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FORD GT特集 補足: Spark FORD GT Mk-2 Le Mans 1966 #5

緊急事態宣言による不要不急の外出抑制、多少の効果が見えて来たでしょうか?今週末も自宅で出来るブログ更新行ってみたいと思います。

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1966年、ルマン必勝を期したフォードは大挙8台のGT Mk-2を送り込みました。何度も記したようにシェルビー・アメリカン3台、ホールーマン&ムーディ3台、アラン・マンレーシング2台という陣容でしたが、計16人のドライバー決定に関しては様々なアクシデントもあり難航します。予定していたメンバーの内、A・J・フォイト、ジャッキー・スチュワートが別のレースでのクラッシュにより負傷、ケン・マイルズのパートナーであるロイド・ルビーは飛行機事故で負傷、そしてフィル・ヒルはフォードのマネージメントと衝突し、ライバルであるシャパラルと契約する事となったのでした・・・。先回記したように、当時注目の若手だったマリオ・アンドレッティに声を掛けるなどした結果、フォードの'66年ルマンのドライバーラインナップは以下のようになりました。

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↑ホールマン&ムーディ陣営で唯一24時間を走り切り、トップから12周遅れながら3位でフィニッシュしたロニー・バックナム/ディック・ハッチャーソン組のカーNo.5。リザルトからすればシェルビー・アメリカンとの差は歴然ですが、一応の面目は保ったと言えるでしょうか。

●'66年ルマン フォードGT Mk-2ドライバーリスト
カーNo.1(1015号車) ケンマイルズ/デニス・ハルム
カーNo.2(1046号車) ブルース・マクラーレン/クリス・エイモン
カーNo.3(1047号車) ダン・ガーニー/ジェリー・グラント
カーNo.4(1032号車) ポール・ホーキンス/マーク・ダナヒュー
カーNo.5(1016号車) ロニー・バックナム/ディック・ハッチャーソン
カーNo.6(1031号車) ルシアン・ビアンキ/マリオ・アンドレッティ
カーNo.7(XGT-2号車) グラハム・ヒル/ブライアン・ミュアー
カーNo.8(XGT-1号車) ジョン・ウイットモア/フランク・ガードナー


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↑ゴールドのボディカラーにピンクのマシン識別カラー、右ドア上部にコブあり仕様。´66年ルマンにエントリーした8台のMk-2の内、このマシンのみノーズからドア先端部までホワイトのピンストライプを纏っているのが印象的です。何気にカッコ良いカラーの1台だと思います。

今回ご紹介するのはロニー・バックナム/ディック・ハッチャーソン組のカーNo.5(1016号車)、ホールマン・ムーディーからエントリーした3台の中では唯一24時間を走り切り、シェルビー・アメリカンの2台と共にパレード走行の栄誉に浴したマシンです。ゴールのボディにピンクの識別カラー、ドライバー側のドア上部にはヘルメットを収めるためのコブがあるタイプ。シェルビー・アメリカンの3台がソリッドカラーだったのに対し、ホールマン&ムーディーの3台は全てメタリックカラーを纏っているのも対照的で興味深いです。私見ですが、ひょっとしたらこれ自体がチームの識別になっていたのかも知れませんね・・・。また8台のMk-2の内、この車のみノーズからドア前端にかけてホワイトのピンストライプが入っています。

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↑こちらは過去にご紹介したイクソ製モデル。本文に記したホイールやホイールスピンナーの色違いなど、細部考証に差異が認められます。H&M陣営ながらタイヤはスパーク製、イクソ製共にグッドイヤーを装着しています。改めて見直すと先回ご紹介したカーNo.6は、スパーク製がファイアーストン、イクソ製がグッドイヤーを履いています。途中のタイヤ交換で変更された可能性が高いかも知れません(シェルビー陣営の2号車はファイアーストンタイヤでスタートし、途中でグッドイヤーに交換していた)。

