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1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

特集:ジープの系譜 ~ さらに大きく、快適に・・・。 ixo Jeep CJ-7 Laredo

特集:ジープの系譜、CJ-5に続いてCJ-7をご紹介します。

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'76年、CJ-5に続く新たな世代としてCJ-7がデビューします。前世代であるCJ-5はモデルライフ途中で搭載エンジンの大型化に伴って76mmホイールベースを延長しましたが、CJ-7はそこから更にホイールベースを10インチ(254mm)延長、これは主に室内の居住性を向上させるための拡大でした。全体のスタイリングイメージはCJ-5と似ていますが、樹脂製ハードトップを装着したモデルでは初めて金属製のドアパネルが設定され、これに伴ってボディサイドのオープニングライン上部が角ばった形に変更されています。

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↑パッと見はCJ-5と見分けの付きにくいCJ-7ですが、ホイールベースが10インチ延長され、金属製ドア設定のため、ボディサイド開口上部が角ばった形に変更されています。

搭載エンジンは2.5リッター直4に始まり、3.8と4.2の直6、5リッターV8が選べた他、GMから供給されたいすゞ製C240型直4ディーゼルを搭載したモデルも存在したようです。尚、CJ-5に対してはCJ-6、CJ-7に対してはCJ-8と、それぞれロングホイールベースバージョンがありました。2.2リッターの直4エンジンとコンパクトなボディでスタートしたシビリアン・ジープは、強力なV8エンジンとより大きなボディ、パワーステアリングやA/Tを備えた快適なRVへと変貌を遂げました。

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↑1/43では長らく近年の水準の製品がなかったCJ-7。イクソの製品はそのギャップを埋めてくれる素晴らしい仕上がりと思います。

モデルは最近になってイクソブランドで発売になった新しい製品で、近年の水準の仕上がりを持った1/43のCJ-7として嬉しい1台です。ラレード仕様でパッケージには1995と表示されていますが、CJ-7は'86年までしか製造されていなかったので、'85の間違いではないかと思われます。・・・ともあれ、マルーンメタリックのボディに鮮やかなオレンジのストライプ、ロールバーやミラーなどが再現されたボディ、ホワイトレターのタイヤやベージュのインテリアなど80年代らしいディテールで中々見応えのあるモデルです。

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↑1/43モデルで比べても、CJ-3BやCJ-5に比べて明らかに全長とホイールベースが長い事が判ります。全幅も拡大されています。

プレミアムXブランドで発売になったCJ-3Bや前回ご紹介したポリスティルの初期CJ5と並べると、CJ7は明確にホイールベースや全長が長くなっている事が実感出来ます。グリーンライトからは”特攻野郎Aチーム”や”チャーリーズ・エンジェル”の劇中車としてCJ5の発売が予定されているようです。発売済みの”ロスト”劇中車のCJ5はCJ-7のボディを流用しているっぽく、プレスリーシリーズのミリタリージープ(M38A1)とCJ5はきちんとボディが作り分けられているようなので、これらのモデルがどんな仕上がりになるか見守りたいと思います。

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特集:ジープの系譜 ~ MBベースから変化 Polistil '68~'71? Jeep CJ-5

今回ご紹介するCJ-5では、それまでのMBジープ然としたスタイルからの変化が見られます。

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1963年にウイリス・オーバーランド社がカイザー・モータース社に買収された後、'64年(クルマのモデルイヤーとしては'65年型)として新たにCJ-5がデビューしました。初期のCJ-5はそれまでのCJ-3Bから僅かに大きくなったボディに、それまでの2.2リッター直4ガソリンエンジンに加えて、3.1リッター直4ディーゼル、そしてビュイックからライセンスを取得した3.7リッターV6エンジンをも搭載するようになりました。ボディはそれまでのMBをベースとした物から大きく変更され、キャビン部分はフロント席の足元までボディ幅一杯に拡大、エンジンフードのみが前方に向かって幅が狭まるようなスタイルに改められています。フロントフェンダーなど全体が丸味を帯びたデザインになっており、MBをベースとしたCJ-3Bまでとはかなり異なるイメージになりましたが、これは'51年に登場した軍用M38A1を基にしたものです。

