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FORD GT 特集補足: そして66年 ~ Spark Ford GT Mk-2 Le Mans 1966 #8

・・・ようやく66年のルマンです。

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コロナウイルス、日本でも深刻になって来ていますね。元々インドアホビー野郎な当方は何ともありませんが、外で元気に遊びたい子供達(大人も?)はストレスがたまってしまいそうです。各方面への経済的な打撃も大きいですし、何より生命に関わるというのは重大事態です。当方は少し前に咳喘息で苦しんだので、コロナに感染したらまずいかも知れません。早々に収束して欲しい物ですが・・・せめてインドアで更新出来るブログの方は、楽しくフォードGT特集の補足をお送りして行きたいと思います。色々とフォードGTに関わるクルマたちをご紹介して来ましたが、いよいよ'66年のルマンであります。

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↑鮮やかなイエローのボディにシャープなブラックのストライプ、'66年の8台の中でも、最も華やかなこのカラーリングがアラン・マンレーシングに渡ったというのも面白いです。これはこれでもちろんカッコ良いのですが、英国らしい渋いグリーンとかも見てみたかった気もします。

この年、フォードワークスは大挙8台のMk-2を送り込むという,ある意味アメリカらしい物量作戦を展開します。流石に8台全てをシェルビーアメリカンでマネージメントする事は厳しく、シェルビー・アメリカン3台、NASCARで鳴らしたホール&ムーディーから3台、イギリスのアラン・マンレーシングから2台という布陣でフェラーリに挑む事となったのでした。今回ご紹介するカーナンバー8はアラン・マンレーシングからエントリーした1台で、ジョン・ウイットモア/フランク・ガードナー組がドライブ。カーナンバー7と共にモノコックをスチールからアルミに置き換えた改良型でしたが、スタートから5時間でクラッチトラブルのため早々に姿を消してしまいました。

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↑スパークのGT Mk-2はレジンボディらしいシャープなプロポーションや美しい塗装が魅力。この価格でも8台揃えるのはかなり厳しい・・・他の物は何も買えなくなります。。。

この'66年のフォードワークス8台は、かつての特集でご紹介したようにその全車をイクソが製品化していました。当方も頑張って全車をコレクションしたのですが・・・なんとその後、スパークも8台全車を製品化。ファンとして嬉しい&苦しい悲鳴を上げる事態となりました(笑)。同ブランド標準のレジン製完成品で、シャープなプロポーションと美しい塗装で見応えがあります。イクソの製品と比べると、ドライバー側ドアのループ部にヘルメットを逃げるふくらみがある点は同じですが、ランプ類のテーピング、タイヤのライン色などに差異が見られます。実車が時間帯によって異なるのか、考証の違いなのか・・・興味深い所です。

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↑画像は横組み版の映画チラシ、不要不急の外出がままならない現在、映像ソフトの発売が待ち遠しいです。

●フォードVSフェラーリ 映像ソフト予約開始・・・なのですが。

2回、3回と劇場で観たいと思っていた映画”フォードVSフェラーリ(原題:FORD V FERRARI)”ですが、コロナ騒動ですっかりその機会を失ってしまいました。。。そうこうする内に、少し前から映像ソフトの予約受付が開始になりました。発売予定は5月2日で、予定通りならゴールデンウイーク中に作品を堪能出来そうです。もう、絶対・絶対買いであります!!・・・なのですが、ディスクの基本仕様は4K-UHD仕様か、またはブルーレイとDVDのセットのどちらかなんですよね・・・。当方は4K対応のハードを持っていないのでブルーレイを購入するしかないのですが、以前から理解出来ないのがブルーレイとDVDのセット販売。DVD再生機器しかない場合ブルーレイディスクは宝の持ち腐れだし、ブルーレイを再生出来る環境であればDVDは不要だと思うのですが・・・。個人的には別々にしてその分安くして欲しいというのが正直な所。・・・こうしたセットのメリットって一体なんなんでしょうか???

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FORD GT特集 補足 : FORD GTの原型!? ~スパーク Lola GT Le Mans 1963

いよいよ´66年ルマンのフォードGT Mk-Ⅱをご紹介しようと思ったのですが、フォードGT開発に重要な影響を及ぼしたマシンのご紹介を忘れていました。。。

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あと一歩と言う所でフェラーリ買収に失敗したフォードは、そのフェラーリ打倒をも視野に入れてルマンに挑む事を決定します。しかし、長い間本格的なレーシングマシンを製作したことのなかったフォードは、ツインチューブ式フレーム+モノコックボディという基本構造や、フォードのパワーユニットをミッドシップに搭載している点がフォードGTの構想に近かったローラGTに注目。ローラカーズのエリック・ブロードレイをプロジェクトに招聘してローラGT2台を購入、フォードGT開発の基礎研究に供する事としました(この後ブロードレイは1年半ほどで離脱)。ローラGTを参照しなかったら、フォードGTは11か月という短期間では開発出来なかっただろうと言われています。

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↑コンパクトなアルミモノコックのボディ、そのミッドにフォード289cu.in.V8ユニットを押し込んだ車両パッケージング。水平に近く伸びたルーフと断ち落としたようなテールエンドが魅力的なまとまりを見せています。

