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FORD GT特集 補足: コンストラクター、キャロルシェルビーのルマン。PART2 ~ TMS '64 Shelby Daytona Coupe Le Mans

なかなか本題のフォードGTに入れませんが、もう少しだけシェルビーのルマンについて記したいと思います。

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'63年、純然たるワークス態勢ではないものの、コブラでのルマン初挑戦を総合7位完走で終えたシェルビーは、'64年には新たにデイトナクーペを開発し、ワークス体制でルマンに挑みました。ルマンではコブラに独特なハードトップルーフを装着したものの、エアロダイナミックの面でフェラーリ勢に劣ることが明白となったため、シャシーや289cu.in.(4.7リッター)ウインザーV8エンジンなどのコンポーネントをコブラから継承しつつ、空力特性に優れたクーペボディを構築、64年のデイトナ2000Kmレースでデビューした事からデイトナクーペと呼ばれるようになりました。

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↑オープンボディのコブラでは空力面でライバルのフェラーリとトップスピードに差があったため、弱点を改善してファストバックのクーペボディを纏ったデイトナクーペ。ある種アメリカンらしい迫力に満ちた佇まいです。

ピート・ブロックの手になるボディデザインは、後半にピークのあるルーフラインや大きく盛り上がったリアフェンダーなど力感に溢れ,独特の迫力と魅力が感じられます。デビュー戦のデイトナでは惜しくもリタイヤとなりましたが、セブリング12時間での優勝を経てルマンに挑む事となりました。ダン・ガーニー/ボブ・ボンデュラント組のデイトナクーペは、終盤にオイルクーラーからのオイル漏れというトラブルを抱えつつもGTクラスでは他を圧倒する速さを見せ、クラス1位総合でも4位という好成績でフィニッシュする事となりました。レース後、同じく打倒フェラーリを目標としていたポルシェのチーム監督フシュケ・フォン・ハンシュタインは、フェラーリを倒してくれたことでシェルビーに感謝の言葉を贈ったと言われています。

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↑TSMのモデルは美しい仕上がりで見ごたえがありますが、レジン完成品としてはウインドウ類のフィッティングが非常に良いと思います。

今回ご紹介するのはTSMから多種多様な仕様で発売されたシェルビー・デイトナクーペのレジン完成品からの1台で、'64年ルマンクラス優勝に輝いたCSX2299です。以前GT40特集内でご紹介した京商のモデルは別仕様でしたが、TMSからの発売によって無事ルマン仕様を入手する事が出来ました。要所にエッチングパーツを用いた精密な仕上がりで、ブルーメタリックの塗装も美しく、またこの種のレジン製品としてはウインドウ類のフィッティングが非常に良い点も特筆に値するのではないかと思います。クリアなガラス越しに室内のディテールが良く見えて見応えのある仕上がりとなっています。

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↑この年、ジョン・ワイヤー率いるフォードワークスのGTがルマンに初出場を果たしますが、結果は全車リタイヤ。シェルビーとは対照的な結果となってしまいました。画像奥はビザール製フォードGT'64 ルマン仕様、フィル・ヒル/ブルース・マクラーレン組のカーNo.10(102号車)

こうしてルマン挑戦2年目でシェルビーアメリカンが大きな成果を挙げた一方、この年ルマン初挑戦であったフォードGTは全車リタイヤという厳しい現実に直面したばかりか、その年のエントリー全てをリタイヤで終える事となってしまいました。(詳細は過去記事を参照下さい)結果ジョン・ワイヤーはたった1年でプロジェクトのマネージメントから外されてしまい、翌'65年シーズンからはキャロルシェルビーがその任に就く事となったのでした。そして、その人事を行ったのは誰あろう、ヘンリーフォードⅡ世の腹心であり、映画”フォードVSフェラーリ”ではすっかり悪役にされてしまっていたレオ・ビーブその人だったのでした。シェルビーがフォードGTプロジェクトに抜擢された結果、デイトナコブラの活躍は'65年シーズンで終わる事になってしまったのは、皮肉と言えば皮肉な結果ではありました。

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FORD GT特集 補足: コンストラクター、キャロル・シェルビーのルマン。 ~BOX MODEL '63 AC SHELBY COBRA LE MANS

昨年12月に頑張りすぎて、今年1月・2月は息切れ気味であります。。。

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レーシング・ドライバーとしてアストンマーチンにルマン24時間レースで初の総合優勝をもたらし、F1のステアリングをも握ったキャロルシェルビーでしたが、狭心症によりそのキャリアを諦めざるを得なくなりました。引退後はシェルビー・アメリカンを設立し、自身の理想とするスポーツカーのデザイナー・コンストラクターとして腕を振るう事となりました。彼の最初の作品はイギリスのライトウェイトスポーツカー、ACエースにフォードの260cu.in.(4.2リッター)エンジンを押し込んだコブラで、当時コルベットに対抗し得るスポーツカーを持たず(コルベットの対抗としてデビューしたサンダーバードは年を追うごとに大型化・ラグジュアリー化していた)、実用大衆車メーカーというイメージを払拭したがっていたフォード社と利害が一致。フォードはシェルビーアメリカンに対して、都度資金提供や工場用地取得などの便宜を図り、その過程でキャロル・シェルビーとリー・アイアコッカ個人との間にも太いパイプが結ばれていったようです。

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↑'62年に販売を開始し、翌'63年には早くもFIAホモロゲーションを取得、モータースポーツシーンに進出したコブラ。ルマン・ルーフと呼ばれる独特なハードトップを備えた姿が個性的です。

