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FORD GT特集 補足: そして66年 ~ Spark Ford GT Mk-2 Le Mans 1966 #8

・・・ようやく66年のルマンです。

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コロナウイルス、日本でも深刻になって来ていますね。元々インドアホビー野郎な当方は何ともありませんが、外で元気に遊びたい子供達(大人も?)はストレスがたまってしまいそうです。各方面への経済的な打撃も大きいですし、何より生命に関わるというのは重大事態です。当方は少し前に咳喘息で苦しんだので、コロナに感染したらまずいかも知れません。早々に収束して欲しい物ですが・・・せめてインドアで更新出来るブログの方は、楽しくフォードGT特集の補足をお送りして行きたいと思います。色々とフォードGTに関わるクルマたちをご紹介して来ましたが、いよいよ'66年のルマンであります。

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↑鮮やかなイエローのボディにシャープなブラックのストライプ、'66年の8台の中でも、最も華やかなこのカラーリングがアラン・マンレーシングに渡ったというのも面白いです。これはこれでもちろんカッコ良いのですが、英国らしい渋いグリーンとかも見てみたかった気もします。

この年、フォードワークスは大挙8台のMk-2を送り込むという,ある意味アメリカらしい物量作戦を展開します。流石に8台全てをシェルビーアメリカンでマネージメントする事は厳しく、シェルビー・アメリカン3台、NASCARで鳴らしたホール&ムーディーから3台、イギリスのアラン・マンレーシングから2台という布陣でフェラーリに挑む事となったのでした。今回ご紹介するカーナンバー8はアラン・マンレーシングからエントリーした1台で、ジョン・ウイットモア/フランク・ガードナー組がドライブ。カーナンバー7と共にモノコックをスチールからアルミに置き換えた改良型でしたが、スタートから5時間でクラッチトラブルのため早々に姿を消してしまいました。

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↑スパークのGT Mk-2はレジンボディらしいシャープなプロポーションや美しい塗装が魅力。この価格でも8台揃えるのはかなり厳しい・・・他の物は何も買えなくなります。。。

この'66年のフォードワークス8台は、かつての特集でご紹介したようにその全車をイクソが製品化していました。当方も頑張って全車をコレクションしたのですが・・・なんとその後、スパークも8台全車を製品化。ファンとして嬉しい&苦しい悲鳴を上げる事態となりました(笑)。同ブランド標準のレジン製完成品で、シャープなプロポーションと美しい塗装で見応えがあります。イクソの製品と比べると、ドライバー側ドアのループ部にヘルメットを逃げるふくらみがある点は同じですが、ランプ類のテーピング、タイヤのライン色などに差異が見られます。実車が時間帯によって異なるのか、考証の違いなのか・・・興味深い所です。

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↑画像は横組み版の映画チラシ、不要不急の外出がままならない現在、映像ソフトの発売が待ち遠しいです。

●フォードVSフェラーリ 映像ソフト予約開始・・・なのですが。

2回、3回と劇場で観たいと思っていた映画”フォードVSフェラーリ(原題:FORD V FERRARI)”ですが、コロナ騒動ですっかりその機会を失ってしまいました。。。そうこうする内に、少し前から映像ソフトの予約受付が開始になりました。発売予定は5月2日で、予定通りならゴールデンウイーク中に作品を堪能出来そうです。もう、絶対・絶対買いであります!!・・・なのですが、ディスクの基本仕様は4K-UHD仕様か、またはブルーレイとDVDのセットのどちらかなんですよね・・・。当方は4K対応のハードを持っていないのでブルーレイを購入するしかないのですが、以前から理解出来ないのがブルーレイとDVDのセット販売。DVD再生機器しかない場合ブルーレイディスクは宝の持ち腐れだし、ブルーレイを再生出来る環境であればDVDは不要だと思うのですが・・・。個人的には別々にしてその分安くして欲しいというのが正直な所。・・・こうしたセットのメリットって一体なんなんでしょうか???

