1/43cu.in.

1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

やっと発売!!~MINICHAMPS '70 Dodge Challenger R/T

・・・と言う事で、発売されたばかりのミニチャンプス'70チャレンジャーR/Tです。


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↑ミニチャンプスともなるとこちら側の期待値も高まっちゃうので、注文をつけたくなる部分も・・・ヘッドランプは小ぶりで実車の睨みつけているようなふてぶてしさが不足しているような・・・。


マスタングに端を発するポニーカーブームに対し、クライスラーの持ち駒は長い間プリマス・バラクーダのみでした。ダッジにはチャージャーが有りましたが、ベースがインターミディエートのコロネットだった事も有り、マスタングやカマロよりは1クラス上のクルマと言う雰囲気だったのではないかと思います。こうした状況に対し、'70年になってようやく市場に送り出されたのがチャレンジャーでした。挑戦者というネーミングもポニーカー市場への参入が最後発になったからかもしれませんね・・・。R/Tは都度記していますがRoad & Trackの略。公道での一般使用からサーキット走行までをこなす高性能グレードである事を意味します。強力版の440-6パックや426HEMIをチョイスした場合は、ミニカーとは異なるシェイカーフードをチョイスする事も可能でした。


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しかしこのクルマのイメージは、映画”バニシング・ポイント(原題;VANISHING POINT)”によって強烈に印象付けられていると言って良いのではないでしょうか?クライスラーマッスルのアウトローというかワルな雰囲気は、アクの強いスタイリングのみならずこの映画や”ダーティ・リー クレイジー・ラリー(原題;DIRTY MARY CRAZY LARRY)”等のアメリカンニューシネマでのアンチヒーロー振りによって醸成されているようにも思えます。'70のR/Tは"ワイルドスピードX2”にも登場していましたが、ここでも'69イェンコ・カマロと共になかなかのワルぶりを発揮していました(笑)。


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ミニカーはミニチャンプス製で発売を首を長~くして待っておりました。ボディのプロポーションは上々、ボディカラーのSublime、独特なエンジンフードのマットブラックもしっかり再現されています。・・・個人的にはイエローのバンブルビーストライプは実車では見掛けた事がないのですが、こう言う組み合わせってあったんでしょうか?ストライプの形もバンパー下端辺りまでまっすぐ通っているのが一般的な気がするのですが・・・。それと'71マスタングマッハ1もそうだったのですが、車高が落ち過ぎでこれじゃあ前輪をステアするとフェンダーに干渉してしまいそうです。(実車でこれぐらい車高を落としている例も見受けられますが・・・)アメリカ車らしさの意図的なディフォルメとして車高を下げているのだと思いますが個人的にチャレンジャーは薄ベったいボディが高い位置に載っかっているイメージが有るのでちょっと違和感を感じます。


・・・ともあれ、'70R/T仕様の1/43での製品化は有難い限り。この上は是非バニシング・ポイント仕様のミニカーを発売して欲しい所です。ミニカー的にはボディカラーをホワイトの単色にするだけで基本的にはOKなのですから。


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Chrysler E-Body, Dodge Challenger & Plymouth Cuda

本当は45周年記事に続けて'69~'70マスタングをご紹介しようと思っていたのですが、長らく待ち続けた新製品がようやく発売になったので急遽予定変更。クライスラーのEボディ・スペシャリティ、ダッジ・チャレンジャー、プリマス・クーダをご紹介したいと思います。


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↑ロードチャンプスの'70AARクーダとミニチャンプスの'70ダッジ・チャレンジャーR/T。もっとサイケな書体のフォントを持っていれば良かったのですが・・・。


海外のネットオークション等では少し前から出回っていたミニチャンプスのダッジ・チャレンジャーが漸く日本でも発売されました。高価なホワイトメタルやレジン製品を別にすれば、'70チャレンジャーのR/Tは1/43モデルがなかったので、この製品化はとても嬉しいニュースでした。(いや~それにしても当初の発売予定から長い事待たされましたが・・・。)また、以前'67シェルビーGTの製品化をご紹介したグッドスマイルレーシングがチャレンジャー、クーダの製品化も企画しているようでこちらも楽しみです。


