欠品しています。


・・・と言う事でレストアを待つamtキットをご紹介しましたが、完成するのはいつになりますやら。。。実は亀の歩みながら既にレストアを始めたキットもありますので、途中経過ではありますが次回ご紹介してみたいと思います。


ポンティアックも忘れちゃ困る・・・ ~NEO '72 Pontiac Grand Prix

先回のご紹介はスパークのトロナード、その少し前にはNEO/スパークのリビエラもご紹介しましたが・・・おっと、ポンティアックを忘れちゃいけません。


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↑ポンティアック・グランプリとGTOは当時のジェネラルマネージャー、ジョン・Z・デロリアンの情熱が生み出したクルマ・・・デロリアンと言えばGMを辞して理想のスポーツカーを作ろうとしたDMC12・・・ということで、ビテス製のDMC12と並べてみました。


さて、GM製の上級パーソナルクーペとしては過去にオールズモビル・トロナードやビュイック・リビエラをご紹介して来ました。またキャデラック・エルドラドに関してはいずれ特集を組んでご紹介したいと思っています。・・・と、ここで忘れてはならないのがポンティアックの存在。ポンティアックのパーソナル・クーペ、グランプリはビュイックのリビエラに先立つ'62年に誕生しています。しかしその成り立ちは独自のボディを持った単独車種ではなく、ポンティアックのフルサイズ系の派生車で、ボンネヴィルクーペの内外装を豪華に装ったモデルでした。


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↑プロトタイプは'71年にヘッドランプが2灯式に改められた後の'72年型。グリルから独立したヘッドランプが立体的に配された独特の顔つきです。


そのグランプリが独自のボディを持った単独車種になるのは '69年型から。当時ポンティアックのジェネラルマネージャーだったジョン・Z・デロリアンの指揮の元、インターミディエート系のホイールベースを延長したシャシーに低く長く、エンジンフード中央が鋭く突き出た個性的なスタイリングのボディを構築していました。インターミディエートのシャシーを母体としている事からトロナードやリビエラとは異なるセグメントと捉えられているようで、同じような成り立ちの車種としてはシボレーのモンテカルロがありました。


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↑全体的なプロポーションはロングノーズ・ショートデッキでこの時代の米国車の典型的なプロポーション。トランクリッドも立体的な造形です。


モデルカーは様々な年代のアメリカ車を独特のチョイスでモデル化してくれているNEOの製品。このグランプリもデビュー時の'69年型ではなく'72年型でリリースして来ました。デビュー時は4灯式のデュアルヘッドライトでしたが、'71以降はエンジンフードから盛り上がったプレスラインの先端に2灯式のヘッドランプが突き出たようなより個性的なデザインとなっています。先のリビエラと並んで、NEOのラインナップの中では比較的”華”のある車種といった感じでしょうか・・・(笑)。


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↑細密な仕上がりですが、ガラス類は相変わらずちょっと危なっかしいカンジ・・・。


アメリカンエクセレンス版にはより派手なルックスでスポーティーなHurst仕様も存在しましたが、当方が入手したのは日本国内で一般的に流通したNEO版です。渋いグリーンメタリックのボディにアイボリーホワイトのバイナルトップ、グリルやウインドゥ・モールにエッチングパーツを奢った同ブランドの標準とも言える細密な仕上がりです。・・・このブランドのモデルをご紹介する都度に言ってしまう事ですが、1/43でアメリカ車をハイディテールにモデル化してくれる事は全くもって素晴らしい事ながら、レジン製故に発売ペースが早く、一月に2~3台のリリースが続いたりするともう・・・1台/月ぐらいで配分して頂けると有難いのですが。。。


超精密なフツーの米国車たち ~American Excellence '68 Pontiac Bonneville HT Coupe

今回は新し目の製品をご紹介したいと思います。


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↑古のディンキー製パリジェンヌセダンとツーショット。パリジェンヌの名前は、この世代ではカナダやオーストラリアで使われていました。


ここの所、当方のストライクゾーンド真ん中の製品を続々リリースしてくれ(ちゃってい)るNEO/American Excellence。エッチングパーツなどを多用したモデルは非常に精密で見応えのある仕上がりです。NEOブランドの方でリリースされるのはアメリカ車に限らないのですが、特筆すべきはそのラインナップ。レジン製ボディによる少量生産への対応性を武器に、ダイキャストの量産メーカーが手掛けないようなマイナーな車種を数多く手掛けています。アメリカ車に関しても、従来は手薄だったポンティアックやビュイック、'70~'80年代のキャデラックやリンカーンをフォローしてくれていて、この辺りの特別なヒストリーを持たないフツーの米国車がハイクオリティな1/43モデルで揃うのは、当方には本当に感慨深いモノがあります。


