1/43cu.in.

1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

完全競作 ~Ertl Collectible '70 Oldsmobile 442 Conv.

今回ご紹介するErtl製の'70 442 Conv.は、前回のマッチボックスと完全な競作です。


Ertl_70_olds_442_1_2


オールズモビル442特集、今回のモデルはアーテル製ですが、題材は前回のマッチボックス製と同じ’70年型のコンバーチブルです。・・・実車については前回色々記してしまったので、余り追加する内容がありません。。。’70年にGMのインターミディエートクラスへの排気量自主規制が緩和され、455cu.in.エンジンが搭載できるようになりましたが、その後排ガス規制が厳しくなったため、結果的にこの'70年型が歴代でもっともパワフルな心臓を持った442となりました。('68~'69に存在した”裏技”ハースト仕様を別にした場合の話ですが・・・。)


Ertl_70_olds_442_2_2


Ertl_70_olds_442_3_2


↑マッチボックスの製品と甲乙付け難いアーテル製モデル。


’70年型の442はそのハイパフォーマンスぶりが評価されたのか、栄えあるインディーペースカーに選ばれています。その時ペースカーのベースとなったのがこのコンバーチブルボディでした。当方はこのオールズ442がインターミディエートベースの正統マッスルカーの中でもかなり好きな1台である事を前回記しました。もちろんコンバーチブルも良いのですが、個人的にははコンバーチブルよりもクーペボディの方が好みだったりします。あのルーフラインと、’70年型ではブリスター状に膨らんだリアフェンダーがカッコ良い・・・。ルーフがないせいか、コンバーチブルには特徴的なリアフェンダー形状が反映されなかったのでした。


Ertl_70_olds_442_4_2


Ertl_70_olds_442_5_2


↑フロントフェンダーからドアに掛けてのキャラクターラインは、アーテル製の方がシャープな感じです。


ミニカーはErtl製のちょっと古い製品。当方が入手したのはClass of 1970というセット物で、過去にご紹介済みのシボレー・ノバSSフォード・トリノ・コブラとこのオールズ442の’70年型3台が1つのケースに収められていました。他に単品売りの別カラーバージョンや、'57 マーキュリー・ターンパイククルーザー、'67 シボレーカマロConv.とのインディー・ペースカー仕様3台セット等が存在します。アーテルがクーペではなくコンバーチブルを製品化したのは、インディーペースカー仕様の製品化を念頭に置いた物だったのかも知れません。


Ertl_70_olds_442_6_2


↑今回床下を撮影して初めて気が付きましたが、赤いフェンダーインナーライナーもちゃんと再現されていたのですね・・・なかなかマニアックです。


Ertl_70_olds_442_7


↑今回も造り込まれたシャシーの効果を、低目のアングルで確認下さい。


アーテルの1/43ダイキャストモデルはシンプル素朴な物と精密な仕上がりの物に大別されますが、この442は後者。amtのプラキットを彷彿とさせる仕上がり。先回ご紹介したマッチボックス製品と甲乙つけ難いモデルです。ヘッドランプがクリアパーツになっていたり、床板はプラ製な物の、こちらもシャシー周りの再現度は中々がんばっています。ボディカラーのチョイスやプレスラインのシャープさはアーテルの方が良い感じ。対するマッチボックスは質感の高いクロームパーツやずっしりとした重さなど、上質な仕上がりに好感が持てます。・・・そうそう、アーテルのほうはシートバックが可動するという一芸も持っていました(笑)。


Ertl_70_olds_442_8


スポンサーサイト

442第2世代 ~Matchbox '70 Oldsmobile 442 Conv.

442とえばこのカタチを思い浮かべる方が多いであろう、2nd.ジェネレーションの登場です。


Matchbox_70_olds442_1_2



'68モデルイヤー、オールズモビル F85/カトラスは3世代目へとモデルチェンジされました。直線的でボクシーだった2代目に対し、新型は曲線を多用したグラマラスなボディデザインを纏って登場します。全体的には、同じGMインターミディエートAボディのシボレー・シェベル、ポンティアック・ルマンズ、ビュイック・スカイラーク系と共通性の感じられるシルエットでした。この時代のアメリカ車はボディバリエーションが非常に多く、F85/カトラス系も4ドアセダン、4ドアハードトップ、2ドアハードトップ、2ドアクーペ、2ドアコンバーチブル、そして同系ボディのステーションワゴンであるビスタクルーザー(これがまたステキ!)と多彩なラインアップを誇りました。


