1/43cu.in.

1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

スパークから2台のC1コルベット ~ Spark '60 & '62 Corvette

ここの所”劇中車”や”愛しのトイカー”ネタが続いたので、当ブログの本道に戻ろうと思います(笑)。


Spark_c1_corvette_1


ここ数カ月の間に、スパークから年式違いのC1コルベットが相次いで発売となりました。’53年にデビューした初代コルベット=C1は、56年に外観を一新すると共にV8エンジンを標準で搭載し、より本格的なスポーツカーへと成長。'62モデルイヤーまで生産が続きました。スパークからリリースされたのは’58年にデュアルヘッドライト(4灯ライト)化された以降のスタイルの’60年型と、次世代C2との折衷的なスタイリングが特徴的な62年型です。


Spark_60_corvette_1


Spark_60_corvette_2


Spark_60_corvette_3


Spark_60_corvette_4


↑スパークの'60年型コンバーチブルは定番とも言うべきレッド&ホワイトのツートーンカラー。意外とこの'58~'60は1/43では良いモデルに恵まれなかったのですが、ここに来てスパークとNEOからレジンモデルが発売になりました。オートワールドは同じくレジン完成品で2灯ヘッドランプの'57を製版化する計画があるようです。


先ずは60年型。C1コルベットというと、当方は'56~'57の印象が強いのですが、この'58~'60くらいのスタイリングを思い浮かべる方が多いかも知れませんね。前述の通り4灯ヘッドライトとクロームを多用したラジエターグリルのフロントマスクが印象的です。ボディーカラーは定番ともいうべきレッド/ホワイトの2トーン。60年代に入っていますが基本的に前年と大きなスタイルチェンジはなく、2トーンの塗り分けを縁取るクロームのモールなど、そのテイストは50年代的な物です。同年型のコルベットは過去にルマン出場仕様のハードトップをご紹介していますが、オープンボディのロードゴーイングバージョンもまた良しです。スパークのモデルは、ウインドウ周りやドアハンドル、モール類など、クロームパーツがペランペランのエッチングパーツではない点が好ましいです。


Spark_62_corvette_1


Spark_62_corvette_2


Spark_62_corvette_3


Spark_62_corvette_4


↑テールデザインがC2風の'61~'62も1/43では製品化に恵まれていなかった年式。当方はダンバリーミントのコールドキャスト製品を入手しましたが、安定した仕上がりのスパーク製品はやっぱり嬉しいです。


さて、合わせてご紹介するもう1台は'62年型。以前ダンバリーミントのコールドキャスト製モデルをご紹介しましたが、ボディ前半は'58以降のC1コルベット、ボディ後半は次世代C2コルベットの予告のような世代を跨いだ折衷的なスタイリングとなっています。'60年型に対してヘッドランプリムなどクロームのモールディングが大幅に減り、ゴールドのメタリックカラー単色となっているのは、'60年代になっているのだなあと感じさせる部分です。特に何も触れられていませんが、このゴールドの'62コルベットは有名なTVシリーズ、”ルート66(原題ROUTE 66)の2ndシーズンでバズとトッドがドライブしていた劇中車と同じなのですね。トランク上のラゲッジラックこそありませんが、製品はその辺りもあってのカラーチョイスではないでしょうか・・・。


Spark_c1_corvette_2


Spark_c1_corvette_3_3


↑ヘッドランプリムのクロームとボディカラーかという点やラジエターグリルの造形など、ディテールは異なる物の基本的には同じフォルムのフロントに対し、リアはこれだけ造形が異なります。こうした年式によるスタイリングの違いも旧いアメリカ車の興味深い部分です。そしてそれを同じブランドのモデルで楽しめるというのは素晴らしい事だと思います。


・・・と言う事でC1コルベットが相次いで発売されましたが、スパークはC2コルベットでもリアウインドウがスプリットタイプ'63年型と、1枚ガラスになった'64年型を作り分けています。その他オールズ・トロナードも'66と'68リリースするなど、同じ世代でも年式によってスタイリングが大きく異なるアメリカ車のファンに心憎い製品展開です。こうした作り分けは大量生産を前提としたダイキャスト製品ではなかなか難しい部分。この仕上がりで同一車種の年式違いが揃うのはファンとしてはやはり嬉しい事です。同じブランドのモデル同士なら並べた場合の違和感も少ないですし、少量生産が可能なレジンモデルの特性は、実はアメリカ車のモデル化に向いているのかも知れません。


スポンサーサイト

ミニカー・コラム・シフトVol.16; 持つべきものは同好の士 ~'53 & '98 Corvette Conv.