このローラGTというマシン、'62~'63年の間に計3台製作された内の1号車(LGT-P)はスチール製モノコック、2号車(LGT-1)及び3号車(LGT-2)はアルミ製モノコックのボディを有し、フォード製289cu.in.(4.7リッタ-)V8エンジンとイタリアコロッティ製ギアボックスを搭載している点は初期のフォードGTに似ています。(3号車は売却された後エンジンをシボレーの6リッターにスイッチ。)ボディスタイリングは個人的にはそれほど後のフォードGT似ているとは思いませんが、ルーフに大きく切れ込んだドアなどはフォードGTに継承されていると言えるでしょうか。これはこれで60年代のレーシングマシンらしい魅力的なデザインだと思います。

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↑スパーク製のモデルは60年代のレーシングマシンの魅惑的な曲線ボディを再現、ガラス類のフィッティングも良く美しい仕上がりです。

モデルはスパークから発売された1/43レジン完成品です。かつてご紹介したポリトーイのMシリーズのモデルはダイキャスト製で特徴的なドアが開閉するなど、往年のミニチュアカーらしい魅力に溢れた1台でしたが、こちらは現代のレジン完成品らしいシャープで精密な仕上がりです。それぞれにスケールモデルとして異なる魅力に溢れていて興味深い所です。フォードGTのヒストリーを辿る上では欠かせないクルマなので、どちらも製品化してくれたことに感謝です。同一スケールで並べるとフォードGTよりもかなりコンパクトなクルマである事が分かります。

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↑過去にご紹介したポリトーイMシリーズのモデルとツーショット。材質や仕上がりは異なりますが、それぞれに魅力があるように思います。

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↑シンプルなプロトタイプのフォードGTと比べても、よりコンパクトなボディで車幅も狭いです。(車体は前端合わせ)

モデルは'63年のルマンにエントリーした2号車(LGT-1)で、短期間の開発でルマンに挑んだ結果、ギア比がサルテサーキットに合わない状態でのレースを強いられ、スタート後15時間でギアボックストラブルのためリタイヤとなりました。売却された3号車以外はフォードが購入して基礎研究に供されたので、その後1号車・2号車はレース等には出場していないのではないかと思われます。軽量コンパクトなアルミモノコックボディのミッドにアメリカンV8を押し込んだ車両パッケージは非常に魅力的なだけに、そのままレースにエントリーを続けていたらどのようなリザルトを残していたか・・・たらればになってしまいますがついつい想像してしまいます。

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FORD GT特集補足:'64年&'65年ルマンのおさらい(新ネタなし)

前回までキャロル・シェルビーとルマンのについて記したので、ここから本題。・・・しかし当方のコレクションに'64と'65の新ネタはありません。。。

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過去の元記事はコチラ

前回、”(出来る範囲で・・・)総力特集!!FORD GT40”をお送りしたのは2012年でしたが、その後もFORD GTの製品は色々と発売になりました。当方も気になる製品は買っていたのですが、その多くは'66以降のマシン。最近になってスパークが'64ルマン仕様のFORD GTを発売しましたが、これはビザール版で発売した物の改良品のようです。・・・という事で残念ながら当方も'64及び'65の新ネタはありません。今回は過去にご紹介したモデルの再掲載で、この2年を簡単におさらいしておこうと思います。(手抜きですいません・・・。

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↑'64年のニューヨークオートショーに出品されたフォードGTプロトタイプ。後の姿とは異なるスリークな美しさもまた魅力的ですが、空力面では問題があり、後のルマンテストデー、本戦と姿を変えてゆく事になります。このプレーンなボディのプロトタイプは、映画フォードVSフェラーリにも登場していました。

'63年、欧州市場への本格的な進出、アメリカにおける実用車メーカーイメージの払拭(と、そのためのマスタング発売)など様々な命題に対し、ヘンリーフォード2世はルマン24時間レースへの挑戦を決意します。まずは手っ取り早い方法として、当時経営難に陥っていたフェラーリを買収することを画策しますが、この計画は契約の締結寸前で破綻してしまいました。その後フォードは打倒フェラーリをも視野に入れ、自社でマシンを開発する事を決定。イギリスにFAV(フォード・アドバンスド・ヴィークルズ)を立ち上げ、ロイ・ランとアストンマーチンで采配を振るったジョン・ワイヤーを中心としてプロジェクトをスタート。11ヶ月という短期間で一応の完成を見、'64年のニューヨークオートショーでの公開に漕ぎ着けました。

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過去の元記事はコチラ

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↑こちらは'64年、ルマンテストデーの姿。ノーズの冷却開口など、既にプロトタイプ時から変化が見られます。

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↑そしてこちらが'64年のルマン本線仕様、カーNo.10、フィル・ヒル/ブルース・マクラーレン組の102号車。より大きなインテークや前後スポイラーなど、更に実戦的な姿となっています。

同'64年、フォードGTは早速ルマンに挑戦しますが、4月のテストデーではエアロダイナミクスやサスペンションのセッティング不足から安定性を欠き、出走した2台共にクラッシュ、記念すべき1号車は実戦デビューする事なく廃車の運命を辿りました。・・・その後改良を加えたフォードGTは11月の本線に3台がエントリー。予選ではその速さの片鱗を見せますが、決勝ではレース半ばまでに全車リタイヤとなってしまいました。結局この年フォードGTは出場したレース全てをリタイヤで終える結果となってしまい、結果としてFAVとジョン・ワイヤーはたった1年でレース運営の主軸から外される事となってしまいました。

