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特集:ジープの系譜 ~民生車への転進 PREMiUM X JEEP WILLYS CJ3B

ジープ特集、早々に民間仕様のご紹介に入ります。

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第2次世界大戦が終結し軍用車両の需要が低下した事に伴い、ウイリス・オーバーランド社はMBジープの民間車両への転換を図りました。プロトタイプとも言うべきCJ-1, CJ-2の後、本格的な量産車として'45年に登場したのがCJ-2A、基本的には軍用のMBをベースとしながら民間用としては過剰なスペックを排除、ピックアップトラックのようなテールゲートを備え、スペアタイヤは背面から側面へと移設されました。全体的なデザインは大きく変わっていませんが、ヘッドランプが一般的な大径のものに変更され、ラジエターグリルがタテ9本から7本スロットになりました。これが今日のラングラーまで続くジープの”顔”となっています。先回も記しましたが、CJはシビリアン・ジープ、つまり民間用のジープを意味します。

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↑エンジン換装に伴い高くなったエンジンフード、大径のヘッドランプが醸し出すスタイルは、三菱ジープとして我々日本人に馴染み深いそれと近いように感じられます。

今回ご紹介するCJ-3Bは'53年に登場した改良版で、搭載エンジンの変更に伴ってエンジンフードが高くなり、それまでのMBに似たスタイリングからやや印象が変わりました。この年、ウイリス・オーバーランド社はカイザー社に買収され、社名をウイリス・モーターズ社に変更。その後'63年にカイザー・ジープ社となりますが、'70年にはAMCの傘下に入り、さらにそのAMCは'80年にルノー傘下、ついで'87にはクライスラー傘下に収まり、そのクライスラーは'98年にダイムラーと合併するものの'09年に破産。'14年にはフィアットと合併してFCAとなり今日に至るという流転の歴史を歩んで来ました。尚、日本でライセンス生産された三菱ジープはCJ-3Aベースでスタートして程なくCJ-3Bに切り替わったので、このエンジンフードの高いスタイルが日本でもお馴染みと言えますね。

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↑モデルはプレミアムXブランドで発売されたイクソ系金型の製品。恐らくグリーンライトのモデルも同系の金型を使用しているものと思われます。

モデルはプレミアムXブランドで発売されたイクソ系の金型です。前述した高いエンジンフード、大径のヘッドランプ、7本スリットのグリル、ボディサイドに搭載されたスペアタイヤと実用的なテールゲートなど、軍用MBジープからの変化点がしっかり再現されています。赤いボディカラーやブラウン系のシートなど、民間向けらしい雰囲気を醸し出していて良い感じです。一方、こうした4輪駆動車の特徴とも言うべき独立式のラダーフレームやトランスファー、リーフスプリングなど、下回りの表現は比較的あっさりとしていて通常の目線の高さでのシルエット的なものとなっています。

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↑先回ご紹介したホンウェル系軍用MBとの比較。1/43ダイキャストモデルなので物凄く正確なスケールダウンではないかも知れませんが、エンジンフードの高さやヘッドランプの大きさの違いがお分かり頂けると思います。

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↑比較的あっさりしたシャシー周りの表現。正直、4輪駆動車のモデルとしては、この辺りはもう少し拘って欲しかった気がします。

元々が軍用車だったという事もあり、アメリカ車としては異例に小さなジープ。1/43のモデルも通常のアメリカ車と比べるとかなり小ぶりになります。加えて民生版のCJは軍用のMBと比べるとディテールもあっさりしています。プレミアムXなので物凄く高いという感じではありませんが、この小さなCJのモデルに通常のアメリカ車のモデルと同等の金額を払って購入するにはかなり覚悟が必要でした(笑)。ですが、民間向け初期のシンプルな姿を再現したCJ-3Bのモデルは以外に貴重であり、ジープの歴史を1/43スケールで振り返る上でも入手しておいて良かったなと思っています。

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特集:ジープの系譜 ~軍用車としての誕生 Shuco Junior Line JEEP CJ-2A(商品名まま)

さて、特集の始まりはルーツとも言うべきこのモデルのご紹介です。

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クロスカントリータイプの本格的4輪駆動車を指して”ジープタイプ車”などと呼称するように、JEEPという単語は固有名詞を超えたオフロード4WDの代名詞といった感がありますが、その誕生はいわずもがなの軍用車としてでした。1940年、アメリカ陸軍はキューベル・ワーゲンなどドイツの軍用車両群に対抗する小型軍用車両の入札を行いました。これに唯一応える事が出来たのは弱小メーカーであるバンタム社のみ。しかし、極めて短期間で製作されたプロトタイプ車の性能は優秀で、アメリカ陸軍はその設計をフォードとウイリス・オーバーランド社に公開して再度3社に開発を推進させました。結果的に生産能力に優れるフォード社からGPW、ウイリスオーバーランド社からMBとして大量生産され、続々と戦地に送り込まれる事になりました。一方、機動力に優れたジープの原型を造り上げたバンタム社は戦後倒産。戦時で大量供給が必要だったとは言え、何とも酷い話にも思えます。

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↑シンプルで実用的なデザインは軍用車という生い立ちからすれば当然とも言えるもの。機能を突き詰めたその姿からは、道具としての機能美と共にメカ的カッコ良さも感じられます。

