FC2ブログ

1/43cu.in.

1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

'71~'73 マスタング特集 & スクリーンを駆け抜けたクルマ達、”エレナー”in バニシング in 60

飛び飛びでここまで引っ張ってしまった'71~'73マスタング特集、やっぱり”彼女”について語らない訳には行きません。

      GONE_IN_60SECONDS_001.jpg
↑公開当時のパンフレットの表紙から。このイラストは日本独自の物と思いますが、今見てもワクワクします。

・・・と言うことで、そろそろ締めないと来年にまたがってしまいそうなので、最後にビッグマスタングが大活躍する怪作、”バニシングin60(原題:Gone in 60 Seconds)”で特集を終わらせたいと思います。H・Bハリッキーが自らの企画をハリウッドに持ち込んだ所全く相手にされず、それなら自分で・・・と一念発起、私費や仲間からの援助で150万ドルを掻き集め、各方面へのコネを活用しまくり、原案・製作・脚本・監督・主演・スタント監修・スタントドライバーと1人7役(当時の日本版劇場パンフレットより)をこなして完成させた、インディーズ・カーチェイスムービーの金字塔です。低予算での製作ながら全米での興行収入4,000万ドルを叩き出し、日本でもスマッシュヒットとなったのでした。ハリッキー氏はその後第2作である”ジャンクマン(原題:THE JUNKMAN)やこれら2作と未使用部位を再編集し、1部を追加撮影して製作した”バニシングin60デッドライン(原題:DEADLINE AUTOTHEFT)”を完成させますが、'89年、バニシングin60の正統な続編の撮影中、セットとして組まれた鉄塔が予定よりも早く倒壊するという事故により他界、作品は未完のままブルーレイソフトなどで撮影済のシーンだけが観られるという状況となっています。

GL_ELEANOR_01.jpg

GL_ELEANOR_02.jpg
↑エレナー(作品公開当時の字幕や吹き替えを尊重してます)は劇中では’73年型という事になっていますが、実際には'71年型を’73風に改造したと言われています。そのため本来の’73型とは外観的に異なる点がある他、スクープなしのフードに2トーンのボディカラーもフォードの純正仕様には存在しない物です。ハリッキー氏がなぜエレノアをこのような仕様にしたのかは謎ですね・・・。

メイドリアン・ペースは保険会社の盗難車調査を請け負うチェイス・リサーチ社の調査員、しかしその表向きと実体は全く逆で、高級車を専門に狙う窃盗団のボスであった。中南米のディーラーから短期間で48台の高級車を揃えるという大仕事を依頼された彼は、表の仕事で社長に祭り上げているユージン・チェイスのハネムーンを延期させ、仲間と共に仕事に取り掛かる。盗む車に女性の名前でコードネームを割り振り、フェラーリやランボルギーニなどのスーパースポーツカーや複数台のリムジン、カスタムカー、大型トラクターヘッド、果ては有名なレーサー、パーネリー・ジョーンズ(本人が作品に出演)の競技用フォード・オーリー・ブロンコまで鮮やかに盗み出した彼らだったが、たった1台、コードネーム”エレナー”と名付けられた黄色い'73年型ムスタングだけが彼らを手こずらせた・・・。”エレノア”がインターナショナルタワーに入って行くのを見たペースは、仕事の仕上げとしてその1台を盗もうとするのだが、別途盗んだキャデラックから発見されたヘロインの取り扱いで対立していたユージンに密告され、現地には2人の刑事が張り込んでいたのだった・・・。

GL_ELEANOR_03.jpg

GL_ELEANOR_04.jpg
↑グリーンライトから発売された1/43エレナーは当方には待望の製品化でした。最近になって再生産・再販もされていましたが、上述した劇中車の特徴を正しく再現しています。若干、劇中仕様と異なる点も見受けられますが、非常にマニアックな製品と言えると思います。

・・・と、ここからは映画史上でも稀に見る40分以上に渡るカーチェイスに突入するのですが、正直、大技も少なく少々ダレた感もあるものの、やはりその長大なカーチェイスはあまたの他作品とは異なる本作の大きな特色と言えると思います。しかもそのカーチェイスの最初から最後まで、主人公はクルマを乗り換える事無く1台のマスタングで延々と逃走する設定となっており、満身創痍でなお爆走し続けるエレナー=ムスタングは、本作をリアルタイムに映画館で観た、クルマ大好き少年だった当方に強烈なインパクトを与えたのでした・・・。(その後バニシングin60ごっこで何台のマッチボックス製マスタングをボロボロにしたことか/笑)。更に言うなら、インターナショナルタワーの張り込みから追跡を開始したアンダーカバーカー、ワンベイカー・イレブンことゴールドの’71マーキュリー・モンテゴも最後までエレノアを追跡し続けます。激しいカーアクションの一方、随所にコミカルなシーンも挿入され、当時映画館では随所で爆笑が起こっていた事を記憶しています。当方のアメリカ車好きは子供の頃に観た映画のカーチェイスシーンの影響による所大なのですが、その中でもブリットとバニシングin60は最も大きく影響を受けた大好きな作品なのであります。

GONE_IN_60SECONDS_02.jpg
↑60セカンズのDVDが発売された際、同時期に発売となったバニシングIN60のDVD、そしてその後発売になった他のハリッキー作品をセットにしたBORN TO RUNボックス。先に発売になったバニシング~を一緒に収められるようにした優れものでした。

