1/43cu.in.

1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

AUTOart '05 Mustang GT 一番のお気に入り・・・そして、その次は?

Aa_05_mustang_01


今回はブログ開設以来ちょうど100回目。キリバン(笑)には大好きな'05~マスタングの中でも個人的に一番のお気に入り、オートアートの製品をご紹介したいと思います。・・・それと次期モデルに関する情報を少々。


●AUTOart '05 MUSTANG GT


Aa_05_mustang_red_ft Aa_05_mustang_red_rr


オートアートのマスタングは実車登場後比較的早い時期にミニチャンプスと競作となりました。同じレッド・ファイアという実車のイメージカラーでの製品化だったので当方は本当に嬉しい限りだったのですが、モデルは一長一短、どちらの出来が良いかはもはや好みの問題かもしれません。顔周りの精悍さや、全体的にシャキッとエッジの立った雰囲気はミニチャンプスの方が上だと思いますが、なんとなくオートアートの方がマッチョな雰囲気が漂っているようにも思えます。


個人的には全体のプロポーション(特にルーフからリアウインドーへと繋がるライン)、シャシー周りの作り込み等、オートアートの方が好みかも・・・レッド・ファイアのボディーカラー関してだけ言えばオートアートの方が深みがあって実車のティンティッドクリア(カラークリア)コートの雰囲気が良く出ているのではないかと思います。そうそう、前輪がステアするのもポイント高いですね。


Aa_05_mustang_green_ft Aa_05_mustang_green_rr


実はオートアートのモデルは実車の発売前にモーターショーに展示された仕様のモデル化で、アルミホイールが量産仕様と異なります。(・・・といってもコレに良く似たアルミホイールも後に設定されたのですが。)レッド・ファイア、レジェンド・ライムの2色で1/18,1/32(スロットレーシングカー),1/43, 1/64でモデル化してくれています。(ウェブサイトによると1/24のスロットカーもあるらしい。)その後1/18のみブルーやブラック+シルバーストライプで量産仕様を発売、1/18,1/32でグランダムレースのレーシングカー仕様を発売しています。その他同社は1/18ではコンバーチブルやシェルビーGT500、サリーンを含む旧型等たくさんのマスタングを手掛けています。・・・ゲイトウェイグローバル様、1/43でも是非!日本やヨーロッパにもマスタングファンは居ますよ!!


Aa_05_mustang_02 Aa_05_mustang_03


↑ エンジンやトランスミッションの立体感、別パーツの足回りやエキゾースト、シルバーの質感の使い分け・・・床下の見応えは圧巻です。・・・さて、どの05マスタングが気に入りましたでしょうか?(クリックでちょっと拡大。)


●2010年型NEWマスタング情報!!


さて、05マスタング特集の初回に新型マスタング発表までのカウントダウンをしている米国フォードのオフィシャルサイトをご紹介しましたが、カウントダウンの進行と共にコンテンツを増やしてゆくようで、フロントフェイスやらサイドビューの1部やらチラ見せを始めています。ティーザー広告とは言え、今からこんなに見せちゃって良いのかしらん・・・・。


Front_profile_2 Conv_top


↑クリックしても大きくならないようにしときました。大きい画像を見たい方はFORDのサイトへどうぞ・・・。クールな動画やインテリア等の画像もアリ!! (Ford Motor Company様、画像貼り付けは熱狂的ファンの愚行とお許し下さいませ。)


http://www.fordvehicles.com/the2010mustang/?section=see_it&id=5


現行モデルが大好きなだけに次期モデルには期待と不安が入り混じりますが、写真を見る限りではカッコ良さそう・・・。あんまり見せられ過ぎちゃうと、実車デビュー時の感動が薄れちゃうかもです。1/43のミニカーは発売されるかな~。(・・・今からその心配かい。。。)


スポンサーサイト

シュコー時々ウェリー??? '05 Mustang GT

さて、ixo Junior に続いてお手頃価格のマスタングをもう1台。こちらもジュニア、Schuco JUNIOR LINEシリーズの1台です。なかなかに良い出来で、さすがはドイツの老舗ブランド・・・・・・・・・・・・・・・・・・と、思いきや!?