日本でもおなじみのTVシリーズ、”コンバット”や”ラットパトロール”をはじめ幾多の戦争映画でも大活躍しているジープ。車両の基本構成は、独立したラダーフレームにリーフスプリングでリジッドアクスルを懸架。トランスファーを介して前後の車輪を駆動する4輪駆動方式は、その後のオフロード車の基礎とも言えるレイアウトです。ドアすらないシンプル極まりないオープンタイプの小型・軽量ボディで取り回しに優れ、戦場でも大いに威力を発揮しますが、戦後はCJ型(シビリアン・ジープ)として民生用に転用されレジャービークルとして発展してゆく事になります。

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↑外径の小さなヘッドランプ、縦スリットのラジエターグリルが9本あるのが後の民生版CJシリーズとの大きな相違点でしょうか。CJは3-Bでのエンジン変更に伴い、エンジンフードも高くなります。

今回ご紹介するミニカーはシュコー・ジュニアライン名義の製品ですが、このシリーズの他のモデルに照らし合わせると、ホンウェル製のOEMであろうと思われます。(当方ホンウェル版を未入手のため推測です)低いエンジンフードに小さなヘッドランプ、9本の縦スリットラジエターグリル、アメリカ陸軍の表記も入り、スコップやら無線アンテナなども装備したミリタリールックでどう見ても軍用のMB型にしか見えないのですが、ボックスの表記は民生用を示すCJ-2Aとなっています。ホンウェル、シュコージュニアラインのモデルを画像検索してみても、あからさまな民生仕様のバリエーションは見当たらないようでしたので、単純に考証の間違いという気もするのですが・・・或いは当方の認識が間違っているでしょうか?

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↑ラダーフレームや4輪駆動システムなどメカニズムも手際良く立体的に再現されています。価格を考えるとなかなかに頑張っている感じがします。

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↑シンプルな紙製のウインドウボックスに収まって、お値打ちの¥1,100-也。その仕上がりからすれば十二分の製品と思います。

さて、そうは言ってもこのモデル、なかなか良い仕上がりを見せています。フロントウインドウスクリーンは実車同様に前方に倒す事が出来ますし、先述の通りスコップやら無線アンテナを装備。定番のスペアタイヤとジェリ缶もしっかり背負ってます。そして素晴らしいのが床下の表現。独立式のラダーフレームやリーフスプリング、エンジンやデフ、排気系などが少ないパーツ構成ながら立体的に再現されています。紙製の外箱には当方が購入した時の値札がついたままになっていますが、そのお値段¥1,100-也。・・・正直このお値段でこの仕上がりなら立派。昨今のミニカー価格の高騰を考えると、頑張ってるな~という感じがします。最近日本ではあまり見掛けない気がするホンウェル/カララマのミニカーですが、果たして新製品はリリースされているのでしょうか?

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プチ特集ラストは・・・ Spark '70 Dadge Challenger T/A Trans-Am

成り行きでスタートしたチャレンジャー・プチ特集。プチだけに3回で終了であります・・・。

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今回のチャレンジャー・プチ特集の発端となったのはプレミアムXから発売になった'70チャレンジャーT/Aのご紹介でした。その時記した通り、T/Aはクライスラーが兄弟車クーダのAARと共に白熱化し市販車の販売とも直結していたSCCAトランザムレース参戦を目的として開発したクルマでした。実際に'70年シーズン、チャレンジャーはオートダイナミクスから、クーダはAAR(オール・アメリカン・レーサーズ)からワークス体制での参戦となったのでした。ポニーカー市場への参入そのものが後手に回ったクライスラーは、トランザムレースにおけるダッジ・ダート、プリマス・バラクーダでの劣勢を挽回するべく万全の準備と莫大な資金を持って臨みましましたが、熟成の進んでいたマスタングやカマロに一歩及ばず、この年限りでビッグ3がワークス活動から手を引いた事もあって、残念ながら大きな戦跡を残せぬまま1年でサーキットを去る事となりました。

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↑ポニーカー市場への本格参入、SCCAトランザムレースへの参戦共に後手に回ってしまったクライスラー。しかしチャレンジャー/クーダはホントにカッコ良いクルマです。ワークスマシンもサマになってます。

今回ご紹介するモデルはスパークから発売された'70チャレンジャーT/AのSCCAトランザムレース仕様で、ケース台座にはオートダイナミクスのエースドライバー、サム・ポージーの名前が記されています。ノーマル仕様に対して大きく張り出した前後フェンダーや、ホントにメーカーワークスのエアロ?と言いたくなるようなド派手フロントスポイラー、マグホイールに太いレーシングタイヤ、片側に集められたサイド出しのマフラー、室内に張り巡らされたロールバー・・・etc. 迫力満点でホントにカッコ良いです。ストライプやカーナンバーをはじめとする車体表記も鮮やかで、ロードカーとは一味違う魅力を再認識させられる仕上がりです。

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↑'70チャレンジャーのロードバージョンをシェイカーフードのR/Tで、コンペティションバージョンをT/Aでリリースしたスパーク。この作り分けは少量生産に向くレジンならではと言えるかも知れませんね・・・。