'62モデルイヤーにコブラMk-1を発売した後、キャロルシェルビーは'63年にFIAのホモロゲーションを取得、コブラをモータースポーツの世界へと送り出しました。この年、コブラは早くもルマン24時間レースに参戦していますが、ワークスとしての出走は時期尚早と判断したシェルビーは、車両をACカーズとシェルビーアメリカンのディーラーに委ねます。カーNo.4ディーラープライベートエントリー車は規定前のオイル交換により失格となってしまいますが、ACカーズのエントリーしたカーNo.3は6台のフェラーリに次ぐ総合7位に入賞、初出場にして早くもそのポテンシャルを見せつける結果となったのでした。この年、シェルビーはオープンボディのコブラにルマン・ルーフと呼ばれたセミファストバック風のハードトップを被せてレースに臨み、その姿はロードバージョンとは異なる迫力と魅力を醸し出しているように思います。

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↑ミニカーはACカーズからエントリーしたカーNo.3、イギリス人ドライバーニニアン・サンダーソン/ピーター・ボルトンのドライブで6台のフェラーリに次ぐ総合7位でフィニッシュしたマシン。ボックスモデルのこのパッケージも懐かしい感じがします。

ミニカーはイタリア製ボックスモデルの古い製品で、ACカーズからエントリーしたカーNo.3、ニニアン・サンダーソン、ピーター・ボルトン組のドライブで総合7位に食い込んだマシンです。同じ仕様のモデルはスパークからも発売されていたと思いますが、当方は新製品当時にこのモデルを入手していたのでスパーク製品はスルーしてしまいました(資金がなかったとも言う・・・)。入手してからかなりの年月が過ぎていますが、美しいグリーンメタリックの塗装やデカール類にも劣化が見られず、良好なコンディションを保っています。程々の造り込みもなされており、近年の製品と並べても大きくひけは取らないように思います。購入当時はレースのリザルトなどは知らなかったのですが、美しいボディーカラーに惹かれてこちらのマシンを選んでいました(笑)。

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↑モデルは新製品時にリアルタイムで購入したイタリア、BOXモデル製の古い製品。ボディの塗装劣化やデカールのひび割れなどもなく、良好なコンディションを保っています。

BOXモデルのコブラは同ブランドでは数少ないアメリカ車の製品化でしたが、ルマン以外にも幾つかのレース仕様が存在したほか、ロードバージョンもバリエーションとして展開していました。ワイドボディの427ではなく、ナローボディの260/289系統をプロトタイプとしていた点は、今となっては貴重な事かも知れません。ロードバージョンのモデルはベースとなったACエースと共に、また別の機会にご紹介したいと思います。・・・こうしてコンストラクター・シェルビーのルマン初挑戦は幕を閉じましたが、ストレートでのフェラーリとのトップスピードの差は如何ともしがたく、翌'64年は更にレースに特化したマシンを投入してゆく事になります(次回へ続く)。

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追悼:俳優 ピーター・フォンダさん死去 スクリーンを駆け抜けたクルマ達 イージーライダー&ダーティ・メリー クレイジー・ラリー

先の台風15号では、当方の住む神奈川県でも強風が吹き荒れ眠れぬ夜を過ごしました。関東では特に千葉県の被害が甚大で、電気・水道などライフラインの復旧がようやくという状況。家屋の修復など、1日も早い全面復旧をお祈り致します。

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↑当方がイージーライダーを初めてちゃんと観たのは、このブルーレイソフトを買ってからでした・・・。対するダーティ・メリー クレイジー・ラリーはTV放送がお初。その後VHS, DVD, ブルーレイと何度ソフトを買い直した事か・・・。

当方が亀更新の体たらくの内に月日が流れてしまいましたが、去る8月16日、米俳優のピーター・フォンダさんが肺がんに伴う呼吸不全のためロサンゼルスの自宅で死去されたとの事です。享年79歳、ご冥福をお祈りしたいと思います。ピーター・フォンダさんと言えば真っ先に脳裏に浮かぶのは、やっぱり”イージー・ライダー(原題:Easy Rider)”と言う事になるでしょうか。自ら製作に携わり、共演のデニス・ホッパーさんが監督し、2人で脚本にも関わったアメリカン・ニューシネマの代表的な作品です。広大なアメリカの風景、カスタムハーレー、長髪、ヒッピー、ドラッグ、挿入される楽曲・・・作品からは'70年代の空気が感じられます。ニュースの後、しばらくの間はステッペン・ウルフのボーン・トゥ・ザ・ワイルドやザ・バンドのザ・ウェイトなど作品に関連する楽曲がFMでも頻繁に掛かっていました・・・。

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↑劇中、ピーター・フォンダさんが演じたワイアットのキャプテンアメリカ。日本ではディアゴスティーニから発売された書店系アイテム、”ハーレー・ダビットソン プレミアムコレクション”を10種類集めると貰えた特典品でした。実車のレプリカが飾られているミュージアムのジオラマ風台座付きなのですが、引っ越しのバタバタでどこかに紛れたままです。。。

映画イージーライダーに登場した2台のカスタムハーレーは、レプリカが製作されてミルウォーキーにあるハーレーダビットソン・ミュージアムに展示されています。この劇中バイクは過去にモデル化されたことがあり、当方も入手しています。それはディアゴスティーニの書店系パートワークで、10台の1/24ハーレーダビットソンのモデルを集めると特典として映画の劇中車2台が貰えると言う物でした。過去に当ブログでご紹介した、こちらもアメリカン・ニューシネマの隠れた名作である”グライド・イン・ブルー(原題:ElectraGlide IN BLUE)”の絡みで、白バイでお馴染みのエレクトラグライドを入手したのがきっかけですが、比較的少数で特典品が手に入るので頑張ってしまったのでした。(ネットで調べるとフランクリンミントの1/10モデルというのも存在するようです。)

