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スクリーンを駆け抜けたクルマ達 ネタに困ったら煙草を ~ Chevrolet Nova from "SMOKE"

う~~ん、、今年はクリスマスの良いネタが有りません。。。2年続けた映画「シカゴ・ドライバー」のカプリス・タクシーも流石に3年続けるのは気が引けるし、こんな事ならグラマンオルソンのクリスマスバンは今年のためにに取っておけば良かった・・・。困った(イライラ)困った(イライラ)一服やって落ち着くか・・・。


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と、言う訳で困った時の映画だのみ(笑)。今年は当方の大好きなクリスマス絡みの映画をご紹介したいと思います。作品はポール・オースターの「オーギー・レンのクリスマスストーリー」をベースとし、監督ウェイン・ワン、出演ハーヴェイ・カイテル、ウィリアム・ハート、ストッカード・チャニング、ハロルド・ペリノー、フォレスト・ウィテカー他で製作された”スモーク(原題;SMOKE)”です。


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ニューヨークのブルックリンでタバコ屋を営むオーギー・レン(カイテル)。彼の日課は毎日同じ時間、同じ場所で写真を撮る事。ある日、閉店間際に常連客の小説家ポール・ベンジャミン(ハート)が駆け込んで来る・・・ポールに撮りためた写真を見せるオーギー。その中の何枚かの写真には偶然ポールの亡くなった妻が写っていた・・・。


ある日ぼんやり道を渡ろうとして車に轢かれそうになったポールを黒人の青年が救う。彼は名をラシード・コールと名乗った。ラシードに自分の部屋に泊ってゆく事を勧めるポール、しかしラシードには何か隠し事があるらしい・・・。一方オーギーの店にはかつての恋人ルビーが突然現われるが、こちらは何やらひどく困っている様子・・・。



YouTube: 「スモーク」予告編


↑エンドタイトルの動画を貼りたい気持ちも有りますがじっとガマン。日本版劇場予告編です。


この作品は小さなタバコ屋に出入りする人々の日常や、その出会いから生じるストーリー、”ちょっとした事件”などが淡々と積み重ねられてゆきます。以前ご紹介した ”シカゴドライバー(原題;Chicago Cab)” もそうでしたが、この作品も良い映画だな~と思えるか、退屈で死にそうだと感じるかは観る人次第。当方はというと、わざわざクリスマスのこの時期にご紹介する位なのでその評価はもちろん前者。こうした坦々とした流れの中に人生の哀歓が滲み出て来るような映画、実は結構好きだったりします。


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↑ミニカーは'70年型で渋カッコ良いSS仕様、映画の劇中車はかなりヤレた'73or'74年型でした。


さて、ちょっと無理矢理ですがこの映画絡みのクルマをご紹介(大汗)。こういう映画ですから派手なカーチェイスなどある訳もなく、この作品で印象に残るようなクルマなんてあったっけ?という感じですが、強いて挙げるなら主人公オーギーのかつての恋人、ルビーが乗っていたシボレー・ノバでしょうか・・・。映画に登場したシボレー・ノバは'68年型としてデビューした2世代目。大型の5マイルバンパーが装着されているので'73 or' 74年型ではないかと思います。物語の時代設定が'90年ですから、当時既に15年以上前の大古車。ブラックのボディはすっかり艶がひけてマットブラックになってしまっています。劇中での挙動やエンジン音等はかなりくたびれたご様子で、その車種選定やコンディションは端的に彼女の境遇や経済状態を示すための物だったのだろうと思います。


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↑プロポーションも良いし細部に至るまでなかなかの仕上がり。プラモデルのamtを擁していた事もあり、アーテルもなかなか侮れません。バイナルトップの表現が秀逸。


ミニカーの方はアーテル製で、当方が所有しているのは「Class of 1970」という、フォード・トリノ、オールズ442 Conv.との'70年型車3台セットに含まれていた物です。暗めのグリーンメタリックに黒のバイナルトップという渋い出で立ちで、コンパクトなボディに強力なV8エンジンを搭載したSS仕様となっています。'60~'70年代のコンパクトカーはこのノバやコルベア、フォードのマーベリックなど、スタイリング的にはポニーカージュニアというか小さいながらにメリハリが効いてなかなかカッコ良いクルマが多いように思います。


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・・・話を映画に戻して、この作品で当方が白眉だと思うのはやっぱり最後のシーン、新聞社からクリスマスのストーリを依頼されたポールがネタに困り、オーギーに相談を持ちかける所から始まります。「メシを奢ってくれたらとっておきのネタを教えてやるよ。」ここから先、カフェで背中に生活の疲れが見えるオッサン2人が向かい合ってお喋りしているだけなのに何故か不思議と惹きつけられてしまう・・・。こういう映画は出演俳優に演技力がなかったら台無しで目も当てられない結果になってしまうものですが、その点この2人は流石というか上手いというか・・・凄いなあと思います。


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そしてそこからトム・ウエイツの唄う”Innocent When You Dream(Barroom)"に乗って流れるエンドタイトルの映像がまた素晴らしいのです。曲に乗って会話その他は一切省かれているのですが、それゆえ2人の表情の変化から心の動きが痛いほど伝わって来ます。ここで登場する盲目の老婆を演じる黒人女優さんの演技には、個人的にアカデミー助演女優賞を差し上げたくなっちゃいます。本編に続けてココを観ると泣けますよ~。YouTubeを検索すればこのエンドタイトルだけを切り取った動画もたくさんヒットしますが、そこだけを観るのは当方はオススメしません。出来る事なら映画を最初から観て頂きたい・・・それでこそラストシーンとエンドタイトルがより一層輝きを増すと思いますから・・・。



YouTube: Tom Waits - You are innocent when you dream


・・・ところで当方は不思議と煙草には縁が薄く、40ウン年生きて来て煙草を吸った事は殆ど無いに等しいのであります。。。



”スモーク(原題SMOKE)” 1995年 アメリカ・日本・ドイツ合作



DVD発売元;(株)ポニーキャニオン

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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