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酉年ファイアバード特集 補填; サクラ1/43 ~ '77 or 78 Pontiac Firebird Trans Am

長々お送りして来た酉年ファイアバード特集、今回の補填でひとまず終了です。

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お送りして来ました酉年ファイアバード特集、前回で終わりにして過去ご紹介済みで新たにご紹介するモデル被るものは割愛しようと思っていたのですが・・・今回再掲載するサクラの'77or'78トランザムは以前C3コルベットの”ついで”にご紹介しただけでした・・・。なので”Firebird”カテゴリでソートして一覧出来るよう、改めてご紹介しておこうと思います。尚、同じように過去ご紹介済みのウエスタンモデル製のホワイトメタル完成品はカテゴリでソートして一覧出来る状況なので新たにご紹介はしないでおこうと思います。

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↑日本ではイーグルマスクと称され人気のある'77~'78ファイアバード・トランザム。実車と同時期に日本製ミニカーで1/43化されていました。

・・・という事でサクラ製の'77 or'78ファイアバード・トランザム、同ブランドの”世界の名車シリーズ”No.2として発売された物です。人気のイーグルマスクのTバールーフ仕様で、実車のダイナミックなボディ意ラインをやや誇張しながら上手く捉えているように思います。ボディ、シャシーからホイールまでが金属製でずっしりと重く、エンジンフード、トランク、ドアの開閉機構を備える辺りは時代性を感じさせます。何より1/43スケールであることが嬉しく、当方の知る限りでは実車の現役に近い時期の1/43製品としては唯一の存在ではないかと思います。同時期にダイヤペットでも製品化されていますが、通常1/40の同ブランドでは珍しく、1/43よりも更に小さい大きさで製品化されています。恐らく同ブランドの規格サイズの箱に収めようとした結果ではないかと推測します。

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↑厚肉なボディキャストや開閉部のチリなど、ダイヤペットに似た面もある仕上がりですが、縮尺は1/43となっています。ウエストラインの抑揚などは実車のエモーショナルなラインを更に強調して表現しているように感じられます。当方が知る限りでは、他にブラックのボディカラーバリエーションがあります。

さて、サクラと言えば古くはサクラペットシリーズなどをはじめとして日本のミニカー界では老舗ともいえるブランドですが、70年代のスーパーカーブームの頃に1/43スケールで比較的しっかりとしたシリーズを展開していました。ミニカー史の中では歴史に埋もれてしまっている感がありますが、中には当方好みの車種も含まれているため個人的には興味を持っていました。ブログを相互リンクさせて頂いている方々の記事を拝見し、なんとなく全体像が見えて来たので、ネットで調べた分も含めてリスト化してみました。素人調査なので完璧ではないと思われますがご容赦下さい。また追加の情報や間違いの指摘等、頂けましたら幸いです。

●サクラ製1/43ミニカー(知っている限り)リスト
1.スーパーカーシリーズ
No.1 ランボルギーニ・ミウラ No.2 ランボルギーニ・イオタ
No.3 フェラーリ・365GTBB No.4 ランボルギーニ・カウンタック・LP400
No.5 ランボルギーニ・カウンタック・LP500S
No.6 マセラッティ・メラクSS
No.7 シボレー・スティングレー →当方の過去記事へのリンクはこちら
No.8 フェラーリ・ディノ・246GT
No.9 BMW・レーシング
No.10 ポルシェ928
No.11 マセラッティ・ボーラ
No.12 デ・トマソ・パンテーラ
No.13 ランチア・ストラトス


2.世界の名車シリーズ
No.1 メルセデスベンツ・450SLC 
No.2 ポンティアック・ファイアーバード
No.3 シボレー・コルベット
No.4 ポルシェ934
No.5 ポルシェ935
No.6 ロンドンバス?(詳細不明)
No.7 ロールスロイス(シルバーレイス)
No.不明 セリカXX(初代モデル)

 
3.ピカピカシリーズ 乾電池によるパトライト点滅ギミック付き(スケールは不統一・ナンバー体系不明)
日産セドリック430セダン パトロールカー、タクシーなど
日産セドリック430バン 救急車、消防司令車など
日産スカイライン ケンメリバン パトロールカー、消防司令車
日産スカイライン ジャパンセダン パトロールカー、救急車、消防司令車など
日産キャラバン 
ホンダライフ ミニパト(縮尺不明)
ホンダTN360 道路公団(縮尺不明)
スズキジムニー消防司令車(縮尺不明)
スズキジムニー救急車(縮尺不明)
トヨタランドクルーザー(40系) 道路公団(縮尺不明)
いすゞTX系ポンプ消防車(縮尺不明)
警察バス(路線バスタイプ・縮尺不明、メーカー・車型・・・当方勉強不足で分からず。。。)


