1/43cu.in.

1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

'60年代のステーションワゴン ~MATRIX '65 Buick Sports Wagon

夏休みも終わりなのでサボろかと思いましたが・・・頑張ってアップします。


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’60年代のステーションワゴン特集、今回はGMのクルマをご紹介します。ビュイック・スポートワゴンはフルサイズではなく、当時のインターミディエートをベースに誕生したワゴンです。インターミディエートといってもそこは'60年代、'80年であればフルサイズと言って良いほどの堂々たるサイズな上に、上級モデルたるスポートワゴンは通常のセダン/ワゴンに対して、ホイールベースが5インチ延長されていました。基本的にはGM A-プラットフォームを使用、オールズモビルのビスタクルーザーとは兄弟車種であり、'64~'67モデルイヤーはその第1世代にあたります。


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↑キックアップしたルーフとスカイライトウインドウがステーションワゴンとしての豊かさを盛り上げています。この時代のアメリカの豊かさを象徴するようなクルマだと思います。


基本的なスタイリングもベースとなったビュイック・スカイラーク系と同一ですが、前述の通り5インチ長いホイールベースと、リア席の上部でキックアップしたルーフ、そしてなによりスカイライトと名付けられた4枚の天窓がステーションワゴンとしての特別な雰囲気を醸し出しています。兄弟車のオールズ・ビスタクルーザーもそうですが、このスタイリングはワゴンとして非常に魅力的なものだと思います。なんとも豊かなイメージで、こういう盛り上げ方はやっぱりGMは上手いな~と思わせるものがあります。


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↑美しいグリーンメタリックのボディ、特徴を捉えたルーフ周りの造形が、モデルカーとしても非常に魅力的な1台だと思います。


モデルはマトリックス製のレジン完成品で、本来非常に高価なモデルです。当方はお世話になっているショップさんのセール時に、更に貯めていたポイントまで投入して何とかゲット。これがフェラーリやランボルギーニだったら発売と同時にあっという間に店頭から消えてしまうのでしょうが、それに比べればアメリカ車のこうした車種を買おうと言う人はまだ少ないようで、どうにかこうにか捕獲出来た次第です。。。


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↑1stジェネレーションも素敵ですが、'68~の2ndジェネレーションがこれまたカッコ良いのです。個人的にはオールズ・ビスタクルーザーの'69~'70辺りの1/43化をリクエストしたいです。


近年のレジン完成品の例に漏れず、また、クロームモールてんこ盛りのこの時代のアメリカ車という題材な事もあって、エッチングパーツを多用した精密な仕上がりとなっています。明るいグリーンメタリックの塗装も美しく、優雅な曲線を描くティンティッドウインドー(着色ガラス)のスカイライトウインドウもしっかり再現されています。高価なモデルなので、よほどの事がなければスルーしたくなる所ですが、豊かな'60年代を象徴するような優雅なワゴンはどうしても手元に置いておきたくなってしまったのでした・・・


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'80s マッスル ~ auto world '85 Buick Grand National

さて、先週に引き続いてグリーンライトのワイスピシリーズをご紹介・・・ではありません(数日早いエイプリルフール/笑)。


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ビュイック・グランナド・ショナルは第2世代のリーガルをベースに’82年に誕生した高性能バージョンで、そのネーミングはNASCARのウインストン・グランド・ナショナルシリーズに因んだもの。実際にビュイックはこのシリーズにエントリーし、かのリチャード・ペティもビュイックのマシンをドライブしていました。ファイアバードのトランザムもそうですが、有名レースのネーミングを車名に拝借するのはGMのお家芸のようです(笑)。同じGM内ではシボレー・モンテカルロSS、ポンティアック・グランプリ、オールズモビル442が兄弟車にあたりますが、他デビジョンのモデルがV8エンジンを設定していたのに対し、グランド・ナショナルは一貫してV6(+ターボチャージャー)に拘っていたのが特徴的です。