Schuco_05_mustang_ft Schuco_05_mustang_rr


どうです?このモデル、1/43スケールでお値段は¥1,500-そこそこ。ランプ類にはメッキやクリアパーツが奢られ、ドアミラーにはメタリックシールまで貼り込まれています。プロポーションも上々、フロント廻りの印象把握も悪くありません。そこはかとなくチープな雰囲気が漂ってしまいますが、ミニチャンプスやオートアートの半分以下のお値段では文句なんか言えません。他社で製品化されていない鮮やかなイエローのボディカラーも良いですし、何より往年のアメリカンレーシング製のそれを思わせるデザインのアルミホイールは、個人的にはこのマスタングにベストマッチだと思います。


「う~むシュコーも高いミニカーを販売する傍ら、低価格モデルも頑張ってるな~。」などとミニカーを愛でつつ、ヒョイと裏返してみると・・・。床板に"WELLY"  Made in Chinaの文字が躍っているではありませんか! よくよく箱を見返してみると、"MANUFACTURED BY WELLY DIE CASTING FACTORY LTD."とあります。以前同じシュコージュニアラインの初代マスタングをご紹介した時は、同シリーズの多くのモデルがホンウェル製だったのでマスタングもそうじゃないかと推測したのですが・・・その後供給元がウェリーに代わっていたのですね。。。ここまであからさまにOEM供給元が明示されていると、かえって楽しくなって来ちゃいます。(笑)


Schuco_05_mustang_2_2 Schuco_05_mustang_1_3   


それにつけても恐るべしはウェリーの実力。この低価格でこの出来は'05マスタングに限って言えばixoのそれを凌駕していると言えるのではないでしょうか?。パーツ構成もなかなか独創的で、フロント廻りはバンパー、ヘッドランプレンズ部を透明樹脂で一体成型しておいて、ヘッドランプ部を残して塗装するという手法を採っています。メッキのヘッドランプパーツのベゼル部分を黒塗装して組み合わせる事で、少ない部品点数でリアルな顔周りを実現しています。ちょっと前にご紹介したクラウン・ヴィクトリアのポリスカーといい、近頃すっかりウェリーファンな私です(笑)。 この調子で1/43アメリカ車を、低価格でどんどん製品化して欲しいものです。


Schuco_05_mustang_3


う~~~む。。。ixo MODELS '05 Mustang GT

・・・個人的にはixoって好きなブランドなんですよ。書店でもお馴染みのフェラーリの華麗なバリエーションの一方で、地味~~な大衆車や東欧のクルマを手掛けてみたり、見応え十分なクラシックカーをシリーズ化したり・・・でも、この'05マスタングは正直いただけません。


●ixo JUNIOR FORD MUSTANG GT


Ixo_05_mustang_ft Ixo_05_mustang_rr


そもそもパーツの簡略化等コストダウンで1/43ミニカーを安価に提供しようというジュニアシリーズなので、ディテールの作り込みが甘いのはしょうがないとしても、プロポーションの良し悪しは製造コストに直結していないと思うのですよ・・・。同じイクソ・ジュニアでも十分見応えのあるモデルもたくさんあるのですけれど、このマスタング、C6コルベットあたりは明らかに原型製作のヤル気が不足してる感じです。プロポーションも今一つだし、顔の印象も良くありません。塗装もボッテリ厚過ぎで実車のシャープなイメージからはかけ離れた印象になってしまっています。ボディカラーが他社で製品化されていないソリッドのレッドな所が僅かな価値かも・・・!?。 価格はホント、2,000円でオツリが来る位なので、いとも簡単に6,000円を超えてしまうような最近の1/43モデルに対して十分なアンチテーゼになっているとは思いますが・・・。


●ixo MODELS FORD MUSTANG GT USA Stallings Police 2005


Ixo_05_mustang_police_ft Ixo_05_mustang_police_rr


↑テールランプの塗り分けや、マフラーカッターなど、それなりに頑張ってはいますね。


後にこの金型を使用した通常版のixo製品も発売されました。それがこちらのモデル。正直、実車の素性は良く判らないです。(汗。。。) ネットで調べるとノースカロライナ州にStallingsという町があってそこのポリスカーらしいのですが、赤いボディを走る2本のストライプやサリーンのレーシングカーを思わせるサイドの馬のグラフィックがカッコ良すぎ!!。パッと見ポリスカーに見えないかもです・・・。ミニカーも塗装のボッテリ感が解消され、アンテナやエッチングのディスクブレーキローター等が追加され、だいぶ印象が良くなっています。通常版ixoの面目を保ったという所でしょうか。


