FC2ブログ

1/43cu.in.

1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

特集:ジープの系譜~スピンオフ 惜別、JB23/43ジムニー生産終了。 High Story JB23 JIMNY 1型 5型 10型

元祖オフロード4WD、ジープの特集をお送りしていますが、今回はちょっとスピンオフ企画。普段当方がご紹介しているアメリカ車とは真逆の存在、”ニッポンの小さな巨人”スズキ・ジムニーです。

Hi_Story_JB23_Jimny_01.jpg

大変残念な事に、去る2018年2月23日(金)をもって1998年の登場以来20年の長寿を誇ったJB23型ジムニー/JB43ジムニー・シエラの生産が終了となってしまったようです。これは登録車及び軽自動車の継続生産車への歩行者脚部保護要件対応、軽自動車の継続生産車への横滑り防止装置、ブレーキアシスト装置の装着が2月24日生産分から義務付けされた事に対応出来ないためとの由・・・。既に今年中にデビューするといわれている次期モデルのスクープ画像や動画がネットに溢れていますが、新型との交代を待たずしての生産終了となってしまいました。もっとも、車両製造への義務付けがなされたものの、それ以前の生産分の販売が出来なくなった訳ではないので、在庫が尽きるまで当面の販売は継続されるのではないかと思われます。(本日時点でもスズキのサイトには現行ラインナップとして掲載されています。)遠からずこの日が来る事は分かっていましたが予想よりも早く、JB23が大好きな当方は寂しさで一杯であります(泣)。

Hi_Story_JB23_Jimny_03.jpg

Hi_Story_JB23_Jimny_04.jpg
↑ハイストリーの初回製品は最初期の'98年式JB23-1型。1型から3型までは俗にガイコツグリルと称されるエンジンフード一体型の5本タテスリットグリルを採用していました。直線的でクロカン4駆らしいデザインだったSJ30以降の2代目に対し、スタイリッシュで乗用車的なデザインに生まれ変わっています。初代や2代目はもちろん文句なしにカッコ良いのですが、JB23のカッコカワイイ個性的なデザイン、優しそうでいて実は「オフロードでは凄いんです」的なキャラが当方は大好きなんですよね~。ボディカラーはキプロスブルーメタリック、撮影するまで気付きませんでしたが、サイドアンダーミラーが欠品してます。。。

ジムニーは、当時常務取締役だった鈴木修現会長がホープ自動車のホープスターON型の製造権を買い取る形で開発をスタート。'70年に初代LJ10型として発売されて以来、47年以上に亘る期間の間に軽自動車の規格変更などに対応しながら、大枠では3世代でその歴史を刻んで来ました。今回の主題であるJB23(軽規格)及びJB33/43(登録車規格のジムニーワイド/ジムニーシエラ)は、'98年のデビュー以来20年というロングライフを誇って来ましたが、生産という面では遂に終止符が打たれてしまいました。末期モデルの現在も国内だけで月販1,000台前後をコンスタントに売り続け、趣味のクルマとして絶大な人気を誇るだけでなく、積雪地域でのライフライン確保を担うなど日本市場に根付いており、”最強のオフロード4WD”として海外でも高い評価を得ています。日本が世界に誇れる名車の1台、孤高の存在、そう思います。

Hi_Story_JB23_Jimny_05.jpg

Hi_Story_JB23_Jimny_06.jpg
↑2回目の製品化は'04年の5型。4型からエンジンフードと別体化されたラジエターグリルを更にデザイン変更。トランスミッションとトランスファーを一新してローギアード化、オフロードでの取り回しと走破性を一層高めた完成度の高い世代でした。都合9回に渡ったJB23の改良の中でも、最も意義深い変更だったと言えるかも知れません。ボディカラーはシルキーシルバーメタリック。

さて、このJB23型ジムニーですが、嬉しい事に1/43ではインターアライドのハイストーリーシリーズで3回に渡って製品化されています。最初が登場初年度の98年式JB23-1型、2回目が04年の5型、3回目は神奈川県の有名ショップAPIO(アピオ)のコンプリートカーTS4としての発売で、歩行者保護対応のためエンジンフードが高くなった9型以降、ボディカーラーから考えて最終の10型での発売でした。同ブランド共通のレジン製完成品で、こうした年式違いによる細かな違いを再現できるのはレジン製ならではの強みといえそうです。4輪駆動車のモデルとしてはシャシー周りがあっさりしているのが少々残念ですが、実車のイメージを良く捉えた好製品だと思います。個人的には最終10型のランドベンチャーも製品化してくれると嬉しいのですが・・・。

