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1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

60年代のステーションワゴン PREMIUM-X '60 FORD RANCH WAGON

突然ですが今回から数回に渡り、'60年代のフルサイズワゴンをご紹介しようと思います。


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・・・と言う事で、第1回目はズバリ'60年型のフォード・ランチワゴンです。60年型のフォードフルサイズは大幅なスタイルチェンジを行い、前年型に比べシンプルでモダーンなスタイリングへと変貌しました。来たるべき60年代にむけて新たなデザインを模索したのかも知れませんが、特にフロント周りの造形は後年のモデルに対してさえも新しいと言えそうなものでした。リア周りは’50年代の名残のようにテールフィンが残っていますが、こちらも伝統の丸いテールランプすら捨て去ろうとしていました。(・・・翌'61年型からは再び丸いテールランプへと戻るのですが・・・。)


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↑このボディの金型は欧州で販売されている書店系アイテム「ボンドカー・コレクション」で起こされたものです。プレミアムX版では各部にエッチングパーツを使用したり、インテリアの塗り分けが細かくなるなど、各部がグレードアップされています。


この頃のフォードワゴンは概ね上からカントリースクワイヤ、カントリーセダン、ランチワゴンというグレード展開となっており(実際はもう少し細かく分かれていたようです・・・)、上級グレードがフォード・ウッディの伝統を受け継ぐウッドトリムを纏っていたのに対し、ランチワゴンはシンプルなスチールボディの2/4ドアワゴンとなっていました。・・・もっとも上級グレードも本物の木を使っていたのは'54年型までで、それ以降はフェイクのウッド風ガーニッシュとなるのですが・・・。フルサイズワゴンと言うと木目がつきもののような印象も強いですが、シンプルなスチールボディのワゴンもそれはそれで悪くないですね。


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↑ボディ各部のバッジ類は立体的なインレタみたいな物でしょうか?クロームのモール類などはどういう技法で表現されているのやら・・・ミニカー製造技術の進歩を感じる部分です。ボディカラーはソリッドに見えますが実際はメタリックカラーです。当方もショップで実物を見るまで気が付きませんでした・・・。


ミニカーは'60年型フォード・ランチワゴン、プレミアムX製ダイキャストモデルで、同じタイミングでウッドトリム(フェイク)を持ったカントリー・スクワイヤ仕様も発売となりました。通常であればよりアメリカン・フルサイズワゴンらしいカントリー・スクワイヤをチョイスしたい所ですが、日本で発売されたプレミアムXの'60カントリースクワイヤはボディカラーがブラック+ウッドトリムで、個人的には何となくピンと来ませんでした。・・・なので当方はよりベーシックなランチワゴンの方をチョイスしました。海外販売のバリエーションにはグリーンメタにウッドトリムのカントリースクワイヤも存在するようです。プロポーション、仕上がり共に良好で、個人的な見解ですが1/43モデルの作り込みはこの位でも十分なのではないかという気がします・・・。


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さて、このプレミアムXの'60ランチワゴン、金型としては欧州で展開されている書店系アイテム、007ボンドカーコレクションシリーズで発売済の物です。作品としてはロシアより愛を込めてに登場したのですが、もちろんボンドがドライブした訳ではなく、ほんの脇役程度のものでした。プレミアムXの製品は近年の他ブランドの1/43ミニカーと比較すると相対的に安価ですが、こうしたイクソ系他シリーズで起こした金型によるやりくりも、そうした価格面に寄与しているのかも知れません。ボンドカーシリーズの'60ランチワゴンは未入手ですが、画像などを見るとプレミアムX版はワイパーやフロントフェンダー先端のマスコット(?)がエッチングになるなど、各部の仕上がりが良くなっているようです。いずれにしてもアメリカ車の1/43モデルが多少なりとも安価に発売されることは大歓迎であります。


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日曜日は第89回ワンダーランドマーケット +α情報

●第89回ワンダーランドマーケット開催


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明日、日曜日は今年2回目のワンダーランド・マーケット開催です。横浜産貿ホールの広いスペースに多数の出店があるトイ&ホビーのノミの市。ダイキャスト、プラキット、ティントーイ、キャラクターグッズ、カタログなどが並びます。春・夏・冬と年3回行われる同イベント。今回も実車の展示、オークションなど盛りだくさんの内容です。


第89回ワンダーランドマーケット


日時; 2014年7月20日(日)AM10:00~PM4:00


場所; 横浜産貿ホール(マリネリア)1F


入場料; ¥1,000-


主催; 元町サンセットさん


毎回記していますが、自分自身の眼で沢山のアンティークトイからお気に入りの1台を探し出せるのはネットにはない大きな魅力です。3連休の中日、お時間のある方は出掛けてみては如何でしょうか。

 


●グリーンライト 1/43 バニシングin60エレノア '73マスタング国内予約開始!!!


