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1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

アメリカの心臓を持つイタリア車達 ~ Mebetoys Iso Rivolta S4, Spark De Tomaso Pantera GTS

本日はお友達のねこざかなさんの戦利品からおすそ分けして頂いた一品をご紹介したいと思います。


Italian_cars


↑アメリカ製のエンジンを搭載したイタリア車2台。どちらもスタイリングはなかなかに魅力的です。


某日、同好の士ねこざかなさんから封筒が届きました。開いてみるとそこにはメーベトイのイソ・リヴォルタS4が・・・ねこさんが こちらのネットオークションでまとめて落札されたうちの1台を当方にお譲り下さったのでした。このモデルが当方の処にやってきた理由はそのエンジン部分にあります(笑)。V型エンジンの2つのヘッドカバーには、一方にISOの文字が、他方にはCHEVROLETの銘が刻印されています。そう、イソ・リヴォルタS4はアメリカ製の心臓を持つイタリアン・スポーツ・サルーンなのです。ねこざかな様、ご厚情有難うございます。


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↑エンジンの左側にはシボレー、右側にはISOの銘が刻まれています。


イソ・リヴォルタS4またの名をイソ・フィディアと言い、同社のスポーツカー、イソ・リボルタGTのホイールベースを延長して4ドアセダンボディを架装、エンジンはシボレー製327cu.in.(5358cc)を搭載していましたが、途中からフォード351cu.in.(5769cc)クリ―ヴランドユニットに変更されています。デザインはギア社に在籍していたジウジアーロ先生の手になる物で、1968年のデビューとは思えないクリーンかつモダーンな美しいセダンボディを構築しています。顧客リストには、ショー会場でその美しさに魅せられて衝動買いしたジョン・レノンも名を連ねていたのだとか・・・


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当時カロッツェリア・ギア社に在籍していたジウジアーロ先生の作品。デビューイヤーが'68年とは思えないモダーンなデザインだと思います。



ミニカーは前述の通りイタリアのメーベトイ製。おもちゃとして正しい使い方をされた歴戦のボディはチップが目立ち、ステアリングはシャフト部分だけを残して欠損していますが、その他の部分は原型を保っています。幸いな事にウインドウパーツにひび割れは無かったので、1度分解してインテリアなどをクリーンアップ。クリアパーツは洗浄後にコンパウンドで磨いたら綺麗になりました。組み立て直すとちょっとだけシャッキリしたような・・・。欠損したステアリングを何か有り合わせの物に交換し、ボディを全塗装すればレストア出来そうですが・・・ボディもそこまで悪いコンディションではないので悩ましい所でありますね。


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↑ミニカーは歴戦の傷も目に付くコンディションですが、ステアリング以外は全てのパーツが健在。エンジンフード、トランク、ドアなどが開閉するのは、今日のミニカーにはない魅力と言えそうです。


さて、スーパーカーブーム直撃世代である当方、アメリカ製の心臓を持つイタリア車と言うと真っ先に思い浮かべるのはデトマソ・パンテーラであります。フォードGT40でヨーロッパでのイメージアップに成功したフォードが、その地位を更に強固な物とするために新たなスポーツカーを企画した事が誕生の発端となっています。デトマソの創始者、アレッサンドロ・デトマソ氏とマスタングの産みの親であるリー・アイアコッカ氏は個人的に親交があったと言われており、パンテーラの誕生に大きな関わりを持っています。


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↑半分くらいアメリカ車と言っていいような気がするデトマソ・パンテーラ。イエローとブラックのGTSは当方には一番”らしく”感じられるチョイス。


なのでこのイタリア製スーパースポーツカーもマスタング好きの当方には他人とは思えないのであります(笑)。アメリカでシェルビーのローカルイベントなどがあると、コブラやGT350などに交じってちゃっかりサーキットを爆走したりしていますし・・・。カロッツェリア・ギアのチーフデザイナー、トム・チャーダ氏の手になるデザインは、フェラーリやランボルギーニとは一線を画する個性を得ているように思います。量産性を重視したモノコック構造のボディにフォード製351cu.in.のクリーヴランドユニットを搭載しています。当時アメリカではフォード系ディーラーでサービスが受けられたとの事ですから、半分くらいはフォード車と言っても良いのかもしれませんね。


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↑当方にとっての初スパークとなったこの1台は、ケース割れ、ワイパー折損の格安品。ワイパーは透明ビニール系接着剤で補修しました。。。


