1/43cu.in.

1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

ユルくないダンゴ虫 ~BizarRE '33 TEXACO DIAMOND T TANKER "Doodle Bug"

今回は大昔の働くクルマをご紹介します。

BizarRE_Texaco_T_Tanker_1.jpg

テキサコ・ダイヤモンド・Tタンカーは石油会社のテキサコが主体的に開発した石油タンク車です。1度見たら忘れられない強烈な個性を放つそのデザインは、インダストリアルデザイナーであるノーマン・ベル・ゲデスの事務所が手掛けたとされ、30年台以降世界的な流行となったストリームライン(流線型)を採り入れた極めて前衛的なものとなっています。様々な架装に対応するというトラックの多用途性から離れ、石油タンカーに特化した事で成立し得たカタチと言えるかも知れません。ダイヤモンド社のTシリーズトラックをベースとしているとの事ですが、駆動方式がRRであるなど、基本的なレイアウトが一般のトラックと大きく異なっており、フレームやエンジン、足回りなど、パーツ単位での流用なのではないかと思われます。

BizarRE_Texaco_T_Tanker_3.jpg

BizarRE_Texaco_T_Tanker_4.jpg
↑流線型の前衛的なフォルムに愛嬌のあるフロントマスク。こんなクルマが1930年代に開発されていたとは驚きです。

このTタンカーの愛称である"Doodle Bug"は日本で言うとウスバカゲロウの幼虫、いわゆるアリジゴクを指す事が多く、一方でダンゴムシを指す事もあるようです。ダンゴムシ自体は別にArmadillidiidaeという名称もあるのですが、テキサコのTタンカーのカタチから連想されるのはどう見てもダンゴムシの方であろうと思われます。前端のキャビン、中央の石油タンク部、リアのエンジンルームが一体化された流線型の車体は、極めてモダーンでありながらどこか愛嬌もあり、可愛いとさえ言えそうなまとまりを見せています。昔のSF映画に出てくる未来の特装車のようで、'30年代にこれだけの車両が実用レベルで開発されていたと言う事実に改めて驚かされます。

BizarRE_Texaco_T_Tanker_5.jpg

BizarRE_Texaco_T_Tanker_6.jpg
↑実車の存在自体に驚かされ、相次ぐ1/43スケールでのモデル化に驚かされ・・・テキサコTタンカーは驚きの連続です・・・。

さて、そんなテキサコのTタンカーがガチな1/43モデルで、しかも2ブランド競作で製品化されるなど誰が予測し得たでありましょうか?当方はかつてアーテル製のバンク(貯金箱)をご紹介しましたが、近年オートカルトとビザールの2ブランドからレジン製完成品として発売という、まさに驚天動地の仕儀と相成りました。2台のモデルはプロポーションや各部の仕上げに微妙な違いがあり、どちらをチョイスするか非常に悩ましいのですが、当方は実車の画像から受けるイメージに近いのはビザール製の方だと感じてそちらをチョイス。赤いホイールのオートカルトにも後ろ髪を引かれましたが、共に高価なので両方は買えません。。。お世話になっているショップさんで長年貯め込んだポイントと、7月の臨時お小遣いを駆使してどうにかこうにか捕獲しました・・・。

BizarRE_Texaco_T_Tanker_7.jpg
↑手前がビザール1/43、奥がアーテル製貯金箱です。撮影の関係でビザールの方が長く見えますが、実際はアーテルの方が少し長いです。当方は先にアーテル製の貯金箱ミニカーを入手していたので、その印象が強かったのですが、実車はもっとほっそりしていて車高は当時の乗用車と余り変わりません。アーテル製のモデルは、これはこれでトイカーとしての魅力に溢れた1台だと思います。

BizarRE_Texaco_T_Tanker_8.jpg
↑箱に関しては、これはもう圧倒的にアーテルの方が魅力に溢れています。アールデコ調のグラフィックが時代の雰囲気を盛り上げています。尚、年式の表記はアーテルが'34年型、ビザールは'33年型となっています。

BizarRE_Texaco_T_Tanker_9.jpg
↑新江ノ島水族館のおみやげコーナーから連れ帰ったダイオウグソクムシ君とスリーショット(笑)。・・・やっぱり似てますよね?

ビザールのモデルは前述のアーテル製バンクと比較するとボディが細く、やや胴長に感じられますが、言うまでもなくコチラが正規の縮尺モデル。実車の画像と比較すれば納得です(笑)。ランプ類やワイパー、ミラーなど細部まで再現され、大径のタイヤ&ホイールもリアルな仕上がり。・・・ですが、ネットで実車の画像を検索すると、ホイールはボディと同色に塗られているっぽい物が多く、この点はオートカルト/アーテル製のモデルの方がイメージに合っているように思います。尚、当方は未入手ですが、ホットホイールの"haulin' gas"というキャストがこのテキサコTタンカーを思わせるスタイルをしています。思わず赤く塗って逆カスタマイズしてみたくなってしまいます(笑)。

BizarRE_Texaco_T_Tanker_2.jpg

スポンサーサイト

好きなクルマで元気を出そう ~Spark '66 Shelby GT350 & GT350 Hertz

久しぶりに更新してみました。

Spark_Shelby_GT350_01.jpg

世界では毎日いろんな事が起こっていて、それらを1つ1つ気にしていたら何も出来なくなってしまうのですが・・・。東日本に続いて熊本で起こった地震は、やっぱり見て見ぬふりの出来る事象ではありませんでした。こういう時に安易に自粛などすべきではないという考えをお持ちの方もおられるようですが、当方の場合、それが率直な感覚なのでどうしようもありません。不幸にして亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、被災された方々が1日も早く通常の生活に戻れる事を願っております。・・・しばらく間が空いてしまいましたが、このブログも通常モードに立て直してゆきたいと思います。