今回はブログで広がるミニカーコレクションの輪についてです。


Rc_53_98_corvette_1


↑ロードチャンプスの2台セット、"Then & Now”は単品販売モデルとは異なるボディカラーが魅力です。


過去、当ブログの節目にも何度か記したのですが、ブログを始めた事で以前だったら出会う機会はなかったであろう方々とお知り合いになる事が出来、何人かの方とはネット以外の部分でもお付き合いをさせて頂いています。従来、ミニカーコレクションや模型製作というホビーは、何らかの同好会やクラブにでも所属しない限りは極めて私的で自己完結した世界だったと思うのですが、この分野もネットを通じてその在り方が変化して来ているなと感じる今日この頃・・・。その先にはfacebookやmixiなどSNSの世界が拡がっているのだと思いますが、元来不特定多数の人々と広く浅く付き合うのが苦手な当方、今のブログくらいのスタンスが丁度良いかな~と感じていたりもします。


Rc_53_98_corvette_2


↑以前もご紹介していますが、こんなウインドーボックスに収まっています。


今回はそうしたブログが縁でお知り合いになったお一人、ねこざかな様に「勝手押し」で頂戴したモデルをご紹介したいと思います。1/43アメリカ車を蒐集する当方にとっては重要ブランドであるロードチャンプス。Then & Nowという、新旧2台をセットにしたシリーズから'53 & '98コルベットのコンバーチブルです。ロードチャンプスのこのシリーズは基本的には単品販売されているミニカーを組み合わせて2台セットにした物で専用金型のモデル等は有りませんが、セット専用のカラーリングになっている点が嬉しく、かつ貴重な存在です。


Rc_53_98_corvette_3


Rc_53_98_corvette_4


↑こちらは良い雰囲気にまとまった'53コルベット。マルーンのボディカラーもシックで良いです。タイヤ&ホイールもなかなかです。


先ず1台目の"Then"は最初期型の’53年型C1コルベット。同ブランドのC1はハードトップ付の’55を過去にご紹介していますが、今回は初年度、トップオープン状態のモデルとなります。'53はマッチボックス製しか所有しておらずこのモデルもいつかは入手したいと思っていたのですが、今回ねこざかな様からこのセットを頂戴してその願いが叶う事となりました。ディテールなど素朴な仕上がりですが、’50年代のクルマのキャラクターにマッチしておりなかなか良い味わいです。渋いマルーンのボディカラーはこのセット専用と思われ、瀟洒な初期C1のフォルムに良く似合っているように思います。


Rc_53_98_corvette_5


Rc_53_98_corvette_6


↑こちらはやや荒削りながら、それが却ってアメリカンスポーツらしい迫力につながっていると言ったら贔屓目でしょうか(笑)。


そしてもう1台の"Now"は、(今やこちらも"Then”でありますが・・・)’98年型のC5コルベットコンバーチブル。ロードチャンプスのC5はかつてC2特集の際にご紹介した同様のThen & Nowシリーズのゴールドのクーペの他、単品でレッドのクーペとホワイトConv.を所有していますが、やはりセット専用と思われるこのイエローは未入手でした。鮮やかなボディカラーはC5のキャラクターに実に良く似合っており、ビテス等に比べボディラインの抑揚を強調したプロポーションと相まって”らしい”豪快さが感じられる仕上がりとなっています。


Rc_53_98_corvette_7


Rc_53_98_corvette_8


↑同じクルマも時を隔てるとその姿を大きく変える物ですね。


ロードチャンプスのミニカーは日本でコレクションしている人はそう多くないでしょうし、その評価も決して高いとは言えないかも知れません。が、ご当地ブランドと言う事もあって”或る種のツボ”を心得た造形や仕上げが楽しく、アメリカ車らしいおおらかさが感じられて当方は大好きなブランドです。日本では流通量が少なく、バリエーションを集めようと思うと海外、特にネットオークションで探すのが手っ取り早いのですが、送料がバカにならず中々購入に踏み切れません。今回の2台もなかなか手が出なかったので頂戴して本当に嬉しい物でした。ねこざかな様有難うございました!バタバタしていてまだお送り出来ていないのですが、「勝手押し返し」のブツを準備中です。もうちょっとだけお待ち下さいませ・・・。


ルマンのC1コルベット再び。 ~Spark '60 Corvette Le Mans #3

今回は覆面えるさんの記事、貴重なミツワ模型製'59コルベットへの勝手連返しとなります。


Spark_60_corvette_lemans_1


↑久しぶりにフォトレタッチで遊んでみました。実際のモデルのライトは点灯しません(笑)。


以前TOPモデル製のモデルでご紹介した通り、コルベットは1st.ジェネレーションのC1からルマン24時間レースにエントリーしていました。コルベットがサルテサーキットに初めてその姿を現したのは’1960年。カニンガムレーシングから3台、キャスナー・モーター・レーシング・ディビジョンから1台の計4台がエントリー。内カニンガムのカーNo3.とキャスナーのマシンが完走。No.3はコルベット初参戦にして総合8位、GT-5リッタークラス優勝と大健闘しました。


