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特集 'Late '40s & '50s; 限られた人々のクルマ ~NEO '57 Imperial Crown Southampton

特集、今回は’50年代後半らしいデザインのクルマをご紹介します。


Neo_imperial_crown_01


クライスラー社におけるインペリアルという名前は、’26年にまで遡る由緒正しきものです。当ブログでは便宜上カテゴリーをクライスラーとしていますが、今回ご紹介する’57インペリアル・クラウン・サウザンプトンを含む’55~’75のインペリアルは車種名ではなく、クライスラー社のトップレンジとして独立したブランドでした。キャデラックやリンカーンと競合する限られた人々の為のクルマという位置付けとなります。その後ブランドとしてのインペリアルは’81~’83の間に復活しますが短命に終わり、’91~’93の間はクライスラーブランドの最上級車種として復活しますがこちらも短命に終わっています。


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↑’50年代後半のモデルとしてはこれでも控え目でしょうか?ボディはなかなかに優雅なラインを描いているように思います。4ドアHTというのも魅力的です。日本ではこの系統のクルマがウルトラセブンのポインター号のベースになっている事でも知られていますね。


今回ご紹介するのは’57年型のインペリアル・クラウン・サウザンプトン。インペリアルのモデルレンジはこの年に他のクライスラー系車種とは異なる単独のプラットフォームを得、最上級ブランドにふさわしい堂々たるサイズと、フォワードルックと呼ばれる存在感のあるデザインを得ました。テールフィンと対照的に緩やかに下降するトランクリッドのラインと、そこに埋め込まれたようなスぺタイヤカバーが高級感を大いに盛り上げているように思います。ルーフのツートーンカラーを区切るクロームトリムのラインも個性的です。


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↑ネオのモデルはリアの沈み具合など車高の設定が絶妙で、特に大型系車種の重量感・重厚感の再現は素晴らしいと思います。


モデルはネオのレジン完成品。例によってエッチング製のパーツを多用し、クロームモールディング華やかなりし’50年代後半のアメリカ車らしい雰囲気を盛り上げています。ベージュとカッパーメタリック系のツートーンカラーも良い感じです。NEOのモデルは車高の調整が絶妙で、特に大型の車種は実車の持つ重量感の再現が素晴らしいと思います。ただ、エッチングパーツは板状のものであり、シャープである反面実車のクロームパーツが持つ豊かな断面形状まで再現出来ておらず、この辺りは好みの分かれる所かも知れません。


Neo_imperial_crown_04


↑NEOは’81に復活したインペリアルも製品化しています。これはこれで個性的かつ存在感のあるデザイン(キャデラック・セビルの影響を感じますが・・・)だったと思うのですが、3年間という短命に終わりました。


ネオが完成度の高いレジン製品で様々なアメリカ車を1/43リリースし始めた頃は、価格も高かったけれど嬉しくて必死になって買っていました。・・・が、近頃の発売予定品を見ると、聞き慣れないブランドでNEOの2倍くらいの価格帯の製品がゴロゴロ。正直、ついて行けません・・・というより醒めてしまって買う気が失せました。1/43ミニカーコレクションもどんどん、1部の限られた人々のホビーとなって行くのでしょうか。当方の同好の士でも、最近余りミニカーを買っていないと言う人が増えています。裾野を拡げる事も考えないと、インペリアルのように未来がないような気もするのですが・・・。


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↑この後姿、なかなか印象的です。

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Comments
 No title
Pony様、おひさしぶりです。
しかしトランクに埋め込まれたスペアタイヤバーって独特で強烈ですよね。凄く気になる意匠ですよこれは。

値のはるレジン製ミニカーの有り方ついては、私もまったく同感です。
当方も4つほど持っていますが
(American Excellenceのポンティアックファイアーバードトランザム オレンジ)
(NEOの59年ダッジカスタムライヤルランサーオープン 黄と黒のツートン(顔を見て即買い!)
(Sparkのポルシェ917/20 “ピンクピッグ”)
(同上、59型キャデラック4ドアセダン 黒)