最近のスパーク製品は排気系やデフなどシャシーのディテールも再現してくれているので、低いアングルで眺めても足回りがスカスカする事もなく見応えがあります。先にご紹介したプレミアムXのT/Aもダイキャストながら頑張ってR/Tとの違いを再現していましたが、流石にここまでノーマルと異なるワークス仕様の作り分けはダイキャストでは難しいでしょう。この辺りはレジン製ならではのアドバンテージがあるように思います。このモデルで一つ気になる点としてはルーフの処理があり、バイナルトップ風の革シボ表現がなされているのですが、レーシングマシンのルーフにビニールレザーを貼っていたとは思えないので、ここは一般的なつや消し塗装で良かったような気がします・・・。

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↑プレミアムX製のロードバージョンT/Aとのツーショット。こんな事が1/43市販完成品で出来るなんて・・・10年前には及びも付きませんでした。

さて、スパークのポニーカー&Trans-Amレース仕様車はこのあと'70クーダが予定されています。クーダと言うと1/43では何故か4灯ヘッドライトの'71 が圧倒的に多く、オリジナルというべき'70はモデル化にあまり恵まれていませんでした。ロードバージョンもスパークのシャープな造形で製品化されるのが今から楽しみなのですが、濃紺のトランザムレーサーのAARクーダも本当に楽しみです。後はマーキュリークーガーとAMCジャベリン、その名もズバリのポンティアック・ファイアバード・トランザムが揃えば言う事無しなのですが・・・。とりあえずAARクーダが無事発売された暁には、Trans-Amレース特集なんかもやってみたいものです。

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プチ特集化!? ~spark '70 Dodge Challenger R/T 426 HEMI

計画していた訳ではないのですが、プチ特集に突入であります。

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先回、何をご紹介するか迷った挙句、昨年末の入手品から苦し紛れにプレミアムXの'70ダッジ・チャレンジャーT/Aをご紹介したのですが、その後でふと、「そういえば、少し前にスパークからもチャレンジャー発売されていたな・・・」という事を思い出しました。更に「そうそう、スパークはあの仕様も製品化していたっけ・・・」という事で、期せずして先回・今回・次回でダッジ・チャレンジャープチ特集をお送りする事と相成りました。尚、チャレンジャーとチャージャーは1/43のモデルとしてはクライスラー系列でも圧倒的に製品が多いため、今回、当ブログのカテゴリーを細分化して一覧で見やすいようにしました。ご興味がありましたら過去記事も合わせてご覧頂ければと思います。

・ダッジ・チャレンジャーのカテゴリーソートはコチラ

・ダッジ・チャージャーのカテゴリーソートはコチラ

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↑'70 チャレンジャーでも定番のR/T仕様ですが、スパークはシェイカーフード付きで他社製品と被らない仕様での製品化となりました。心憎い&嬉しいチョイスです。

言わずと知れたダッジ・チャレンジャー1st.世代、繰り返しになるのでクルマそのものの素人解説は割愛したいと思いますが(笑)、今回ご紹介するモデルに因んでシェイカーフードについて触れてみたいと思います。今回ご紹介するモデルのエンジンフードインテークは過去にご紹介してきた'70チャレンジャーや先回のT/Aと異なるカタチなのがお分かりいただけると思います。これはシェイカーフードと呼ばれるもので、インテークバルジはエアクリーナーに直結してエンジン側にマウントされ、エンジンフードとは独立した構造となっています。そのためアクセルを煽ったりしてエンジンが揺動すると、外見的にはエアインテーク部のみが振れて見える事からシェイカー、シェイカーフードと呼ばれます。いわば、エンジンの1部がフードから突き出ているような豪快な構造ですが、同様の仕様はクライスラーのみならずGMやフォードの量産車にも見られます。

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↑マスタングやカマロにガン飛ばしているような、迫力あるフロントマスクがカッコ良い。まさに挑む者!!レッドはシェイカーがガンメタ、オレンジはシェイカーがボディ同色でルーフが黒のバイナルトップ。レザー部は皮シボ表現もなされています。

さて、今回ご紹介するのはスパークから少し前に発売になった1/43 '70 ダッジ・チャレンジャーR/Tですが、嬉しい事にシェイカーフード仕様でモデル化されています。近年アメリカ車の1/43モデルも増え、チャレンジャーも各社競作となっている状況ですが、当方が知る限りシェイカーフード仕様での製品化は1/43では初ではないかと思います。レッドの単色仕様が先に発売になり、余り間を置かずにオレンジ/ブラックの2トーン仕様が発売されました。安い買い物ではないので当方もオレンジ/ブラック仕様の発売を知っていたら、或いはレッド単色は購入しなかったかも知れないのですが・・・。まあレッド単体はシェイカーがガンメタでホイールがスチール、オレンジはシェイカーがボディ同色でホイールがアルミと小技を効かせてあるので、シェイカーフードでの製品化に感謝しつつ両方持っておこうかなと思っています。

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↑オレンジはストライプにアルミホイール、バイナルトップでかなり華やかなイメージ、レッドはシンプルなボディにスチールホイール、ベージュのインテリア、ワンポイントがガンメタのシェイカーフードでちょっと渋い雰囲気。なんとなくオーナーの好みまで見えて来そうな絶妙な造り分けです。

