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1/43キュービック・インチ アメリカ車を1/43モデルでアーカイブ

 

(出来る範囲で・・・)総力特集!! フォードGT40 Vol.1; 1963年 GTプロジェクト始動。

少々前置きが長かったですが・・・(汗)。今回から本格的なご紹介に入ります。


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↑例によってフォトレタッチでランプ類を光らせています。ミニカーは点灯しません(笑)。


デトロイトのビッグ3の経営者の中で、ヘンリーフォード2世は早い時期から第2次大戦の痛手から立ち直りつつあったヨーロッパ市場の大きな可能性を見抜いていました。アメリカ国内でモータースポーツでの勝利がクルマの売れ行きに大きく影響することを身を持って知っていたフォードは、ヨーロッパでも同じ成功を手に入れんものと、当時他の全てのグランプリレースを足したよりも価値があると言われていたルマン制覇に照準を定めます。


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↑記念すべきフォードGT1号車。1964年のニューヨークショーでプレス公開されました。


●フェラーリ買収計画

その手段として当初フォードの取った方策は非常に実際的なもので、それは既にヨーロッパのモータスポーツシーンで活躍しているコンストラクターを買収して傘下に収める事でした。この時フォードが白羽の矢を立てたのが当時ルマンで圧倒的な強さを誇ったフェラーリ。折しもこの時期フェラーリは資金難に陥っており、またエンツォ・フェラーリ自身の情熱はモータースポーツに注がれ市販車のビジネスには興味が薄かった事もあり両者の利害が一致。高級スポーツカーを生産販売するフォード・フェラーリ社とレース活動を行うフェラーリ・フォード社を設立するという方向で、フォードから技術担当重役のドナルド・フレイがモデナへ出向いて契約に調印する寸前まで話が進みました。・・・ところが、レース活動での自主決定権がない事にフェラーリ側が難色を示し調印を拒否。合併計画は頓挫する事となりました。


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↑ビザールのモデルはプロポーション、ディテール共に素晴らしい出来だと思います。


●合併計画の頓挫と独自開発の決定。

フェラーリ買収の失敗に伴いフォードは計画を変更。打倒フェラーリをも視野に入れ、自らの手でレーシングマシンを開発する事となりました。・・・とは言え、本格的なレーシングマシンを製作した経験のなかったフォード社は、イギリス、ロンドン近郊のスラウに活動拠点(後のFAV=フォード・アドバンスド・ヴィークルズ)を立ち上げ、ロイ・ランと、キャロル・シェルビーの紹介で合流したジョン・ワイヤーを中心として活動を開始。デトロイト、ディアボーンのフォード研究センターとスラウのFAVが連携して研究と各種設計作業を進めました。この過程でエリック・ブロードレーの手になるローラGT(ローラMk-6)がフォードの構想と近かった為、ブロードレーと2年の契約を結び、ローラGTを2台購入。各種テストや構造の研究に供されました。(ただしエリック・ブロードレーはマシンの構想でロイ・ランと対立し、1年でプロジェクトを去ります。)


→フォードGT開発の礎となったローラGTがどんなクルマだったかは、お友達のうるさんのコチラの記事を是非合わせて御覧下さい。


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↑シンプルなスタイリングはそれはそれで魅力的。このカタチで想定していたポテンシャルが得られなかったのは残念といえば残念です・・・。


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↑フロント&リア周りもシンプルでスッキリしています。


こうした研究・開発の結果、フォードGTは計画開始から僅か11か月と言う短期間で一応の完成を見ました。レーシングカーとしては珍しいオールスチール製のモノコックボディに、ミドマウントのフォード製OHV V8 255cu.in.(4.2L)から350bhpを発生。完成した1号車は1964年のニューヨークオートショー会場で華々しくプレス公開されました。お披露目終了と同時にプロトタイプはすぐさまヨーロッパへ送り返され、ようやく実走行テストに入りますが・・・フォード社が初めて開発したレーシング・スポーツカーには、まだまだ多くの解決すべき問題が残されていたのでした。


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↑初期モデルでもプロト、ルマンテストデー、ルマン本戦などボディの改良過程を正確に再現しているのはレジンならではと言えましょうか・・・。


モデルはビザールブランドで発売されたフォードGTのプロトタイプ。ルマンテストデー参加以前のオリジナルボディを再現したモデルです。レジン製完成品でプロポーション、ディテール共に素晴らしい仕上がり。Mk2など、後のモンスターマシンに比べると非常にシンプルでスリークなスタイリングである事が分かります。このオリジナルボディはルマンテストデーでのシェイクダウンで空力面に問題があることが露呈し、’64年11月のルマン初参戦に向けて改良が施されることになります。


以下、(出来る範囲で)総力特集!!; FORD GT40 Vol.2 1964年ルマン初参戦に続く。

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Comments
 No title
おおっっー、このヘッドライトの形状は、まさにアレですねっっー、

で、このテロテロのホワイト、最高であります。

うーん、、良いなぁー♪
 No title
覆面える様

こちらへもいらっしゃいませ~。
ビザールブランドのレジン完成モデル、フォードGTが初めての購入
ですが、なかなか良いモデルです。品質面でのバラツキは結構
有りますが・・・。

次回’64ルマンのテストデーと本戦仕様をご紹介するつもりですが、
今回のモデルも含め実に細かく作り分けられています。
この辺りは多品種・少量生産に向いたレジンならではと言う感じです。

初期フォードGTの1/43は、最近の製品ではビザールの独壇場
ではないかと思います。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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