Matchbox_70_olds442_2


Matchbox_70_olds442_3


↑大きく盛り上がったエンジンフードバルジ、派手なストライプ・・・マッスルカーらしいディテールが嬉しい2世代目442、個人的にはかなり好みな1台。


442としては2代目となりますが、この世代の内’68~’71年型だけはカトラス系のパッケージオプションではなく独立した車種となっていました。ハイパフォーマンスオプションのW30では、エンジンが'68~'69では400cu.in.(6.6L)350hp、’70~’72では455cu.in.となっていましたが、’70が370hp、'71が350hp、'72が300hpと、エンジンパワーがどんどん低下していったのは、厳しくなる排気ガス規制への対応による物でした。パフォーマンス的にも最も輝いていたと言う事もありますが、当方はやはりこの時期の442が最も好きです。いかにもアメリカンなスタイルで、数あるマッスルカーの中でもお気に入りな1台です。


Matchbox_70_olds442_4


Matchbox_70_olds442_5


↑近年の超精密モデルとは比較できませんが、発売当時は非常に精密と思えたイエスタイヤーシリーズのアメリカ車モデル。ダイキャストらしい良さを感じる仕上がりです。


ミニカーはマッチボックスのイエスタイヤーシリーズの1台で、’70年型のコンバーチブルをモデル化しています。ホワイトのボディにブラックのストライプがマッスルカーらしい華やかなアピアランスですが、その一方ボタン型の引きが入ったソファーのようなシートが時代を感じさせます。最近のハイディテールなモデルと比較するのは酷ですが、床板もダイキャストでずっしりと重く、樹脂部品のメッキも質感が高く、ダイキャストミニカーらしい魅力を湛えた1台と言えそうです。コンバーチブルのミニカーの場合、フロントウインドーの仕上がりが全体の印象に大きく影響したりしますが、このモデルはサッシュがシルバー塗装であるものの、ウインドシールドの形状にも十分注意が払われています。


Matchbox_70_olds442_6


Matchbox_70_olds442_7


↑別パーツを多用し、立体的に作り込まれた下回り。低いアングルで見た時の効果がお分かり頂けるでしょうか?


このシリーズで製品化されたアメリカ車に共通する特徴ですが、シャシー周りの再現度などは今見ても十分に見応えのある仕上がり。この辺りは近年のレジン完成品では余り再現されていない部分です。アメリカ車のモデルはプラキットでもシャシーやエンジン、サスペンションなどの作り込みが素晴らしい物が多いので、アメリカの模型愛好家はこの辺りの再現性に厳しいのかも知れません。裏返さないと殆ど見えないのですが、エンジンのオイルパンやサスペンション、別パーツの排気管などは、低いアングルで見た場合の佇まいに良い影響を与えているように思います。


Matchbox_70_olds442_8


↑縦型のラジエターグリルやバンパーに埋め込まれたテールランプなど、アメリカ車らしいスタイリングが魅力的な1台です。


―追伸―


グリーンライトの1/43ワイルドスピード劇中車シリーズ、以下の3台が発売になりました。


#86202 '95 TOYOTA SUPRA


#86203 '95 MITSUBISHI ECLIPSE


#86222 '74 FORD ESCORT RS200 MkⅠ

>

1st. ジェネレーション~ NewRay '66 Oldsmobile 442 Conv.

オールズモビル442特集、先ずはファーストジェネレーションをご紹介します。


Newray_66_olds442_1


オールズモビルのマッスルカー442、その母体となるF85/カトラスは’62モデルイヤーにデビューしました。この時代のアメリカ車によくあるパターンですが、トリムレベルの違いによりベーシックグレードがF85、上級グレードがカトラスという車種構成となっていました。しかし、この初代モデルはホイールベース112インチのコンパクトクラスのクルマであり、ガソリンエンジン量産車としては初となるターボチャージャー搭載のジェット・ファイアが存在しましたが、442は設定されませんでした。