海外のポリスカー系ミニカー専門店のサイトを見ると、この後Lancaster Police仕様も予定されているらしく、こちらは黒をベースにドアが白、ゴールドのストライプが配されルーフにライトバーが装備されたポリスカーらしい外観です。・・・この手があったか!これじゃあプロポーションに不満があってもマスタング・ファンとしては買わない訳にいかないじゃないか・・・トホホ。。。


MINICHAMPS The Ford Power Trilogy '04 Detroit Auto Show

Mc_detroit_show


前回ちらっとご紹介した、2004年デトロイトショーに展示されたフォードのショーカーセットです。・・・シェルビー・コブラ・コンセプトは純粋なコンセプトカーとして、マスタングとGT40は2005年モデルとしてのお披露目でした。このミニチャンプスの製品はショーカーとしての特別塗装、グレーメタリックに2本のシルバーストライプが再現され、マスタング、GT40はこのセットのみのカラーとなっています。(シェルビー・コブラ・コンセプトは単品販売有り。) 


※先回シルバーにホワイトのストライプとご紹介したのですが、改めてモデルを観た所、明るいグレーメタリックにシルバーのストライプでした。実車の写真がシルバー/ホワイトストライプに見えたもので・・・失礼しました。。。


●'05 FORD Mustang GT


Mc_05mustang_gray_ft Mc_05mustang_gray_rr


マスタングは2004年のデトロイトショー会場にフォードGT、シェルビー・コブラ・コンセプトとともに展示されていた仕様を再現したモデルです。画像のミニチャンプスのモデルは'05年型量産車のアルミホイールですが、実車のショーカーに装着されていたのは実はオートアートのミニカーで再現されているタイプでした。このホイールは'05時点では量産車に設定がなく、'06モデルイヤーに似たデザインのものが設定されています。細かいハナシですが・・・。


●'05 FORD GT


Mc_05_ford_gt_gray_ft Mc_05_ford_gt_gray_rr_2


フォードGTは2002年のデトロイトショーでコンセプトカーとして発表され、2年後の2004年、同じデトロイトショーで限定生産の市販車として発表されました。生産はサリーンに委託され、ミシガン州の旧フォードプラントで製造されました。スタイリングはオリジナルのGT40の現代的な解釈・・と言うよりはまんま復刻版と言う感じですね。ただしボディの外寸はGT40よりもかなり大型化されています。アルミのスペースフレームを用いたミッドシップの本格的なレイアウト、V8 5.4L DOHC 550hp等、2年間で生産中止してしまったのは何とも惜しい感じがします。千台単位の生産台数はアメリカでは本当にレアなクルマと言えそうです。


※前々回シェルビーGT KRのパワーがフォードGTを上回ったと記述しましたが誤りでした。間違い連発ですみません。。。


●Shelby Cobra Concept


Mc_04_shelby_concept_gray_f Mc_04_shelby_concept_gray_r


2004年のデトロイトショーで発表されたコンセプトモデル。量産化を期待する声もありましたが今の所そういう動きはなさそうです。フロントミッドシップにトランスアクスル(トランスミッションがエンジン直後でなくデファレンシャル側にある)と、重量配分を考慮したレイアウト、V10 6.4L DOHC 605hpと言うスペックを有していますが、イギリスのライトウエイトスポーツカーACエースにV8エンジンを叩き込むという、オリジナルコブラの荒々しさかからすると、ずいぶん洗練され、サイズも大きくなった印象です。(特に車幅)


さて、このミニカー3台セットはクルマの並び方も背景のショー会場と揃えてあるのですが、一番安い量販車種のマスタングが中央に据えられています。シェルビー・コンセプトもフォードGTも、その昔のフォードGT40のように壮大なマスタングのプロモーションの一環だったのかもしれないな~等と久々に引っ張り出してきたモデルを見ながら考えてしまいました・・・。


