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スクリーンを駆け抜けたクルマ達 フォードでピンクでサンダーバード? ~ BANDAI '20 ? FORD FAB-1

前々回、当ブログでは「サンダーバードといえばフォードのクルマ」と記しましたが・・・。これも一応フォード車という事でOK?

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↑先回ご紹介した'02 フォードサンダーバードはこんな顔をしてましたが・・・

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↑今回ご紹介するクルマはこんな顔です。

普段は1/43モデルでアメリカ車ばかりご紹介している当方、映画もカーチェイスムービーが大好きですが、SF映画やTV特撮も大好物。特に謎の円盤UFOやスペース1999などのジェリー・アンダーソン物は大好きで、サンダーバードは民放の再放送を観つつイマイのプラモデル(安価なマスコットシリーズや2号のコンテナだけ/笑)を組み立てて遊んで育った世代。人格形成にすら多大な影響を受けているのではないかと思える重要な作品です。オリジナルの50周年にあたる2015年、CGと模型特撮を組み合わせたリブート版が製作され、現在日本でもNHKで放送されている事をご存知の方も多いでしょう。

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↑細長いボディに映画製作当時ニューモデルだったフォード・サンダーバードのスタイリングを移植したような2代目FAB-1。ピンクのボディ、6ホイーラーという点はオリジナルと共通でした。映画版の時代設定は2020年という事になっていましたが、FAB-1も'20年型ということで良いのでしょうか???

既に忘れかけられている感もありますが、サンダーバードは2004年にも劇場用映画としてリメイクされています。オリジナルのスーパーマリオネーションとは異なり、生身の俳優によるライブアクションで製作された同作、本来の救助活動ではなくフッドとの対立を軸にアランの成長を描いた内容でしたが、オリジナル版ファンからの反応は否定的なものが多く、一般的にも興行面では失敗に終わったようです。当方もビデオかDVDを借りて観た事がある筈なのですが、ストーリーなど殆ど憶えていないくらい印象が薄いです。。。今回ご紹介するのはこの2004年版サンダーバードに登場したペネロープの愛車FAB-1(ファブ・ワン)、昔風に言うならペネロープ号であります。

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↑今回ご紹介するにあたり、実車の寸法を確認しようと思いましたが、ネット上の情報は全長7.3~8.2m、全幅1.8~2.1mといった範囲でバラついていました。映画の公式サイトには全長21フィート、全幅5フィートとありますが・・・21フィート≒7.1mの全長はともかく、全幅5フィート≒1.52mって・・・軽自動車じゃあるまいし(笑)。

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↑先回ご紹介した007ダイ・アナザー・デイ劇中車の'02サンダーバードと・・・。奇しくもピンクのボディのサンダーバードですが、フロント周りやエンジンフードのエアインテークにデザインの共通性が見られます。

2004年版FAB-1、その登用に関してはロールスロイスが難色を示し、結果的にフォードにお鉢が廻って来たのでした。全体的なスタイリングはヌメ~っと細長い流線型ですが、フロントフェイスやエンジンフードのインテーク形状などは明らかに当時新型車だった'02~フォード・サンダーバードがモチーフになっています。国際救助隊サンダーバードでフォード・サンダーバード。。。殆どオヤジギャグなノリですが(笑)、2代目FAB-1はオリジナル版にはなかった飛行能力をも備えたスーパーメカで、ライブアクションである事に関連して走行可能な実車が製作されています。BBCの人気自動車番組、トップギアのシーズン4 ・エピソード2では、ジェームズ・メイ氏がその実用性のなさっぷりをレポートしていました(笑)。

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↑モデルは映画の公開当時にバンダイから発売されたレスキューメカニックシリーズの製品。キャノピーが上下に開閉し、室内を覗く事ができます。

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↑更に前輪を折りたたみ、リアのエンジンフードを開き、翼を展開する事で完全ではないものの飛行形態を再現する事が可能です。

2004年版サンダーバードの劇場公開当時、バンダイやタカラから同作の関連模型や玩具が発売されましたが、このモデルはバンダイのレスキューメカニックシリーズとしてサンダーバード1号、2号、4号と共に発売になった物です。全長およそ15cm、幅およそ4.3cmくらいでしょうか。今回のご紹介にあたりモデルの縮尺を特定しようと思ったのですが、実車の寸法はネット上の情報では全長7.3~8.2m、全幅1.8~2.1mとバラついていて、正確なところは分かりませんでした。いずれにしても残念ながら1/43よりもやや小さいのではないかと思います。グラスキャノピーが上下に開閉する他、前輪、リアのエンジンフード、ウイング類が可動し、走行形態と(完全ではないながら)飛行形態の両方を再現出来るという、キャラクター・トイとしては中々の優れモノです。

