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1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

再会!栃木県警フォード・ムスタング・マッハ1パトロールカー

先の台風19号では、関東以北を中心に豪雨による大きな被害がありました。当方の住む地域は大きな災害は免れましたが、家が大きく揺れ、いつ屋根が吹き飛ばされないかと恐怖の1日を過ごしました。堤防決壊等により未だ険しい復旧の途上にある方々が沢山おられます。亡くなられた方々のご冥福と、被災地の1日も早い復旧をお祈り申し上げます。

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↑ガラスの反射であまりよく写っていませんが、再会に際してミニカーを連れて出かけたのはこれがやりたかったからなのです。実車とモデルカーのご対面(笑)、なかなかに再現度が高い事が分かります。

先回の記事で2019年夏、マスタング・マッハ1栃木県警仕様のミニカーを携えて旅に出たと記したのですが、その行き先は栃木県鹿沼市でした。・・・ご存じの方や勘の良い方はお察しかと思いますが、当方が子供の頃に偶然見かけて大興奮したマッハ1のパトロールカー、実は現車が保存されていて今も見る事が出来るのです。場所は栃木県鹿沼市にある運転免許センターで、他の警察車両数台と共に展示されています。事前に確認したところでは、今年の3月頃までは、申し出れば室内に入って見学させて貰えたそうなのですが、現在は建物の外からしか見ることが出来ないそうで・・・。残念、、、もっと早く訪れるべきでした。

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↑小学生の時、偶然に目撃してから40年以上の歳月を経ての再会です。いや~、「よくぞご無事で」って感じです。感慨深いものがあります。'73年に配備され、'84年まで活躍。ガラス越しの再会でしたが、反射が映り込まないよう、カメラをガラスにぴったりつけて撮影、画像処理でコントラストや明るさを調整してあります。

自宅を出るや否や渋滞にはまったりして、結局到着までには4時間半を要しました。ようやく到着したその場所に、日本のパトロールカー独特のカラーリングに塗られたマスタングはひっそりと佇んでいました。ガラス張りの建物の中、もう1台の警察車両、2台の白バイと共に展示されていたそれは、まさしく当方が小学生の頃に偶然目撃して大興奮したあの1台。40年以上ぶりの再会でありました。いや~、もう感激でした。サスペンションを保護するためなのかシャシーにはジャッキが噛ませてあり、フロントが持ち上がってフル加速しているかのような姿勢になっていましたが、全体的には良いコンディションを保っているように見えました。とにかく、今も無事保存されている事をこの目で確認出来たのは何よりでした・・・。

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↑同所には'60インパラの警察車両も展示、'63年に県費で配備され、驚いたことにマスタングより長く'90年まで現役だったのだそうです。赤色灯にホワイトレターのタイヤ・・・こちらもなかなかキマってます。

さて、ここには実はもう1台、アメリカ車の警察車両が展示されています。それは'60年型シボレー・インパラのコンバーチブルで、那須に御用邸があった関係から、皇室の方々の随伴などに使用されたとの由。'62年に県費で購入され、驚いた事にマスタングより長く、'90年まで活躍したとの事。黒のモノトーンボディで、フロントバンパー、フロントフェンダーに赤色灯のような物が装備されています。また、ここには旧い白バイ2台も展示されていて、1台はホンダCBR750P2(昭和46年~56年まで使用)、もう1台は同じくホンダのRC18改(平成元年~平成9年まで使用)。との事で、当方2輪には疎いのですが、こちらも見る人が見たら貴重な白バイなのでしょうか?CB750の方は、素人目にも装備パーツの古めかしさなどが興味深い物ではありました。

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↑ホンダCB750P2。バイクに疎い当方でも、CB750という車名ぐらいは知っています。警察仕様を示すP2、古めかしいサイレンや赤色灯が物々しいです。昭和46年~56年まで活躍。

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↑こちらはCB750に比べるとだいぶ新しい感じのRC18改、平成元年~平成9年まで活躍。”改”っていうのが痺れますね。

横浜新道・首都高速・東北自動車道と乗り継いで往復およそ350Km・夏休み渋滞で所要往復9時間、現地で実車を見ていた時間は数十分。・・・まあ、およそ酔狂以外の何物でも無いですが、思い出の1台と再開出来て大感激。実車とミニカーを引き合わせる事も出来ました(笑)。ほとんどとんぼ返りに近かったですが、地元では道の駅(町の駅)や観光施設に立ち寄ったりして、僅かばかりながらお金を使わせて頂きました。同じ目的で彼の地を訪れる事は・・・この先はもうないかも知れませんが、とにかく長年の小さな夢を果たす事が出来ました。この先も末長く保存されることを願っております。

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↑運転免許センターの一隅に2面がガラス張りの建屋があり、4台の警察車両や付近で出土した土器などが展示されています。今年の3月以降、残念ながら屋外からの見学のみとなっているそうです(画像は全て2019年8月に屋外から撮影)。

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↑ミニカーを手に実車との再会にご満悦の様子(←バカ)。稚拙な画像処理で変装してます(笑)。なんだかね~、この画像を見るとムスタングも微笑んでくれているような気がします。(←大バカ)
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'71~'73マスタング特集: マッドマックスもびっくり!? ~プレミアムX'73 Mustang Mach1 Japan Police