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↑CJ-5では民間向けのCJジープとして初めてボディの大幅変更が行われ、フロント周りは全体的に丸味を帯びた形になりました。因みにCJ-4は試作車のみが製作され、量産化はされませんでした。

1970年、カイザー・ジープ社がアメリカンモータースに買収されると、CJ-5にも大きな転機が訪れる事になりました。'72モデルイヤーからAMC製の直6, 3.8リッター及び4.2リッターと、更にはV8, 5リッターエンジンまでもが搭載されるようになり、それに伴ってホイールベースが76mm延長されました。元々は軍用のMBをベースにコンパクトなボディに4気筒エンジンでスタートしたCJシリーズでしたが、徐々にハイパワー化・大型化される事となったのです。デビュー時は先代にあたるCJ-3Bと、最終期は次世代のCJ-7と併売の形をとりながら、'54年(モデルイヤーで言うと'55年型)~'83年までの長寿を全うしたCJ-5。その間におよそ60万台以上が生産・販売されました。

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↑ミニマムな部品構成でややトイライクな仕上がりのポリスティル製CJ-5。今日的な目で見ると、ある意味新鮮でもあります。

今回ご紹介するミニカーはイタリア・ポリスティル製のCJ-5。紙箱には1978年という記載があります。簡素な構造でタイヤ&ホイールもプラによる一体成型+ホットスタンプというミニカー暗黒時代を思わせる仕上がりです。ウインドウシールドと幌も一体成型のため、オープン状態は再現出来ません。ヘッドランプとマーカーランプがボディの外側で一体成型されていると言う大胆な構成は、良くも悪くもイタリア的な閃きを感じさせる部分です(涙目っぽい/笑)。ホールベースがCJ-3系統と近いので、CJ-5としては初期のモデルをプロトタイプとしているようです。フロントフェンダーにサイドマーカーがモールドされているので、'68年型以降、ホールベースが拡大される前の'71年までの年式ではないかと推測しています。

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↑先回ご紹介したディンキーのCJ-3Aとの並び。スタイリングの変化がよく分かります。

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↑ウインドウパッケージの紙箱も時代を感じさせる味わいがあります。

このモデルは前回ご紹介したディンキー製のCJ-3Aと共に、東京の老舗ショップ巡りを敢行した際に捕獲した物です。ユルい仕上がりながらCJ-5の1/43モデルは貴重なので安価に入手出来たのは運が良かったかなと思います。CJジープの歴史を辿る上では欠く事の出来ないCJ5、近年の製品ではイクソ系のキャストがあり、グリーンライトのプレスリーシリーズやLOSTの劇中車仕様の他、ホワイトボックス名義でも製品化がなされているようです。(アメリカ本国仕様ではないっぽい?)イクソでは次の世代のCJ-7も製品化しているのですが、ホイールベースや全長の違いが再現されているのか当方は未確認。機会があればいずれかのCJ-5を入手して比較してみたいなと思っています。

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特集:ジープの系譜 ~最もMBに近いカタチ。 Dinky Universal Jeep (CJ-3A)

先頃久々に訪れた都内のショップさんで、最初期のスタイルを再現したジープのミニカーを捕獲しました!!

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先月、所用で東京を訪れた折、久しぶりに絶版モデルを扱う都内の老舗ショップさんに詣でて来ました。時間の関係で訪問できたのは2店のみでしたが、思いがけずその両方で只今特集中のジープ関連モデルを捕獲出来ました。内1台は民生ジープ最初期の姿を示す物・・・。そういう経緯から、先にご紹介したCJ-3Bと話が前後してしまうのですが、今回はCJシリーズの最初期にあたるCJ-2AとCJ-3Aについて記してみたいと思います。先に記したように第2次世界大戦が終結すると、ウイリス・オーバーランド社は軍用車であるMBジープの民間への転用を図ります。'44年のCJ-1、CJ-2プロトタイプによるテストの後、'45年~'49年までがCJ-2A、'49年~'53年はCJ-3Aとして本格的に製造販売される事となりました。

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↑ミニマムな仕様変更で民間用に転用されたCJ-2A & CJ-3A、ボディも軍用MBの面影を色濃く残しています。