今回のスパーク製チャレンジャー、プロポーション的にはノーズやテールの薄さを強調した感じに仕上がっているように思います。ボディエッジのシャープさはレジン製ならではといえましょうか。この辺りはプラボディのグッドスマイル・レーシングのモデルにも共通した特徴です。改めて各ブランドのチャレンジャーモデルを眺めると、ボディのプロポーションや各部のディテールなど、それぞれ工夫を凝らしているのが楽しくもあり、興味深くもあります。近年はスケールモデルも実車の3次元スキャンをベースに、脚色を少なく製品化する事が多いとも聞きます。それはそれで非常にリアルになる事は間違いないのですが・・・、それだとどのブランドが造っても同じような仕上がりになってしまうのではないでしょうか?+αの脚色や誇張がスケールモデルカーの魅力として大切なんじゃないかな~と思う今日この頃です。

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↑左からグッドスマイル製'70 R/T SEで通常のエンジンフード、中央がスパーク製'70 R/T 426 HEMIシェイカーフード、最後がプレミアムX製'70 T/A エンジンフード固定タイプインテーク。各社それぞれ異なるタイプを製品化してくれていて嬉しくなります。

以下に、当方が知る限りで製品化された初代ダッジ・チャレンジャーの1/43モデルをリスト化しておきます。

●1st. ダッジ・チャレンジャー 1/43モデル(知っている範疇)リスト
・メーカー不明 '70 R/T レジン完成品 
 かなり旧い製品ですが仕上がりは良かったような・・・。高額だったので当方未入手。

・Match Box '71 Challenger R/T
 貴重な'71モデル、コレクティブル、スーパーキングス、バレットジャクソンなど製品展開あり。

・SMTS/BOSS MODELS '70 T/A
 ロードバジョンとTrans-Am仕様、ホワイトメタル製 キット/完成品あり 当方未入手。

・JOHNNY LIGHTNING '70 T/A
 JLが製品化した数少ない1/43モデルの1台。当時としては貴重なT/A仕様での製品化。

・MINICHAMPS '70 R/T
 リアスポイラーなし・スチールホイール仕様での製品化。

・GOODSMILLE RACING '70 R/T SE
 リアウインドウが小さいR/T SE仕様。樹脂ボディによる製品化。

・GREENLIGHT '70 R/T ”ワイルドスピード X2”劇中車仕様
 リアスポイラーなし・アルミ(or マグ)ホイール仕様。

・GREENLIGHT '70 R/T
 劇中車仕様ではないものの、ホワイトはバニシングポイント、イエローはTVシリーズ、NCIS ネイビー犯罪捜査班の劇中車を彷彿とさせる。リアスポイラーなし・スチールホイール仕様。

・PREMiUM-X '70 R/T
 ボディの金型はグリーンライトと同じと思われる。ウイングリアスポイラー・スチールホイール。

・PREMiUM-X '70 T/A
 R/Tから仕様変更、エンジンフードバルジ・リップタイプリアスポイラー・スチールホイール。

・Bos Models '70 T/A仕様
 レジン完成品 角型フードバルジ、リップタイプリアスポ、スチールホイール。当方未入手。

・SPARK '70 R/T
 今回ご紹介のモデル。シェイカーフード、リアスポイラーなし、スチール/アルミホイール。

・Spark '70 T/A 某仕様
 詳細は次回(・・・てバレバレ。。。)

いやあ、こうして見ると初代チャレンジャーの1/43モデルも増えたものです。R/T, T/A, ホイールやスポイラー、エンジンフードなど仕様がバラエティに富んでいるのも嬉しい所。この辺りはマニアックな車種ゆえかも知れません。


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最近の入手品から ~ PREMiUM X '70 Dodge Challenger T/A

新年のご挨拶も済んで・・・さて、何をご紹介したものやら。

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2018年の1/43cu.in.何か新たな特集を始めたいと思ったのですが、「・・・この特集はあのモデルが発売されたら始めよう」とか、「酉年じゃないし最初からサンダーバード特集は・・・」などと中々テーマが決まりません。・・・なので今回は昨年末にお世話になっているショップさんのセールで入手した最近の製品をご紹介したいと思います。モデルはプレミアムX製'70チャレンジャーT/Aです。

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↑T/Aはトランザムレース参戦を睨んだ特別なモデル。兄弟車のAARクーダと同じ位置付けとなります。独特のエンジンフードスクープはT/Aやビッグブロックの1部だけに見られた物です。

マスタングが開拓したポニーカー市場へのクライスラーの回答が、プリマス・クーダとこのダッジ・チャレンジャー。その発売は共に'70モデルイヤーからで、ライバルのカマロ/ファイアバード、AMCジャベリンに対してやや後手に回った感がありましたが、その強烈な個性は独自の魅力を放ち、希少性やマニアックな人気という面ではマスタングやカマロ/ファイアバードを凌ぐといって良いのではないかと思います。今回ご紹介するT/Aは、当時白熱していたポニーカーによるトランザムレースのホモロゲーション獲得のために用意された特別なモデル・・・だったのですが、搭載された340+シックスパックエンジンはトランザムレースのレギュレーションには合致しておらず、実際にはこの仕様のままレースに使用される事はありませんでした。

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↑一見すると従来のR/Tのお手軽なカラーバリエーションに見えるかも知れませんが・・・よく見ると色々と仕様変更されています。

モデルはプレミアムXブランドで発売された新製品で、従来製品のR/Tとは異なるT/A仕様で発売となりました。ノーマルのR/Tやシェイカーフードとは異なる形状のエンジンフードスクープやサイド出しのエキゾーストパイプ、リップタイプのリアスポイラーなど先行して発売されたR/Tとは異なるディテールがしっかり再現されています。SublimeのボディカラーにT/A専用のストライプもばっちり決まってカッコ良い仕上がりになっています。床板を共用している関係で、排気系は実はサイドとリアの4本出しになってしまっているのですが(笑)、リアのバランスパネルはちゃんとマフラーのない形状になっています。レジン製ならいざ知らず、ダイキャストでこの作り分けはかなり頑張っているのではないでしょうか?(ボディは別金型の可能性もありか!?)