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↑冒頭のグリーンライト云々は冗談ですが(笑)、ワイルド・スピードシリーズ第4作”MAX(原題;FAST & FURIOUS)”の冒頭、掴みのアクションでタンクローリーの下をくぐり抜けていましたね。劇中車はクレーガーのSOFT 8ホイールを履いており、その辺りのチョイスがニクいのです。


70年代に厳しい排ガス規制とオイルショックの洗礼を受け、ダウンサイジングの過程で旧来の魅力を失ってしまったアメリカ車でしたが、80年代に入ると少しづつ立ち直りを見せ始めたように思います。ビュイックのセンチュリー/リーガル系も’78年にモデルチェンジした時は小さくなったボディサイズをこなし切れていない感がありましたが、81年の改変で空力特性を改善すると同時によりスタイリッシュになり、サイズ縮小に対する苦し紛れの復古調、切り立ったリアウインドウも随分サマになったと感じたものでした。動力性能面でもターボチャージャーという新たな武器を得て、デビューイヤー'82の175hpから、最終年の'87では245hpへとパフォーマンスを向上させています。SS1/4マイルを13秒そこそこで駆け抜ける実力で、小さくなったとは言え、インターミディエートをベースとした高性能バージョンという立ち位置は'80年代のマッスルカーと言うにふさわしい物でした。


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↑GMの上級ブランドであるビュイックとは思えない、どちらかと言えばクライスラー系的なワルな雰囲気の漂うアピアランス。・・・このギャップがまた良いのです(笑)。


モデルはオートワールドの1/43レジン完成品。同ブランドは日本では1/18, 1/64ダイキャストのシリーズで最近知られるようになったかと思いますが、アメリカでは1/64スロットレーシングカーがメイン商品のようです。当方は詳しい事は知らないのですが、アーテル・コレクティブルの1/18ダイキャストモデル、amt、MPC、ポーラーライツなどプラキットのブランドと共にRound2 LLCという会社が展開しているようです。元々アーテルのハイエンドシリーズだったハイウェイ61のブランド名はDIE-CAST PROMOTIONS / F.F.ERTL Ⅲ, INC.という別の会社が保有していますし、オリジナルのアーテルブランドはRC2(=トミー?)が保有しているようで、旧アーテル系モデルカーはバラバラに切り売りされて複雑な事になっているみたいですね・・・。


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↑モデルはauto worldのレジン製完成品。ちょっぴり車高低めにデフォルメしてくれたら、更にカッコ良くなっていたかも知れません。・・・こう言う車種まで1/43でモデル化されるのは嬉しい事です。


・・・話をこのモデルに戻すと、最近1/43スケールではすっかり定番となった感のあるレジン完成品です。特別物凄い作り込みが成されているという訳ではありませんが、インテリアにはシートベルトなども表現されています。レジン完成品には珍しく、足回りなど床板のディテールがそれなりに再現されているのはアメリカ系のブランドらしいと言えるかも知れません。このモデルは日本にも正規で入って来るようなのですが、当方はそれを知る前に海外調達してしまいました・・・。このグランド・ナショナルやシボレー・モンテカルロSSなど、'80sマッスルも大好物なので1/43での製品化は本当に嬉しいのですが、やはりレジン完成品の高価な点は頭とお財布のイタイ所であります。。。


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↑レジン完成品としては珍しく、燃タンなど床下廻りも作り込まれている事がお分かり頂けるでしょうか?(ひっくりかえして床下を撮るのはちょっとためらわれました・・・。)


特集 'Late '40s & '50s; 上級ブランドのエントリーモデル? Sun Star '58 Buick Special

まだまだ続きます、'Late '40s & '50s特集(笑)、今回はビュイックです。


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スペシャルはGM内ではキャデラックに次ぐ上級ブランドと言う位置付けのビュイックにおける、ベーシックグレードのクルマでした。’30年代~’50年代はフルサイズ系、60年代前半はコンパクトクラスのクルマの名前として使われています。今回ご紹介する’58年型は堂々たるフルサイズボディのコンバーチブルです。他に2/4ドアセダン、4ドアのピラーレスHTやHTワゴン(!)、2ドアHTクーペなど多彩なボディバリエーションを誇るのはこの時代のアメリカ車の典型です。


