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(出来る範囲で・・・)総力特集!! フォードGT40 Vol.5; 1966年悲願のルマン初制覇。

今回の特集は1回あたりの撮影台数が多くて大変です。。。(笑)


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↑フォード念願のルマン初制覇!3台揃ってチェッカーフラッグを受けたMk-2軍団。・・・しかしこのデモンストレーションがレースリザルトに大きな影響を及ぼす事となりました。


'66年のルマン、4月のテストデイでは悲劇がフォード陣営を襲いました。雨が降り始め、ピットからのスローダウン指示を無視したウォルト・ハンスゲンのマシンがハイドロプレーニング現象を起こしてコントロールを失いクラッシュ。ハンスゲンは5日後に帰らぬ人となったのでした。折しもこの頃、ラルフ・ネーダーが著書「自動車はいかなるスピードでも危険だ」で自動車の安全性に対して問題提起をして話題を集めており、フォードのルマン参戦も危ぶまれましたが辛くも活動継続が決断され、6月にはいよいよルマン本戦の時がやってきました。


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↑イクソは’66年ルマンに出場したフォードGT Mk-2を8台全て製品化。カーNo.4~6はホールマン&ムーディーからのエントリー。カーNo.4(1032号車)はポール・ホーキンス/マーク・ダナヒュー組のドライブ。ギアボックストラブルで5時間目にリタイヤ。ブロンズ・メタリックにグリーンの識別カラー。


予選ではダンガーニーを筆頭に1位~4位をフォードが独占、その強さを見せつけます。一方フェラーリでは重大な事件が起きていました。かねてより関係が良くなかったエースドライバーのジョン・サーティースとレーシングチームマネージャーのユージェニオ・ドラゴーニがレース戦略を巡って激しく対立、サーティースがレース出場を拒否するという最悪の事態に至ります。結局サーティースを欠いたフェラーリ陣営は予選では5位が最上位という劣勢に立たされる結果となってしまったのでした。


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↑カーNo.5(1016号車)ロニー・バックナム/ディック・ハッチャーソン組は見事24時間を走り切り、トップから12周遅れながら3位でフィニッシュ。ホールマン&ムーディーの面目を保ったと言えましょうか。ゴールドにピンクの識別カラー。


そして1966年6月18日土曜日の午後4時、ゲストグランドマーシャルであるヘンリーフォード2世の手によってチェッカーフラッグが振り下ろされ、本戦レースがスタート。レース序盤はGT Mk-2勢とフェラーリ330 P3勢が激しい上位争いを繰り広げますが、フォード、フェラーリ双方にトラブルによるリタイヤが続出。レース中盤にはマイルズ/ハルム組のNo.1、ガーニー/グラント組のNo..3、マクラーレン/エイモン組のNo.2、バックナム/ハッチャーソン組のNo.5が1位~4位を独占する状況となりました。18時間目にNo.3がガスケット破損でリタイヤするという波乱があったものの、その後はMk-2が1~3位を独占したまま、ついに挑戦3年目にしてフォードが栄光のチェッカーフラッグを受け、ルマン制覇を成し遂げたのでした。


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↑カーNo.6(1031号車)は若かりし日のマリオ・アンドレッティ/ルシアン・ビアンキ組のドライブ。7時間目にエンジントラブルでリタイヤ。ホールマン&ムーディーから出場したこのマシンがシェルビーアメリカンっぽいカラーリングなのは不思議な感じがします。


記念すべきルマンでの勝利、しかも1~3位を独占するという完璧なリザルトでしたが、その順位を巡っては大きな問題が発生しました。レースはほぼケン・マイルズ、デニスハルム組の勝利が確実なように見えました。しかし悲願の勝利をより強烈にアピールするため、3台が連なったパレード走行でフィニッシュするという決定がフォード陣営の上層部で成され、トップのケン・マイルズにペースダウンの指示が出されたのです。やがてケン・マイルズのNo.1、ブルース・マクラーレンのNo.2、ハッチャーソンのNo.5の3台が連なって悲願のチェッカーフラッグを受けたのですが・・・・。