ダッジ・チャレンジャー/プリマス・バラクーダ,クーダはマスタング/クーガー、カマロ/ファイアバード、AMCジャベリン等に対抗するポニーカーとしてクライスラーが送り出したクルマ達でした。クーダの方は'64年、マスタングとほぼ時期を同じくして初代モデルが誕生していますが、ライバルのマスタングがコンパクトカーであるファルコンをベースにしながらも独自のボディを持っていたのに対し、プリマス・バリアントのクーペボディバリエーションという成り立ちでした。'68型で2世代目へ移行し、今回ご紹介する'70年型~は3世代目にあたります。一方のチャレンジャーは'70年が初登場の年。折悪くオイルショックの洗礼を受け、また排ガス対策で自慢のヘミエンジンを失う等の不運に見舞われ、両車共に僅か4年で消滅しました。その後ダッジチャレンジャーの方は '08年型として復活したのはご存知の通りです。


共にEボディと呼ばれる兄弟車のような存在で、ライバル達と同等の4.8m前後の全長に対して全幅が1.9mと広い特異なプロポーションを持っています。一見キャビン周り等は共通のように見えますが、実際はホイールベース等も異なり、単純な兄弟車では有りません。ヘミエンジンを搭載したR/TやT/A等ホットバージョンも色々と存在し、派手なカラーリングや独特なワルな雰囲気もあり、マスタングやカマロとはまた異なる魅力を放っています。バニシングポイントなど映画での活躍が強烈に印象に残っている方も多いのではないでしょうか?次回最新製品のミニチャンプス製の'70チャレンジャーR/Tから何台かミニカーをご紹介したいと思います。


進化するヤトミン、新製品に期待大!~'68 Shelby GT500KR・・・そしてブリットとエレノアが来る!!!

マスタング45周年記事に続いてマスタング絡みのモデルをご紹介します。本当はコブラなどと合わせて年代ごとにご紹介すべき所ですが、今回コレご紹介するのにはワケがあります。実はヤトミンからとっても嬉しい新製品が発売される予定だからでなのです。そちらの情報も合わせてご紹介します。


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↑シェルビーGTのベースになった'68マスタングはミニチャンプス製、ディテールの異なる'67GT350はアーテル製、そして今回主役のヤトミン製'68シェルビーGT500。


シェルビーGTシリーズ、アメリカ車好きな方な良くご存じの事でしょう。コブラを世に送り出したキャロル・シェルビー氏がフォード・マスタングをベースに各種のチューニングを行い誕生させたクルマです。本来、初期のマスタングをベースに誕生したGT350は、SCCAプロダクションカテゴリー参戦によるマスタングのスポーツイメージ高揚を主眼としたものでしたが、'67年に追加されたGT500は428cu.in.(7リッター)のポリスインターセプターエンジンをチューンして搭載。スパルタンなスポーツマシンと言うよりは豪華なグランドツアラー的性格を持っていました。更に今回ご紹介する'68年型からは、生産がシェルビーのファクトリーを離れ、フォード社自体へと切り替わっており、初期のコンセプト、成り立ちからは大きく変貌したと言えるでしょう。


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↑出来はちょっぴり微妙なヤトミンのシェルビーGTですが、改良を受けて印象は着実に良くなっています。年式が違うのにエレノア風のカラーリングなのはご愛敬(笑)。


ベースのマスタングは'67年に大幅なスタイルチェンジを行っていますが、シェルビー版も歩それに伴い'67年にスタイルチェンジを行った後、'68年にも更に独自のフェイスリフトを行っています。'67がベースのマスタングに近いフロントマスクなのに対し、'68はよりマッチョというかアグレッシブなデザインになっています。このあたりは好き嫌いが分かれそうな所ですね。因みに最新モデルにも用意されるKR(キング・オブ・ロード)というネーミングは、シェルビーGTシリーズの最強バージョンとして'68に登場しました。


