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1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

特集:ジープの系譜 ~民生車への転進 PREMiUM X JEEP WILLYS CJ3B

ジープ特集、早々に民間仕様のご紹介に入ります。

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第2次世界大戦が終結し軍用車両の需要が低下した事に伴い、ウイリス・オーバーランド社はMBジープの民間車両への転換を図りました。プロトタイプとも言うべきCJ-1, CJ-2の後、本格的な量産車として'45年に登場したのがCJ-2A、基本的には軍用のMBをベースとしながら民間用としては過剰なスペックを排除、ピックアップトラックのようなテールゲートを備え、スペアタイヤは背面から側面へと移設されました。全体的なデザインは大きく変わっていませんが、ヘッドランプが一般的な大径のものに変更され、ラジエターグリルがタテ9本から7本スロットになりました。これが今日のラングラーまで続くジープの”顔”となっています。先回も記しましたが、CJはシビリアン・ジープ、つまり民間用のジープを意味します。

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↑エンジン換装に伴い高くなったエンジンフード、大径のヘッドランプが醸し出すスタイルは、三菱ジープとして我々日本人に馴染み深いそれと近いように感じられます。

今回ご紹介するCJ-3Bは'53年に登場した改良版で、搭載エンジンの変更に伴ってエンジンフードが高くなり、それまでのMBに似たスタイリングからやや印象が変わりました。この年、ウイリス・オーバーランド社はカイザー社に買収され、社名をウイリス・モーターズ社に変更。その後'63年にカイザー・ジープ社となりますが、'70年にはAMCの傘下に入り、さらにそのAMCは'80年にルノー傘下、ついで'87にはクライスラー傘下に収まり、そのクライスラーは'98年にダイムラーと合併するものの'09年に破産。'14年にはフィアットと合併してFCAとなり今日に至るという流転の歴史を歩んで来ました。尚、日本でライセンス生産された三菱ジープはCJ-3Aベースでスタートして程なくCJ-3Bに切り替わったので、このエンジンフードの高いスタイルが日本でもお馴染みと言えますね。

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↑モデルはプレミアムXブランドで発売されたイクソ系金型の製品。恐らくグリーンライトのモデルも同系の金型を使用しているものと思われます。

モデルはプレミアムXブランドで発売されたイクソ系の金型です。前述した高いエンジンフード、大径のヘッドランプ、7本スリットのグリル、ボディサイドに搭載されたスペアタイヤと実用的なテールゲートなど、軍用MBジープからの変化点がしっかり再現されています。赤いボディカラーやブラウン系のシートなど、民間向けらしい雰囲気を醸し出していて良い感じです。一方、こうした4輪駆動車の特徴とも言うべき独立式のラダーフレームやトランスファー、リーフスプリングなど、下回りの表現は比較的あっさりとしていて通常の目線の高さでのシルエット的なものとなっています。

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↑先回ご紹介したホンウェル系軍用MBとの比較。1/43ダイキャストモデルなので物凄く正確なスケールダウンではないかも知れませんが、エンジンフードの高さやヘッドランプの大きさの違いがお分かり頂けると思います。

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↑比較的あっさりしたシャシー周りの表現。正直、4輪駆動車のモデルとしては、この辺りはもう少し拘って欲しかった気がします。

元々が軍用車だったという事もあり、アメリカ車としては異例に小さなジープ。1/43のモデルも通常のアメリカ車と比べるとかなり小ぶりになります。加えて民生版のCJは軍用のMBと比べるとディテールもあっさりしています。プレミアムXなので物凄く高いという感じではありませんが、この小さなCJのモデルに通常のアメリカ車のモデルと同等の金額を払って購入するにはかなり覚悟が必要でした(笑)。ですが、民間向け初期のシンプルな姿を再現したCJ-3Bのモデルは以外に貴重であり、ジープの歴史を1/43スケールで振り返る上でも入手しておいて良かったなと思っています。

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特集:ジープの系譜 ~軍用車としての誕生 Shuco Junior Line JEEP CJ-2A(商品名まま)