神奈川県も風雨が強まって来ました・・・。とりあえず屋外の片付けをして、水道水の汲み置きをし、カセットコンロや懐中電灯などの用意をしました。外出は出来ないし、楽しみにしていたF1日本GPも土曜日のセッションは全て中止、もう台風いらないです。早く過ぎ去って欲しい・・・。台風の最中に地震もありました。停電するかも知れないので今の内にブログアップしておきます。。。

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飛び飛びになっている'71~'73マスタング特集、本日ご紹介するのは日本にゆかりの深い1台、栃木県警に実在した'73年型マスタング・マッハ1のポリスカー(日本流に言うならパトロールカー)であります。栃木県共済農業組合連合会(現JA栃木共済連)から寄贈された物で、栃木県警察本部高速道路交通警察隊で'73年から'84年まで現役で活躍しました。車台番号D1Q-1055MB、現役時代のナンバーは栃88す1163との事。栃木県警は実はスーパーなパトロールカーの宝庫で、他に初代NSX(ホンダから寄贈)や最近ではR35 GTRが導入された事でも話題になっています。近未来のオーストラリアもびっくり、ドバイ警察にも負けない!?(いや、流石にちょっと負けるか・・・)布陣と言えるのではないでしょうか(笑)。

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↑日本に1台だけ実在した栃木県警の'73マスタングポリスカー。こんなレアな個体がミニカーで製品化されるとは思ってもみませんでした・・・。

このマスタングのパトカーの存在は知る人ぞ知るですが、初期の”こちら葛飾区亀有公園前派出所”(ジャンプコミックス第3巻)に登場して大暴走した事もあります(笑)。実は当方、小学生の頃に実車に出会った事があるのです。それは小学校の遠足の帰りで、行き先は多分、尾瀬か日光だったのではないかと思います(それが何処だったかは覚えていない)。高速道路(東北自動車道?)、バスの車内から外を眺めていると、追い越し車線の背後から接近し、追い抜いていったのです。制服姿の警官が2名乗車していたように記憶していますが、何しろ大好きな”ムスタング・マッハ1”のパトカーが存在するなんて知る由もなかったので、偶然の出会いに一人で大興奮していたのでした・・・。

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↑当方は小学生の頃、なんの予備知識もないまま実車に遭遇、感動&興奮した経験があります。今にして思えば本当に幸運な出会いでした。

それから数十年、まさか日本にただ1台存在しただけのマスタングがミニカー化されるとは思いもしませんでした。しかも1/18でオートアートから、1/43はプレミアムXと複数のブランドから発売になるとは!!で、当方が入手したのはプレミアムXの1/43の方であります。先にご紹介した'73年型マッハ1通常バージョンの金型活用した派生モデルという事かと思います。日本のパトロールカーのシンプルな回転灯や、日本の法規に合わせて増設されたと思われるフロントフェンダー上部のサイドマーカー、現役時代のナンバープレートもしっかり再現されています。独特の白黒塗り分けがリアフェンダーでキックアップしているのがカッコ良い。ちょっとスペシャルな雰囲気を漂わせています。

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↑栃木県警のマスタングパトカーは、あの長寿漫画”こちら葛飾区亀有公園前派出所”にも登場。コミックスの3巻でその勇姿を見ることが出来ます。とても面白いので是非ご一読を!

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↑当ブログの初期にご紹介したCHP(カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール)仕様の'91マスタング・ポリスインターセプターとのツーショット。こういう並びを楽しめるのもモデルカーならではです。

ミニカーとしての仕上がりは近年の1/43モデルとしては標準的なものではないかと思います。どういう理由かは分かりませんが、販売価格が3,000円台と、近年の1/43モデルとしてはかなり低めに押さえられていました。既存金型を活用した派生モデルだからかも知れませんが、個人的に思い出深いクルマの製品化だけになんとも有り難い事ではありました。後年のFOXボディのマスタングなどにはポリスインターセプター仕様が用意され、アメリカ本国を中心にポリスカーとして配備された例がありますが、ビッグマスタングのポリスカーは栃木県警が唯一の例なのではないでしょうか。子供の頃、このレアな1台に出会えた事はとても幸運でした。・・・当方、今年の夏にこのミニカーを携えてある場所へ旅をしました。それが何処だったかは・・・次回のお楽しみであります。

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'71~'73 Mustang特集 貴重な'73年型 ~PREMiUM X Ford Mustang Mach1

いやはやもう9月ですよ。'71~'73マスタング特集は・・・確か今年3月くらいに開始したと思うのですが、かつてなく更新サボりが増えたのと、間に色々と別ネタが挟まったのでここまで来てしまいました。。。手持ちのモデルは残り少ないので、年末にならない内に終わらせたいと思います。関東地方は台風接近中・・・大丈夫かな。

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今回ご紹介するのはビッグマスタングのラストモデルイヤー、'73年型です。'70年代に入ると、アメリカ自動車産業はオイルショックと排ガス対策という大きな試練に直面します。この影響を被ったのがマッスルカーやポニーカーなど、大排気量・高出力エンジンによる高性能を売り物にしていたクルマたちであり、マスタングもその例外ではありませんでした。429CJは'71年型のみで終了、'72以降は351のみがハイパワーユニットとなりますが、圧縮比が低められてパワーダウンを余儀なくされています。初代の登場以来徐々にボディの大型化・エンジンの大排気量化を推し進めた結果、インターミディエートとほとんど差のない所まで大型化した所に、先述のオイルショックなど逆風もあって販売は期待を下回り、'74MYにはサブコンパクトのピントをベースとしたマスタングⅡへと一気にダウンサイジングされる事となったのでした・・・。