MINICHAMPS '05 Mustang GT

Mc_05mustang_red_ft Mc_05mustang_red_rr


'05 マスタング、先ずは順当にミニチャンプスから・・・。初代を彷彿とさせる現行マスタングのデザインは、ミニカーメーカーにも(商売として)魅力的に映ったのでしょうか?ミニチャンプスとオートアートの2社が競作するという嬉しくも大変な事態となりました。1/43だけでもまだ他に製品があり、1/18,1/24,1/32,1/64,1/72,1/87を合わせるとその製品はかなりの数に上ります


ミニチャンプスからは先ずレッドメタが発売され、次いでブラック、ダークブルーメタと来て、その間にシルバーボディ/ホワイト(訂正)グレーメタ/シルバーストライプの'04デトロイトショー仕様がフォードGT、シェルビーコンセプトとの3台セットで発売されました。更にホワイトの製品化が予告されています。ディテールのシャープさ、フロント廻りの印象把握は1/43モデル随一ではないかと思います。オートアートと一長一短あって何とも甲乙つけがたい感じです。(写真映えはディテールのシャープなミニチャンプスの方が上かも・・・。)


'05モデルイヤーからの純正ホイールが装着されていますが、タイヤが扁平すぎてホイールハウスの隙間が広すぎるように感じる点、ルーフからリアウインドーへのライン、シャシー廻りが比較的あっさりしている辺りが個人的には気になる・・・。やっぱり本当に好きなクルマのミニカーは、ついつい評価が厳しくなってしまいますね。。。


Mc_05mustang_bk_ft Mc_05mustang_bk_rr


↑こちらのブラックは過去の記事でご紹介済み。写真もリサイクルです(笑)。


Mc_05mustang_blue_ft Mc_05mustang_blue_rr


↑現状では一番新しいカラーバリエーションのダークブルーメタリック。ちょっと渋めな仕上がり。


フォード社100周年記念モデルを手掛けるなどミニチャンプスとフォードの結びつきは強く、マスタングも歴代モデルをいろいろと手掛けてくれています。以下、知っている限りリスト化してみます。


  • '64 1/2 Ford Mustang Convertible  White, Red, Lt. Blue, Gold(予定品)

  • '68 Ford Mustang Fastback 2+2 Black, Blue Met. Gold Met.

  • '68 Ford Mustang Fastback 2+2 ”ブリット”劇中車 Green Met.

  • '71 Ford Mustang Match1  Yellow(予定品)

  • '71 Ford Mustang Match1 ”007ダイヤモンドは永遠に”劇中車 Red(予定品)

  • '93 Ford Mustang DTM White2種, Black+ Red stripe, DTMレーシングカー

  • '94 Ford Mustang Cabriolet  Red, Dk. Blue Met.

  • '05 Ford Mustang GT  Red Met. Black, Blue Met, White(予定品),

  • '05 Ford Mustang GT  Silver Met./White (訂正)Gray Met. / Silver Stripe (デトロイトショーカーセット)

以上、過去にご紹介済のモデルはリンクしておきました。'71のマッハ1は本当に楽しみです!


'05~ Mustang 歴史は繰り返す?

05_mustang_03


さて、当ブログの開設以来マスタングを初代モデルからご紹介してきましたが、ここで'05からの現行モデルをご紹介しておきたいと思います・・・と言うのも、実車が2010年モデルとして大幅なモデルチェンジを予定しているらしいからであります。アメリカ本国では、ネット上で次期型マスタング発表までのカウントダウンが始まっていたりします。(もちろん現時点では次期マスタングの姿を観る事は出来ませんが・・・。)


カマロ/ファイア・バードが消滅してしまう等アメリカ市場でクーペタイプのクルマの販売が惨憺たる状況の頃、'03年のデトロイトショーで初代モデルのDNAを色濃く反映したショーカー、マスタングGTコンセプトが公開されました。このショーカーへの反響は大きく市販化への期待も膨らんでいましたが、'05モデルイヤーの新型としてショーカーのイメージを大きく崩すことなく量産化されました。初めて写真を観た時は「まんま初代モデルだなー。」と、ちょっと冷やかな見方をし・・・ようと試みたのですが、やはりこのカタチというか血の濃さにすっかりやられてしまいました。もうメロメロ。。。ああ、実車が欲しい~。