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↑英国のアラン・マンレーシングからはモノコックボディをアルミに置き換え軽量化を図った2台のMk-2がエントリー。カーNo.7(XGT-2)はグラハム・ヒル/ブライアン・マイアのドライブ。8時間目にサスペンションを壊してリタイヤ。シルバーにマットブラックのフロントカウル、黒のストライプという渋いカラーリング。


ルマンでは最も走行距離の長かったクルマが優勝という明確なレギュレーションがあるため、同時にゴールしたマイルズとマクラーレン(実際にはゴールの瞬間にはマクラーレンが僅かに前に出ていた。)では予選で順位の低かったマクラーレンの方が走行距離が長かったとみなされ、逆転でマクラーレン・エイモン組の優勝という結果になったのでした。勝利の栄冠は、デイトナ24時間、セブリング12時間に続きルマン24時間を合わせた前人未到の耐久レース三冠を目指していたケン・マイルズの手をすり抜け、ブルース・マクラーレン/クリス・エイモンの頭上に輝く事となりました。


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↑カーNo.8(XGT-1)はジョン・ウイットモア/フランク・ガードナー組。5時間余りでクラッチトラブルの為リタイヤ。No.7とは一転してイエローにブラックのストライプという明るいカラーリング。


・・・こうして思わぬ形で’66年のルマンは幕を閉じました。3年目にしてようやくフォードに訪れた栄光の瞬間。しかしフォードGTプロジェクトのワークス活動がシェルビー・アメリカンに委譲された後、その開発を中心となって担って来たケン・マイルズの無念は想像に難くありません。きっと彼は翌年のリベンジを心に誓っていたのではないかと思います。が、しかし・・・。


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以下、(出来る範囲で)総力特集!! FORD GT40 Vol.6に続く。

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Comments
 No title
おおっ♪

やはり、この年代のこのカタチが、一番カック良いですよねー

カラーリングも、レースカーらしくて良い感じで華があります。

でもでも、フォードGTだけで、いったい何台くらい、、
ひょっとして、アタシの旅客機より多いよーなww
 No title
覆面える様

いらっしゃいませ~。
アップ早々のご訪問、有難うございます。m(_ _)m
’66Mk-2のカタチは7リッターの心臓に見合っているかのようにマッチョ
でカッコ良いですよね。ルマンに勝利したというヒストリーも含めて、
やはり特別なオーラを発しているような気がします。

フォードGT、少しづつ買っていたら結構な数になってしまいました。。。
特にこのイクソのMk-2は買い始めたら収拾がつかなくなって・・・(笑)。
でも、半額以下とかバーゲンプライスで買えたものも多くて助かりました。
ミニカーの値段と言うのも不思議な物ですね・・・。
 No title
1016号車、一目見たら忘れないカラーリングですねww
このあたり、欧州の伝統的チームにはない斬新さでしょうか。

> ミニカーの値段と言うのも不思議な物
ほんとにねぇ・・・極端な特価品を見てると、原価とか、仕入れ値とか、
定価でどれだけの台数売ったらペイするのかとか考えちゃいます。
 No title
ねこざかな様

いらっしゃいませ~。
仰る通り、この年のフォードの識別カラーは何とも言えない雰囲気が
ありますよね。ありきたりかも知れませんが、当方はやはり歌舞伎の
隈取を連想してしまいます(笑)。
ゴールドやブロンズなどのメタリックカラーもアメリカらしいと言えば
アメリカらしいチョイスと言えるかも知れませんね。

今回ご紹介しているフォードGTのモデル、ビザールもイクソも定価で
揃えようと思ったら流石に大変な事になっていたと思いますが、殆ど
は値引き価格で、半値以下で入手した物も実は結構多いです。
FORD GTの人気も、有名なガルフカラーのJWAのマシン以外は日本
ではそれほどでもないと言う事なのかも知れません・・・。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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