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↑'73モデルイヤーの特徴としては、やはり顔廻りの違いが一番大きな要素かと思います。四角いベゼルで囲まれたヘッドランプは、翌年登場するマスタングⅡとの近似性も感じられて興味深いです。

俗にいうビッグマスタングの最終モデルイヤーである'73年型では内外観に若干の変更が行われています。最も目を引くのは顔廻りで、ヘッドランプはクロームトリムに囲まれた形となり、ウレタン製のバンパーは'71~'72よりも大型化され、これに伴いバンパー下にあったフロントターン&パーキングランプはラジエターグリルに移動し、ヘッドランプの内側に縦型に配置されました。ホッケースティックと呼ばれた独特のサイドストライプは'73ではスタンダードモデル用のオプションとなり、マッハ1用はサイドマーカーを囲む太い直線の物に改められています。実車の画像検索を行うと、'73ではマッハ1でもリアバンパーにオーバーライダーが装着されている個体が多いのですが、装着されていない個体もあり、標準装備なのか外装オプションの一部なのか、今ひとつ判然としませんでした。

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↑製品化されたのは明るいブルーとシルバーメタリックの2色。'71の製品との細かな仕様の作り分けが嬉しいです。個人的には'71はウインブルドン・ホワイトやグラバーライム、'73はアイビー・ブロンズ・メタリックやゴールド・グロウ・メタリックの製品化もお願いしたいです。

今回ご紹介するモデルはプレミアムXブランドで'71と共に製品化されている'73マッハ1。'73マスタングのミニカーは、先にグリーンライトから”バニシングin60(原題;Gone in 60secands)の劇中車仕様が発売されていますが、ノーマルな量産車仕様の1/43ミニカーとしてはおそらく唯一の存在ではないかと思われます。そういう意味では大変貴重な製品化で、仕上がりは物凄く精密だったりと言った部分はありませんが、近年のダイキャスト完成品モデルとしては水準の仕上がりかと思います。価格が比較的安価に抑えられているのは嬉しいポイント。当方の見落としかもしれませんが、'71同様、プレミアムXブランドの本製品は、日本での正規販売が行われていないのではないかと思います。(別途ご紹介予定の、ある特定の仕様のモデルは正規輸入されています)。当方は'71と共に海外調達にて入手しました。

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↑同一ブランドで年式違いを製品化してくれると、ボディのプロポーションや車高の差などによる違和感がなく、仕様の違いを存分に楽しむことが事が出来ます。これは本当に嬉しいです。

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↑更に同じ'73年式でも、ボディカラーだけでなく前後スポイラーの有無を作り分けています。マスタングの豊富なオプション展開を分かっているマニアックで心憎い仕上がりです。(やるな~プレミアムX!!)

ボディカラーはミディアム・アクアと思われる明るいブルーと、ライト・ピューターと思われるシルバー・メタリックの2色で、実車説明で記したグリルやストライプの'71~'72との違いをしっかりと再現しています。リアのバンパーには件のオーバーライダーがしっかり装着されています。ブルーのモデルには前後のスポイラーが装着され、シルバーのモデルには装着されていません。マグナムホイール&ホワイトレタータイヤは'71のモデルと共通で、実車の雰囲気を大いに盛り上げてくれていますが、トレッドが狭くタイヤがやや引っ込み過ぎているように感じます。'73には5個の楕円形の穴が開いたディッシュホイールの設定もあったので、そちらにしてくれたら更に年式の違いが楽しめたかなとも思いますが・・・ともあれ同一ブランドでこのような年式の違いを再現してくれると、並べて眺める楽しみもまた格別、大感謝であります。

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(久々)'71~'73 Mustang特集: 日本正式発売未? ~PREMiUM X '71 Ford Mustang Mach 1

やっと特集に戻れます・・・。今日はF1 ハンガリーGPがあるので早目の更新(笑)。

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ヘンリー・フォードⅡ世がGMから引き抜いたシーモン・E・クヌッセンの肝いりで、大胆な変貌を遂げたビッグ・マスタングでしたが、残念ながら販売面では苦戦を強いられることとなってしまいました。発売と前後してオイルショックに見舞われた事や、排ガス規制の強化で動力性能の面でも魅力が薄れた事も大きな要因でしょうが、我々日本人からするとちょっと不思議な感じがします。このボディのマスタングは、スーパーカーブーム華やかなりし頃でも、ファイアバードやカマロ、コルベットと並んで”カッコイイアメ車”として認識されていたと思いますし、日本での人気は高かったと思うのですが・・・。個人的な推測ですが、このボディのマスタングは数々の映画で活躍した事もそうした認識に影響を与えていたような気がします。

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↑やはりマッハ1と言えばこの派手な装いの印象が強いです。イエローのボディも、より一層華やかな印象を与えます。