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過去の元記事はコチラ

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↑太くなったスペアタイヤに対応し、異様に長くなったノーズや飛行機の垂直尾翼のようなスポイラーなど、短期間で開発されたボディは異形とも言うべき独特の佇まいを見せます。カーナンバー1はブルース・マクラーレンとケン・マイルズがコンビを組んだ106号車。今回お見せしているのは全て過去にご紹介済みのビザール製品。フォードGT初期、不遇の時代をモデル化してくれているのは非常に有難いです。こちらはその独特の姿の再現が難しかったのか、映画には全く登場しませんでした。

翌65年、フォードGT計画の運営は、'64年、デイトナクーペでルマンクラス優勝を果たしたキャロルシェルビーとシェルビー・アメリカンに委ねられる事となりました。この年、エンジンを289にスイッチし、各部の熟成を進めたフォードGTはデイトナ2000キロで1位と3位、セブリング12時間で2位と結果を出し始め、大きな期待と共にルマンへ臨む事となりました。この時フォードは大きな賭けに出ます。エンジンをストックカーなどで活躍していた427(7リッター)にスイッチ、Mk-2として短期間で開発を進め、予選では1位及び3~5位を独占する速さを見せますが、やはり24時間を闘い抜く事は厳しく、この年も全車リタイヤの憂き目に遭ってしまいます。しかし、この経験を基に427ユニットを積んだMk-2は熟成を進め、翌66年に大きな成果を上げる事となったのでした。

FORD GT特集補足: レーサー、キャロル・シェルビーのルマン。 ~Spark Aston Martin DBR1 Winner Le Mans 1959

更新をサボっていたら2月になってしまいました・・・。

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映画”フォードVSフェラーリ(原題: FORD v FERRARI)”を観て血中フォードGT濃度が上がってしまったので、2012年1月から3月の間、10回に渡ってお送りした”(出来る範囲で)総力特集!!フォードGT40”の補足をお送りしたいと思います。主として特集以降に発売されたフォードGTと、それに関連するクルマのモデルのご紹介となりますが、前述の映画がキャロル・シェルビーとケン・マイルズをストーリーの主体としていた事もあり、血中シェルビー濃度も上がってしまっています(笑)。なのでフォードGTに関わる以前のキャロル・シェルビーとルマンの関係についても簡単に触れておこうと思います。(過去の特集をはじめとするフォードGT40記事は、カテゴリーのフォードGTでソートするとご覧頂けます。)

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↑'56年から'59年までに僅かに5台が製造されたDBR1。4台がファクトリーチームで使用され、モータースポーツにおけるアストンマーチンの黄金時代を築きました。ルマン仕様は後輪をカバーするスパッツや、前輪に深く覆いかぶさるフェンダーなど、独特な姿をしています。

・・・ということで、補足特集の最初に採り上げるのはアストンマーチンDBR1であります。ご存じの方も多いと思いますが、キャロル・シェルビーはコブラをはじめとするスポーツカー、レーシングカーのコンストラクターとなる以前にレーシングドライバーだった事があり、そのキャリアの中でも最も輝かしい戦績がルマン24時間レースの優勝だったのです。その後残念な事に狭心症を患っている事が判明し、レーサーとしてのキャリアを諦めざるを得なくなるのですが、この事がなかったらシェルビーコブラやGT350/500は誕生しなかった訳ですし、彼が関わらなかったらフォードGTプロジェクトがどうなっていたかも分かりません。歴史の綾とも言える数奇な運命と思います。

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↑コチラは過去記事でご紹介済のイクソ製DBR1 '59ルマン優勝車。イクソは'50~'60年代の曲線ボディの表現に優れたモデルが多いと思います。このDBR1も良い仕上がり。

1959年、シェルビーはアストンマーチンのドライバーとしてルマン24時間レースに出場。彼とロイ・サルバドーリのドライブするDBR1が総合優勝、2位にポール・フレール/モーリス・トランティニアン組が入賞し1-2フィニッシュ、アストンマーチンに初のルマン総合優勝をもたらしました。'56年に誕生したDBR1は5台が製作され、内4台がアストンのファクトリーチームで使用されました。この59年にはルマンの他、ニュルブルクリンク、グッドウッドでも勝利してコンストラクターチャンピオンシップをも獲得、モータースポーツにおけるアストンマーチンの黄金期を形成しました。尚、ネットでDBR1を検索すると、日本のサイトで'58年と'59年にルマンで連続優勝という記述が散見されるのですが、前後の文章やドライバーの顔ぶれを勘案すると、これはニュルブルクリンクのリザルトの誤記ではないかと思われます。

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↑スパークのDBR1はレジンらしいシャープな仕上がり。薄板で成型されたウインドウ&トノカバー、リアタイヤを覆うスパッツなどはダイキャスト製モデルとは異なる魅力を感じさせます。

モデルはスパークから発売となった1/43のDBR1で、'59年のルマンでシェルビー/サルバドーリ組のドライブで優勝したマシンです(5台製造された内の第2号車)。同ブランド定番のレジン完成品でプロポーション、フィニッシュ共に良好な仕上がり。同じ仕様のDBR1はキャロル・シェルビー氏が亡くなった際の記事でイクソ製のモデルをご紹介しています。イクソ製モデルも良好な仕上がりですが、エッチング製のワイヤーホイールや薄板の後輪スパッツなど、スパーク製モデルも流石だなと思わせる部分が多々あります。ルマンで2位に入賞したフレール/トランティニアン組のマシン(製造第4号車)も入手したかったのですが、残念ながら予算が確保出来ませんでした・・・(泣)。