Spark_Shelby_GT350_03.jpg

Spark_Shelby_GT350_04.jpg
↑スパークから発売になったシェルビーGT350、後発だけにプロポーションなど良好な仕上がり。'66はクオーターウインドウはルーバーなしがデフォな気がしますが・・・オプションの豊富なマスタング故、こういう仕様もあったのかも知れません。

・・・自らの気持ちを高揚させるため、今回は大好きなマスタング関連の最新製品をご紹介。スパークから相次いで発売になったシェルビーGT350とGT350Hです。シェルビーGT350は初代マスタングをベースにキャロル・シェルビー氏が手を加えて誕生したモデル。当初の主たる目的はマスタングの更なるスポーツイメージ高揚で、SCCAナショナルチャンピオンシップに参戦、'65~'67 Bカテゴリーのナショナルチャンピオンに輝きました。'65モデルはコンペティションベースの性格が強く一般ユーザーには不評だったため、'66モデルではレーシングサスを標準からOPTに格下げ、同時にATやエアコン、折り畳みリアシートがオプションに加えられました。GT350Hの方はレンタカー会社であるハーツが発注した車両で、「レンタ・レースカー」として一般に貸し出されたのだそうです。ブラックのボディにゴールドのストライプが特徴で、同様のプログラムは'06と'16モデルイヤーにも用意されました。

Spark_Shelby_GT350H_01.jpg

Spark_Shelby_GT350H_02.jpg

Spark_Shelby_GT350H_03.jpg

Spark_Shelby_GT350H_04.jpg
↑レンタレースカーとしてハーツが発注したシェルビーGT350ハーツ、スパークのモデルは上のノーマルGT350と製造時期が近いのですが、ドアの三角窓などディテールに相違点も見られます。エンジンフードキャッチピンのワイヤーも立体的に表現されるなど、好き者には嬉しい仕上がりぶりです。

モデルは前述の通りスパークの新製品で、ノーマルのGT350、続いてハーツ仕様の順で発売になりました。GT350の1/43モデルはぱっと思いつくだけでもスターター(レジン)、京商、ヴェレム(レジン)、マテル(GT350-R仕様)、イクソなど多々ありますが、初代マスタングはアメリカ車としてはコンパクトなクルマというイメージが強かったのか、プローポーション的にボディが厚めでコロンとした物が多かったように思います。このスパーク製のモデルはマスタングらしい低く長いスマートなプロポーションが再現されていて嬉しくなってしまいます。旧いクルマにしてはトレッドがちょっと広すぎるかな~と思うのと、ノーマルシェルビーGTは'66年型ではリアクオーターウインドウはハーツ仕様と同じようなルーバーの無いシンプルな物が一般的だったかなというのが少々気になる程度です。初代マスタング初期('65~'66)のファストバックは、1/43ではシェルビー仕様ばかりが製品化されているので、スパークさんにはノーマルなフォード・マスタング仕様もリクエストさせて頂きたいです(笑)。


↑当ブログ上で上手く再生出来ない場合は、画面上部の文字をクリックしてYouTubeの大きな画面で視聴下さい。最新アメリカンV8の咆哮をご堪能あれ!!

最後に、シェルビーGT絡みで当方が最近観ていて一番元気が出る動画を・・・。アメリカのモータートレンド誌のガチンコバトル動画、HEAD 2 HEADから、2016 SHELBY GT350R vs 2015 CHEVROLET CAMARO Z28です。現行モデルでシリーズ全体として初めてリジットサスの呪縛を逃れたマスタング、最新のシェルビーGT350Rもとても良い仕上がりになっているようです。特に後半16分を過ぎた辺りからのシェルビーGTのサーキットインプレション、走り出しの加速で2人が(凄すぎて)思わず笑っちゃう辺り、見ているこっちも思わず頬が緩みます。その後は2人ともニヤニヤしっぱなし。「このクルマを1日中サーキットで楽しみたい!!」 レーシングドライバー(元?)で普段はクールなインプレッションの多いRandy Pobst氏がこんなにエキサイトしているのはあまり観た事がありません。その熱い走りを見れば、カマロ、マスタング共々、単なる直線番長などではない実力の持ち主である事がお分かり頂けるのではないかと思います。

Spark_Shelby_GT350_02.jpg

申年はこれでスタート! 愛しのトイカー達 ~マクドナルド おさるのジョージ・ゴーカートクリップ

ようやくの新年初回は、ねこざかな様・FZIRO様との勝手連でスタートです。

McDONALDS_George_01.jpg

さて、2016年が明けて随分経ち、三が日も正月休みも遠い過去の事となりました・・・。申年1回目のネタは・・・申、猿、サル、さる・・・干支に関係ありそうな米国車ネタがあったかどうか一生懸命考えたのですが一向に浮かびません。。。日本ならホンダの”モンキー”や”ゴリラ”となるのでしょうが、バイクネタはハーレーくらいしか持っていないし・・・そんな時にねこざかなさんの年賀状を拝見し、ウチにもこれがあった!と思い出したのがこのモデルでした。

McDONALDS_George_03.jpg

McDONALDS_George_04.jpg
↑モデルはマクドナルドのハッピーセットのオマケとして企画されたものですが、葉巻型レーシングカーを想起させる優しい曲線のフォルム、プラスチックの原料着色ながら艶やかで鮮やかな色使いがアンティークトイのような雰囲気で良い味わいです。ジョージのキャラデザインは後年のアニメ版がベースのようです。