日本でも大ヒットし、今でもファンの多いB級カーチェイスムービーの金字塔、”バニシングin60”エレナーの強烈な印象はもちろんの事ですが、”007ダイヤモンドは永遠に”でボンドカーに抜擢された点も大きかったのではないでしょうか。その他ややマイナーな所では、カナダとイタリアの合作映画、”ビッグ・マグナム77”での結構派手なカーチェイスや、超マイナーな所ではターボクラッシュや”新バニシングin60スピードトラップにおいてHTボディのモデルがカーチェイスを演じていました。自分自身が映画の影響を大きく受けているから言うの訳でもないのですが、映画やTVでの活躍というのは、イメージの刷り込みという点で大きな力を発揮する物だと思います。トランザム7000のファイアバード・トランザムもそうですよね・・・。

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↑ビッグマスタングの1/43モデルとしてはミニチャンプス以来久々の新製品。ボディラインの抑揚が強調されたフォルムは好みが分かれる所かも知れません。

さて、ミニカーはミニチャンプス以来1/43では久々の新製品であるプレミアムX製品。大変嬉しい事に'71と'73の年式違いを各2色づつ発売してくれました。'73のご紹介は次回に譲るとして、'71の方はオプションテンコ盛り仕様のイエローと、オプション無しのシンプル仕様のレッドの2タイプ。この内レッドの方は、仕様がご紹介済のグリーンライトブランドのものと被るのでとりあえず購入は見送り、イエローの方だけ入手しました。・・・なのですが、このビッグマスタング、海外で発売された後日本では待てど暮らせど発売になる様子が見られませんでした。調べてみると1部のショップさんが個別に輸入・販売した事例はあるようなのですが、デストリビューターを通じた正規販売はなされていないのではないかと思われます(間違っていたらスミマセン・・・)。なので当方は海外調達で手に入れた次第です。

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↑ミニチャンプス製モデルとの並び。ミニチャンプスはグラバー・イエロー、プレミアムXはミディアム・イエロー・ゴールドを再現したものと思われます。やっぱりタイヤはホワイトレターの方が気分が出ます。

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↑それにしても、同一車種・同一縮尺でこの車高の違いは・・・。

金型的にはグリーンライトのモデルと同一と思われ、前述の通りデコラオプション満載仕様なので前後スポイラーやマグナム・ホイール、派手なストライプなどが追加されています。ミニチャンプスのモデルと並べると、車高と共にイエローのボディカラーが著しく異なることに気が付きます。この時期のマスタングにはイエローのボディカラーが2色設定されており、ミニチャンプスの方はグラバー・イエロー、プレミアムXの方がミディアム・イエロー・ゴールドを再現しているものと思われます。プロポーションはエンジンフードの抑揚やグリルの逆スラントが強調されている感じで、この辺りは好みが分かれる部分かも知れません。それより何より、ミニチャンプスは車高低過ぎ、対するこちらはやや高めで並べると違和感が半端ないです(笑)。ホワイトボックスなど別ブランド展開も含め、更なるカラーバリエーションを期待したい所です。

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'71~'73 Mustang特集: 確信犯的非劇中車!? GREENLiGHT '71 Ford Mustang Mach1

本日、平成最後の更新となります。・・・が、特別な事をするでもなく'71~'73マスタング特集を継続します。

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先にご紹介したミニチャンプスやジョニーライトニング製品に見られるように、この年代のマッハ1というと派手なストライプやブラックアウトされたエンジンフード、前後スポイラー、マグナムホイール等を装備した派手な外観を想像します。しかしそれはエクステリアのオプション部品をフル装着した姿。それらをチョイスしない場合、マッハ1としてのベーシックな外観は今回ご紹介するモデルのようになります。すなわちボディのロワーをブラックまたはシルバーに塗り分け、フロントフェンダーとリアにMach1のロゴ+リアにはストライプ、ハニカムタイプの専用ラジエターグリルとリアパネル+ウレタン製FRTバンパー、スチールホイールにクロームのリム+ハブキャップといった内容になります。

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↑マスタングのスポーツグレードであるマッハ1も、外装オプションを選択しないとこのようなシンプルな外観となります。スマートなボディフォルムが際立つので、これはこれでアリと思います。

オプション満載状態に比べると遙かにおとなしいマッハ1ノンオプション仕様の外観ですが、細長いボディのフォルムがより明確に感じられ、これはこれで良いと思います。特徴的なツインインテークのエンジンフードは351及び429エンジン搭載車には標準装着、302エンジン搭載車には無料オプションだったそうで、更に言うとフードインテークから吸気を行うラムエアとして実際に機能したのは351と429のラムエア仕様のみでした。・・・ところで、このシンプルな仕様でブライトレッドのマッハ1というと、どうしても映画”007 ダイヤモンドは永遠に(原題: )を連想せざるを得ません。007劇中車のミニカーは1/43だけでもコーギー製リアルタイム製品&リバイバル版、ユニバーサルホビー製の分冊百科系アイテム、ミニチャンプスと多数製品化されており、劇中車を得意とするグリーンライトからも劇中車仕様が発売になると期待していたのですが・・・。

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↑パッケージには007劇中車を示す記載は一切なく、フォードのブルーオーバルが大きく配されたりしています。