Newray_66_olds442_2


Newray_66_olds442_3


↑スクエアでシンプルなデザインの初代442ですが、66年型ではボディ外板の多くを変更するファイスリフトが行われ、よりモダンなスタイルとなっていました。


442が設定されるのはコンパクトからインターミディエートへと拡大され、F85/カトラスとしては2世代目となる’64年型から。同じGM内のポンティアックがテンペスト/ルマンズに設定して一世を風靡したGTOに対抗し、パッケージオプションとして誕生する事となりました。日本で442と言うと’68~’72辺りがメジャーな存在かと思いますが、それに比較すると初代モデルはスクエアなデザインでやや地味な印象を受けます。元々オールズはポンティアックに比べてスポーティーイメージは薄いディビジョンなので、442はかなり通好みな存在と言えるかも知れません。


Newray_66_olds442_4


Newray_66_olds442_5


↑ニューレイの製品中でも古くて素朴な仕上がりのミニカーですが、この世代のカトラス系モデルとしては貴重な1台と言えそうです。


’64年型では強化されたシャシーにポリスパッケージをベースとした330cu.in.(5.4L)310hpを搭載。これは当時のGMにはインターミディエートには330cu.in.以上のエンジンは搭載しないという自主規制があったための措置でした。この時点での442は4バレルキャブレター、4速M/T、デュアルエキゾーストを意味しました。翌’65年型では自主規制が緩和された事に伴いエンジンが400cu.in.(6.6L)345hpへと拡大され、442の意味が400cu.in.4バレルキャブ、デュアルエキゾーストへと変化、トランスミッションは3速M/TやA/Tも選べるようになりました。今回ご紹介する’66年型ではボディ外板の多くを変更するフェイスリフトが行われ、エンジンにはL69 360hpが追加されています。この初代442はベースのカトラス系と共に67年まで生産されました。


Newray_66_olds442_6


↑マッスルカーというと、エアスクープやスポイラー、派手なボディカラーやストライプというイメージが強いですが、こうした渋い出で立ちのクルマもまた良しです。


ミニカーはニューレイ製で、同ブランドの1/43モデルとしては比較的古い製品だと思います。ニューレイの製品も最近の物は仕上がりが良くなって来ていますが、このモデルはプロポーションも仕上がりも・・・まあ、それなりであります。床板に1/43というスケール表記がありますが、実際はそれよりやや小ぶりなようです。オールズというディビジョンには不釣り合いなフレイムスカラーのバリエーション等もありますが、当方が入手したのはシンプルな黒一色の仕様。素朴なモデルではありますが、2世代目F85/カトラスにして初代442の1/43近辺のモデルとして貴重な1台と言えるのではないかと思います。

>

442は速さの番号 ~Oldsmobile 442特集!

午年でマスタング50周年な2014年ですが、流石に1年中マスタング祭りと言う訳にも行かないので、ちょっと渋めなオールズ442の特集をお送りしようと思います。


Olds442_1


現在ではブランドその物が消滅してしまっているオールズモビル。過去に都度ご紹介しているトロナードなど、当方は結構好きなクルマが多かったりします。その中でもお題の442やステーションワゴンのビスタクルーザーを含むインターミディエートのカトラス系は、典型的なアメリカ車として個人的に大好きな車種です。初代F85/カトラスは元々ポンティアック・テンペスト等と同じコンパクトクラスとしてデビュー。2世代目からインターミディエートサイズとなり、一時期はシボレー・フルサイズを抜いて乗用車の全米ベストセラーになっていた時期もあるのです。


Olds442_2


442はそうしたF85/カトラス系をベースとした高性能バージョンで、いわゆるマッスルカーの範疇に属するクルマです。442は4バレルキャブレター、4速マニュアルトランスミッション、デュアルエキゾーストを意味します。’68年からは独立した車種となっていた時期もあり、個人的には’69~’70年頃、ハイパフォーマンスを売り物にしていた時期のモデルが好みです。1/43でモデル化されているのも殆どがこの年式なので、アーカイブ的に各世代を網羅するには至っていないのですが、次回よりご紹介して行きたいと思います。

>
1/43cu.in.検索タグ
過去記事の検索は以下のタグをご利用下さい。
プロフィール

Ponys41

Author:Ponys41
昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

カレンダー
01 | 2014/02 | 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 -
ビジュアルリンク
















QRコード
QR
検索フォーム
FC2カウンター

12345678910111213141516171819202122232425262728 02