今回ご紹介するモデルは”おさるのジョージ”のミールトイであります。詳細はFZIROさんのこちらの記事を是非ともご覧頂くとして、原典は”ひとまねこざる”の邦題で日本でも訳本が出ていた絵本で、当方も小学生の頃に学校の図書室で手にした記憶があります。後に別の作者によって続編が書かれたり、人形劇やアニメーション化もされていたようで、立派な歴史を誇っています。

McDONALDS_George_07.jpg
↑このモデルはただの玩具ではなくステーショナリーのシリーズとして企画され、ボディ底面に4種類のクリップが格納されています。凸凹したところを走らせると、ジョージの首が揺れるギミックも仕込まれています。

モデルの方はマクドナルド・ハッピーセットのオマケのミールトイ・・・と言うか一応ステーショナリーであります。その辺りはねこざかなさんのこちらの記事を是非ともご覧頂くとして、当方は前出のお二人の記事を拝見し、葉巻型F1をデフォルメしたようなフォルムや鮮やかな色使いなど、どことなく懐かしい昔のオモチャのようなテイストですっかり気に入ってしまい、あちこち探してようやく入手したのでした。

McDONALDS_George_05.jpg

McDONALDS_George_06.jpg
↑来年の酉年なら米国車でもネタに事欠かないのですが・・・(笑)。困った末に今年はジョージ君に登場願った次第。

・・・という事でスロー・スタートとなりました2016年の当ブログ。新年早々この通りのマイペースぶりですが、このスタンス(笑)で今年1年も乗り切って行きたいと思います。お付き合い下さる皆様、どうかよろしくお願い申し上げます。

McDONALDS_George_02.jpg

愛しのトイカー達; 周りじゅうバンパーだらけ?そこらじゅうヘコミだらけ?? ~HOT WHEELS BUMP AROUND

今回ご紹介するのは正当なホットホイールのモデルなのですが、心情的に愛しのトイカーとして扱わせて頂きます。


Hw_bump_around_01


数年前から1/43ミニカーの価格が少しづつ高騰し、加えてレジン完成品など少量生産品も増えるなど、財政難が続いている今日この頃。まあ、それだけ1/43にアメリカ車の選択肢が増えたこと自体は幸せな事ではあるのですが・・・3インチなど他のスケールのモデルには殆ど資金が廻りません。(先回ご紹介したワイルド・スピード等は別/笑)。最近はグリーンライトやオートワールドなど、クオリティ&車種選択的に興味深い製品も多々あるのですが、数がまとまると価格もそれなりになるのでじっと我慢の子であります。


Hw_bump_around_02


Hw_bump_around_03


Hw_bump_around_04


Hw_bump_around_05


↑詳しい事は知らないのですが、多分レッドのとブルーメタリックのボディカラーが最初のバリエーションだと思います。シャシー&バンパーは樹脂メッキの上にスモーククリアが掛けられており、金属っぽい仕上がり。タイヤ&ホイールは黒一色となっています。


そんな中、ちょっとハマってしまった3インチモデルがあります。それが今回ご紹介するホットホイール(どうしても”ウィール”には馴染めなくて・・・。)のバンプアラウンド(BUMP AROUND)です。ネタは遊園地でガンガンぶっつけて遊ぶゴーカートのような遊具で、一般的にはバンパーカー(BUMPER CAR)と呼ばれているようですね。元はと言えばスーパーマーケットのオモチャ売り場で、黄色のと緑のを1台190円で見つけたのが始まりでした。赤と青はネット・オークションで入手しましたが、このキャストは余り人気がないようで、スーパーマーケットと同じような価格で揃える事が出来ました。


Hw_bump_around_06


Hw_bump_around_07


Hw_bump_around_08


Hw_bump_around_09


↑(多分)2番目のバリエーションがイエローとグリーン。シート、ラジエターグリルなどのカラーコーディネートは1st.のモデルよりキッチュでポップな雰囲気。チェッカー柄のストライプが良い感じです。バンパー&シャシーは黒のモールド色、ホイールはクローム仕様です。


本来は後部のアンテナのような集電装置で、コースの天井に張り巡らせた金網から集電して走るモーターカーです。かつては50年代のアメリカ車をベースにしたようなレトロなデザインのものが多く、HWのバンプアラウンドもそうした流れを汲んでいます。ネットで検索すると、アメリカではこれらバンパーカーをベースに公道を走れるようにモディファイする人達も居るようです。自動車を模した遊園地の遊具を再自動車化するとは・・・。彼の地クルマ文化の奥深さやユーモアのセンスを実感させられます。


↓バンパーカーの自動車化に興味のある方は以下の動画も合わせてご覧下さい。


http://www.youtube.com/watch?v=XE32HLa8IOk


http://www.youtube.com/watch?v=vhLkjW98AcU


Hw_bump_around_10


↑赤・青・黄色・緑はレーシングカー玩具の定番色ですね。観光地で見つけたブリキの駄玩具と・・・カラーリングのテイストに近似性を感じます。


HWのバンプ・アラウンドは(良い意味で)キッチュなカラーリングやレトロなデザインが可愛らしく、その仕上がりはどことなく旧き佳きブリキ製の駄玩具を思い起こさせる味わいがあります。いやはや、1台200円そこそこでこれだけ心豊かな気分にさせてくれるミニカーって・・・最近ちょっとありませんでした。HWの架空車系モデル(?)のため縮尺はよく分かりませんが、トップの画像は当家に居る数少ない1/43フィギュアとの組み合わせです。・・・余り違和感がないような気がしませんか?・・・なので、当方は勝手に1/43近辺の縮尺だと思う事にしています(笑)。