4.サクラペット
上記1~3のラインナップ他から車種をチョイスして再編成、元ピカピカシリーズはパトライト点滅ギミックを廃止。
①都電(縮尺不明)
②2階バス(ネオプランと思われる/縮尺不明)
③中央バス(ネオプランと思われる/縮尺不明)
④セドリックバン赤 (430丸目)
⑤ランドクルーザー赤 (40系・縮尺不明)
⑥ランドクルーザー青 (40系・縮尺不明)
⑦ニッサンセドリック黄 (430セダン角目)
⑧ニッサンセドリック赤 (430セダン角目)
⑨セドリックバン白 (430丸目)
⑩ワーゲン (ビートル)
⑪ステングレー赤 (C3)
⑫ベンツ (450SLC)
⑬ジャガー (XJ)
⑭ロールスロイス (シルバーレイス)
⑮トランザム (イーグルマスク)
⑯ステングレーシルバー (C3)
⑰ポルシェ935
⑱カウンタック500
⑲カウンタック400


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・・・という事で年始からのんびりお送りして来た酉年ファイアバード特集はひとまず終了です。新しいネタが増えたら随時ご紹介してゆきたいと思います。
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酉年ファイアバード特集; クーペもあります。 ~Motor Max '99 Pontiac Firebird

年始からマイペースで進めてきました”酉年ファイアバード特集”もそろそろネタが尽きて来ました・・・。先週は今回ご紹介するモデルが家庭内行方不明。。。ようやく発見しましたのでアップします。(そんなこんなで今月は2回サボりになってしまいました。。。)

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都合3回に渡りご紹介して来た第4世代ファイアバード。ここまでミニカーがコンバーチブルばかりだった事もあり、クーペのスタイリングに余り触れませんでしたが、第4世代のファイアバードクーペは緩やかに傾斜したフロントウインドウ、それに続く長いドアと太いリアピラー、サイドに大きく回りこんだリアウインドウといった方程式を第3世代から引き継ぐ事によって、Fボディ(ファイアバード・カマロ)らしさを上手く演出していたように思います。リトラクタブルヘッドライトの採用など、全般に兄弟車のカマロに対してより個性的なスタイリングで、特に後期のボディはマッチョでアクの強いものでした。

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↑ゆるく伸びやかに傾斜したフロントウインドウとサイドまで回り込んだ大きなリアウインドウで、全体に丸みを帯びたスタイリングながらFボディらしさを継承していたように思います。

繰り返しになってしまいますが、ポンティアックというブランド共々、ファイアバードという車種が過去の物になってしまったのは残念でなりません。多くのライバルがしのぎを削ってこそ市場は活気を帯びるというもの。オールズモビル、マーキュリー、ポンティアック・・・思えば近年になって消えたのはプリマスを除くと中級ブランドばかり・・・。合理化という意味もあるでしょうが、アメリカ車のマーケットも2極化が進んでしまったという事なのかも知れません。過去記事でも触れましたが今年のデトロイトショーでファイアバードが限定的に復活しました。願わくばこれが一時的な物でなくなれば良いのですが・・・現実的には難しいのでしょうね。

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↑これだけのビッグネームが過去の物になってしまったのは残念でなりません。モデルはエンジンフードのインテークやスポイラーからトランザムと思いますが、メーカーの車名・年式表記を尊重しました。

さて、モデルの方は前回・前々回とコンバーチブルのモデルをご紹介しましたが、今回ご紹介するのはモーターマックス製のクーペモデルです。このファイアバードを含む一群の1/43モデルは、同じ金型を使用してプルバックモーター内蔵のシリーズも展開されていた物で、ややトイ的な仕上がりとなっています。(日本国内でもトイザらスなどで見掛けた事があります。)当方の入手したのはテスター名義で組み立てキット形式になっているもので、海外オクで捕獲しました。当方が知る限り、1/43の第4世代ファイアバード・クーペモデルとしては唯一の存在ではないかと思われます。

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↑当方が入手したのはテスターブランド名義で簡単な組み立てキット形態になった物。同じ金型でプルバックモーターを装備したシリーズもあり、仕上がりはややトイライクなイメージ・・・ともあれ、1/43では貴重なクーペボディ+Tルーフでの製品化です。

1/43でアメリカ車の各世代モデルを揃えようと思うと、ファイアバードクラスのメジャー車種でもプルバックカーや廉価なモデルまで網を張っていないとバリエーションが思うように増えません。大変である反面、それゆえに面白いとも言えます。改めてファイアバードの1/43モデルを見てみると、実車の世界と同様、ミニカーもレジン製完成品等の高額モデルと廉価モデルに二極化している感があって複雑な気分になります。もう少し中間的なバランスの製品が増えてくれると嬉しいのですが・・・。

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酉年ファイアバード特集; 意外とレア!? ~maxi car '99 Pontiac Firebird Trans Am Conv.