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↑現状のカラバリは上のグレーメタ/黒ストライプ、グリーンメタ/白ストライプに、ブルーメタ/白ストライプが加わっています。


さて、ヤトミンのミニカーのお話です。ミニカーファンの間でヤトミンと言えば、古来より1/64スケールが有名かと思いますが、近年は1/43や1/18のミニカーも手掛けています。1/43では多くのアメリカ車を安価に提供してくれていてなかなか有り難いのですが、特にリリースの新しい製品、例えば'71ビュイック・リビエラや'58フォード・エドセル等はプロポーションも素晴らしく、非常にコストパフォーマンスの高い良い製品だと思います。


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↑クリームイエローの方は10年以上前の古いロットの製品。判りにくいかもしれませんが車高が低く、また塗装が厚くてボディサイドのプレスライン等、ディテールにキレが有りません。


・・・この'68シェルビーGT500はと言うと、ヤトミン1/43では初期の製品にあたり、残念ながら出来は今一つと言った感じです。しかし、当方手持ちの初期ロットと最近のロットを比べると改良が加えられて明らかに印象が良くなっています。1つは初期ロットではタイヤのトレッドが狭く、車高も落ちていてなんとなく足腰が弱そうな印象だった物が、トレッドが拡がり、車高もシェルビーGTっぽい雰囲気に改められています。また塗色の違いもありますが、ボッテリした厚塗りから適度な塗装膜厚になってボディーのディテールがシャープになっています。ちょっとした事ですがこれでミニカーの印象は随分良くなっています。トレッド/車高の改良に当たってはホイールと床板の金型を改良していますから、それなりに気合いが入っています。


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↑グリーンの新しいロット、ホイールが改良されてトレッドが拡がっているのがお判りいただけるでしょうか?床板の刻印も変わっており、車高を適正にするため型改修されたものと思われます。


●ヤトミン1/43新製品情報!!!


・・・そしてこのヤトミンからマスタングファンには嬉しい新製品が登場しそうです。1つは'67シェルビーGT500、しかも細かい事はアナウンスされていませんが何とGT500E仕様なのであります!そう、あのバニシングIN60のリメイク版である60セカンズで一躍有名になったエレノア仕様です。ヤトミンは1/64,1/24でGT500E仕様を発売済みですが、まさか1/43でも発売してくれるとは・・・。カラーはグレーメタリック、オレンジメタの2色で、グレーの方はまさしくエレノアそのものです!言うまでもなく1/43では非常に貴重な存在です。


・ヤトミンサイトの新製品情報 '67 Shelny GT500はコチラ! (画像有り)


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↑'67シェルビーGT500E仕様を1/24と1/64で発売済のヤトミン。(上の画像は1/24)まさか1/43まで発売してくれるとは!ありがとうございます~。


もう一つは'68マスタングGTとそれをベースにしたブリット仕様(!)、ノーマル仕様はホワイト/レッドの2色、ノーマル、ブリット仕様共にミニチャンプスから素晴らしいモデルが発売済みですが、ヤトミン製はそれらよりはぐっとお安い価格になるのではないかと思われます。


・ヤトミンサイトの新製品情報 '68 Ford Mustang GTはコチラ! (画像有り)


・ヤトミンサイトの新製品情報 '68 Ford Mustang GT”ブリット仕様"はコチラ! (画像有り)


発売がいつ頃になるかは判りませんが、試作品が出来ている事からすればそう遠い事ではないのではないでしょうか?劇中車2種を含む1/43マスタング、期待して待ちましょう!!


