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スクリーンを駆け抜けたクルマ達 ~ '68 Cadillac Hearse from 007 Diamonds Are Forever

さて、アメリカン・トラック特集一区切りの後を受けては、映画の劇中車であり働くクルマでもあるこのモデルをご紹介します。今回の記事はお友達の覆面えるさんのコチラの記事と”丸カブリ勝手連”であります。


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・・・と言う事で今回ご紹介するのは'68キャデラックのハース(霊柩車)です。映画”007 ダイヤモンドは永遠に(原題;Diamonds Are Forever)”に登場した劇中車なのですが、同作の劇中車と言えば地上で大暴走した月面車や片輪走行を披露した'71マスタング・マッハ1が有名で、このクルマの登場シーンは僅かでした。・・・世界各地でダイヤの密輸に絡む殺人事件が発生。大量のダイヤがアメリカに密輸されている事を掴んだ英国情報部はボンドを調査に差し向けます。アムステルダムの旧式エレベーターで密売人を大格闘の末に倒したボンドは、この密売人になりすまし組織へ潜入するため倒した男の死体と共にダイヤを棺桶に隠してアメリカへ向かいます。アメリカへ到着してから棺桶の輸送に使ったのがこのハースだったと言う訳です。ところがストーリーはここから意外な方向へ展開し・・・。


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↑海外で販売中の”ボンドカーコレクション”シリーズの製品。出来にバラツキのある同シリーズの中では、かなり出来の良い部類に入るモデルではないかと思います。


アメリカで霊柩車というとキャデラックやリンカーン等の高級車がベース車両として使われるケースが多いのですが、日本のそれとは異なり、彼の地ではホイールベースが長くステーションワゴンとリムジンをミックスしたような独特のスタイルをしています。キャデラックではこれら霊柩車やアンビュランス用として、フリートウッドリムジンをベースとした”コマーシャル・シャシー”を用意していました。エンジンフード、フロントフェンダーから前だけのボディと運転装置のみという、食べ終わった魚みたいな(笑)このコマーシャルシャシー( ※画像検索参照。 )は架装メーカーに送られてキャビンから後ろのボディが製作されたようです。


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↑キャデラックベースの堂々たるボディを1/43できっちり再現。”劇中車臭”が薄いのは1/43では稀なハースのミニカーとしては有難いかも・・・。


ミニカーは例によってヨーロッパで販売されている雑誌系アイテム、”The James Bond Car Collection”シリーズからの1台ですが、ボディが余りにも大きいため通常より大きいケースに収まっています。例によって映画のシーンを再現したジオラマベースに固定されていますが、今回のモデルにはボンドやボンドガールのフィギュアは付属しておらず、映画の劇中車である事を示すのはリアドアウインドーにプリントされた”スランバー葬儀社”のロゴくらいでしょうか。映画の雰囲気が盛り上げられていないのは劇中車としては寂しい半面、純粋にハースのミニカーとして捉えた場合は却って有難いような気も・・・(笑)。


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↑クルマが大きいとケースも特別サイズ。同じボンドカーコレクションシリーズの同じ作品の劇中車であるマスタングマッハ1台座の後端合わせで撮影。ケースの大きさの統一性を崩してしまったので、もうこのシリーズにコワイ物(大きさの制限)は無い!?


ラジエターグリルが中央部で上下に拡がった'68年型で、タテ目のキャディの最終年式にあたります。個人的にはボディのタンブルフォームがやや強過ぎるようにも思いますが、堂々たるサイズのボディプロポーションは概ね良好。クオーターピラー部のランドージョイントもメッキパーツでしっかり再現されています。後はタイヤがホワイトリボンで、車高がもう少し落ちていれば尚良かったように思いますが・・・ともあれハースのミニカーは1/43では非常に高価なホワイトメタル製等でしかお目に掛れないので、これはこれでアメリカらしいキャデラックハースの1/43モデルとして貴重な物と言えそうです。


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↑リムジン系と同じロングホイールベースの”コマーシャル・シャシー”ベースゆえ、歴代で一番ボディサイズの大きい'71マスタングが小さく見えてしまいます。


・・・尚、このボンドカーコレクションからは記念すべきシリーズ第1作"007 ドクター・ノオ(原題;Dr.No)”に登場したラ・サールのハースも製品化されています。残念ながら当方は未入手なのですが、えるさん家でしっかり紹介されていますので、是非合わせてご覧下さい。

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Comments
 No title
ひやぁ…でっかい でっかい-。
でも 大きさに 威厳 が あるよねぇ…。
不思議と 緑の木立や 白い石碑 が 浮かんできます。
-でも これは AZの 勝手な 想像かな…?