GONE_IN_60SECONDS_03.jpg
↑その後発売されたDVD/ブルーレイ単品及びハリッキー3作品+バニシングIN60 Ⅱの撮影済シーンを収めたトリロジーコンプリートBOXには2種類の日本語吹き替えが収録されており、中尾彬氏がH・Bハリッキー役を務めたTV放映版はサウンドトラック、効果音がオリジナルの状態で収録されています。トリロジーBOXでは、同じように、ささきいさお氏がハリッキー役を演じたTV吹き替え版のみ、オリジナルサウンドトラックと効果音を楽しむ事が出来ます。

大好きな本作ですが、映画公開後にVHSソフトは発売されたものの、その後は長年DVDやブルーレイソフト化には恵まれませんでした。状況が変化したのは2000年代に入って、本作にインスパイアされたとされる”60セカンズ(原題:Gone in 60 Seconds)”が製作されてからの事でした。同作のDVD発売時に元祖バニシングin60もDVDソフト化!・・・しかしながらインディーズムービーの悲しさ、使用している楽曲の版権を押さえておかなかったため(と言われている)、サウンドトラックが全面的に差し替えられてしまい、5.1チャンネルサラウンド化のためか、クルマのエンジン音やポリスカーのサイレンの音などの効果音をも変えられてしまい、オリジナルを知る人間には違和感ありまくり・・・。その後BORN TO RUNというハリッキーの他の3作品、ジャンクマン、デッドライン、そして未完のバニシングin60 Ⅱを集めたボックスセットが発売された際もそれらの作品の状況は変わらずだったのですが、近年発売されたDVD、ブルーレイ(単品とやはり4作品を集めたトリロジーコンプリートBOX)では、中尾彬氏がハリッキーの声を当てた日本語吹き替え版が収録されており、それのみ当時のサウンドトラックと効果音で楽しむ事が可能になりました。当方は英語版のオリジナル音声を収めたレンタル落ちのセルVHSと、TVを録画した吹き替えVHSをいまだに保有しています。DVD/ブルーレイでは差し替えられてしまったラストシーンと共に、いつの日か美しい映像とオリジナルサウンドでこの作品を楽しむ事ができる日は来るのでしょうか・・・って、ダメだ、この作品は好き過ぎてとても1回では語りつくせない・・・という事で次回に続きます。。。
スポンサーサイト



ブログ開設12周年(中途半端)

奥さんにリマインドして貰うまで、すっかり忘れ去っていました。。。

  000_3.jpg
↑上の画像は当ブログの初UP時に使用したもの。畳の縁を道路に見立ててミニカーで遊んだ少年時代、自動車は憧れ・夢の対象として輝く存在でした。その情熱や感動を失いたくはないと思います。

本日11月11日は当ブログを開設し、最初の記事をアップした日でした。今を去ること12年前、2007年の事です。地道・コツコツ型の人間ではありますが、まあ、よく続いたものです。・・・と言っても、最近はすっかりサボり癖がついてしまい、下手をすると月の更新が2回ぐらいという体たらくであります。自身のモチベーション低下が更新回数や内容に影響を及ぼしているせいか、アクセス数も右肩下がり・・・もっとも、1/43でアメリカ車を蒐集するという行為がマジョリティになるとは思ってもおらず、僅かでも興味を持って下さる方が増えてくれれば・・・という動機で始めた部分があるので、それ自体は余り気にしていません。

この10数年の間にネットを巡る環境もどんどん変化しており、新たなコミュニケーション手段が次々に誕生している事は折に触れて記しています。ハードウエアの主体もパソコンからスマホに替わり、最近は大学等の卒論の作成にもスマホを使うなどという話を聞くにつけ、借りてきたワープロ(!)で文章を作成し、写真を切り貼りしていた者としては隔世の感を禁じ得ません(・・・言っている事が年寄りくさいなあ/笑)。

これも折りに触れて記していますが、ブログというものの存在も、1部影響力の大きい有名人のそれを除けば曲がり角に来ているのかなと感じています。ブログサービス自体の終了も相次いでおり、本年末にまた1つ有名どころのブログサービスが終わろうとしているのもそうした現れではないかという気がします。コメントなどを通じネット上でコミュニケーションが取れるという特性も、より新しいツールの方が簡単で便利なのですから、取って代わられるのも致し方のない事なのだろうと思います。

・・・しかしながら、ブログには文章や画像をセットで検索・ソート出来るなど、アーカイブとして優れた特性もあると私は思っています。より手軽に情報発信の出来る新たなコミュニケーションツールは確かに便利ではあるものの、情報はネットに書き流しにされ、どんどん使い捨てられる刹那的なものになってしまっている気がしてなりません。自分は旧い世代の人間なので”コト”よりも”モノ”への執着が強いですし、今もそれを大事にしています。そんな自分にはブログはちょうど良い媒体だなとも思います。すっかり更新頻度も落ちていますが、もう少し続けてみよう・・・13年目に入るにあたり、改めてそう考えています。

  000_2_2.jpg

↑上の画像は2回目の記事で使用したもの。ジェネレーションYやZの若い方々と違い、”コト”より”モノ”に執着する旧世代な当方。実物を所有出来ない憧れのクルマたちは、ネット上の画像や動画などの”情報”ではなく、ミニカーという”立体物”で手許に置いておきたいのです。
1/43cu.in.検索タグ
過去記事の検索は以下のタグをご利用下さい。
月別アーカイブ
プロフィール

Ponys41

Author:Ponys41
昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

カレンダー
10 | 2019/11 | 12
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ビジュアルリンク
















QRコード
QR
検索フォーム
FC2カウンター

123456789101112131415161718192021222324252627282930 11