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FORD GT特集 補足 : FORD GTの原型!? ~スパーク Lola GT Le Mans 1963

いよいよ´66年ルマンのフォードGT Mk-Ⅱをご紹介しようと思ったのですが、フォードGT開発に重要な影響を及ぼしたマシンのご紹介を忘れていました。。。

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あと一歩と言う所でフェラーリ買収に失敗したフォードは、そのフェラーリ打倒をも視野に入れてルマンに挑む事を決定します。しかし、長い間本格的なレーシングマシンを製作したことのなかったフォードは、ツインチューブ式フレーム+モノコックボディという基本構造や、フォードのパワーユニットをミッドシップに搭載している点がフォードGTの構想に近かったローラGTに注目。ローラカーズのエリック・ブロードレイをプロジェクトに招聘してローラGT2台を購入、フォードGT開発の基礎研究に供する事としました(この後ブロードレイは1年半ほどで離脱)。ローラGTを参照しなかったら、フォードGTは11か月という短期間では開発出来なかっただろうと言われています。

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↑コンパクトなアルミモノコックのボディ、そのミッドにフォード289cu.in.V8ユニットを押し込んだ車両パッケージング。水平に近く伸びたルーフと断ち落としたようなテールエンドが魅力的なまとまりを見せています。

このローラGTというマシン、'62~'63年の間に計3台製作された内の1号車(LGT-P)はスチール製モノコック、2号車(LGT-1)及び3号車(LGT-2)はアルミ製モノコックのボディを有し、フォード製289cu.in.(4.7リッタ-)V8エンジンとイタリアコロッティ製ギアボックスを搭載している点は初期のフォードGTに似ています。(3号車は売却された後エンジンをシボレーの6リッターにスイッチ。)ボディスタイリングは個人的にはそれほど後のフォードGT似ているとは思いませんが、ルーフに大きく切れ込んだドアなどはフォードGTに継承されていると言えるでしょうか。これはこれで60年代のレーシングマシンらしい魅力的なデザインだと思います。

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↑スパーク製のモデルは60年代のレーシングマシンの魅惑的な曲線ボディを再現、ガラス類のフィッティングも良く美しい仕上がりです。

モデルはスパークから発売された1/43レジン完成品です。かつてご紹介したポリトーイのMシリーズのモデルはダイキャスト製で特徴的なドアが開閉するなど、往年のミニチュアカーらしい魅力に溢れた1台でしたが、こちらは現代のレジン完成品らしいシャープで精密な仕上がりです。それぞれにスケールモデルとして異なる魅力に溢れていて興味深い所です。フォードGTのヒストリーを辿る上では欠かせないクルマなので、どちらも製品化してくれたことに感謝です。同一スケールで並べるとフォードGTよりもかなりコンパクトなクルマである事が分かります。

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↑過去にご紹介したポリトーイMシリーズのモデルとツーショット。材質や仕上がりは異なりますが、それぞれに魅力があるように思います。

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↑シンプルなプロトタイプのフォードGTと比べても、よりコンパクトなボディで車幅も狭いです。(車体は前端合わせ)

モデルは'63年のルマンにエントリーした2号車(LGT-1)で、短期間の開発でルマンに挑んだ結果、ギア比がサルテサーキットに合わない状態でのレースを強いられ、スタート後15時間でギアボックストラブルのためリタイヤとなりました。売却された3号車以外はフォードが購入して基礎研究に供されたので、その後1号車・2号車はレース等には出場していないのではないかと思われます。軽量コンパクトなアルミモノコックボディのミッドにアメリカンV8を押し込んだ車両パッケージは非常に魅力的なだけに、そのままレースにエントリーを続けていたらどのようなリザルトを残していたか・・・たらればになってしまいますがついつい想像してしまいます。

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FORD GT特集 補足: '64年&'65年ルマンのおさらい(新ネタなし)