Hi_Story_JB23_Jimny_07.jpg

Hi_Story_JB23_Jimny_08.jpg
↑3回目の製品化は神奈川県の有名ショップ、APIO(アピオ)のコンプリートカー、TS4として登場。リフトアップされ、同社オリジナルのバンパーやホイールを装着した姿です。歩行者の頭部衝撃保護を目的としてエンジンフードを高くした9型以降のボディで、クールカーキパールやスチールシルバーメタリックのボディカラーは最終10型の特別仕様車ランドベンチャーに設定されているものです。ハイストーリーの製品は、シャシー周りはあっさりしている事が多いのですが、このモデルはアピオから要望があったのか、同社のオリジナルパーツと思しきスタビライザーやショックアブソーバー、マフラー、牽引フックなどが表現されています。ボディカラーはスチールシルバーメタリック。

Hi_Story_JB23_Jimny_09.jpg

Hi_Story_JB23_Jimny_10.jpg
JB23ジムニーは、アクシデント時の歩行者の頭部の衝撃をやわらげるため、'12年の9型からエンジンフードが高くなり、これに伴ってフロントフェンダーも新しくなりました。このボディ、これはこれでちょっぴりゴツさが増してカッコ良い。特にランドベンチャーなど特別仕様車のタテグリル付きが個人的にはお気に入りです。ボディカラーはクールカーキパール。

Hi_Story_JB23_Jimny_11.jpg
↑前回ご紹介したジープCJ3BとJB23ジムニーのミニカーを並べると、何だか似たような大きさに感じられます。軽量コンパクトなボディによる圧倒的な悪路走破性。2台のクルマには共通点が多いように思います。


↑ジムニーが真のオフローダーである事を如実に示す動画があったので貼っておきます。(そういう動画はそれこそいくらでもあるのですが・・・)車両は輸出仕様で国内のジムニー・シエラに相当するモデルです。(上の動画の日本語テキスト記事はコチラに・・・。)

リーク画像やテスト走行をスクープした動画などによって次期ジムニーの姿もかなりハッキリしてきました。ちょっぴりメルセデスのGクラス風味が感じられるのが気になりますが、きっと好評をもって迎え入れられる事でしょう。・・・ですが、当方は20年の時を経て尚魅力を失わない現行JB23がやっぱり大好き。世界中のクロカン4WDやSUVが居住性の改善や安全性の面からどんどん大型化している中、日本の軽自動車の規格に準拠しているがゆえに極端な大型化をする事なく今日に至ったジムニー。そのサイズは、ミニカーで並べてみると何だか初期のジープに近いように思えます。ラダーフレーム、パートタイム4WD、トランスファーにリジットサス・・・今日、オフロード4WDの元祖であるジープのコンセプトを最も忠実に受け継いでいるのは、ひょっとしたら我らがジムニーなのかも知れません。

Hi_Story_JB23_Jimny_02.jpg
スポンサーサイト

特集:ジープの系譜 ~民生車への転進 PREMiUM X JEEP WILLYS CJ3B

ジープ特集、早々に民間仕様のご紹介に入ります。

PremiumX_53_JEEP_CJ3B_01.jpg

第2次世界大戦が終結し軍用車両の需要が低下した事に伴い、ウイリス・オーバーランド社はMBジープの民間車両への転換を図りました。プロトタイプとも言うべきCJ-1, CJ-2の後、本格的な量産車として'45年に登場したのがCJ-2A、基本的には軍用のMBをベースとしながら民間用としては過剰なスペックを排除、ピックアップトラックのようなテールゲートを備え、スペアタイヤは背面から側面へと移設されました。全体的なデザインは大きく変わっていませんが、ヘッドランプが一般的な大径のものに変更され、ラジエターグリルがタテ9本から7本スロットになりました。これが今日のラングラーまで続くジープの”顔”となっています。先回も記しましたが、CJはシビリアン・ジープ、つまり民間用のジープを意味します。

PremiumX_53_JEEP_CJ3B_03.jpg

PremiumX_53_JEEP_CJ3B_04.jpg
↑エンジン換装に伴い高くなったエンジンフード、大径のヘッドランプが醸し出すスタイルは、三菱ジープとして我々日本人に馴染み深いそれと近いように感じられます。