Hw_bump_around_11


↑割りと最近入手した駄玩具。パッケージのイラストのルノーF1からすると、それ程旧い物ではないようです。金属プレスのボディと、タイヤ&シャフト一体成型パーツによる構成。ボディの全長3センチくらいでしょうか。


愛しのトイカー達; 貯金箱は増えたけど・・・ / Ertl TEXACO Diamond T Tanker

今回は久しぶりに”愛しのトイカー”をお送りします。


Ertl_34_diamond_t_tanker_1


さて、ご紹介するのはテキサコのフューエルタンカーであります。このトラック、何年頃のクルマに見えますか?'60年代初頭?いや、'50年代?・・・いえいえ、ミニカー箱の表記によれば'34年型です。正式な名称はDiamond T-Tankar(ダイヤモンドTタンカー)ですが、一般にはDoodlbugの愛称で知られているようです。このDoodlebugというのは日本で言う所のダンゴムシの俗称で、石の下なんかに潜んでいて指でつつくと丸くなるあの生き物ですね。最近人気の深海生物、ダイオウグソクムシなんかと同じ仲間らしいです。全体の丸味や長さの感じなど、車両の外観を見れば納得のネーミングであります。'30年代にこんな凄い車両を作っていたとは、いやはやテキサコ恐るべしであります。


Ertl_34_diamond_t_tanker_2


Ertl_34_diamond_t_tanker_3


↑1930年代のデザインとは思えないモダーンで個性的なフォルム。その存在感はハンパではありません。愛嬌のある顔付きは何だか可愛らしい感じもします。


ダイヤモンドというのはかつてアメリカに存在したトラックメーカーで、この個性的なタンカーは石油会社テキサコの企画により、ダイヤモンドTシリーズトラックをベースに6台が製作された物のようです。車体はインダストリアル・デザイナーであるノーマン・ベル・ゲデス(Norman Bel Geddes)の監修によるもので、30年代に流行したストリームライン(流線型)デザインの極めてモダーンなスタイリング。昔のSF映画に出て来る宇宙船やロボットそのものと言った感じですが、それでいてどこか愛嬌もあり、非常に魅力的なアピアランスです。エンジンはリアにマウントされ、クラッチは空気圧式。運転席からはエンジン音が全く聞こえない為、エンジンルームにマイク、運転席にはスピーカーが設置され、ドライバーはスピーカーの音を聞きながら変速操作をしたのだとか・・・。外観も機構も何とも独創的な車両です。


Ertl_34_diamond_t_tanker_4


Ertl_34_diamond_t_tanker_5


↑ミニカーは素朴な外観ですが、これも狙った物かも知れません。TEXACOの文字は立体的にキャストした上でホワイトの色差しが成されています。後部のマークが紙シールなのはご愛嬌。


ミニカーはアーテル製で、以前からず~っと気になっていた1台でした。どうもスケールが1/43より大きいようなのでなかなか購入に踏み切れなかったのですが、どうにもこうにもこの魅惑的なカタチに参ってしまい、ついに入手を決意。モデルや箱にはスケールの表記がありません。車についても色々調べてみたのですが、今一つ確かな資料が見つけられませんでした。ミニカーに付属のチラシによると全長26フィート、全幅92インチ、全高79インチ(多分)と読み取れるので7.9mx2.3mx2mといった所でしょうか。ミニカーの全長は約202mmですので計算上はおよそ1/39となります。海外のサイトでは「リアエンジンのため車高がこの種のタンカーとしては異例に低く1.8m・・・」と言った記述もありましたので微妙です。海外オークションの出品では1/32~1/39ぐらいの間でバラついていましたのでそうした表記にしておきました。


Ertl_34_diamond_t_tanker_9_2



床板やホイールはプラ製ですが、ダイキャストのボディは分厚くずっしりと重いミニカーです。更にこのモデルは金属製のウエイトを積んで重量を重くする機構が組み込まれています!?・・・・・・そう、実はこのミニカーはバンク(貯金箱)なのです(笑)。アーテルは様々なスケールや車種のバンクを製作していますが、この”ダンゴムシ”もそうした1台。素朴な仕上がりですが実車の存在感の物凄さもあってとても良い味わいがあります。当方はエッチングパーツ満載の精密なモデルももちろん大好きなのですが、最近はこうした味のあるモデルに惹かれます。分厚いキャスト、こってりとした塗装、「エッチングのワイパーがナンボのモンじゃい」といった風情には貫録すらも感じられる・・・ような気がします。


Ertl_34_diamond_t_tanker_6


Ertl_34_diamond_t_tanker_7


↑箱絵がアールデコ調なのは偶然ではない筈・・'30年代の空気感を表現しています。


貯金箱としての機構にも工夫が凝らされていて、車体上部のスロットにコインを差し込み、後部のレバーを引き上げるとコインが内部に落ちるようになっています。床板には取り出し用の蓋が付いていて、プラスチック製の小さな鍵が付属しています。紙箱もなかなか素敵で、イラストがアールデコ調なのは偶然ではないと思われます。味のあるストリームラインのフューエルタンカーにアールデコ調のボックス・・・30年代の空気感を貯金箱というカタチに結実させたアーテルのセンスには脱帽です。・・・気が付けばアーテル製バンクもグラマン・オルソンのウォークインバンシボレーCOEトレーラーに続いて3台目の入手ですが、相変わらずミニカーを買ってばかりいるので、その中に入れるべきお小遣いは全く貯まっていないのであります・・・。


Ertl_34_diamond_t_tanker_8


↑新江ノ島水族館のお土産コーナーからやって来たダイオウグソクムシ君と・・・似てますか?