さて、特集の始まりはルーツとも言うべきこのモデルのご紹介です。

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クロスカントリータイプの本格的4輪駆動車を指して”ジープタイプ車”などと呼称するように、JEEPという単語は固有名詞を超えたオフロード4WDの代名詞といった感がありますが、その誕生はいわずもがなの軍用車としてでした。1940年、アメリカ陸軍はキューベル・ワーゲンなどドイツの軍用車両群に対抗する小型軍用車両の入札を行いました。これに唯一応える事が出来たのは弱小メーカーであるバンタム社のみ。しかし、極めて短期間で製作されたプロトタイプ車の性能は優秀で、アメリカ陸軍はその設計をフォードとウイリス・オーバーランド社に公開して再度3社に開発を推進させました。結果的に生産能力に優れるフォード社からGPW、ウイリスオーバーランド社からMBとして大量生産され、続々と戦地に送り込まれる事になりました。一方、機動力に優れたジープの原型を造り上げたバンタム社は戦後倒産。戦時で大量供給が必要だったとは言え、何とも酷い話にも思えます。

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↑シンプルで実用的なデザインは軍用車という生い立ちからすれば当然とも言えるもの。機能を突き詰めたその姿からは、道具としての機能美と共にメカ的カッコ良さも感じられます。

日本でもおなじみのTVシリーズ、”コンバット”や”ラットパトロール”をはじめ幾多の戦争映画でも大活躍しているジープ。車両の基本構成は、独立したラダーフレームにリーフスプリングでリジッドアクスルを懸架。トランスファーを介して前後の車輪を駆動する4輪駆動方式は、その後のオフロード車の基礎とも言えるレイアウトです。ドアすらないシンプル極まりないオープンタイプの小型・軽量ボディで取り回しに優れ、戦場でも大いに威力を発揮しますが、戦後はCJ型(シビリアン・ジープ)として民生用に転用されレジャービークルとして発展してゆく事になります。

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↑外径の小さなヘッドランプ、縦スリットのラジエターグリルが9本あるのが後の民生版CJシリーズとの大きな相違点でしょうか。CJは3-Bでのエンジン変更に伴い、エンジンフードも高くなります。

今回ご紹介するミニカーはシュコー・ジュニアライン名義の製品ですが、このシリーズの他のモデルに照らし合わせると、ホンウェル製のOEMであろうと思われます。(当方ホンウェル版を未入手のため推測です)低いエンジンフードに小さなヘッドランプ、9本の縦スリットラジエターグリル、アメリカ陸軍の表記も入り、スコップやら無線アンテナなども装備したミリタリールックでどう見ても軍用のMB型にしか見えないのですが、ボックスの表記は民生用を示すCJ-2Aとなっています。ホンウェル、シュコージュニアラインのモデルを画像検索してみても、あからさまな民生仕様のバリエーションは見当たらないようでしたので、単純に考証の間違いという気もするのですが・・・或いは当方の認識が間違っているでしょうか?

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↑ラダーフレームや4輪駆動システムなどメカニズムも手際良く立体的に再現されています。価格を考えるとなかなかに頑張っている感じがします。

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↑シンプルな紙製のウインドウボックスに収まって、お値打ちの¥1,100-也。その仕上がりからすれば十二分の製品と思います。

さて、そうは言ってもこのモデル、なかなか良い仕上がりを見せています。フロントウインドウスクリーンは実車同様に前方に倒す事が出来ますし、先述の通りスコップやら無線アンテナを装備。定番のスペアタイヤとジェリ缶もしっかり背負ってます。そして素晴らしいのが床下の表現。独立式のラダーフレームやリーフスプリング、エンジンやデフ、排気系などが少ないパーツ構成ながら立体的に再現されています。紙製の外箱には当方が購入した時の値札がついたままになっていますが、そのお値段¥1,100-也。・・・正直このお値段でこの仕上がりなら立派。昨今のミニカー価格の高騰を考えると、頑張ってるな~という感じがします。最近日本ではあまり見掛けない気がするホンウェル/カララマのミニカーですが、果たして新製品はリリースされているのでしょうか?