Spark_60_corvette_lemans_2


Spark_60_corvette_lemans_3


↑ボディの天地寸法は、少し低目のプロポーションにディフォルメされているかも?・・・なかなかカッコ良い仕上がりとなっています。


何気にコルベットはC1からC6に至るまで、何らかの形でルマンに参戦を続けて来ている訳ですが、今回ご紹介したマシンがその出発点となります。(その歴史の中には異形のマシン、キャラウェイ・コルベットなどもありました。)つい先頃発表されたC7もきっとモータースポーツシーンに登場してくるのであろうと思われますが、どのようなパフォーマンスを見せるのか大いに気になる所です。


Spark_60_corvette_lemans_6


↑2006年に参戦したC6-R(イクソ製)と。コルベットのルマン参戦は、長い歴史と多くの輝かしい戦績を誇ります。


モデルはスパークのレジン完成品。当方が入手したカーNo.3以外にもNo.1. No.2と同年カニンガムレーシングからエントリーしたマシンが全て製品化されました。3台をルマン式スタート風に並べるのも大いに見応えがあるのでしょうが、なにぶん単価もお高いので当方はやっぱりクラス優勝を遂げたNo.3のみで我慢する事にしました。スパークからは’60オープンのロードバージョンもアナウンスされているのですが・・・そちらはちょっと資金が廻らないかな。。。


Spark_60_corvette_lemans_4


Spark_60_corvette_lemans_5


↑細部まで作り込まれ、実車の迫力やカッコ良さが伝わって来る仕上がりです。


同じレジン完成品でも、どちらかと言うとハンドメイドの味わいが前面に出たTOP MODEL製に対し、スパーク製はスケールモデルとしての正確さが強く感じられます。ですがそうしたモデルにありがちな冷たく面白味のない感じではなく、スケールモデルとして見応えのある仕上がりになっているように思います。ブルーのストライプは色調を抑えた感じで、ホイールの落ち着いたグレーメタリックとも相まってとてもカッコ良いです。渋めの仕上がりが、却ってコンペティションマシンの凄味を感じさせると言った感じでしょうか。


 さて、コルベットに関してはねこざかな様から素敵なモデルを頂戴していますので、次回はそちらをご紹介したいと思います。


C1.5 !? ~Danbury Mint '62 Corvette

ワンダーランド・マーケットにクリスマス・・・色々あってC2コルベット特集はすっかり棚上げ。FZIROさんねこざかなさんへの勝手連返しもすっかり滞ってしまいました。。。今年最後はC2特集に戻・・・らずに、何故かC1コルベットで締めくくりたいと思います。


Danbury_62_corvette_1


↑それではC2コルベット特集に戻って・・・ん?何だかちょっと違うような・・・。


・・・と言う事でC2コルベット特集中のC1コルベット、あながち関連性がない訳ではありません。本日ご紹介するのはC1コルベットのラストイヤーにあたる’62年型。以前C1コルベットを特集した時に、当方のコレクションの穴になっていたタイプです。ご存知の方はピンとくるかも知れませんね・・・。ラジエターグリルなど細部を除けば’61からこのボディになったのですが、ボディ前半がC1、ボディ後半がC2に近いという、いわば世代を跨いだ折衷のスタイリングが最大の特徴となっています。


Danbury_62_corvette_2


Danbury_62_corvette_3


↑C1, C2折衷とも言えるスタイルですが、これはこれで魅力的に見えるから不思議。


Danbury_62_corvette_4


↑フロントは’60(ビテス製)に近く・・・


Danbury_62_corvette_5


↑・・・リアは’63(ミニチャンプス製)に近い造形となっています。


よくよく見ると、やはりボディ前半と後半で造形テイストが全く異なっていたりするのですが、全体として見るとこれはこれで魅力的なカタチに感じられるから不思議です。因みにアメリカの人気TVシリーズ”ルート66(原題;Route 66)”でトッドとバズの2人がドライブした象徴的存在のコルベットは、1st.シーズンが’61、2nd.シーズンが’62と、前半期はこのタイプが使われていました。(3rd. 4th.シーズンはC2コルベット。)


Danbury_62_corvette_6


Danbury_62_corvette_7


↑モデルはダンバリーミントの1/43でコールドキャスト製のようです。ホイール/タイヤも同一素材で回転しません。ガラスは透明に抜けていますが、ハンドメイド感溢れる仕上がりです。