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●製品情報、スパークがケン・マイルズ絡みのフォードGTを続々再生産!!
既にミニカーショップさんでも予約受付が開始されていますが、スパークが'66年のセブリング12時間優勝車、デイトナ24時間優勝車、ルマン24時間2位、そしてルマン3位入賞車でパレード走行に加わったロニー・バックナム/ディック・ハッチャーソン組のカーナンバー5と、フォードGTの1/43モデルを続々再生産。当方はルマン仕様の2台は入手済ですが、映画を観てしまった後では・・・デイトナ仕様は絶対欲しくなってしまいます(7,000回転まで上げろ!)。となると、セブリング12時間仕様も並べてケン・マイルズの”幻の耐久レース3冠”を偲びたくなってしまいます。全くもって時宜を得ているというか・・・もう、商売上手だな~。

「ジョン・デロリアン」「フォードVSフェラーリ」観ました。・・・そして!?

昨日、念願の”フォードVSフェラーリ(原題:FORD v FERRARI)”を観てきました。IMAXの高精細・大画面と迫力のサウンドで作品世界にどっぷり浸かりました。一方、昨年の12月14日には”ジョン・デロリアン(原題:DRIVEN)”も無事に観て、最新のクルマ絡み映画二本を堪能しました。

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↑映画ジョン・デロリアンとフォードVSフェラーリのパンフレット。当方にとって、パンフレット購入は映画を劇場でみた証です(笑)。

●ジョン・デロリアン(原題:DRIVEN)

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↑映画チラシの表面と裏面。東京での劇場公開は今の所新宿武蔵野館のみ(公開終了)。

前情報の通りクルマではなく人間ジョン・デロリアンにスポットを当てた作品でした。GMの重役の座をなげうって、自らの理想とするスポーツカーDMC12を創り上げたジョン・Z・デロリアンが、資金繰りに窮してコカインの密売に手を染めて行く過程を描いています(これが歴史的事実なのかは良く分かりませんが・・・)。本作はジョン・デロリアン自身ではなく、どちらかと言えば隣人でコカイン密売の囮捜査でも大きな役割を果たす事になるジム・ホフマンの視点を中心にしている点がユニークだなと思いました。

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↑新宿武蔵野館のロビーには、原寸大デロリアン(?)の顔ハメパネルが出現。遠慮会釈なく撮影させて頂きました…。

一大スターの大競演という事でもないし、派手なカーチェイスがあるわけではないのですが、佳作として楽しむ事が出来ました。日本での公開は劇場数が非常に少なく、東京では新宿武蔵野館のみとなっていました(既に上映終了)。現在上映中の劇場もありますし、今後上映が始まる所もあるようです(詳しくはオフィシャルサイトでどうぞ)。これから更に上映館が増えてくれると良いのですが・・・。


●フォードVSフェラーリ(原題:FORD v FERRARI)

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↑フォードVSフェラーリのチラシ。こちらは表側が縦位置のバージョン。

A・Jベイムの著書、フォードVSフェラーリ(原題:GO LIKE HELL)を書店で偶然手にしてからおよそ8年、遂に映画作品を観る事が出来ました。マイアミバイス、コラテラルなどのマイケル・マンが監督すると言われた時期があり、主演はトムクルーズ&ブラット・ピットと噂された事もありました。紆余曲折の末、A・Jベイムの著書とは別の枠組みでの作品化となったようですが・・・いや~完成までの道のりは長かった。もうね、作品が始まる前、20世紀フォックスのあのオープニングの時点で涙が出そうになりました(笑)。

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↑フォードVSフェラーリチラシの別バージョン。こちらは表側が横組み。最近はチラシが複数作成される事もよくあるので要注意です。

しかし長く待たされた分、作品は文句なしに素晴らしかった。冒頭は「えっ!そこから話を始めるの!!」って感じだったし、予告編でコケにされていた(ように見えた)ヘンリーフォードⅡ世にもちゃんと泣いた理由がありました(笑)。ストーリーをシンプルにするためか、フォードGTプロジェクトの最初からキャロル・シェルビー&ケン・マイルズが開発に携った形になっていたり、気になる点もあるといえばあるのですが、そんな事は消し飛んでしまうくらい、レース映画としても人間ドラマとしても見応えがありました。マット・デイモンのシェルビー役ももちろん素晴らしかったのですが、クリスチャン・ベイルはもう、ベイムの本で読んだマイルズ像そのものという感じでした。CGの使用を極力控え、リアリティを追求したというレースシーンの迫力も大満足。あと何回か映画館で観たいし(出来るだけ大きなスクリーン、高画質・高音質の劇場で観る事をオススメします!)、ソフト化されたら絶対、絶対買います!!




↑レースシーンのメイキング動画、本作ではリアリティを重視し、CGの使用は出来るだけ控えたとの事。250GTOのレプリカを火薬でぶっ飛ばしてます。

●・・・やっぱり、血中フォードGT濃度急上昇!