また間が空きましたが、今回も粛々と酉年ファイアバード特集を続けたいと思います。

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・・・以前は毎週末の更新を旨としていた当ブログですが、最近はすっかりサボリ癖がついてしまい、月に3回ぐらいがデフォルトになっております。。。ま、義務感ばかりになってしまっては楽しくないし、続ける意味もなくなってしまうと思うので、マイペースでのんびり行きたいと思います。という事で酉年ファイアバード特集をもう少し。今回ご紹介するのも前回と同じ第4世代の'99年型コンバーチブルです。

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↑この世代のファイアバードの後期型はマッチョでアクの強いポンティアックらしいデザインだなと思います。2段重ねのエンジンフードインテークや4灯式のリトラクタブルヘッドランプのフロントマスクはもちろん、ハニカムパターンのテールランプレンズも個性的です。

前回も記しましたが、ファイアバードはこの第4世代の間、'94モデルイヤーに25周年、'99モデルイヤーに30周年を迎え、それぞれアニバーサリーモデルが販売されました。また、'99年にはデイトナ500マイルレースのオフィシャル・ペースカーにもなっていたようで、そちらのカラーリングを模した車両の画像も見受けられます。30周年とペースカーの限定車が別立てだったのか、或いはオプション違い等、限定車の一部がペースカーのカラーリングを纏っていたのかは良く分かりません。。。(汗)

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↑ミニカーのボディグラフィックパターンは30周年時のデイトナ500オフィシャル・ペースカーに似ていますが、実車はホワイトのボディに濃紺のストライプだったと思われます。

モデルは先回ご紹介したヤトミンと同じ'99年型のコンバーチブルです。中古品を箱なしで入手したので詳細不明でした。ボディカラーも同じようなブラウンメタリックなので、てっきりヤトミンの通常品をベースとしたバリエーションモデルなのかと思ったのですが・・・。良く見るとボディのプロポーションや車両姿勢が微妙に異なります。更に裏返してみると床板は全くの別物。なにやらメーカーロゴのようなものが描かれているのですが・・・もの凄~く小さくて全く読めません。。。今回取り上げるにあたりデジカメで撮影して拡大すると・・・maxi carと読めました!!ですが、ネット検索してもマキシカー製のファイアバードはヒットしません。ダイキャスト製なのでそれなりに数は造られていると思うのですが・・・意外とレアなモデルだったりして!?

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↑床板を比較すると違いが一目瞭然。上がマキシカー、下がヤトミン。全般的に造りこみはマキシカーの方が手が込んでいますが、フル加速しているような尻下がりの車両姿勢は如何なものか・・・。

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↑床板フロント部を拡大すると”maxi car”のロゴが・・・印刷されているのは龍でしょうか???

フロントバンパーのフォグランプとターンランプにクリアパーツが使われていたり、ホイールの奥にディスクブレーキが仕込まれていたりと、細かく見て行くとヤトミントは明らかに異なる点が散見されます。インテリアにも細かい彩色がなされ、フロントシートのヘッドレストには30の文字も(かろうじて)見えます。ボディのストライプパターンも含め、30周年記念/デイトナペースカー限定車のようですが、検索で出てくる実車画像はホワイトのボディに濃紺のストライプの物ばかり・・・このミニカーのようなブラウンメタリックは存在しないのではないかと思います。色々な面で謎の多いミニカーです。

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酉年ファイアバード特集; 第4世代 YatMing '99 Pontiac Firebird Trans Am Conv.

酉年ファイアバード特集、ようやく最終世代へと突入です。

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'93モデルイヤー、ファイアバードは第4世代へとバトンタッチしました。直線的でシャープなデザインだった3世代目に対し、4代目は曲線を多用したエアロダイナミックボディとなりました。先代譲りのリトラクタブルヘッドライトを採用し、'93~'97が2灯、'98~'02が4灯ヘッドランプを装備、ガラスハッチを持つクーペと、先代の後半で復活したコンバーチブルの2種のボディバリエーションがありました。グレードはV6搭載のベースモデル、V8搭載のフォーミュラ、トランザム3グレードが基本となっていました。

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↑先代の直線的でシャープなデザインから、曲線的なエアロダイナミックボディへと生まれ変わった第4世代。先代の晩年に復活したコンバーチブルも引き継がれました。

ファイアバードはこの世代で'94年型の25周年、99年型の30周年という大きな節目を迎え、それぞれ限定仕様車も発売されました。・・・しかしこの時期のアメリカ市場ではピックアップトラックと、それをベースとしたSUVが大ブームとなっており、スペシャリティーカー/スポーツカーは保険価格の高騰もあって販売が低迷。長い歴史を誇るファイアバードは兄弟車のカマロ共々生産を終了してしまいました。その後'05年型マスタングが初代モデルを強く意識したデザインで好評を博すと、'09年にカマロは復活しましたがファイアバードは復活せず・・・。翌'10年にはポンティアックというブランドそのものが廃止されてしまったのでした。

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↑初期は割りとスムースな曲線ボディでしたが、後期方はかなりマッチョなデザイン。特にV8のフォーミュラ/トランザムはエンジンフードのインテークが2段重ねになっていました。

モデルはヤトミン製、'99年型ファイアバード・トランザムのコンバーチブル仕様です。安価なモデルでタイヤ&ホイールの表現などには限界も感じられますが、ブラウンメタリックのボディや6角形のテールレンズパターンの再現などは頑張っていますし、こうした廉価なコンバーチブルのミニカーでは鬼門であるフロント・ウンドシールドもソツなくまとまっているように思います。ウインドウにレリーフ状に刻印された古風なルームミラーの表現には、思わず頬が緩んでしまいますが・・・(笑)。