モデルはダンバリーミントがコルベット50周年記念で発売した50台物の”50 Years of Corvette” シリーズ、つまり’53から50年間のモデルが1/43で全年式揃う!!という物凄い企画からの1台。どうやらレジンでなくコールドキャスト製らしいのですが、窓はクリアに抜けています。e-Bayで単品を海外発送して下さる出品者さんからこの年式のみを入手。仕上がりはハンドメイド感覚に溢れていてどちらかと言うと置物的な味わいですが、’61、’62のスタイリングは、コルベット・デザインの変遷を語る上では欠く事の出来ない重要なポイントなので入手出来た嬉しさは格別な物がありました。


Mattel_82_84_firebird_1


Mattel_82_84_firebird_2


↑’70~’80年代、ミニカー暗黒時代を感じさせるトイライクな仕上がりながら、プロポーションは中々良い感じです。何より1/43でのモデル化が貴重な1台。


さて、これだけではお二人への勝手連としては弱いので、先ずはFZIROさんのこちらの記事にイタリア製マテルホットホイール3rdファイアバードで勝手連返し。MADE IN ITALYで1/43ながら、箱には見慣れた”MATTEL"と"Hot Wheels"のロゴが・・・ホットホイール、1/43 、イタリア製というキーワードからは、往年のグラントロスなどメーベトイとの関連性を感じますが・・・ホットホイール関連の書籍でも1/43モデルはスルーされているので詳細は謎です。


Mattel_82_84_firebird_3


↑ウインドウボックスには御覧の通りお馴染みの"MATTEL" "Hot Wheels"のロゴが・・・。それにしても、このマークを見るとどうしてこうもワクワクしてしまうのだろう(笑)。


Mattel_82_84_firebird_4


↑床板はインパネやシートの形に凹んでいます。・・・つまり床板と内装が一体成型と言う事。3インチモデル以上に部品点数が削減されています。床板にもしっかりロゴが・・・。


シートやインパネが床板に一体成型されるなど、ミニカー暗黒時代を感じさせるミニマムな部品構成ながらプロポーションは上々、'82~’84までの最初期型をモデル化しており、3rd Fボディのシャープなラインを上手く捉えています。何よりナイトライダー関連以外では3rd.ファイアバードの1/43モデルは思いつかないので、なかなかにレアな製品化と言えそうです。


Kidoco_56_57_corvette_1


Kidoco_56_57_corvette_2


↑素朴ながらC1コルベットのイメージを良く捉えているKiDOKO製モデル。


Kidoco_56_57_corvette_3


↑エンジンフードを開いた姿はなかなか雰囲気があってカッコ良いです。


ねこざかなさんのこちらの記事へは当方の手持ちからとっておきのユルで勝手連返し。ネタはKiDOCOのC1コルベット、ヘッドランプが2灯の'56 or '57年型です。(このモデルはもちろん1/43ではなく3インチサイズ。)これが侮るなかれ、ユルとは言い難い良い雰囲気。ボディのプロポーションも上々ですし、カラーも実車に倣った赤・白ツートーンになっています。秀逸なのはエンジンフードを開くとダイキャストで一体成型されたV8エンジンを拝める点。エンジンルーム内は無塗装でボディの赤と程良いコントラストを見せています。


Kidoco_55_56_t_bird_1


Kidoco_55_56_t_bird_2


↑ユルさ度合いではコルベットに勝っているベビーサンダー。しっかりコンチネンタルキットを装着した姿をモデル化。


Kidoco_55_56_t_bird_3


↑・・・でもスペアタイヤはトランクリッドと共に持ち上がってしまいます。。。


この際なので、コルベットのライバルたるフォード・サンダーバードも(笑)・・・同じくKiDOCOの'55 or '56年型です。リアにはコンチネンタルキットが装着されています・・・が、スペアタイヤは何故かトランクリッドもろとも持ち上がってしまいます。ユルさという点ではサンダーバードの方が勝っている感じです(勝ちなのか!?)


来年早々のデトロイトショーではいよいよC7コルベットが発表されるようで今から楽しみです。今年も週イチのマイペース更新でお送りしてきた1/43cu.in.ですが、2012年の更新は今回が最後。今年も偏狭なブログにお付き合い下さった皆様、1年間有難うございました。来年もよろしくお願い申し上げます。それでは良いお年を!!