ミニカー・コラム・シフトVol.2 Happy Birthday Mustang! 45th Anniversary

記念すべきこの日に、ミニカー・コラム・シフトVol.2をお送りします。


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いや~目出度い!!。 今を去ること45年前、1964年4月17日にフォード・マスタングは華々しくデビューしました。浮き沈みの激しいこの種のクルマにあって、時代のうねりに翻弄され時として大きく姿を変えながらも、今尚第一線に留まり続けている事実は、やはり素直に偉大と言って良いのではないかと思います。


大のファンである当方が言うのもなんですが、ぶっちゃけ高級車でもないし、高度な先進技術を駆使している訳でもないマスタングですが、これだけ多くのアメリカ人に愛されているクルマも少ないと言えるでしょう。時代の流れを読みながら、ニューモデルを世に問い続けたフォードの企業努力はもちろんの事、それを支持し続けた熱狂的なファンの存在もやはり大きいのではないかと思います。1台のクルマと大勢のファンとが相思相愛の関係でいられるというのは、そうした対象がどんどん減っている今日の日本から見ると、とても羨ましく感じられます。


マスタング45周年のお祝いの意味を込め、以下に今後当ブログでご紹介するつもりのモデルを含め歴代マスタングを1/43モデルでご紹介したいと思います。(※トミカダンディを除く/笑)


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↑ '64 1/2 ~'66記念すべきベビーマスタング。コンバーチブルはミニチャンプス、HTは古のソリド、ファストバックのシェルビーGT350はイクソ製のスペイン向けモデル。


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↑ ちょっとマッチョになった'67~'68。'67HTはウエスタンモデル、'68ファストバックはミニチャンプスのブリット劇中車仕様。


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↑ 歴代でもっともワルな雰囲気を醸す'69~'70。'69 Boss302はロードチャンプス、'70 Boss302は古のホットホイール・グラントロス(製造はメーベトイ)。


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↑ 日本でも人気の高い通称”ビッグ・マスタング”'71~'73。黄色い'71マッハ1はミニチャンプス、ブルーメタの同じく'71マッハ1はジョニーライトニングの1/43モデル。


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↑ 先代から一気に小型化された'74~'78マスタングⅡ.黄色のマッハ1はトミカダンディ1/45、シルバーのストリートレーサー仕様はユルいけど1/43ジルメックス製。


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↑ フェアモントをベースに各部を大幅に近代化して登場したFOXシャシーの'79~'93マスタング。コンバーチブルGTはニューレイ製。クーぺGTはアーテルのブループリントシリーズからの1台。


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↑ 再びスタイリングを大幅に変更し、初代のエッセンスを取り入れた'94~'04モデル。前期タイプのコブラはロードチャンプス、ニューエッジデザインの後期タイプGTはXコンセプツ社のモディファイヤーシリーズ。


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↑ そして'05年、さらに初代マスタングのDNAを強く受け継いでデビューした'05~マスタング。フェイスリフトした2010年型のミニカー発売も期待したい!


・・・何はともあれハッピーバースディ・マスタング!!5年後、10年後も現役のままこの日を祝えますように!そしてまたいつの日かオーナーとなれる事を夢見て・・・。


「驚愕の知らせ!!祝!ボンドカー・コレクション日本発売??」「喜びと悲しみの連動!?」 スクリーンを駆け抜けたクルマ達~'78 Dodge Monaco SFPD from 007 A VIEW TO A KILL 友情出演'85 Corvette & More~

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     ・・・・・・・・タイトル、長過ぎるって。火サスじゃあるまいし(しかも古っ!!)