前回までキャロル・シェルビーとルマンのについて記したので、ここから本題。・・・しかし当方のコレクションに'64と'65の新ネタはありません。。。

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過去の元記事はコチラ

前回、”(出来る範囲で・・・)総力特集!!FORD GT40”をお送りしたのは2012年でしたが、その後もFORD GTの製品は色々と発売になりました。当方も気になる製品は買っていたのですが、その多くは'66以降のマシン。最近になってスパークが'64ルマン仕様のFORD GTを発売しましたが、これはビザール版で発売した物の改良品のようです。・・・という事で残念ながら当方も'64及び'65の新ネタはありません。今回は過去にご紹介したモデルの再掲載で、この2年を簡単におさらいしておこうと思います。(手抜きですいません・・・。

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↑'64年のニューヨークオートショーに出品されたフォードGTプロトタイプ。後の姿とは異なるスリークな美しさもまた魅力的ですが、空力面では問題があり、後のルマンテストデー、本戦と姿を変えてゆく事になります。このプレーンなボディのプロトタイプは、映画フォードVSフェラーリにも登場していました。

'63年、欧州市場への本格的な進出、アメリカにおける実用車メーカーイメージの払拭(と、そのためのマスタング発売)など様々な命題に対し、ヘンリーフォード2世はルマン24時間レースへの挑戦を決意します。まずは手っ取り早い方法として、当時経営難に陥っていたフェラーリを買収することを画策しますが、この計画は契約の締結寸前で破綻してしまいました。その後フォードは打倒フェラーリをも視野に入れ、自社でマシンを開発する事を決定。イギリスにFAV(フォード・アドバンスド・ヴィークルズ)を立ち上げ、ロイ・ランとアストンマーチンで采配を振るったジョン・ワイヤーを中心としてプロジェクトをスタート。11ヶ月という短期間で一応の完成を見、'64年のニューヨークオートショーでの公開に漕ぎ着けました。

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過去の元記事はコチラ

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↑こちらは'64年、ルマンテストデーの姿。ノーズの冷却開口など、既にプロトタイプ時から変化が見られます。

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↑そしてこちらが'64年のルマン本線仕様、カーNo.10、フィル・ヒル/ブルース・マクラーレン組の102号車。より大きなインテークや前後スポイラーなど、更に実戦的な姿となっています。

同'64年、フォードGTは早速ルマンに挑戦しますが、4月のテストデーではエアロダイナミクスやサスペンションのセッティング不足から安定性を欠き、出走した2台共にクラッシュ、記念すべき1号車は実戦デビューする事なく廃車の運命を辿りました。・・・その後改良を加えたフォードGTは11月の本線に3台がエントリー。予選ではその速さの片鱗を見せますが、決勝ではレース半ばまでに全車リタイヤとなってしまいました。結局この年フォードGTは出場したレース全てをリタイヤで終える結果となってしまい、結果としてFAVとジョン・ワイヤーはたった1年でレース運営の主軸から外される事となってしまいました。

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過去の元記事はコチラ

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↑太くなったスペアタイヤに対応し、異様に長くなったノーズや飛行機の垂直尾翼のようなスポイラーなど、短期間で開発されたボディは異形とも言うべき独特の佇まいを見せます。カーナンバー1はブルース・マクラーレンとケン・マイルズがコンビを組んだ106号車。今回お見せしているのは全て過去にご紹介済みのビザール製品。フォードGT初期、不遇の時代をモデル化してくれているのは非常に有難いです。こちらはその独特の姿の再現が難しかったのか、映画には全く登場しませんでした。

翌65年、フォードGT計画の運営は、'64年、デイトナクーペでルマンクラス優勝を果たしたキャロルシェルビーとシェルビー・アメリカンに委ねられる事となりました。この年、エンジンを289にスイッチし、各部の熟成を進めたフォードGTはデイトナ2000キロで1位と3位、セブリング12時間で2位と結果を出し始め、大きな期待と共にルマンへ臨む事となりました。この時フォードは大きな賭けに出ます。エンジンをストックカーなどで活躍していた427(7リッター)にスイッチ、Mk-2として短期間で開発を進め、予選では1位及び3~5位を独占する速さを見せますが、やはり24時間を闘い抜く事は厳しく、この年も全車リタイヤの憂き目に遭ってしまいます。しかし、この経験を基に427ユニットを積んだMk-2は熟成を進め、翌66年に大きな成果を上げる事となったのでした。
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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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