このうち、モールのない70年代車のトランザムとポルシェは手放しで惚れ惚れなんですが、
ダッジはクロームのモールがちょっとズレている箇所があったり、
キャデなんかはボディサイドを走るモールが浮き上がった末に剥がれ、大きく反れてしまい、瞬接を点付けして直すのに一苦労しました。
正直、こんな事ならこのテはもう買いたくない、という気持ちです。

ixoのダイキャストのように、一体でキャストしたモール部のみメッキ?という方法はとれないのでしょうかね。
安易にエッチングを多用する流れにはユーザーとして反発を覚えますね
これはミニカーに限らず、飛行機のプラモにしてもです(タミヤがエッチング多用し始めたのは手抜きっぽくて残念、わが社には必要ないとか社長が言ってたのに。)
 No title
トイズモデルズカルト管理人様

いらっしゃいませ。
ご無沙汰しております。
最近は当方も貴サイトへお邪魔するのを怠りがちになってしまっていました。
申し訳ございません。。。

’50年代後半、クライスラー系車種と言う事で、トイズモデルズカルト管理人様
の琴線に触れる1台だったのではないかと思います。
流石に最高級レンジだけあって優雅さや高級感といったものを併せ持って
いるように感じられますね。

・・・で、このタイプのレジン完成品、仰る通りディテールが繊細で取扱いに
物凄く気を遣います。撮影後に気付いたのですが、このインペリアルも
左フェンダーのモールがヘッドランプの上でハネてしまっています。
ガラスがボディから浮いてしまう事もままありますし、
長期保存でコンディションがどうなるか、正直ちょっと心配です。

ダイキャスト、レジン完成品共に一長一短あってなかなか悩ましいですね。
かつては価格に大きな開きがありましたが、最近はスパークとミニチャンプス
あたりは価格が殆ど同じになってしまっていますし・・・。
なかなか難しい選択であります。。。
 No title
おおっー、、ポインターw

こうやって見ると、ルーフ三角モールをうまく利用して、ポインターのカラーリングしてますよねー

あと、ATセレクターボタンがホバークラフトボタンとか、
うーん、、やっぱ、カック良いなぁー
 No title
覆面える様

いらっしゃいませ~。
ハイ、ポインターです(笑)。
仰る通り、ルーフのクロームモールが上手くポインターのデザインに
活かされていますよね~。ATセレクターのほうは当方は知りませんでした。。。
’50年代のクルマはまだまだ勉強不足です。。。

ポインターに改造された時点で7~8年落ちの中古車だった事になる
でしょうか?当時はそれでも結構高かったんじゃないかな~という気がします。
この如何にも’50sなオリジナルから、あのポインターをデザインしてカタチ
にしたのって物凄いセンスと技術ですよね。
 No title
> 最近余りミニカーを買っていないと言う人が増えて
ぎくっ!どうしてだろう耳が痛い・・・(苦笑)

仰る通り、高額なモデルは出来がいいのは分かっているのですが、
コレクションとして数を集めようとすると、早々に限界が訪れますよね。

あと、この頃の猛暑だと、やはり万一の経年変化も心配。
年中エアコン完備の部屋が必要か・・・あ、どんどん敷居が高く(汗)
 No title
ねこざかな様

いらっしゃいませ~。
>ぎくっ!どうしてだろう耳が痛い・・・(苦笑)

かく言う当方も最近、少しずつ家計への借金が減っています。
(つまりミニカーを買う量が減っていると言う事/笑)
昔に比べ1/43のアメリカ車のミニカーが増え、その事はとても嬉しい
のですが、やはりそうたくさんは売れないのでしょうね。レジン製の
高額商品が主体となっているのが痛い所です。
(ダイキャストもどんどん高価になって差は縮まってしまっていますが。。。)

長期保存という観点でも、すぐに塗装がブツブツになってしまう昨今の
ダイキャストも不安度は似たようなものですし・・・
製品が無いよりは遥かに有難い事ではあるのですが・・・複雑な心境です。。。
 No title
キャデラック・セビルもそうですが、81年のインペリアルは、お尻が下がってるように見えるデザインがやっぱり受け入れがたいんですよね…。なんでこういうバランス悪い造形にしちゃったんだろうって(^^;
 No title
毛唐様

いらっしゃいませ~。
おや、毛唐さんはセビルやインペリアルはあまりお好みではないですか?
当方は結構好きだったりします(笑)。オイルショック後のダウンサイズ
の中で新しいカタチを模索して、結果古典に行き着いた感じでしょうか。
個性的ゆえ好き嫌いがハッキリするデザインかも知れません。
(特にセビルはトランク容量という実用面にも影響がありそうですね・・・。)

この世代のインペリアルというと、キャノンボール2のリムジンが
思い出されます。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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