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より特別な1台 ~ Road Champs '69 Hurst Olds

お送りしてきたオールズモビル442特集、ラストは442のようで442でない!?特別な1台をご紹介したいと思います。


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’60年代に入り、インターミディエートベースのマッスルカーというジャンルの人気を決定的にした1台は'64年にポンティアック・テンペスト/ルマンズにオプション設定されたGTOだと言われています。その後60年代後半にマッスルカーのパワー競争が過熱すると、フォード陣営のトリノ/マーキュリー・サイクロンは428や429cu.in.、クライスラー陣営のダッジ・コロネット・スーパービー/プリマスGTX、ロードランナーは426や440cu.in.など7リッター超の大排気量エンジンを搭載して勝負を挑んで来ます。・・・ところがこの当時GMはインターミディエートには400cu.in.(6.6L)以上のエンジンは搭載しないという自主規制があったため、そのままでは他社の後塵を拝する状況に立ち至りました。


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'68年型ではシルバー&ブラックだったカラーリングは、'69ではホワイト&ゴールドに変更されました。'70年にGMのインターミディエート排気量自主規制が撤廃された事により、ハースト・オールズは1度消滅しますが、’72年以降、各世代のカトラス系をベースに設定された他、ポンティアック・グランプリにもハースト仕様が存在しました。


こうした状況に対し442を擁するオールズモビルが取った施策は、大排気量エンジン搭載車を自社製造の形ではなく、外部製作のチューニングカー(という形にして)販売するという物でした。オールズはシフターなどアフターマーケットのチューニングパーツで有名なハースト社をパートナーとして選び、カトラス及び442をベースに455cu.in.(7.5L)エンジンを搭載、ハースト・オールズとして’68年型から設定しました。’68年型が390hp、'69型はややデチューンしたものの380hpというハイパフォーマンスぶりを誇っていました。翌’70モデルイヤーには件のインターミディエート排気量自主規制が撤廃され、晴れてノーマルの442にも455エンジンが搭載されますが、その生い立ちにおいてハースト・オールズはより特別な存在と言えそうです。


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↑ハースト・オールズはベース車両が442だけでなくカトラスも使用されたため、ハースト・オールズ=442という図式は成立しません。ロードチャンプスのモデルはプロポーションも良好で独特のカラーリングや細部ディテールまでしっかり再現されており、なかなか侮れない仕上がりです。


ミニカーは当ブログにおいては重要ブランドであるロードチャンプス製。その後多くのハースト製ハイパフォーマンスカーに採用されたホワイト&ゴールドのボディカラーを纏った’69ハースト・オールズです。・・・いや~もうね、こういう車種をラインナップに持っていたりするからロードチャンプスはやめられないんですよ。'69のハースト・オールズを1/43でモデル化してくれているのって、ロードチャンプスぐらいではないかと思います。その存在を知った時の当方の驚きと喜びと言ったらそりゃあもう・・・。同ブランドのミニカーの中では、'65シェベルと並んで入手難易度が高いモデルでしたが、数年前に海外ネットオークションにて念願かなって入手した次第。


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↑'69のカトラス系は'70に比べてラジエターグリルが小さく、リアフェンダーの造形も控えめでクリーンなデザイン。しかしハースト・オールズは個性的なフードスクープやリアスポイラーで武装。独特のカラーリングと相まってマッスルカーらしい攻撃的なアピアランスです。'69ハーストと'70 442を並べた様は個人的には至福の眺め。ご満悦状態であります(笑)。


さて、ロードチャンプスのハースト・オールズ、レアと言うだけだったら当方もそれほど興奮しなかったのですが(笑)、これが同ブランドのモデルのなかでも屈指の仕上がりぶりなので嬉しくなってしまうのです。エンジンフードやドアが開閉し、そのチリの合いこそちょっぴり残念なものの、ボディ全体のプロポーションは上々、独特なボディカラーもプリントで美しく再現、時として細部の表現がいい加減な事もある同ブランドですが、メールボックス(郵便箱)型と称されるエンジンフードバルジ、リアに装着されたスポイラー、スタイルドホイールなど、ハースト・オールズとしてマストなディテールも抜かりなくモデル化しています。現在は生産されていないと思われるロードチャンプス、もしそのまま製造・販売を続けていたら、結構立派なモデルを作るブランドに成長していたかも知れないな~などと夢想してしまう1台です・・・。


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↑このハースト・オールズが1/43でカタチになっていると言うのは本当に喜ばしい事です。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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