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↑こちらは映画の監督も務めたデニス・ホッパーさんの演じたビリーのビリーバイク。2台のモデルは1/24スケール、プラメッキバリバリの典型的な書店系アイテムですが、劇中仕様の特別感は感じられます。2台の年式は諸説ありますが、モデルのケースの表記に合わせました。

・・・ピーター・フォンダさんの代表作と言えば上記のようにイージー・ライダーと思うのですが、2輪よりも4輪が好きな当方は彼から連想するのは”ダーティ・メリー クレイジー・ラリー(原題:DIRTY MARY CRAZY LARRY)”の方なのであります。こちらも過去にDVDコレクターズエディションの発売を祝って記事をアップしたことがありますが、その後フルHDブルーレイも発売されましたし、この作品はどれだけ映像ソフトを買い直したことやら・・・劇中疾走するライムグリーン(かつてはTV放送の色調が黄ばんでいてイエローのボディだと思っていた)の'69チャージャーのカッコ良さは子供の頃に深く心に刻み込まれました。ブリットの'68、ワイルドスピードの'70といい、チャージャーは映画のダークヒーローを最高にクールに演じる名バイプレーヤーだと思います。

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↑こちらはジョニーライトニングから発売されているダーティ・メリー クレイジー・ラリー劇中車仕様の/64 '69チャージャー。実車のカラーに合わせたパッケージがカッコ良すぎでブリバリ出来ません。。。同様のモデルはグリーンライトからも発売されているらしいのですが、ネットで見る限りパッケージには作品名等は見当たらないようです。個人的には1/43モデルを熱烈希望。

ダーティ・メリー~の劇中車は、残念ながら1/43では製品化されていないと思われるのですが、オートワールドの1/18モデルやジョニーライトニングの1/64モデルなどが存在します。当方は大きなモデルは保管場所がないので買っていませんが、JLの1/64は入手しました。実は1/64のモデルはグリーンライトにもある(らしい)のですが、版権絡みかパッケージには映画の作品名等は一切表示されていません。この状況からするとGLの1/43劇中車シリーズでの発売も難しいかも知れませんが・・・なりすまし劇中車で映画仕様のパッケージ無しでも構わないから発売して欲しい所です・・・。

画質改善!? 激走!5000キロ ”復刻シネマライブラリー”

嬉しいような、ちょっと悔しいような・・・。

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-とある日の、勤め先での休み時間の会話-
Ponys41 「いや~、しかしフェラーリの鷹がHDリマスターDVD/ブルーレイで発売になるなんて凄い時代になったもんだ。」
同僚 I 君 「後は激走!5000キロが正規のDVD/ブルーレイで出てくれればね~。」
Pony 「DVDオンデマンドで出てるけど、画面サイズも4:3だし、VHSの映像をDVD-Rに焼いたような仕様だからね。」
I 君 (ネットを見ながら・・・) 「これ見ると画像サイズは16:9みたいですよ・・・。」
Pony 「え゛っ・・・(絶句)。」


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↑新版と旧版でジャケットは殆ど一緒ですが、裏面の画面サイズは確かに4:3から16:9に変わっています。

・・・という事で、帰宅して確認してみると発売は以前当方がご紹介したのと同じTUTAYAさんの「復刻シネマライブラリー」シリーズながら、いつの間にやら画像サイズが4:3から16:9に改められています。DVD DOWNLOAD形式での受注生産販売となり、媒体はDVD-Rなのも同じようです。受注生産(一部ブラジルの河の名前に似た所などでも販売されています)ゆえ価格は高めなのですが、大好きな作品だけにこれはもうマストバイであります。届いたディスクを再生すると確かに画面サイズは16:9だし、画質もHDリマスターのブルーレイ程ではありませんが、以前の製品に比べると確かに向上しているようです。嬉しい・・・けれど、旧製品をほぼ同じ価格で購入していた当方はちょっぴり複雑な気分です。

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↑以前から所有していたVHSとジャケのデザインがほぼ一緒、当時のパンフレットに近いです。

さて、この復刻シネマライブラリーにはカーチェイスムービー好きの当方が気になる作品が他にも色々・・・。購入済みの物としては”ラスト・ラン 殺しの一匹狼(原題:THE LAST RUN)”があり、ジョージ・C・スコット主演の'71年作品で、ヨーロッパを舞台として引退生活から復帰したゲッタウェイ・ドライバーの姿を描いています。主人公の駆るBMW503と追手のジャガーXJ6による山岳路での渋いカーチェイスが見所。この作品も長年DVD/ブルーレイ化に恵まれず、当方は中古のVHSソフトを所有していた物です。主人公と、彼が愛情を注いだBMW503のシンクロが深い余韻を残す名作と思います。こちらは発売当初から16:9サイズでした。

他に未購入ながら気になっている作品もあるのですが、何分若干お値段高めなのでなかなか手が出ません。ここで覚え書き的に列記しておきたいと思います。

・フリービーとビーン/大乱戦(原題:Freebie and the BEAN)
ローワン・アトキンソンのミスタービーンとは何の関係もありません(笑)。リチャード・ラッシュ監督、アラン・アーキン、ジェームズ・カーン主演の刑事ものです。(74年製作)コメディタッチの作品ですが、当時としては割りと派手目なカーチェイス&バイクチェイスがあります。こちらは現状VHSのみの所有。。。