国産(!?)名車なシェルビー・マスタング ~ Hachette Collections '65 Shelby GT350

今回は久々に書店系のネタで行ってみたいと思います。


Hachette_shelby_gt350_1


比較的お手軽な価格で書店で買える冊子付きミニカー(ミニカー付冊子?)、アシェット コレクション ジャパンの国産名車コレクション。延長に次ぐ延長でついに200号を突破しましたが、最近になって何たる事か、ラインナップに外国車が加わったのをご存じの方も多いかと思います。201号のBMW2002、203号のフィアット500に続き、205号は’65シェルビーGT350であります!!突然の外国車ライナップは展開に無理な感じも漂いますが、注目すべきは今後のラインナップ。アシェットのサイトで250号までの延長が予告され、その中にはシェルビーGT以外にも3台のアメリカ車が含まれていました。


Hachette_shelby_gt350_2


Hachette_shelby_gt350_3


↑初代シェルビーGTと言えば、やっぱりイメージはこのカラーです。クオーターウインドウにマスタング譲りのルーバーが残っているのは'65の証し。


残りの3台は209号の’63コルベット・スティングレー(号数が予告されているのはここまで)、確定的な事は言えませんが、画像を見る限りは’70シボレー・カマロ、ジープCJ-7も予定されているようです。この内、C2コルベットは当方も過去にご紹介してる通常品があり、海外の書店系アイテムではゴールドやクローム仕上げの物が出回っています。CJ-7も同様にベージュやレッドのボディカラーの物があるのを海外オクで見掛けた事があります。残る’70カマロは今の所金型がない(・・・と思う)のですが、プレミアムXシリーズで製品化がアナウンスされているので、或いはそれを流用するのか!?・・・もしそうならなかなかお買い得な1台となりそうです(あくまで希望的観測にすぎません、悪しからず/笑)。


Hachette_shelby_gt350_4


Hachette_shelby_gt350_5


↑コストダウンが図られていますが、ミニカーは基本的にイクソ製。プロポーションはまあまあと言う感じでしょうか。フロント周りにもう1段のシャープさが加わっていたら更に良かったのではないかと思います。


さて、シェルビーGT350です。ミニカー自体はイクソ製で、このキャストは過去に通常品として販売された事があり、日本にも入って来ています。その時はやや暗めなレッドのボディにホワイトのストライプが入った仕様で、大きい所ではワイパーがエッチングだったり、タイヤにホワイトレターが入っていたり、サイド出しのマフラーが別パーツで装着されていたり、はたまた内装が2トーンカラーで細部の色差しもなされていると言った仕上げの違いがありました。・・・ですがシェルビーGT350といえば何と言ってもこのホワイトにブルーのストライプがイメージされるので、細部のディテールよりもやっぱりこのカラーでの製品化が嬉しい所です。


Ixo_shelby_gt350_1


Ixo_shelby_gt350_2


↑イクソの通常品として日本でも販売されたバージョンのGT350、ボディカラーはやや暗めなレッドにデカール張り込みによるホワイトのストライプという出で立ち。細部の作り込みはやはりこちらに分があります。ラジエターグリルもエッチングかな?


Ixo_shelby_gt350_3


Ixo_shelby_gt350_4


↑実は当方はこのモデルに関してはもう1色、ブルーメタリックにホワイトのストライプの個体も捕獲しています。このモデルも恐らく海外の書店系アイテムだと思うのですが、ホイールがメッキではなくシルバー塗装になり、サイドマフラーが装着されています。仕上がりの微妙な違いが興味深い所です。


実はこの仕様は過去に欧州の書店系アイテムで販売された事があり、当方も以前マスタング45周年の記事でチラッとご紹介しています。その同じモデルがこの時期に、まさか「国産名車コレクション」の1部として発売されるとは想像すらしていませんでした。「往年の国産車と同年代の外国車を・・・」というコンセプトにはやや無理を感じますが(笑)、イクソ製の米国車を通常品とは異なるバリエーションで安価に入手出来るのは、当方としては楽しく有難い限りです。この際なのでプレミアムXの’72リビエラとか’73インパラとか、バンバン別仕様でラインナップしてくれると楽しいのですが・・・流石にアメリカ車ばかりという訳には行かないでしょうね。。。


Hachette_shelby_gt350_6


↑多少仕様が落ちるとは言え、通常品と異なるバリエーションが安価に手に入るというのは楽しい事です。今後の展開にも期待したいですね。


特集 'Late '40s & '50s; 進化か堕落か!? Yat Ming '58 Studebaker Golden Hawk

Late '40s & '50s特集、今回もビッグ3以外のメーカーのクルマをご紹介します。


Yat_ming_golden_hawk_1


↑スチュードベーカーの2ドアHTクーペであるゴールデンホーク。盛り上がったエンジンフードと大きなラジエターグリルは賛否の分かれる部分でしょうか。


ゴールデンホークはスチュードベーカーが'56~’58年に販売していた2ドアハードトップクーペです。ルーツを辿るとレイモンド・ローウィのスタジオでデザインされた’53~チャンピオン/コマンダーシリーズのクーペに端を発していますが、パワーアップのためのエンジン大型化に伴い、大きく盛り上がったエンジンフードとクロームのラジエターグリルが追加されています。


Yat_ming_golden_hawk_2


Yat_ming_golden_hawk_3


↑ミニカーはヤトミンの安価な製品ですが、全体的な仕上がりはなかなかの物ではないかと思います。ミニカーに対してこういう言い方は余りしたくないのですが、コストパフォーマンスの高いモデルだと思います。