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過去記事でもご紹介したグリーンライトの1/43劇中車シリーズ、”60セカンズ”のエレノアは既に予約が始まっていましたが、遂に”バニシングin60(原題;GONE IN 60SECONDS)”のエレノアこと'73(仕様)マスタングの予約受注が日本でも始まりました!サンプル品(?)画像を見ると正直プロポーションはちょっと微妙だし、フロントバンパーが'73マスタングとして”正確過ぎる”といった点もありますが、とにかくこの仕様の1/43モデルが誕生すると言うだけで当方は大興奮!!速攻予約した事は言うまでもありません(笑)。


個人的にこのモデルだけはマスタングではなく「黄色いムスタング」「エレナー」と呼びたいです(笑)。予定では9月発売との事ですが、ミニカーの発売は遅れる事も多いのでどうなりますか・・・とにかく楽しみに待ちたいです。8月2日にはTV放送時の日本語吹き替えを収録したバニシングin60 DVD & Blu-ray及びハリッキー作品のBlu-rayコンプリートBOXセットも発売予定なので、8月、9月は「ハリッキー特別予算」を組まなくてはならないようです・・・。


もう1つの年式違い ~SPARK '68 & '66 Oldsmobile Toronado

先回スパーク製C1コルベットの年式違いをご紹介したので、続けて別車種の年式違いをご紹介したいと思います。


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オールズモビル・・・プリマスやマーキュリー、ポンチアックと共に、そのブランドネームは古くからのアメリカ車ファンには郷愁を誘うものとなってしまいました。かつてベーシックブランドのシボレーと上級ブランドのビュイックとの中間に位置したオールズモビル、そのモデルレンジ内で上級パーソナルクーペとして君臨したのがトロナードです。当ブログでも過去に都度ご紹介して来ましたが、キャデラック・エルドラドよりも1年早い'66年型として、大量生産された車種としてはアメリカ初の前輪駆動車となりました。そのドライブトレーンはエンジンは縦置きで隣りにトルクコンバーターが並列して置かれ、チェーンで連結されるという独特な機構を採用したものでした。


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↑'50~'70年代のアメリカ車は1~2年でスタイリングが大きく変化するのがややこしくも面白い所。トロナードも'68年型で大きくイメージが変わりました。


機構面と共に注目を集めたのがそのスタイリングで、ボディサイドがウエストライン(窓下)で膨らまず、側面全体が1枚の大きな面で構成されたようなデザインは当時は非常に新しい物だったようです。全長が5mを優に超える堂々たる大きさの2ドアクーペボディは、'60~'70年代初頭のアメリカ車特有のおおらかさ、伸びやかさが感じられ非常に魅力的です。このデザインは当時のミニカー業界でも注目を集めたようで、ソリドテクノ、コーギー、ピレン(コーギーの金型)、ポリトーイ、ガムダクールなど、1/43近辺(コーギー、ガムダクールはやや小さ目)でも古くからミニカー化された数少ない'60sアメリカ車の1台でした。


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↑個人的な趣味・嗜好の問題ですが、エッチングの多用し過ぎは余り好みではないので、スパークの仕上がりは好感度が高いです。適材適所が良いと思います。


近年の製品ではデルプラドが'67年型スパークが'66年型をリリースしており、プレミアムXでも'66年型の製品化計画があるようです。・・・そして嬉しい事に、スパークでは最初期型の'66に加え、'68年型をも製品化してくれました。’66年にデビューした初代トロナードは、’68年にフロント&リアエンドを中心としたフェイスリフトを実施。フロント周りはよりアクと押し出しの強い個性的なマスクに、リアはテールランプがバンパーにビルトインされたタイプの物になりました。先回のC1コルベットでも記しましたが、こうした変化は大量生産を前提としたダイキャストモデルではフォローが難しい部分。価格の面では苦労もありますが、この年代のアメリカ車が好きな当方にとっては非常に有難い製品展開です。


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↑こちらは過去にご紹介済みの'66年型。1stモデルのブルーメタリックではテールランプ周りの処理に誤りがありましたが、2ndのグリーンメタリックではそれが正しく修正されていました。こうしたきめ細かい対応も素晴らしいと思います。