Gt_concept_ft1_3 Gt_concept_rr1


V8のGTモデルは300hp、実際はともかくイメージ的には先代SVTコブラのハイパフォーマンス振りに比べ物足りない感もあったものの、遠からずイメージリーダー的なハイパフォーマンスバージョンが追加されるだろうと思っていました。・・・現実は当方の想像を遥かに上回り、'06年に発表、'07年に発売されたシェルビーGT500は500hp、限定生産のGT500KR(King of Road)では540hpと、少量生産のスーパースポーツ、フォードGTをエンジンスペックでは上回る結果となりました。(訂正)フォードGTは550hp。さらにダメ押しの本家シェルビーチューン、スーパースネークは600hp、メーカ保証なしだと725hp()って、ここまで来ると何がなんだかもう・・・。このパワーをリジットサスで受け止められるのか?と言った心配は野暮ってもんでしょうか?


マスタングの成功を目の当たりにしたGMはカマロを復活させ、クライスラーもチャレンジャーを復活させました。一方でガソリン価格の高騰や景気の減速による深刻なクルマの販売不振・・・。なんだか'70年代の悪夢を再び見させられそうな予感。。。果たして歴史は繰り返されるのでしょうか?それとも・・・!?


05_mustang_04


↑ホットホイールの1/64モデルによる並び。シルバーのGTコンセプトはプチカスタムペイント。ボディサイドのグラフィックをプラ塗料の薄め液で落とし、エンジンフードを塗装しました。レッドメタは市販版のマスタングGT、黒内装/クローム・シャシーはちょっと珍しいらしい・・・。黒にシルバーストライプ(ほとんど見えない。。。)はシェルビーGT。この並びを1/43でも揃えたいものです・・・。


スクリーンを駆け抜けたクルマ達; 007 THE MAN WITH THE GOLDEN GUN

Uh_007_man_w_golden_gun_1


CHPを中心としたポリスカーの紹介が意外と長くなりましたが、今回は久々に劇中車ネタでいってみたいと思います。今回のお題は"007 黄金銃を持つ男(原題;THE MAN WITH THE GOLDEN GUN)"です。


●映画について・・・タイはAMC天国!?

”黄金銃を持つ男”は007シリーズ第9作目、ボンド役が3代目のロジャー・ムーアに交代して2本目の作品で'74年公開。敵役スカラマンガにイギリスの名優クリストファー・リーが扮しています。映画のストーリーはそれこそいろいろな所で語られているでしょうからココでは割愛します。(おいおい。。。)


私にとって印象的なのはやっぱりカーチェイスシーン。逃げるスカラマンガのクルマはAMCのマタドール・キャッシーニクーペ。追うボンドのクルマはショールームから徴発したこれまたAMCのホーネット・ハッチバック。舞台はアジアのタイだというのに追う側も追われる側もAMC車という、極めて不自然な状況でカーチェイスは進行します(笑)。有名なのは川の対岸を逃げるスカラマンガを追ってのホーネットの空中横一回ひねりジャンプ。丁度いい具合に崩れ落ちた木橋を利用して川を飛び越えましたが、今日のようなCG技術などなかった頃の事ゆえ、木橋の角度やクルマの速度を綿密に計算した上でのスタントアクションだったそうです。また、面白いのがスカラマンガのマタドール。フランスの怪盗、ファントマのシトロエンDSよろしく翼を装着して空を飛んで行ってしまいます。ボンドカーならぬスカラマンガカーと言ったところでしょうか。


●クルマについて・・・AMC、個性でビッグ3に対抗。

Uh_amc_hornet_ft Uh_amc_hornet_rr


カーチェイスの主役はどちらもAMC(アメリカンモータース)のクルマです。ボンドの乗ったホーネットは'70年デビューのコンパクトカー。シボレー・ノバあたりがライバルと言えばイメージし易いでしょうか?映画に使用されたハッチバック・クーペは'73年に追加されました。AMCには専用ボディを持ったジャベリンと言うスペシャリティ・カーも存在したのですが、'74年一杯で消滅してしまったので、より拡販につながるこの車種が劇中車としてチョイスされたモノと思われます。V8エンジン搭載車もあったものの比較的地味なクルマですが、ボンドカーに抜擢された結果、ジョニーライトニングの1/64、ユニバーサルホビーの1/43、コーギーの1/36とミニカー化には恵まれましたね。


