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”フォード・マスタングの原点!?” ~Automodello '62 Mustang Ⅰ Concept

グッドタイミングで海外手配したブツが到着。今回もマスタング50周年のお祝い記事です。


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↑マスタングⅠのサイズは全長3971mm 全幅1549mm 全高1000mm ホイールベース2286mm。アメリカ車としてはコンパクトだった初代マスタングと比較しても、さらに小さいクルマである事がお分かり頂けると思います。


1962年10月7日、ニューヨーク州 ワトキンズグレン・サーキット。F1アメリカグランプリを舞台として、フォードは1台の試作車を披露しました。それが今回ご紹介する”マスタングⅠ”です。事実上、フォードとして初めて”マスタング”の名前を冠したしたこのクルマは、ミッドシップのコンパクトな2シータースポーツカーであり、その後登場した量産車のマスタングとは大きく異なる成り立ちを持っていました。


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↑ミッドシップの小型スポーツカーであり、後年の量産車とは全く異なる姿をしたマスタングⅠ。その名前と走る馬のエンブレムが継承されました。


1960年、副社長兼フォード担当ジェネラルマネ―ジャーに就任したリー・アイアコッカは、戦後のベビーブーマー世代が70年代までに大きな購買層になると予測。そうした世代にアピールするため、「トータル・パフォーマンス」のスローガンと共にフォードのスポーツイメージを高める戦略を立てます。ロバート・マクナマラが推進していた低廉で実用的な小型車カーディナルの開発をキャンセルし、(P4タウナス12Mとして欧州マーケットにデビュー)よりスポーティーなイメージや若々しさをアピールする事を模索する中で開発が進められました。


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↑日本では馴染みの薄いAutomodello製のモデル。プロポーション、ディテール、フィニッシュ共に美しい1台です。内外装がアイボリーホワイトとブルーメタリックでコーディネートされているのが素敵。


マスタングⅠの車両自体の開発は、のちにフォードGT開発の中核となるFAV(フォード・アドバンスド・ヴィークルズ)の協力の基に行われ、鋼管スペースフレームとアルミ板を組み合わせたセミモノコックシャシーに、件のタウナス12M用をベースとした1.5リッターV4エンジンをミッドに縦置き搭載。ボディはFRPによる一体成型で軽量化が図られました。結局ミッドシップのマスタングⅠは2シーターである事や、価格が高価になる事から量産化には至りませんでした。その後1964年4月17日、ファルコンのコンポーネンツを活用したFRのマスタングが2+2のスペシャリティーカーとして世に出る事となります。


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↑セミモノコックのミッドシップレイアウト、開発がFAVで行われた事を考えると、このクルマはマスタングのご先祖様ではなく、フォードGTの原点と言えるかも知れません。


今回ご紹介するモデルは以前ご紹介したブルックリンSV1と同じAutomodelloと言うブランドの新製品。レジン製完成品で当方の入手した1/43の他に1/24スケールのモデルもあり、そちらにはワトキンズグレンでこのクルマをドライブした1人、ダン・ガーニーのサイン入り特製箱に納められたバージョンもあるようです。とても良い仕上がりで美しいモデルです。まさかこのクルマまで1/43で製品化されるとは思ってもみませんでした。日本に入荷するかどうか分からなかったので海外調達しましたが、マスタングの歴史の出発点として、入手出来て本当に嬉しい1台となりました。


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↑ケースの台座にプリントされたマスタング50周年のロゴ。ファンとしてはこういう所も嬉しかったりします。

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Comments
 No title
こんにちは。

怒涛のPONY3連発!!嬉しすぎて漏らしそうです(笑)。

もう25~26年くらい前になると思いますが、NHK特集で「自動車」という番組があって(タイトルは違ってるかもしれませんが、4回シリーズだったと思います)、その中でこのコンセプトカーを初めて見ました。それ以前からマスタングが好きだったんですが、あまりにも市販車と違うのにびっくりしたことを思い出しました。実家を探せば録画したVHSテープ(古っ!!)が出てくるとは思いますが、もう見れないでしょうね。
 No title
肥後もっこす様

いらっしゃいませ~。
今年の初めはマスタングで盛り上げようと思っていたのですが、
美味しい所をご紹介してしまったのでちょっとネタ切れかもです(笑)。

このクルマが量産化されていたら、今のマスタングは無かったか、
あっても別の名前になっていたかも知れないんですよね・・・。
そうした歴史の1コマとしても貴重な製品化だと思います。

NHK特集「自動車」、当方もまだ何処かに録画したビデオがある筈です。
デイビッド・ハルバースタム氏の著書、「覇者の驕り」をベースとして、
フォードと日産の対比を軸にした内容だったかと思います。
もう何年も観ていませんが、非常に見応えのある番組でしたね。
ハルバースタム氏の本も読みましたが、なかなか歯ごたえがありました。

マスタングに関する記述も多く、アイアコッカ氏の「我が闘魂の経営」と共に
オススメです・・・多分どちらも廃刊だと思いますが・・・。
当方は共に古本で安く買って読みました。。。
 No title
マスタングの御先祖がまさかミッドシップだったとわ!

試作玩車萌えとしては外せない車。
小スケールでは熱輪がモデル化してましたっけねぇ・・・

発掘できたら、そのうち連動させていただく鴨ww
 No title
こんにちは。またまた失礼します。

今年のデトロイトショーに実車が展示されてるみたいでしたので・・・。

Ponys41様はもうすでにご存知かもしれませんね(笑)。

http://response.jp/article/2014/01/21/215458.html
 No title
ねこざかな様

いらっしゃいませ~。
今回取り上げたマスタングⅠコンセプト、より量産マスタングに近付いた
マスタングⅡコンセプト、共にHWで製品化されていて、当方も捕獲済み
の筈なのですが・・・またしても自宅内行方不明であります。。。

ホントは今回の記事に一緒にアップしたかったんですが・・・
マスタングのショーカーは他にもまだネタがあるので、その時までに
見つけておこうと思います(笑)。

当方としては、マスタングⅡコンセプトも1/43で製品化して欲しいな~と
思っています。
 No title
肥後もっこす様

またまたいらっしゃいませ~。
ハイ、知っていましたです(笑)。

今年のデトロイトショーには、最新の2015年型と共にこのマスタングⅠ
コンセプト、そして白い初代マスタングコンバーチブルが展示された
らしいのです。・・・なので今回の記事のトップの画像は白の初代
コンバーチブルとのツーショットにしてみました。

本当はもう1台、最新の2015年型を並べたかったのは言うまでも
ありません・・・(笑)。

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昭和41年丙午(ひのえうま)年生まれ

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