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これは半ば予想していた事ではありますが、やはりというか久々に血中フォードGT濃度が急上昇、今年最初のブログ特集は何にしようか思案していましたが、映画を観て迷いが消えました(笑)。・・・ということで、次回より2012年に組んだ”(出来る範囲で・・・)総力特集;FORD GT40”の補完版をお送りしたいと思います。フォードのルマン挑戦のストーリーは以前の特集で語りましたので、その後発売になった関連製品を中心にご紹介したいと思います。・・・といっても買い足した製品の数も限られていますし、まとめてご紹介するのは撮影など仕込みが大変・・・。ということで、毎回1台ずつのご紹介を基本としたいと考えています。お暇がありましたらお付き合いくださいませ。

スクリーンを駆け抜けたクルマ達 フォード vs フェラーリ,ジョン・デロリアン 年末年始クルマ映画2題

毎回月頭に同じような事を言ってますが、あっという間に10月ですよ・・・。

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↑ポンティアックでGTOやグランプリを誕生させ、独立して自らの理想とするスポーツカーDMC-12を創り上げたジョン・Z・デロリアン氏。それが映画になるとは・・・。歴史的事実も含め、タッカーとの近似性を感じます。
 
 
●フォード vs フェラーリ(原題:Ford v. Ferrari) 日本公開サイト立ち上げ+予告編第2弾公開!


https://youtu.be/uOvwe25iCP4

さて、当方個人的に期待値MAXのフォードvsフェラーリ、長らく予告編だけの公開に留まっていましたが、少し前に日本公式サイトも立ち上げられたようです。現状ではまだまだ情報が少ないですが、公開が近づくにつれて内容が厚くなってゆく事を期待したいです。そして予告編第2弾!、1本目とは異なるシーンを色々と垣間見る事が出来ます。エンツォ・フェラーリとおぼしき登場人物や、P4の美麗な姿もよりはっきりと・・・。この作品を観てしまったら、当方の血中GT40濃度がまたしても急上昇してしまうかも知れません・・・。
日本公式サイトはコチラ。→http://www.foxmovies-jp.com/fordvsferrari/

 
 
●ジョン・デロリアン(原題:Driven) 日本公開2019年12月7日+日本版予告編!


https://youtu.be/L_3vvQbAT78

一方、コチラの作品は当方的には全くのダークホースだったのですが、バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズのタイムマシンとしてお馴染みのデロリアンDMC-12に関連する映画がフォードvsフェラーリに先立って今年12月7日に公開となるようです。デロリアンDMC-12とジョン・Z・デロリアン氏については当方も過去記事でご紹介した事があるのですが、今回の映画はクルマであるDMC-12よりは、人間としてのジョン・Z・デロリアン氏に焦点を当てた作品のようです。そういう意味では派手なカーチェイスなどは期待出来ないでしょうが、先頃ようやく映像ソフトが発売になったタッカーと似ているのかも・・・。それはそれで興味深いです。

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↑遠い昔、当ブログでフォードGTの特集をした以降も、新たなモデルが色々と発売になっています。来年映画を観てしまったら、それらの補完特集を組むかも知れません・・・。

映画の公開が待ち遠しいですが、このペースだと年末年始なんてあっという間かも・・・。作品を観てしまったら,次は「映像ソフト化熱烈希望!!」って、なってしまうんだろうなあ・・・。

スクリーンを駆け抜けたクルマ達 ~タッカー・恐怖の報酬・フォードvsフェラーリ クルマ絡み映画ネタ3題

どうもF1の放送があるとブログをサボり気味です(笑)。中々'71~'73マスタング特集が先に進みませんが、今回は気になるクルマ絡み映画のネタを3つお送りしたいと思います。1つはめでたくDVD/ブルーレイソフト化が叶った作品、もう一つはめでたくDVD/ブルーレイ化が決定した作品、そして最後はめでたく映画が完成、日本公開も決定した作品のご紹介です。どれも個人的には心待ちにしていたものばかりです。

●祝!タッカーDVD/ブルーレイソフト発売


https://youtu.be/ty93RYkzYQQ

1本目は”タッカー(原題:TUCKER THE MAN AND HIS DREAM)”、過去にコチラの記事でDVD/ブルーレイソフト化されていないことを嘆いていたのですが、この度めでたく発売となりました。作品のあらましやクルマとしてタッカーご紹介は過去記事に譲るとして、今回はソフトの内容を簡単にご紹介。入手したのは4Kレストア版 初回限定オリジナル・アウターケース仕様のブルーレイディスク。多数の映像特典と共に日本テレビ・金曜ロードショー放送字の日本語吹き替えが収録されている(1部英語音声+字幕)のが個人的にはポイント高いです。画質はレンタル落ちのVHSとは比較にならない鮮明さ。お値段はちょっと高めですがようやく日本版発売、やっぱり嬉しいです。

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↑中古で入手したレンタル落ちのVHSと遂に発売なったブルーレイ、そしてソリドの1/43モデル。