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↑'70チャレンジャーT/AとR/Tの並び。同一ブランドのモデルでこういう比較が出来るのって素晴らしいと思います。

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↑当方の知る限り、この'70チャレンジャーの金型がお目見えしたのはグリーンライトのワイルドスピードX2劇中車仕様。リアスポイラーなし・アルミ(マグ?)ホイール仕様。

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2番目は劇中車仕様ではない(事になっている)グリーンライトの通常版R/T、スポイラーなし・スチールホイール仕様。

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↑3番目はプレミアムXから登場したR/T、ウイングタイプのリアスポイラー付き・スチールホイール仕様。

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↑そして今回のプレミアムX版T/A、別形状のエンジンフードスクープとリップタイプリアスポイラー、スチールホイール仕様。エンジンフードの形状自体が違うし、リアバランスパネルも違うので、或いはR/Tとは別金型かも!?

当方が知る限り、この'70チャレンジャーの1/43金型はグリーンライトのワイルドスピードX2劇中車仕様で登場し、続いてグリーンライトから劇中車と唄わない通常のR/T仕様で発売、その後プレミアムXのR/T仕様が登場したと記憶しています。ホイールやスポイラーの有無など、それぞれ微妙に仕様が異なっていましたが、今回はT/A仕様ということで前述の通り各部のディテールがかなり大幅に変わっています。お分かりの方はお分かりと思いますが、お手軽なカラーバリエーションではありません。好き者にとっては非常に嬉しい製品なのでありました。

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特集を、終えたとたんに新製品。(字余り) ~ PREMiUM-X '70 Dodge Challenger R/T

当ブログ内における、GM/フォードに対するクライスラー系記事アップ数不均衡を多少なりとも是正しようという「クライスラー強化計画」は先回で打ち止めにしたのですが、その直後にお世話になっているショップさんから予約商品入荷のメールが・・・。

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'64年4月、マスタングの爆発的ヒットによって開拓されたポニーカー・マーケットに対し、GMは即座にカマロ/ファイアバードを投入。AMCもジャベリン/AMXを開発して市場に参入しました。対するクライスラーはどちらかと言えばマッスルカーの領域にあるインターミディエートベースのチャージャー、コンパクトセダンであるヴァリアントをベースとした派生モデルのバラクーダが持ち駒で、完全に専用デザインのクーペボディを纏ったポニーカーを持たない状況が続いていました。ダッジ・チャレンジャーは3世代目のプリマス・バラクーダと共に、対マスタング/カマロ/ファイアバード・・・加えて言うならAMCジャベリンの刺客として登場したクライスラー初の生粋ポニーカーと言えるでしょう。

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↑加熱するポニーカーマーケットに対するクライスラーの回答がチャレンジャーであり、クーダでした。R/Tはロード・アンド・トラックの略で、シリーズ中のホットバージョンでした。

そのデビューは'70モデルイヤー、インタミディエート系の足回りを使用したこともあり、ライバルたちに対して車幅が広い事が特徴的です。ワイド&ローのノッチバッククーペボディはプリマス版クーダと近いイメージもありますが、ホイールベースが異なるなど、両車の間には意外と異なる部分も多いです。”挑戦者”という車名の通り、相手を睨みつけるような彫りの深いマスクが印象的です。ライバルに対してデビューが遅く、2年後にはオイルショックと排ガス対策からヘミエンジンを失うなど逆風もあり、商業的にはライバルに差をつけられた部分もあります。が、それゆえ今日では希少性が高く、価格が高騰しているのですから皮肉と言えば皮肉なものです・・・。

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↑今回のモデルはプレミアムXから発売になった物ですが、その金型はグリーンライトのワイルドスピードX2劇中車仕様で初お目見えした物です。

ミニカーはプレミアムXブランドでの発売になりますが、金型そのものはグリーンライトの1/43ワイルドスピードシリーズ、2作目の劇中車仕様">2作目の劇中車仕様で初お目見えになった物かと思います。その後同じグリーンライトで劇中車ではない(・・・事になっている)ホワイト(バニシング・ポイント風)、イエロー(TVシリーズNCIS風)のボディが発売になり、今回プレミアムXから仕様を若干変更しての登場となりました。プレミアムX、グリーンライト、海外分冊百科系内で同じ金型を共用する例は他にも多々あるのですが、スケールメリットを活かして安価に供給してもらえるのであれば、個人的にはこうした施策は大歓迎です。

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↑オレンジのボディがグリーンライトのワイルドスピードX2劇中車、ホワイトボディは同ブランドのバニシング・ポイントこっそり劇中車(笑)、そしてブルーメタリックがプレミアムX版です。