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↑厳めしい顔付き、輝くクロームパーツにテールフィン。好き嫌いがはっきり分かれるデザインですが、当方は・・・もちろん、大好きです(笑)。


ベーシックグレードとは言えそこはビュイック、50年代後半の流行に沿ったテールフィン、派手なクロームモールディング満載のスタイリングからはベーシックなトリムレベルというイメージは微塵も感じられません。’58年から法制化されたデュアルヘッドライトも厳めしく、全体に押し出しの強いデザインと言えそうです。明るいパステル系のボディカラーと、それにコーディネートされたインテリアカラーも素敵です。リアフェンダー向かって緩やかに下降し、リアホイールハウスの所で跳ね上がるキャラクターラインはビュイックらしいアイデンティティを感じさせる部分です。


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↑在庫処分価格で入手しましたが良い買い物だったと思います。


当方が所有しているミニカーはサンスターブランドで販売されていた時期の物で、これまた特価品を安価に入手した物。自分自身が’60年代の生まれの当方、好きなクルマも’60年代以降のモデルが多いので、’50Sのコレクションはお手頃価格の製品が多くなっております(笑)。同じサンスター/ビテス系のナッシュ・メトロポリタンと同様、元々は旧ビテス時代に発売になったキャストです。最近では再びビテスブランドで再販されているようですね。


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↑文章短めなので画像多めで誤魔化します(笑)。


さて、そんな特売価格で入手した製品ですが流石は旧ビテス時代のモデル、ボディのプロポーションや仕上がりはなかなか良い雰囲気です。明るいブルーのボディカラー、インパネやシートバックの1部に同系色がコーディネートされている辺りは’50sのツボをしっかり押さえています。太いホワイトウォールタイヤもバッチリのフィット具合。デュアルエキゾーストもカッコ良い・・・。なかなか良いお買い物でありました。


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↑コンバーチブルボディなのでカラーコーディネートされたインテリアがよく見えるのも魅力です。


待ってました! ~Premium-X '72 Buick Riviera

かねてから待ちわびていた製品の1つが遂に発売になりました。


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↑どちらか1方を選べなくて、両方買ってしまいました。


本日ご紹介するのはプレミアムXのビュイック・リビエラ、ビル・ミッチェル肝煎りの大胆なボート―テールデザインを纏った3世代目のモデルです。3世代目のリビエラは'71モデルイヤーにデビューし、'73年型までは特徴的なボートテールデザインを維持していました。しかしアバンギャルド過ぎたスタイリングが保守的な購買層に敬遠されたのか販売は低迷。'74モデルイヤーにはごく普通のノッチバックルーフに改められ、その後鋭い逆スラントだったノーズも平凡な角4灯ヘッドランプに変更され際立っていた個性は大幅に薄められてしまいました。’77モデルイヤーに次世代モデルへとバトンタッチしています。


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↑プロポーション、ディテール、カラーリング共に上々の仕上がり。個人的には1/43のディテールはこの位迄が心地良いように思います。


今回、プレミアムXでは過去にご紹介したヤトミンの’71とはモデルイヤーを変え、’72年型を製品化して来ました。外観的には横基調だったラジエターグリルが格子タイプになり、テールランプのパターンが変わった事、及びトランクリッドにあったルーバー(室内空調用の吸気口らしいです。)が無くなった事などが変更点でしょうか。基本的なボディシェルは変わっていないので、それ程大きなイメージの違いはありません。’71に比べるとほんの少しフォーマルな高級感の方向にシフトした感じでしょうか。翌'73年型もボートテールのスタイリングは維持しましたが、その尖り具合は若干弱まってややマイルドな印象となっていました。


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↑グリーン系のメタリックにコーディネートされたバイナルトップとインテリア。'60~'70年代のアメリカらしさに溢れたカラーリングだと思います。