●祝!!恐怖の報酬 完全版DVD/ブルーレイソフト発売


https://youtu.be/LuONMSE0mJM

続いては昨年末から日本でもリバイバル上映され(4Kリマスター完全版の新規上映とも言える)、ごく1部ですが7月から上映される映画館もあるという異例のロングランとなっている”恐怖の報酬(原題:SORCERER)”。当方も大興奮で映画館に足を運んだ様子をコチラコチラでご紹介したのですが・・・遂に、遂にDVD/ブルーレイ化が決定!!♪♪。ネット通販等で予約受付も開始されています。英語音声・日本語字幕のみの”完全版”と、(ブルーレイのみ?)TV版吹き替え(1部英語音声+字幕)+特典ディスクを含む”完全版《最終盤》”の2種があり、1部販売では更に独自特典を付加したバージョンもあるのですが、お値段が一気に通常版の倍近く~倍以上になってしまうのが苦しい所。監督のウィリアム・フリードキンが自身の最高傑作と言い切る本作、当方は頑張って”最終盤”を予約しました。

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↑初回、短縮版で日本公開された際のパンフレットと4Kリマスター完全版で公開された今回のパンフレット。短縮版で公開された当時の英題はWAGES OF FEAR で、これはアンリ=ジュルジュ・クルーソー監督のオリジナル作品の英題THE WAGES OF FEAR から取っていると思われます。(フランス語原題はLE SALAIRE DE LA PEUR)


●祝!!!フォードvsフェラーリ 映画完成&日本公開決定


https://youtu.be/4rcKCkcp5gE

さて、最後にご紹介するのは個人的に作品の完成を心待ちにしていた”フォードvsフェラーリ(原題:Ford v. Ferrari)”。元々は過去にコチラ(なんと2011年末ですよ!)でご紹介したA・J・ベイムの著書”フォードvsフェラーリ 伝説のルマン”を基に、マイアミバイスのTVシリーズプロデュースなどで知られるマイケル・マン監督/ブラット・ピット主演での映画化という話があったのですが、そちらは諸々の事情でスタックしてしまい、本作はそれとは別枠のようです。(原題がvsでなくv.となっているのはその辺りの事情があるのかも!?)しかし主題は'66年のルマンであり、レーサー ケン・マイルズとキャロル・シェルビーの友情を軸に描かれるというのですから期待大。日本では来年1月公開予定との事で、日本版予告編の動画が公開されました。先述のベイムの著書で書かれたマイルズ像と、予告編で観るクリスチャン・ベイルは個人的にはイメージバッチリ。キャロル/シェルビーはボーンシリーズなどでお馴染みのマット・デイモン、レースシーンも迫力満点だしあと半年も待てない!!・・・そうそう、やや誇張気味に表現されたヘンリー・フォード2世像も楽しそうなのですが、予告編ラストのネタ扱いぶりは問題ないんでしょうか(笑)。

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↑スパークからも発売となったフォードGT Mk2, ケン・マイルズ/デニス/ハルム組の1015車。本来'66年ルマン24時間レースの栄冠は彼らのものでした。このモデルを含むスパークのGT40はいずれじっくりご紹介したいと思います。

NACORAL CHIQUI CARS もう1台のアメリカ車 '64 FORD GT

当方が入手したナコラル・チキカーズのもう1台のアメリカ車をご紹介します。

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先回、ナコラル・チキカーズのマスタングを再度ご紹介した際に、同シリーズにはもう1台アメリカ車がラインナップされている記したのですが、そのもう1台とは・・・同じフォードのレーシングカー、フォードGTであります。フォードGT(GT40)はルマン24時間レース等で大暴れした事もあり、リアルタイムに近い60年代にも1/43ミニカーで多くのブランドが製品化しています。思いつくだけでもディンキー(FORD GTとFORD 40RVの2種類)、ソリド、メーべ、ピレン(メーべ金型)、ガムダクールなどなど・・・これらに伍してスペインのナコラルもプラ製1/43モデル”CHIQUI CARS”シリーズでフォードGTを発売していたのでした。

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↑このモデルは旧いプラ製品の悲しさで、ホイールに盛大な溶けが発生していました。そのままにしておくべきか悩みましたが、見栄えの良い物でもないので、えいままよとばかり解けてはみ出た部分をカッターナイフで切除しました。ベターなコンディションにはなりましたがもちろん完璧ではありません。同じような事を試される方は自己責任でお願い致します。

ナコラル・チキカーズ(?発音よく分からず)でモデル化されたのは、ルマンで優勝したマークⅡ、マークⅣ、晩年のマークⅠ等ではなくかなり初期のタイプのようです。'64年ルマンに初出場した姿とはフロントカウルの形状が大きく異なり、どちらかというとフロントカウルの形状は最初期のプロトタイプに近く、一方リアカウルはダックテール状のスポイラーが付加された姿となっています。カラーリングも何処かのレースに出場した仕様の再現という事ではなく、雰囲気重視のオリジナルデザインのようです。ストライプの色違い(青)や赤いボディのバリエーションも存在するようです。

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↑初期タイプのフロントカウル+ダックテールのリアカウルという姿はソリド製のモデルと同様でプロポーション等もどことなく似ています。ですが、別パーツのヘッドランプや開閉する運転席ドアはナコラルオリジナルの特徴です。