プレミアムX化にあたってはディテールの細密化が図られ、ウインドウやホイールアーチ部のモール、バッジ類はクローム風の表現(フィルム貼り付け?)がなされ、エンジンフードにはエッチングのキャッチピン、リアエンドにはスポイラーが追加されました。ボディカラーはブルーメタリックにブラックのバイナルトップという組み合わせで、ボディカラーのメタリック化も仕上がりが良いように感じる一因になっているようです。全体的な仕上がりは上々なのですが、前述のクロームモールの表現は品質的にはやや不安定で、当方の入手した固体はきちんとシルバーが回っていない部分がありました。グリーンライト版の印刷の方が安心して見られるのが残念な所。この辺りは改善をお願いしたいなと思いました。

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スクリーンを駆け抜けたクルマ達; Blues Mobile & Illinois State Police from "The Blues Brothers"

・・・少々飽きて来たので「クライスラー強化計画」は今回でひとまず終わりにしたいと思います。

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↑劇中のショッピングモールのシーンを再現。・・・ブルースモビルは過去ご紹介済みの第1弾製品の方です。(フォトレタッチでライトが点灯したような表現にしてあります。ミニカーのライトは点灯しません/笑)

当ブログにおける、GM/フォードに対するクライスラー系車種の記事アップ数不均衡を多少なりとも是正しようというクライスラー強化計画、振り返ってみると昨年の3月末くらいから始めて、マイペースな亀更新ながらおよそ30記事くらいをUPしました。果たして不均衡は是正されたのか?・・・と、カテゴリー欄を見てみると、記事のアップ数は・・・GM=156、フォード=160、クライスラー・・・84。。。やっと半分強といった所でしょうか。まだまだ道のりは険しいのですが、当方自身ちょっと中だるみになってきたのと、他にも色々とご紹介したいブツもあるので、「クライスラー強化計画」は今回でひとまず終了としたいと思います。とりあえずのトリを飾るのは、少し前に発売になったグリーンライトのハリウッドシリーズからの新製品。映画”ブルース・ブラザース(原題;The Blues Brothers)”の劇中車、ブルース・モビルこと'74ダッジモナコのメガフォン付きバージョンと、'77ダッジ・ローヤルモナコのイリノイ州警察仕様です。

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↑ブルースモビルのベースである'74ダッジモナコに関しては、過去記事のミニチャンプス製モデルコーギー版ブルースモビルグリーンライト版第1弾を参照下さい。

先ずはブルースモビルの方ですが、当ブログでも過去にご紹介している通り、グリーンライトでは既に製品化済み。新製品ではルーフに巨大なメガフォンを搭載、「トゥナイトオンリー~」と、遂に再結成になったブルース・ブラザース・バンドのライブコンサート開催の宣伝を行っていた時の仕様を再現しての製品化となりました。今回、色々と確認したくて久しぶりに作品のDVDを観たのですが、ルーフにくくりつた巨大なスピーカーは、公園の放送塔から失敬した物でした。また、ブルースモビルのリアウインドウを打ち抜いたのはイリノイナチの面々と思い込んでいたのですが、ライブの仕事を横取りされたカントリーバンド、グッド・オールド・ボーイズの面々による物でした。

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↑ルーフに巨大なスピーカーを載せた以外は、ボディの汚しや”グッド・オールド・ボーイズ”の面々に打ち抜かれたッリアウインドウなどの再現は前回製品に準じているようです。

さて、ブルースブラザース劇中車として今回新たに製品化されたのは、イリノイ州警察仕様の'77ダッジ・ローヤル・モナコ。基本的にはブルースモビルの'74モナコと同一のボディですが、'75モデルイヤーに上級2車種がローヤル・モナコ、ローヤル・ブルーアムへ改称され、格納式のコンシールドヘッドランプを採用しました。その後'77モデルイヤーではモナコの名称はインターミディエートへと継承され、フルサイズはローヤルモナコ系列だけになりますが、この年限りで消滅しました。ベーシックなモナコよりも大きく立派なラジエターグリルを持ち、コンシールドヘッドランプと相まって高級感のあるスタイリングとなっています。

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↑今回新たに製品化されたイリノイ州警察仕様の'77ダッジ・ローヤル・モナコ。この世代のボディでは最終年式にあたります。この後、ダッジのフルサイズはやや小型化されたセントレジスへと引き継がれました。

劇中、イリノイ州警察のポリスカーは前半のショッピングモールでの一大カーチェイスと、ライブ会場からハイウェイまでの追跡シーンに登場します。今回モデル化された10号車は、ショッピングモールでの追跡にあとから参加した方で、モール内で転覆してぐるぐる回転していた個体です(笑)。劇中は夜間のシーンのためライトが露出していて気づかなかったのですが、、改めて確認するとモナコではなくローヤル・モナコだったのですね。恥ずかしながら、今回グリーンライトのモデルがライト格納状態で製品化されたため初めて気付いた次第です。再確認すると、後半、シカゴ市内でブルースモビルを追跡したシカゴ警察の車両にも、ローヤル・モナコが多数含まれていました。

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↑'74モナコとは大きく表情の異なるローヤルモナコ。ボディの金型は新規に起されているようです。'74ボディ流用でお茶を濁すのではなく、微妙な違いに新作で対応しているのは凄いと思います。

