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祝50周年 '69~'70 MUSTANG特集 ~High Way61 '69 Boss 302

'69~'70マスタング特集、先ずは比較的新しい製品でスタートしたいと思います。


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前回も記した通り、'64年4月にデビューしたマスタングは'67年と'69年にボディ外板のほとんどを変更するモデルチェンジを実施しました。'69年型ではノーズがより鋭くなり、特徴的なヘッドランプベゼルもより彫りが深くなって迫力が増しています。ボディ全体もより筋肉質になり、ファストバックではテールが跳ね上がったいわゆるダックテール処理となっているのが特徴的です。また、フルチョイスシステムによるオプション装着を基調とした販売戦略を変更し、スポーティー仕様のマッハ1、豪華仕様のグランデなど、明確なグレード設定がなされたのもこの'69年型からでした。


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↑'67年型に続き、’69年型でもボディパネルをほぼ一新したマスタング。続々と市場に参入してくるライバルたちへのフォードの回答でもありました。


今回ご紹介するのはBoss302仕様。やはり'69年型から登場した”ボス”は、当時隆盛を極めていたSCCAトランザムレースにエントリーすべく準備されたボス302と、NASCARシリーズのエンジン販売台数規定をクリアするために429cu.inを搭載したボス429の2種類が計画され、'69年型と'70年型に設定されました。(完全な新ボディとなった'71には、1年間のみボス351が設定された。)マスタング自体がエントリーするトランザムレース用の302では、ボディの空力改善にも配慮が成され、他のグレードにあるリアフェンダーのダミーダクトや、クオーターパネルの丸いエンブレムが省かれ、前後には大型のスポイラーが装着される事となりました。


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↑熾烈さを増すトランザムレースに勝利すべく、フォードが用意したのがBoss302。各部の空力的なリファインや特徴的なグラフィックデザインは、GMから移籍した日系デザイナー、ラリー・シノダのダイレクションによるものと言われています。


モデルはハイウェイ61から発売された1/43スケールレジン完成品シリーズの1台。最近流行りのレジン完成品で、窓廻りにはエッチングパーツなども使用されていますが、実車がスポーツグレードと言う事もあって仕上がりは比較的あっさりした感じです。ブラックアウトされたエンジンフードや特徴的なサイドのストライプ、前後スポイラーなどBOSS302のディテールが抜かりなく再現されています。(エンジンフードのブラックはツヤ有りになってますが・・・。)


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↑ボディの塗装などボス302の特徴をしっかり再現したモデルです。が、最近のレジン完成品のウインドウの不安定さはなんとかならないんでしょうか?


ボディのプロポーションはより長く、幅広くなった'69マスタングの特徴をスマートに捉えていますが、一方で'69、'70のもう一つの特徴であるマッチョ、或いはワルな感じはちょっぴり不足しているような感じもします。この辺りは実車のイメージをどういう方向に誇張するかによって変わってくる部分でもあり、受け取り手の好みによっても評価が変わってくると言えるかと思います。個人的な好みとしては、'69~'70マスタングは、多少荒削りでももう少しマッチョでワルな雰囲気の方が好みかな~と思います。


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↑全体的なプロポーションは長く幅広いスマートなイメージを強調した仕上がりになっているように思います。個人的には'69~'70マスタングはもう少しマッチョな仕上がりが好みかと・・・。


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※PS. グリーンライトの1/43ハリウッドシリーズ第1弾、「60セカンズ」のエレノアこと'67シェルビーGT500(グリーンライトの商品名は'67カスタム・ムービースター・マスタング)が日本にも入荷しました。細部の仕上げは異なりますが、基本的にヤトミン製モデルのOEMのようです。画像等の詳細は次回アップしたいと思います。


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祝50周年 '69~'70 MUSTANG特集

60年代ステーションワゴン特集が終わりましたので、続いてコチラを特集したいと思います。


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↑モデルは過去にご紹介したポストホビー製 '70 BOSS 429です。


今年、2014年はマスタング誕生50周年にして午年(うまどし)という、野生馬好きには大変おめでたい年であります。久々のフルモデルチェンジとして今年発表された2015年型モデルもいよいよ量産体勢に入ったようですね。当方も今年の前半にちょっとしたお祝い特集的な事をやりましたが、ふと気が付けば早や9月も半ば・・・。マスタングの50周年を祝っていられるのも今の内と言う感じになってしまいました。。。なので、久しぶりにマスタングの年式別特集をお送りしようかなと思います。今回特集するのは'69年~'70年型です。