さて、ミニカーですが、これはなかなかの仕上がりぶりかと思います。ヤトミンの'71もプロポーションは素晴らしかったですが、こちらはプロポーションが良い上にクロームのモール類や細部の色差しが効いていて、実車の重厚感や優雅な雰囲気が良く再現されています。室内も細かく塗り分けられており、高級パーソナルクーペらしさが程良く出ているように思います。とにかく尖った実車のスタイリングがシャープに再現されているのが嬉しいモデルです。長年製品化に恵まれなかったリビエラが、こういうクオリティでモデル化されるのは本当に隔世の感があります。予定されているラインナップといい、プレミアムXの今後に展開には期待大です。


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↑赤系のボディカラーは魅力的に撮るのが難しい(苦手。。。)ので、魅力が上手くお伝え出来ないかもしれませんが、個人的にはボートテールにはこの色が良く似合っていると思います。


最近は1/43ミニカーも随分と高価になり、カラーバリエーションを揃えるなんて事はなかなか出来ませんが、大好きな車種の出来の良いモデルともなると話は別。今回発売になったのは暗めのレッドメタリック(明るい所で見ないとソリッドに見える)にアイボリーホワイトのバイナルトップとインテリア、淡いグリーンメタリック(ゴールドに近い)にコーディネートされたグリーンのバイナルトップとインテリアの2種類。どちらも実車に設定されていたカラースキームで良い仕上がりです。個人的にはどちらか1つを選べなかったと言うのが正直な所。NEOなどに比べると比較的安価な事にも助けられました。・・・と、引き合いに出したNEOからは2世代目の最終年式である '70年型も発売され1部国内ショップには入荷済み。リビエラがここまで1/43モデルで揃うなんて・・・本当に以前では考えられなかった事です。


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↑当ブログのリビエラ過去記事はコチラへどうぞ。 


NEOの'69はコチラ


'70年代のサイズ感 ~ NEO '74 Buick Estate Wagon

・・・先回に続き旧き佳きフルサイズ・ステーションワゴンをご紹介します。


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↑先回のクラスラー・タウン&カントリーと開発年次の違いでスタイリング・トレンドが異なる事が感じられます。’80年代の直線的なフォード・カントリースクワイア、’90年代の曲線的なデザインのカプリース・ワゴンやトーラス・ワゴンなんかも並べてみたくなります。


先回のクライスラー タウン&カントリーのご紹介でも記した通り、フルサイズセダン・ステーションワゴンは当方がもっとも「アメリカ」を感じるカテゴリー。個人的に好きな車種が多い’60年代~’70年代のクルマ達は、従来1/43での製品化に恵まれていたとは言えませんでした。ここに来てNEOからこうした年代のビュイックやポンティアックと言った中庸なブランドの車種が続々と製品化されているのは本当に嬉しく、一方でハンドメイドゆえの高価格は当方の財政を常に破綻へと追い立てています(笑)。レジン製故か発売のペースも早く、来る時には新製品がどっと押し寄せるので本当に青息吐息であります。。。


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↑ボディの大きさを活かした立体的・ダイナミックなスタイリングが見られるのは’70年代中盤くらいまででしょうか。


ビュイック・エステートは同ブランドのフルサイズ系をベースとしたステーションワゴン。年代によりホイールベースの短いBボディベース、ロングホイールベースのCボディベースのモデルに分かれます。今回ご紹介するモデルは’74年型で、’71~’76年までの間製造されたCボディベースの世代です。すなわちキャデラックに次ぐGMの高級ブランドであるビュイックの中でも最大級のボディを有し、ホイールベース3.2m超、全長5.7m超、全幅2m超という堂々たる寸法は今日ではちょっと考えられない物です。先回ご紹介したタウン&カントリーが'70年代後半の直線的でクリーンなデザイン(あくまで米国車内での対比です/笑)なのに対し、このエステートは’70年代前半のデザインなので、よりダイナミックでエモーショナルなスタイリングに感じられます。


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↑エクステリア、インテリアを同系色でカラーコーディネートし、どちらにもウッドトリムをあしらっている辺り・・・素敵です。