リア周りもより大きなテールフィンとツートーンペイントに対応したクロームモールディングが追加され、全体的に豪華できらびやかなデザインとなっています。この変化がシンプル&モダーンで美しいフォルムのチャンピオンコマンダークーペに対して進化したと見るか、堕落したと見るかは判断の難しい所かも知れません。”ゴールデンホーク”としては’58年までの存続でしたが、少しずつデザイン変更を繰り返しながら、シルバーホーク・ホークGTホークシリーズとして’64年まで生産が継続されました。


Yat_ming_golden_hawk_5


Yat_ming_golden_hawk_6


↑物凄く好きと言う訳ではないけれど何故か気になるクルマ、歴史的に意義深くコレクションに加えたいクルマってありますよね。そういう時、安価で出来の良い製品があるととても助かります。どんどんハイディテール化し、多品種・少量生産へと進化、同時に高額化に拍車のかかる昨今のミニカーですが、こうした製品の意義も見直されて良いのではないかと思います。


ミニカーはヤトミンのロード・シグネチャーシリーズの1台。在庫が見つかれば国内でも1,000~1,500円位で入手可能な製品ですが、このシリーズの中では比較的新しいためか、初期の製品と比べると各部の仕上がりが向上しています。ボディのプロポーションも良いですし、プラ製はめ込み式のメッキモール類やバンパーもぶっきらぼうな感じはありません。シンプルなパーツ構成ですが、シート形状などインテリアの再現もそれなりにしっかりしています。


Yat_ming_golden_hawk_4


↑少し前にご紹介した同じヤトミン製のフォードF1との比較。ホワイトウォールタイヤの表現に進歩が見られます。


そして大幅に印象が良くなったのがタイヤ。ホワイトウォール部を別パーツにしているのはそれ以前の製品と同様ですが、太さや断面形状が適切でなかなか良い感じです。ゴールドとホワイトのツートーンカラーも実車に設定のあった色で良い雰囲気。実車のイメージに合ったボディカラーと足元をキリリと引き締めるタイヤ&ホイール、この2点がミニカーの印象の良し悪しに与える影響は大きいものがある・・・と当方は思います。安価なミニカーでも頑張ればこの位にはなるのですよね・・・。車種選定も含め、’71リビエラと共にヤトミンの1/43では個人的にヒットな1台となりました。


Yat_ming_golden_hawk_7


↑後継ともいうべきアヴァンティとのツーショット。スチュードベーカーは有名な工業デザイナー、レイモンド・ローウィとの結びつきが深いメーカーでした。


愛しのトイカー達; 続・缶コ~ヒ~な日々。~UCC HARLEY-DAVIDSON 110thアニバーサリーコレクションPREMIUM

'Late '40s & '50s特集のクライスラーへの移行前に、コチラをご紹介しておきましょう。


Ucc_harley_davidson_20


またまた1日1本!!(笑)。前回キャンペーンの”BLAK無糖The Deep”の在庫がようやく掃けたと思ったら、今度はUCC BLACK 無糖 PLATINUM AROMAを飲み続ける事に・・・。お目当てはモチロン、オマケでついてくるHARLEY DAVIDSON 110th アニバーサリーコレクションPREMIUMであります。


300mlのBLACK 無糖 PLATINUM AROMA1本に、1/45スケールのハーレーダビッドソンのモデルが1台ついてきます。コーヒーが前回より小さく、単価が安いので助かりました。嗚呼、ユーシーシー上島珈琲(株)様、今回も素晴らしい企画を有難うございました。既に多くの方がブログ等で紹介されていますが、今回のバリエーションも全8車種。内4車種は前回との色違い、残り4台が新車種となっています。


●車種紹介(小さい画像はクリックで少し大きくなります。)


Ucc_harley_davidson_21 Ucc_harley_davidson_22_2


1のLow Riderは新車種。前回含まれていなかったのが不思議なくらいの定番車種ですね。スタイルは前回のスタージスに似ていてシートの形状などが異なる感じです。


Ucc_harley_davidson_37


↑第1弾のNo.1スタージスと第2弾Low Riderの比較。


Ucc_harley_davidson_23 Ucc_harley_davidson_24


2のFat Boy Loも新車種。前回のFat Boyをローライドにしてあり、シート形状などが異なります。赤と黒を主体としたカラーリングがクラシカルな雰囲気で素敵な1台。


Ucc_harley_davidson_38


↑第1弾のNo.2 Fat Boy と第2弾の Fat Boy Lo の比較。


Ucc_harley_davidson_25 Ucc_harley_davidson_26

3のNight Rodも新車種。前回のV-Rodと同じ水冷エンジンを搭載したシリーズです。ランプ周りなどV-Rodよりアクの強いデザインに感じられます。


Ucc_harley_davidson_39


↑第1弾のNo.3 V Rod と第2弾の Night Rod の比較


Ucc_harley_davidson_27 Ucc_harley_davidson_28


4のUltra Classic Electra Glideは定番中の定番。こちらは前回と同一車種の色替えバージョン。前回の白に対し黒の車体はよりパーソナルな雰囲気に感じられます。


Ucc_harley_davidson_29 Ucc_harley_davidson_30_2


5のDyna Wide Glideも前回と同一車種の色替え。なんだかんだ言っても、ハーレーに黒はやっぱり似合います。


Ucc_harley_davidson_31 Ucc_harley_davidson_32


6のXL1200もやはり色替えのみの車種。明るめのブルーメタリックでより軽快なイメージになっています。


Ucc_harley_davidson_33 Ucc_harley_davidson_34


7のSoftail Standardは新車種。前回のナイト・トレインのハンドルを変更し、ブラックアウトされたいたエンジン廻りのパーツをクロームに戻した感じでしょうか。渋めのシルバーボディでカッコ良い1台です。