今回ご紹介するCJ-3Bは'53年に登場した改良版で、搭載エンジンの変更に伴ってエンジンフードが高くなり、それまでのMBに似たスタイリングからやや印象が変わりました。この年、ウイリス・オーバーランド社はカイザー社に買収され、社名をウイリス・モーターズ社に変更。その後'63年にカイザー・ジープ社となりますが、'70年にはAMCの傘下に入り、さらにそのAMCは'80年にルノー傘下、ついで'87にはクライスラー傘下に収まり、そのクライスラーは'98年にダイムラーと合併するものの'09年に破産。'14年にはフィアットと合併してFCAとなり今日に至るという流転の歴史を歩んで来ました。尚、日本でライセンス生産された三菱ジープはCJ-3Aベースでスタートして程なくCJ-3Bに切り替わったので、このエンジンフードの高いスタイルが日本でもお馴染みと言えますね。

PremiumX_53_JEEP_CJ3B_05.jpg

PremiumX_53_JEEP_CJ3B_06.jpg
↑モデルはプレミアムXブランドで発売されたイクソ系金型の製品。恐らくグリーンライトのモデルも同系の金型を使用しているものと思われます。

モデルはプレミアムXブランドで発売されたイクソ系の金型です。前述した高いエンジンフード、大径のヘッドランプ、7本スリットのグリル、ボディサイドに搭載されたスペアタイヤと実用的なテールゲートなど、軍用MBジープからの変化点がしっかり再現されています。赤いボディカラーやブラウン系のシートなど、民間向けらしい雰囲気を醸し出していて良い感じです。一方、こうした4輪駆動車の特徴とも言うべき独立式のラダーフレームやトランスファー、リーフスプリングなど、下回りの表現は比較的あっさりとしていて通常の目線の高さでのシルエット的なものとなっています。

PremiumX_53_JEEP_CJ3B_07.jpg
↑先回ご紹介したホンウェル系軍用MBとの比較。1/43ダイキャストモデルなので物凄く正確なスケールダウンではないかも知れませんが、エンジンフードの高さやヘッドランプの大きさの違いがお分かり頂けると思います。

PremiumX_53_JEEP_CJ3B_08.jpg
↑比較的あっさりしたシャシー周りの表現。正直、4輪駆動車のモデルとしては、この辺りはもう少し拘って欲しかった気がします。

元々が軍用車だったという事もあり、アメリカ車としては異例に小さなジープ。1/43のモデルも通常のアメリカ車と比べるとかなり小ぶりになります。加えて民生版のCJは軍用のMBと比べるとディテールもあっさりしています。プレミアムXなので物凄く高いという感じではありませんが、この小さなCJのモデルに通常のアメリカ車のモデルと同等の金額を払って購入するにはかなり覚悟が必要でした(笑)。ですが、民間向け初期のシンプルな姿を再現したCJ-3Bのモデルは以外に貴重であり、ジープの歴史を1/43スケールで振り返る上でも入手しておいて良かったなと思っています。

PremiumX_53_JEEP_CJ3B_02.jpg

特集:ジープの系譜 ~軍用車としての誕生 Shuco Junior Line JEEP CJ-2A(商品名まま)

さて、特集の始まりはルーツとも言うべきこのモデルのご紹介です。

Schuco_MB_Jeep_01.jpg

クロスカントリータイプの本格的4輪駆動車を指して”ジープタイプ車”などと呼称するように、JEEPという単語は固有名詞を超えたオフロード4WDの代名詞といった感がありますが、その誕生はいわずもがなの軍用車としてでした。1940年、アメリカ陸軍はキューベル・ワーゲンなどドイツの軍用車両群に対抗する小型軍用車両の入札を行いました。これに唯一応える事が出来たのは弱小メーカーであるバンタム社のみ。しかし、極めて短期間で製作されたプロトタイプ車の性能は優秀で、アメリカ陸軍はその設計をフォードとウイリス・オーバーランド社に公開して再度3社に開発を推進させました。結果的に生産能力に優れるフォード社からGPW、ウイリスオーバーランド社からMBとして大量生産され、続々と戦地に送り込まれる事になりました。一方、機動力に優れたジープの原型を造り上げたバンタム社は戦後倒産。戦時で大量供給が必要だったとは言え、何とも酷い話にも思えます。

Schuco_MB_Jeep_03.jpg

Schuco_MB_Jeep_04.jpg
↑シンプルで実用的なデザインは軍用車という生い立ちからすれば当然とも言えるもの。機能を突き詰めたその姿からは、道具としての機能美と共にメカ的カッコ良さも感じられます。