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↑グリーンライトの1/43モデルとしては珍しく、ノーマル仕様として発売されたブライトレッドの'71 Mustang mach 1。しかしそのナンバープレートはCA52H6となっており、007劇中車のそれと同じです。車高はミニチャンプスとは逆にやや高めにセットされているようです。(画像はミニチャンプス製007仕様との並び)

当方の予想に反して、グリーンライトのモデルは通常仕様の'71 Mach1として発売されました。パッケージにはフォードのブルーオーバルが大書され、007やジェームス・ボンドの表記は一切ありません。・・・が、しかし。そのナンバープレートを良~~く見るとCA52H6となっています。上部の細かい表記はよく見えませんが、これは007の劇中車が装着していたナンバープレートです。或いは劇中車仕様で製品化の企画が進行していて、何らかの理由によりそれが出来なくなったのかも知れません。製品としては非劇中車一般仕様となっていますが、その実態は隠れ劇中車!?・・・まあ、それもこれも実車が一般的なマッハ1だったが故に可能だったと言えるでしょうか(笑)。

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↑グリーンライトの'71マッハ1仕様はフロントフェンダーの峰の抑揚やフロントマスクの逆スラント度合いなどをやや強調気味に表現しているように思います。

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↑床下は排気管のテールエンドを除いて一体成形無塗装というシンプルな構成。価格を考えれば妥当な所でしょうか・・・。

純粋にスケールモデルとしてみると、その仕上がりは近年の製品としては標準的なものと言えるかと思います。床下周りはエキゾーストのエンド部以外は一体成形で処理されています。ミニチャンプス製と比べると少々寂しいですが、近年の1/43モデルとしては比較的安価なのでこの辺りは致し方ないでしょう。ボディのプロポーションはフロントフェンダーの抑揚やマスクの逆スラント度合いなどがやや誇張気味に表現されているように感じます。グリーンライトではこのモデルに先立って、映画”バニシングin60(原題:GONE IN 60 SECONDS)”劇中車のエレナー仕様を発売しており、ホイールはそちらと共通かと思います。この製品がプレミアムXやイクソブランドでなく、GLで発売となったのは、やっぱり劇中車として企画されていたのではないかな~と勘ぐってしまいます。

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'71~'73 Mustang特集; 車高落ち過ぎ!? Minichamps '71 Ford Mustang Mach1

やっと再開出来そうです・・・。

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パソコン不調から急遽の入れ替えとなり、まあ~色々と大変でした。ブログを巡る環境整備に関しても、デジカメ関連の管理ソフトの再インストールやら、画像処理ソフトPhotoshop Elementsのアップデート、過去に撮影した膨大な画像のバックアップ、果ては画像で多用しているフォントの再調達(デフォルトでは入っていなかった。。。)などなど・・・当たり前に出来ていた事を再度行えるようにするだけでも手間が掛かりました。どうにかこうにか再アップの目処が立ってほっとしている所です。・・・ということで気を取り直して'71~'73マスタング特集、今回はミニチャンプス製モデルのご紹介です。

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↑ビッグマスタングと言えばマッハ1、そしてこの派手な出で立ちの印象が強いですが、これはExterior Decor Groupというオプション群を色々と装着した姿。それらを選択しなければマッハ1でももう少しシンプルな姿になります。

登場初年度の'71モデルイヤー、マッハ1に設定されていたエンジンはV8の302、351(2バレル、4バレル、コブラジェット)、429(コブラジェット/スーパーコブラジェット)の3タイプ6種類。翌年の'72モデルイヤーには排ガス規制の影響でビッグブロック429と351CJがラインアップから落とされてしまいます。(351はCJに代わり新たにHOが登場) '71と'72では外観こそほとんど違いがないものの、心臓部は転機に差し掛かっていたと言えると思います。尚、この世代のマッハ1の特徴的なツインスクープのエンジンフードは、351/429エンジン搭載車には標準でしたが、最小エンジンの302搭載車では無料オプション設定だったとの事。この条件で画像検索すると稀にフードスクープを持たないマッハ1を見る事が出来、何か”部品が足りない感”があってとても興味深いです。

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↑ミニチャンプス製のモデルは安定した仕上がりではありますが、実車の持つ迫力の再現という意味ではなんとなく物足りない感じもしてしまいます。近年の1/43モデルの水準を引き上げたブランド故、期待値が高くなっているのかも知れませんが・・・。

モデルはミニチャンプス製の'71マッハ1仕様で、過去にご紹介済みの007ダイヤモンドは永遠にの劇中車仕様であるブライト・レッドと、通常仕様として発売されたグリーン/イエローがあります。ケース台座の表記ではイエローはグラバー・イエロー、グリーンはダーク・グリーンとなっています。しかしダーク・グリーンは文字通りダークなメタリックカラー。・・・なのでこれはおそらく間違いで、グラバー・ライムが正しいかと思います。今回ご紹介する通常版はブラックに塗られたエンジンフードや特徴的なサイドストライプ、前後スポイラーやリアウインドウ・ルーバー、そしてマグナム500ホイールを纏ったおなじみの姿となっています。発売当時はミニチャンプスからのビッグマスタング発売という事で嬉しく思ったことを記憶しています。

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↑当方が知る限りでは、同ブランドの通常製品カラーバリエーションはグリーンとイエローの2色のみかと思います。