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ヤトミンは後期型の'99コンバーチブルを製品化。1/43では何故か後期方ばかりがモデル化され、当方の知り得る限りでは前期タイプは存在しないのではないかと思います。

この世代のファイアバードは1/43でのモデル化にはあまり恵まれておらず、日本で比較的入手しやすいものとしては、今回ご紹介したヤトミン製がほぼ唯一の存在ではないかと思います。出来ればコンバーチブルだけでなくクーペも揃えたい所ですが、それは別ブランドのややトイ的な製品を海外調達して補完する事が出来ました。更にもう一台、正体不明のコンバーチブルも居るのですが、次回以降、続けてご紹介したいと思います。

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酉年ファイアバード特集; 第3世代GTA登場 NEO '88 Pontiac Firebird Trans Am GTA

諸般の事情により間が空きますが、夏休みも終わりましたし酉年ファイアバード特集を粛々と進めたいと思います。

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以前、C4コルベットの時にも述べた事ですが、70年代のオイルショックと排ガス対応で低迷したアメリカ車の性能・品質・(急激な小型化に対応し切れなかった)デザインなどは80年代に入ると立ち直りの兆しを見せ始めていたように思います。'81年に誕生した第3世代ファイアバード/カマロも、デビュー当初はV8-5リッターエンジンにして165hpだったものが、'85では205hp、そして今回ご紹介する'88年型の時点では5.7リッター+フューエルインジェクションで225hpまで回復していました。今日的な目で見れば大した事はないように見えますが、当時はかなり頑張った数値だったように思います。

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↑モデルライフを通じてデザイン変更の比較的少なかった3代目ファイアバード。'86年型以降はテールランプが変更になりリア周りのイメージが変わっています。

この世代のファイアバードに、最高性能バージョンとしてGTAが誕生したのは'87モデルイヤーでした。コルベット譲りの5.7リッターエンジンをフューエルインジェクションで武装し、前述の通り225hp、最終的には235hpを絞り出していました。その後'91モデルイヤーで比較的大きなフェイスリフトがあり、やや丸みを帯びたスタイリングとなりました。この時に初代以来のコンバーチブルが復活しましたが、'92モデルイヤーで生産終了となり、'93年型の第4世代へとバトンタッチしました。カマロ共々、商業的には成功した世代だったと言えるのではないかと思います。

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↑もちろん仕上がりが悪い訳ではありませんが、クロームパーツの少ない車種の製品化だと、このブランドの持ち味が発揮しきれていないような印象を受けます。メッシュホイールあたりが見せ所でしょうか。

モデルはNEOの'88年型、Trans-AmのGTA仕様です。ボディのプロポーションは実車の低く幅の広い”薄べったい”イメージを更に強調した感じでしょうか。ブラックのボディカラーはやはりこの世代のトランザムにも良く似合います。'50~'70年代年代のクロームパーツてんこ盛りの車を手掛けると、エッチングパーツを多用して非常に見応えのあるモデルを作る同ブランドですが、それ以降のディテールがシンプルなクルマでは、正直持ち味を生かしきれていないような印象もあります。 ・・・とは言え、レジン製の特性を活かしてマニアックな年式や仕様を製品化してくれる有難い存在です。

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↑第3世代ファイアバードの年式違い。今回ご紹介したNEOの'88がボディが最も低く、謎のプルバックカー'85が最も高くて、マテル最初期型'82はその中間。さて、最もプロポーションが良いのは果たして!?・・・残念ながら'91~'92タイプの1/43モデルは存在していないのではないかと思われます。

このモデルを見る限りでは、実車のレーザースキャンを行ってそれを基に3Dデータ化するといった作業は行われていないように見えます。実車のレーザースキャンを基にした製品はプロポーションの破綻もなく、端的に言って実車に”とても良く似ている”のですが、凄いなと思う反面、それ以上の感動を与えてくれない製品も少なくないようにも思います。逆に実車のイメージを上手く捉え、それをやや強調気味にディフォルメした製品がツボにはまると、得も言われぬ魅力を放ったりするケースもあります。何を以って良しとするかに個人差もありますし、スケールモデルの良否判断は難しいですが・・・そこがまた面白いとも言えるのではないでしょうか。

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酉年ファイアバード特集 & 愛しのトイカー達; 正体不明のプルバック ~'85 Pontiac Firebird

エーダイの'70に続き今回は酉年ファイアバード特集と愛しのトイカーのコラボ企画第2弾です。

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'82モデルイヤーに登場した第3世代ファイアアバード&カマロ、2世代目に負けず劣らず'92モデルイヤーまでの長寿を全うしました。フロントノーズやリアウインドウ形状など、何度か大きなフェイスリフトの行われた2世代目に比べると、3代目の外観はモデルライフを通じて余り大きな変化はなかったように思います。今回ご紹介する'85年型では前後バンパーの形状が新しくなり、トランザムを中心にエアインレットがエンジンフードに設けられたあたりが変化点でしょうか・・・。

