1/43cu.in.

1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

Dinky Toys '64 Lincoln Continental

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'61年登場のリンカーン・コンチネンタルです。保守的なスタイリングのクルマが多かったフォードの中ではシンプル&クリーンでモダンなスタイリングに感じられます。同年代のキャデラックがよりきらびやかで派手なスタイルだったのと較べると、それとはまた異なるどっしり落ち着いた雰囲気を持っており、よりフォーマルな印象を受けます。全長5.4m x 全幅2mというボディサイズは数年後のフルサイズに較べるとそれほど大きくないのですが、水平基調でボクシーなスタイルのため実際以上に大きく感じられます。


ボディ構造面ではセンターピラーのない観音開き(ドアが前後に開く)である事が目新しく、そのためリアドアのハンドルが前側についています。このドア構造のまま4ドアのコンバーチブルまであったのですが、巨大なモノコックボディで果たしてボディ剛性は大丈夫だったのでしょうか・・・?。黒塗りの同車が映画”マトリックス”の中でも印象的に使われていましたが、存在感のあるスタイルと他とは違うドアの開き方があの映画のトーンに良く合っていたと思います。


モデルは英ディンキー製で、ラジエターグリルのディテールからすると'64年型かと思われます。これで本当に1/43?と思う位やっぱり大きいです。貫禄ある実車の雰囲気を良く捉えていますし、リアがやや沈み込んだような車両姿勢も大型車の重量感を感じさせてくれます。しかし、ややぞんざいに塗り分けられたルーフや明るいブルーに成型されたインテリアは今ひとつ高級感に欠けるような気が・・・。この時代のディンキーのモデルも前輪ステア機構を備えていますが、テクノ等と違いステアした方向とボディのロール方向が逆のためカウンターステアを当てたような状態になります。これはこれでマニアックな処置と言えなくもない???。


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ELIGOR '62 Chevrolet Corvair Monza

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↑グリルレスのフロントマスクはリアエンジンなるが故。

ヘッドランプベゼル等にシルバーを色差ししたくなりますが・・・じっとガマン。


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こちらはシボレーのコンパクトカーコーヴェア、(日本ではコルベアとも呼びますね。)'60年から登場した初代モデルです。ミニカーは箱の表示によれば'62年型。以前ご紹介したフォードのファルコンコメット、クライスラーのヴァリアント/ランサーがごくオーソドックスな機構であったのに対し、リアエンジンや4輪独立懸課架サス等、当時のアメリカでは先進的な機構を盛り込んだモデルでした。(・・・と言うか直接の脅威だったVWビートルのスペックに似ているような気がする・・・。)


デザイン的にも質実剛健・実用一点張りな感じのライバル、ファルコンに比べると瀟洒で先進的な感じがします。ヨーロッパや日本にも、明らかにこのデザインの影響を受けたと思われるクルマが見られました。'65年にモデルチェンジして2世代目に移行しますが意欲的な設計が仇となり、トランスアクスル式リアサスの設計に起因する横転事故により欠陥車の烙印を押され、'69年に消滅してしまいました。'60年代初頭のコンパクトカーブームにあって、先進的なコーヴェアとコンベンショナルなシェヴィーⅡと言う全く異なる車種を2ライン持っていたGMはさすがと言うか恐るべしです。


モデルはフランスのエリゴール製。当方の手持ち品は製品としてはそれ程古い物ではありませんが、金型そのものは非常に古い物だと思います。シンプルながらプロポーションは悪くないのではないでしょうか。ボートをイメージしてフラットデッキスタイルなどと呼ばれたボディを良く再現しています。ヘッドランプがクリアイエローにモールドされているのがフランスのメーカーらしい感じがします。この初代コーヴェアは1/43では他にフランクリンミントが4ドアセダンをモデル化しています。


Road Champs '61 Chevrolet Apache Pick Up Truck



さて、ここから緩やかに'60年代に戻って'67~のマスタングに繋げたいと思います。


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今回ご紹介するのは'61年型のシボレーアパッチピックアップトラックです。この色、このカタチ、まさにアメリカと言った感じで大好きな1台です。このボディは'60年にモデルチェンジしたもので、サイドマーカーランプが装備されたのが'61年型からのようです。エンジンフード前端のエアインテーク等'59インパラや同時代の大型トラックとも共通するイメージを持っています。2WDがCシリーズ、4WDがKシリーズと呼ばれ、ホイールベースは115,127,133インチの3種類が基本となります。


