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勝つためのスーパーマシン ~UNIVERSAL HOBBIES '69 Dodge Charger Daytona

2011年の第1回目は何か干支の兎にちなんだ物でも・・・と思いましたが、アメリカ車ではそれらしいネタを見つけられませんでした。。。なので昨年中に終わらせられなかったダッジ・チャージャー特集を粛々とお送りしたいと思います(笑)。


Uh_charger_daytona_1


↑ミニチャンプスの'68 R/Tと・・・大胆なモディファイで大きくイメージを変えています。


2011年お初のネタはチャージャーの中でも特別な存在、プリマス・スーパーバードと共に特異なスタイルで有名なデイトナです。デイトナのお話をするためには、先ずチャージャー500について語らねばなりません。クライスラーは2代目チャージャーをNASCARに送り込むため、'69年のホモロゲーション取得用に”特別なチャージャー”を生産しました。市販車としては魅力的な彫りの深いラジエーターグリルや大きなフィン形状のリアピラーは、当時超高速化していたNASCARでは空力的には無用の物であり、500ではこうした部分が徹底的にブラッシュアップされました。ノーズはノーマルに対して若干延長され、特徴的なコンシールドヘッドランプを廃して4灯の固定式ヘッドランプと平板なグリルが装着されました。また特徴的なリアピラー周りにはFRP製のシェルフが被せられ、そこへラウンドしたリアウインドーがセットされていました。


Dimension4_69_charger_rr2


↑後姿だけならこのダイメンション4のミニカーがチャージャー500に近いか・・・。実車はルーフ後端形状がノーマルと異なる他、ノーズが延長されてランプが固定式になっています。すべてはエアロダイナミクス向上のために取られた処置でした。


しかし、NASCARではプリマスからフォードに移籍したリチャード・ペティが、429BOSSを搭載しチャージャー500と同様に延長したノーズにファストバックルーフでエアロダイナミクスに優れるトリノ・タラテガで連勝。ダッジはシーズン半ばにしてより進化したデイトナをデビューさせる事となります。(このデビュー時期を捉えて'69 1/2と表記される事もある。)ルーフ改造などで空力改善した500を更に大胆にモディファイ。フロントは特徴的なノーズコーンとリップスポイラー、リアには巨大なウイング(スタビライザー)が装備され、その姿は見る者に強烈な印象を与える物となりました。これは単なるこけおどしではなく勝つためにエアロダイナミクスを徹底追及した結果であり、NASCRでは時速200マイルを超える速度記録を樹立しています。


Uh_charger_daytona_ft1


Uh_charger_daytona_rr1


↑特徴的なノーズコーンとリアスポイラーによる極めて印象的なルックス。このクルマで得られたノウハウは翌'70年、プリマス・スーパーバード&リチャード・ペティの黄金コンビで開花する事になります。


ミニカーはユニバーサルホビー製の比較的旧い製品で、イーグルレースブランドで販売されていた物です。ややルーフが低すぎるきらいがありますが、プロポーション・ディテール共になかなかで実車の雰囲気を良く再現していると思います。ご紹介しているノーマル仕様でもたくさんのボディカラーがあり、更にNASCARレース仕様もあって夥しいバリエーションを誇っていました。ユニバーサルホビーは初代バイパーやダッジラム等クライスラー系のクルマや'50マーキュリー、C2コルベットのGS等々、アメリカ車を1/43でミニカー化してくれた有難い存在でありました。(今日でも、例のボンドカーコレクションでマイナーなアメリカ車を多数モデル化してくれています。)


Uh_charger_daytona_ft2


Uh_charger_daytona_rr2


↑当時このミニカーのタイヤ&ホイールの出来には感動したものです。最近の製品と較べても、それほど遜色ないように思うのですが・・・。


・・・さて、撮影のために引っ張り出したこのミニカー、ケースに当時の値札がついたままになっていましたが、そのお値段は2,400円!!当方は新製品当時に定価で購入したような記憶があります。この内容だと今だったら優に2倍以上の価格になってしまうでしょうね・・・。物価や製造コストも当時とは比較にならないのでしょうが、コチラが趣味に費やせるお金は逆に減っているし、新年早々「昔は良かったな~。」などとしみじみ思ってしまったのでした。。。


Uh_charger_daytona_2


↑その後ろ姿は、まるで飛び立つロケットか宇宙船のようだと思いませんか?