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↑'85モデルイヤーで前後バンパーが変更され、1部車種のエンジンフードには1対のエアインレットが設けられています。

外観の変化は大きくありませんが、エンジンラインアップは刷新・改良が図られ、登場時は5リッターV8にして165hpだったエンジン出力は、'85ではインジェクション仕様で205hpとだいぶ持ち直しています。翌'86モデルイヤーでは更に225hpへとパワーアップが図られました。'70年代のオイルショックと大気汚染に対応するための厳しい排ガス規制はアメリカ自動車業界にとって大きな試練でしたが、80年代中盤にはかなり改善が進んでいたことが窺われます。

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↑プルバックのトイカーながらプロポーションは悪くありませんし、バンパー形状やエンジンフードのインレット、テールランプデザインなどは正しく'85年型のディテールをトレースしています。1/43では貴重な年式ですし侮りがたい存在です。出会えて良かった!

今回ご紹介するモデルは都内某有名ショップのワゴンセールからサルベージして来たもので500円也。いい加減なカラーリングが残念ですが縮尺は正しく1/43、ご覧の通りプロポーションは中々に良好、ホイールもそれらしい樹脂成型品となっています。エンジンフードに一対のルーバーがあり、かつリアウインドウにはハイマウントストップランプが装着されていないので、'85年型と推測・・・出来るくらい考証は正確なのです。3代目ファイアバードの前中期を補完すると言う意味では貴重な存在であり、これだからプルバックトイカーは止められないのであります(笑)。

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↑プルバックモーターを避けるため、シートはかなり車両前方にモールドされています。・・・狭そう。。。

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↑床板には車種名や縮尺はおろか、メーカー名や生産国の刻印すらありません。素性は全く不明です。

・・・なのですがこのモデル、床板には車種名や縮尺はおろか、メーカーや生産国などの刻印が一切ありません。ネットで調べてもこうしたプルバックトイカーを詳述しているページは発見出来ず、その素性は一切不明。ひょっとしたら販売時には床板にシールなどが張られていたのかも知れませんが、今の所調査する手立ても見つけられない状況です。スケールモデルとしての仕上がりも悪くはないので、他にどんな車種があったのか大いに気になるのですが・・・何かご存知の方がおられましたらご教授下さいませ。

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酉年ファイアバード特集; 第3世代登場!! Mattle Hot Wheels '82 Firrbird

数は多くありませんが、今回から第3世代ファイアバードの1/43モデルをご紹介します。

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'82モデルイヤー、長く続いた第2世代に代わり、第3世代のカマロ/ファイアバードがデビューしました。'70年代初頭(正確には'60年代末?)の基本設計であった先代に比べて各部が大幅に近代化され、車両寸法の縮小と大幅な軽量化に加え、リーフだったリアサスがリジッド式ながらコイルに改められるなど、それまでのアメリカ車の「直線番長」的なクルマ造りからの変化が見られた世代と言えそうです。70年代、オイルショックと排ガス規制対策にあえいでいた米メーカーが、'80年代を迎え復調の兆しを見せ始めた事と期を一にしたモデルチェンジだったのではないでしょうか。

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↑筋骨隆々だった先代と比べると、シンプル&クリーンなラインへと生まれ変わった第3世代。カマロ共々、先代のイメージを残しながら上手に近代化を図ったスタイリングだと思います。

スタイリングはシンプルかつクリーンな空力特性に優れた物で、燃費低減など実用に迫られた面もあるものの、後退角の大きな前後ウインドシールドや流麗なボディラインは、熱狂的なフェラーリ・エンスージアストであった当時のデザイン担当副社長、チャック・ジョーダン氏の意向が反映されていたのかも知れません。伝統に則り、リトラクタブルヘッドランプ採用など、ファイアバードはカマロに比べより個性の強いデザインとなっていたのが特徴です。登場時のグレードは下からベースモデル・SE・トランザムとなっていました。5リッターV8の設定もありましたが、その最高出力はインジェクション仕様でも165hpと、昨今のアメリカンV8のハイパワーぶりとは隔世の感があります・・・。

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↑ソリド、ノレブなど老舗ブランドのミニカーが軒並み安かろう・悪かろうに墜していた暗黒時代を窺わせる作風。コストダウン&パーツ削減の権化のような構成ながら、プロポーションに優れるのは流石イタリア製?

さて、当方の手持ちで1/43の第3世代ファイアバードの初期タイプを探すと、該当するのはイタリア製のマテル・ホットホイールのみでした。恐らくは'80年代、実車のリアルタイムに近い時期の製品だったのではないかと思います。ラインナップはむしろヨーロッパ車が主体だったようなので、70年代から関係があったメーべトイが絡んでいるのかも知れませんが・・・日本ではホットホイール物の書籍やムックでも1/43は殆どスルーされているので、残念ながら詳細は良く分かりません。。。

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↑モデルを裏側から見ると・・・床板がインパネやシートの形に凹んでいます。それでも、シートなどは表から見ると結構ちゃんとしたカタチをしているのですから、ある意味画期的なパーツ構成かも!?