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特集 'Late '40s & '50s; イギリス生まれのアメリカ育ち ~Sun Star '59 NASH METROPOLITAN

さて、今回はビッグ3以外のクルマをご紹介してみたいと思います。


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↑タイトルはミニカーの表記に従いましたが、’59年には既にナッシュ/ハドソンのブランド名は外され、単にメトロポリタンと呼ばれていたのではないかと思います。


'Late '40s & '50特集は’50年代後半に突入。年々大きくなるボディ、大排気量・ハイパワー化するエンジン、豪華な装備、そして天高く聳えるテールフィンにきらびやかなクロームモール、コンチネンタルタイヤ・・・・えっ?何か変ですか?・・・クルマが大きいようには見えない??・・・と言う事で(笑)、特集後半の第1回目は変化球。愛すべきスモールカー、ナッシュ・メトロポリタンをご紹介したいと思います。


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↑50年代後半らしいクロームメッキにテールフィン、コンチネンタルキット・・・えっ、何か違いますか?(笑)


ナッシュメトロポリタンはオースチンのコンポーネンツを使用してイギリスで製造された小型車で、当時はまだそうしたセグメントは有りませんでしたが、アメリカで販売された事実上初のサブコンパクトカーとなりました。シリーズ1がオースチンA40のOHV 1.2リッターエンジン、シリーズ2が同OHV 1.2リッターB型ユニット、シリーズ3は排気量アップされたA50のOHV1.5リッター、シリーズ4が圧縮比を上げてパワーアップしたA55用のOHV1.5リッターエンジンを搭載。’54年から驚く事に’61年まで生産され、’62年まで販売されました。尚、’54年当時ナッシュはハドソンを買収してAMCとなっており、当初メトロポリタンはナッシュとハドソンの両ブランドで販売されましたが、’57年には統一されて単にメトロポリタンとして販売されていたようです。


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↑コンパクトなボディ、深いフェンダーに隠され奥に引っ込んだタイヤ。その上に当時のアメリカ車らしいディテールを精一杯盛り込んでいます。どことなく遊園地の乗り物か、ペダルカーのような可愛らしさの感じられるデザインです。


ボディサイズは全長3,797mm, 全幅1,560mm, 全高1,420mmなので、可愛らしいスタイリングから想像するよりは大きい感じです。…とは言え、より長く、より幅広くと巨大化していた当時のアメリカ車の中では、やはり異例といえるコンパクトなクルマでした。クロームのラジエターグリルやオーバーライダー付きのバンパー、ボディサイドに走るクロームモール、コンチネンタルキット等々、当時のアメリカ車のディテールを精一杯盛り込んだデザインは、眺めていると何だか微笑ましくなります。


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↑ミニカーは旧ビテス時代に発売になったキャスト。なかなか良い雰囲気です。’59年型~のシリーズ4には三角窓がある事になっているのですが、実車の画像検索ではあったりなかったりで今一つはっきりしません。


ミニカーは旧ビテス時代に発売された製品で、当方が所有しているのはサンスターブランドで後年販売された物。実車同様、ハードトップとコンバーチブル(オープン状態とトップアップ状態)のバリエーションがあったようです。赤と白のツートーンカラーも美しく、塗装の見切り位置に入るクロームモールはプラ製の別パーツが嵌め込まれています。深く被ったフェンダーから覗くホイールはアッパーカラーの赤でコーディネートされていてなかなか可愛い感じ。特売で安価に購入した物ですが、雰囲気も良く満足度の高い1台でした。


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↑同じ’59年に製造された乗用車としては、恐らく最大級の1台であるキャデラック(スパーク)と。AMCには先見の明があったのかそれとも・・・。


揺るぎなき存在感 ~Neo '91 Jeep Grand Wagoneer

ここの所イベント続きで22日(日)はネコパブリッシングさんのネコ市にお邪魔したのですが・・・ミニカーは開始早々に物凄い勢いで売れてしまったとの事でした。(完全に出遅れ。。。)なので本日はNEKOではなくNEOのネタで行きたいと思います(笑)。


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↑このクルマが1/43でモデル化される日が来るとは思っていませんでした・・・。


本日ご紹介するのはジープ・グランドワゴニアです。そもそもジープという名称は第2次大戦で活躍したウィリス・ジープに端を発していますが、ウィリス社が'53年にカイザーに買収され、そのカイザーは'70年にAMCに買収され、さらにそのAMCがルノーとの合併の後'87年にクライスラーに買収されるという流転の歴史を歩み今日に至っています。グランドワゴニアという名称は'84年にユニボディ・チェロキーの上級版としてXJ型ワゴニアが登場した事に伴って改名されたもので、登場時は単にワゴニアと呼ばれていました。その登場は'63モデルイヤー。ウィリスジープ・ステーションワゴンの後継車としてブルックス・スティーブンスのデザインしたワゴンボディスタイルでデビュー。ラジエターグリルなどを変更しながら基本的に同じスタイルのまま'91年までの長きに渡って製造されました