上のモデルはロードチャンプス製でホイールベースを測ると大体75mm、およそ真ん中の127インチ相当になります。リアのカーゴボックスが派手なステップサイドではなく、実用的なフリートサイドとなっているのも”働くクルマ”っぽくて良い感じです。明るいブルーとホワイトのツートーンカラーがおおらかでアメリカ的な雰囲気をかもし出していて、ロードチャンプスらしいセンスが発揮されています。下は別バージョンでB.A.S.S.と言うフィッシング協会とのコラボモデル(?)。グレーのモノトーンに同協会のマークがプリントされています。これはこれで更に”働くクルマ”っぽくて渋い仕上がりです。


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Ertl Collectibles '57 Chrysler 300 2Door HT

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'50sひとまずの締めは'57クライスラー300です。


クライスラー300の初代モデルは1955年の登場、写真のモデルは'57年登場の2代目です。初代モデルはもう少し丸みを帯びた優しいカタチをしていましたが、この2代目はいかつい面構えで、テールフィンも高く聳えています。初代からシリンダーヘッドが半球形(へミスフィア)のHemiエンジンを搭載し卓抜した動力性能を誇りました。シボレーやフォードは'58年あたりからデュアルヘッドライトを採用し始めますが、クライスラーではプリマスも含め'57年に早々と4灯ライトを採用していたようです。プリマスやダッジの上に立つ最上級ブランドのクライスラーですが、スタイリングは以外とシンプルにまとめられている様に感じます。


モデルはアーテル製で、AMTブランドでプラモデルを製品化している事もあってか、非常に精密できれいな仕上がりを見せています。シャシーもサスペンション、排気系等が別パーツで再現されており、プラモデルをそのまま1/43にスケールダウンしたような雰囲気です。この時期のアーテル製ミニカーに共通する事なのですが、たっぷりストロークするサスペンション機構が入っているために、ロードクリアランスが有りすぎで車高が高くなる傾向が見られます。他社のミニカーと並べるとちょっと気になるので、特にフロントを少しローダウンしてやるとよりカッコ良くなりそうな気がします。


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↑この時代のクライスラーってシリンダーブロックはグリーンだったのでしょうか?ごらんの通り立体感満点の仕上がりで見応えがあります。


下はノレブ製の'05モデルとのツーショット。2台の間には半世紀近い隔たりがあるのに、フロントマスク等共通のアイデンティティを感じる事が出来ます。歴史の成せる技ですね。現行マスタングや次期カマロ・チャージャーもそうですが、こうしたレトロモダンのデザインって反則スレスレながら、ファンとしては私はアリだと思います。他所のマネでなく自社の歴史を顧みているのですから・・・。


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↑こういう並びに歓びを感じるようになると、ミニカー趣味も重症です。


Western Models '58 Plymouth Belvedere 2Door HT

GM,FORDと紹介してきた'50sですが、大トリにクライスラー系を2車種ご紹介して一旦締めたいと思います。


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'50sのクライスラーと言えばこの'58プリマス・ベルヴェディアは外せません。


ベルヴェディアはこの当時はフルサイズ系の呼称で、下級グレードから順にプラザ、サヴォイ、ベルヴェディア、フューリーとなります。このボディは'57年にモデルチェンジしたもので、'50s中でもひときわ大きなテールフィンが・・・と、色々説明するよりもこのカタチ、この色、この年式はまんまスティーブン・キング原作、ジョン・カーペンター監督の映画”クリスティーン”なのであります。意思を持ったクルマ”クリスティーン”が邪魔な人間を殺してゆくというスーストリーで、破壊しても破壊しても復活するプリマスをCGのない時代に見事に視覚化していました。(ボディを内側から引っ張って変形させ、それを逆回しにしたのだとか・・・。)


私はクルマ好きX映画好き=クルマ映画バカなので、もちろん”クリスティーン”も大好きなのです。このモデルはウェスタンモデル社のホワイトメタル製でとても高価だったのですが迷わず購入しました。モデルの箱や裏板には映画との関連は全く認められませんが、わざわざベルヴェディアでこの色を選んでのモデル化は映画の事が念頭にあったとしか思えません。もっとも劇中車とこのモデルにも差異はあって、劇中のクリスティーンはシート等、全面赤の内装でしたが・・・。