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↑コンディションは良くありませんが、ボックスはこんな感じ。Hot Wheels, MATTELのお馴染みのロゴが踊ります。ボックスにもモデルの床板にもメーべの表記はありません。'70年代のグラントロスとは違う流れなのか???

ミニカー暗黒時代を思わせる徹底したコストダウン&部品点数削減の産物で、インパネやシートは床板と一体成型、裏返すと床板がそのカタチに凹んでいるという、ある意味究極の設計がなされています(笑)。タイヤ&ホイールも一体成型&ホットスタンプのみという淋しさですが、ボディのプロポーションが優れているのは流石、MADE IN ITALYの面目躍如といった所でしょうか。シャープでスリークなボディフォルムや左右非対称のエンジンフードバルジなどは、第3世代初期'82~'84頃までの特徴を良く捉えています。我らがアオシマ・スカイネットやマテルエリートのナイト2000を別にすると、この世代のファイアバードの1/43モデルは非常に少なく貴重な存在と言えます。

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酉年ファイアバード特集; 第2世代最終形 ~ YatMing '79 Pontiac Firebird Trans Am

さて、2代目ファイアバードのモデル紹介も終盤です。

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年頭からお送りしている酉年(とりどし)ファアバード特集。ようやく第二世代の終盤に差し掛かりました。気が付けば早6月、うかうかしているとこの先何月まで掛かるやら・・・。本当は「酉年サンダーバード特集」もやりたいのですが、こんなペースでは年内に終われるかどうか。。。気を引き締めていってみたいと思います。・・・それにつけても2代目ファイアバード、歴代を並べると言う意味ではスラントノーズ+丸目ヘッドライトの中期モデルの1/43が欲しい所。出来れば高価なレジン完成品ではなく、安価なモデルでどこか製品化してくれると良いのですが・・・。

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↑角型ヘッドランプを1灯づつノーズに埋め込んだようなデザインになった'79~'81ファイアバード、左右がつながったテールランプ共々、大胆で中々カッコ良いと思ったものです。

'77年型で流行の角型4灯を取りれたファイアバード、先回ご紹介したこの年式は日本でもイーグルマスクと呼ばれて人気がありました。'79年型ではこの世代最後となる比較的大きなフェイスリフトが行われ、'77~'78でポンティアック伝統の左右2分割グリルに収められていたヘッドランプは、1灯づつ独立してグリルレスのマスクに埋め込まれたようなカタチになりました。また、テールランプも左右がつながって見えるようなデザイン処理になりました。これはこれで当時は斬新でカッコ良いと思ったものですが、後年の人気はイーグルマスクの'77~'78の方が高いようです。やはり、左右分割グリルにポンティアックらしさが感じられるからでしょうか・・・。

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↑ブラックのボディとゴールドのアクセント、Tバールーフと来れば、どうしてもトランザム7000シリーズを連想してしまいます。この779年型は2作目でバンディットの愛車として登場しました。

モデルはヤトミンの1/43ダイキャストモデルで、今年の初めにご紹介したシルバーの10thアニバーサリー仕様の色違いとなります。こちらはトランザムと言えばイメージするブラック+ゴールドグラフィックの仕様で、ディティールは異なりますがバートレイノルズ主演の人気シリーズ2作目”トランザム7000VS激突パトカー軍団(原題:Smokey and the Bandit II)”劇中車を連想させる定番カラーですね。年頭の記事でも記したのですがイーグルマスクと呼ばれる'77~'78が1/43でも割とモデル化されているのに対し、ラストモデルの'79~'81はこのモデルくらいしか思い浮かびません。グリーンライトのKILL BILL劇中車仕様も基本的にはこの金型ではないかと思います。(未入手・未確認)

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↑とにかく1/43モデルとして貴重なヤトミンの'79年型トランザム。安価なモデルで仕上がりはそれなりですが、ブラック&ゴールドの定番カラーが嬉しい1台。

ヤトミンのこのモデル、現在ではブランド名(会社名?)をラッキーダイキャストに変更して存続、ボディカラーはホワイト、ゴールド、マットブラックとなっているようです。ヤトミンが吸収されたのか、ブランドが売却されたのか詳細は分かりませんが、ロードシグネチャーなどシリーズ名は継承されているようです。最近、(日本ではあまり見掛けないような気がしますが・・・。)このトランザムのみならず、他で製品化されていない車種が1/43で色々と揃っていて、価格も安価なので有難い存在です。最近、純粋な新製品が少ないのが残念な所です。

酉年ファイアバード特集; 1/43では最良の1台か!? ~ auto world '77 Pontiac Firebird Trans Am

ワンダーランドマーケット春の陣、静岡ホビーショーと大きな模型イベントも終了したので、ファイアバード特集に戻りたいと思います。

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今回ご紹介するモデルはオートワールドブランドで展開されていた1/43レジン完成品シリーズの1台。過去に同シリーズのビュイック・グランナショナル、”デュークス・オブ・ハザードのジェネラル・リー”こと'69チャージャーをご紹介していますが、ボディのプロポーションや実車のイメージ把握と言う点では、個人的な主観ではそれらと比較してもこのトランザムが最良ではないかなと思います。確かホワイトやイエローのカラーバリエーションもありましたが、当方はやっぱりブラックをチョイス。高価なのでカラーバリエーションまで買い揃えられないのが残念です。。。