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↑こういう車種がこのクオリティーで出て来るとは・・・昔では考えられない事です。


さて、今回はそんなNEO/American Excellenceの面目躍如ともいうべき1台をご紹介。車種は'68年型のポンティアック・ボンネヴィルです。この名前はトリムレベルの違いによりカタリナ、ベンチュラ、エグゼクティブ、等様々な名称を持つポンティアック・フルサイズの中で最上級のモデルに与えられていました。余談ですがトップの画像で並べている4ドアセダンは古(いにしえ)のディンキー製で車名はパリジェンヌとなっています。このネーミングは当時主にカナダやオーストラリア向けに用意されていたもので、アメリカ本国でこの名が使用されるのは80年代に入ってからの事でした。


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↑素晴らしい出来ですが・・・写真に撮るまで気付いていませんでしたが、リアウインドーが浮いてしまってます。。。直せるかな・・・。


フルサイズならではの伸びやかなフォルム、中央部が大きく突き出たフロントエンド等、なかなかに押し出しの強い魅力的なスタイリングです。同じフルサイズ系の中でも下級のカタリナ、ベンチュラと上級のエグゼクティブ、ボンネヴィルではホイールベースが違っている上に、2・4ドアHT、コンバーチブル、セダン、ワゴンなど一通りのボディラインナップを有していたのですから、このフルサイズラインだけで下手な自動車メーカー1社分のバリエーションと言えそうです。当時のアメリカの豊かさが偲ばれます。


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↑大きな立体がぶつかり合うようなダイナミックな造形は、この年代のアメリカ車の特徴と言えるでしょう。痺れます。


今回ご紹介するのはブルーメタリックのボディのアメリカン・エクセレンス版。伸びやかでダイナミックなフォルム、美しい塗装、エッチングパーツなども使用した精密な造りで非常に見応えがあります。同じボディのゴールドのモデルはNEOブランドで日本に入って来ていて、どう見ても同じキャストだと思うのですが・・・NEO SCALE MODELSAmerican Excellenceではウェブサイトも別々になっていて、この両ブランドの関係は当方には今一つ良く分かりません。アメリカンエクセレンスのサイトにはディベロッパーズ・ダイアリー(開発者の日誌)というコーナーがあって開発中の試作品をチラ見せしてくれているのですが、これがもう、当方には堪らない車種・・・ばっかり・・・なのですが、、、全部買ったら幾らになるのかを考えると気絶しそうであります(既に'50sの車種は諦めてます/泣)。。。お願いだから新製品のリリースはMAXでも毎月1台ぐらいにして~~~~!!!!


GTOも乗り納め? スクリーンを駆け抜けたクルマ達~The Last Ride '69 Pontiac GTO The Judge

ワイルドスピード(原題;THE FAST AND THE FURIOUS)シリーズが日本でも大ヒットしてからというもの、レンタルショップへ行くと雨後の筍の如く”ワイルド~”やら”ファスト~”はたまた”~スピード”といったタイトルのカーチェイスムービーが目につくようになりました。中にはシリーズ化されている物もあったり、意外と珍しいクルマが登場していたりする事もあってそれはそれで興味深いのですけれど、まあ、やっぱりオリジナルを超える作品にはお目に掛かった事が有りません。(・・・って事はその手のDVDをうっかり・しっかり借りて観てるって事ですが。。。/笑)


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今回ご紹介するファースト・スピード(原題;the LAST RIDE)も そんな一本・・・ではないのです。実はコレ、TV用に製作された映画らしいのですが、ワイルドスピードシリーズの第1作目を監督したロブ・コーエンが原作・製作総指揮を担当しているのです。(監督はしていない。)・・・そもそもワイルドスピードって邦題も日本で勝手につけられたモノな訳ですが、この作品はそう言う意味では”~スピード”って題名を名乗る正当な資格があるのかもしれません(笑)。


・・・で、内容ですが、当方のようなマッスルカー好きはレンタルで借りて観ても損した気分にはならないかな~という微妙な線でした。あのデニス・ホッパーや”60セカンズ”でアトレー・ジャクソンを演じたウィル・パットン等が出演していて俳優陣はなかなか豪華なのですが、ちょっと惜しい感じがします。・・・とか何とか言いながら、廉価版のDVDが発売された時にコレクターの悲しき性分で当方はうっかり・しっかり買っちゃったのですけれど。。。(笑)


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↑齢をとっても存在感があってカッコ良いデニス・ホッパー、60セカンズでもお馴染みのウィル・パットンなど出演者はなかなか豪華。・・・ホントは映画の主役は孫のマット(クリス・カーマック)なんですけど。