全般的にプロポーションやフィニッシュも良好で、床下も排気系が別パーツになるなど作り込まれているのですが、フロントマスクの目尻が下がった感じでやや精悍さに欠けるのと、車高を余りにもベタベタに下げ過ぎているのが残念な所。(これじゃ前輪ステア出来ないのでは!?)この時代のアメリカ車となればタイヤもホワイトレターを奢ってもらいたい所ですし、雰囲気の盛り上げがひと味足りない感じがしてしまいます。・・・とまあ色々書きましたが、それもこれもミニチャンプスというブランド故に期待値が高まってしまったという事かも知れません。

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'71~'73 Mustang特集 ; 貴重なバリエーション Johnny Lightning '71 Mustang Boss 351

'71~'73マスタング特集、本日のご紹介は、'71モデルイヤーにのみ存在した貴重な存在です。

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'71モデルイヤーに登場した通称”ビッグ・マスタング”、初年度にはマッハ1とは別のもう一つの高性能バージョンがありました。それは'69~'70にも設定されていたBOSS(ボス)仕様。'69~'70ではマスタング自身がトランザムレースを闘うための302と、トリノやサイクロンがNASCARを闘うためのエンジンホモロゲーション獲得を目的とした429の2種類でしたが、'71モデルイヤーに設定されたのは351cu.in(キュービックインチ)≒5.8L、高圧縮比から330HPを絞り出すBOSS専用チューンエンジンでした。基本的な外観に大きな変化は見られませんでしたが、エンジンフードの塗り分けや、スタンダードモデルと共通のベーシックなスチール製のフロントバンパーなどがマッハ1との識別点でしょうか。

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↑このボディのマスタングにボス仕様が存在した事は、日本では余り知られていないかも知れませんね。その希少性からすればもっと評価されて良いと思うのですが・・・。

'71マスタングにBOSS 351が設定された理由は、当時エンジンのダウンサイジング化を推進しようとしていたNASCARのエンジンホモロゲーションをクリアする事で、トランザムレースでマスタング自体が闘うための物では有りませんでした。年々厳しくなる排ガス規制もあり、BOSS 351はわずか1年でドロップしてしまいますが、'69~'70のBOSS 302や429に比べると神格化された存在となっていないのは少々残念ではあります。しかし、マスタングでホモロゲーションの規定製造台数をクリアしたフォードのレーシングスモールブロックエンジンは、その後長きに渡って活躍する事となりました。そうした意味では存在意義の高いモデルであったと言えるのかも知れません。

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↑前回ご紹介したマッハ1仕様との並び。エンジンフードのカラーリングの違いがお分かり頂けると思います。フロントバンパーの形状は、BOSS仕様のスチールバンパーにより近いと思われます。

モデルカーは前回のマッハ1と同じジョニーライトニング製の1/43スケール、MAGMASシリーズからの1台。基本的にはマッハ1仕様とのカラーリング違いのモデルですが、BOSS 351としての製品化は1/43では恐らく唯一、他のスケールを含めても製品は少なく、極めて貴重な存在と言えます。そういう目で改めてJLのモデルを見ると、フロントバンパーはマッハ1が装着していたウレタンタイプではなく、BOSSが装着していたスチールバンパーをプロトタイプとしているようで、その意味ではマッハ1よりはBOSS351としての製品化に重きが置かれていたと見る事も出来ます。

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↑先回のマッハ1でも記しましたが、ボディそのものは実車の特徴を良く捉えたモデルと思います。実写同様、もっと評価されても良いのではないかと思います。

JLのMAGMASシリーズは'70チャレンジャーもメジャーなR/TではなくT/Aで製品化しており、この辺りのチョイスのマニアックさはご当地ブランドならではと言えるかも知れません。先回も記した通りタイヤ&ホイールなど、少々残念な部分もありますが、ビッグマスタングらしい直線的で”薄べったい”ボディのシェイプを上手く捉えており、前後スポイラーや美しいボディカラーの再現と相まって、個人的には好感度の高いモデルです。もしも金型が残っているのなら、シャシーやタイヤ&ホイールを改良して再販してくれないかな・・・などと思ってしまいます。

'71~'73 Mustang特集 ; 意外とお気に入り Johnny Lightning '71 Mustang Mach1

結局、今月もサボリ入りました。。。めげずに'71~'73マスタング特集を続けます・・・。

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'71モデルイヤーにデビューした”ビッグ・マスタング”、そのボディバリエーションは従来と同じ。2ドアハードトップとコンバーチブル、そして'69年型からスポーツルーフと呼ばれるようになったファストバックの3タイプでした。次世代のマスタングⅡとその次のFOXマスタング初期にはコンバーチブルが存在せず、その復活には長い時間が掛かりました。元々ベースモデルに様々なオプションを用意するというフルチョイスシステムでスタートしたマスタングも、徐々に専用グレードが設定されるようになり、'71~はHT系をベースとしたラグジュアリーイメージのグランデ、スポーツルーフをベースとした高性能バージョンのマッハ1、NASCAR用のエンジンホモロゲーション獲得を視野に入れたBOSS351('71年のみ)などがラインナップされされていました。

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↑マッハ1というと、この世代のこの姿を思い浮かべる方が圧倒的に多いのではないかと思います。エンジンフードを含むストライプ、スポイラー類を装着していない個体もありますので、これらはオプションだったのだろうと思います。