Ucc_harley_davidson_40


↑第1弾のNo.7 Night Train と第2弾の Softail Standard の比較。


Ucc_harley_davidson_35 Ucc_harley_davidson_36


8のHeritage Softailは色替えのみの車種。前回のレッドメタ、今回のブルーメタ共に、クラシカルなスタイルとマッチして魅力的な仕上がりです。


・・・と言う事で貴重な1/45スケールのハーレー・ダビッドソンはなんとかコンプリート。缶コーヒーな日々はひとまず終了となりそうです(笑)。


愛しのトイカー達; 缶コ~ヒ~な日々。 ~UCC HARLEY-DAVIDSON 110thアニバーサリーコレクション

'Late '40s & '50sを特集中ですが・・・割り込みで久しぶりに「愛しのトイカー」ネタをお送り出来るのを嬉しく思います。


Ucc_harley_davidson_01_2


↑素晴らしい企画に感謝の意を表して、コーヒーも宣伝しちゃう(笑)。当方はUCCさんの回し者ではありませんよ・・・。


「1日1本!」。4月16日のキャンペーン開始からずいぶん経ちましたが、未だUCCのBLAK無糖The Deepを飲み続けています。


・・・そうなったのは言うまでもなく、オマケで付いてくるハーレーの1/45モデルに釣られたからでありました。以前から1/43近辺サイズのハーレー、特にポリスバイクとしてお馴染みのエレクトラ・グライドのモデルを探し求めていたのですが・・・。嗚呼、ユーシーシー上島珈琲(株)様、この度は素晴らしい企画を本当に有難うございました。ご紹介するのは”UCC HAELEY-DAVIDSON 110thアニバーサリーコレクション”であります。


●第1弾は全8車種。↓画像はクリックで少し大きくなります。


Ucc_harley_davidson_02 Ucc_harley_davidson_03


1. ハーレー乗りの聖地の名を冠したスタージス。 フロントフォークが長く、着座位置の低い典型的なスタイルですね。


Ucc_harley_davidson_04 Ucc_harley_davidson_05_3


2. ブルーメタリックが美しいファット・ボーイ。深いフェンダーがクラシックな雰囲気です。・・・にしても、日本だったら製品にこんな名前は付けませんよね~。


Ucc_harley_davidson_06 Ucc_harley_davidson_07


3.マッスルカーがイメージモチーフとも言われるVロッド。ハーレー初の水冷エンジン搭載シリーズでもあります。近未来的なデザインは文句なしにカッコ良いです。


Ucc_harley_davidson_08 Ucc_harley_davidson_09


4. いや~コレコレコレ、これですよ~♪ ミーハーな当方はやっぱりエレクトラ・グライドです。ボディカラーが白なのでそのままでもポリスバイクっぽく見えますが、シートが複座でステレオスピーカーも付いたゴージャス仕様なので、らしくするなら加工が必要かもです。


1/45という、ミニカーの1/43に非常に近いスケールでエレクトラグライドをはじめ一挙8車種をモデル化。デフォルメ、プルバックなどを廃した正統スケールモデルなのがとっても嬉しい。1/43だったら最高なのですが、コーヒー缶とモデルの大きさの関係上致し方なかったのでしょうね。1/43のミニカーと並べるとやっぱりちょっと小さい感じがしてしまいますが・・・ともあれ、今の所当方の理想に最も近いハーレーダビットソンのモデルとなりました。


Ucc_harley_davidson_10 Ucc_harley_davidson_11


5. こちらはレッド・メタリックが美しいダイナ・ワイド・グライド。チョッパースタイルの高いハンドルゆえ、あの独特なライディングスタイルになるのでしょうね。


Ucc_harley_davidson_12 Ucc_harley_davidson_13


6. シンプルなタンク形状、ハンドル部にレイアウトされたメーター等、これもこれでクラシックなスタイリングのXL1200。タンクのグラフィックも懐かしい感じです。


Ucc_harley_davidson_14 Ucc_harley_davidson_15


7. ストレートなバーハンドル、クロームパーツが少なくストイックな雰囲気のナイト・トレイン。個人的にはこのモデルが結構お気に入り。ダックテールも素敵です。


Ucc_harley_davidson_16 Ucc_harley_davidson_17


8. 渋いマルーンの塗装、深くタイヤに被ったフェンダーがクラシックな雰囲気を醸すヘリテイジ・ソフテイル。なかなか重厚なスタイルです。


モデルは全長5センチそこそこの小ささで、柔らかめの材質のためハンドルなど細い部分はグニャグニャですが、却って破損の心配は少なさそうです。スポークホイールの車種は透明樹脂でスポークをレリーフ状に成型し、シルバー色を乗せて表現していますね。車種によってはタンクなどがメタリックに塗られており、サイズの小ささ、コーヒーのオマケである事を考えればなかなか素晴らしい出来栄えではないかと思います。モケイとしてとても魅力的な仕上がりで、眺めているとついつい頬が緩んで目尻が下がってしまいます。(なにしろコーヒーのオマケですからね!)