漆黒と クロームめっきの 対比が とても素敵です。
 No title
AZ様

いらっしゃいませ~。
なんだかんだ言ってもキャデラックは'50~'70年代初頭くらいまでが
やっぱり威厳があって立派に見えます。最近のモデルもなかなかカッコ良い
のですが、絶対的な大きさからくる貫禄みたいなものは違いますよね~。
仰る通り黒いボディとクロームの質感は独特の物があります。

鉄道模型のOゲージがこのサイズのミニカーと大体同じ縮尺で、彼の地には
ジオラマ用のアクセサリーに棺桶や墓石もあるのですけれど・・・
流石にそこまでは少々気が引けます(笑)。
 No title
どもども、、

勝手連、ありがとうございまーす♪
で”丸カブリ勝手連”、、うーん、なかなかナイスなネーミングで、、早速、使わせてくださいねー。

で、、やっぱ、このモデルって最高ですよねー、、
最初で最後の1/43サイズのダイカストモデルだと思うと、ほんと嬉しくなってしますます。。
 No title
覆面える様

いらっしゃいませ~。
”丸カブリ勝手連”ご快諾有難うございます。m(_ _)m
実車の存在感が有り余る程なので(笑)、ミニカーになってもなかなかのモノ
ですよね~。

確かにアンビュランスは色々モデル化されているのにハースは余り見ま
せんね。(1/18は若干モデル化されていますが・・・。)
1/43では随分前にもう少し新しいタイプのが超お高いホワイトメタルで発売
されたのを見た事がありますが・・・流石に手も足も出ませんでした。。。

最近ではNEOが同じタテ目の'66アンビュランスを発売しましたから、事によると
或いはハースも出してくるかもしれません。レジン製で素晴らしい出来ですが
お値段が。。。やっぱり、このボンドカーコレクションは有難いです(笑)。

・・・と、言う事で次回はアンビュランスで時間差半カブリ勝手連かもしれません。(謎)
その節はまたよろしくお願い致します。m(_ _)m
 No title
そっか~、これってこんなにデカかったんですね~。
従来のサイズを越えたって事は、
たぶん本と同サイズまでは逝けるんじゃないすか?(笑)

Qボートも出たし、イカロスサイドカーも出たし、
もっと遡ってフィオナのあのバイクも出ないかな?
 No title
FZIRO様

いらっしゃいませ~。
いや~このハースが1/43で手に入ったのはとても嬉しいです。
ホント、ひねくれ者の1/43米車コレクターにはこのシリーズは有難いです(笑)。

>たぶん本と同サイズまでは逝けるんじゃないすか?(笑)

良いですね~。それなら当方は、トラクターヘッドとトレーラーの2回に分けtも
良いから、消されたライセンスで片輪走行していたケンワースのタンクローリー
が欲しいです(笑)。

サンダーボール作戦の水中戦をジオラマで再現(鮫付き)っていうのも良いのでは?
フィオナのバイクもモチロン良いですが、バイク関係なら当方は今回のネタの
”ダイヤモンドは永遠に”から3輪バギーをリクエスト致します(笑)。
しかし、このシリーズはホントにどこまで逝ってしまうんでしょうかね~。
 No title
最近は、キャデラックやリンカーンベースのハースを良く見ますね。
日本でもアメリカチックなハースを見れる事を喜ぶ反面、昔ながらの極楽浄土に行けそうな霊柩車が少なくなってチョット寂しい。
自分が乗る事になったら、昔ながらの霊柩車にして欲しいw