・・・と、セルフツッコミは程々にして、今回のお題は久々の007であります。驚愕の知らせはブログをリンクして頂いているお友達の覆面えるさんのコチラの記事によってもたらされました。何と(!)当方もアメリカ車を中心に都度ご紹介して来た、"The Bond Car Collection"シリーズ(=書店で販売されるユニバーサルホビー社製ミニカー付き冊子)がとうとう、日本でも発売されるらしいのであります!!・・・日本での販売元は”フェラーリコレクション”や”国産名車”シリーズでお馴染みのアシェット・コレクションズ・ジャパン社。(同社のサイトでのアナウンスは未だ無し。)今の所広島地区でのパイロット販売のみのようですが、他のシリーズの経緯からすると全国展開はほぼ間違いないと思われます。・・・日本に展開される保証がなかったので、海外オクで少しづつ集めていた身としては、嬉しいような悲しいような・・・ちょっと複雑な気分ではあります。。。


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↑この特徴的な角型4灯縦目のポリスカー、他の映画やTVでもお馴染みの存在です。1/43ではダイメンション4の素朴なモデルしかなかったので、なかなか嬉しいモデル化です。


・・・と言う事で、この日の為に秘蔵していた(大ウソ)'78 ダッジ・モナコ SFPD仕様です。


覆面えるさんの記事にお友達のFZIROさんがコメントを寄せていましたが、このシリーズ、、何と70種類位あるらしいです。。。ボンドシリーズはもちろん70作も作られていませんから、中にはもう、ホントに端役のクルマのモデルもあります。今回のダッジ・モナコもそんな1台。”007美しき獲物たち(原題;A VIEW TO A KILL)”に登場していたのですが、ボンド達の乗った梯子消防車を追いかけていたSFPD(サンフランシスコ警察)仕様です。当然特殊装備など一切なく、ボンドカーでも何でもないのですが、ボディのダメージ等を表現している辺り、劇中車らしいと言えなくもありません。(個人的にはダメージ無しの方が良かった・・・。)


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↑初期型にあたるトミカのダッジ・コロネット。床板に1/74とありますがそんなに小さくないのでは?


今回ご紹介するダッジモナコは、クライスラーのインターミディエートクラスのクルマで、'71年のモデルチェンジで登場した時は”コロネット”を名乗っていました。'77年にフェイスリフトを行いご覧のような角型ライト縦4灯の顔付きになると同時に、モナコの名前をフルサイズセダン(以前ご紹介したブルースモビルがそれです。)から引き継ぎました。このタイプのモナコ、プリマス版のサテライト/フューリーはポリスカーへの採用例が多く、今回の美しき獲物たち以外にも数え切れない位たくさんの映画やTVドラマに登場。劇中車ファンの方なら”パトカー・アダム30”あたりを思い浮かべるのではないでしょうか?


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↑このシリーズのミニカーは出来の良し悪しに結構バラツキがあります。コルベットは・・・。


さて、ストーリーの中でアメリカも舞台になっているこの作品からは、ボンドカーコレクションでもう1台アメリカ車のミニカーが発売されています。それはKGBの女スパイ、イワノヴァが運転していたC4コルベット。こちらも劇中にはほんの僅かしか登場しなかったのですが、コルベットだからか、或いはお手軽に仕立てられるからか、アーテルから1/18の劇中車仕様ミニカーも発売されていたりします。ユニバーサルホビー製のこのミニカーは、取り立てて劇中車としての特徴はないのですが、それゆえ1/43のC4初期タイプミニカーとして、ソリド製等と並んで有り難い存在です。


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↑コルベットとルノーは某有名ミニカー店のマイショップでルース品を格安でゲットした物。ルノーももちろんシリーズの1台。ムーアボンドもなかなか良いカンジです。・・・しかし、これほど悲惨な状態でミニカーになったクルマも珍しいですよね(笑)。


でも、この”007美しき獲物たち”でもっとも華々しい活躍をしているのは残念ながらアメリカのクルマ達ではなく、実は映画の掴みのアクションで↑こんな姿になってしまうルノー11のタクシーだったりするんですよね~(笑)。


愛しのトイカー達、ユルいけどマニアックで貴重!?~Zylmex Mustang CobraⅡ

”愛しのトイカー達”と言うフレーズは、以前ティンズ・トイのフォード・エコノラインをご紹介した時に使いましたが、1/43でアメリカ車のミニカーを収集していると、他にも色々とこうしたモデルが手元に集まって来ます。なので当ブログの一カテゴリーとして昇格させちゃいました(笑)。