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1969年、マスタングは'67に続き、ボディパネルをほぼ一新する大幅なスタイルチェンジを行いました。初期マスタングのイメージを受け継ぎながら、ボディはより長く、より広く、そしてよりマッチョになって、歴代マスタングでも最もワルな雰囲気を湛えた出で立ちとなりました。続く'70年型ではフロントフェイスなどを変更。マスタング独特のヘッドランプベゼルをやめ、ヘッドランプはラジエターグリルの中に収まりました。こちらも初代以来の顔と'71以降のビッグマスタングとの過渡期的なデザインとして独特の魅力を放っているように思います。1/43の'69~'70マスタングモデルも新旧取り混ぜると結構製品が増えて来ました。旧い物には色々と名品(迷品)や珍品もありますので、次回から随時ご紹介してゆきたいと思います。


ミニカー・コラム・シフトvol.19; ミニカーを通じて見えてくる世界 ~ GamdaKoor Sabra Chevelle Station

・・・数回に渡りお送りした'60年代のステーションワゴン特集は、ガムダクール・サブラ製シェベル・ステーションワゴンのバリエーションにて終了、今回はミニカーコラムシフトとしてお送りします。


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過去記事でも都度ご紹介している通り、米クラグスタン社からの委託でスタートしたガムダクール・サブラシリーズは、VWビートルを除くとラインナップのほぼ全てがアメリカ車です。60年代中盤以降の米国車を、標準スケール近辺でリアルタイムに、一貫性を持って製品化した商品展開は他に類を見ません。それゆえ1/43をメインにアメリカ車のミニカーを蒐集している当方には重要なブランドの1つです。大好きなミニカーについて色々と調べてゆくと、ブランドの生い立ちやその消長を通じ、生まれた国の生活や文化、時代背景と言った物が見えてくる事があります。今回はシェベル・ステーションのバリエーションを紹介しつつ、その辺りについても記してみたいと思います。


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先回ノーマルバージョンのシボレー・シェベル・ステーションワゴンのご紹介で記した通り、ガムダクールのシェベルワゴンには品番8100の乗用車版、品番8101のアンビュランス、8102のファイヤーチーフという大きく分けて3つのバリエーションが存在し、それぞれにサブナンバーで区分される多数の派生バリエーションが存在します。しかし、その他にサブナンバーで区分されない、或いはサブナンバーが特定されていないバリエーションが少なくとも2種存在します。今回はその2種をご紹介します。


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1つ目のバリエーションは「COMMANDO」と呼ばれるもので、前回ご紹介したノーマル仕様と同じスカイブルーのボディのドア部分に錨マークが張り付けられています。このデカールにはヘブライ語で何か書かれているようです。詳細はよく分かりませんが、海軍関係の連絡車両といった感じでしょうか。シェベルステーションのバリエーションには品番8100/3で陸軍の兵員輸送車があるので、海軍バージョンがあっても不思議はありません。デカール貼り付け以外は特に外観の変化もなく比較的シンプルなバリエーションですが、その存在を知ってしまうとやっぱり入手したくなってしまうのがコレクターの性(さが)という物であります。


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2つ目のバリエーションは「Hadassah」と呼ばれるもので、ルーフにサイレンが付き、サイドにはストライプなどが入っています。通常ガムダクール・サブラのマーク類は水転写のデカールが使用されていますが、このモデルは面積が大きいためか、透明フィルムの裏面に糊のついたステッカータイプの物が使われています。・・・HADASSAHについて調べましたがイスラエルの医療機関のようです。モデルは救急車だと思うのですが、シェベルステーションの金型を使用したバリエーションには品番8101./1、救急車の2ndバリエーションとしてイスラエル・アンビュランスが異なるカラーリングで存在しています。医療機関が異なるという事でしょうか・・・。


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当方がこうした派生バリエーションの存在を知ったのは、ガムダやガムダクールについて詳細なデータと共に記された著書「Israel Die-cast Model Cars」を入手した事によってでした。本は著者自身が海外のネットオークションに出品したもので、恐らく自費出版本ではないかと思われます。貴重な機会でしたので、購入後しばらくは著者の方とメールのやり取りをさせて頂いていました。その中で氏は「この本を通じ、イスラエルという国にも一般的に知られている姿とは異なる側面がある事を知って欲しい。」と仰っていました。


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本を読むと、子供たちに自国製のミニカーを届けるという目的に向け、その製造方法を学ぶために英国のミニカーメーカーに技術者を派遣したり、他社の金型を譲り受ける所から製造をスタートした等々、ガムダの歴史が綴られています。個人的にはそれが当方の子供の頃、高度経済成長期の日本の姿と重なり、シンパシーを感じたのでした。・・・パレスチナを巡る問題の現状は悲劇と言う他はありません。悲惨な新聞記事を目にするたびに胸が痛みます。出来る事なら武力によるのではなく、平和裡な解決の道を模索して欲しいと切に願います。


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Ponys41

Author:Ponys41
昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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