モデルはスパーク製の’72年型GTS。20年以上に渡るパンテーラの長いヒストリーの中には、より高性能なGT5や末期にあのガンディーニ氏が手を入れたモデル等もありますが、個人的には初期のGTS辺りが最も”らしさ”を感じさせてくれるように思います。中でもこのイエロー&ブラックのツートーンは個人的に最も好きなカラーリング。ケースがひび割れ、ワイパーが片方破損していた物を格安で入手した物ですが、これが当方にとって初のスパーク製モデルでした。やや車幅が広過ぎるように感じますが、実車のワイルドなイメージを良く再現していると思います。

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Comments
 No title
テレ東の昼の洋画劇場、[E:tv]金曜日に貴方の好きそうなのやるみたいよ。「ハイウエイマン」だって。詳細はググッテ。土曜日高砂のプラタクってお店行ったんですよ。今度行きますか?因みに天井近くは相鉄の新旧車両が走ってたhttp://purataku.seesaa.net/[E:bullettrain]
 No title
aoto_GOLF様

いらっしゃいませ~。
ハイウェイマン、出て来るクルマは渋いのだけど、ストーリーは
結構陰鬱なんですよ。。。今の所、DVDも買ってないです。

プラタクの方を調べてみましたが・・・なかなかハードコアな(笑)カフェ
ですね~。鉄分を豊富に補給出来そうですね。
祐天寺のカレー屋さんに匹敵するかも!?
・・でも、茅ヶ崎には床一面が鉄道模型のジオラマになってる中華屋さん
があるらしいです・・・行った事は無いですが。
http://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140406/14009423/
 No title
ISOさん、あらためて見ると、ほんとうに歴戦の士ですねー。
手間の掛かるブツを押しつけてしまったようで・・・(汗)

パンテーラの造形や塗装は、さすがスパーク!
それを余すところなく表現する、撮影技術も素晴らしいですね。

そういや、ユル猫は一台もスパーク持ってなかったような。
猫に小判になるのが分かってるから、無意識に避けてきたのかちら(爆)
 No title
ねこざかな様

いらっしゃいませ~。
この度は本当に良い物を有難うございまし.た。m(_ _)m
こういう旧いモデルの分解・掃除・再組立ては結構好きなので
ご心配なく(笑)。脆弱なレジンボディにエッチングパーツ満載の
最近の製品からすると、扱うのもずっと気が楽です。

ISOってアメリカ製のエンジンを積んだ高級スポーツカー&サルーン
という漠然とした印象しかなかったのですが、調べてみるとなかなか
面白いヒストリーを持っていますね。
そんな事もミニカーを頂戴しなければ知らずじまいだったかも・・・。

・・・何処かにマッチボックスのリボルタ・グリフォも居る筈なのですが、
今回は発見出来ませんでした。。。
 No title
パンテーラは有名だけど、メリケンなエンジンを積んだイタ車って
他にもあったんですね。

そこまでちゃんと再現したメーベ、さすがです!ヽ(´ー`)ノ
 No title
fziro様

いらっしゃませ~。
そうなんです。イタリア車以外にもスイスのモンテベルディとかドイツの
ビッター(・・・というか基になったオペル)とかイタリア以外にも色々と
そうしたタイプのクルマがありました。

当時のアメリカ製エンジンがパフォーマンスの割には価格が安い事
もあっての採用だと思いますが、その後の排ガス対策でアメリカン
エンジンのパフォーマンスはどんどん低くなってしまったですね。。。

ここの所元気なアメリカンスポーツカーやマッスルカーですが、
エコなご時世、同じような事が起こらなければ良いのですが・・・。
 No title
おおっっっー

これがあの、ねこさんの処で異色の輝きを放っていたモデルなんですねっー

塗装のセンスとか造詣のセンス、他のどのメーカーとも違う美しいものがありますし、メーベトーイって、この手の車を作らすと、ほんと素晴らしいと思います。
 No title
覆面える様

いらっしゃませ~。
はい、搭載エンジンのおかげで当家にお輿入れとなりました。
’68年デビューを感じさせない実車のデザインも素敵ですし、
それを1/43で見事に再現したメーベのセンスも素晴らしいですよね。
ポリトーイなどもそうですが、イタリアのブランドは、やはり車種選択
も他国のブランドとは一味違うな~と感じます。