アメリカ車のデザインを年代ごとに見てゆくと、トレンドの変化する節目のようなものが感じられます。’50年代中盤以降はテールフィンときらびやかなクロームモールが隆盛を極め、年を追うごとにテールフィンは長く高く聳えて行きますが、’60年代に入ると一転して直線的でシンプルなスタイリングに変化。’60年代後半から70年代前半はそれ以前にくらべ立体的な造形でダイナミックかつ力感溢れるスタイリングに・・・、その後また直線的でクリーンなものとなり、80年代に入るとフォードトーラスに見られるようなエアロダイナミックボディが徐々に主流となります。もちろん例外的な車種もありますし、オイルショックによる急激なダウンサイジングといった時代の要請も関係しますが、各社が同じ時期に同じようなデザイントレンドに沿って新型車を発表していたのは興味深い所です。


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↑個人的にはエッチングのルーフキャリアが少々気になりますが、全体的にはとても良い雰囲気のモデルです。


さて、モデルは前述のようにネオのレジン製完成品。エッチングパーツなども多用した精密な仕上がりです。明るめのグリーンメタリックのボディーカラーやコーディネートされたグリーン系のインテリアカラー。エンジンフードからボディサイドに連なり、なだらかに下降するキャラクターラインと応呼するように配されたクロームモールとウッドトリム。リアクオーターからテールゲートへ曲面ガラスで優雅に連続するウインド―グラフィック等、往年のフルサイズステーションワゴンらしいディテールが嬉しくなります。車高がすこし低すぎるような印象もありますが、実車の長く広いボディサイズや2トンを超える重量感を再現するためのデフォルメかも知れません。タウン&カントリー同様、エッチングでペラッとしたルーフキャリアがちょっぴり残念な所でしょうか。いずれにしてもこういう車種がこれだけのクオリティで製品化されるのは本当に有難い事です。・・・天窓のついたオールズ・ビスタクルーザーも是非お願いしたいな~。


次回、もう1台ワゴンのミニカーをご紹介する予定ですが、そちらはちょっと変化球です(笑)。


革新と保守の狭間!? ~ Neo '69 Buick Riviera GS

リビエラ祭り後半戦。2nd.ジェネレーション、NEOの'69モデルのご紹介です。


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↑既出のガムダクール'66と。優雅な雰囲気の'66~'67に対し、やや個性の強い'68~'69というイメージでしょうか。


過去、ガムダクールの'66モデルで記した通り、リビエラは'66年型で2代目にスイッチしました。低く広く長いボディ、流れるようなルーフラインを持った流麗なパーソナルクーペの王道をゆくスタインリングですが、同じ年に前輪駆動のオールズモビル・トロナードが、翌'67年には同じく前輪駆動のキャデラック・エルドラードがデビューしているので、GMの高級パーソナルクーペとしてはリビエラだけが特別な存在というイメージはやや薄れたように思います。・・・まあ、それでも押し出しと存在感はたっぷりとあるスタイリングではありますが。


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'66年から'67年に掛けてはスタイルに大きな変化は見られませんでしたが、’68にフロント&リアを中心としたフェイスリフトを行い、再びややアクの強い個性が戻って来たように思います。これが ’70年型になると特徴的な格納式ヘッドランプが廃止され、リアのホイールアーチにはスパッツが装着されるという復古調のクラシカルなデザインとなり、その翌年にはあのボートテールの3代目が個性を爆発させるという・・・リビエラというクルマのデザインの変遷を見ていると、革新と保守の間を行ったり来たりしているような印象を受けます。今回ご紹介した’68~’69モデルは革新と保守の中間に位置していると言った感じでしょうか。


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↑この時代のアメリカ車特有の、低く、長く、流れるようなボディフォルム。素敵です。


http://www.youtube.com/watch?v=GjnHUm5BNHo


↑今回のモデルと異なる'66年型ですが、特徴的なヘッドランプの動きを収めた動画を貼りました。前回の'65のそれとはまた異なるユニークな動き・・・一言で言うと「白目を剥く感じ」です(笑)。開始49秒あたりにご注目!


