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(出来る範囲で・・・)総力特集!! フォードGT40 Vol.4; 1966年 勝った方が身のためだ。

いよいよ1966年、ミニカーはixo製にスイッチです。


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↑今回ご紹介するMk-2のミニカーはイクソ製。'66年ルマンにエントリーした8台全てをモデル化しています。(・・・更にテストデイ仕様もあるという拘りっぷりです。)


幸先の良いスタートを切った'65年シーズンも、肝心のルマンは再び全車リタイヤとなってしまったフォード陣営。'66年は必勝を期してシーズンに臨みました。前年急遽デビューさせたMk-2を徹底的に熟成し、外観では空力と走行安定性を得るためにレンベイリーデザインのルマンノーズをベースに前年よりオーバーハングを短縮したフロントカウルを採用。またリアカウルの改良によりエンジン冷却性能の向上等が図られました。リアカウル上部に突き出た特徴的なブレーキダクトは第2戦のセブリング12時間から採用されています。


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↑今回はシェルビーアメリカンエントリーの3台をご紹介。先ずはケン・マイルズ/デニス・ハルム組のカーNo.1(1015号車)。後半独走状態で本来は勝利の栄冠を手にする筈でしたが・・・その辺りは次回記したと思います。ミニカーはダイキャスト製としては細部に至るまで拘った仕上げがなされ、ドライバーの身長に合わせて設定されたルーフのコブの有無も作り分けられています。


メカニズムの面ではエンジンの吸排気系の効率向上によるパワーアップやアルミ化推進による軽量化、耐久性の向上、ギアボックスの耐久信頼性の向上、短時間で交換可能な4輪ディスクブレーキの採用等々、特に耐久・信頼性の向上に力が注がれました。エンジンパワーは485bhpに達していましたが、これは耐久性にマージンを取るため無理に高出力を求めない結果での数字。ドライバーにもエンジン回転数は6,200rpmに抑えて走るよう指示が出されていたと言われています。ルマン制覇に執念を燃やすヘンリー・フォード2世は中核メンバーに「勝った方が身のためだ。」と記したカードを配っていたとかいないとか・・・(恐ろしや。。。)


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↑こちらは思いがけない形で勝利の栄冠に輝いたブルース・マクラーレン/クリス・エイモン組のカーNo.2(1046号車)。2人のドライバーはともにニュージーランド出身。ブラック/シルバーのカラーリングはニュージーランドのナショナルカラーでもあります。


また、物量作戦で増加の一途をたどる出場車数に対応するため、ワークス活動をシェルビーアメリカン単独からストックカーで鳴らしたホールマン&ムーディー、イギリスのアランマンレーシングを加えた3チーム制としました。(基本的なマシンの製作はシェルビーアメリカンが担当。)この点ではタイヤメーカー(グッドイヤーとファイアストン)の争いも合わせて、特にアメリカのシェルビーとホールマン&ムーディーの間でライバル争いが熾烈になりました。フォード社及びホールマン&ムーディーはファイアストンとの結び付きが強く、グッドイヤーを使用していたキャロル・シェルビーの心中は穏やかではなかったようです。


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↑ダン・ガーニー/ジェリー・グラント組のカーNo.3(1047号車)。予選でポールポジションを獲得し一時トップを走るなど活躍しましたが、18時間目にオーバーヒートからヘッドガスケットを破損してリタイヤしてしまいました。


この年のフォードはルマン制覇を主眼に据えていたのでシーズン全てのレースに参加した訳ではありませんでしたが、開幕戦でこの年から24時間レースとなったデイトナ、第2戦のセブリング12時間と2戦続けてケン・マイルズ/ロイド・ルビー組が優勝。どちらもロングディスタンスの耐久レースであった事から関係者は自信を深め、いよいよルマンへと乗り込みました。特にケン・マイルズにとってはデイトナ、セブリングに続く耐久レース3冠という快挙が掛かっており、気合の入り方も相当な物であったと思われます。


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↑出場台数の増加に伴い、この年からマシンのカラーリングが一気に華やかになります。更に1部のマシンではフロントカウルに識別用のカラーリングが施されていたので一層派手ないでたちとなっています。


この年はワークスのMk-2がシェルビーアメリカンから3台、ホールマンムーディーから3台、アラン・マンレーシングから2台の計8台、スモールブロックのMk-1がプライベイターのスクーデリア・フィリピネッティ1台、フォード・フランス1台、エセックス・ワイヤ2台、カムストック・レーシング1台の計5台、Mk-1,Mk-2を合わせて総計13台という大物量作戦。フォードのルマンに懸ける意気込みの凄まじさを物語っています。


