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ダイキャストモデル的様式美 ~MATCHBOX '63 Corvette Stingray

C2コルベット特集、2台目はマッチボックス・コレクティブルシリーズの製品です。


Matchbox_63_corvette_1


本日ご紹介するのはマッチボックス・コレクティブルシリーズの1台、先回のフランクリンミントと同じくC2登場初年度の’63年型、左右分割型のリアウインドーが特徴的なクーペモデルです。今回の特集にあたり、C2は歴代コルベットの中でも1/43モデル化に恵まれた車種になったと記したのですが、もう少し正確に言うとモデル化の大部分はこの最初期型スプリットウインドーの’63年型クーペです。本音を言えば他の年式、特に427cu.in.エンジンを搭載した’66~’67なども製品化して欲しいところではあります。


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↑カタログ写真のような低目の車高が決まってなかなかカッコ良いです。


大くくりにはイエスタイヤ―シリーズの範疇に含まれるらしいこのコレクティブルシリーズ、日本では90年代に1部のショップが輸入・販売したのではないかと思います。過去ご紹介したC1コルベット’66シェベル’66フェアレーン’67GTO’69チャージャー’71クーダ’71チャレンジャー等々、1/43アメリカ車モデルがまだまだ少なかった時代に絶妙な車種選択と当時としては精密感溢れるクオリティでリリースしてくれた有難いシリーズでした。・・・しかし当方は当時このC2コルベットを国内のショップで見た記憶がありません。見掛けたら絶対購入していたと思うのですが、当方は後年になって海外ネットオクで入手しました。日本に入って来ていたとしても流通量は少なかったのではないかと思います。


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↑塗装や仕上げも美しく、ずっしりした重さと相まって満足度の高い1台です。


さて、肝心のモデルの方は車高が実車よりも更に低くデフォルメされており、かなりカッコ良い仕上がりです。C2の流麗かつ力感に溢れたフォルムをよく捉えているように思います。細部の作り込みは当時のモデルとしてはかなり細密感のあるものだと思います。ブルーメタリックのボディカラーも美しいですし、クロームパーツの質感やバッジ類のプリントも綺麗でクオリティが高く感じられます。このC2に限った話ではないのですが、ドアミラーの造形や取り付け位置がややぶっきらぼうなのが気になる点かも知れません。床板も金属で重量も重く、ダイキャストモデルとして満足度の高い1台です。


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↑このモデルは下廻りも造り込まれています。フロアパネルはフラットブラック、メインフレーム部はグロスブラックで塗り分けられています。


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↑前回撮り忘れたのでフランクリンミントの床下も掲載しておきます。こちらはエンジンフードが開閉するのでエンジンは単体で組んだものが搭載されています。


またこのシリーズはダイキャストの1/43ミニカーとしては床下の再現も凝っていて、エンジンやトランスミッションも彫り深く再現・彩色され、マフラーも別パーツで立体感たっぷりです。このC2コルベットの場合は更にフロアパネルとフレームが別パーツとなっており、グロスを変えた黒塗装で見応えのある仕上がりとなっています。絶妙にデフォルメされたプロポーションと共に、実物のリアルな再現と言うよりはダイキャストモデル的解釈と様式美と言った感じでしょうか。実は後年になって気付いたのですが、書店で発売されていた某ミニカー付冊子のモデルがこのマッチボックスに良く似ています。次回はそちらをご紹介したいと思います。


Matchbox_63_corvette_8


↑C2コルベットの良さを引き出すデフォルメがなされているように思います。

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Comments
 No title
マッチボックスの造形は世界一ィィィイイ!!
(あー、言っちゃったよ)

MBヲタ猫も、このシリーズは殆ど持っていないので、勉強になります。
えらく視認性の高いドアミラーですが、プロポーションは格好いいですねー

某ミニカー付冊子・・・気になります。ワクワク。
 No title
こんにちは!
いやぁ~、スティングレイの行進ですね~!圧巻です。

実は、マッチボックスが1/43を出しているということすら良く知りませんでした。お恥ずかしい。。勉強になりました。
なんか、ずっしりとした重量感が、文面からも良く伝わってきます。良さげ~!

それにしてもこの水色のメタリック、すっかりスティングレイのイメージカラーですね。よく似合っています。
太めのホワイトリボンも、時代の雰囲気プンプンです。
 No title
ねこざかな様

いらっしゃいませ~。
この辺りの1/43はユニバーサルかタイコがマッチのブランドを保有
していた頃の製品なので、マッチボックス本来のラインと言う感じでは
ないですよね・・・。イエスタイヤーシリーズの1部と言われても当方も
ピンと来ないです。

しかし米国車の1/43モデルが少なかった頃、このシリーズの存在は
嬉しかったです。(高かったけど・・。)出し惜しみしている訳ではないの
ですが、このシリーズのモデルはまだご紹介していない車種があります。
追々ご紹介して行きます。次回の書店系アイテム共々お楽しみに(笑)。
 No title
celica197012様

いらっしゃいませ~。
ねこざかなさんのコメントにも書いたのですが、マッチボックスブランドが
レズニー社から他社に渡ってからの製品なので、本来のマッチボックス
とはちょっと異なる雰囲気の製品ラインかな~と思います。
このシリーズの他にマッチボックス・ディンキーという、英国ミニカーブランドの
ダブルネームになっていたシリーズもあり、旧い欧州車も製品化していました。

仰る通りこのブルーメタリックはとても似合っているのですが、イクソも同じ
年式で同じ色、次回ご紹介のモデルも同様で、ちょっと他の色も欲しく
なってしまう状況が続いた時期もありました。
・・・まあ、カッコ良いからそれでもいいのですが(笑)。
 No title
さすが老舗マッチボックス、オール中国資本のIXOとは一線を画する洗練された、真摯さが伺える作風には感心させられる。
二代目「円盤コルベット」のボディラインが鮮明に表現されているのは大歓迎だが一方でなにぶん中国バッシングが喧しい今日この頃、もはやアメリカ資本の(マテル系)マッチボックスからは今までの中国工場製変じて「メキシコ」「プエルトリコ」はたまた「ベトナム」製(もしくはタイかも)のモデルラインが出現する覚悟も決めねばならない予感がするが如何だろうか。
 No title
真鍋清様

仰る通りこのマッチボックスのコルベットは素晴らしいモデルです。ただし、
このモデルは恐らくタイコ社がマッチボックスの商標権を所有していた
時代の物です。老舗であるオリジナルのレズニー社との関連性は薄い
製品ですね。

今回の特集では先々イクソ製のモデルもご紹介する予定ですが、そちらも
実に素晴らしいモデルです。当方にとってミニカーで最も重要な事は、
いかに実車の持つ魅力を上手く捉え、”表現”しているかと言う事に尽きます。
それは必ずしも実車のカタチの正確な”再現”を意味するものではありません。

そういう意味ではモデルの仕上がりは必ずしもエッチングパーツなどを
多用したハイディテールである必要もありませんし、どのブランドのモデルかと
いう事もさして重要ではありません。ましてや製造メーカーの資本がどこか
など当方にとってはどうでもよい事です。

社会情勢や政治的な面はさておき、ミニカーという趣味の世界に限って言えば、
当方は特定の国に対して偏見を持ちたくありません。
そうした事はミニカーその物の良し悪しを判断する上で、何ら資する所がないからです。

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Author:Ponys41
昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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