↑本作のカーチェイスシーンの1部をどうぞ・・・。'71~'72のフォードフルサイズ、カッコ良くて好きです。

・爆走トラック'76(原題:WHITE LINE FEVER)
ジョナサン・カプラン監督、主演ジャン・マイケル・ビンセント'75年作品。昔観た記憶があるのですが、主演以外記憶がない・・・イマイチ購入に踏み切れていないのですが、トラックドライバーが権力に挑む的な所はコンボイやハイローリングなどと共通する物があります。観てみたいです。

尚、この復刻シネマライブラリー、一部メーカーの旧いDVDレコーダーやパソコンでは視聴できない事もあるそうです。購入を考えておられる方はご注意・ご確認のほどを・・・。

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↑画像は過去記事の使いまわしです。(手抜きですみません。。。)

追悼マーティン・ランドーさん スクリーンを駆け抜けたクルマ達 ~映画タッカー & '48 Tucker

酉年ファイアバード特集中ではありますが、悲しい訃報に接したので号外であります。

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近頃、俳優や音楽アーティストなど、馴染み深い方々の訃報に接する機会が多くなりました。それは取りも直さず自身が歳を取った事を意味するのですが・・・1つ、また1つと悲しい報せがある都度になんとも切ない気持ちになります。日本では余り大きく扱われませんでしたが、去る2017年7月15日、米俳優のマーティン・ランドー氏が突発的な合併症のため入院先の病院で亡くなりました。(享年89歳)近年は名バイプレーヤーとして存在感を示し、エド・ウッドで演じたベラ・ルゴシ役でアカデミー賞助演男優賞するなど活躍されていましたが、日本では米TVシリーズ、スパイ大作戦のローラン・ハンド役や、英TVシリーズのスペース1999でのジョン・コーニッグ指揮官役などでお馴染みではないでしょうか。個人的には、アルフレッド・ヒッチコック監督の”北北西に進路を取れ(原題:North by Northwest)”で冷酷非情な敵役、レナードを演じていたのが彼だと知ったのは随分後になってからの事です。ご冥福をお祈りしたいと思います。今回は彼の出演した作品から、自動車絡みという事で映画”タッカー(原題:TUCKER THE MAN AND HIS DREAM)”と'48年型タッカーをご紹介したいと思います。

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↑何故か日本ではDVD/ブルーレイ化されないタッカー。当方は数年前にVHSを中古で買い直しました。。。クルマ絡みの映画ではこういう事が多いので、VHSデッキはまだまだ手放せません。

映画は実在の人物で子供の頃からクルマに魅了され、自らの理想とする新型車を世に送り出そうとしたプレストン・トーマス・タッカーと、彼を支える家族や仲間がクルマを開発する過程や、彼の車の革新性に危機感を持った大企業(まあ、当時のビッグ3を指すのでしょうね)と、それに結託した政治家との暗闘が描かれています。この作品でマーティン・ランドー氏は、最初はタッカーのアイデアを夢物語だとあざ笑っていたものの、徐々に彼の情熱に共感し、資金や設備の調達に奔走する腹心のエイブ・キャラッツを演じています。受賞こそ逃しましたが本作でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞では見事助演男優賞を受賞しました。主演のタッカー役はジェフ・ブリッジスで、敵対するファーガソン議員役のロイド・ブリッジスと親子共演を果たしました。製作ジョージ・ルーカス、監督フランシス・フォード・コッポラという一級の作品ながら、日本ではDVD/ブルーレイソフト化されていないのは何故?個人的にはサウンドトラックをジョー・ジャクソンが手掛けた事も驚きでした・・・。

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↑ファストバックルーフ、絞り込まれたノーズとそこに設置された可動式の前照灯、空気力学を取り入れた個性的なデザインの'48タッカーセダン。その独特のスタイルからトーピードー(魚雷)とも呼ばれます。

さて、クルマの方の'48年型タッカーは、全長5,5m、全幅2m超の大型4ドアセダンです。リアに水平対向6気筒5.5Lエンジンを搭載したRR(リアエンジン・リアドライブ)のレイアウト、前部中央に配置されステアリング操作に連動して角度を変える前照灯などのユニークな特徴に加え、間に透明フィルムを挟み、割れても飛散しない合わせガラス、室内ピラー廻りのパッド化、シートベルトの装備など、乗員の安全対策を徹底していた点が特筆されます。・・・ですが、そうした先進性が却って大手メーカーの癇に障ったのか、タッカーの事業は詐欺事件として刑事告発されるに至り、最終的にタッカーは裁判では勝訴するものの、車両の製造はプロトタイプ1台を含め50台+αで終わってしまいました。この50台という数字は、広大なB29爆撃機製造工場跡地や施設の払い下げを受ける際に一定期間内に製造する事を条件として義務付けられた台数であり、それをクリア出来た事も裁判勝訴の一因と言えそうです。スタイリング面でもファストバックのルーフや中央に向かって絞り込まれたノーズなど個性的で、大量生産されていたら名車として語り継がれていただろうなと思います。刑事事件によって事実上葬り去られ、映画によって脚光を浴びたという点では、ジョン・Z・デロリアン氏と彼のスポーツカーDMC-12 との近似性を感じずにはいられません。

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↑ソリド製のモデルは別パーツのメッキ部品をパチパチはめ込む簡易な構造ですが、プロポーションなどの印象把握は悪くないと思います。この辺りは老舗ブランドの伝統が引き継がれていると言えましょうか。個人的にはマッチボックス系、ヤトミンよりはソリド製の方が好ましく感じられます。