1970年、ベトナム戦争に反対して軍の現金輸送車を襲撃し、逃走中に妻を失い自身も逮捕されたロニー(ホッパー)。息子のアーロン(パットン)はその時の警官で今は警備会社のオーナーであるカーツに引き取られ刑事となっていた・・・。30年余り後に出所したロニーは孫のマットと協力し、自分を罠に陥れ、妻を殺したカーツに復讐しようとするのだが・・・。


「犯罪の重要な証拠がロニーが逃走に使った愛車、朱赤の'69年型ポンティアックGTOジャッジに隠してある。」という形でクルマが映画に絡んで来ます。ただし映画の中でカーチェイスは意外と少な目。しかもメインは件の'69GTOではなく、映画製作当時('04年)最新型だった復活版GTO(オーストラリアのホールデン・モナーロをベースに誕生したモデル)が活躍しています。この辺りはGMとのタイアップの匂いが大いに感じられる部分。


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'69年型GTOジャッジについては前回ご紹介しているので詳細は割愛しますが、映画に登場する劇中車のGTOはトップの画像のミニカーと違い、ヘッドランプが格納式のコンシールドタイプでなく固定式となっています。これはGTOの為の専用フロントマスクを一般モデルと同じものに戻すという内容の”エンデューロ・デリート”と呼ばれるオプションを選択した物です。


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当時、映画の中でもブランニューカーとして華々しく紹介され、ハイパワーFR車らしい派手な走りを披露していた復活版GTOですが、登場から僅か3年で市場から姿を消してしまいました。カマロと同じゼータアーキテクチャーをベースとした新型が噂された事もありましたが、GM再建の中でポンティアックそのものの消滅がほぼ確定してしまった事は本当に残念です。カマロのような古さと新しさが巧みにブレンドされた次世代GTOを是非とも見てみたかったのですが・・・。


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↑'69GTOはHWのレギュラーでも製品化されており、デフォルメ控え目でなかなかの好キャスト。画像は劇中車と同じ朱赤のジャッジ仕様。


・・・さて、お送りして来たポンティアックGTO特集もそろそろネタが尽きてきました。映画に登場した素晴らしいコンディションの'69GTOジャッジがどうなったか?については、はっきり書くのは止めておきます。ただ、その後のポンティアックの命運を暗示するようなものだったとだけ申しておきましょう。


(ファースト・スピード '2004年アメリカTV用映画、DVD発売元ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン)


ミニカーの出来、良いか悪いか判定は?Road Champs '69 Pontiac GTO The Judge

さて、ポンティアックGTO特集も大詰め、'69年型”ザ・ジャッジ”をご紹介しましょう。


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'69年型のポンティアックGTO、基本的なスタイリングは前年型と大きく変わらず、ラジエターグリルのパターンやリアバンパー、テールランプ形状等小規模の変更に留まっていますが、仕様としては更に魅力的な1台が加わわっています。その名も”The Judge=ザ・ジャッジ”。アピアランスは通常のGTOに比べより一層攻撃的な物となっており、専用のストライプやサイケな書体のロゴ、大型のリアスポイラーなどで武装され、この時代のマッスルカーとしての魅力に溢れた仕上がりになっています。エンジンは400cu.in.にラムエアⅢおよびⅣを装着、それぞれ366馬力、370馬力というパワーを絞り出していました。


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ミニカーは当ブログでは常連のロードチャンプス製。曲線を多用したグラマラスなボディラインを良く捉えたなかなかのプロポーションではないかと思います。特徴的なストライプやロゴもしっかり再現しています。ゴールドと言うかブラウンメタと言うかちょっと渋めのボディカラーもなかなかクール。エンジンフード、ドアが開閉します。別のカラバリも手元にあるのですが、それは次回ご紹介したいと思います。


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↑年式の違いはこの2台のミニカーでは判りにくいでしょうか?ラジエターグリルの差はビミョ~ですが、リアバンパー、テールランプの違いは良くお判り頂けるかと思います。


ドアのチリの合いが悪かったり、フェンダーとドアでストライプがズレていたりと仕上げの荒さも目につく同社のミニカーですが、それが何となくアメリカ車のおおらかさやマッスルカーの荒々しさに通じるところがあって(!?)当方には魅力的に感じられます。(かなり贔屓目。。。)何よりこういう車種を1/43でモデル化してくれるのは非常に有難いところです。最近ミニカーをリリースしていないっぽいのは何とも残念。