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↑1/64や1/18とは異なり、レジン製完成モデルだったauto worldの1/43シリーズ、残念ながらその後新製品は発売されていないようです。この'77トランザムをベースに、トランザム7000劇中車仕様も発売される筈だったのですが・・・

前述の通りプロポーション良好、ボディの塗装や派手なゴールドのグラフィックも良い仕上がりです。この手のレジン完成品に多く見られるフィルム貼り付けタイプのウインドウ類も比較的しっかりと安定しているように見えます。(クロームのモールがやや太いですが)・・・なのですが、LOUND4のサイトを見る限りでは、残念な事にオートワールドの1/43シリーズは既に過去の物となっているようです。かつてこの'77トランザムをベースに、映画”トランザム7000(原題Smoky And The Bandit)”仕様のモデルも発売される予定があり、当方もお世話になっているショップに予約していたのですが、どうやら幻の製品となってしまった模様です・・・。

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↑1/64, 1/18とは異なり、レジン完成品の形態で展開されていたオートワールドの1/43シリーズ。個人的にはこの'77トランザムが最もプロポーションに優れたモデルではないかと思います。

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↑レジン完成品らしからぬシャシーのディテールは、アメリカ系ブランドならではのお家芸と言えるでしょうか・・・。

そんなトランザム7000の劇中車仕様、1/43スケールでは我らがグリーンライトが製品化を予定しているようです。上記のオートワールド製とは仕上がりは比較にならないでしょうが、比較的安価なシリーズなので期待したい所です。またこのモデルで新規に金型が起されるのかどうかも気になる所。もし新規金型なら、グリーンライトで劇中車発売→プレミアムXやホワイトボックスでノーマル仕様発売という流れも考えられます。今回ご紹介した高価なレジン完成品と、前回ご紹介したごく安価なモデルの中間的なバランスのモデルがあれば、それはそれで魅力的なのですが・・・果たしてどうなるでしょうか!?



さて、話題変わって実車のお話し。酉年だからという訳でもないのでしょうが、なんと!驚いた事にトランザム復活のニュースが!?今年のデトロイトショーに出品された”トランザム455スーパーデューティー”がそれで、シボレーカマロをベースにボディ各部をカーボン製パーツに変更、その名の通り455cu.in.(≒7.4リッター)V8搭載で最高出力1,000hp!(・・・ってディーゼル機関車ですか?/笑)GM自身が製作したカスタムカーといった風情ですが、驚いた事に50台限定で市販されたのだとか・・・。ただしポンティアックはブランド自体消滅してしまっていますし、今回のモデルはファイアバードという車名も使用されていないようです。外観は'77~'78を彷彿とさせるイーグルマスクやリア周りの造詣が、カマロベースのボディにマッチしていて嬉しくなってしまいます。さすがメーカーデザインと言う感じですが、これが1度きりの限定企画なのか、何か将来的な布石なのか大いに気になる所です。

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↑バート・レイノルズの映画と共に日本でも人気を博したファイアバード・トランザム。ポンティアックブランド自体がなき今、本格的な復活はあるのでしょうか・・・。

酉年ファイアバード特集 & 愛しのトイカー達; 謎・・・だった国産トイカー ~エーダイ・グリップマイティ(またはパワーチェンジングカー) ファイヤーバード

今回は酉年ファイアバード特集でありながら愛しのトイカー達でもあります。

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酉年ファイアバード特集、今回も2代目初期のモデルをご紹介したいと思います。日本でも人気の高いこの世代のファイアバードですが、初期タイプの1/43モデルは意外と少なく、”ちゃんとした”1/43モデルは先回ご紹介したNEOのレジン完成品か、ウエスタンモデル製のホワイトメタル完成品(当方未入手。。。)くらいしか思い浮かびません。・・・ですが、実車とリアルタイムに製品化していた事例がありました。正確には1/43よりもやや小さいのですが、それが今回ご紹介する古(いにしえ)の日本製トイカーです。

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↑エーダイのパワーチェンジングカー及び、グリップマイティシリーズとして展開された'70型と思われるファイアバード。古(いにしえ)の日本製トイカーとしてはプロポーションはまずまずではないかと思います。

さて、今回ご紹介するジャンクコンディションの日本製のトイカー、ご覧の通り2代目ファイアバードの初期タイプ'70~'73年型です。位置は実車と異なりますが、エンジンフードのバルジが2つある事から、グレードはトランザムではなくフォーミュラかと思われます。全長は欠品しているリアバンパーを加えると11cm弱といった所でしょうか。ボディ・シャシー共にプラ製で、縮尺的には1/43よりもやや小さいといった感じです。床板の中央前部大きな穴が開いていて、その後ろにゼンマイの四角いシャフトが突き出ています。ボディのプロポーションは日本製の旧いトイカーとしては悪くないのではないかと思いますが、リアウインドー部にはなにやらスライド式のレバーのような物があります。