このクルマに関して言えば、あのジョン・レノンが一目惚れ&衝動買い
していたなどと言う事を新たに知りました。ミニカーを頂かなかったら、
多分知る事のなかった情報だと思います。ねこざかなさんには
本当に感謝であります。
 No title
このイソ・リヴォルタという奴はシボレーV8=350cu.in(5733cc)の304-355hpを搭載したイタリア製大型高級セダンという意味で1970年代(1972年のパリ・サロンで登場)のデトマソドーヴィルと双璧を成すのではないでしょうか。
それにしてもアメリカンV8を料理してヨーロッパ流のシャーシやボディデザインと組み合わせて見事に完成度の高いグランツーリスモを創りだしてしまうイタリア人の手腕というか才覚は世界に唯一無二のものではないかと思います。
イソリヴォルタといい、デトマソドーヴィルといい、はたまた英国のジェンセン・インターセプターといい現代のクルマの中ではどうしても「メルセデス由来のシャーシーにアメリカンV8を組み合わせた」欧米混血という点でクライスラー300C/ダッジチャージャー/ダッジチャレンジャーの「クライスラー社LYプラットフォーム一族」が彷彿されてなりませんが如何でしょうか。
この中でクライスラー300C/同SRT-8のことをある人は「スイスのモンテベルディリムジン(クライスラー7.2リッター搭載)の現代版」と評した、そうした論調で行くと同車は同時に「デトマソドーヴィル(こちらはフォード製351-V8搭載だが、同じアメリカンV8という点で)のコンセプトを今日に蘇らせたもの」とも言えやしないか―小生にはそう見えてならないのです。
さらにダッジチャージャーはスタイルにイソリヴォルタの像が被ってしまいます。
何より欧州車に負けないシャーシー特性と最先端を行くパワーユニットを組み合わせた最新フォード・マスタング(GT5.0、シェルビー500問わず)など、「21世紀のデトマソロンシャン」そのものに見えます!!

欧州車の優れた一次・二次安全性とアメリカンV8の爆発的パワーと整備性をドッキングさせたイソにデトマソ各車で、夏の熱気も一気に吹き飛び、原発問題や増税問題に泣くこの国に元気な風が吹き始めた感を覚えます。
そして彼らの21世紀版とも言うべきクライスラー系三車ならびに新型フォード・マスタングこそ、従来「アメリカ車」というだけで一歩身を引いて遠巻きに見ていた小生をアメリカ車に対して心から親近感と敬意を感じるに至らせしめた「恩師」であると断言します―我が愛車レクサスIS350と価格面でも真っ向競合するこれら各車は「ポストベンツ/BMW」として我が国でも多大な社会的意義を発揮することが期待できます。
 No title
真鍋清様

いらっしゃいませ~。
デトマソはパンテーラやマングスタのようなスポーツカーだけでなく、
ドーヴィルやロンシャンなど、グランドツアラー系のクルマもありましたね。
仰る通りイギリスにもジェンセンという同系のクルマがありました。
同じような成り立ちでも、やはりお国柄が出ていて興味深いですね。

アメリカ製エンジンを積んだ欧州車と欧州製のシャシーを用いた
アメリカ車、対極的なような同系のような、確かに面白い対比だと思います。
個人的にはメルセデスのシャシーにヘミV8を搭載したクライスラーの
一連のシリーズは国を越えた自動車メーカーの提携が生んだ理想的な
例ではないかと思います。残念ながらメルセデスとクライスラーの提携は
解消されてしまいましたが、フィアットグループとのなコラボレーションで
新たな魅力を湛えたクライスラー車が登場する事を期待したいです。

ヘミエンジンを積んだイタリア車が登場したりすると面白いのですが・・・。
 No title
レスどうもありがとう。
英国の自動車雑誌CARの最新号に、アルファロメオが2014年に市販予定の新しいDセグメント中型セダンたるジュリアはアルファロメオ設計の後輪駆動シャーシーにクライスラー製V6をベースにアルファロメオがヘッドと給排気系をいじった3.3リッター程度の300psのV6ユニットが搭載される運びと書かれていました。
そうした意味では新時代の「欧米混血」の登場ではないでしょうか。
 No title
是正
正:「アルファロメオ設計の横置きFFシャーシー」
誤:「アルファロメオ設計の後輪駆動.....」
お詫び申し上げます。

アルファロメオジュリアはアルファロメオジュリエッタやダッジダート用の横置きFF「コンパクトワイド」シャーシーの拡大強化版を用いたFF&フルタイム四駆として登場予定。
 No title
真鍋清様