モデルはスパークの標準的な仕上がりと言えるもので、ワイパーやルームミラーなど部分部分にエッチングパーツを使いながら、それ一辺倒になっていないのが個人的には好ましい感じ。ボディカラーは今回のソリッド・レッドも悪くないのですが、上級パーソナルクーペらしいメタリックカラーのバリエーションも見てみたい気がします。過去にご紹介済の'66と並べるととても良い雰囲気。兄弟車とも言えるビュイックリビエラも、NEOが同様にレジン完成品で様々な年式を製品化してくれた結果、歴代の美味しい部分がかなりフォローできるようになりました。ホント、1/43のアメリカ車モデルも凄い事になったものです・・・。


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↑こういう車種の年式違いは大量生産前提のダイキャストモデルでは難しいのではないかと思います。この辺りは少量生産に適したレジンモデルならではと言えそうです。


スパークから2台のC1コルベット ~ Spark '60 & '62 Corvette

ここの所”劇中車”や”愛しのトイカー”ネタが続いたので、当ブログの本道に戻ろうと思います(笑)。


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ここ数カ月の間に、スパークから年式違いのC1コルベットが相次いで発売となりました。’53年にデビューした初代コルベット=C1は、56年に外観を一新すると共にV8エンジンを標準で搭載し、より本格的なスポーツカーへと成長。'62モデルイヤーまで生産が続きました。スパークからリリースされたのは’58年にデュアルヘッドライト(4灯ライト)化された以降のスタイルの’60年型と、次世代C2との折衷的なスタイリングが特徴的な62年型です。


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↑スパークの'60年型コンバーチブルは定番とも言うべきレッド&ホワイトのツートーンカラー。意外とこの'58~'60は1/43では良いモデルに恵まれなかったのですが、ここに来てスパークとNEOからレジンモデルが発売になりました。オートワールドは同じくレジン完成品で2灯ヘッドランプの'57を製版化する計画があるようです。


先ずは60年型。C1コルベットというと、当方は'56~'57の印象が強いのですが、この'58~'60くらいのスタイリングを思い浮かべる方が多いかも知れませんね。前述の通り4灯ヘッドライトとクロームを多用したラジエターグリルのフロントマスクが印象的です。ボディーカラーは定番ともいうべきレッド/ホワイトの2トーン。60年代に入っていますが基本的に前年と大きなスタイルチェンジはなく、2トーンの塗り分けを縁取るクロームのモールなど、そのテイストは50年代的な物です。同年型のコルベットは過去にルマン出場仕様のハードトップをご紹介していますが、オープンボディのロードゴーイングバージョンもまた良しです。スパークのモデルは、ウインドウ周りやドアハンドル、モール類など、クロームパーツがペランペランのエッチングパーツではない点が好ましいです。


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↑テールデザインがC2風の'61~'62も1/43では製品化に恵まれていなかった年式。当方はダンバリーミントのコールドキャスト製品を入手しましたが、安定した仕上がりのスパーク製品はやっぱり嬉しいです。


さて、合わせてご紹介するもう1台は'62年型。以前ダンバリーミントのコールドキャスト製モデルをご紹介しましたが、ボディ前半は'58以降のC1コルベット、ボディ後半は次世代C2コルベットの予告のような世代を跨いだ折衷的なスタイリングとなっています。'60年型に対してヘッドランプリムなどクロームのモールディングが大幅に減り、ゴールドのメタリックカラー単色となっているのは、'60年代になっているのだなあと感じさせる部分です。特に何も触れられていませんが、このゴールドの'62コルベットは有名なTVシリーズ、”ルート66(原題ROUTE 66)の2ndシーズンでバズとトッドがドライブしていた劇中車と同じなのですね。トランク上のラゲッジラックこそありませんが、製品はその辺りもあってのカラーチョイスではないでしょうか・・・。


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↑ヘッドランプリムのクロームとボディカラーかという点やラジエターグリルの造形など、ディテールは異なる物の基本的には同じフォルムのフロントに対し、リアはこれだけ造形が異なります。こうした年式によるスタイリングの違いも旧いアメリカ車の興味深い部分です。そしてそれを同じブランドのモデルで楽しめるというのは素晴らしい事だと思います。


・・・と言う事でC1コルベットが相次いで発売されましたが、スパークはC2コルベットでもリアウインドウがスプリットタイプ'63年型と、1枚ガラスになった'64年型を作り分けています。その他オールズ・トロナードも'66と'68リリースするなど、同じ世代でも年式によってスタイリングが大きく異なるアメリカ車のファンに心憎い製品展開です。こうした作り分けは大量生産を前提としたダイキャスト製品ではなかなか難しい部分。この仕上がりで同一車種の年式違いが揃うのはファンとしてはやはり嬉しい事です。同じブランドのモデル同士なら並べた場合の違和感も少ないですし、少量生産が可能なレジンモデルの特性は、実はアメリカ車のモデル化に向いているのかも知れません。


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Author:Ponys41
昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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