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↑ブルーメタリックのボディカラーはこのファイアバードには良く似合います。リアウインドウからはゼンマイ走行のスピードを調整出来るレバーが突き出ています。なかなかユニークな機構です。それにしても、左のフロントピラーは複雑骨折、リアバンパーが失われているというコンディションが何とも惜しい・・・。

床板を良く見ると「EIDAI CORPORATION MADE IN JAPAN」とあります。メーカーがエーダイという事は分かりますし、所有したことはありませんが子供の頃に何処かで見たことがあるような・・・。薄ぼんやりとした記憶と共にモヤモヤした日々を過ごしていたのですが、ブログを相互リンクさせて頂いている覆面えるさんのコチラの記事で実体がハッキリしました。このモデルはエーダイのグリップマイティというゼンマイ仕掛けのトイカーシリーズの1台で、後部のレバーで前進・停止が切り替えられ、シャシーには方向転換用の第5の車輪が装着されていてステアが可能だった模様です。また、シリーズ名を”パワーチェンジングカー”と名乗っていた時期もあるようです。(おそらくこちらの方が時代的に古いと思われます)

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↑床板には操舵用の第5の車輪を取り付けるスペースがあります。こちらもなかなか大胆な機構です。ゼンマイの四角いシャフトも懐かしい感じですね。

その後幸運な事にこのシリーズのファイヤーバードとマーキュリークーガをパッケージ未開封状態で入手する事が出来ました。当方はHWなどはブリスターパックをどんどん開封してしまうのですが、流石にこれはおいそれと開封する事が出来ません。。。ファイアバードの方はボディサイドに貼られたシールが劣化して剥がれ落ちてしまっています。マーキュリー・クーガーの方はラジエターグリルの中央部が独立している事からすると珍しい70年型。当方の知る限り、同年式のモデルとして1/43近辺では唯一の存在ではないかと思われます。パッケージ裏面に印刷されている本シリーズの特徴は以下の通りです。

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↑後年入手したパッケージ未開封のグリップマイティ、'70ファイアバードと'70マーキュリー・クーガー!!

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↑パッケージの裏面には商品の特徴と、嬉しい事にラインアップの記載が・・・。

☆特徴
ミニカー(A・B)
●特殊ゼンマイで長時間ダッシュ!!
●レバーチェンジでスピードコントロール!!
●左折、右折も思いのままOK!!
●1/40精密スケールモデル  (正確な統一縮尺ではありません。少なくとも米車は1/43以下です。)

タンク
●特殊ゼンマイで長時間走る!!
●車体から火花が発火!!
●どんな坂でも登る   (・・・おいおい、そりゃホントかね!!)


パッケージの裏面には嬉しい事にシリーズの展開車種も記載されていました。一体このシリーズにどれだけの車種があったのか興味をそそられますが、残念ながら全貌は分かりませんでした。調べて存在が確認出来た車種を以下にリスト化しておきます。きひょっとしたら他にもまだバリエーションがあるのかも知れません。

●エーダイ・グリップマイティ ”ダッシュミニカー”シリーズ / パワーチェンジングカー 分かる範囲リスト

①グリップマイティ パッケージ裏面の記載
ミニカーA 650円
・ニッサンフェアレディー(S30系初代Z)
・トヨタセリカGT(初代A20/30系前期型)
・トヨタセリカGT(2回表記あり、ルーフキャリア付きを指している?)
・トヨタセリカLB(初代A20/30系前期型)
・モンザGT
・ジャガーEタイプ

ミニカーB 650円
・ファイヤーバード(他の車種の年式を考えると'70年型か?)
・マーキュリークーガ('70年型)
・ニッサンスカイライン(ケンメリHT C110型)
・コロナマークⅡ(2代目 X20系HT)
・セドリック救急車 (230系ワゴン えるさん家所蔵
・ハイエース事故処理車(初代H10系パトカーカラー)

タンク 650円
・(日本)61式タンク
・(アメリカ)M-60タンク
・(ドイツ)レオパルドタンク


②上記以外でネット検索等で見かけたもの(パワーチェンジングカー含む)
・ホンダ1300X(クーペ)
・ハイエース救急車(初代H10系)
・ハイエース消防司令車 (初代H10系)
・D51型蒸気機関車
・ジャガーEタイプ ガッチャマン仕様(えるさん家所蔵
・モンザGT ガッチャマン仕様
・トヨタセリカGT(ルーフキャリア+スキー仕様)
・トヨタセリカGT(ルーフキャリア+スペアタイヤ仕様)
・コロナマークⅡラリーカー仕様(初代T70系HT)
・コロナマークⅡパトロールカー(初代T70系HT)


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↑こちらは打って変わって派手なカラーリングのファイアバード、ボディサイドのシールは糊が劣化して剥がれてしまっています。

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↑同時に入手したもう1台は'70マーキュリー・クーガー。中央部が独立したラジエターグリルが特徴で、1/43近辺では極めて貴重なモデル化です。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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