ルマンに挑んだコルベット ~TOP MODEL Chevrolet Corvette Cunningham Le Mans 1960 N.3

お送りして来たC1コルベット特集。残念ながら'61~'62の1/43モデルは未入手。最後にルマンに初挑戦した'60コルベットをご紹介して終わりたいと思います。


Top_m_60_corvette_le_mans_1


↑前回ご紹介したビテスのノーマル仕様と。こういう姿もサマになります。


1960年の第28回ルマン24時間レースに計4台のコルベットが初めて出場しました。3台はカニンガム・レーシング、1台はキャスナー・モーター・レーシング・ディビジョンからのエントリー。この内カニンガムのカーナンバー3とキャスナーのカーナンバー4の2台が完走し、今回モデルでご紹介するジョン・フィッチ、ボブ・グロスマン組のカーナンバー3が総合8位、GT-5リッタークラスで優勝という快挙を成し遂げました。このリザルト、実はGT-3リッタークラスのフェラーリ250GT SWBより下位なのですが、初挑戦でクラス優勝というリザルトはV8エンジンを得たコルベットのポテンシャルの高さを示していたと言えるのではないでしょうか。


Top_m_60_corvette_le_mans_2


Top_m_60_corvette_le_mans_3


↑カニンガム・レーシングのカーNo.3はルマン初挑戦にしてクラス優勝という快挙を成し遂げました。


その後ブランクも多々あるもののコルベットはルマンへの挑戦を続け、今年もC6Rが総合11位、GT2クラスで優勝したのは記憶に新しい所です。当方の手元にもそうした歴代コルベットのルマン出場車のモデルが数台あるので、いずれ機会を捉えてご紹介出来ればと思います。基本的には市販車の好きな当方ですが、レーシングマシンにはそれとはまた別の魅力を感じてしまうのも事実です。


Top_m_60_corvette_le_mans_4


Top_m_60_corvette_le_mans_5


↑エッチングパーツも使用したレジン完成品ですが全体の雰囲気はどちらかと言うと味わい系。


今回のモデルはイタリアのTOPモデル製。このブランドのミニカーはこれ1台しか所有していないので良く分かりませんが、コルベットのボディはレジン製です。そうしたモデルから連想される超精密な造りとは異なるアットホーム(?)な出来で、良く見るとホイールも真円ではないような・・・どちらかと言うと味わい系の仕上がりなような印象を受けます。しかしエンジンフードのキャッチピンやワイパーなど要所には繊細なエッチングパーツも奢られ、精密にして味わい深いという独特のバランスと雰囲気を醸し出しています。


Top_m_60_corvette_le_mans_6


↑当方は手持ち製品のない'61~'62は、上の画像の'58 ~ '60のボディ前半と、'63~ C2の後半を組み合わせたような過渡期的なスタイリングをしています。黒い'63 C2 Conv.はミニチャンプス製。近年1/43製品が充実して来たC2は、日を改めて別途ご紹介したいと思います。


さて、冒頭でもお伝えした通り、C1コルベットの最後を締めくくるべき'61'62年型、ボディ後半が次世代のC2を先取りしたスタイルになっていた世代ですが、残念ながら当方はこれらの年式の1/43モデルは未入手。古くはソリドの製品(ミニカー暗黒時代のモデルで、プロポーションは良い物の仕上がりは安っぽかった・・・)があったように思いますし、最近ではコルベット50周年記念モデルとしてダンバリーミントが'61, '62共に50台セットの中で製品化していました。・・・なので今回は'60のフロントと'63のリアを同時にご紹介してお茶を濁します。。。(笑)首尾よくダンバリー辺りを入手できたらまたご紹介したいと思います。悪しからず・・・。


デュアルヘッドライト化 ~VITESSE '60 Chevrolet Corvette

電力使用抑制の為の輪番操業で、勤め先の7月~9月の休日が木曜日・金曜日となりました。今週は月の変わり目で木曜日は出勤。。。ブログ更新も調子狂いました。。。(・・・単なる言い訳です・・・すいません/笑)


Vitesse_60_corvette_1


↑一口にC1コルベットと言っても、年式によってそのスタイリングは大きく異なります。


さて、C1コルベット特集、そろそろ手持ちのモデルが少なくなって来ました。本日ご紹介するのはヘッドランプがデュアル(4灯)化された'58~'60までのモデルです。'57年のパワーアップ以降、コルベットの量産市販車としての状況は徐々に安定化していったようです。'58年には生産台数が1万台の大台に近付き、膨大な利益をGMにもたらす・・・とは言えないまでも、シボレーのイメージリーダーとして存続してゆけると考えられるようになったようです。


Vitesse_60_corvette_2


Vitesse_60_corvette_3


↑本当は付属のデカールを貼り込むべきなのですが、ボディカラーが今一つ気に入らず未貼り付けのままです。。。


'58年のスタイルチェンジでは、ヘッドライトが4灯化されると共に、そのライトを左右に分かつようなクロームトリムがフロントフェンダーの峰に沿って走り、エンジンフードルーバー、ボディサイドのエアインテーク、トランクリッドを走る2本のクロームなどが付加されています。ただし、この年のスタイルチェンジは要素を増やしすぎたと判断されたのか、翌'59年にはエンジンフードのルーバーやトランクリッドのクロームトリムが省かれ'60年型までほぼそのまま引き継がれました。