映画化された事もあってか、'48 タッカーは1/43でも比較的多く製品化されています。当方が入手したソリド製のモデルは、仕上がりはそこそこながらロポーション的には実車のイメージを良く捉えているのではないかと思います。(・・・って、実車を見た事ないのですが。。。)その他、比較的安価なダイキャスト製品ではマッチボックス/マッチボックス・ディンキー製、ヤトミン製(安価なロード・シグネチャーシリーズとやや作り込みのされたシグネチャーシリーズの2種が存在した)などがあり、ホワイトメタル完成品でブルックリン製品があります。その他1/24ではフランクリンミント、1/18では京商、ヤトミンなどが商品化、小スケールでもHWとジョニーライトニングが製品化しています。探せば他にもあるかも知れませんが、改めて拝見するとブログを相互リンクさせて頂いている皆さんが過去に勝手連済み。・・・という事で今回、遅まきながら当方も後出し勝手連させて頂きたいと思います。皆様、よろしくお願い致します。

・1/43 ブルックリン製ホワイトメタルモデル、FZIRO様の記事はこちら
・1/24 フランクリンミント製モデル、覆面える様の記事はこちら
・1/18 京商製モデル、ねこざかな様の記事はこちら
・1/64 尾羽様(ご無沙汰しております)のHW製モデルはこちら、JL製モデルはこちら


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↑映画の中ではタッカー夫妻の大事なボディーカラーとしてワルツブルーの名が登場しますが、実際に映画で活躍した印象が強いのはやはりこのバーガンディというかマルーン・メタリックのプロトタイプ車だったかなと思います。

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↑当方にとってマーティン・ランドーさんと言えば、なんと言ってもスペース1999のジョン・コーニッグ指揮官です。後にタッカーを見た時には、随分立派な俳優さんになったんだな~と感じたものでした・・・。画像はコナミ製のイーグルトランスポーター。ムーンベース・アルファの主要移動手段として、機能的なデザインの素晴らしいSFメカと思います。

ユルくないダンゴ虫 ~BizarRE '33 TEXACO DIAMOND T TANKER "Doodle Bug"

今回は大昔の働くクルマをご紹介します。

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テキサコ・ダイヤモンド・Tタンカーは石油会社のテキサコが主体的に開発した石油タンク車です。1度見たら忘れられない強烈な個性を放つそのデザインは、インダストリアルデザイナーであるノーマン・ベル・ゲデスの事務所が手掛けたとされ、30年台以降世界的な流行となったストリームライン(流線型)を採り入れた極めて前衛的なものとなっています。様々な架装に対応するというトラックの多用途性から離れ、石油タンカーに特化した事で成立し得たカタチと言えるかも知れません。ダイヤモンド社のTシリーズトラックをベースとしているとの事ですが、駆動方式がRRであるなど、基本的なレイアウトが一般のトラックと大きく異なっており、フレームやエンジン、足回りなど、パーツ単位での流用なのではないかと思われます。

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↑流線型の前衛的なフォルムに愛嬌のあるフロントマスク。こんなクルマが1930年代に開発されていたとは驚きです。

このTタンカーの愛称である"Doodle Bug"は日本で言うとウスバカゲロウの幼虫、いわゆるアリジゴクを指す事が多く、一方でダンゴムシを指す事もあるようです。ダンゴムシ自体は別にArmadillidiidaeという名称もあるのですが、テキサコのTタンカーのカタチから連想されるのはどう見てもダンゴムシの方であろうと思われます。前端のキャビン、中央の石油タンク部、リアのエンジンルームが一体化された流線型の車体は、極めてモダーンでありながらどこか愛嬌もあり、可愛いとさえ言えそうなまとまりを見せています。昔のSF映画に出てくる未来の特装車のようで、'30年代にこれだけの車両が実用レベルで開発されていたと言う事実に改めて驚かされます。

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↑実車の存在自体に驚かされ、相次ぐ1/43スケールでのモデル化に驚かされ・・・テキサコTタンカーは驚きの連続です・・・。

さて、そんなテキサコのTタンカーがガチな1/43モデルで、しかも2ブランド競作で製品化されるなど誰が予測し得たでありましょうか?当方はかつてアーテル製のバンク(貯金箱)をご紹介しましたが、近年オートカルトとビザールの2ブランドからレジン製完成品として発売という、まさに驚天動地の仕儀と相成りました。2台のモデルはプロポーションや各部の仕上げに微妙な違いがあり、どちらをチョイスするか非常に悩ましいのですが、当方は実車の画像から受けるイメージに近いのはビザール製の方だと感じてそちらをチョイス。赤いホイールのオートカルトにも後ろ髪を引かれましたが、共に高価なので両方は買えません。。。お世話になっているショップさんで長年貯め込んだポイントと、7月の臨時お小遣いを駆使してどうにかこうにか捕獲しました・・・。

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↑手前がビザール1/43、奥がアーテル製貯金箱です。撮影の関係でビザールの方が長く見えますが、実際はアーテルの方が少し長いです。当方は先にアーテル製の貯金箱ミニカーを入手していたので、その印象が強かったのですが、実車はもっとほっそりしていて車高は当時の乗用車と余り変わりません。アーテル製のモデルは、これはこれでトイカーとしての魅力に溢れた1台だと思います。

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↑箱に関しては、これはもう圧倒的にアーテルの方が魅力に溢れています。アールデコ調のグラフィックが時代の雰囲気を盛り上げています。尚、年式の表記はアーテルが'34年型、ビザールは'33年型となっています。

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↑新江ノ島水族館のおみやげコーナーから連れ帰ったダイオウグソクムシ君とスリーショット(笑)。・・・やっぱり似てますよね?