さて、諸々の美点と欠点が混在するこのモデル、出来が良いと見るか悪いと見るか、果たして皆さんの”判定=ジャッジ”は如何でしょうか?(笑)


第2世代登場 ERTL '68 Pontiac GTO

ベース車種のモデルチェンジで、GTOとしては2代目となる'68年型をご紹介します。


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'68年、GTOの母体であるポンティアックのインターミディエート、テンペスト/ルマンズ系はモデルチェンジを行いボディスタイルを一新しました。そのスタイリングは先代よりも曲線を多用してグラマラスになりながら同時にマッチョな雰囲気も備えた物となっていました。シボレー・シェベル、オールズ・カトラス、ビュイック・スカイラークと兄弟車にあたり、それぞれSS396,442 及び HURST,GSといっとマッスルカーを擁していて人気も高く、もちろん当方も大好きなクルマ達です。


ポンティアック版は何よりその立体感に溢れた特徴的なフロントマスクが目につきます。一見バンパーが無いようにも見えるそれは、軟質樹脂による一体成型品で衝撃吸収構造を持ち、材質や構造はともかくスタイリング的には現在も世界的に大流行している手法です。'60年代、既にこれを量産レベルでモノにしていたGMの先進性がカタチに現われている部分と言えるのではないでしょうか。コンシールドヘッドランプと組み合わされたその顔つきは強烈な個性を放っているように思います。エンジンは前年から採用された400cu.in.+ラムエアⅡ360馬力が最強力ユニットでした。


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↑シンプル&素朴ながらポンティアックマッスルらしい外付けタコメーターが再現されているのが何だか可愛い(笑)モデルです。


さて、ミニカーはアーテル製で、以前ご紹介した'64 1/2 マスタングHTと同じ”ビンテージビークルズ”シリーズの1台です。・・・ミニカーその物がビンテージになりつつあると言うか(笑)、旧い製品でもあり同社のその後のミニカーと比べると何ともシンプルで素朴な出来です。本来あるべきドア三角窓が省かれているのは承知の上か考証ミスか…。しかし、渋いグリーンメタリックのボディカラーはこの時代の雰囲気を醸し出しているように思えます。また、エンジンフードの左側、小さな突起が有りますが、これはエアアウトレット・・・ではなくて車外に設置された独特なタコメーターで、ポンティアックの純正オプションとして用意されていた物。こういう所はしっかり拘って再現しているあたりは何とも微笑ましくなって来ます。やはりご当地ブランドとしてはこう言う所は手を抜けないのでしょうね。


Matchbox '67 Pontiac GTO Part2

ちょっと間が空いてしまいましたが、マッチボックスの'67 GTOをもう1台ご紹介しておきます。


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↑前回のミニカーと比較しなければ、これはこれでなかなか雰囲気の良い仕上がりです。


今回のミニカーは、'53コルベットや'71ダッジチャレンジャー等と共に発売されたマッチボックス、バレット・ジャクソンシリーズの1台です。バレット・ジャクソンは有名な実車のオークションで、程度極上のヴィンテージカーや映画・ドラマの劇中車が多数出品され、当方の如き一般庶民には理解不能な(笑)高額で落札されたりする事で有名です。このバレットジャクソン仕様(?)のミニカーは、マッチボックスの他、グリーンライト等、3インチサイズのミニカーでも展開されています。それらの間になにか関係があるのか、特注品なのかは残念ながら当方は良く知りません。。。


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↑ワインレッドメタが安価なバレット・ジャクソンシリーズ、ブルーメタが価格約3倍(!)のモデルオブイエスタイヤーシリーズの製品。


前回ご紹介したマッチボックスの'67ポンティアックGTOは、恐らくこの金型での最初の製品だったのではないかと思いますが、あちらはモデルオブイエスタイヤーシリーズで、発売時の新品価格は結構高い物でした。同じシリーズで、確かコカコーラの派手なカラーリングのモデルもあったような気がしますが、その後床板を樹脂の一体成型に簡略化するなどして発売されたのがコチラのシリーズでした。


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↑小さい画像はクリックでちょっと拡大します。


モデルは渋いワインレッド・メタリックと言うかバーガンディのボディカラーがクールに決まっているので一見安造りには見えませんが、新品での販売価格は先のイエスタイヤー版のおよそ3分の1くらいでした。インテリアの塗装が省略されていたり、下の画像のように床板が金属製でサスペンションや排気系、駆動系が別パーツで作り込まれた物から樹脂一体成型無塗装の物に替えるなどしてコストダウンが図られていました。ボディーカラーはブラックにレッドのストライプのバリエーションもあり、コチラもなかなか決まっていました。手に取った時の重量感や裏返して見た時の造り込みには差が有りますが、置いて眺めるだけならこれで十分。基本的に同じキャストのボディだったのでなかなかお買い得な1台と言えるかもしれません。


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↑床板の造り込みはご覧の通りの差が有ります。…ひっくり返さなければ余り気にならない!?