高性能バージョンのマッハ1(最近はマック1と呼ばれる事も多いですね・・・。)は、'69年型から設定されていましたが、日本で”ムスタング・マッハ1”というとこの世代をイメージされる方が圧倒的なのではないかと思われます。2つのスクープを備えたエンジンフードや派手なスポイラー、ストライプなどによるアピアランスがそれだけ強い印象を与えると言う事かも知れません。'71年型ではパフォーマンスの面でも351cu.in.クリーブランド、429cu.in.スーパーコブラジェットラムエア等、高出力エンジンでアメリカンスペシャリティカーのパイオニアとしての面目を保っていましたが、'72, '73とモデルイヤーが進むにつれ、排ガス規制等でパワーダウンを余儀なくされて行く事となります。

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↑モデルのホイールはクレーガータイプの物が装着されています。(これはこれでカッコ良いですが・・・)タイヤは樹脂製でトレッドパターンもないプリミティブな物で、前輪より後輪の径が大きい辺りは、当時の1/64ジョニーライトニングとよく似たテイストです。エンジンフードが開閉してプラメッキのエンジンが覗けますが、余り大きく開きません・・・。シャシーは金属製でディテールはそれなりに再現されているものの、全体がメッキされていて同時代のJL製1/64モデルに似ています。

今回ご紹介するミニカーは、かつてジョニーライトニングがリリースした数少ない1/43スケールシーリーズ、"MAGMAS"にラインナップされていた物です。ストックカーやファニーカー、カスタムカーなどを含むラインナップの中に、市販車としては'71マスタングのほかに'68カマロ、'70チャレンジャーT/A、'71プリマスGTX/ロードランナーが含まれていました。チャレンジャーのT/Aや'71プリマスは、1/43での製品化があまり多く無い車種なので有り難いものでした。また'71マスタングも1/43でBOSS351仕様の製品化は今もって唯一の存在では無いかと思います。

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↑細部の仕上がりには気になる所もありますが、ボディのプロポーションは実車の直線的で細長いイメージを良く捉えていると思います。特にブルーのモデル化カラーリング的にもお気に入り。赤の方は実車の画像検索をしてもストライプはブラックばかりなのですが・・・こういうカラースキームって存在したんでしょうか?

JLの製品は、当方が知る限りでは'71~'73マスタングの1/43モデルとしては前回ご紹介したコーギー製品についで古い物ではないかと思います。当時の同ブランドの1/64モデルをそのまま大きくしたような構成で、シャシーはメッキされた金属製でずっしりと重く、タイヤはゴムではなく樹脂製で車体外側に向かって一方向に型抜きされています。このためタイヤの内側は空洞になっていたりして、仕上がりの面で疑問符が付く面もあるのですが、ボディのプロポーションはなかなか良く、個人的には後年のミニチャンプスやプレミアムX製品より好みだったりします。タイヤ&ホイールをリアルな物に換えるだけで印象が激変するのではないか・・・そんなポテンシャルを感じさせる製品です。

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'71~'73 Mustang特集 ; ビッグマスタング誕生。 Corgi '71 Mustang Match1

久々の車種別特集、'71~'73マスタングをスタートします。

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'64年4月にニューヨーク・ワールドフェアで発表されるや、年間50万台を超える大ヒットモデルに成長したマスタング、'67年と'69年にボディパネルの大部分を変更するてこ入れを行って来ましたが、その販売は徐々に下降線を辿っていました。これに対しフォードは更なる大規模変更を計画します。このプロジェクトの中心人物はマスタングの生みの親とも言えるアイアコッカではなく、ヘンリー・フォードⅡ世がGMから引き抜いてきたシーモン・E・クヌッセンでした。クヌッセンは'68年、共にGMから移籍してきたデザイナーのラリー・シノダと共に'69年型モデルの改良に取り組み、この過程でボス302とボス429を生み出し、302をカマロへの刺客としてTrans-Amレースに送り込みました。これはモータースポーツでの活躍を市販車のイメージとセールスアップに繋げるという、クヌッセン自身がポンティアックやカマロで取った手法そのものでした。

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↑'71年に登場したマスタングはそれまでとは大きく異なる直線的でより_長く幅広いデザインで登場、ボディサイズもインターミディエートのトリノなどに近い物となっていました。

そして'71年モデルとして新たに誕生したマスタングはそれまでのイメージと大きく異なる、より長く、より広く、直線的なボディデザインへと変貌を遂げました。それまで全長や全幅を徐々に拡大してきたマスタングでしたが、この年式では初めてホイールベースが拡大されました。それは僅か1インチ程ではありますが、生産ラインの変更など莫大な設備投資が必要であったであろう事は想像に難くありません。近年、マスタングの世代分けに関しては~'73までを第1世代と捉える考え方が主流になりつつありますが、前述の通りホイールベースが変更されている事や、スタイリングがそれまでと大きく異なるため、個人的にはこの'71~'73を第一世代に含める考え方には違和感を感じます。

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↑コーギーの製品は'71~'73マスタングの1/43モデルとしては実車と同時期に発売された唯一の製品化と思われます。当初、”007 ダイヤモンドは永遠に”の劇中車として発売された際はエンジンフードのバルジ部分が黒い別体樹脂パーツでしたが、その後のバリエーション展開時にオミットされてしまいました。