Uh_amc_matador_ft Uh_amc_matador_rr


対するスカラマンガ車はマタドール・キャッシーニクーペ。クラシカルなデザインで'60年代のクルマに見えますがデビューは'74年。インターミディエートサイズのパーソナル・クーペです。ペーサー等ユニークなクルマを生み出したディック・ティーグというデザイナー率いるAMCデザインの意欲作でした。ベースのセダンは'71年にデビューし、キャッシーニクーペのデビューした当時は非常にゴツイデザインだったので、”美女と野獣”などと揶揄されたというハナシもあります。GM、フォード、クライスラーに続く第4の米国量産車メーカだったAMC、コンパクトカーへの特化やユニークな商品開発で生き残りを図りましたが、ルノーと提携後クライスラー傘下のイーグルディビジョンとなった末に消滅してしまいました。ブランドとしてはJEEPだけがその名残です。


●ミニカーについて・・・日本でも発売して欲しい!"BOND CAR COLLECTION"

Uh_007_man_w_golden_gun_2 Uh_007_man_w_golden_gun_3_2


ご紹介したミニカーはどちらもユニバーサルホビー製。過去にご紹介したサンダーボール作戦のマスタング女王陛下の007のマーキュリークーガーと同じ"BOND CAR COLLECTION"シリーズのモデルです。映画やボンドカーを解説した冊子とジオラマケースに収納されたミニカーのセットで販売される物ですが、残念ながら日本では未発売。海外ではそろそろ終わるかな~と思っていたのですが、しぶとく続いてかなりマイナーなサブキャラ的な車種までモデル化されています。正直、出来の良し悪しにバラツキもあるのですが、この2台はなかなか良い出来。1/43では他でモデル化されていないと思うので、貴重なミニカーと言えそうです。


ホーネットの方は例の空中1回転後の着地した瞬間をジオラマ化しており、007作品のファンのツボを心得たニクイ演出だな~と嬉しくなります。マタドールの方は前輪が左へステアした状態で固定されています。こっちは可動するようにして欲しかったな~と思う次第。どちらも車内に登場人物のフィギュアが・・・。マタドールにはスカラマンガとニック・ナックが、ホーネットにはムーア・ボンドと前作”死ぬのは奴らだ”にも登場したペッパー保安官が・・・この人、わざわざタイまで来てAMCのディーラーで何をしてるんだか。。。尚、マタドールのトランクに潜んだグッドナイト嬢は残念ながら再現されていません(笑)。


Uh_007_man_w_golden_gun_4 Uh_007_man_w_golden_gun_5


最後にこの"BOND CAR COLLECTION"シリーズで製品化されたアメリカ車を私の知っている範囲でリスト化しておきます。他にもあるかも知れませんし、これから増えるかも知れませんが・・・。ボンドシリーズには意外と多くの米車が出演していますね。


  • '57 シボレー・ベルエアConv. (ドクター・ノオ)

  • '64 1/2 マスタングConv. (ゴールドフィンガー) ティリー車

  • '64 or '65 サンダーバードConv. (ゴールドフィンガー) フィリックス・ライター車

  • '64 1/2 or '65? マスタングConv. (サンダーボール作戦) フィオナ車

  • '69 マーキュリー・クーガーConv. (女王陛下の007) ステイシー車

  • '71 マスタング・マッハ1 (ダイヤモンドは永遠に) ティファニー車

  • '73? キャデラック・エルドラド・カスタムカー (死ぬのは奴らだ)

  • '73? シボレー・ノバ・ポリスカー (死ぬのは奴らだ)

  • '74 ホーネット・ハッチバック (黄金銃を持つ男)

  • '74 マタドール・キャッシーニ・クーペ (黄金銃を持つ男) スカラマンガ車

  • '85? シボレー・コルベット・C4クーペ (美しき獲物たち) イワノヴァ車

  • '02 サンダーバードHT (ダイ・アナザー・デイ) ジンクス車(だったと思う・・・)

1/43cu.in.検索タグ
過去記事の検索は以下のタグをご利用下さい。
プロフィール

Ponys41

Author:Ponys41
昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

カレンダー
08 | 2008/09 | 10
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
ビジュアルリンク
















QRコード
QR
検索フォーム
FC2カウンター

123456789101112131415161718192021222324252627282930 09