Vitesse_60_corvette_4


Vitesse_60_corvette_5


↑当時は精密でマニアックな製品と感じた物ですが・・・今見るとなかなか素朴ですね。


今回ご紹介するミニカーはポルトガルのビテス製です。WRCマシンやテールフィン華やかなりし'50sのアメリカ車などでミニカー界に彗星の如く現われた同社の初期の製品です。特徴的なのはラリーカーのデカール貼り付けやドアミラーなど小パーツの取り付けをユーザーに委ねていた点で、その昔ソリド製品の一部等に見られた手法ではありますが、完成品主体のダイキャストミニカーに於いて、シリーズとしてここまで大々的に採用された例は他に類を見ない事だったように思います。今日的な目で見るとそれ程でもないかもしれませんが、当時はまるでレジン製組み立てキットのようなマニアックな印象を受けたものでした。


Vitesse_60_corvette_6


↑ご覧のようにデカール貼り込みやミラーなど別パーツの取り付けはユーザーに委ねられていました。


この'60年型コルベットも、特徴的なツートーンカラー部分やコルベットのエンブレムなどがデカールとして付属し、買った人が貼り付けるようになっており、インストラクションと共に2重底になった透明プラケースの底部に収納されていました。・・・貼り付け自体はさほど難しくなさそうなのですが、当方はなんとか入手したこのモデルのボディカラーに納得出来ず、もう長い事デカール未貼り付けのままにしています。個人的にはこの時代のコルベットと言うとソリッドの赤やスカイブルー等が定番のような気がしてしまうのですが・・・塗りかえるなんて言うのも大変なのでデカールはいつまでたっても貼られる事がないかも知れません。。。


One horsepower for every cubic inch. ~Matchbox '57 Chevrolet Corvette

C1コルベット特集、今回は'57年型ですが・・・果たしてそのトピックとは!?


Matchbox_57_corvette_1


↑基本的には同じ金型と思われるマッチボックスの'56&'57コルベット。コレクティブル版の'57はオープン状態を再現するため、シート後方部分が金型改修されたのではないかと思います。


今回ご紹介する'57年型C1コルベット、外観は前年のモデルと大きく変わる所はありませんが、アメリカンリアルスポーツとしてメカニズム的には更なる進化を遂げていました。最も大きく変わったのは搭載されるV8エンジンで、前年の265cu.in.(4.3リッター)から283cu.in.(4.6リッター)に排気量アップ。様々なチューンがありましたが、この年のトピックとしてラムジェット・フューエルインジェクションの採用があり、最大283bhpを絞り出し”One horsepower for every cubic inch"つまり1キュービックインチあたり1hpと宣伝されました。


Matchbox_57_corvette_2


Matchbox_57_corvette_3


↑マッチボックス・ディンキー版では問題だったピラー周りもメッキになって良い雰囲気。・・・後ろから見るとちょっと太すぎますが。。。


こうした動力性能アップにより、この年のコルベットの生産台数は前年比ほぼ2倍の6,339台にのぼりました。前年大きくイメージを変えたボディスタイルはこの年は殆ど変っていなかったのですから、コルベットというクルマに対して性能への期待が如何に大きかったかと言う事が覗えるるような気がします。こうして年々パワーアップを図りスポーツ色を強めていった結果、生産台数は徐々に増加してゆき、'60年型では10,000台の大台を超えることになります。


Matchbox_57_corvette_4


Matchbox_57_corvette_5


↑このミニカーはルーフがまさにコンバーチブル(笑)。3タイプの姿を楽しむ事が出来ます。


ミニカーは前回ご紹介した'56と同じマッチボックス製ですが、こちらはイエスタイヤーシリーズに属するコレクティブル版です。先回のマッチボックスディンキー版よりも細かく作り込まれており、パーツの付け替えによりオープン、幌クローズド、ハードトップの3種類の姿を楽しむ事が出来ます。近年では効率よく金型費を回収するため、色々と手を変え品を変えバリエーションモデルが展開される傾向にありますが、このミニカーは1台で3度オイシイなかなか気前の良いモデルといえるかもしれません(笑)。・・・まあそのための犠牲もあって、幌なしの時はトランク部分に幌やハードトップを取り付ける為の穴が見えてしまうのですが。。。