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・・・さて、この2代目FAB-1をご紹介した以上は、オリジナル版を避けて通る事はできないでしょう。アメリカ車ではありませんが、次回はスクリーンを駆け抜けたクルマ達の番外編として、初代FAB-1=ペネロープ号をご紹介したいと思います。
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スクリーンを駆け抜けたクルマ達; 端役で登場。 ~ '02 FORD THUNDERBIRD from 007 DIE ANOTHER DAY

先回'60年代のサンダーバードをご紹介したので、引き続いて(現状)最後の世代となるモデルをご紹介しておこうと思います。

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先回も記した通り、'55年にデビューした初代サンダーバードは2シーターの軽快なスポーツカーでしたが、その後販売増を模索する中で次第に高級パーソナルカーへの道を歩んで行きました。転進は一定の需要を得て途切れる事無く世代交代を重ねましたが、残念ながら1997年に一度その歴史の幕を閉じてしまいました。1990年代末~2000年代初頭、アメリカではSUVが一大ブームとなっており、米メーカーは国内工場の多くをそうしたピックアップトラック/SUVの生産に切り替えました。一方クーペタイプ車は保険価格の高騰などにより販売が低迷。この時期サンダーバードの他、マーキュリークーガー、シボレー・カマロ、ポンティアック・ファイアバードなど、多くの歴史ある巨星が姿を消しています。(カマロはその後復活)

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↑最大の特徴は初代モデルをモチーフとしたレトロフューチャーデザイン。ハードトップの丸窓は'56~'57を連想させます。

サンダーバードの名前が復活したのは'99年のデトロイトショー。ここでコンセプトモデルとして発表された後、'02モデルイヤーに量産車がデビューしました。当時のリンカーンLS/ジャガーSタイプの中型サイズDEWプラットフォームをベースとしながら、初代モデルと同様の2シーターボディとすることでスマートなプロポーションを実現していました。そのスタイリングは初代モデルをモチーフとしたレトロフューチャー路線のユニークな物で、発売当初は大きな反響を呼びますがその後販売は下降線を辿り、'05年をもって生産終了となりました。サンダーバードの名は元々はアメリカインディアンに伝わる伝説の生物であり、日本にも生息する雷鳥(ライチョウ)とは別の物です。フォードGTも2度目の復活を果たした昨今、長い歴史をもつサンダーバードの名前も、不死鳥の如く蘇って欲しい物です・・・。

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↑ミニカーはユニバーサルホビー製で、海外の分冊百科”ボンドカー・コレクション”で展開された内の1台。ピアース・ブロスナン主演の007ダイ・アナザー・デイの劇中車仕様。劇中車オリジナルの”コーラル”のボディカラーが魅力的です。このカラーは'03モデルイヤーに"007エディション"として700台が限定生産されました。

さて、ミニカーの方はちょっと変化球。日本では幻に終わった分冊百科、ボンドカーコレクションから”ダイ・アナザー・デイ(原題:DIE ANOTHER DAY)”でハル・ベリー演じるアメリカ諜報員、ジンクスが氷の城に乗り付けた仕様。ユニバーサルホビー製のモデルで、ケースなしのルース品を格安入手したものです。同じ仕様のモデルはミニチャンプスからも発売されていたように思います。同作は劇中車をフォードが提供していたようで、ボンドのアストンマーチン・バンキッシュ、ザオのジャガーXKR(・・・007というよりはデスレース2000年で目立ち過ぎでしょ!)等々、当時フォード傘下にあったヨーロッパブランドのクルマが大挙登場しました。一見すると様々なメーカーのクルマが登場しているようでありながら、事情を知っていると不自然な偏りが感じられたものでした(笑)。

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そんな中、ご本家アメリカフォードの製品であるサンダーバードの登場シーンは僅かでした。公開当時デビューしたばかり(撮影中はデビュー前???)だった同車ですが、劇中では量産版には設定のなかった”コーラル”というピンク(サンゴ色?)のボディカラーを纏っていました。このボディカラーは翌2003年に”007エディション”と銘打った限定車として700台が販売されましたが、この限定車は劇中車と異なり、ホワイトのハードトップが装着されていました。'50年代のサンダーバードにも”サンセット・コーラル”というピンク色の設定があったのですが・・・アメリカ人、アメリカ車とはいえ、諜報員の乗る”サンダーバード”のボディがピンクというのは、果たして単なる偶然なんでしょうか?・・・と、軽く暗示した所で次回のスピンオフ企画をお楽しみに。(バレバレ。。。)

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↑この個性的なフロントマスクを脳裏に焼き付けて、次回のスピンオフ企画をお待ち下さい(笑)。