今回ご紹介するミニカーはネオの’69ビュイック・リビエラGSです。先に記したようにフロント&リア周りをフェイスリフトしてちょっぴりアクの強さが戻って来たボディを、同ブランドの標準的仕様であるレジン製ボディ+エッチングパーツてんこ盛りでハイディテールにまとめています。ボディ下部のクロームガーニッシュもエッチング板の貼り付けで表現されており、どちらが良いか悪いかは別として、やはり塗装による塗り分け表現とは異なる表情を見せています。


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↑ゴールド~ブラウンメタのボディカラーは確かに'60~'70年代のアメリカ車には多かったのですが・・・ミニカーとして並べる場合には違ったバリエーションも欲しくなります。


このモデルで唯一気になる事と言ったら、それはボディカラーでしょうか。・・・いえ、単体で見るなら決して似合わないと言う訳ではなく、むしろとても良く似合っているのですが、このゴールド~ブラウンメタのボディ+ベージュ系のバイナルトップという組み合わせはNEOのそれまでの製品に非常に多く見られる組み合わせなのです。コレクションとして並べて楽しむ事を考えると、もう少し華やかな色でも良かったかも・・・。’69リビエラの場合、日本に余り入って来ていないアメリカンエクセレンス版はダークレッドメタにブラックのバイナルトップでコチラもなかなか素敵なのですが・・・高いからカラバリまで手が回りません。。。


妖しさ全開!! ~ Spark '65 Buick Riviera

・・・それでは早速スパーク'65 ビュイック・リビエラのご紹介です。


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以前、フランクリンミントのモデルでご紹介した通り、独立した車種としては'63年型として登場したビュイック・リビエラ。'65年にフェイスリフトを行い雰囲気が大きく変わりました。'63,~'64年型は登場した年代を考えると先進的でシンプルかつクリーンなデザインでしたが、今回ご紹介する'65年型はフロント廻りやリア廻りを中心としたデザイン変更で大きくイメージを変える事に成功しています。


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↑漆黒のボディ、低目の車高と相まって、実車同様の妖しい雰囲気を醸し出しています。


最大の特徴は一般的な横並びだったデュアルヘッドライトをタテ型に変更し、更にクラムシェルと呼ばれる電動カバーで覆ったヒドゥン型とした事で、一見した感じはメーカの純正デザインと言うよりはカスタムカー的な雰囲気を湛えており、何ともいえない妖しさというか艶めかしさに溢れたスタイリングとなりました。そうした独特のキャラクター性という面では、かのファンタスティックな'71のボートテールスタイルを上回っているかもしれません。リア廻りは'63~'64ではトランクリッド下にあったテールランプがバンパーにビルトインされています。


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http://www.youtube.com/watch?v=fKTAVWYfSnE


↑独特の動作をするクラムシェルヘッドランプ。動画はコチラからどうぞ。(最近何故かYouTubeの動画が上手く貼れません。。。)


このクラムシェル型ヘッドランプはカバーが中央部から上下に割れるように開いてタテ型の4灯ヘッドランプが露出する構造になっており、その動作は古(いにしえ)のSFメカっぽいというか、個人的には映画「宇宙戦争」('50年代のオリジナルの方)のウォーマシンの偵察カメラを連想してしまいます。その独創的な動作を収めた動画がありましたのでご紹介しておきます↑。


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↑スパークからは今後'60年代のアメリカ車が色々と登場の予定。楽しみです。


さて、ミニカーはスパークのレジン製完成品で、プロポーション・ディテール共に中々に美しい逸品です。漆黒のボディカラーや低目にセットされた車高と相まって、実車の妖しげな雰囲気を実に良く再現しています。個人的にこの年式のリビエラのスタイリングは大好きなのですが、フェイスリフトされた年式なのでよもや1/43でモデル化されるとは思っていませんでした。スパークの2010年版カタログでその製品化がアナウンスされた時には物凄く嬉しかったのですが、製品は期待に違わぬ良好な出来でした。


リビエラ祭り!!・・・間が埋まる!?