Matchbox_57_corvette_6


Matchbox_57_corvette_7


↑この'56からのコルベット、オープンはもちろんカッコ良いのですが、ハードトップもなかなかサマになっていると思います。


C1コルベット、翌年の'59年型からヘッドランプが4灯式のデュアルタイプになりますが、そちらは次週、別のモデルでご紹介したいと思います。


窓枠をシルバーで塗りたくなる! ~MATCHBOX '56 Corvette

・・・今回はC1コルベット初の大幅なスタイルチェンジを行った'56年型をご紹介します。


Matchbox_56_corvette_1_2


↑同じC1コルベットでも、'53と'56ではスタイリングが大きく異なります。


'53年にデビューした初代C1コルベット。前回ご紹介した通り'55年型で初めてV8エンジンをオプション設定しましたが、翌'56年型では外観を大幅にイメージチェンジすると共にV8エンジンを標準設定としました。スタイリングは'55年のモトラマに出品されたショーカーのビスケイン、2種類のラサールⅡ のイメージを取り入れ'53~'55までの瀟洒な雰囲気から一転。よりスポーティーでアグレッシブなデザインとなり、265cu.in.から最大で240hpを絞り出すV8エンジンの標準化と相まってリアルスポーツ色がより一層強まったように感じられます。


Matchbox_56_corvette_2


Matchbox_56_corvette_3


↑この世代のコルベット、ボディーカラーはレッド/ホワイトのツートーンが最も似合うように思います。


'53年型から'62年型までの初代コルベットを総称してC1と呼びますが、今回の大幅なスタイルチェンジの後、'58年型でヘッドランプが4灯式となり、'61年型でリアデザインが次世代のC2型を先取りした物に変化しています。個人的にはC1の中ではこの'56~'57の2灯ヘッドランプのスタイルが一番好きだったりします。


Matchbox_56_corvette_4


Matchbox_56_corvette_5


それにしても、ガラスと一体成型の窓枠にシルバーを色差ししたい誘惑に駆られます。


この'56~'57の1/43モデルとしてはフランクリンミント製が比較的有名で人気もあるのではないかと思います。その作り込みは同社の製品らしく素晴らしいのですが、プロポーション的にはちょっとポッチャリしていてスポーツカーらしさという点では今一つな感もあります。なので当方は細かいディテールは気にせず、あえてこのマッチボックス製を所有しています。


Matchbox_56_corvette_6


↑年式違いで並べても同じブランドの製品なので違和感が少ないように思います。


このモデルはユニバーサルホビー社がマッチボックスとディンキー両方の商標権を所有していた頃に”マッチボックス・ディンキー”シリーズとして発売された物です。ご覧の通りディテールはさほど精密ではありませんが、プロポーションは実車のスポーティな感じを上手く捉えているように思います。同じマッチボックスでも先にご紹介した'53のように幅が広すぎるような感じもありません。このキャストはその後コレクティブル版でちょっとした進化を遂げる事になるのですが、その辺りは次回ご紹介したいと思います。


意義深き'55、意義深きハードトップ? ~Road Champs '55 Chevrolet Corvette

・・・と言う事で'53に続いて'55年型C1コルベットのご紹介です。


Rc_55_corvette_1


↑ChevroletのVが大文字なのは間違いではありません。V8搭載のシンボルとして実車がこのようになっていたのです。


C1コルベットは前回ご紹介した'53年型が初年度モデルですが、今回ご紹介する'55モデルは外観の変化は少ないものの、コルベットの歴史上初めてV8エンジンがオプション設定された記念すべきモデルです。'55時点で搭載されたのは265cu.in.(4.3リッター)195hpで、合わせて3速MTも選択出来るようになりました。こうしたリアルスポーツ化の動きにはエンジニア謙テストドライバーであるゾーラ・アンカス・ダントフの存在が大きかったと言われています。


Rc_55_corvette_2


Rc_55_corvette_3


↑外観は'53と大きく変わる所はありませんが、その心臓部には初のV8エンジンが搭載されています。


翌'56年型からはV8エンジン搭載モデルが標準化され、ボディスタイルもより男性的でスポーティな方向にシフトされてゆく事になります。この'55年型では外観の変化は殆どありませんでしたが、そういう意味では今日に続くリアルアメリカンスポーツとしてのコルベットの方向性が顕在化した重要な転換点だったと言えるのかもしれません。V8エンジン搭載の証として、フロントフェンダーのChvroletロゴのVが他の文字より大きな金文字になっていました。


Rc_55_corvette_4


Rc_55_corvette_5


↑ロードチャンプスの作風は、こうした'50年代のクルマだと良い味わいに感じられます。


ミニカーは1/43アメリカ車中心の当ブログでは重要ブランドであるロードチャンプス製。同ブランドの他のミニカー同様、素朴な出来ながらご当地ブランドらしい拘りが随所に見られ(・・・る場合とそうでない場合がある/笑)愛すべき存在であります。先回のマッチボックス製よりかなり車幅が狭く再現されていますが、どちらが正しいのかは判断しかねます。個人的な感覚では、2台の中間ぐらいが良い感じなのではないかと思われます(笑)。V8エンジン搭載の証であるVの字が大きくなった”CheVrolet”バッジもプリントでしっかり再現されています。