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今回ご紹介するのはユルいけどとってもマニアックで、ある意味非常に貴重なジルメックスのマスタングⅡです。本来なら'69~'70,'71~'73のマスタングの後にご紹介すべきですが、今回はブログをリンクさせて頂いているHIRO620さんのコチラの記事に勝手連であります。


マスタングⅡは'74年型としてデビューしたモデルで、'64年4月にデビューしたマスタングが年々大型化してポニーカーとしての当初の魅力を失い、販売の面でも苦戦したため、当時のサブコンパクトであるピントをベースに一気に小型化して登場したのでした。登場初年度はオイルショックの影響もあって小型化が歓迎され38万台以上の販売を記録しましたがその後は再び低迷、残念ながらマスタングファンの間では今一つ人気のない世代となってしまっています。・・・しかし実車が現役の頃当方はまだ小学生。この世代はカタチがマスタングらしかったので結構好きでした。当時はカッコが全てで、動力性能や生い立ち等については興味も知識も無かったのかもしれません。


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画像でご紹介しているのはジルメックス製の"FORD MUSTANG"品番R756(?)です。どう見てもマスタングⅡ、しかも寸法はほぼぴったり1/43なのです。実車の人気が今一つのためか、殊に1/43のミニカーには恵まれていないマスタングⅡ、我らがトミカダンディも1/45と言うやや半端なスケールであり、私の知る限りでは唯一の存在がこのジルメックス製ではないかと思います。ユルイ造りですが、そう言う意味では非常に貴重なミニカーなのです。


・・・で、その貴重な1/43ミニカー、問題はその仕様が一体何なのか?と言う事であります。ご覧のように派手なエアロパーツで武装していますが、MPCのプラモデルでこんなカタチのマスタグⅡが"KING COBRA”として販売されていた事もあり、当方はいつの間にかこれがキングコブラだと思い込んでいました。。。しかし、実際フォードが'78年に販売していたキングコブラは下の画像のような外観で、ジルのミニカー程ド派手なアピアランスではありません。


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シボレー・モンザのイメージが有ったのでIMSA仕様かとも思ったのですが、手持ち資料やネット検索でヒットして来るIMSA仕様のコブラⅡは、下の画像のJL製1/64ミニカーのタイプばかり・・・。チャーリー・ケンプという人物が開発したレーシングマシンで、キャビン周りやテールランプが量産マスタングⅡに近いイメージなものの、その中身は全く別物でした。当方は子供の頃にグンゼ製のプラモデルでお馴染みでしたが、当時は「一体この変なマスタングは何だろう?実在するのかしらん?」と思っていました。(笑)


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因みに本来のマスタング・コブラⅡは下のJL製1/64ミニカーのような外観です。Mach1を除くファストバックのマスタングにパッケージオプションで設定されていました。あのシェルビーマスタングGT350を彷彿とさせますが、動力性能的にはノーマルのマスタングⅡと変わらず、アピアランス・パッケージ的なものだったようです。


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・・・と言う事で捜査は振り出しに戻り(笑)、手持ちの洋書を調べていて目に留まったのが下の写真。"Mustang ⅡMonroe Handler"と言うチューニングカー(?)です。元々はホッドロッドマガジンの為にカリフォルニアのクリエイティブ・カー・クラフト社のデーヴ・ケントと言う人物が製作し、その後同じ仕様で7台のショーカーが追加製作されたようです。このクルマの写真が箱絵に使われたプラキットがレベルから"COBRA STREET RACER"として発売されていました。