グリーンライトのミニカーですが、ブルースモビルの方はルーフに巨大なスピーカー(まさにメガフォン/笑)を載せた以外は以前の製品と基本的に同じようです。イリノイ州警察のローヤル・モナコは前述の通り顔周りの造形が大きく異なるため、金型が新たに起されているうに思われます。なんとも贅沢な製品化ですが、ひょっとしたらプレミアムXやホワイトボックス版でノーマルのセダン仕様が発売になったりするかもしれません。華やかなメタリックボディ、バイナルトップ、豪華なフルホイールキャップの姿も是非見てみたいな~と思います。・・・フォード・トリノ、シボレーインパラ、ビュイック・グランナショナル等々、ワイルドスピードシリーズを含むグリーンライトの劇中車シリーズのおかげで比較的安価に1/43アメリカ車のバリエーションが増え、嬉しい限りであります。

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↑今回の新製品、ブルースモビルのメガフォン付き仕様と、イリノイ・ステート・ポリスのローヤル・モナコ

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↑先に発売されたシカゴ警察仕様の'75 ダッジ・モナコと今回発売になったイリノイ州警察仕様の'77 ダッジ・ローヤル・モナコ。ミニカーのボディは似ていますが別金型のようです。

21世紀に向けた上級モデル ~NEO '02 Chrysler 300M

今回は80年代から更に進んで、'90年代末~2000年代のクライスラーをご紹介します。

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先回インペリアルの時に記したように、'1970年代末の経営危機がアイアコッカの手腕によって回避されると、その後クライスラーは徐々に元気を取り戻し、製品ラインナップも魅力的になっていったように思います。この時期のクライスラーはKカー以降、吸収合併したAMCの技術も踏まえラインナップの前輪駆動化を推進していました。ダッジ・ストラタスやイントレピッド、イーグル・ビジョンそして今回の300M等々・・・'90年代後半~2000年代前半のクライスラー車はエンジンフードが短く、キャビンが前進したキャブフォワードルック&低い車高の近未来的なフォルムが特徴的で、それまでのアメリカ車とは異なる魅力を感じさせたものでした・・・。

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↑ノーズが短くキャビンが前進した”キャブフォワード”デザインは、それまでのアメリカ車とは異なる新しい魅力を放っていました。当時、来るべき21世紀にふさわしい新しいカタチだなと感じた物でした・・・。

300Mの登場は'99モデルイヤー、当時のクライスラーラインナップの中ではフルサイズとされ、LHSに続く上級モデルでした。全長5m超、全幅1.9m弱という堂々たるサイズは、2度のオイルショックでボディのダウンサイジングに追いまくられていた時期に比べると、軽量化やFF化など合理的な設計によって再び拡大するゆとりが生じたという事なのかも知れません。しかしながら、トップレンジにしてエンジンが3.5リッターV6というのは時代性を感じさせます。300Mは'04モデルイヤーまで製造・販売されましたが、ダイムラーとの提携を経てデビューした次世代の300CではFRに回帰、エンジンもハイパワーV8が復活して今日に至っています。

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↑NEOのモデルは当方の主観的感覚からすると、イメージよりやや腰高な印象を受けます。タイヤももっと扁平な方が”らしい”感じがします。

モデルは前回の'81インペリアルと同様にNEOのレジン製完成品。当ブログでも過去に色々とご紹介していますが、歴代クライスラー300は1/43でも比較的製品化に恵まれています。・・・ですが、まさかこの世代の300Mが製品になるとは思いませんでした。この時期のクライスラー車は結構好きな事もあって喜んで購入したのですが・・・。綺麗な仕上がりではあるのものの、何かが違うという印象を拭えません。当方の感覚的には実車はもっとボディが薄くて地を這うように車高が低いイメージですし、タイヤのハイトももうすこし低く扁平な方がそれらしいような気がします。

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↑同時期のダッジイントレピッド(ホンウェル/カララマ)と・・・。仕上がりは荒いですが、ホンウェル製モデルは実車のイメージを上手く捉えているように思います。

エッチングパーツなどを多用した同ブランドの作風は、'80年代くらいまでのクロームパーツてんこ盛りな車種だとその魅力を余すところなく伝えてくれるのですが、今回の300Mような'50年代とは質の異なる曲線を多用したボディやウインドシールドを持つ車種には余り向いていないのかも知れません。・・・とは言え、やはり貴重な1/43化ですし、ノレブの300Cホンウェル/カララマのダッジ・イントレピッド辺りと並べて眺めるのもオツなもの・・・。先ずはその存在を素直に喜びたいと思います。

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80年代初頭のフラッグシップモデル ~ NEO '81 Chrysler Imperial Coupe

当ブログにおけるクライスラー系車種の記事アップ数不均衡を(多少なりとも)是正する「クライスラー強化計画」。今回は80年代初頭のフラッグシップモデルをご紹介します。

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70年代末期、倒産の危機に瀕していたクライスラー。しかし、ヘンリーフォード2世との確執の末にフォード社を辞して移籍したリー・アイアコッカが辣腕を振るい、'81年のFWD小型車Kカー(プリマス・リライアント/ダッジ・エアリーズ)シリーズ、それに続くミニバン(プリマス・ボイジャー/ダッジ・キャラバン)の大ヒットにより奇跡の回復を遂げました。その復活の礎となったKカー(軽自動車じゃありませんよ/笑)と同じ'81モデルイヤー、クライスラー伝統の名前を復活させたフラッグシップ・モデルがインペリアルでした。