Rc_55_corvette_6


↑1/43でも比較的各年式が揃うコルベット。当方は主要年式をオープン&クローズドボディで揃えたいという野望を密かにいだいています(笑)。


このロードチャンプス製の'55コルベット、画像でご覧頂いている通りハードトップ仕様でモデル化されています。'56年型以降ならともかく、~'55の最初期型でハードトップでの1/43ミニカー化は余り多くないのではないかと思われます。実車の記述としては’56のマイナーチェンジでハードトップが設定されたとされる事が多いのですが、画像検索するとHT付きの実車の画像も僅かながらヒットします(コチラコチラコチラ)。この辺りはファクトリーメイドなのかアフターマーケット製品なのか当方には詳細な事は分かりません。。。ともあれ、実車の歴史上重要な'55のV8搭載モデル、マッチボックスの'53と異なるハードトップ付きでの製品化と言う事で、「コルベットのヒストリーを1/43でアーカイブする上では何気に意義深いミニカーである。」と、勝手な贔屓目で見ております(笑)。


オリジナルは軽快に!? ~ Matchbox '53 Chevrolet Corvette

・・・と言う事でさっそくオリジナルの'53からご紹介です。


Matchbox_53_corvette_1


↑前回と同じく'55年に登場したライバルのサンダーバード(ミニチャンプス製)と・・・。


初代コルベットの誕生は'53年。1月にプロトタイプがモトラマで発表された後、この年の内に300台ほどが生産されたようです。この点に関しては、書籍やネット上で量産開始を'53年とするものと、'54年からとする2種類の記述が見られます。多くのミニカーやプラキットが'53年型として発売されているので、当方は初年度は'53年なのかなあと思っています。最大の特徴は量産車初となるFRP製のボディで、同じC1でも'56以降のモデルとはスタイリングが大きく異なっています。どちらかと言うと瀟洒で上品なイメージなのはハリー・アールのセンスのなせる業か、コンペチターがヨーロッパ製のスポーツカーだったからでしょうか・・・。


Matchbox_53_corvette_2


Matchbox_53_corvette_3


↑後のコルベットと較べると瀟洒で女性的なデザインだと思うのですが・・・如何でしょうか?


搭載エンジンはブルーフレームと呼ばれる直6、3,859cc/150psで、スポーツカーとしての動力性能には実はさほど見るべき所はありませんでした。'60年代にはC2やC3で6.9~7リッター超のエンジンを搭載。最新のC6でも最強モデルのZR-1では600hp超えでニュルでも欧州製スーパースポーツカーと堂々渡り合えるコルベット。今や名実共にアメリカン・リアルスポーツの最高峰といった感がありますが、この最初期モデルはV8エンジンの設定すらなく、どちらかと言えば軽快なロードースターといった趣きだったようです。こうした初期コルベットのキャラクターは、'55年に登場したフォードサンダーバードがV8エンジンを搭載して好評を博した事などもあって変化していったようです。


Matchbox_53_corvette_4


Matchbox_53_corvette_5


↑マッチボックスのミニカーは幅が広目でがっちりした印象です。


ミニカーはマッチボックス製で、当方が所有しているのはイエスタイヤーシリーズの一環として発売されたコレクタブル版です。後年、同じキャストで仕様を簡略化した物がバレットジャクソンシリーズとしてブリスターパック入りの白・黒の2色のバリエーションで発売されました。(当方未所有。)コレクティブル版は床板までダイキャストでずっしりと重く、インテリアも細かく彩色されていて旧い製品としては良い出来ではないかと思います。アイボリーホワイトのボディにやや彩度を抑えた赤の内装が良い雰囲気です。


Matchbox_53_corvette_6


Matchbox_53_corvette_7


↑古い製品ですが、当時としてはとても良く造り込まれたモデルだったという印象があります。


このモデル、ミニカーとしての味わいは良い雰囲気ですが、実車に対する当方の個人的なイメージよりは車幅が広くてややがっちりした印象です。次回ご紹介予定の別のモデルと比べると、全長・ホイールベースは概ね同じですが車幅はかなり異なっています。どちらのモデルが正確な1/43なのかは敢えて確認していません。こういう事は突き詰めてもあまり幸せにはなれないので・・・(笑)。


・・・引き続き次回は'55年型をご紹介します。何故'55かはお好きな方ならピンと来るかと思いますが、その辺りは次の週末(?)のお楽しみです。


1/43cu.in.検索タグ
過去記事の検索は以下のタグをご利用下さい。
プロフィール

Ponys41

Author:Ponys41
昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
ビジュアルリンク
















QRコード
QR
検索フォーム
FC2カウンター

12345678910111213141516171819202122232425262728293031 10