Ucc_harley_davidson_18


↑エレクトラグライドは複座でステレオ付のゴージャス仕様ですが・・・やっぱりこうしたくなっちゃう(笑)。「うむ~~、、これなら前回とは違って、ワシでも足が届きそうだわい・・・」


さて、最後に軽くコーシーのインプレッションなぞ(笑)。当方は正直、缶コーヒーのブラックって得意ではないのですが、このUCC BLACK無糖The Deepは種別が「コーヒー」で味わい深く、不自然に香りの強い香料なども入っておらず、なかなか美味しいのではないかと思います。・・・もっとも当方はポーションとオリゴ糖を加えて「超微糖」状態で楽しまさせて頂いておりますが・・・(邪道)。手元の在庫もだいぶ減って来たな~と思っていたら、このシリーズは5月に第2弾があるそうで・・・当分缶コーヒーな日々が続きそうであります。。。


Ucc_harley_davidson_19


↑やっぱりちょっと小さい感じはしますが、念願だったピックアップトラックへの積み込みも出来ます。フィギュアは毎度お馴染みの面々でスミマセン。。。


アメリカ人が造ったスーパーカー。 ~Spark '92 Vector W8

今回ご紹介するのは、もしもアメリカ人がカウンタックを造ったら!?・・・という実例です(笑)。


Spark_vector_w8_1


↑強く絞り込まれたフロントノーズ、恐い目つきのフロントマスク、アクの強い造形は実にアメリカン。


・・・と言う事でべクターであります。当方がこのクルマの存在を知ったのは’79年、まだ中学生の頃でした。書店で手にしたカー・アンド・ドライバー誌の79年11月号に、ベクターW2なるSF映画から抜け出して来たような斬新な試作車が紹介されていたのでした。そのクルマはボートや自転車のデザインも手掛けるビークル・デザイン・フォースという会社の社長であるジェラルド・A・ウィガードがデザインし、クライスラー製(カー・アンド・ドライバー誌の記述のまま。他の資料によればシボレー製というのが正しいようです。)の5.7リッターOHVエンジンに、メルセデス用のボッシュ製フューエルインジェクションとギャレットエアリサーチ製のターボチャージャーをツインで装着してミッドシップに搭載。600hpのパワーで時速340km/h、世界最速のロードゴーイングカーを目指すという物でした。クルマ大好き少年だった当方は凄いな~と思いつつ、「このクルマ、ホントに量産化されるのかな~。」と訝しんだものでした・・・。


Car_and_driver_1


Car_and_driver_2_2


↑カー・アンド・ドライバー誌1979年11月号に掲載されたプロトタイプ、ベクターW2の記事。当時中学生の当方がリアルタイムに購入した物です。


その後スーパーカー世代でありながらスーパーカーよりもマッスルカーが好きな当方は、このクルマの事はすっかり忘れてしまっていたのですが・・・。その存在をリマインドしてくれたのはスパークから発売されたモデルカーでした。「そう言えばこんなクルマ、あったよな~。」と思い出して調べてみると、その後ウィガードはベクター・オートモティブを設立、W2の発展型であるW8を発表します。が、資金難から量産化はなかなか進まず、’89年から’93年までの間に僅か19台(2台の先行量産車+17台の市販車)のみが製造されるに留まったようです。その後ベクターカーズはデロリアンブルックリン同様、車両の品質問題、資金難、ウィガードの離脱等、この種のプロジェクトにありがちなゴタゴタの末に倒産。ウィガードは近年ヴェクターの商標権その他を取り戻してVector Motors Co.を設立し、新たなスーパーカーWX8を世に送り出す事に取り組んでいるのだそうです。W2の発表からW8の市販まででも10年以上、その後の苦難を考えると、この人の「世界最速の市販車」に掛ける情熱というか執念は凄まじい物がありますね。


Spark_vector_w8_2


Spark_vector_w8_3


↑W8のデザインは、基本的にはプロトタイプであるW2のそれを引き継いでいます。


さて、本題のベクターW8ですが、アルミハニカム材等をを多用したセミモノコックのシャシーにカーボンやケブラーの外被を被せ、シボレーのレ―ス用をベースとしたツインターボエンジンをミッドに横置き搭載。625bhpで最高速度は354km/hと発表されていたようです。スタイリングは楔そのものと言った直線的なウエッジシェイプ+前ヒンジで上方に開くドアと、これは明らかにランボルギーニの歴史的スーパーカー、カウンタックの影響が色濃く感じられます。・・・が、そこはアメリカンデザイン。イタリアの芸術的閃きとは明確に異なるバタ臭いアクの強さが・・・嫌いじゃないですよ~当方は(笑)。完成度云々は言うべきではないかも知れませんが、独特の存在感というか、”欧州製スーパーカーを蹴散らしてやろう”的な気概は感じられるように思います。


Spark_vector_w8_4


Spark_vector_w8_5


↑そのスタイリングは多分にあのランボルギーニ・カウンタックの影響を受けていると思われますが・・・1人のアメリカ人の主義・主張が強く入ると、かくも個性的なカタチになります。


モデルは前述の通りスパーク製のレジン完成品。この黄色のバリエーション以前に、ホワイトのボディでリトラクタブルライトが閉じた状態の物も発売されていました。どちらも発売時に凄く気になっていたのですが、その時には資金が廻らず買い漏らしていました。近年になって海外オクでこの個体を見つけ出し、何とか捕獲した次第。個性のカタマリみたいな実車のイメージをよく捉えていて、仕上がりも当方的には十二分と言う感じ。実車とその関係者は苦難を強いられたクルマですが、ミニカーを眺めていると何故だか笑みがこぼれてしまいます。「このクルマでヨーロッパの歴史あるスーパースポーツカーを打ち負かそうとしたのだな~」と・・・。アメリカ車好きの当方としては、その歴史の1部として手元に置いておきたい1台でありました。


1/43cu.in.検索タグ
過去記事の検索は以下のタグをご利用下さい。
プロフィール

Ponys41

Author:Ponys41
昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
ビジュアルリンク
















QRコード
QR
検索フォーム
FC2カウンター

123456789101112131415161718192021222324252627282930 06