実はこの最初期風のフロントカウル+ダックテールのリアカウルという組み合わせはソリドの製品と同じ構成であり、ナコラルのモデルのプロポーションはどことなくソリドに似ていなくもない?感じもするのですが、ソリド製モデルがヘッドランプをデカールで表現するという大胆な手法を採っているのに対し、ナコラルはメッキした別パーツが嵌め込まれています。また、リアカウルが開閉してミッドに積まれたエンジンを拝めるのはソリド/ナコラル共通ですが、更にナコラルは何故かドライバー側だけドアが開くという芸当が追加されています。・・・ドア開閉はウエストラインから下だけで、ルーフに切れ込んだ独特の部位はボディ側に残ったままなのはご愛嬌ですが(笑)。

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↑入手した時点ではホイールに重症の溶けが発生し、左フロントは箱の内側に張り付いてしまっていました・・・。

このナコラルのフォードGT、前回のマスタングと同様に海外ネットオクで入手したのですが、ラインアップをイラストで紹介するミニカタログが同封された箱付きではありましたが、このシリーズの欠点であるホイールの溶けが盛大に発生していました。左前輪に至っては、溶けたホイールが紙箱の内側に張り付いてしまっているという有様。更に溶けたホイールはシャシーの内側にも張り付き、板バネによるサスペンション機構が死んでいました。マスタング同様に一度分解し、張り付いたタイヤとシャシーの間に細いマイナスドライバーをねじ込んで引き剥がし、イチかバチかホイールの解けた部分をカッターナイフで切除しました。・・・まあ溶けてはみ出した状態よりはまともなみばえになったかと・・・。この方法は必ずしも上手く行くとは限らないのでオススメはしません。試そうという方は自己責任にてお願い致します。旧いミニカーをオリジナルコンディションで維持するか、レストアをするか・・・悩ましい所であります・・・。

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↑ナコラル・チキカーズシリーズの2台のフォードの揃い踏み。なかなか良い眺めです。マスタングはややベージュがかった白、フォードGTはややグレーがかった白のボディです。

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↑マスタングとフォードGTで箱の大きさが異なります。車種に合わせて箱のサイズを調整していたのでしょうか?

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↑フォードGTの箱にはミニカタログが同梱されていました。表と裏を別々にスキャンして1枚の画像にしました。実際は縦長の紙に1列にラインナップのイラストが並びます。フィット系の車種がセアトになっている辺りにお国柄が感じられます。

新旧製品で楽しむ1/43モデル ~ Spark / amt Ford GT40 Mk-Ⅱ

先回の新世代フォードGTに続き、今回は往年のGT Mk-Ⅱ、66年のルマン優勝車を新旧製品でご紹介します。

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'63年に計画始動、'64年から参戦を開始したフォードのルマンへの挑戦は、3年目の'66年にして遂に総合優勝、しかもワン・ツー・スリーフィニッシュという華々しい成功を収めるに至りました。その栄えあるルマン初優勝の栄誉にあずかったのが、ブルース・マクラーレン/クリス・エイモンがドライブした漆黒のFORD GT Mk-Ⅱ、カーナンバー2/シャシーナンバー1046号車でした。本来、優勝の栄冠はカーナンバー1、シャシーナンバー 1015号車、ケン・マイルズ/デニス・ハルム組の物となる筈でしたが、ヘンリーフォード2世の指示で1~3位までの3台が連なってのパレード・ゴールを行った結果、予選順位の低かった2号車の方が走行距離が長いという裁定が下され、思わぬ形で順位が入れ替わったのでした。

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↑思わぬ運命の綾で勝利を手にしたブルース・マクラーレン/クリス・エイモン組。2人は共にニュージーランド出身、ブラック&シルバーは同国のナショナルカラーでありました。右フロントフェンダーにはNZのロゴも見受けられます。

このカーNo.2、シャシーNo.1046は栄えあるルマン24時間優勝車という事もあり、1/43に限っても様々なブランドでモデル化されています。当方の手元にもバン、デルプラドイクソミニチャンプスのモデルたちが居るのですが、その後新旧2製品が新たにコレクションに加わりました。・・・先回も記したのですが、去る8月4日、'66年のルマンでこのカーナンバー2を優勝に導いたドライバーの一人であるクリス・エイモン氏が他界されたとの事。その追悼の意味も込め、それらのモデルを一緒にご紹介したいと思います。

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↑低い車高&意外と高い最低地上高、旧い時代のレーシングカーの佇まいが良い雰囲気で再現されていると思います。

先ずはスパークのレジン完成品。当方はGT Mk-Ⅱはミニチャンプスのモデルで終わりにして、スパークのモデルはスルーするつもりだったのですが・・・、お世話になっているショップさんで実物を見たらあっさり自制心を失いました(笑)。スパークの製品はボディが低く、かつロードクリアランスは意外と高い、旧い時代のレーシングカーの佇まいを見事に再現、要所にエッチングパーツを使用した程良い細密感が心地良いです。リアカウルが開閉するミニチャンプス製も嬉しかったのですが、ボディのフォルムはやはり開閉部のないプロポーションモデルの方が安心して見られるようです。う~~ん、ヤバイです。スパークは'66年のGT Mk-Ⅱを続々と発売予定なので、この1台を買ってしまったと言う事は・・・。

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↑降りしきる雨を突いて走るGT Mk-Ⅱ、ドラマチックで味わい深いボックスアートです。

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↑ボディは上下分割のいわゆるモナカ式で、ターンアンダーの強いフォードGTのボディにマッチした構造と言えるでしょう。プロポーション/ディテール共に最良とは言えませんが、却って実車との同時代性を感じさせてくれます。