モデルはスパークの1/43レジン完成品で、プロポーション、フィニッシュ共に上々の仕上がり。過去にご紹介したイクソ製モデルと比較すると、ホイールの色がイクソは4輪ともゴールドに対しスパークは前輪がシルバー、ホイール・スピンナーはイクソが右2輪がブルーのアルマイト処理風、左2輪がクロームに対し、スパークは4輪共にブルーのアルマイト処理風と、細部の考証が微妙に異なっています。余り深追いするつもりはありませんが、どちらかが正しいのか?どちらも正しくないのか?興味のある部分ではあります。尚、タイヤはホール&ムーディ陣営ながらイクソ/スパーク共にグッドイヤーとなっているのでこれは間違いではなさそうです。ドライバーの契約の関係か?途中で入れ替えたのか?これも面白いですね。

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FORD GT特集 補足:Spark FORD GT Mk-2 Le Mans 1966 #6

自宅で出来るブログ更新、今回も'66年のフォードGT Mk-2のご紹介です。

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以前も記しましたが、'66年のルマンにフォードは大挙8台のワークスMK-2を投入。その全てをシェルビー・アメリカンでマネージメントする事は困難なため、シェルビー・アメリカン3台、ホールマン&ムーディ3台、アラン・マンレーシング2台という体制でレースに臨む事となりました。この状況について先に公開された映画”フォードVSフェラーリ(原題:FORD v. FERRARI)”では、エンターテイメント性を高めるためかシェルビー陣営と副社長レオ・ビーブを中心とするフォード側スーツ組の暗闘が誇張して描かれ、スーツ組の陰謀的な語られ方がされていました。しかし事実を丹念に拾って書かれたA・J・ベイムの著書”フォードVSフェラーリ 伝説のルマン”を読むと、実際はそこまで極端な事では無かったように思えます(悪者代表みたいにされたレオ・ビーブ氏が不憫・・・)。

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↑シェルビーアメリカン的なカラーリングを纏ったホールマン&ムーディ陣営の1031号車。ボディカラーのブルーとは補色の関係になるイエローの識別カラーが鮮やかです。リザルトは残念ながら7時間目にエンジントラブルでリタイヤ。

とは言え、同じアメリカのチームとして直接比較されるし、ホールマン&ムーディは長年のNASCARでの活躍によりフォード社との関係も深く、使用タイヤの面でもファイアストーンとの繋がり強かったため(シェルビーはグッドイヤータイヤを使用)キャロル・シェルビーの心中は穏やかで無かったとベイムの著書にも記されています。結果としては'66年のルマンはシェルビー陣営が1・2位、ホールマン&ムーディが3位というリザルトだったので、シェルビー・アメリカンが面目を保ったと言えるのではないかと思います。フォードは翌'67年もシェルビー2台、ホールマン&ムーディ2台のMk-4ワークス体制でルマンに臨みますが、結果はシェルビーが1位と4位、対するH&Mは2台ともリタイヤとなりました。実績から見れば、やはり耐久レースとNASCARとは別物と言えるのかも知れません。

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↑スパークのモデルはレジン製ならではの細かな仕様違いの造り込みがなされ、仕上がりも美しく、ダイキャスト製品との価格差も少なくて有難いです。どんなに素晴らしい製品でも、価格が高過ぎればおいそれとは買えません。

今回ご紹介するのはホールマン&ムーディーからエントリーした1台、カーNo.6 1031号車。ドライバーはルシアン・ビアンキと、当時はまだ”注目の若手”だったマリオ・アンドレッティ。アンドレッティはフォードとの契約の前にフェラーリからもワークスドライバーとしての打診を受けていたのですが、「自分はまだ経験不足なので1年待って欲しい。」と断っていたとの事。ブルーメタリックのボディにホワイトのストライプという、シェルビーの定番っぽいカラーリングがホールマン&ムーディ陣営に振り当てられていたのが不思議な感じのする1台です。リザルトはレース開始後7時間でエンジントラブルによりリタイヤ。後にF1ワールドチャンピオンになるアンドレッティですが、ルマンでは翌'67年もリタイヤを喫しており、このレースとは余り相性が良くなかったようです。