いらっしゃいませ~。
実際にそういう計画があったのですか!
ちょっと楽しみですね。メカニズム面も勿論ですが、
そのスタイリングがどんな風になるのかもとても興味があります。

クルマの大きさやセグメントの関係もあるのでしょうが、
クライスラー系とアルファロメオの協業が多いようですね。
同じコンポ―ネンツを活用したクライスラー版も企画される可能性
もあるかも知れませんし、テイストの違いを見てみたいものです。
 No title
オラ、菊川怜のセーラー服姿見た~い!
ダッジチャージャーで菊川さんに会いに行く―それが見果てぬ夢だ。
 No title
裕之様

はじめまして。
アメリカ車の1/43ミニカー中心の当ブログへようこそおいで下さいました。
コメント、有難うございます。

芸能界の女性はやはり欧州車好きな方が多いような気がします。
菊川玲さんはアメリカ車はお好きなんでしょうかね~。
そうだったら嬉しいのですが・・・(笑)。
 No title
こんばんは。
何を隠そう小生、菊川怜さんの大ファンで彼女のブログに投稿しております!
聞く所によると彼女はメルセデス・ベンツEクラスをご愛用中だそうですが一方では国際興業バスなどの路線バスも利用されていると聞きます。
この辺り、どこか献身的で大衆の味方を謳う彼女のキャラクターが出ているようで心惹かれます。
さてベンツEクラスと言えば小生もかつて1992-2008年10月まで'92年製の260Eに乗っていたことがあります。同車は2速発進でパワー不足の印象も拭えませんでしたが一旦スピードに乗ると金庫のような剛性感と相まって特有の「芯のある走り」を見せてくれていつか「程度の良い中古」を入手したい衝動にかられるほどです。
そんな小生の現在の足は2004年式ヴィッツ1300U-L/102160km走行と2009年式レクサスIS350のペア.....日本で使う分にはトヨタ車ほど理想的な存在はないと感じる反面、どこか冒険心が感じられず「マイホーム主義」の影がちらほらすることもあってなおさら、ダッジチャージャー/クライスラー300シリーズのLYプラットフォーム姉妹に憧れる今日この頃です!
PS
小生、女性タレントとしては「菊川怜さん」以外にも「古内東子さん」のページにもコメントを出しております。
古内東子さんはレンジローバーを所有し、特有のワールドを持った方だと感じております。
 No title
真鍋清様

いらっしゃいませ~。
ああ、菊川玲さんはやはり欧州車がお好きでしたか・・・。
所さんをはじめ男性芸能人はアメリカ車が好きと言う方もおられますが、
女性は少ないように思います。。。

最近の欧州車は日本車ばりにモデルチェンジのサイクルが早くなり、
かつてに比べると”じっくり造り込まれている感”が薄れているように
感じるのは当方だけでしょうか・・・。
 No title
小生、「アメリカの心臓を持つヨーロッパ車」の第二弾として今度はディンキー(英国製)1/43のスイス車「モンテベルディ375ハイスピード」並びにイギリス車「ジェンセン・インターセプター」も取り上げていただきたいです!
個人的なことを言うなら日常的に出かける池袋で駅東口の明治通りで朝9時台並びに夜7時過ぎに先代ダッジチャージャーSRT-8!(そう、425bhp/6.1L搭載の激速セダン)の赤色の個体が走り抜けて行くのに遭遇し実に目の保養に思えてなりません。
そんな「メルセデス・ベンツEクラス用をベースにクライスラー側で開発・改造したシャーシーにアメリカンV8を組み合わせた」LX/LY系クライスラー車を見ると必ずスイスの往年の名車=モンテベルディが彷彿されてならないのです。
さあクロレラを50粒飲んで寝よう、明日の日本語学校の授業に備えて―ジェンセンなりモンテベルディのハンドルを握る夢を見つつ。
 No title
真鍋清様

いらっしゃいませ~。
モンテベルディは子供の頃にプラ製の1/43モデル(多分ノレブ製)を
所有していたのですが、いつしか何処かへ行ってしまいました。
ジャンセンもモンテベルディも割と最近新製品が出ていますが、
今やアメリカ車で手一杯の当方、欧州車には殆ど廻る資金が残っていません。。。
申し訳ありませんです。

子供の頃、モンテベルディがアメリカ製のエンジンを積んでいるなんて
知る由もなかったのですが、そのロングノーズなクーペデザインに
米国絡みである事を感じ取っていた・・・なんて事はないです(笑)。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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