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↑NEOの'69とスパークの'65どちらも1/43でモデル化されるとは思っていませんでした。


以前、当ブログで小特集を組んで'63, '66, '71のビュイック・リビエラをご紹介した事がありましたが、ここに来てスパークが'65, NEO/AMERICAN EXCELLENCEが'69と、発売済みのモデルの隙間を埋めるような製品を一気にリリースしてくれました。どちらも過去にご紹介済みの年式とは大きくイメージの異なるクルマで嬉しい限り。両社共、ここの所矢継ぎ早に1/43のアメリカ車をリリースしてくれちゃっていて、もう「殺す気かっ!!」って感じなのですが、そんなこんなで当方は入手済みのモデルも引っ張り出して、一人ビュイック・リビエラ祭りに突入中(笑)。次回から、スパーク'65、ネオ'69と続けてご紹介してゆきたいと思います。


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↑手持ちの歴代リビエラそろい踏み!ガムダクールの'66は1/43よりやや小さ目。


●過去ご紹介済みのリビエラは下記リンクを参照下さい。


Franklin_63_riviera_ft1 ←フランクリンミント'63はコチラ。


Corgi_buick_riviera_ft2 ←コーギー'63はコチラ


Gamdakoor_riviera_ft1 ←ガムダクール'66はコチラ


Yatming_71_riviera_rr3_2 ←ヤトミン'71はコチラ


Neo '74 Buick Le Sabre HT Coupe

震災前に撮影が済んでいて、ブログアップの舞台裏説明のネタになってもらっていたネオのビュイック・ルセーバー、仕切り直しで改めてご紹介したいと思います。


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↑上の画像は望遠側で前後が詰まった感じを狙った物。もう少し後ろまでピントが合えば良かったのですが・・・。


ルセーバーは、GMにおいてキャデラックに次ぐ高級ブランドであるビュイックのフルサイズカーですが、今回のモデルは'71年にデビューした世代で、同ブランドのフルサイズラインの中ではベーシックな車格のBボディと呼ばれるプラットフォームのモデルとなります。ラインナップには2/4ドアハードトップにコンバーチブル、ステーションワゴンをも擁していました。この頃のアメリカンフルサイズは車格によりホイールベースや全長が異なっている事が常でしたが、ビュイックもこの例にもれず上級車種でCボディプラットフォームのエレクトラと比較すると全長・ホイールベースがやや短くなっています。・・・とは言っても全長5.7m、全幅2mを優に超えるサイズの2ドアクーペ。今日的な目で見れば無駄の極致と映るかもしれませんが、アメリカの広大なランドスケープの中ではこれぐらいでこそ釣り合いが取れるのかもしれません。


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↑大きなボディの重量感さえ再現しているかのような、ボディとタイヤの絶妙なスタンスが素敵です。


モデルはネオスケールモデルの製品。ボディのプロポーションやフィニッシュは素晴らしいです。大きなマスが組み合わさったダイナミックなボディの造形や、大型車ならではの伸びやかなプロポーション、4つのタイヤに大きな重さが掛っているかのような重量感が1/43の縮尺に凝縮されている感じがします。ブラウンメタリックにベージュのバイナルトップというらしいボディカラーも嬉しくなります。同じキャストのアメリカンエクセレンス版には明るいグリーンメタリックにブラックのバイナルトップの仕様もあってコチラもなかなか良いのですが・・・お値段も高いのでカラバリまでは追えそうもありません。


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↑この個体もウインドウのフィッティングにはやや問題があります。経年による劣化には注意が必要かもしれません。


一つだけ難点があるとしたら、やはりクリアパーツ類の品質でしょうか。これはネオ/アメリカンエクセレンスに限らずレジン完成品全般に言える事かもしれませんが、薄くて透明度も高い板材を外側から貼り付けているのは良いのですが、ボディとのフィッテングに問題のあるケースも多く経年劣化による剥がれや浮きも心配です。この辺りは少量生産のハンドメイド故の悩みかもしれません。まあ、剥がれたら補修すれば良い位に思っておけば良いのかもしれませんが・・・正直、高価なのだから何とかして欲しいな~という気持ちもあります。


美しさと悪趣味は紙一重!?~Yatming '71 Buick Riviera

さて、いよいよ'71リビエラ、ボートテールの登場です!!