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同じようなチューニングカーとしてはカナダのPython社製の"Mutsang Ⅱ python”がamtのプラキットに存在します。(果たして実車が存在するのかどうかは確認出来ませんでした。。。)・・・どうでしょう?バンパーやエンジンフード等細部が異なりますが、全体としてはジルメックスのミニカーに良く似ていると思いませんか?・・・こうしたチューニングカーのスタイルをミニカー化したのではないか?と言うのが当方の浅はかな調査の結果であります。・・・どなたか事実をご存じの方がいらしたらご教授の程、よろしくお願い致します。。。



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・・・と言う事で、一見ユルいミニカーに見えるジルメックスのマスタングが非常に貴重でマニアック(と、当方が勝手に思っているだけ。)と言う事がお判り頂けたでしょうか(笑)。それにしても、ノーマル仕様のマスタングⅡの1/43ミニカーが欲しいものです。HIROさんが紹介されているモーターマックスのフレッシュチェリーシリーズ、出来も車種選択も”絶妙”なので是非1/43でも展開してくれないかな~と思っている次第です。


ギミック満載!~Tekno '67 Oldsmobile Toronado

Solidoからご紹介して来たオールズモビル・トロナード、同車のミニカーは名作が数あるのですが、当方の手持ちはそろそろネタ切れ・・・最後にテクノのモデルをご紹介します。


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今回ご紹介するテクノのオールズモビル・トロナードは先回のデルプラドと同様、'67年型を再現したモデルです。ソリドのモデルでご紹介した'66に対しヘッドランプベゼル部の段差がなく、ラジエターグリルが横桟から格子タイプに変わっています。当方の個人的な好みで言えばソリドとテクノの2台がトロナードのミニカーとしては最高峰ではないかと思います。どちらか1台を選べと言われたら・・・当方は僅差でソリドでしょうか。テクノは組み込まれたギミックが素晴らしいのですが、プロポーションは常識的にまとまり過ぎていて実車のエキセントリックな雰囲気がやや不足しているような気がします。


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↑前輪ステア機構は実車の物理的な作用とは全く異なる仕組みで働きますが、なかなかリアルな挙動を示してちょっと感動モノです。(小さい画像はクリックでちょっと拡大。)


以前マスタングのコンバーチブルポリスカーをご紹介した事が有りますが、テクノはデンマークのブランドです。かっちり(ガッチリ?)したプロポーションに前輪ステアなどギミックを破綻なく組み込んでいる事が特徴的なのですが、中でもこのトロナードは・・・もう、ギミックの権化と言うか、実車の先進性を数々のギミックで表現したかのような製品となっています(笑)。まずテクノお家芸の前輪ステア機構はもちろん装備。軽く走らせながら車体をロールさせると前輪が左右にステアします。アメリカ車が車体を大きくロールさせながら曲がっている感じが結構リアルに再現されます。更にエンジンフードを下方に押し込むと、リトラクタブルの4灯ヘッドランプがポップアップします。そのエンジンフードはフロントバンパーに仕込まれたスライドレバーを操作する事で開くことが出来ます。


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↑エンジンフードを下方に押し込むとリトラクタブルランプがポップアップ。そのエンジンフードはバンパー中央のレバーをスライドすると開きます。


ドア、トランクが開閉する事はもちろんですが、更に凄い事に、エンジンルーム内のエアフィルターを手始めとして一定の順序に従うとミニカーをバラバラに分解して再度組み立てる事が出来るのです。ビスの類は1本も使われていません。良好なプロポーションの中に様々なギミックを組み入れ、尚かつちょっとした立体パズルにもなっているという逸品です。マスタングの時にも記しましたが、60年代にこれだけのミニカをー造り上げていたクラフトマンシップには脱帽。大人のコレクションとしても、子供たちの玩具としても1級品。旧き佳き傑作ミニカーだと思います。


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↑エンジンフード等、各部を開いた姿は近年のプロポーションモデルでは得られない魅力です。