ビザールのモデルは前述のアーテル製バンクと比較するとボディが細く、やや胴長に感じられますが、言うまでもなくコチラが正規の縮尺モデル。実車の画像と比較すれば納得です(笑)。ランプ類やワイパー、ミラーなど細部まで再現され、大径のタイヤ&ホイールもリアルな仕上がり。・・・ですが、ネットで実車の画像を検索すると、ホイールはボディと同色に塗られているっぽい物が多く、この点はオートカルト/アーテル製のモデルの方がイメージに合っているように思います。尚、当方は未入手ですが、ホットホイールの"haulin' gas"というキャストがこのテキサコTタンカーを思わせるスタイルをしています。思わず赤く塗って逆カスタマイズしてみたくなってしまいます(笑)。

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好きなクルマで元気を出そう ~Spark '66 Shelby GT350 & GT350 Hertz

久しぶりに更新してみました。

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世界では毎日いろんな事が起こっていて、それらを1つ1つ気にしていたら何も出来なくなってしまうのですが・・・。東日本に続いて熊本で起こった地震は、やっぱり見て見ぬふりの出来る事象ではありませんでした。こういう時に安易に自粛などすべきではないという考えをお持ちの方もおられるようですが、当方の場合、それが率直な感覚なのでどうしようもありません。不幸にして亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災された方々が1日も早く通常の生活に戻れる事を願っております。・・・しばらく間が空いてしまいましたが、このブログも通常モードに立て直してゆきたいと思います。

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↑スパークから発売になったシェルビーGT350、後発だけにプロポーションなど良好な仕上がり。'66はクオーターウインドウはルーバーなしがデフォな気がしますが・・・オプションの豊富なマスタング故、こういう仕様もあったのかも知れません。

・・・自らの気持ちを高揚させるため、今回は大好きなマスタング関連の最新製品をご紹介。スパークから相次いで発売になったシェルビーGT350とGT350Hです。シェルビーGT350は初代マスタングをベースにキャロル・シェルビー氏が手を加えて誕生したモデル。当初の主たる目的はマスタングの更なるスポーツイメージ高揚で、SCCAナショナルチャンピオンシップに参戦、'65~'67 Bカテゴリーのナショナルチャンピオンに輝きました。'65モデルはコンペティションベースの性格が強く一般ユーザーには不評だったため、'66モデルではレーシングサスを標準からOPTに格下げ、同時にATやエアコン、折り畳みリアシートがオプションに加えられました。GT350Hの方はレンタカー会社であるハーツが発注した車両で、「レンタ・レースカー」として一般に貸し出されたのだそうです。ブラックのボディにゴールドのストライプが特徴で、同様のプログラムは'06と'16モデルイヤーにも用意されました。

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↑レンタレースカーとしてハーツが発注したシェルビーGT350ハーツ、スパークのモデルは上のノーマルGT350と製造時期が近いのですが、ドアの三角窓などディテールに相違点も見られます。エンジンフードキャッチピンのワイヤーも立体的に表現されるなど、好き者には嬉しい仕上がりぶりです。

モデルは前述の通りスパークの新製品で、ノーマルのGT350、続いてハーツ仕様の順で発売になりました。GT350の1/43モデルはぱっと思いつくだけでもスターター(レジン)、京商、ヴェレム(レジン)、マテル(GT350-R仕様)、イクソなど多々ありますが、初代マスタングはアメリカ車としてはコンパクトなクルマというイメージが強かったのか、プローポーション的にボディが厚めでコロンとした物が多かったように思います。このスパーク製のモデルはマスタングらしい低く長いスマートなプロポーションが再現されていて嬉しくなってしまいます。旧いクルマにしてはトレッドがちょっと広すぎるかな~と思うのと、ノーマルシェルビーGTは'66年型ではリアクオーターウインドウはハーツ仕様と同じようなルーバーの無いシンプルな物が一般的だったかなというのが少々気になる程度です。初代マスタング初期('65~'66)のファストバックは、1/43ではシェルビー仕様ばかりが製品化されているので、スパークさんにはノーマルなフォード・マスタング仕様もリクエストさせて頂きたいです(笑)。


↑当ブログ上で上手く再生出来ない場合は、画面上部の文字をクリックしてYouTubeの大きな画面で視聴下さい。最新アメリカンV8の咆哮をご堪能あれ!!

最後に、シェルビーGT絡みで当方が最近観ていて一番元気が出る動画を・・・。アメリカのモータートレンド誌のガチンコバトル動画、HEAD 2 HEADから、2016 SHELBY GT350R vs 2015 CHEVROLET CAMARO Z28です。現行モデルでシリーズ全体として初めてリジットサスの呪縛を逃れたマスタング、最新のシェルビーGT350Rもとても良い仕上がりになっているようです。特に後半16分を過ぎた辺りからのシェルビーGTのサーキットインプレション、走り出しの加速で2人が(凄すぎて)思わず笑っちゃう辺り、見ているこっちも思わず頬が緩みます。その後は2人ともニヤニヤしっぱなし。「このクルマを1日中サーキットで楽しみたい!!」 レーシングドライバー(元?)で普段はクールなインプレッションの多いRandy Pobst氏がこんなにエキサイトしているのはあまり観た事がありません。その熱い走りを見れば、カマロ、マスタング共々、単なる直線番長などではない実力の持ち主である事がお分かり頂けるのではないかと思います。

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申年はこれでスタート! 愛しのトイカー達 ~マクドナルド おさるのジョージ・ゴーカートクリップ