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↑レース界の鬼才(!?)ジム・ホールの怪作シャパラル2D。フォードに対抗するようにシボレーV8エンジンを搭載し、フィル・ヒル/ヨアキム・ボニエのドライブで’66年のルマンに出場しますが7時間目にリタイヤ。そのユニークなデザイン、尖ったフロントノーズ、丸4灯のテールランプ等は、コルベットやコルベアに通じる物があるように感じるのは当方だけでしょうか?ミニカーは欧州の書店系アイテムでイクソ製。


一方のフェラーリはプロトタイプクラスはワークスSEFACとNARTから新鋭の330P3が3台、その他プライベイターの365P2/P3が4台、排気量の小さいディノ206SやGTクラスのマシンで総勢14台といった布陣。2強による対決はいよいよそのピークに達した感もありましたが、その他この年はシャパラル2Dや力をつけつつあったポルシェ906等新たな伏兵も登場していました。果たしてフォードGTの戦いや如何に!?


・・・と言う事で今回は台数が多いので、以下は(出来る範囲で)総力特集!! FORD GT40 Vol.5に続きます。


※今回の特集にお友達のねこざかなさんが連動記事をアップして下さいました。貴重なマッチボックス製フォードGT、初期のレギュラーホイールとスーパーファストホイール版の比較記事を是非合わせて御覧下さい。

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Comments
 No title
勝手連御寛恕&御紹介ありがとうございます!

この年だけで13台って・・・全部モデル化されてるのかな?
モデルカーオーナーにも、フォードみたいな資金力が必要みたい(汗)

また、ドライバーの身長に合わせて設定されたコブってところに、
妥協を許さない気迫が感じられますね!
 No title
ねこざかな様

素晴らしい勝手連有難うございました。
マッチのフォードGTが、スーパーファスト化でホイールアーチの金型改修
をしていたとは知りませんでした。オリジナルはとても貴重なお宝ですね。

66年ルマンのフォードGT、恐ろしいことに全13台がモデル化されています。
ワークスのMk-2はイクソが全8台を製品化、スモールブロックのMk-1 5台
はビザールがフォローという・・・。当方はMk-1はフォロー出来てません。。。

他にも古い製品が色々ありますし、Mk-2はミニチャンプスからもリリース
の予定が・・・66ルマンはカーNo2.とNo.3がアナウンスされています。
当方が一番欲しいNo1がアナウンスされていないのは、件のコブがない
ルーフの金型を起こす必要があるからではないかと思います。
出来は良さそうなのでNo.1も是非製品化して欲しいですが・・・どうなるかな~?
 No title
こうやって、目線を下げて撮影していただくと、明らかにフロントのノーズのラインが、後年のタイプと違うんですねー

ナナメ上からばかり見ていたので、、同じだと思っていますた(汗

で、チャパラル2D、、
コイツも大好きな一台であります。
こんなレースカーなのにオートマだなんて、最高であります。
 No title
覆面える様

いらっしゃいませ~。
こうした古い車種のミニカーの再現度がどの位正確なのかは分かりませんが、
実車でもタイヤサイズの変更でカウルの形状は結構変わっていたみたいですね。
・・・ixoのGT40は、このMk-2とガルフカラーのJWA車では結構車高が違います。
(ガルフカラーのモデルの方が車高が低いです。)
この辺りは実車のイメージに合わせた処理かも知れません。

・・・シャパラル、当方もこの2Dは大好きです。しっかりアメリカ車なデザイン
なのが良いです(笑)。
ATはフォードも実戦投入したりしていましたが早々に諦めたようです。
・・・しかしレーシングカーでAT、しかも2速って、、一体どれだけの
速度域をカバーしていたのやら。。。
 No title
今、ウチのマッチボックスのハゲチョロケジャンクを、
この水色の1号車っぽいカラリングにしてますよ(笑)。
ちょうど(330)P4のペニーのもジャンク箱から出してレストアしたばかりだし、
奇しくもこの辺りのルマンの対決ですね!ヽ(´ー`)ノ
 No title
FZIRO様

いらっしゃいませ~。
FZIROさん家のマッチ、確かクロード・ルルーシュの記事に登場して
いましたよね。66年のフェラーリはP3でしたけど、P4とほとんど
同じカタチなんで無問題かと思います(笑)。(同じNo21の個体もあり)
先頃記事を拝見したのですが、残念ながら動画は削除されてしまっている
みたいでした。(当方の記事でも結構そういうのが有ります。。。)

特集の前にご紹介した本、ブラピ主演で映画化との噂がありますが、
この2台の対決がホントに映像化されるとしたら凄いですよね。
企画がボツにならない事を祈りたいです。

FZIROさん家のP4もいつの日か拝見したいです!!
こうした旧いレーシングカー、最新製品も良いのですが、古のモデル
にはやっぱり時代の空気みたいなものが感じられて、それはまたそれで
良い味わいだな~と思います。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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