デルプラド・オリジナル?~'67 OLDSMOBILE TRONADO

さて、ミニカー・コラム・シフトの第2弾はいずれ気の向いた時と言う事で、通常ネタに戻って今回はデルプラドの'67オールズモビル・トロナードです。


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リド、クラグスタン製に続いてのオールズモビル・トロナード、前出2台が登場初年の'66年型だったのに対し、こちらは翌'67年型です。外観の違いはラジエターグリルが'66の横桟タイプに対し格子状になっている事、リトラクタブルヘッドランプのベゼルの前側が'66ではボディから1段落ち込んでいるのに対し'67はツライチになっている事などでしょうか。初期のスタイルを維持しているのはこの'67迄で'68以降はフロント、リアと少しづつカタチを変えて最終的にはかなりイメージの異なるスタイルになりました。


ミニカーは書店で販売されていたデルプラドの製品で、同社のミニカー付き冊子の中ではかなり後期に販売された物です。プロポーションは中々良く、出来・不出来にバラツキの多かった同シリーズの中では比較的良好な仕上がりの物だと言えると思います。実車の現役時代には多くのメーカがこぞって製品化したトロナードですが、1/43では最近はとんと御無沙汰。私の知る限りではこのデルプラド製だけではないかと思います。・・・ただ、ベージュのボディーカラーはどうなんでしょ?実車にも設定されていた色なのかもしれませんが、何となくイメージではないと言うか、ラグジュアリーな雰囲気に欠けているような気もします。


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↑ソリドの'66とデルプラドの'67、違いがお判り頂けるでしょうか・・・。


さて、アメリカ車だけでなく日本、ヨーロッパ、オーストラリア等々、各国のクルマを展開していたこのシリーズ、様々な車種を掻き集めたため、ミニカーの生い立ちも様々のようです。当方はアメリカ車を中心にほんのツマミ食い程度しか購入していませんが、それらから分かる範囲でも以下のようなモデルがあります。


①他社ミニカーをOEM供給で調達した物


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↑ファイアバードはアーテル製と思われますが床板にはプリントで"3292WY for Del Prado"と有ります。この意味は当方には謎です。


手持ちのアメリカ車では'67ファイアバードは以前ご紹介したERTL製、'64プリマス・ベルベディアはユニバーサルホビー製、キャデラックエスカレード、フォードエクスカージョン等はアンソン製のモデルを色を変えるなどしてそのまま使っています。床板にオリジナルブランドの刻印やプリントが入っているモデルもあります。


②他社製ミニカーのソックリさん?(笑)


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↑以前ご紹介しましたが、あまりに似ているのでOEMと思っていたマスタング。


これは半ば当方の勝手な分類ですが以前ご紹介した '67マスタングは良~く見ないと気付かない位マッチボックス・ディンキーのソックリさん(笑)。・・・その他'63C2コルベットもマッチボックスに似ていますし、'64ポンティアックGTOはあろう事かフランクリンミントに良く似ています。他にもそうした”疑惑のモデル”が存在します。


③デルプラドオリジナルと思われる物


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↑床板に"Del Prado"の刻印のあるオリジナル!?モデルは意外と出来の良い物が多いです。


或いはユニバーサルホビーあたりが製造した可能性も有りますが、今回ご紹介したトロナードや'78キャデラック・セビル等は少なくとも日本では他のメーカー製品として販売された事はないのではないかと思います。①のタイプのモデルは床板にオリジナルメーカーの刻印があったり、デルプラドの表記がプリントだったりするのですが、コチラのタイプは床板にデルプラドのマークがモールディングでしっかり刻印されています。実はこれらのモデルの出来が以外に良く、前述のセビルなどは1/43の4ドアセダンキャディとして貴重な存在だったりします。


日本では販売元の倒産で後にコンビニで投げ売り状態になる等、なかなか不憫な(コレクター的には安価に入手出来て助かった?)デルプラドのミニカー達ですが、他社で製品化されていない車種やバリエーションを補完するという意味ではなかなか貴重な存在ではあります。


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