ようやくの新年初回は、ねこざかな様・FZIRO様との勝手連でスタートです。

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さて、2016年が明けて随分経ち、三が日も正月休みも遠い過去の事となりました・・・。申年1回目のネタは・・・申、猿、サル、さる・・・干支に関係ありそうな米国車ネタがあったかどうか一生懸命考えたのですが一向に浮かびません。。。日本ならホンダの”モンキー”や”ゴリラ”となるのでしょうが、バイクネタはハーレーくらいしか持っていないし・・・そんな時にねこざかなさんの年賀状を拝見し、ウチにもこれがあった!と思い出したのがこのモデルでした。

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↑モデルはマクドナルドのハッピーセットのオマケとして企画されたものですが、葉巻型レーシングカーを想起させる優しい曲線のフォルム、プラスチックの原料着色ながら艶やかで鮮やかな色使いがアンティークトイのような雰囲気で良い味わいです。ジョージのキャラデザインは後年のアニメ版がベースのようです。

今回ご紹介するモデルは”おさるのジョージ”のミールトイであります。詳細はFZIROさんのこちらの記事を是非ともご覧頂くとして、原典は”ひとまねこざる”の邦題で日本でも訳本が出ていた絵本で、当方も小学生の頃に学校の図書室で手にした記憶があります。後に別の作者によって続編が書かれたり、人形劇やアニメーション化もされていたようで、立派な歴史を誇っています。

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↑このモデルはただの玩具ではなくステーショナリーのシリーズとして企画され、ボディ底面に4種類のクリップが格納されています。凸凹したところを走らせると、ジョージの首が揺れるギミックも仕込まれています。

モデルの方はマクドナルド・ハッピーセットのオマケのミールトイ・・・と言うか一応ステーショナリーであります。その辺りはねこざかなさんのこちらの記事を是非ともご覧頂くとして、当方は前出のお二人の記事を拝見し、葉巻型F1をデフォルメしたようなフォルムや鮮やかな色使いなど、どことなく懐かしい昔のオモチャのようなテイストですっかり気に入ってしまい、あちこち探してようやく入手したのでした。

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↑来年の酉年なら米国車でもネタに事欠かないのですが・・・(笑)。困った末に今年はジョージ君に登場願った次第。

・・・という事でスロー・スタートとなりました2016年の当ブログ。新年早々この通りのマイペースぶりですが、このスタンス(笑)で今年1年も乗り切って行きたいと思います。お付き合い下さる皆様、どうかよろしくお願い申し上げます。

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愛しのトイカー達; 周りじゅうバンパーだらけ?そこらじゅうヘコミだらけ?? ~HOT WHEELS BUMP AROUND

今回ご紹介するのは正当なホットホイールのモデルなのですが、心情的に愛しのトイカーとして扱わせて頂きます。


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数年前から1/43ミニカーの価格が少しづつ高騰し、加えてレジン完成品など少量生産品も増えるなど、財政難が続いている今日この頃。まあ、それだけ1/43にアメリカ車の選択肢が増えたこと自体は幸せな事ではあるのですが・・・3インチなど他のスケールのモデルには殆ど資金が廻りません。(先回ご紹介したワイルド・スピード等は別/笑)。最近はグリーンライトやオートワールドなど、クオリティ&車種選択的に興味深い製品も多々あるのですが、数がまとまると価格もそれなりになるのでじっと我慢の子であります。


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↑詳しい事は知らないのですが、多分レッドのとブルーメタリックのボディカラーが最初のバリエーションだと思います。シャシー&バンパーは樹脂メッキの上にスモーククリアが掛けられており、金属っぽい仕上がり。タイヤ&ホイールは黒一色となっています。


そんな中、ちょっとハマってしまった3インチモデルがあります。それが今回ご紹介するホットホイール(どうしても”ウィール”には馴染めなくて・・・。)のバンプアラウンド(BUMP AROUND)です。ネタは遊園地でガンガンぶっつけて遊ぶゴーカートのような遊具で、一般的にはバンパーカー(BUMPER CAR)と呼ばれているようですね。元はと言えばスーパーマーケットのオモチャ売り場で、黄色のと緑のを1台190円で見つけたのが始まりでした。赤と青はネット・オークションで入手しましたが、このキャストは余り人気がないようで、スーパーマーケットと同じような価格で揃える事が出来ました。


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↑(多分)2番目のバリエーションがイエローとグリーン。シート、ラジエターグリルなどのカラーコーディネートは1st.のモデルよりキッチュでポップな雰囲気。チェッカー柄のストライプが良い感じです。バンパー&シャシーは黒のモールド色、ホイールはクローム仕様です。


本来は後部のアンテナのような集電装置で、コースの天井に張り巡らせた金網から集電して走るモーターカーです。かつては50年代のアメリカ車をベースにしたようなレトロなデザインのものが多く、HWのバンプアラウンドもそうした流れを汲んでいます。ネットで検索すると、アメリカではこれらバンパーカーをベースに公道を走れるようにモディファイする人達も居るようです。自動車を模した遊園地の遊具を再自動車化するとは・・・。彼の地クルマ文化の奥深さやユーモアのセンスを実感させられます。


↓バンパーカーの自動車化に興味のある方は以下の動画も合わせてご覧下さい。


http://www.youtube.com/watch?v=XE32HLa8IOk


http://www.youtube.com/watch?v=vhLkjW98AcU


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↑赤・青・黄色・緑はレーシングカー玩具の定番色ですね。観光地で見つけたブリキの駄玩具と・・・カラーリングのテイストに近似性を感じます。


