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美しさと悪趣味は紙一重!?~Yatming '71 Buick Riviera

さて、いよいよ'71リビエラ、ボートテールの登場です!!


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'71モデルイヤー、リビエラは2度目のフルモデルチェンジを迎え、再び個性的なスタイリングへと変貌しました。ボディは初代→2代目→3代目と徐々に拡大し、全長5520mm x 全幅 2030mm x 全高1370mm という堂々たるサイズとなりました。搭載エンジンは455cu.in.(≒7.5リッター)。スポーツグレードのGS(グランドスポーツ)でも265hpと決してハイパワーなチューニングではありませんでしたが、優雅なパーソナルクーペには十分な動力性能を与えていたようです。


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↑ヤトミンの初期バリエーションは上のシルバーと下のベージュの2色。安価なミニカーですがプロポーションは抜群に良いと思います。


長年GMのデザイン担当副社長であったビル・ミッチェルの意向が色濃く反映されたそのスタイリングは、ダイナミックかつエモーショナルで極めて個性的。初代譲りの鋭い逆スラントノーズと中央部が大きく盛り上がったエンジンフードから成るフロントセクションや、ビュイックの伝統であるドアの後ろで大きくくびれるウエストラインも印象的ですが、その白眉は何と言ってもリアセクション。C2コルベットにも似たボートテールと呼ばれるデザインですが、中央部がV字型に凹んだテールになだらかなファストバックルーフが突き出ているという立体感に溢れた造形は、ある意味スポーツカーであるコルベット以上のラディカルなデザインと言えるかもしれません。シトロエンDSやアルファロメオ・ジュリア等もそうですが、こうした個性的なデザインを美しいと感じるか悪趣味と感じるかは紙一重。当方はどちらかと言えばもちろん前者(笑)。数あるアメリカ車の中でも最も好きな部類に属する1台です


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↑ソリッドカラーも良く似合います。この個性のカタマリみたいなスタイリング、最高です。


当方を含め日本でもファンの多い3代目リビエラですが、そのアクの強さが高級パーソナルカーとしては行き過ぎだったのか、本国アメリカではそのスタイリングは '74モデルイヤーによりコンサーバティブなデザインへと改められてしまいました。(この時代に同じスタイルで3年持ったと言う事はある意味凄い事だとも言えますが。。。)・・・それ故かどうかは分かりませんが、このリビエラは長い間ミニカーやプラキットなど模型化に余り恵まれない車種でもありました。1/43ではウエスタンモデルス製の高価なホワイトメタル製品が有り、何度か購入しようか迷った事もあったのですが、非常に高価かつそのプロポーションが当方のイメージとは異なっていたので今一つ踏み切れなかったのでした。


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↑2番目のバリエーションはグリーンメタとソリッドのブラック。コチラも中々グッド。ブラックは車高を落として赤いピンストライプとか入れてみたくなります。


そんな中1500円でお釣りが来るという、1/43のダイキャストモデルカーとしては破格とも言える価格で発売されたヤトミン製品は嬉しい驚きでした。同ブランドは'71リビエラを1/18でも製品化しており、1/43も手慣れた感じの仕上がり。何よりも先ずそのプロポーションが秀逸。実車のダイナミックな造形を余す所なく再現しているように思います。ディテールもシャープでクロームパーツなどにもそこそこ清潔感があり、安価な同ブランドの1/43モデルの中では屈指の出来ではないかと思います。先ずシルバーとベージュの2色が発売され、その後グリーンメタリックとブラックの2色が発売になりました。


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↑リビエラだけ'70年代ですがGM製3大高級パーソナルクーペの揃い踏み。オールズモビル・トロナードはソリド製、キャデラック・エルドラドは英ディンキー製(過去未紹介)です。


さて、当方手持ちのリビエラミニカーはこれにてお終い。実車は以降90年代まで存続していましたが、これ以降は残念ながらミニカー化には恵まれていません。新しい製品が発売されたり、人知れず発売されていたマイナーな製品を発見・入手出来たらまたご紹介したいと思います。年代は少々ずれますが、このリビエラとオールズ・トロナード、キャデラック・エルドラドを並べると中々に良い眺め。派手なマッスルカーも良いですが、優雅なパーソナルクーペもまた良い物だな~と改めて思ってしまうのでした・・・。

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Comments
 No title
うねる稜線
たおやかな尾根

下品と上品の紙一重。

パワーが売りのマッスルとは
はっきり ちがう。
パーソナルクーペなんだよね。
 No title
AZ様

いらっしゃいませ~。
仰る通り、このおおらかさ、伸びやかさはこのサイズ&クルマのキャラクターじゃないと出せない世界かな~と思います。

もちろんマッスルカーも大好物な当方ですが、こういうクルマもとても魅力的です。フォードでも同じ頃のサンダーバードなんかがこのノリですが、紙一重な絶妙のバランスと言う点では、やっぱりこの'71リビエラが最高峰だと思います(笑)。

AZさんの大好きなイタリアン・エキゾチックともまた一味ちがうアメリカン・エキゾチックと言ったところでしょうか。
 No title
猫は勿論、美しいと思う派でつ。現行車では、ついぞ見られない造形ですね~。