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Comments
 No title
新年明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。

新年早々濃い車をありがとうございます。
まさかイーグルレースからデイトナが出ているとは思いませんでした。

昔買ったHWがどこかに眠っているのですが、それがスーパーバードかデイトナのどっちだったか今となっては分かりません(汗。
 No title
うる様

いらっしゃいませ~。
明けましておめでとうございます。
こちらこそ、本年も宜しくお願い致します。m(_ _)m

>まさかイーグルレースからデイトナが出ているとは思いませんでした。

そうなんです。本文中にも記しましたが、ノーマル、NASCAR仕様でたくさん
のカラバリがありました。その他C2コルベットやバイパー、プリマス・プラウラー、
ダッジラムなど当時新型車だったクライスラー車なんかも製品化していました。
そうそう、デルプラドのプリマス・ベルベディアもユニバーサルホビーのOEMです。

・・・HWのスーパーバードorデイトナ、気になります。1/43でしょうか?
メーベ製のグラントロス時代か、それとももっと最近の製品でしょうか?
少し前の製品で'71プリマスGTXがあるのは知っているのですが・・・。
あと、レーシングチャンピオン製で1/43のスーパーバードがあるらしいです(未入手)。
いつの日か発掘されたら是非アップをお願い致します!!
 No title
こんばんわっ!
いつも ありがとう。

さて記事は チャージャー(!)+デイトナ(!)
-名前だけで 圧倒されそうなモデル。
やることが 「大人げな」くって…
とっても 素敵です。
-思わず 笑みがこぼれますよねぇ…。

本年も どうぞ よろしく!!
 No title
AZ様

いらっしゃいませ~。
こちらこそ、本年も宜しくお願い致します!
今年も週イチくらいのペースでボチボチやってゆくつもりですので、
お付き合いの程、よろしくお願い致します。m(_ _)m

>やることが 「大人げな」くって…
そうですね~(笑)。勝つために必死だったのかもしれませんが、これも
当時は真剣に空力を考えた結果。
乗用車ベースのレーシングマシンは、ボディを酸で腐食させて板厚を減らして軽量化したりと、
ホントに色々と凄いコトをやってます。

こう言う乗用車ベースのレーシングカーでで200マイル超えって、結構怖かったんじゃないかな~
と言う気もします。それでも、アメリカが発祥で世界に広がった技もあるし、
技術の進歩って、案外そういう場面で起こるのかも知れませんよね。
 No title
デイトナチャージャーのエアロは相当な効果があったらしく、当時のロード&トラック誌の編集長が「車を知らないど素人のドライバーでも150〜60マイルで巡行できる高性能」と絶賛してたそうです。

確かその時は440-6パックエンジンだったから、より高性能なヘミではどうだったのか興味津々w

パッと見、正月仕様か地球防衛軍なこのエアロも風洞実験でテスト繰り返す事で生まれたらしいですからそりゃ高性能間違い無しですよね。

そういえばスパイス・ガールのPVにブルーのデイトナチャージャーが出てた様な覚えが…。
 No title
桃色ジープ様

いらっしゃいませ~。
>「車を知らないど素人のドライバーでも150〜60マイルで巡行できる高性能」
・・・その記述、当方も何処かで読んだか見たかした覚えがあります。
古いA-CARSのモパー特集だったかな・・・。
NASCAR仕様では200マイルを超えていたと言いますからやっぱりその
出で立ちは伊達ではないと言う事なんでしょうね。個人的には見た目はノーマル
のチャージャーやロードランナーの方が好みですが、やはりこれだけのヒストリー
を秘めていると、素直に凄いクルマと認めないわけにはいきませんよね。

スパイスガールズのPV・・・YouTubeとかにあるでしょうかね~。
当方の知っている所では、オーディオスレイヴというバンドの"Show Me How To Live"
という曲に、映画”バニシングポイント”のシーンがそのまま使われています。
バンドのメンバーがレプリカの白いチャレンジャー(これ自体有名な個体らしい)に
乗っているシーンと映画のシーンが巧みにミックスされていて凄くクールです。
当方は元々このバンドのファンだったので、このPV観た時はぶっ飛びました。
↓是非チェックしてみて下さい!
http://www.youtube.com/watch?v=8cQe3FzCyMI
 No title
スーパーバード、、最高ですよねー、

こんなでっかい羽が生えた状態で市販されたなんて、今でも信じられません。

しかし、良いデキのモデルで、、でもでも、2400円だなんて、安かったんですねー

だいたい、エブロあたりが、一台4000円前後の価格設定を始めたものだから、それがそのままスタンダードになってしまった感じですよねー
 No title
覆面える様

いらっしゃいませ~。
ですよね~。殆どレーシングカーをそのまま市販しているような物ですもんね。
実車はスーパーバードに較べて生産台数もグッと少ないし、レースでの活躍は
スーパーバードの方が有名なのに、1/43では何故かチャージャー・デイトナ
の方が製品化に恵まれています。

で、ミニカーの値段ですが、当時でもウニバーサルはお手頃なお値段でしたが、
当方の記憶が確かなら同じ頃ビテスが2800円位、ミニチャンプスでも3千円台で
買えていたと思います。今では下手すると6千円台に突入してしまいますし、レジン製の
ネオ等は更にお高いんで、車種的には有難いですが、正直金銭的にはキツイですね。。。

PS.例のカントリースクワイヤは楽しみですね~。網を張っておかなくちゃ・・・。
  情報有難うございました。m(_ _)m

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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