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↑amt 1/43キットの全容。紙製の外箱、展示用の透明プラケースとインストラクション、各種パーツやデカール・・・簡単ですがエンジンパーツも用意されています。盛り沢山でなかなか興味深いキットです。

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↑amtキットの箱の大きさはこんな感じ。同社の1/25キットの更なるミニチュア化のようで可愛いです(笑)。

そしてもう一つ、長年捜し求めていたのがamtの1/43プラキット。同シリーズは60年代後半の乗用車がメインで、他にはクラス8のトラクターヘッド&トレーラーがラインナップされており、シリーズ唯一のレーシングカーがこのGT40 Mk-Ⅱでした。当方が知り得る限りのamt 1/43プラキットは過去記事にてリスト化しましたが、そのリストで最後まで入手出来なかったのがこのフォードGT。ボディが上下分割式のいわゆるモナカ方式で、正直な所、そのプロポーションは同シリーズの乗用車シリーズのような冴えはみられません。・・・ですが、リアルタイムに限りなく近い時期の製品化であり、味わい深いボックスアートと共に時代の空気を感じさせてくれます。同じ題材でもメーカーや素材、製造時期によってこんなにも味わいが違う・・・それを楽しむのも、また模型趣味の醍醐味と言えるのではないでしょうか。

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帰ってきたFORD GT ~ TSM '15 FORD GT Chicago Auto Show Ver.

今回は新生フォードGTを、嬉しいニュース、悲しいニュースと共にご紹介したいと思います。

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1966年、悲願のルマン制覇を成し遂げたフォードGT、2003年に続き2回目の復活を果たす事になりそうです。新生FORD GTはカーボンファイバーのボディにアルミ製の前後サブフレームという構成で究極の軽量化を達成。フロントエンドや丸いテールランプにオリジナルの面影を宿しますが、キャビンからエンジンルーム、テールエンドへと左右から絞り込まれたボディと後輪が独立しているかのように見える全体のフォルムは初代・2代目とは全くの別物。最新のエアロダイナミックテクノロジーから生み出されたであろう事は想像に難くありません。一方意外なのはそのパワーユニット。伝統のV8ではなく、3.5リッターV6をツインターボやデュアル・フューエルインジェクションで武装。最高出力は600hpを超えていると言われています。市販バージョンは今年後半にデリバリーが開始されるのだとか・・・。

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↑フロントマスクや丸いテールランプに初代の面影を宿す新フォードGT、しかしボディ全体のフォルムは最新の構造やエアロダイナミックにのっとり大きな変貌を遂げています。

さて、この新生フォードGTですが、1966年のMk-Ⅱによるルマン初制覇から50周年にあたる今年、サルトサーキットにも帰って来ました。そして何と復帰1年目にしてLM-GTE Proクラスで初優勝という快挙を成し遂げたのです。ポルシェのリタイヤなどライバルのトラブルに助けられた側面もあったようですが、フェラーリ488GTEや、ポルシェ911RSR、アストンマーチン・バンテージ、そして同じアメリカのコルベットC7Rを相手にしての結果ですから大したものです。出場4台全車が完走、クラス1位・3位・4位を占めたというリザルトも初優勝50周年にふさわしい成果だと思います。

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↑実車の市販開始前にTSMから登場した1/43モデル、実車の複雑なボディ構造、シャープなエッジと曲線が織り成すフォルムを上手く再現していると思います。当方はシカゴ・オートショーに展示されたシルバー&ブラック・ストライプ仕様を入手。・・・3台全部はムリです。。。

モデルはTSM(トゥルー・スケール・ミニチュアーズ社)製のレジン完成品。実車の複雑なボディ形状を手際良く再現、ウインドウの処理や塗装も美しいと思います。実車の市販が開始される前に、早くも3バリエーションが展開済み。最初に発売になったのがブルーメタリックのデトロイトショー仕様、ついでシルバーのシカゴ・オートショー仕様とイエローのLAショー仕様が発売になっています。きっと実車のデリバリーが開始されたら量産仕様も発売になるのでしょうが・・・果たしてお金が廻るかどうか。。。今年のルマン優勝仕様が発売されるならそちらも欲しいし・・・。

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1966年、初めてルマン優勝の栄冠を手にしたMk-Ⅱ(スパーク製)とツーショット。50年後に初挑戦でクラス優勝を成し遂げた新GTの功績は素晴らしいです。・・・一方、ブルース・マクラーレン氏と共にその初優勝のMk-Ⅱ、カーNo.2 1046号車をドライブしたクリス・エイモン氏が去る8月3に日に亡くなりました。2人は共にニュージーランド出身で、ブラックはニュージーランドのナショナルカラーでもありました。

新生フォードGTの活躍に気を良くして、'66年の優勝車であるGT-MkⅡと並べて撮影などしていたのですが、・・・何と言うタイミングか悲しいニュースが舞い込んで来ました。今を去ること50年前、ブルース・マクラーレン氏と共にそのGT-Mk-ⅡカーNo.2、シャシーNo.1046を駆り、数奇な運命の末フォードにルマン初優勝をもたらしたレーシング・ドライバー、クリス・エイモン氏が8月3日に享年73歳で亡くなられたとの事。今年のフォードGTのルマン優勝は彼の眼にはどう映った事でしょうか・・・。謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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