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スクリーンを駆け抜けたクルマ達(番外編)~The Italian Job Vol.3

スクリーンを駆け抜けたクルマ達、アメリカ車の登場しない番外編、”ミニミニ大作戦(原題;The Italian Job)”3回目は愛すべきイタリアのフツーのクルマ達と人々のお話です。


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映画ミニミニ大作戦、ストーリーの骨子は上海の工場建設資金として中国政府からフィアットに届けられた400万ドルの金塊強奪作戦でした。チャーリー一味・・・と言うかアルプスで死んだベッカーマンの作戦は、トリノの交通管制センターに侵入、信号機のコントロールプログラムに細工して町を未曾有の交通マヒ状態に陥れ、その混乱に乗じてフィアット武装輸送隊を襲撃、博物館や教会、ショッピングアーケードや下水管等、一般道路を避けた逃走ルートを3台のミニクーパーで逃げる。と言う破天荒なものでした。


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映画の見所はそれこそ多々あるのですが、当方が面白いなと思った事の1つは世紀の大作戦で大渋滞に巻き込まれたイタリアの人々の描写でした。・・・フィアット・チンクエチェントのキャンバスルーフに腰かけ余裕で新聞に目を通す男、良く見ると足でクラクションを踏みつけています。・・・対向車の美人をナンパしようとする男と、男に往復ビンタで応酬する女傑。・・・運転中なのにやおらワインを飲み始めるオジサン。・・・タバコ片手にギャンブルを始める修道院の少年達・・・などなど。その描写がイギリス人の目から見た誇張されたイタリア人像なのか、それともイタリア人が本来持ち合わせている気質なのかは当方にはよく判りませんが、渋滞なんて日常茶飯事、今に動き始めるさ。それよりこの時間を他の楽しみに振り向けようぜ。的なお気楽さは時間に追われる現代の日本人には何とも羨ましいものに感じられます。


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・・・と言う事で、手持ちのミニカーから大渋滞に巻き込まれた一般車両っぽい物をピックアップしてご紹介します。必ずしも劇中車だから買ったものではありません。映画に登場していないクルマもあるかもしれませんが悪しからず・・・。


(以下画像は全てクリックでちょっとだけ拡大します。)


●フィアット500(マーキュリー&ビテス)


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今ではすっかり希少車になってしまったチンクエチェント、この映画のトリノの街には正に溢れ返っていました(笑)。当方の手持ちは古のマーキュリーとビテス製。マーキュリーのチンクはとにかく可愛い1台で、ちょっとなびいたリアエンド等、ディフォルメが良い味わいになっています。対するビテスは樹脂パーツを多用した細かい作り。色もなかなか良い感じです。


●フィアット600(オートピレン&プロゲットK)


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フィアット500同様溢れ返っていたのがセイチェント、チンクよりちょっぴり大きいボディとエンジン、紺のミニカーはスペインのピレン(・・・なので正確にはセアト600)、古いミニカーですがプロポーションは中々の物です。もう一台はご当地イタリアのプロゲットK、少しくすんだ感じの白いボディとハープキャップのホイール等、ベーシックな出で立ちが魅力です。


●フィアット600ムルティプラ(マーキュリー&ブルム)


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フィアット600をベースにしたマルチパーパス・ミニミニバン。小さなボディに2+2+2という3列シートを押し込んでいます。イタリアではタクシー等にも重宝されたようで、運転手のフィギュアが付属したモデルもあります。当方の手持ちは例の日本での商標問題で、床板のマークを削りとられてしまった可愛そうなマーキュリー製と後年のブルム製。どちらも2トーンのボディカラーが可愛いです。


●フィアット850べルリーナ&クーペ(マーキュリー)


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更にちょっぴり大きなフィアット850、べルリーナとクーペ、スパイダーでは全く異なるスタイルをしていました。当方の手持ちはやはりご当地、古のマーキュリー製。ベルリーナはシルバーのノーマル版とアイボリーに赤いストライプのアバルト1000仕様、クーペはブルーメタリックのノーマル仕様。オレンジ色のスパイダーなんかも欲しい所ではありますが・・・。


●フィアット1500(エディルトーイ)



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当時のフィアットではちょっと高級?なかなか良いスタイルでお気に入りの1500は今は亡きイタリアのエディルトーイ製。ダイヤカットで輝くデュアルヘッドライト、エンジンフード、トランクに加えて4枚のドアが全て開閉可能と言う意欲作。樹脂の品質のせいか、パーツの変形や破損している個体も多いのが玉にキズではあります。


●アルファロメオ・ジュリェッタ(リオ)&ジュリエッタスプリント(バン)


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アルファのジュリア以前のべルリーナの代表格であるジュリエッタ。クーペのスプリントも美しいですが、セダンもなかなか味があります。ミニカーはやはりイタリアのブランドであるリオ。シンプルながら渋い仕上がりでなかなか良い味わいが有ります。スプリントの方はバンモデル製。エッチングパーツなども多用した極めて美しい仕上がりのミニカーです。


●アルファロメオ・ジュリアTI(仏ディンキー)


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本家イタリア製を始め、ジュリアのミニカーは数あれど、個人的に最高傑作はこのフランスディンキー製ではないかな~と思います。古さを全く感じさせないプロポーション、渋いグレーメタリックのボディカラー、エンジンフード、トランクの開閉に加え、フロントドアの窓が上下します。お約束のジュエルヘッドライトやメタルのホイール等、らしいディテールも時代を感じさせてくれて嬉しくなってしまいます。


さて、ご紹介してきた愛すべきイタリアのフツーのクルマ達、最新の製品が全く無い事に気付かれたでしょうか?当方が大人の(?)コレクターとしてミニカーコレクションを始めたのはいつの頃からかハッキリしませんが、数が増え始めたのはやはり社会人になってからだと思います。特に社会人になりたての頃は、自分自身で働いた収入があり、会社の寮住まいで自由にできるお金も増えたので、ミニカーショップにせっせと通って国や年代を問わず好きなクルマのミニカーを買いまくっていたように思います。今回ご紹介したミニカー達の多くもその頃買い込んだ物。対象を絞り込んでいる今日ではおいそれと手が出せなくなってしまったモデルも多いな~と、何だか複雑な心境になってしまいました。。。


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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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