ヤトミン、値段が信じられない程、よく出来ていますね!グリーンメタに萌え。
 No title
やぱ米国車には、このグリーンメタというか、若草色メタリツクで似合いますよねー、、

アタシも、一時期は、1/25のプラモに塗る色、この緑とゴールドばかりでした(爆)

で、ボートテールリビエラ、1/25ではトンとモデルに恵まれていなくて、1/43と1/18を集めているシトがうらやましい限りです、

当時のプロモもキットもなぜか見たことないですし、、最近のレジン製キットしか、手がなさそうです。。
 No title
ねこざかな様

いらっしゃいませ~。
おお、ボートーテールお好みですか!嬉しい限りです。
ヤトミンの1/43、初期ラインナップは正直言うと素朴な出来のモデルも多いのですが(それが車種によってはイイ味になりますが/笑)、このリビエラは後から追加されたモデルで出来も良いです。

最近少し高目の値段で発売されたタッカーは、従来品の改良かと思ったら新規金型らしいです。何処かで実物を比較して確認してみたいと思っています。

お一つ如何ですか?(笑)
 No title
覆面える様

いらっしゃいませ~。
やっぱりこのボートテールはプラキットは無いのですか・・・なんでなんでしょうね~。本国でも好きな人は熱狂的に好きな車種だと思うのですが・・・。プロモもないとはビックリですね。凄く意外な感じがします。レジンキットの存在は当方も知っていますが、やっぱりあれしかないのでしょうかね~。

このリビエラ、とにかくボディのプロポーションは良いし安いので、グリーンをもう1台買ってクリーム色か何かのバイナルトップにしたり、グリルにスミ入れしたり、モールにメタリックシール貼ったりするとより魅力的になりそう・・・なんて妄想だけはしています(笑)。

・・・そうそう、タイヤのホワイトリボンの表現だけはちょっと不満なので、出来の良いのに替えてみたいです。けっこう良い見栄えになるんじゃないかな~と思うのですが・・・。
 No title
貴記事最後の画像、正しく1960年代末~70年代のGM製パーソナルクーペの競演ですね!
キャデラックとビュイック/オールズモビルの立ち位置がまさに滲みでたショットに感じられてなりません。
それより何よりひねくれ者の小生のこと、かつて1991年頃、当時大学生(21歳)だった小生が父親(50代半ば)に代わって弟の私立高校の父兄会に出席する運びとなった折、当方の脳裏に「父親=キャデラック>長男たる小生=ビュイック/オールズモビル>弟(次男)=シボレー」というイメージ連想が強烈に浮かんで仕方がなく、その位「父親の代わりも務める」自信がこもるのと同時に「長男というものの重責」を感じてならなかったことが今も強く脳裏をよぎります、ここだけの話!
 No title
この3台のGM製高級パーソナルクーペには、何故かとても惹きつけられてしまいます。
本来保守的な購買層に対し、意欲的なデザインや機構をを前面に押し出している
からか、或いはこういう細長~いプロポーションこそアメリカ車らしいと感じて
いるからかも知れません。

言い忘れましたが、フォードのサンダーバード
も初期のスポーティーな物より、'60年代以降のラグジュアリーなモデル
の方が好みです。特に'70~'71の彫りの深い造形には参ってしまいます(笑)。
クライスラーならチャレンジャーの上級モデルとして設定された元祖マグナムが
大好きです。
 No title
質問させてください。
YATMINGのリヴィエラはサイドにモールが走ってないですが
WESTERN MODELSを見ると
http://www.ebay.com/itm/160631636113
サイドにメッキのモールが走っています。
これってどちらが正解なんでしょうね。
 No title
毛唐様

いらっしゃいませ~。
サイドモール、実車を画像検索すると装着されている個体といない個体、
両方ヒットしますね。これはどちらも正解なんじゃないでしょうか?
ヤトミンのミニカーは'71のGS(グランド・スポーツ)ですが、その条件で
検索すると装着されていな車両の画像が多いような気がします。
当時の広報写真でも装着されていない物が多いです。
グレードによる設定の有無か、オプションだった可能性も考えられます。
モールと同じくらいの位置にピンストライプが入ってる物もあって、当方は
個人的にはこれくらいの見え方が好きです(笑)。

因みに、リンク先のウエスタンモデルは’72なので、ヤトミンの’71とは
ラジエターグリルやテールランプ周り、トランクリッドのスリットの有無
などディテールが多少異なります。
 No title
1971と72で微妙に違うんですね。
調べてみると、PREMIUM Xで71と72と出てるみたいです。

あとTSMってメーカーからも出るみたいです。
http://www.tsm-models.com/tsm/store/category/51

SPARKから出ていた年式のものも、NEOから出るみたいですし
お金が持ちません…orz
 No title
毛唐様

いらっしゃいませ~。
プレミアムXのリビエラは'72のようですね。
画像で見る限りは量産品も出来が良さそうなので楽しみですね。
TSM(トゥルー・スケール・モデルス)は他の製品からするとレジン
完成品かと思います。プレミアムXの出来が良いだけに、当方は
こっちはスルーかな~と思っております。
NEOからは’82のリビエラも発売になってしまいますし・・・
ホント、大変な事になりましたね~。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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