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'71モデルイヤー、リビエラは2度目のフルモデルチェンジを迎え、再び個性的なスタイリングへと変貌しました。ボディは初代→2代目→3代目と徐々に拡大し、全長5520mm x 全幅 2030mm x 全高1370mm という堂々たるサイズとなりました。搭載エンジンは455cu.in.(≒7.5リッター)。スポーツグレードのGS(グランドスポーツ)でも265hpと決してハイパワーなチューニングではありませんでしたが、優雅なパーソナルクーペには十分な動力性能を与えていたようです。


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↑ヤトミンの初期バリエーションは上のシルバーと下のベージュの2色。安価なミニカーですがプロポーションは抜群に良いと思います。


長年GMのデザイン担当副社長であったビル・ミッチェルの意向が色濃く反映されたそのスタイリングは、ダイナミックかつエモーショナルで極めて個性的。初代譲りの鋭い逆スラントノーズと中央部が大きく盛り上がったエンジンフードから成るフロントセクションや、ビュイックの伝統であるドアの後ろで大きくくびれるウエストラインも印象的ですが、その白眉は何と言ってもリアセクション。C2コルベットにも似たボートテールと呼ばれるデザインですが、中央部がV字型に凹んだテールになだらかなファストバックルーフが突き出ているという立体感に溢れた造形は、ある意味スポーツカーであるコルベット以上のラディカルなデザインと言えるかもしれません。シトロエンDSやアルファロメオ・ジュリア等もそうですが、こうした個性的なデザインを美しいと感じるか悪趣味と感じるかは紙一重。当方はどちらかと言えばもちろん前者(笑)。数あるアメリカ車の中でも最も好きな部類に属する1台です


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↑ソリッドカラーも良く似合います。この個性のカタマリみたいなスタイリング、最高です。


当方を含め日本でもファンの多い3代目リビエラですが、そのアクの強さが高級パーソナルカーとしては行き過ぎだったのか、本国アメリカではそのスタイリングは '74モデルイヤーによりコンサーバティブなデザインへと改められてしまいました。(この時代に同じスタイルで3年持ったと言う事はある意味凄い事だとも言えますが。。。)・・・それ故かどうかは分かりませんが、このリビエラは長い間ミニカーやプラキットなど模型化に余り恵まれない車種でもありました。1/43ではウエスタンモデルス製の高価なホワイトメタル製品が有り、何度か購入しようか迷った事もあったのですが、非常に高価かつそのプロポーションが当方のイメージとは異なっていたので今一つ踏み切れなかったのでした。


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↑2番目のバリエーションはグリーンメタとソリッドのブラック。コチラも中々グッド。ブラックは車高を落として赤いピンストライプとか入れてみたくなります。


そんな中1500円でお釣りが来るという、1/43のダイキャストモデルカーとしては破格とも言える価格で発売されたヤトミン製品は嬉しい驚きでした。同ブランドは'71リビエラを1/18でも製品化しており、1/43も手慣れた感じの仕上がり。何よりも先ずそのプロポーションが秀逸。実車のダイナミックな造形を余す所なく再現しているように思います。ディテールもシャープでクロームパーツなどにもそこそこ清潔感があり、安価な同ブランドの1/43モデルの中では屈指の出来ではないかと思います。先ずシルバーとベージュの2色が発売され、その後グリーンメタリックとブラックの2色が発売になりました。


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↑リビエラだけ'70年代ですがGM製3大高級パーソナルクーペの揃い踏み。オールズモビル・トロナードはソリド製、キャデラック・エルドラドは英ディンキー製(過去未紹介)です。


さて、当方手持ちのリビエラミニカーはこれにてお終い。実車は以降90年代まで存続していましたが、これ以降は残念ながらミニカー化には恵まれていません。新しい製品が発売されたり、人知れず発売されていたマイナーな製品を発見・入手出来たらまたご紹介したいと思います。年代は少々ずれますが、このリビエラとオールズ・トロナード、キャデラック・エルドラドを並べると中々に良い眺め。派手なマッスルカーも良いですが、優雅なパーソナルクーペもまた良い物だな~と改めて思ってしまうのでした・・・。


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