映画を観た後、興味が湧いて原作の小説を読んでみたのですが、小説版では”クリスティーン”はベルヴェディアの2ドアHTではなくフューリーの4ドアHTという事になっていました。主人公の口から、最初の持ち主であるローランド・D・ルベイが特注で本来フューリーになかった赤と白のツートーンに塗装させた・・・という下りが語られています。小説と映画でどうして車種が変わったのかは知りませんが、ベルヴェディア2ドアHTの圧倒的な存在感は邪悪で妖しい存在であるクリスティーンのキャラクターに見事にマッチしていたと思います。


好きなクルマと映画の話なので長くなってしまいましたが、このモデルには残念な点が幾つか有ります。


1.左フロントヘッドランプ上の庇の部分が少し欠けているの判るでしょうか?成型時の湯流れが悪かったのだと思いますが、ランプ上からボディサイドにキレイに流れるラインが崩れてしまっています。


2.本来エンジンフード前端のエンブレムはデカールで表現されているハズなのですが、私の購入したモデルにはデカールが貼られていませんでした。購入後暫くしてから気が付きましたが、しょうがないので現在はメタルシールを貼ってあります。この部分はノンオリジナルです。


3.これは私の不注意以外の何物でもないのですが、埃を払っていてエッチング製のワイパーを2本とも折ってしまいました。。。部品は保管してありますが、根元からポッキリと折れていて復旧しようがありません。市販のエッチングワイパーに置き換えようかと考えています。


ああ、映画のクリスティーンのように自己復元してくれないかなあ・・・。


Yat Ming '57 Ford Ranchero

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フェアレーンに続いてはピックアップのランチェロです。


ランチェロはライバルであるシボレー・エルカミーノよりも2年早く、'57年型として当時のフォードフルサイズ系シャシーをベースに誕生しました。ボディ前半は同年のフェアレーンやカスタム系と共通のデザインで、庇の下にヘッドランプが突き出たような独特の顔つきをしています。'58年からセダン系はデュアルヘッドランプになりましたが、ランチェロは2灯ヘッドランプのままでした。'59年に再び乗用車系と同じフロントデザインとなりデュアルヘッドライト化されました。'60年以降はベースをコンパクトカーのファルコンに変更したり、その後インターミディエート系に移行したりと言った変遷を経て、残念ながらエルカミーノよりも早く'70年代の終わりには姿を消してしまいました。


モデルはヤトミンのロードシグネチャーシリーズの1台。ヤトミンもアメリカ車を1/43でモデル化してくれている有り難いメーカーで、私の大好きなボートテールの'71リビエラ等はとても良い出来です。このランチェロは割りと素朴な出来ですが、この頃のフォードアイデンティティであった丸いテールランプはしっかりクリアパーツとメッキのリムで表現されています。ライトブルーとホワイトの明るいツートーンは50年代の定番的なカラーと言えそうです。


余談になりますがウチの奥さんは日本の良心的な骨太ロックバンド(奥さん評)、グレイプバインの大ファンなのですが、彼らのアルバム"From a smalltown"には"ランチェロ’58"と言う曲があります。ボーカルの田中氏はアメリカ車のファンだそうで(奥さん談)ツアーグッズにもランチェロのイラストが描かれています。


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↑当ブログ初のTシャツ登場!(笑) ただし私でなく奥さんのコレクション。


VITESSE '56 Ford Fairlane Victoria

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GM系の次はFORDのクルマをご紹介します。


ポルトガル時代のビテス製フォードフェアレーン・ヴィクトリアです。”クラウン”が付かない中の上くらいのグレードでのモデル化で、ボディカラーも渋めのグレーとホワイトの2トーンです。実車はクランクシャフト部まで一体鋳造されたV型8気筒”Y8”または直列6気筒の”I6”と呼ばれるエンジンを搭載していました。最上級のクラウン・ヴィクトリアではルーフの前半部を透明プラスチック製とする事が出来、このタイプは1/43ではヤトミンのロードシグネチャーシリーズで'55年型が製品化されています。ひょっとしたらビテスでもモデル化していたかもしれませんが、当時は'50sのクルマ達への興味が薄くチェックしていませんでした。今にして思えばビテスの'50sアメリカ車ももっと買っておくべきだったなあと後悔しています。