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↑重厚でクラシカルで、独特の存在感を醸し出すボディスタイルが魅力的です。


モデルライフサイクルの途中で、よりスポーティーな性格のチェロキーが分化。ワゴニアは年月と共に高級化の道を歩み、今日のキャデラック・エスカレードやリンカーン・ナビゲーターのようなプレミアムSUVの先駆けとも言うべき孤高の存在となりました。その重厚なスタイリングは独特の存在感を醸し出していて当方も大好きなクルマです。日本でもこのクルマを専門的に扱うショップが存在する位人気がありました。このクラシックで存在感溢れるスタイリングが90年代まで存続していたと言うのは、世代交代の激しかったアメリカ車としては異例とも言える事かもしれません。


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↑'91という年式はクライスラー社時代という事になりますが・・・個人的にはこのクルマはAMCの製品というイメージが強いです。


モデルは最終年式の'91MYがプロトタイプ。時期的にはクライスラー時代という事になります。レジン製ボディに繊細なエッチングパーツてんこ盛りというNEOお得意の構成で、重厚かつ迫力満点のフォルムを上手く再現しているように思います。エッチングのルーフレールやアンテナが繊細な事や、足回りがさらっとした表現なのは、こうしたSUVタイプのクルマの模型としては評価が分かれる所かもしれません。ゴールドにウッドトリムのボディカラーはとても良い雰囲気ですが、アメリカンエクセレンス版にはワインレッドメタリックにウッドトリムというバリエーションもあってコチラも素敵。両方欲しいですが高価だし日本には余り入っていないようなので未入手であります。。。


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↑ウッドトリムはデカールによる再現。美しいですが経年劣化がちょっと心配です。


・・しかし最近の1/43米国車モデルの新製品ラッシュ、少し前だったらグランドワゴニアがモデル化される可能性は限りなく低かったのではないかと思われます。(オートアートの1/18モデルを指をくわえて見ていた/笑)このグランドワゴニア、プレミアムXでも製品化がアナウンスされていたように思いますが・・・果たしてどうなりますか・・・。


スクリーンを駆け抜けたクルマ達; 007 THE MAN WITH THE GOLDEN GUN

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CHPを中心としたポリスカーの紹介が意外と長くなりましたが、今回は久々に劇中車ネタでいってみたいと思います。今回のお題は"007 黄金銃を持つ男(原題;THE MAN WITH THE GOLDEN GUN)"です。


●映画について・・・タイはAMC天国!?

”黄金銃を持つ男”は007シリーズ第9作目、ボンド役が3代目のロジャー・ムーアに交代して2本目の作品で'74年公開。敵役スカラマンガにイギリスの名優クリストファー・リーが扮しています。映画のストーリーはそれこそいろいろな所で語られているでしょうからココでは割愛します。(おいおい。。。)


私にとって印象的なのはやっぱりカーチェイスシーン。逃げるスカラマンガのクルマはAMCのマタドール・キャッシーニクーペ。追うボンドのクルマはショールームから徴発したこれまたAMCのホーネット・ハッチバック。舞台はアジアのタイだというのに追う側も追われる側もAMC車という、極めて不自然な状況でカーチェイスは進行します(笑)。有名なのは川の対岸を逃げるスカラマンガを追ってのホーネットの空中横一回ひねりジャンプ。丁度いい具合に崩れ落ちた木橋を利用して川を飛び越えましたが、今日のようなCG技術などなかった頃の事ゆえ、木橋の角度やクルマの速度を綿密に計算した上でのスタントアクションだったそうです。また、面白いのがスカラマンガのマタドール。フランスの怪盗、ファントマのシトロエンDSよろしく翼を装着して空を飛んで行ってしまいます。ボンドカーならぬスカラマンガカーと言ったところでしょうか。