HWのバンプ・アラウンドは(良い意味で)キッチュなカラーリングやレトロなデザインが可愛らしく、その仕上がりはどことなく旧き佳きブリキ製の駄玩具を思い起こさせる味わいがあります。いやはや、1台200円そこそこでこれだけ心豊かな気分にさせてくれるミニカーって・・・最近ちょっとありませんでした。HWの架空車系モデル(?)のため縮尺はよく分かりませんが、トップの画像は当家に居る数少ない1/43フィギュアとの組み合わせです。・・・余り違和感がないような気がしませんか?・・・なので、当方は勝手に1/43近辺の縮尺だと思う事にしています(笑)。


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↑割りと最近入手した駄玩具。パッケージのイラストのルノーF1からすると、それ程旧い物ではないようです。金属プレスのボディと、タイヤ&シャフト一体成型パーツによる構成。ボディの全長3センチくらいでしょうか。


愛しのトイカー達; 貯金箱は増えたけど・・・ / Ertl TEXACO Diamond T Tanker

今回は久しぶりに”愛しのトイカー”をお送りします。


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さて、ご紹介するのはテキサコのフューエルタンカーであります。このトラック、何年頃のクルマに見えますか?'60年代初頭?いや、'50年代?・・・いえいえ、ミニカー箱の表記によれば'34年型です。正式な名称はDiamond T-Tankar(ダイヤモンドTタンカー)ですが、一般にはDoodlbugの愛称で知られているようです。このDoodlebugというのは日本で言う所のダンゴムシの俗称で、石の下なんかに潜んでいて指でつつくと丸くなるあの生き物ですね。最近人気の深海生物、ダイオウグソクムシなんかと同じ仲間らしいです。全体の丸味や長さの感じなど、車両の外観を見れば納得のネーミングであります。'30年代にこんな凄い車両を作っていたとは、いやはやテキサコ恐るべしであります。


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↑1930年代のデザインとは思えないモダーンで個性的なフォルム。その存在感はハンパではありません。愛嬌のある顔付きは何だか可愛らしい感じもします。


ダイヤモンドというのはかつてアメリカに存在したトラックメーカーで、この個性的なタンカーは石油会社テキサコの企画により、ダイヤモンドTシリーズトラックをベースに6台が製作された物のようです。車体はインダストリアル・デザイナーであるノーマン・ベル・ゲデス(Norman Bel Geddes)の監修によるもので、30年代に流行したストリームライン(流線型)デザインの極めてモダーンなスタイリング。昔のSF映画に出て来る宇宙船やロボットそのものと言った感じですが、それでいてどこか愛嬌もあり、非常に魅力的なアピアランスです。エンジンはリアにマウントされ、クラッチは空気圧式。運転席からはエンジン音が全く聞こえない為、エンジンルームにマイク、運転席にはスピーカーが設置され、ドライバーはスピーカーの音を聞きながら変速操作をしたのだとか・・・。外観も機構も何とも独創的な車両です。


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↑ミニカーは素朴な外観ですが、これも狙った物かも知れません。TEXACOの文字は立体的にキャストした上でホワイトの色差しが成されています。後部のマークが紙シールなのはご愛嬌。


ミニカーはアーテル製で、以前からず~っと気になっていた1台でした。どうもスケールが1/43より大きいようなのでなかなか購入に踏み切れなかったのですが、どうにもこうにもこの魅惑的なカタチに参ってしまい、ついに入手を決意。モデルや箱にはスケールの表記がありません。車についても色々調べてみたのですが、今一つ確かな資料が見つけられませんでした。ミニカーに付属のチラシによると全長26フィート、全幅92インチ、全高79インチ(多分)と読み取れるので7.9mx2.3mx2mといった所でしょうか。ミニカーの全長は約202mmですので計算上はおよそ1/39となります。海外のサイトでは「リアエンジンのため車高がこの種のタンカーとしては異例に低く1.8m・・・」と言った記述もありましたので微妙です。海外オークションの出品では1/32~1/39ぐらいの間でバラついていましたのでそうした表記にしておきました。


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床板やホイールはプラ製ですが、ダイキャストのボディは分厚くずっしりと重いミニカーです。更にこのモデルは金属製のウエイトを積んで重量を重くする機構が組み込まれています!?・・・・・・そう、実はこのミニカーはバンク(貯金箱)なのです(笑)。アーテルは様々なスケールや車種のバンクを製作していますが、この”ダンゴムシ”もそうした1台。素朴な仕上がりですが実車の存在感の物凄さもあってとても良い味わいがあります。当方はエッチングパーツ満載の精密なモデルももちろん大好きなのですが、最近はこうした味のあるモデルに惹かれます。分厚いキャスト、こってりとした塗装、「エッチングのワイパーがナンボのモンじゃい」といった風情には貫録すらも感じられる・・・ような気がします。


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↑箱絵がアールデコ調なのは偶然ではない筈・・'30年代の空気感を表現しています。


貯金箱としての機構にも工夫が凝らされていて、車体上部のスロットにコインを差し込み、後部のレバーを引き上げるとコインが内部に落ちるようになっています。床板には取り出し用の蓋が付いていて、プラスチック製の小さな鍵が付属しています。紙箱もなかなか素敵で、イラストがアールデコ調なのは偶然ではないと思われます。味のあるストリームラインのフューエルタンカーにアールデコ調のボックス・・・30年代の空気感を貯金箱というカタチに結実させたアーテルのセンスには脱帽です。・・・気が付けばアーテル製バンクもグラマン・オルソンのウォークインバンシボレーCOEトレーラーに続いて3台目の入手ですが、相変わらずミニカーを買ってばかりいるので、その中に入れるべきお小遣いは全く貯まっていないのであります・・・。


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↑新江ノ島水族館のお土産コーナーからやって来たダイオウグソクムシ君と・・・似てますか?


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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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