ガムダクールをもう1台 ~ Gamdakoor Sabra '68 Ford Thunderbird

先週に引続き、わが愛しのブランド、ガムダクールから'68サンダーバードをご紹介します。

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・・・という事でサンダーバードであります。当ブログにおいて、それは英国のSFスーパーマリオネーション作品(とそのリブート版)ではなく、はたまたJR西日本の特急電車でもなく、ましてやアメリカインディアンに伝わる伝説の生物であろう筈もなく、米国フォードのクルマを指します。(ベタで申し訳ないのですがどうしても書きたくなっちゃう/笑) フォードサンダーバードは'55年、コンパクトな2シータースポーツカーとして誕生しました。これは'53年にGMが発売したコルベットを強く意識していたであろう事は想像に難くありません。しかし2シーターのスポーツカーは需要が限られていたため、その後はコルベットとは異なる進化の道を辿って4シーター化・大型化されてゆきました。特に弟分のマスタングが登場してからはその傾向が加速、一時はラインアップに4ドア版までを加え、以降高級パーソナルカー路線をひた走る事となりました。その後初代モデルを彷彿とさせるレトロモダンな'02~'05年型を最後に、残念ながら長い伝統を誇るこの名前は途絶えてしまっています。

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↑'67~サンダーバードはラインナップに4ドアを擁し、高級パーソナルカーへと本格的に舵を切った世代と言えるかと思います。

今回ご紹介する'68年型は、'67モデルイヤーに登場した5世代目で、(アメリカ車の世代をどこで分けるかは中々難しいのですが・・・) まさにマスタングの登場を受けて大きく路線変更を図った世代です。このモデルからリンカーン・コンチネンタル・マークⅢとシャシーを共有、114/116インチの2種類のホイールベースが用意され、従来からの2ドアボディに加えて観音開きのリアドアを備えた4ドアがラインナップに加わりました。その一方、初代以来継承されて来たコンバーチブルが廃止されている事は、このクルマの商品コンセプトの変化を物語っているように思えます。'67~'69までは格納式のコンシールドヘッドランプ、'70~'71は固定ヘッドランプながら中央部が大きく突き出たラジエターグリルでどちらも個性的な顔つきをしています。個人的には後期'70~'71が最も好きなサンダーバードなので、1/43でのモデル化を熱望したい所です。


↑コチラの動画で紹介されているビカビカの'67サンダー、1分27秒辺りと2分34秒辺りで観音開きのドアが開閉されます。

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ミニカーは表題にも記したように当方の大好きなガムダクール製の1台。ラジエターグリル等のディテールから'68年型の2ドアハードトップと思われます。バイナルトップ(日本でいうレザートップ)や馬車の幌枠=ランドー・ジョイントを模したリアピラーのガーニッシュを持たないシンプルな姿でモデル化されています。残念ながらプラスチックケースの大きさに規制されて縮尺は1/43よりやや小さいのですが、実車の低く長いプロポーションは上手く再現されているのではないかと思います。例によってシンプルな部品構成ですが、トランクの開閉機構を備えています。尚、この世代のサンダーバードは1/43でも比較的モデル化に恵まれており、パッと思いつく物でも同じ'68年型がスペインのナコラルから、'69年型が往年のディンキーから、amtのプラキットでは'68と'69がそれぞれ発売されています。また、最近ではブルックリンから'67、NEOから'69がそれぞれ4ドアでモデル化されています。

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↑当方が入手したモデルは、ケースに一般的なガムダクール・サブラとは異なるカードが付属していました。

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↑左から初版であるクラグスタン・デトロイトシニア版のカード、ポピュラーなガムダクール・サブラのカード、そして後期タイプ(?)のカードです。

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↑クラグスタン・デトロイトシニア版のカードの裏面には、全24種の製品リストが記載されていますが、海外の文献によると、クラグスタン版で実際に販売されたのは18車種だったとされています。

先月号のモデルカーズ誌にも掲載されたイスラエル製ミニカーのガムダクール、膨大な色違いやサブナンバーバリエーションを除くと、基本的なラインナップは24種類になります。海外の文献によると、米国クラグスタン社からのオーダーで製造された初版ともいうべきデトロイト・シニアシリーズでは、実際に発売されたのは18車種だったとの事。残る6車種は販売自体をガムダ社自身で行うガムダクール・サブラ版になってから登場したようです。そのラインナップの殆どが'66年型である中、シボレー・カマロ、ポンティアック・ファイアバードキャデラック・デビル、先回ご紹介したシボレーCシリーズピックアップフォード・トリノ、そしてこのサンダーバードの6台が'68年型である事から、おそらくはこれら6台が後から追加されたモデルではないかと推測されます。前述の文献によると、計画ではこの他にも数車種が製品化される計画だったとの事で、もしもそれが発売されていたら・・・と、ついついその姿を想像してしまいます。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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