●クルマについて・・・AMC、個性でビッグ3に対抗。

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カーチェイスの主役はどちらもAMC(アメリカンモータース)のクルマです。ボンドの乗ったホーネットは'70年デビューのコンパクトカー。シボレー・ノバあたりがライバルと言えばイメージし易いでしょうか?映画に使用されたハッチバック・クーペは'73年に追加されました。AMCには専用ボディを持ったジャベリンと言うスペシャリティ・カーも存在したのですが、'74年一杯で消滅してしまったので、より拡販につながるこの車種が劇中車としてチョイスされたモノと思われます。V8エンジン搭載車もあったものの比較的地味なクルマですが、ボンドカーに抜擢された結果、ジョニーライトニングの1/64、ユニバーサルホビーの1/43、コーギーの1/36とミニカー化には恵まれましたね。


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対するスカラマンガ車はマタドール・キャッシーニクーペ。クラシカルなデザインで'60年代のクルマに見えますがデビューは'74年。インターミディエートサイズのパーソナル・クーペです。ペーサー等ユニークなクルマを生み出したディック・ティーグというデザイナー率いるAMCデザインの意欲作でした。ベースのセダンは'71年にデビューし、キャッシーニクーペのデビューした当時は非常にゴツイデザインだったので、”美女と野獣”などと揶揄されたというハナシもあります。GM、フォード、クライスラーに続く第4の米国量産車メーカだったAMC、コンパクトカーへの特化やユニークな商品開発で生き残りを図りましたが、ルノーと提携後クライスラー傘下のイーグルディビジョンとなった末に消滅してしまいました。ブランドとしてはJEEPだけがその名残です。


●ミニカーについて・・・日本でも発売して欲しい!"BOND CAR COLLECTION"

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ご紹介したミニカーはどちらもユニバーサルホビー製。過去にご紹介したサンダーボール作戦のマスタング女王陛下の007のマーキュリークーガーと同じ"BOND CAR COLLECTION"シリーズのモデルです。映画やボンドカーを解説した冊子とジオラマケースに収納されたミニカーのセットで販売される物ですが、残念ながら日本では未発売。海外ではそろそろ終わるかな~と思っていたのですが、しぶとく続いてかなりマイナーなサブキャラ的な車種までモデル化されています。正直、出来の良し悪しにバラツキもあるのですが、この2台はなかなか良い出来。1/43では他でモデル化されていないと思うので、貴重なミニカーと言えそうです。


ホーネットの方は例の空中1回転後の着地した瞬間をジオラマ化しており、007作品のファンのツボを心得たニクイ演出だな~と嬉しくなります。マタドールの方は前輪が左へステアした状態で固定されています。こっちは可動するようにして欲しかったな~と思う次第。どちらも車内に登場人物のフィギュアが・・・。マタドールにはスカラマンガとニック・ナックが、ホーネットにはムーア・ボンドと前作”死ぬのは奴らだ”にも登場したペッパー保安官が・・・この人、わざわざタイまで来てAMCのディーラーで何をしてるんだか。。。尚、マタドールのトランクに潜んだグッドナイト嬢は残念ながら再現されていません(笑)。


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最後にこの"BOND CAR COLLECTION"シリーズで製品化されたアメリカ車を私の知っている範囲でリスト化しておきます。他にもあるかも知れませんし、これから増えるかも知れませんが・・・。ボンドシリーズには意外と多くの米車が出演していますね。


  • '57 シボレー・ベルエアConv. (ドクター・ノオ)

  • '64 1/2 マスタングConv. (ゴールドフィンガー) ティリー車

  • '64 or '65 サンダーバードConv. (ゴールドフィンガー) フィリックス・ライター車

  • '64 1/2 or '65? マスタングConv. (サンダーボール作戦) フィオナ車

  • '69 マーキュリー・クーガーConv. (女王陛下の007) ステイシー車

  • '71 マスタング・マッハ1 (ダイヤモンドは永遠に) ティファニー車

  • '73? キャデラック・エルドラド・カスタムカー (死ぬのは奴らだ)

  • '73? シボレー・ノバ・ポリスカー (死ぬのは奴らだ)

  • '74 ホーネット・ハッチバック (黄金銃を持つ男)

  • '74 マタドール・キャッシーニ・クーペ (黄金銃を持つ男) スカラマンガ車

  • '85? シボレー・コルベット・C4クーペ (美しき獲物たち) イワノヴァ車

  • '02 サンダーバードHT (ダイ・アナザー・デイ) ジンクス車(だったと思う・・・)

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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