ボディ架裝というと、日本車の場合はクラウンベースの場合は一時期前のモデルはペリメーターフレームがある為、フレームの補強で何とかなるらしいですが、モノコックボディーのセドリック・グロリアやセンチュリーの場合はダットラやハイラックスのフレーム補強したシャシにそれぞれのボディー
を架裝させるそうです。
そりゃあれだけ重そうなボディーを乗せるならノーマルフレームより
フレーム別体の方が補強もやり易いだろうな。
 No title
桃色ジープ様

いらっしゃいませ~。
子供の頃、住んでいた家の近くに葬儀屋さんのガレージがありました。、
いつも宮型の霊柩車が2台位駐車してあったのですが、前を通る時は
親指を隠していましたね~(笑)。
それでも珍しいんで目は霊柩車に吸い寄せられていましたが・・・。

・・・そんな迷信のせいもあってか、最近では宮型の霊柩車は肩身の狭い
思いをする事もあるらしく数が減っているそうです。。。海外版のウィキに画像
が載るくらい、ある意味独自性の高い文化・風俗なんですけどね・・・。

モノコック車ベーースの霊柩車製造の秘密、なかなか興味深いお話です。
昔からリンカーン等の米車を使う理由はせめてあの世へは高級車でという
意味意外に、ボディの構造による改造の容易さというのも有ったのですね。
確かに最近は日本でも外車をベースにしたワゴン型の霊柩車が多くなりましたが、
当方は最近グランドマーキスベースの霊柩車を見掛けてカッコ良いな~と、
不謹慎にも思ってしまいました。

アメリカでもぺリメーターフレーム付きの大型セダンは絶滅寸前なので、
あと数年するとハースのベース車両に困ってしまうのでは?などと
余計な心配をしてしまいます。・・・というかそれ以前にサマになる
ストレッチリモが無くなってしまいます。。。オバマさんの専用車も優雅というには
程遠いですしね・・・。
 No title
1965-68年頃のキャデラックシリーズ62ベースの霊柩車と、1970年代初頭のフォード・マスタング・マッハ1.....1970年代前半のアメリカのメモリアルホールを想起させてくれる絵になるショットですね。
同時に小生個人としては、「フルサイズの最高級セダン」キャデラック60/62(デビル~フリートウッドブロアム)と「二回りほど小ぶりながら、最高級車キャデラック/リンカーンと互角以上に走れるパワーエリート」マッスルカー・マスタングマッハ1の関係を見て、「キャデラック(リンカーンも)=マダム」vs「マスタング(含ダッジチャージャー/ビュイックGS455/ファイアバードトランザム)=コマダム」或いは「キャデラック=(人生経験豊富・社会的地位に富んだ)中高年のオジン」vs「マスタング他マッスルカー=(実力・資産運用能力に富んだ)ヤングアダルトの兄さん」という良からぬ連想が浮かんで仕方がありません!
いわば、「小型でも速い」彼らマッスルカー群は、「走る原口雅臣(NHK BSニュースの30代後半のキャスター)/ヨン様/甲斐洋子(株式NEWSのアナウンサー&フリーキャスター/証券アナリスト)」であり、「走る石原慎太郎/三宅久之(中高年代表)」たる「クルマ界の上がり」キャデラック&リンカーンと対峙する関係として、非常に若くて弾ける魅力+能動的な特性に富んでいて魅力的に思えてなりません。
 No title
真鍋清様

いらっしゃいませ~。
この「007ダイヤモンドは永遠に」はフォードが車両提供していたようで、
マスタングの他にフォード・カスタムのポリスカー、サンダーバード、エコノライン
などフォード車のオンパレードでした。このキャデラックのハース
は目立つ登場車両の中では珍しいGM車でした。

フルサイズのセダンやポニーカー、マッスルカー、それぞれ異なる魅力
がありますね。当方はやっぱりマスタングが一番好きですが、他にも
好きなクルマが沢山あり過ぎて困ってしまいます(笑)。
この映画に登場するエコノラインのミニカーを間もなく入手の予定です。
手元に届いたらアップしたいと思います。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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