Matchbox '67 Pontiac GTO

ポンティアックGTO、続けて'67年型をご紹介したいと思います。


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'67年型のポンティアックテンペスト/ルマンズ系は、一見前年とあまり変わっていないようですが細部のマイナーチェンジを行いスタイリングをブラッシュアップしています。GTOはサイドシルの部分にクロームのガーニッシュが取り付けられるなど、よりスポーティーかつマッチョな外観となっています。販売が好調だった事もあり、マッスルカーとしてのイメージアップに余念がなかったのではないかと思われます。映画トリプルXの劇中車に使用されたりしているので、GTOというとこの年式を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。このボディとしては最終年式にあたり、翌'68年には全く異なるスタイルの次世代モデルに生まれ変わっています。メカニズム面では、この年から搭載エンジンが従来の389cu.in.から400cu.in.に変更されていました。


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↑ボディサイドの比較。ガムダクールの'66はショルダー部など細部が実車とはやや異なるイメージです。全体的に'67の方が華やかでマッチョな雰囲気になっています。


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↑同じくフロント廻りの比較・・・ミニカーの造り込みも違うので判りにくいでしょうか。。。写真では殆ど判りませんが、'67のグリルはメッシュタイプになっています。


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↑リア周りの比較。一番変化が大きいのは後姿でしょうか・・・。


ミニカーはマッチボックス・コレクティブル、シリーズとしてはモデルオブイエスタイヤ―シリーズに属する製品です。今となっては古い製品となってしまいましたが、実車の持つダイナミックなフォルムの再現、ボディと同系色にコーディネートされたバイナルトップやレッドラインのタイヤ、細かく作り込まれた床板など見応えのある出来栄えです。購入当時はおサイフにもズッシリ堪えるお値段でしたが(笑)。。。後年、'71チャレンジャーや'53コルベット等同じシリーズのキャストと共に、床板をプラ製の簡略化した物に置き換え、価格を下げたバレット・ジャクソン(アメリカの有名なアンティークカーオークション)シリーズでも販売されており、こちらは次回ご紹介する予定です。


久々の・・・Gamdakoor Sabra '66 Pontiac GTO

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↑フランクリンの'64、ウェリーの'65との並び。縮尺が微妙なモデル達なので凸凹です。。。


'64年にインターミディエートサイズの2代目に移行したポンティアックのテンペスト/ルマンズシリーズですが、'65年に続き'66年にも再度大幅なフェイスリフトを行い、またもやボディパネルを一新しています。'66年型はタテ目のフロントフェイスこそ似たイメージながら、全体的にはより曲線的でグラマラスなイメージになりました。この辺りはこの時代のアメリカ車全般に共通で見られた傾向と言って良いのではないかと思います。エンジンは変わらず389cu.in.が設定されていましたが、走行風圧を利用してより多くの空気を取り入れるラムエアーシステムがチョイス出来るようになっていました。


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↑この時代はインターミディエートでも全長5m超えなので、プロポーションは伸びやかですね。


今回のミニカーは久々の登場(笑)、イスラエル製のガムダクール・サブラからの1台です。ご覧の通りミニマムな部品構成でいたってシンプル&素朴な作風ですが、GTOのシンボルであるツインインテークもしっかり表現され、この時代のアメリカ車らしい伸びやかなプロポーションがなかなかです。(・・・と私は思います。)このブランドについては過去にもご紹介していますが、プロポーションの良さは殆どの車種に共通の美点。グリルパーツの合いの悪さなど細かい事は気にしてはいけません(笑)。古風なホイールなどのディテールも、これはこれで魅力的なのではないでしょうか。


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↑次回ご紹介予定のマッチボックスの'67と並べると、やっぱりちょっとだけ小さ目です。


プラケースの大きさに規制され、残念ながら1/43よりやや小ぶりなミニカーの多いこのシリーズですが、GTOはケースギリギリの大きさで正規の1/43他社製品と並べてもさほど違和感を感じないで済むサイズになっています。このシリーズのミニカーは大抵どこか1か所可動するギミックを持っていますが、GTOはトランクリッドが開閉します。例の国連仕様も含めカラーバリエーションがあったようですが、当方の手持ちはシンプルなホワイト。最近のクルマのような純白でなく、アイボリーホワイトと言った感じの色調が、時代の雰囲気を感じさせて味わいのある1台です。


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