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↑80年代のアメリカ車としては伸びやかなフォルムを見せるクライスラー・インペリアル。ネオクラシック調のデザインは同時期のキャデラックセビルなどとの近似性を感じさせます。

新生インペリアルは従来のフルサイズセダンから一転、同時期のコルドバをベースとしたパーソナルクーペとして登場。スラントしたノーズに格納式のヘッドランプ、独立したクロームのラジエターグリル、ルーフ後端のラインがリアフェンダーに深く流れ込んだネオクラシック調のデザインが個性的です。この当時のアメリカでは、容赦ない小型化により伸びやかさを失ったクルマが多かったので、インペリアルの優雅なボディはアメリカ車らしい伝統を受け継ぐ物として好意的に感じられた物でした。このクルマを改造したリムジンが、映画”キャノンボールⅡ”で主演のバート・レイノルズクルマとして登場したのをご記憶の方もおられるかも知れませんね。

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↑モデルはネオのレジン製完成品。各部のモール類やワイヤーホイール等、エッチングパーツを多用した作風が実車の魅力を上手く引き出しているように思います。

モデルは比較的古いNEO/AMERICAN EXCELLENCE製品。同ブランドお得意のレジン完成品で、ボディ各所のクロームパーツの表現にエッチングが多用された精密な仕上がり。プロポーションも上々で、実車の持つスマートで伸びやか、かつクラシカルなフォルムを良く捉えていると思います。明るいブルーメタリックのボディにエッチングのパーツが映え、同系色でコーディネートされたインテリアも細かく作り込まれてなかなか魅力的な仕上がりになっていると思います。

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↑その特徴を最も良く表すリアビュー。意欲的なデザインだと思いますが、'81~'83と短命に終わりました。

80年代のアメリカ車は、70年代の度重なるオイルショックや不景気によりガタガタになった状態から新たな道を歩み始めた時期と言えるかと思います。GMではカマロ/ファイアバード、フォードではサンダーバード/クーガー、トーラス/セーブルなど、大胆な変化を遂げたモデルが多々あります。この時期の米国車を結構な割合で1/43モデル化してくれるという意味では、やはりNEOは有り難いブランドだな~と思います。・・・価格がお高いのが厳しくはありますが。。。

・・・これくらいでちょうど良い!? ~White Box '59 Plymouth Savoy CHP

当ブログにおけるGM/FORDに対するクライスラー系車種の記事アップ数不均衡を是正するクライスラー強化計画、今回は発売になったばかりの新製品をご紹介します。

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さて、今回ご紹介するのは'59プリマス・サヴォイであります。サヴォイという名称は年代によってその意味合いが異なるのでややこしいのですが、'59年型ではプリマスフルサイズのエントリーグレードという位置付けで、その上にベルベディア、フューリー、スポーツフューリーが存在していました。フルサイズの廉価グレードという性格上、自家用と共にポリスカーやタクシーなどにも多くが使用されていたようです。

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↑海外分冊百科のボンドカーコレクションで新規製作されたと思われる'59サヴォイ・セダンの金型。様々な罵詈エーーションを経て、今回はホワイトボックスブランドからCHP(カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール)仕様で登場しました。

この頃のアメリカン・フルサイズはGMやフォードでもトリムレベルによって名称を変えるのが通例となっていて、同じ'59年型だとシボレーでは下からビスケイン/ベルエア/インパラ、フォードなら下からカスタム/フェアレーン/ギャラクシー(追加グレード)といった具合。プリマスの場合は前年の'58モデルイヤーまでは更に下にプラザという廉価グレードがあり、上はベルベディアでサヴォイは中間グレードでした。年式によって位置付けが変わったり、新しい名称が加わったり、フルサイズの名前だった物がインターミディエートに移行したりとアメリカ車の車名の変遷は本当に複雑です。

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↑近年の製品としては比較的安価な製品なので、エッチングパーツなどは奢られていませんが、こういう車種はこれくらいのディテールでも良いのではないでしょうか・・・。

ミニカーは最近、当方にとって頼れる存在となりつつあるホワイトボックスブランドのもの。当方の知る限り、この金型が起こされたのは欧州で展開されていた分冊百科の「ボンドカー・コレクション」ロシアから愛を込めてに登場したタクシー仕様かと思われます。その後別の分冊百科シリーズでオクラホマ・ハイウエィ・パトロール仕様になったり、シカゴのタクシー仕様になったりしました。その生い立ち上、人気のある上級グレードのHTでなくベーシックグレードのセダンでの製品化となりましたが、それゆえ様々なバリエーションが誕生する事にもつながったと言えそうです。今回は映画などでもお馴染みのCHP(カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール)のポリスカー仕様での発売となりました。

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・・・という事で、モデルはダイキャスト製で細部は比較的シンプルな造りとなっており、エッチングパーツは一切無く、ボディサイドのモールディングなどは一体成型+印刷による表現になっています。・・・ですが、ワイパーやアンテナなどはプラ製の別パーツになっていますし、ラジエターグリルもメッキ単色ではなくブラック/シルバーになっている等、価格を考えればなかなか頑張っているのではないかと思います。通常の乗用セダンでの製品化も予定されれいるようなのでそちらもちょっと楽しみです。こういうフツーのクルマのモデルは、やたらと高価になってしまうより、安価にバリエーションが楽しめる方が有り難いように思います。
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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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