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↑コンディションが余り良くありませんが、このようなウインドウボックスに特に固定されずに入れられていました。

さて、ミニカーの方は年代の古い物から順にご紹介して行きたいと思います。今回ご紹介するのはコーギー製のマスタング・マッハ1、品番329です。このキャストは元々映画"007 ダイヤモンドは永遠に(原題;Diamonds are forever)”の劇中車仕様モデルとして'72年に品番391として発売となったものです。(ミニカーの発売は'72年ですが、映画の公開は'71年だったので、マスタングの年式は'71年としました。)劇中車仕様のミニカーは過去にご紹介していますが、今回ご紹介するのはボンドカーバージョンから仕様変えになったもので、黒いプラスチックで成型されていたエンジンフードのバルジ部分がオミットされてただの凹みとなっており、この部分とルーフ、ドアに紙シールが貼られています。

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↑ディテール表現などは近年の製品と比ぶべくもありませんが、プロポーションや実車の印象把握には優れており、個人的にはミニチャンプスやプレミアムX製品より好みだったりします。

その後何度かボンドカー仕様として中国製造で再生産されていますが、樹脂成型のエンジンフードは1度も復活していません。ボディカラーはグリーンメタリック、床板と一体になったロワー部分がホワイトとなっています。画像検索をしても正規品と思われる他のボディカラーはヒットしませんので、他のカラーバリエーション無いと思われます。ガラスがクリアーオレンジで内装が白、ドアが開閉し、フロントシートが可倒出来る点は初期のボンドカー仕様と同様ですが、ホイールのパターンは変更になっています。当方の知る限りでは実車とリアルタイムで製造された唯一の1/43 '71~'73マスタングではないかと思われます。旧い製品ですがボディのプロポーションは良好で、実車の印象把握と言う点では後年の製品に見劣りしていないと感じます。・・・まあ、子供の頃からのお気に入りモデルなので、ちょっぴり贔屓目になっているかも知れません。

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ミニカー・コラム・シフトVol.20; ~ミニカーとフィギュアが織り成す深遠なる世界~

今年初となるミニカー・コラム・シフト、今回の主役は・・・ミニカーではありません!?

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↑輝けるこの2台の共演も良いものです。普段の当ブログならここまでなのですが・・・。

過去にも都度記している事ですが、当方のアメリカ車好きという嗜好は少年時代に観た数々の映画から多大な影響を受けています。「バニシング・ポイント」 「ダーティー メリー ・ クレイジー ラリー」 「激走!5000キロ」 「トランザム7000」 「ザ・ドライバー」等々・・・これらの作品のカーチェイスシーンはクルマ大好き少年の心を熱くさせ、アメリカ車の持つ魅力が強烈に(実際以上に?)刷り込まれた訳ですが、とりわけ当方の”マスタング好き”を決定的にしたのが「ブリット」と「バニシングin60」の2作品でありました。

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↑ミニチャンプスのミニカーと・・・。この組み合わせには何の説明も必要ないでしょう・・・。

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↑僅か4cm程のフィギュアですが、表情、ポージング共に素晴らしい仕上がりです。

そんな当方がいつものように画像検索でネットを徘徊していた時・・・出逢ってしまったのです・・・素晴らしい作品に。その作品をプロデュース下さったのはこちらのサイト、そして製作された方のブログはこちらです。作品名は”The Mustang Man”ですが・・・ご覧頂ければそれが何かは多くを語る必要もないでしょう。フィギュアの身長はおよそ4cm、この小ささで驚くべき再現度だと思います。ブルーのタートルネックセーターにベージュのコート、ブラウンのジャケットの下のホルスターには、コルトのダイヤモンドバックが収まっているに違いありません。

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↑こちらはグリーンライトのミニカーと・・・。この組み合わせも説明不要ですね。

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↑黒い革の手袋、”商売道具”の詰まったアタッシュケース・・・小道具にも抜かりはありません。

ご縁があってお知り合いになった作者様から「今後の参考に何か作品化の希望があればお聞かせ下さい」とのメールを頂き、幾つかリクエストをさせて頂いたのですが・・・ある日その方から封筒が届き、開封してみてビックリ!!そこに入っていたものは・・・こちらも当方が駄文を重ねる必要はありますまい(笑)。カツラと付け髭で変装し、手にはクルマ泥棒の商売道具が入ったアタッシュケース。作品世界を見事に切り取った素晴らしい逸品だと思います。本当に感激です。これはもう、当方にとっては金銭に換算出来ない、一生ものの宝物となりました。

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↑トップの画像と見比べてみて下さい。ミニカーとフィギュアがお互いを引き立てあっているのが良くお判り頂けると思います。

過去にご紹介したボンドカー・コレクションコーギーの劇中車シリーズのように、映画やドラマの劇中車と登場人物のフギュアが組み合わさると、作品世界がより生き生きと再現されて眺めていてとても嬉しい気分になってしまいます。ここの所、グリーンライトが「ワイルドスピードシリーズ」を始めとした製品をリリースするなど、1/43でも劇中車のミニカーが盛り上がりを見せつつあるように思います。それを更に1歩進めるとするならば、ミニカーとフィギュア、或いはミニカーとジオラマといった組み合わせもコレクションの1ジャンルとして成立し得るのではないか・・・そう思います。
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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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