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↑上の画像は過去にご紹介したイクソ製ダイキャストモデル。スパーク製モデルのボディカラーのブルーメタリックは、ixo製品より明るい色調です。何分実車を観た事がないので、どちらが考証的に正しいのかは良くわかりません。

ご紹介するモデルは例によってスパークのレジン完成品1/43モデル。ブルーメタリックのボディにホワイトのストライプ、ノーズ部分は鮮やかなイエローの識別カラーを纏っています。過去にご紹介したixo製モデルと比べると、ブルーメタリックの明度が高く明るい感じの仕上がりとなっています。タイヤはホール&ムーディ陣営らしくファイアストーンのロゴがプリントされ、塗装やゼッケンなど各種表記も美しく、ウインドウ類のフィッティングも良く安定した仕上がりです。・・・が、スパークに限らずレジン完成品モデルの多くが台座から外す都度にシャシーが削れて白い粉が発生するのはちょっと心配になります。精神衛生上よろしくないですし、内装部分に削れた粉が入り込んでしまう事もあるので注意が必要です。

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FORD GT特集 補足: Spark FORD GT Mk-2 Le Mans 1966 #7

不要不急の外出を避け・・・そうだ、ブログ更新しよう。

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日が経つにつれどんどん深刻さを増すコロナウイルス問題、感染者数も右肩上がりで増えていますが、緊急事態宣言の効果の有無がはっきり現れるのは1~2週間後でしょうか。当方の勤め先も1日おきの在宅勤務となりました(1日出社したら翌日は在宅勤務)。慣れない在宅勤務は勝手が悪くストレスが溜まりますし、家族にも余計な負荷をかけてしまっています。さすがに閉塞感が高まりますが、不要不急の外出を我慢し、宣言が無駄にならないように協力したいと思います。そんな中、自宅で出来るブログ更新の方は引き続きフォードGT特集の補足をお送りします。

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↑このスパーク製モデルもイクソ製も、カーNo.7のみバックミラーが装着されています(実車も他のマシンはミラーがないっぽい!?)。ドライバー席側はドアに、助手席側はフロントカウルの後端に設置されています。ドライバー席からの視認性のためと思われますが、闘うマシンという凄味が感じられます。

今回ご紹介するのはアラン・マンレーシングからエントリーした2台目のマシン、カーNo.7(X-GT2)で、先回ご紹介したカーNo.8(X-GT1)と同様、フォードGTの弱点である車重を緩和するため、メインモノコックをスチールからアルミに置き換えた改良型でした(車体番号の体系が他の6台と異なるのはそのためと思われます)。ドライブしたのはグラハム・ヒル/ブライアン・マイアで、シルバーのボディにマットブラックのノーズという渋い出で立ちは、僚機カーNo..8の鮮やかなイエローとは好対照をなしています。スタートから8時間でサスペンショントラブルで惜しくもリタイヤとなりました。

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↑やや暗目のシルバーメタリックにマットブラックのフロントカウル上面、ブラックのストライプという出で立ちは、渋い格好良さがあります。僚機カーNo.7よりもイギリスのチームのマシンらしい雰囲気があります。

モデルは先回のカーNo.8と同様にスパークのレジン製完成品1/43モデル。'66年のワークスFORD GT8台は過去にご紹介したイクソとこのスパークで全車が製品化されていますが、イクソ製は”重戦車”とも揶揄された実車のゴツさを強調した仕上がり、スパークはどちらかというとスマートで忠実なスケールダウンに近いように感じられます。どちらもドライバー側ドア上面のコブ(車高が低くドライバーの身長によってヘルメットがつかえてしまう事への対策)の有無などをしっかり作り分けていますが、レジン製のスパーク製モデルは勿論、ダイキャストでそれらを再現したイクソも凄いなと改めて思いました。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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