大胆なクロームモールディングがボディサイドを走っていますが、同じ'50年代でも前半から中盤のモデルは車高が高く、車幅はそれほど広くなくて同年代後半のクルマに比べるとずんぐりしていてなんとなく愛嬌がある感じがします。スタイル的にもシンプルなクルマが多く、低く長いボディに巨大なテールフィンと言った、時代の頂点を極めた'57~'59あたりのクルマ達とはまた違った味があるように思います。


Road Champs '58 Pontiac Bonneville HT Coupe

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コンバーチブルに続いてハードトップクーペです。


'58年に独立車種になったボンネヴィルは、前年のConv.に加えこのHTクーペをラインナップします。ルーフ形状は同年のインパラと同じようですが、コンバーチブルでも記したように全体によりアクの強いデザインです。この後ボンネヴィルはバリエーションを拡大してセダンやワゴンをラインナップするようになり、特別なクルマという感じは薄くなってゆきます。


モデルはコンバーチブルと同じロードチャンプス。コンバチと共通のボディに別体のルーフを被せる定番的な構造ですが、リアピラー部分はガラスと一体のクリアパーツをボディ色に塗装しているようで、やや透け気味なのが気になります。ドアとトランクが開閉し、ドアトリムもプラ製の別パーツを標準装備。三角窓がちゃんとドア側についているあたりは中々頑張っているなあと思います。やや彩度の低いピンキッシュな赤とホワイトのツートーンカラーは'50年代らしくて良い雰囲気です。


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Conv. とHT Coupeのツーショット。派手なスタイルでカッコイイです。

Road Champs '58 Pontiac Bonneville Conv.

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Chevyに続いては同じGMのポンティアック・ボンネヴィルです。


ボンネヴィルは'57年にスターチーフの上級ハイパフォーマンスバージョンとして誕生し、翌'58年から独立した車種になりました。同年代のシボレー、オールズ、ビュイックと基本コンポーネンツは共用ですが、スポーティーなポンティアックの上級車種らしくエンジンは370ci.in.のV8が標準となっていました。GM内の他のディビジョンに比べアクの強いデザインはこの頃からのようで、ボンネヴィルも同じ58年型のシボレーインパラ等と比べるとより派手なスタイリングです。ボディサイドのクロームモールはまるでロケットのレリーフのようですし、ヘッドランプとテールランプが前後対称風の良く似たデザインなのもユニークだと思います。


モデルはまたもやロードチャンプス製。'50年代のポンティアックは1/43ミニカーでは少ないのではないかと思います。精密な出来では有りませんがロードチャンプスらしい味わいが良い雰囲気で、ブラックとアイボリーホワイトのツートーンカラーが中々良く似合っています。コンバーチブルはこの年のインディー500レースのペースカーに選ばれており、ロードチャンプスではこの仕様もモデル化しています。


Road Champs '59 Chevrolet El Camino

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続けて'59Chevyフルサイズのバリエーションをご紹介します。同年のフルサイズ系乗用車をベースに誕生したエルカミーノです。アメリカではラダーフレーム付きで専用設計されたピックアップトラックの他に、このエルカミーノやフォードランチェロ等乗用車をベースにしたスマートなピックアップが存在しました。(日本にもマスターラインやサニトラ等が有りましたね・・・。)エルカミーノはベースをインターミディエートのシェベル系に変えたりしながら'80年代まで存続していました。本家アメリカで無くなってしまったこの手のクルマが、オーストラリアではホールデンや豪州フォードで今も生き続けているというのも何か皮肉な感じがします。

モデルはやはりロードチャンプス製でHT/Conv.とは全く別のキャスティングです。実車の印象把握と言う面ではHT/Conv.系よりもやや劣るような気もしますが、高価なホワイトメタルモデルを別にすると1/43では貴重な存在と言えそうです。ドアとテールゲートが開閉し、荷台のトノーカバーを取り外す事が出来ます。画像では判りにくいかもしれませんが、ルーフ、荷台の縁がボディと微妙に異なるブルーメタリック系2トーンカラーになっています。

このモデルのバリエーションはソリッドのブルーに白のルーフ、朱赤のボディに白のルーフ、マルーンのボディにフレア塗装&荷台に木箱を積んだ物等が有りました。他にもまだバリエーションが有るかもしれません。


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トノーカバーは取り外し可能、テールゲートは半分位しか開きません。。。

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ロードチャンプスの'59Chevy Full Size、セダンやワゴンも並べたくなります・・・
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Ponys41

Author:Ponys41
昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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