日本でもおなじみのTVシリーズ、”コンバット”や”ラットパトロール”をはじめ幾多の戦争映画でも大活躍しているジープ。車両の基本構成は、独立したラダーフレームにリーフスプリングでリジッドアクスルを懸架。トランスファーを介して前後の車輪を駆動する4輪駆動方式は、その後のオフロード車の基礎とも言えるレイアウトです。ドアすらないシンプル極まりないオープンタイプの小型・軽量ボディで取り回しに優れ、戦場でも大いに威力を発揮しますが、戦後はCJ型(シビリアン・ジープ)として民生用に転用されレジャービークルとして発展してゆく事になります。

Schuco_MB_Jeep_05.jpg

Schuco_MB_Jeep_06.jpg
↑外径の小さなヘッドランプ、縦スリットのラジエターグリルが9本あるのが後の民生版CJシリーズとの大きな相違点でしょうか。CJは3-Bでのエンジン変更に伴い、エンジンフードも高くなります。

今回ご紹介するミニカーはシュコー・ジュニアライン名義の製品ですが、このシリーズの他のモデルに照らし合わせると、ホンウェル製のOEMであろうと思われます。(当方ホンウェル版を未入手のため推測です)低いエンジンフードに小さなヘッドランプ、9本の縦スリットラジエターグリル、アメリカ陸軍の表記も入り、スコップやら無線アンテナなども装備したミリタリールックでどう見ても軍用のMB型にしか見えないのですが、ボックスの表記は民生用を示すCJ-2Aとなっています。ホンウェル、シュコージュニアラインのモデルを画像検索してみても、あからさまな民生仕様のバリエーションは見当たらないようでしたので、単純に考証の間違いという気もするのですが・・・或いは当方の認識が間違っているでしょうか?

Schuco_MB_Jeep_07.jpg
↑ラダーフレームや4輪駆動システムなどメカニズムも手際良く立体的に再現されています。価格を考えるとなかなかに頑張っている感じがします。

Schuco_MB_Jeep_08.jpg
↑シンプルな紙製のウインドウボックスに収まって、お値打ちの¥1,100-也。その仕上がりからすれば十二分の製品と思います。

さて、そうは言ってもこのモデル、なかなか良い仕上がりを見せています。フロントウインドウスクリーンは実車同様に前方に倒す事が出来ますし、先述の通りスコップやら無線アンテナを装備。定番のスペアタイヤとジェリ缶もしっかり背負ってます。そして素晴らしいのが床下の表現。独立式のラダーフレームやリーフスプリング、エンジンやデフ、排気系などが少ないパーツ構成ながら立体的に再現されています。紙製の外箱には当方が購入した時の値札がついたままになっていますが、そのお値段¥1,100-也。・・・正直このお値段でこの仕上がりなら立派。昨今のミニカー価格の高騰を考えると、頑張ってるな~という感じがします。最近日本ではあまり見掛けない気がするホンウェル/カララマのミニカーですが、果たして新製品はリリースされているのでしょうか?

Schuco_MB_Jeep_02.jpg

特集:ジープの系譜 ~ウィリスジープからラングラーまで。

年始のダッジ・チャレンジャー・プチ特集に続き、今は同じFCA(フィアット・クライスラー・オートモビルの製品となっているジープ・ラングラー。その系譜を軍用車であるジープまで遡ってご紹介してみようと思います。

JEEP_01.jpg

2017年末のLAオートショーでジープ・ラングラーの新型モデル”JL"型が発表になりました。独立したフレーム構造やリジットサスペンションを継承し、外観的には「フェイスリフト?」とさえ思えるくらいキープコンセプトな新型ですが、アルミやマグネシウムを使用して軽量化されたボディ、フルタイム4WD仕様の設定やダウンサイズターボエンジンの採用など、その中身は大幅な進歩を遂げているようです。今回は軍用車として誕生したウィリス・ジープから、民生用に生まれ変わったCJシリーズ、直系の子孫というべきラングラーの先代モデルまでを、1/43モデルカーで辿ってみたいと思います。当方の手持ちではその全てを網羅することは出来ませんが、新旧モデルを活用して次回からお送りしたいと思います。
最新コメント
1/43cu.in.検索タグ
過去記事の検索は以下のタグをご利用下さい。
月別アーカイブ
プロフィール

Ponys41

Author:Ponys41
昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

カレンダー
01 | 2018/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 - - -
ビジュアルリンク
















QRコード
QR
検索フォーム
FC2カウンター

12345678910111213141516171819202122232425262728 02