軍用のMBジープとの大きな違いは、使い勝手を高めるためのテールゲートの設定と、それに伴うスペアタイヤのボディ側面への移動、そして大型のヘッドランプ装着と9スリットから7スリットに変更となったラジエターグリル、といった所でしょうか・・・。先にご紹介したCJ-3B('53年~'68年)はエンジン換装に伴ってエンジンフードが高くなっていましたが、2Aと3Aはトランスミッションこそ異なる物の、エンジンはMBと同じL-134 Go-Devilエンジンを搭載。そのためエンジンフードの高さは変更されず、全体的なプロポーションは軍用MBと良く似ていました。全体としては後年改良のCJ-3Bよりも軽快な感じに見えます。画像検索した限りでは、CJ-2Aはフロントガラスが2分割、3Aは1枚ガラスになり、Hゴム支持となったためガラスの4隅にRがついているようです。

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↑ミニカーは往年のディンキー製。そこここにチップが目立ちますが、全体的には程々のコンディション。フロントウインドーのフレームはかなりオーバースケールな感があります。素朴な味わいは近年のハイディテールなモデルとはまた違った魅力を放って・・・嫌いじゃないな~この感じ。

今回出逢ったモデルは古(いにしえ)のディンキー製。床板にはシンプルにJEEPとのみ記されていますが、低いエンジンフードに7本スリットのラジエーターグリル、大きなヘッドランプ、リアサイドに搭載されたスペアタイヤなどは明確に民生用ジープ、CJ-2AまたはCJ-3Aの特徴を備えています。フロントウインドウが1枚物で、四隅にRがついた表現となっている事から、当方はCJ-3Aと判断しました。近年のモデルとは大きく異なる構造で、ボディはシートやバンパー、シャシーの軸受け部分をも一体で鋳造、床板の前半はプレス製のものが嵌め込まれてカシメ止めされ、ウインドウフレームやボディ後部のトーイングフックもプレス製部品が使われています。シンプル極まりない構造ながら実車の雰囲気は良く捉えられており、各部の塗装チップとも相まって素朴な味わい深さが感じられ、なんだか凄く気に入ってしまいました。出逢えて良かった1台です。

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↑ホンウェル製MBとの比較。エンジンフードの高さは両車同じ。小さなヘッドランプが奥まって取り付けられているMBは精悍なイメージ、つぶらな瞳のCJは愛嬌がある感じでしょうか。CJの7本スリットグリルは今日まで続くJEEPの顔となっています。

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↑プレミアムXのCJ-3Bとの比較。エンジンフードの高さの違いが良くお分かり頂けると思います。日本の三菱ジープはCJ-3Aベースでスタートしましたが、程なくCJ-3Bベースに変更されたので、フードの高い姿が思い浮かびます。

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↑ボディはバンパーやシート、軸受け部分まで一体でキャスティングされ、床板の前半分、フロントウインドウフレーム、トーイングフックなどはプレス製の部品が使われています。床板の表記は"DINKY TOYS" "MADE IN ENGLAND" "MECCANO LTD" そしてシンプルに"JEEP"。

ネットで調べてみるとこのモデルは品番405、紙箱にはUNIVERSAL JEEPと記されています。海外では箱付き美品は結構な高額で取引されている模様です。当方の入手したモデルは前述の通りそこそこのコンディションで価格もそれなりの物でしたが、よりコンディションの良いモデルだったら手が出なかったかも知れません。レッドのボディにブラックのフロントウインドウフレームと、奇しくもご紹介済みのプレミアムX製CJ-3Bと同じカラーリング。この出会いは運命に違いない・・・と勝手に思い込み(笑)、お持ち帰りさせて頂きました。帰宅後すぐにモデルをクリーンアップ。タイヤのミゾに詰まっていたコンパウンドらしき物を爪楊枝で除去、車体各部の隅に積もった積年の汚れを中性洗剤水+綿棒&ティッシュペーパーで拭い落とすと、そこかしこにチップはあるもののかなりすっきりした見栄えになりました。旧いモデルが綺麗になると、何だかとても良い気分になれる当方です(笑)。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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